JP2014190157A - スクロール圧縮機 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、起動時における固定スクロールと旋回スクロールの離脱現象を確実に防止しつつ、通常運転時の摺動摩擦損失を軽減可能な高効率なスクロール圧縮機を提供することを目的とする。
【解決手段】密閉容器内に、電動機と、電動機の回転力を伝達する主にフレームの主軸受部で軸受される偏心部を有するシャフトと、偏心部の回転を受ける旋回軸受部を備えた旋回スクロールと、旋回スクロールと噛合って圧縮室を形成する固定スクロールと、旋回スクロールの鏡板を固定スクロールの鏡板に押付けるように圧縮室で圧縮された作動流体の圧力と、圧縮室に吸い込まれる作動流体の圧力との間の圧力を有する背圧室とを備え、吸込室から作動流体を吸込んで圧縮し、吐出口から密閉容器内に吐出して、密閉容器外に作動流体を吐出するスクロール圧縮機において、シャフトの軸方向における偏心部と旋回軸受部の空間に弾性体を備えるものである。
【選択図】図1
【解決手段】密閉容器内に、電動機と、電動機の回転力を伝達する主にフレームの主軸受部で軸受される偏心部を有するシャフトと、偏心部の回転を受ける旋回軸受部を備えた旋回スクロールと、旋回スクロールと噛合って圧縮室を形成する固定スクロールと、旋回スクロールの鏡板を固定スクロールの鏡板に押付けるように圧縮室で圧縮された作動流体の圧力と、圧縮室に吸い込まれる作動流体の圧力との間の圧力を有する背圧室とを備え、吸込室から作動流体を吸込んで圧縮し、吐出口から密閉容器内に吐出して、密閉容器外に作動流体を吐出するスクロール圧縮機において、シャフトの軸方向における偏心部と旋回軸受部の空間に弾性体を備えるものである。
【選択図】図1
Description
本発明は、スクロール圧縮機に関する。
スクロール圧縮機は、それぞれの鏡板に渦巻状ラップを立設した固定スクロール及び旋回スクロールを噛み合せて形成される圧縮室と、ステータ及びロータからなる電動機と、ロータを貫通してロータの回転力を伝達するシャフトを有する。旋回スクロールは、自転防止機構により自転を防止されながら、固定スクロールに対し旋回運動をする。固定スクロールに設置した吸込口から圧縮室へ流入した作動流体は、シャフトの回転運動に伴い、圧縮室の容積が徐々に小さくなり、作動流体を圧縮して、固定スクロールに設置した吐出口から吐き出され、密閉ケーシングに設置された吐出パイプからスクロール圧縮機と配管接続された例えば冷凍サイクルへと送られる。なお、上記圧縮工程中、圧縮室内の上昇した圧力により固定スクロール及び旋回スクロールには、互いを引き離そうとする方向の力が作用するため、圧縮室の密閉性を阻害し、作動流体の漏洩損失が増大する。そこで、圧縮室の密閉性を良好に保持し、作動流体の漏洩を抑制するために、圧縮室を密閉している両スクロールの鏡板面を密着させる方向に背面圧力を作用させる。背面圧力は主に旋回スクロールを固定スクロール側に押し付けるよう働く。この背面圧力には、各運転条件に応じた適正値が存在し、背面圧力が過大であると旋回スクロールと固定スクロールとの摺動面に発生する摺動摩擦損失が増大して、スクロール圧縮機の効率及び信頼性を悪化させる要因となる。逆に過小であると漏洩損失の増大、最悪の場合では旋回スクロールが固定スクロールから引き離され、圧縮不能となるいわゆる離脱現象が発生する。この離脱現象は特に、吸込側と吐出側の作動流体圧力がほぼ等しい状態である起動時から、目的としている圧力に至るまでの背面圧力が不安定な時に起こりやすく、一度離脱した旋回スクロールは再起動無しで復帰する可能性は低い。従って摺動摩擦損失を加味しても離脱現象を発生させない背面圧力に設定する必要があった。
摺動摩擦損失の軽減と離脱現象の防止という両立しない課題の改善には様々な工夫がされており、例えば特許文献1に記載のスクロール圧縮機では、固定スクロールの鏡板面にくぼみを設け、このくぼみに吐出圧力の潤滑油を間欠的に導く供給通路を設ける構造としている。
しかしながら特許文献1に開示された技術は、通常運転時に関するものであり、前述した背面圧力が不安定、且つ潤滑油の供給も一定とはならない起動時に対する離脱現象は解決出来ていない。本発明は、従来の課題を解決するもので、起動時における固定スクロールと旋回スクロールの離脱現象を確実に防止しつつ、通常運転時の摺動摩擦損失を軽減可能な高効率なスクロール圧縮機を提供することを目的とする。
