JP6271217B2 - スクロール圧縮機 - Google Patents

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Description

本発明はスクロール圧縮機に係り、特に過圧縮時または液圧縮時に作動室から作動流体を放出するリリース弁装置を備えたスクロール圧縮機に好適なものである。
従来のスクロール圧縮機は、冷媒を用いた空調機器や冷凍機或いはヒートポンプ式の給湯機などに主に使用されている。
特に、空調機器としてのルームエアコンなどに用いられるスクロール圧縮機は、広範囲にわたる運転条件で運転されるため、ガス冷媒の過圧縮が生じたり、液冷媒を圧縮しようとする液圧縮運転が発生することが避けられない。従って、これに耐える構造のスクロール圧縮機が求められている。
前記過圧縮や液圧縮を防止する構造を有するスクロール圧縮機としては、例えば、特開2010-270762号公報(特許文献1)に記載されたものがある。この特許文献1のものでは、吸込管と吐出管を有する密閉容器内に電動機部と圧縮機構部とが収納されている。前記圧縮機構部は、渦巻状のラップを有する固定スクロールと、この固定スクロールに対向して配置され、渦巻状のラップを有する旋回スクロールとが噛み合わされて圧縮室を形成するように構成されている。前記旋回スクロールは、前記電動機部と連結されたクランクシャフトの偏心軸部に連結され、またオルダムリングと係合されることにより、自転を阻止しながら公転運動(旋回運動)されるように構成されている。
電動機部により前記旋回スクロールを旋回運動させると、前記吸込管から吸入されたガス冷媒は、固定スクロールの吸込口から吸込室に入り、固定スクロールと旋回スクロールとで形成される圧縮室が固定スクロールの中心側に移動するに従い圧縮されて、この圧縮された冷媒は固定スクロールの中心側に設けられた吐出口から吐出圧力空間となる密閉容器内に吐出される。そして、前記吐出圧力空間に吐出された冷媒は、密閉容器に設けた前記吐出管から、ルームエアコンなどの冷凍サイクルを構成している冷媒配管に吐出されるように構成されている。
この特許文献1に記載のスクロール圧縮機には、前記圧縮室に前述した過圧縮や液圧縮が発生した場合、過圧縮状態にあるガス冷媒や液冷媒を、前記吐出圧力空間にリリース(放出)するためのリリース弁装置が固定スクロールの台板に備えられている。
このリリース弁装置は、リリース孔、弁座部、リリース弁室、弁押圧体のストッパ挿入部が連続して形成され、且つそれらの中心線が同心となるように構成されている。また、このリリース弁装置は、前記弁座部にリリース弁を当接し、前記ストッパの弾性部材保持部に保持された弾性部材を前記リリース弁の上面に当接させている。更に、前記ストッパは、固定スクロールに設けられたリテーナによって、その移動範囲を制限されるように構成されている。また、前記ストッパには、過圧縮されたガス冷媒や液冷媒を放出するための通路となる連通流路が設けられている。
前記リリース弁装置は、一種の逆止弁であり、圧縮行程の途中で、圧縮室内の圧力が吐出圧力以上になる過圧縮時や、運転時の温度条件などによって、吸込口から液冷媒が吸入されることにより生じる液圧縮時などに、前記弾性部材が圧縮されてリリース弁が開くように構成されている。このリリース弁装置を設けることにより、過圧縮損失の低減を図ることができる。
なお、旋回スクロールの回転に伴って、前記リリース孔に連通する圧縮室の圧力が吐出圧力以下になると、前記吐出圧力空間の圧力と前記弾性部材により、前記リリース弁は閉じられる。このように、過圧縮や液圧縮の発生など圧縮室の圧縮状態の変化によって、前記リリース弁は開状態と閉状態が繰り返される。
特開2010−270762号公報
上記特許文献1に記載の密閉型電動圧縮機では、前記リリース弁装置のストッパに設けられた連通流路を介して、過圧縮されたガス冷媒や液冷媒を放出する構成としているが、前記連通流路はストッパに設けられた小さな流路断面積の逃がし穴を介して行う構成となっている。このため、過圧縮された冷媒が前記逃がし穴を通過する際に大きな流路抵抗が生じ、過圧縮された冷媒を密閉容器内の吐出圧力空間へ効率良く逃がすことができず、過圧縮損失が生じ、消費電力を増加させるという課題がある。
