JP2011085042A - スクロール圧縮機 - Google Patents

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Abstract

【課題】逆相運転時の逆止弁のスプリングの吸入通路からの外れを防止することが可能なスクロール圧縮機を提供する。
【解決手段】吸入通路11に逆止弁14とスプリング15とを設け、吸入通路11のスプリング着座面1dに、スプリング15の伸縮方向に突出してスプリング15の内周面に挿入される円筒状の凸部1eを形成した。
【選択図】図2

Description

この発明は、冷凍、空調機器などに用いられるスクロール圧縮機の逆止弁の構造に関するものである。
従来のスクロール圧縮機として、固定スクロールと揺動スクロールとにより形成される圧縮室の外周部に、固定スクロールの鏡板外周から半径方向に貫通して設けた吸入通路を介して吸入冷媒ガスを流入する構成としたものがある。この種のスクロール圧縮機では、固定スクロールに設けられた吸入通路を2つの径からなる同軸円筒面で構成し、大径の円筒面に吸入パイプを接続し、小径の円筒面に、圧縮室外周空間と連通する吸入孔を設けている(例えば、特許文献1参照)。そして、小径の円筒面の内部に、小径の円筒面にガイドされて移動し、吸入パイプの吸入口を開閉する円筒形の逆止弁と、この逆止弁を、吸入パイプを閉塞する方向に付勢するスプリングとを収納している(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1のスクロール圧縮機では、圧縮機の運転が開始されると、圧縮室が吸入冷媒ガスを取り込むため負圧となり、この負圧が小径の円筒面に設けられた吸入孔を通じて逆止弁に作用する。これにより、逆止弁はスプリングの付勢力に抗って圧縮機半径方向の中心側に移動し、吸入パイプの開口を開放する。その結果、冷媒が吸入パイプから吸入通路を通じて吸入孔から圧縮室に吸入される。
特許第4321220号公報(図1、図2)
従来のスクロール圧縮機では、工事施工者などの間違いにより電源が誤った位相につながれるいわゆる逆相運転等により、圧縮機が逆回転し、冷媒が強制的に吐出側から吸入側に逆流してくる場合がある。この場合、吸入孔から小径の円筒面内に冷媒が逆流し、小径の円筒面内で反射して今度は吸入孔から圧縮室に戻っていく冷媒流れが生じる。このように、吸入孔から小径の円筒面内に冷媒が逆流すると、その逆流する冷媒の流れによりスプリングが縮み、縮んだスプリングが冷媒の流れと共に吸入孔から圧縮室へと流出してしまう場合がある。このようにスプリングが吸入通路から外れると、これ以降、逆止弁が機能しなくなってしまうという問題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、逆相運転時に逆止弁のスプリングが吸入通路から外れるのを防止することが可能なスクロール圧縮機を提供するものである。
この発明に係るスクロール圧縮機は、密閉容器内に設けられ、それぞれの板状渦巻歯が相互間に圧縮室を形成するように互いに噛み合わされた固定スクロールおよび揺動スクロールと、揺動スクロールを駆動する駆動軸と、固定スクロールおよび揺動スクロールとともに圧縮機機構部を構成するフレームと、駆動軸を駆動する電動機と、固定スクロールに設けられ、固定スクロールの外周から圧縮室に貫通し、密閉容器を貫通して挿入される吸入パイプから直接冷媒を圧縮室に導くための吸入通路と、吸入通路内に吸入パイプの開口を閉塞可能に設けられ、吸入通路をガイドとして移動可能で、冷媒が吸入パイプに逆流するのを防止するための逆止弁と、一端が吸入通路内のスプリング着座面に当接し、他端が逆止弁に当接して逆止弁を吸入パイプの開口を塞ぐ方向に付勢するスプリングとを有し、吸入通路のスプリング着座面に、スプリングの伸縮方向に突出してスプリングの内周面に挿入される円筒状の凸部を形成したものである。
この発明に係るスクロール圧縮機は、吸入通路に逆止弁とスプリングとを設け、その吸入通路のスプリング着座面にスプリングの内周面に挿入される円筒状の凸部を形成したので、逆相運転時に逆止弁のスプリングが吸入通路から外れるのを防止することができる。
この発明の実施の形態1を表す圧縮機の縦断面図である。 この発明の実施の形態1を表す圧縮機の吸入通路付近を拡大した要部説明図である。 図1の固定スクロールの吸入通路付近を拡大した要部説明図である。 この発明の実施の形態2を表す圧縮機の吸入通路付近を拡大した要部説明図である。 この発明の実施の形態3を表す圧縮機の吸入通路付近を拡大した要部説明図である。
実施の形態1.