本発明は、密閉容器内に、電動機と、前記電動機の回転力を伝達する主にフレームの主軸受部で軸受される偏心部を有するシャフトと、前記偏心部の回転を受ける旋回軸受部を備えた旋回スクロールと、前記旋回スクロールと噛合って圧縮室を形成する固定スクロールと、前記旋回スクロールの鏡板を前記固定スクロールの鏡板に押付けるように前記圧縮室で圧縮された作動流体の圧力と、前記圧縮室に吸い込まれる前記作動流体の圧力との間の圧力を有する背圧室とを備え、吸込室から前記作動流体を吸込んで圧縮し、吐出口から前記密閉容器内に吐出して、前記密閉容器外に前記作動流体を吐出するスクロール圧縮機において、前記シャフトの軸方向における前記偏心部と前記旋回軸受部の空間に弾性体を備えるものである。
本発明によれば、背面圧力が不安定な起動時に発生する旋回スクロールの離脱は弾性体により防止される。この効果により、離脱防止のため不必要に高く設定されていた背面圧力は、摺動摩擦損失を最も軽減した値に設定することが可能となる。
以下、本発明の複数の実施例について図を用いて説明する。各実施例における図の同一符号は同一物または相当物を示す。但し、本発明は、以下の実施例に限定されない。また、特に限定的な記載がない限りは、本発明の範囲をそれらの実施例のみに限定する趣旨のものではなく、単なる説明例にすぎない。
本発明の実施例1のスクロール圧縮機100を図1から図5を参照しながら説明する。なお、スクロール圧縮機100は、ヒートポンプ給湯機や空気調和機など、種々のヒートポンプ機器や冷凍機器に用いることができる。
図1は、本発明の実施例1におけるスクロール圧縮機の圧縮全体の断面図である。図2は、スクロール圧縮機構の断面図である。
スクロール圧縮機100は、圧縮工程を行う圧縮機構と、電動機を含めた駆動機構を密閉ケージング1内に収納して配設した構造となっている。圧縮機構は、固定スクロール2、旋回スクロール3、フレーム4、シャフト7を基本要素としている。固定スクロール2と旋回スクロール3とは、噛み合わされて圧縮室20を形成する。
固定スクロール2は、旋回スクロール3と摺動する鏡板面2a及び圧縮室鏡板面2bと圧縮室鏡板面2bに立設された渦巻状のラップ2cを基本構成部分とし、この基本構成部分に鏡板面2aに設置された背圧制御機構(図示せず)を加えたものがある。鏡板面2aの外周部には吸込口2dが形成され、吸込パイプ16が接続される。圧縮室鏡板面2bの中央部には吐出口2eが形成されている。
一方、旋回スクロール3は、固定スクロール2と摺動する鏡板面3a及び圧縮室鏡板面3bと圧縮室鏡板面3bに立設された渦巻状のラップ3cと、鏡板面3aの背面である裏鏡板面3dと、裏鏡板面3dに立設された旋回軸受部3eとを基本構成部分としている。旋回軸受部3e内には、旋回軸受部材3fが設けられている。
フレーム4は、シャフト7を回転自在に係合する主軸受部4aと主軸受部4a内の主軸軸受部材4bと旋回スクロール3の自重を支持する支持面4c備え、密閉ケーシング1に溶接等で固定されている。固定スクロール2は、フレーム4にボルト等で固定され、旋回スクロール3は、固定スクロール2とフレーム4との間に旋回可能に配置される。また、旋回スクロール3の裏鏡板面3d側には背圧領域となる背圧室13を形成し、背圧制御機構により背圧室13の背面圧力を運転時の吐出圧力と吸込圧力との間で調整する。背面圧力の調整は固定スクロール2の鏡板面2aに背圧制御機構と圧縮室20が連通するバイパス孔(図示せず)を設け、運転条件に応じて容量を制御できるようにしている。この時、旋回スクロール3は運転時に背圧室13の背面圧力により固定スクロール2側に押し付けられ、圧縮室20の密閉性が高められる。
シャフト7は、主軸部7a、偏心部7b、副軸部7cで構成され、主軸部7aはフレーム4に回転自在に設けられている。偏心部7bは旋回軸受部3e内に設けられた旋回軸受部材3fに取り付けられ、旋回スクロール3がシャフト7に回転可能に取り付けられている。また、シャフト7には軸方向に給油孔7dが設けられている。
副軸受部10はシャフト7の副軸部7cを回転自在に軸支し、副軸受10内には副軸受部材10aを備え、密閉ケーシング1に溶接等により固着され、シャフト7の安定な回転を確保している。なお、密閉ケーシング1内の下部空間には、潤滑油15が溜められており、副軸受部10とシャフト7の副軸部7c側における下端が潤滑油15に浸されている。