本発明の目的は、リリース弁装置のストッパに形成される連通流路の流路面積を拡大することのできるスクロール圧縮機を得ることにある。
上記目的を達成するため、本発明は、旋回スクロール及び固定スクロールのラップを噛み合わせて圧縮室を形成し、前記圧縮室に吸込まれた冷媒を圧縮する圧縮機構部と、前記圧縮機構部を収納すると共に前記圧縮室で圧縮された冷媒が吐出される吐出圧力空間を有する密閉容器とを備え、前記固定スクロールは、前記圧縮室の圧力が設定圧力より上昇した場合に、前記圧縮室と前記吐出圧力空間とを連通するリリース弁装置を有し、前記リリース弁装置は、前記圧縮室と前記吐出圧力空間とを連通し、前記固定スクロールに設けられたリリース流路と、前記リリース流路を開閉するリリース弁と、前記リリース弁が前記リリース流路を閉じる際に弾性押圧力を付加する弁押圧体を有し、前記リリース流路は、前記圧縮室に連通されたリリース孔と、前記リリース孔及び前記吐出圧力空間に連通され且つ前記リリース孔より大径に形成されたリリース弁室を有し、前記弁押圧体は、前記リリース弁室に配置され、前記リリース弁の前記リリース弁室内の移動を規制するストッパと、弾性押圧力を発生する弾性部材を備え、前記ストッパは、前記リリース弁室の内壁面にガイドされて移動可能に構成されたガイド部と、前記リリース弁室と前記吐出圧力空間とを連通する連通流路を備え、前記ストッパの前記ガイド部には、前記リリース弁室と前記連通流路の両方に連通する切欠部形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、リリース弁装置のストッパに形成される連通流路の流路面積を拡大することのできるスクロール圧縮機を得ることができる効果がある。この結果、過圧縮された冷媒が通る流路面積の拡大により、過圧縮損失を低減できる高効率のスクロール圧縮機を得ることができる。
本発明のスクロール圧縮機の実施例1を示す縦断面図である。 図1に示す固定スクロールの底面図で、固定スクロールと旋回スクロールの噛合せ状態を説明する図である。 図1に示すリリース弁装置の部分の拡大断面図で、リリース弁の閉路状態を示す図である。 図1に示すリリース弁装置の部分の拡大断面図で、リリース弁の開路状態を示す図である。 本発明のスクロール圧縮機の実施例2を説明する図で、図3に相当する図(リリース弁の閉路状態を示す図)である。 本発明のスクロール圧縮機の実施例2を説明する図で、図4に相当する図(リリース弁の開路状態を示す図)である。 本発明のスクロール圧縮機の実施例3を説明する図で、図3に相当する図(リリース弁の閉路状態を示す図)である。 本発明のスクロール圧縮機の実施例3を説明する図で、図4に相当する図(リリース弁の開路状態を示す図)である。
以下、本発明のスクロール圧縮機の具体的実施例を図面に基づいて説明する。各図において、同一符号を付した部分は同一或いは相当する部分を示している。
本発明のスクロール圧縮機の実施例1を、図1〜図4により説明する。
図1は本発明のスクロール圧縮機の実施例1を示す縦断面図、図2は図1に示す固定スクロールの底面図で、固定スクロールと旋回スクロールの噛合せ状態を説明する図である。これら図1及び図2により本実施例1のスクロール圧縮機の全体構成を説明する。
スクロール圧縮機100は、高圧チャンバ方式の密閉型スクロール圧縮機で構成され、ルームエアコンなどの冷凍サイクルの一部として用いられ、広範囲にわたる運転条件の下で使用される。スクロール圧縮機1は、渦巻状のラップ3aを立設した旋回スクロール3及び渦巻き状のラップ4aを立設した固定スクロール4を有する圧縮機構部2と、この圧縮機構部3を駆動すると共に回転子7aと固定子7bなどにより構成される電動機部7と、前記圧縮機構部2及び電動機部7を収納した筒状縦長の密閉容器1を備えている。この密閉容器1内の上部には前記圧縮機構部2が、下部には前記電動機部7がそれぞれ配置されている。前記旋回スクロール3と固定スクロール4とは上下に噛み合わされている。また、前記密閉容器1の底部には潤滑油13が貯留されている。