この発明の実施の形態1を図1、図2及び図3に基づいて説明する。
図1は、この発明の実施の形態1を表すスクロール圧縮機の縦断面図である。図2は、図1の吸入通路付近を拡大した要部説明図であり、圧縮機が運転を停止した状態を示している。図3は、図1の固定スクロールの吸入通路付近を拡大した要部説明図である。
図1において、密閉容器10内には、圧縮機機構部100と、ステータ及びロータより構成される電動機7とが配置されており、この圧縮機機構部100と電動機7は、電動機7の発生する回転力を圧縮機機構部100に伝達する駆動軸4によって連結されている。
圧縮機機構部100は、鏡板の一方に板状渦巻歯を有する固定スクロール1と、同形状の板状渦巻歯および揺動軸受け2aを有する揺動スクロール2と、コンプライアントフレーム6と、フレーム50等とを備えている。
ここで、図2を用いて吸入通路付近について説明する。固定スクロール1には、冷媒を、固定スクロール1と揺動スクロール2とにより形成される圧縮室1gに導くための吸入通路11が形成されている。吸入通路11は、固定スクロール1の外周から圧縮室1gに貫通して形成され、吸入パイプ3から直接冷媒を圧縮室1gに導く通路であり、固定スクロール1の鏡板外周から半径方向に形成された略円筒状の凹部で構成された通路12と、通路12の内周面から圧縮室外周部に向けて貫通形成された吸入孔13とで構成されている。
通路12は、3つの異なる径からなる同軸円筒面を有しており、通路12の開放端側の円筒面1aが吸入パイプ接続部12aとなり、円筒面1b及び円筒面1cが逆止弁摺動部12bとなる。円筒面1a、円筒面1b、円筒面1cは、この順に内径が小さく構成されている。
吸入パイプ接続部12aには密閉容器10を貫通して挿入される吸入パイプ3が接続される。また、逆止弁摺動部12bには、円筒面1bにガイドされて移動可能であり、冷媒の逆流を防ぐための円筒形の逆止弁14と、スプリング15とが収納されている。スプリング15は、一端が吸入通路11内の後述のスプリング着座面1dに当接し、他端が逆止弁14に当接して逆止弁14を吸入パイプ3の開口を塞ぐ方向に付勢している。
このように構成された逆止弁摺動部12bにおいて、圧縮機の正転運転時は、逆止弁14はスプリング15をその付勢力に抗して押圧し、吸入パイプ3の閉塞を開放する。これにより、吸入通路11と吸入パイプ3とが連通し、吸入パイプ3からの冷媒が吸入通路11の通路12及び吸入孔13を通過して圧縮室1gに吸入される。一方、圧縮機の停止時は、逆止弁14はスプリング15の付勢力により吸入パイプ3の開口を閉塞し、冷媒の逆流を防止する。
逆止弁摺動部12bは、図3に示すように、円筒面1bと、円筒面1bよりも小径の円筒面1cとを有し、円筒面1cの円筒面軸方向の一端は閉塞されスプリング着座面1dとなっている。スプリング着座面1dには、円筒面軸方向(スプリング15の伸縮方向)に突出する円筒状の凸部1eが設けられており、この凸部1eの外周にスプリング15が装着される。また、円筒面1bと円筒面1cとの間の円環状の段差部分1fは、逆止弁14がスプリング15の付勢力に抗して押圧された際に逆止弁14と当接する逆止弁当接面である。
次に動作について説明する。圧縮機の運転が開始されると、圧縮室1gが吸入冷媒ガスを取り込むため負圧となり、この負圧が吸入孔13及び通路12を介して逆止弁14に作用し、逆止弁14はスプリング15の付勢力に抗して圧縮機半径方向の中心側に移動する。これにより、吸入パイプ3の閉塞が開放され、吸入パイプ3及び吸入通路(通路12及び吸入孔13)が連通し、吸入パイプ3より密閉容器10内に冷媒ガスが吸入され、冷媒ガスは吸入通路11(通路12及び吸入孔13)を介して圧縮室1gの外周部(圧縮室外周空間1i)に流入する。その後、冷媒ガスは電動機7によって駆動軸4を介して与えられる回転力を利用して圧縮され、高圧状態となって固定スクロール1の吐出口1hより密閉容器10内に排出される。密閉容器10内に排出された高圧の冷媒ガスにより、密閉容器10内は高圧雰囲気で満たされ、この高圧冷媒ガスは、密閉容器10の胴部に設けられた吐出パイプ5より密閉容器10外に排出される。