副軸受部10はシャフト7の副軸部7cを回転自在に軸支し、副軸受10内には副軸受部材10aを備え、密閉ケーシング1に溶接等により固着され、シャフト7の安定な回転を確保している。なお、密閉ケーシング1内の下部空間には、潤滑油15が溜められており、副軸受部10とシャフト7の副軸部7c側における下端が潤滑油15に浸されている。
オルダムリング8は、フレーム4内に設置されている。オルダムリング8に形成した直交する2組のキー部分の1組が、フレーム4に構成したキー溝を滑動し、残りの1組が旋回スクロール3の裏鏡板面3d側に構成したキー溝を滑動する。
電動機21は誘導電動機などで構成され、環状のステータ5と、環状のロータ6とからなる。ステータ5は、焼嵌め等により密閉ケーシング1に固着されている。ロータ6は、ステータ5内に回転可能に配置されている。
電動機21と圧縮機構とは、密閉ケーシング1の長手方向に並んで配置され、シャフト7によって連携されている。フレーム4は、電動機21と圧縮機構との間に配置されている。シャフト7は、電動機21のロータ6を貫通して設置され、そのロータ6の回転力を圧縮機構に伝達する円筒部材である。
旋回スクロール3を旋回駆動させる駆動機構は、回転駆動手段の一例としての電動機21と、シャフト7と、旋回スクロール3の自転防止機構の主要部品であるオルダムリング8と、シャフト7の主軸部7aとを回転自在に係合する主軸受部4aと、偏心部7bとを回転軸方向に移動可能に、かつ、回転自在に係合する旋回軸受部3eと、副軸部7cとを回転自在に係合する副軸受部10とを基本要素としている。シャフト7の摺動部は、主軸受部材4b、旋回軸受部材3f、副軸受部材10aなどに対する部分が相当する。
旋回スクロール3を固定スクロール2に押し付ける離脱防止弾性体23(ここでは一例としてバネとする)はシャフト7の偏心部7bと旋回スクロール3の旋回軸受部3cとの軸方向に存在する空間22内に備えられている。
次に、スクロール圧縮機100の基本動作について説明する。ステータ5が発生する回転磁界によりロータ6に回転力が与えられ、このロータ6の回転に伴い、ロータ6に固定されたシャフト7が回転動作を行う。旋回スクロール3は、回転軸方向で移動可能に、かつ、回転自在にシャフト7の偏心部7bと係合しており、シャフト7の回転運動はオルダムリング8などの自転防止機構により旋回スクロール3の旋回運動へと変換される。固定スクロール2と旋回スクロール3を噛み合せて形成した圧縮室20の容積は、旋回スクロール3が旋回運動することにより減少する(圧縮行程)。圧縮工程では、旋回スクロール3の旋回運動に伴って、冷媒などの作動流体が吸込パイプ16、吸込口2dを経由して圧縮室20へと吸込まれる。吸込まれた作動流体は、圧縮室20での圧縮行程を経て固定スクロールの吐出口2eへと流れ、密閉ケーシング1内の吐出空間17を経由し、最終的に吐出パイプ18から圧縮機外部へ吐き出される。なお、上記圧縮工程中、圧縮室20内の上昇した圧力により固定スクロール2及び旋回スクロール3には、互いを引き離そうとする引き離し力が作用する。そこで、旋回スクロール3の裏鏡板面3dに吐出圧力と吸込圧力の間の圧力となる背面圧力を背圧室13より形成し、旋回スクロール3を固定スクロール2に押し付け、引き離し力を打ち消している。また、密閉ケーシング1内の下部空間に溜められた潤滑油15は、吐出空間17での吐出圧力と、背圧室13での背面圧力との差圧や、シャフト7の回転動作に伴う遠心力により、旋回軸受部材3fと主軸受部材bを潤滑したあと、背圧室13へ供給される。その後、背圧室13内の潤滑油15は、圧縮室20へ供給され、作動流体とともに固定スクロールの吐出口2dから吐出され、密閉ケーシング1内の吐出空間17で油分離される。分離された潤滑油15は、密閉ケーシング1内の下部空間に貯油される。