前記密閉容器1は、円筒状のケース1aに蓋キャップ1bと底キャップ1cが上下に溶接されて構成されている。前記蓋キャップ1bには、前記圧縮機構部2の吸込口4bに連通する吸込管14が該蓋キャップ1bを貫通して設けられ、前記ケース1aの側面にはこれを貫通して吐出管17が設けられている。前記密閉容器2の内部は吐出圧力空間12となっており、前記圧縮機構部2や前記電動機部7は吐出圧力空間12に収納されている。
前記圧縮機構部2は、台板4d上に渦巻状のラップ4aを有する前記固定スクロール4、同じく台板3b上に渦巻状のラップ3aを有する前記旋回スクロール6、及び前記固定スクロール4と締結部材35で一体化されて前記旋回スクロール3を支持するフレーム6などにより構成されている。
前記固定スクロール4には、図2に示すように、前記吸込口4bと前記吐出圧力空間12に通じる吐出口4cが設けられている。また、ハッチングで示す旋回スクロール3は固定スクロール4に対向して配置されており、それらのラップ3aと4aは互いに噛み合い、前記旋回スクロール3は固定スクロール4に対し、オルダムリング8(図1参照)により旋回運動するように構成されている。
前記吸込口4bに連通して旋回スクロールラップ3aと固定スクロールラップ4aとの間に吸込室10が形成され、また、前記旋回スクロールラップ3aと固定スクロールラップ4aにより閉じられた空間である圧縮室9が形成されている。この圧縮室9は、前記旋回スクロール3の旋回運動により中心側に移動し、それに従って前記圧縮室9の容積は次第に減少するように構成されている。これにより、前記吸込口4bから前記吸込室10を通り圧縮室9に導かれたガス冷媒を圧縮し、この圧縮されたガス冷媒は固定スクロール4の中心側に形成された吐出口4cから前記吐出圧力空間12に吐出される。
図1に示すように、ボルトなどの締結部材35により前記固定スクロール4を固定している前記フレーム6は、その外周側を溶接によって前記密閉容器1の内壁面に固定している。また、このフレーム6には、クランク軸5上部側を回転自在に支持する主軸受6aが設けられている。前記クランク軸5の下部側は、前記密閉容器1の内壁面に固定された副フレーム21に設けられた副軸受22に回転自在に支持されている。
前記クランク軸5は前記電動機部7の回転子7aに焼き嵌めなどにより一体に固定されており、また前記クランク軸5の上端側には偏心軸部5aが形成され、この偏心軸部5aは、前記旋回スクロール3の背面側に設けられたボス部3cの旋回軸受23に挿入して係合されている。前記旋回スクロール6の下面側と前記フレーム9の間には、前述したオルダムリング8が配置されており、このオルダムリング8は旋回スクロール6の下面側に形成された溝とフレーム6に形成された溝に装着されていて、前記クランク軸5の偏心軸部5aの偏心回転を受けて、前記旋回スクロール3を自転することなく公転運動させる働きをする。従って、前記電動機部7が駆動されると、クランク軸5を介して前記旋回スクロール3が前記固定スクロール4に対して旋回運動するように構成されている。
前記クランク軸5には、前記主軸受6a、前記副軸受22及び旋回軸受23へ潤滑油13を導く給油通路5bがその内部に設けられ、またその下端側には潤滑油13を吸い上げて給油通路5bに導くための給油管5cが装着されている。
前記旋回スクロール3の背面側と前記フレーム6との間には、前記吸込口4や吸込室10の圧力と、吐出圧力空間12の圧力との中間の圧力となる中間圧室24が形成されている。この中間圧室24の圧力と前記吐出圧力空間12の圧力との圧力差により、前記クランク軸5の中心部に形成された給油通路5bを介して、密閉容器1底部に封入した潤滑油13が前記主軸受6a、副軸受22及び前記旋回軸受23などに供給される。また、前記旋回軸受23などを潤滑後に前記中間圧室24に流入した潤滑油は、前記圧縮機構部2の摺動部(オルダムリング8の摺動部、旋回スクロール3と固定スクロール4との摺動部など)に供給された後、圧縮されたガス冷媒と共に前記吐出圧力空間12に吐出される。その後、潤滑油はガス冷媒と分離されて密閉容器1内下部の潤滑油13の溜り部に溜められる。