密閉容器10底部には潤滑油10aが貯留されており、この潤滑油10a内に駆動軸4下端が侵漬されている。駆動軸4中心には給油穴4aが設けられており、密閉容器10底部はこの給油穴4aおよび揺動軸受け2aおよび主軸受6aを介して圧縮室外周空間1iと連通している。運転中は密閉容器10内が高圧雰囲気で満たされるので、吸入冷媒ガスの低圧雰囲気との差圧により、潤滑油10aは給油穴4a内を上昇して揺動スクロール2に設けられた揺動軸受け2a、コンプライアントフレーム6に設けられた主軸受6aを潤滑した後に圧縮室外周空間1iに導かれる。
次に、この発明の実施の形態1の特徴部分の構造による作用について説明する。
以上のように構成したスクロール圧縮機を備えた空調冷熱装置の施工時などに、工事施工者などの間違いにより、電源が誤った位相につながれる場合がある。このような電源のつなぎ間違いが生じると、逆相運転となり圧縮機が逆回転し、冷媒が強制的に吐出側から吸入側に逆流する。この場合、冷媒は、吸入孔13から通路12に向けて流れ、スプリング15にあたる。このような冷媒の流れによりスプリング15は吸入通路11の通路12内で移動したり、縮んだり等するが、スプリング15の内側に挿通する凸部1eが設けられているため、スプリング15の移動が抑制され、スプリング15が吸入通路11から外れるのを防止することができる。
このように、この実施の形態1は、吸入通路11のスプリング着座面1dに、スプリング15の伸縮方向に突出してスプリング15の内周面に挿入される円筒状の凸部1eを設けたものである。これにより、逆相運転などの異常モードの際にスプリング15が吸入通路11から外れるといった不都合を解消することができる。よって、逆相解除後、正常な電源接続状態に戻すことにより正常に運転を再開することが可能となり、信頼性の高いスクロール圧縮機を得ることができる。
実施の形態2.
以上の実施の形態1は、吸入通路11のスプリング着座面1dに、スプリング15の内周面に挿入される円筒状の凸部1eを設け、逆相運転時に逆流した冷媒によりスプリング15が吸入通路11から外れるのを防止するものであった。凸部1eを設けたことにより、通常運転・停止時にスプリング15が凸部1eに接触する構造であると、長期使用によりスプリング15が破損する可能性がある。実施の形態2はこれを防止する構造について説明するものである。
図4は、この発明の実施の形態2のスクロール圧縮機の吸入通路要部拡大図である。図4において図2と同一部分には同一符号を付す。
図4において、dcはスプリング着座面1dの外径(円筒面1cの内径)、Dsはスプリング15の外径、dsはスプリング15の内径、Doはスプリング着座面1dに設けられた凸部1eの外径である。本実施の形態2は、各寸法の関係が、(dc−Ds)<(ds−Do)の関係を満たす構造とした点に特徴を有する。
圧縮機の通常運転・停止時にはスプリング15は縮められたり伸長したりといった動作をするが、その伸縮動作に伴いスプリング15は伸縮方向とは別方向にも変位する。具体的には、スプリング15はスプリング着座面1dに設置された状態で、スプリング15と円筒面1cとの間で隙間(dc−Ds)をもち、この隙間の範囲で変位することが可能である。ここで、スプリング15と円筒面1cとの間の隙間(dc−Ds)が、スプリング15と凸部1eとの間の隙間(ds−Do)を越えると、スプリング15の内側が凸部1eの外周面に接触してこすれることになる。よって、このような接触が長期に渡り繰り返されると、スプリング15が破損する恐れがある。したがって、この実施の形態2では、図4に示すように、円筒面1cとスプリング15の外径との間の距離(dc−Ds)を、スプリング15の内径と凸部1eの外径との間の距離(ds−Do)より小さく構成している。これにより、圧縮機の通常運転・停止時にスプリング15が通路12内で変位する場合に、スプリング15が円筒面1cに接触することでそれ以上の移動が規制される。よって、スプリング15が凸部1eと接触するのを防止することができる。