次に、スクロール圧縮機100の停止時と通常運転時の相違点について説明する。図3は、従来のスクロール圧縮機停止時における旋回スクロール3の位置を模式的に示した図である。図4は、従来のスクロール圧縮機通常運転時における旋回スクロール3の位置を模式的に示した図である。図5は、本実施例のスクロール圧縮機停止時における旋回スクロール3の位置を模式的に示した図である。停止時ではスクロール圧縮機100内の圧力はバランスしており、潤滑油15による潤滑も行われない。また、旋回スクロール3は自重Mgによりフレーム4の支持面4cで支持される。この時、旋回スクロール3と固定スクロール2の間には微小隙間δが存在し、離脱した状態にある。この微小隙間δは部品加工時の公差や組立て性を考慮して設けられている。一方、通常運転時では上記スクロール圧縮機100の基本動作で説明した通り、引き離し力、背面圧力及び旋回スクロール3の自重より、引き離し力(Fd)+自重(Mg)<背面圧力(Fr)の関係となり、旋回スクロール3は固定スクロール2に押し付けられ完全密着状態となる。従って、旋回スクロール3は浮き上がるようにフレーム4の支持面4cから離れるので、微小隙間δは旋回スクロール3とフレーム4の間に存在するようになる。停止時における離脱状態から起動し、通常運転時の完全密着状態に至るまでは時間を要し、その時間内では常に旋回スクロール3の離脱現象及び本来摺動することのない支持面4cとの摺動摩擦による信頼性低下等の危険性を含んでいる。
本実施例ではスクロール圧縮機100が停止した状態においても、シャフト7の偏心部7bと旋回スクロール3の旋回軸受部3eとの軸方向に存在する空間22内に備えられた離脱防止弾性体23の反力Fkが、旋回スクロール3の自重Mgを打ち消すMg<Fkの関係となり、微小隙間δは通常運転時と同じく旋回スクロール3とフレーム4の間に存在するようになる。ゆえに、旋回スクロール3は固定スクロール2と完全密着状態となるので、起動時の離脱現象及び支持面4cとの摺動摩擦による信頼性低下を確実に防止することが出来る。また、本発明の効果により、摺動摩擦損失を加味しても不必要に高く設定されていた背面圧力は、スクロール圧縮機の効率低下及び信頼性を悪化させない最適な値に設定することが可能となる。なお、本実施例では、離脱防止弾性体23をバネとして説明したが、弾性体であれば種類は問わず同様の効果が得られる。
次に、本発明の実施例2のスクロール圧縮機について図6を用いて説明する。この実施例2は、次に述べる点で実施例1と相違するものであり、その他の点、及び発明の効果については実施例1と基本的には同一であるので、重複する説明を省略する。
本発明の実施例2は、離脱防止弾性体23を旋回スクロール3に固定したものである。例えば図6では、旋回スクロール3に固定部3gを設け、離脱防止弾性体23は固定部3gに取り付けることが可能となっている。なお、図6は一例であり、固定の方法は離脱防止弾性体23及び旋回スクロール3の形状に適した方法として良い。
次に、本発明の実施例3のスクロール圧縮機について図7を用いて説明する。この実施例3は、次に述べる点で実施例1と相違するものであり、その他の点、及び発明の効果については実施例1と基本的には同一であるので、重複する説明を省略する。
本発明の実施例2は、離脱防止弾性体23をシャフト7に固定したものである。例えば図7では、偏心部7bの給油孔7dにネジ溝7eを設けている。また、離脱防止弾性体23のどちらか一方の端部はネジ溝7eと同径及び同ピッチの圧縮巻きとなっており、ネジを締める要領でネジ溝7eに取り付けることが可能となっている。なお、図7は一例であり、固定の方法は離脱防止弾性体23及びシャフト7の形状に適した方法として良い。
次に、本発明の実施例4のスクロール圧縮機について図8を用いて説明する。この実施例4は、次に述べる点で第1〜3実施形態と相違するものであり、その他の点、及び発明の効果については第1〜3実施形態と基本的には同一であるので、重複する説明を省略する。
本発明の実施例4は、離脱防止弾性体23を固定部材24と組み合わせた組部材25としたものである。例えば図8では、固定部材24は固定部24aとネジ山24bを設け、固定部24aには離脱防止弾性体23を取り付けることが可能となっている。一方、ネジ山24bはシャフト7のネジ溝7eに取り付けることが可能となっている。なお、図8は一例であり、固定部材24は離脱防止弾性体23とシャフト7に適した形状、及び組み方として良い。
1 ケーシング
2 固定スクロール
2a 鏡板面
2b 圧縮室鏡板面
2c ラップ
2d 吸込口
2e 吐出口
3 旋回スクロール
3a 鏡板面
3b 圧縮室鏡板面
3c ラップ
3d 裏鏡板面
3e 旋回軸受部
3f 旋回軸受部材
3g 固定部
4 フレーム
4a 主軸受部