電動機7が駆動されることにより、クランク軸5を介して旋回スクロール3を旋回運動すると、吸込口4bから吸入されたガス冷媒は、固定スクロール4と旋回スクロール3により形成される圧縮室9で圧縮された後、固定スクロール4に設けられた前記吐出口4cから密閉容器2の吐出圧力空間12に吐出される。この吐出されたガス冷媒は、フレーム6の外周に設けられた通路(図示せず)を通り、下方の電動機部7側の空間に導かれ、電動機部4を冷却した後、前記吐出管17から密閉容器1の外部の冷凍サイクル内に送り出される。
上述した本実施例のスクロール圧縮機100には、前記中間圧室24の圧力を調整するための背圧制御弁装置25と、前記圧縮室9内の圧力が前記吐出圧力空間12内の圧力よりも高い過圧縮状態になると、該圧縮室9内の過圧縮状態のガス冷媒や液冷媒を前記吐出圧力空間12にリリース(放出)して、過圧縮を抑制するためのリリース弁装置15が固定スクロール4の台板4dに設けられている。
前記リリース弁装置15は、本実施例では、4箇所に設けられており、図1にはそのうちの2個のリリース装置15が図示されており、図2には各リリース弁装置15に対応する位置に形成されたリリース孔15aが4箇所図示されている。即ち、前記リリース孔15aは、前記固定スクロール4のラップ4aの内線に沿って2箇所、外線に沿って2箇所設けられている。
前記リリース弁装置15について更に詳しく説明する。
スクロール圧縮機100は様々な運転条件で運転され、圧力条件についても過圧縮や不足圧縮となる条件で運転される。しかし、スクロール圧縮機は基本的には設計圧力比が一定であり、高性能を維持できる圧力条件の範囲は、設計圧力比の近傍に設定される。即ち、前記設計圧力比は、スクロールラップの形状と固定スクロールに形成した前記吐出口4cの位置により決定される。そして、過圧縮となる条件下においては、圧縮室9が前記吐出口4cに連通するより前に、圧縮室9の圧力が吐出圧力より高くなり、このため余分な圧縮仕事をすることになり、圧縮機効率が低下する。この過圧縮条件下における圧縮機効率の低下を抑制するため、前記リリース弁装置15が設けられている。
前記リリース弁装置15は一種の逆止弁装置であり、圧縮室9内の圧力が吐出圧力空間12内の圧力より高くなる過圧縮条件においてのみリリース弁が開き、圧縮室9内の冷媒を吐出圧力空間12へ放出して該圧縮室9の圧力上昇を抑える働きをする。
以下、このリリース弁装置15を、図3及び図4を用いて詳細に説明する。図3及び図4は、それぞれ図1に示すリリース弁装置15の部分(円で囲んだ部分)の拡大断面図で、図3はリリース弁の閉路状態を示す図、図4はリリース弁の開路状態を示す図である。なお、本実施例のリリース弁装置15は、フラッパ弁式の弁体を用いたリリース弁装置15である。また、図4中の白抜き矢印はガス冷媒の流れを示している。
前記リリース弁装置15は、前記圧縮室9と前記吐出圧力空間12とを連通するように前記固定スクロール4の台板4dに設けられたリリース流路15Aと、このリリース流路15Aを開閉するように設けられたリリース弁15Bと、このリリース弁15Bが前記リリース流路15Aを閉じる際にそれに弾性押圧力を付加する弁押圧体15Cと、前記弁押圧体の移動範囲を制限するリテーナ15Dなどにより構成されている。
前記リリース流路15Aは、前記圧縮室9に連通されるように前記台板4dに形成されたリリース孔15aと、このリリース孔15a及び前記吐出圧力空間12に連通され且つ前記リリース孔15aより大径に形成されたリリース弁室15bなどにより構成されている。
前記弁押圧体15Cは、前記リリース弁室15bに配置され、前記リリース弁15Bの前記リリース弁室15b内の移動を規制するストッパ15cと、弾性押圧力を発生するコイルバネなどで構成された弾性部材15dを備えている。
前記ストッパ15cは、前記リリース弁室15bの内壁面32にガイドされて移動可能に構成されたガイド部26と、このガイド部26よりも前記リリース弁15B側に形成され前記弾性部材15dを保持する弾性部材保持部33を有している。この弾性部材保持部33は、前記ストッパ15cの下面中央に前記リリース弁15B側に突出するように設けられて、前記弾性部材15dとしてのコイルバネを保持する構成とされ、この弾性部材保持部33は前記ストッパ15cの前記ガイド部26下部に径方向部27を介して接続されている。