なお、この実施の形態2の寸法設定の場合、スプリング15は凸部1eには当接しないものの、上述したように円筒面1cには当接する。よって、スプリング15と円筒面1cとの接触によるこすれの問題が生じる。しかしながら、円筒面1cの役割はスプリング15の移動規制であるため、円筒面1cの円筒面軸方向の長さは、スプリング15のコイルの1巻分程度の長さだけあれば十分であり、凸部1eの同方向の長さよりも十分に短く設定されている。よって、スプリング15と円筒面1cとの接触による擦れは、スプリング15と凸部1eとの接触によるものと比べて無視できる程度のものである。
次に実施の形態2の特徴部分の構造による作用について説明する。なお、圧縮機構の動作については実施の形態1と同じである。
圧縮機の運転が開始されると、圧縮室1gが吸入冷媒ガスを取り込むため負圧となり、この負圧が吸入孔13及び通路12を介して逆止弁14に作用し、逆止弁14はスプリング15の付勢力に抗して圧縮機半径方向の中心側に移動する。このとき、スプリング15は逆止弁14により押圧されて縮むが、スプリング15は、縮む方向だけでなく、通路12内を通過する冷媒の流れにより他の方向にも移動することが通常である。このとき、本例の構造では、スプリング15のスプリング着座面1dに当接する1巻目が円筒面1cに当接して移動が規制される。よって、スプリング15が凸部1eに当接することはない。
以上のように、この実施の形態2ではスプリング着座面1dの外径とスプリング外径との差(dc−Ds)を、凸部の外径とスプリング内径との差(ds−Do)より小さく構成しているので、円筒面1cによりスプリング15の移動が規制され、スプリング15の内面が凸部1eの外周に接触するのを防止することができる。よって、長期に渡って使用されても、スプリング15が擦れて破損する恐れがない。
実施の形態3.
実施の形態3は、圧縮機が運転されて吸入パイプ3から吸入通路11内に流れ込んだ冷媒により、逆止弁14がスプリング15の付勢力に抗する方向(圧縮機半径方向の中心側に向かう方向)に押圧される場合に、スプリング15が過剰に押圧されて損傷するのを防止する構造に関する。
図5は、この発明の実施の形態3のスクロール圧縮機の吸入通路要部拡大図で、逆止弁が最大限押圧された状態を示している。
図5において、1fは、円筒面1bと円筒面1cとの段差部分で構成される円環状の逆止弁当接面である。hoは、この逆止弁当接面1fとスプリング着座面1dとの距離である。逆止弁14は、一端が閉塞板14aにより閉塞された円筒形を成しており、Hgは、逆止弁14の閉塞板14aの内面14bと逆止弁14の開放端14cとの距離(逆止弁14の内部空間の軸方向の長さ)である。図5に示すように、逆止弁14の開放端14cが逆止弁当接面1fに当接した状態が、逆止弁14が最大限押圧された状態である。また、Hs(図示せず)はスプリング15の密着高さである。実施の形態3では、これら各部の寸法関係が、(Hg+ho)>Hsを満たすようにした点に特徴を有している。