4b 主軸受部材
4c 支持面
5 ステータ
6 ロータ
7 シャフト
7a 主軸部
7b 偏心部
7c 副軸部
7d 給油孔
7e ネジ溝
8 オルダムリング
10 副軸受部
10a 副軸受部材
13 背圧室
15 潤滑油
16 吸込パイプ
17 吐出空間
18 吐出パイプ
22 空間
23 離脱防止弾性体
24 固定部材
24a 固定部
24b ネジ山
25 組部材
2 固定スクロール
2a 鏡板面
2b 圧縮室鏡板面
2c ラップ
2d 吸込口
2e 吐出口
3 旋回スクロール
3a 鏡板面
3b 圧縮室鏡板面
3c ラップ
3d 裏鏡板面
3e 旋回軸受部
3f 旋回軸受部材
3g 固定部
4 フレーム
4a 主軸受部
4b 主軸受部材
4c 支持面
5 ステータ
6 ロータ
7 シャフト
7a 主軸部
7b 偏心部
7c 副軸部
7d 給油孔
7e ネジ溝
8 オルダムリング
10 副軸受部
10a 副軸受部材
13 背圧室
15 潤滑油
16 吸込パイプ
17 吐出空間
18 吐出パイプ
22 空間
23 離脱防止弾性体
24 固定部材
24a 固定部
24b ネジ山
25 組部材
Claims (4)
- 密閉容器内に、電動機と、前記電動機の回転力を伝達する主にフレームの主軸受部で軸受される偏心部を有するシャフトと、前記偏心部の回転を受ける旋回軸受部を備えた旋回スクロールと、前記旋回スクロールと噛合って圧縮室を形成する固定スクロールと、前記旋回スクロールの鏡板を前記固定スクロールの鏡板に押付けるように前記圧縮室で圧縮された作動流体の圧力と、前記圧縮室に吸い込まれる前記作動流体の圧力との間の圧力を有する背圧室とを備え、吸込室から前記作動流体を吸込んで圧縮し、吐出口から前記密閉容器内に吐出して、前記密閉容器外に前記作動流体を吐出するスクロール圧縮機において、前記シャフトの軸方向における前記偏心部と前記旋回軸受部の空間に弾性体を備えることを特徴としたスクロール圧縮機。
- 前記弾性体は前記旋回軸受部に固定されていることを特徴とした請求項1記載のスクロール圧縮機。
- 前記弾性体は前記偏心部に固定されていることを特徴とした請求項1記載のスクロール圧縮機。
- 前記弾性体は少なくとも一つ以上の部材に接続された組部材としていることを特徴とした請求項1〜3記載のスクロール圧縮機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013063188A JP2014190157A (ja) | 2013-03-26 | 2013-03-26 | スクロール圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013063188A JP2014190157A (ja) | 2013-03-26 | 2013-03-26 | スクロール圧縮機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014190157A true JP2014190157A (ja) | 2014-10-06 |
Family
ID=51836686
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013063188A Pending JP2014190157A (ja) | 2013-03-26 | 2013-03-26 | スクロール圧縮機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2014190157A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017193987A (ja) * | 2016-04-19 | 2017-10-26 | 株式会社デンソー | 圧縮機 |
-
2013
- 2013-03-26 JP JP2013063188A patent/JP2014190157A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017193987A (ja) * | 2016-04-19 | 2017-10-26 | 株式会社デンソー | 圧縮機 |
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