ここで、密着高さとは、スプリング15が押し縮められてコイル同士が接触する状態のスプリング15全体の高さである。スプリング15が密着高さまで押圧されると、スプリング15に過大な応力が発生する。図5の構造の場合、逆止弁14がスプリング15の付勢力に抗して最大限押圧された状態のときのスプリング収容空間内の長さ(スプリング着座面1dと逆止弁14の閉塞板14aとの間の距離)はHg+hoであり、スプリング15は最大限この長さまで縮むことになる。したがって、スプリング収容空間内の長さHg+hoがスプリング15の密着高さHsよりも短いと、スプリング15に過大な応力が発生し、このような押圧が長期渡って繰り返されると、スプリング15が破損する恐れがある。よって、この実施の形態3では、逆止弁14が最大限押圧された状態におけるスプリング収容空間内の長さ(スプリング着座面1dと逆止弁14の閉塞板14aとの間の距離=Hg+ho)を、密着高さHsよりも大きく設定し、スプリング15が密着高さまで縮むことを防止している。
次に実施の形態3の特徴部分の構造による作用について説明する。なお、圧縮機構の動作については実施の形態1と同じである。圧縮機の運転中は冷媒ガスが吸入通路11内を流れて、逆止弁14がスプリング15の付勢力に抗する方向に押し付けられる。このとき、逆止弁14が最大限押圧されて逆止弁14の開放端14cが逆止弁当接面1fに当接した状態においても、スプリング15は密着高さまでは縮まない。
以上のように、この実施の形態3では、逆止弁14がスプリング15の付勢力に抗する方向に最大限押し付けられた状態における、スプリング着座面1dと逆止弁14の閉塞板14aとの間の距離(Hg+ho)を、スプリング15の密着高さHsよりも大きく構成した。これにより、スプリング15に過大な応力を発生させることがなく、長期使用におけるスプリング15の破損を防止できる。
1 固定スクロール、1a 円筒面、1b 円筒面、1c 円筒面、1d スプリング着座面、1e 凸部、1f 逆止弁当接面、1g 圧縮室、1h 吐出口、1i 圧縮室外周空間、2 揺動スクロール、2a 揺動軸受け、3 吸入パイプ、4 駆動軸、4a 給油穴、5 吐出パイプ、6 コンプライアントフレーム、6a 主軸受、7 電動機、10 密閉容器、10a 潤滑油、11 吸入通路、12 通路、12a 吸入パイプ接続部、12b 逆止弁摺動部、13 吸入孔、14 逆止弁、14a 閉塞板、14b 内面、14c 開放端、15 スプリング、50 フレーム、100 圧縮機機構部。

Claims (3)

  1. 密閉容器内に設けられ、それぞれの板状渦巻歯が相互間に圧縮室を形成するように互いに噛み合わされた固定スクロールおよび揺動スクロールと、
    前記揺動スクロールを駆動する駆動軸と、
    前記固定スクロールおよび前記揺動スクロールとともに圧縮機機構部を構成するフレームと、
    前記駆動軸を駆動する電動機と、
    前記固定スクロールに設けられ、前記固定スクロールの外周から前記圧縮室に貫通し、前記密閉容器を貫通して挿入される吸入パイプから直接冷媒を前記圧縮室に導くための吸入通路と、
    前記吸入通路内に前記吸入パイプの開口を閉塞可能に設けられ、前記吸入通路をガイドとして移動可能で、冷媒が前記吸入パイプに逆流するのを防止するための逆止弁と、
    一端が前記吸入通路内のスプリング着座面に当接し、他端が前記逆止弁に当接して前記逆止弁を前記吸入パイプの開口を塞ぐ方向に付勢するスプリングとを有し、
    前記吸入通路の前記スプリング着座面に、前記スプリングの伸縮方向に突出して前記スプリングの内周面に挿入される円筒状の凸部を形成したことを特徴とするスクロール圧縮機。
  2. 前記スプリング着座面の外径とスプリング外径との差は、前記凸部の外径とスプリング内径との差より小さいことを特徴とする請求項1記載のスクロール圧縮機。
  3. 前記逆止弁は一端が閉塞板により閉塞された円筒形であり、前記逆止弁が前記スプリングの付勢力に抗する方向に最大限押し付けられた状態における、前記スプリング着座面と前記逆止弁の前記閉塞板との間の距離が、前記スプリングの密着高さよりも大きいこと特徴とする請求項1又は請求項2記載のスクロール圧縮機。
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