前記ガイド部26は、前記リリース弁室15bに微小な隙間をもって挿入されており、上方(吐出圧力空間12側)への移動は、ボルトなどの締結部材20(図1参照)で固定スクロール台板4dに固定された前記リテーナ15Dにより制限されている。
また、前記リリース弁室15bには、前記ストッパ15cの下方(リリース弁15B側)への移動を規制するストッパ座面30が設けられている。
従って、前記ストッパ15cの移動範囲は、前記ストッパ座面30と、固定スクロール台板4dの前記吐出圧力空間12側に取付られた前記リテーナ15Dとにより制限されるように構成されている。
前記ストッパ15cの内部、即ち、前記ガイド部26の内部と前記弾性部材保持部33の内部には、前記リリース弁室15bと前記吐出圧力空間12とを連通するための連通流路31が形成されている。
更に、本実施例においては、前記ストッパ15cの前記ガイド部26には、前記リリース弁室15bと前記連通流路31の両方に連通する切欠部28が形成されている。更に、前記径方向部27にも前記リリース弁室15bと前記連通流路31の両方に連通する切欠部34が形成されている。
従来のものでは、ガス冷媒を吐出圧力空間に逃がすためのストッパに形成されている連通流路の有効な流路面積は、その弾性部材保持部に形成されている逃がし穴の流路面積により決まる。このため、従来のものでは、流路面積が小さく、過圧縮ガスを速やかに吐出圧力空間に排出することはできず、スクロール圧縮機の効率を低下させていた。
これに対し、本実施例のものでは、ストッパ15cの前記弾性部材保持部33の内部に形成された連通流路31だけでなく、ストッパ15cのガイド部26に形成された切欠部28、及び前記径方向部27に形成された切欠部34も、ガス冷媒を吐出圧力空間に逃がすための連通流路の有効な流路面積となる。従って、リリース弁装置15のストッパ15cに形成される連通流路31の流路面積を大幅に拡大(例えば2〜3倍に拡大)することのできるスクロール圧縮機を得ることができる。この結果、過圧縮された冷媒が通る流路面積の大幅拡大により、過圧縮損失を大幅に低減でき、スクロール圧縮機の効率を向上することができる。
なお、前記リリース弁室15bの前記リリース孔15a側には、前記リリース弁15Bを受けるための弁座部15eが形成されており、この弁座部15eは前記リリース孔15aを囲むように設けられている。従って、前記リリース弁15Bはリリース孔15aを塞ぐように、前記弁押圧体15Cにより前記弁座部15eに小さな力で押圧されている。
即ち、前記弁押圧体15Cの弾性部材15dは、前記リリース弁15Bが前記リリース流路15Aを閉じた状態でフリーになり、前記リリース弁15Bが前記リリース流路15Aを開いた状態で圧縮されて前記リリース弁を押圧するように構成されている
過圧縮となるような条件下でスクロール圧縮機100が運転されることにより、圧縮室9内の圧力が吐出圧力よりも高くなった場合、図4に白抜き矢印で示すように、圧縮室9内の高圧ガス冷媒は、リリース弁15Bを押上げて吐出圧力空間12へ放出されることで、圧縮室9の過圧縮が抑制される。しかし、冷媒がリリース弁装置15を通過する際の流路抵抗が大きいと、高圧冷媒が圧縮室9内に残り圧縮仕事量が増えるため、余分な電力が消費されてしまう。
本実施例では、リリース弁室15bの内壁面32に沿うストッパ15cのガイド部26と、前記ストッパ座面30側の前記径方向部27との両方に、前記リリース弁室15bと前記連通流路31を連通する切欠部28,34を備えている。
このように本実施例によれば、前記弾性部材保持部33の内部を連通流路31としているだけでなく、ストッパ15cに形成した前記切欠部28,34も前記連通流路を形成する冷媒流路として活用できるため、図4に示すように、過圧縮状態の冷媒をリリースさせるための冷媒流路を大きく確保することができる。この結果、圧縮室内に吐出圧力より過大な圧力が生じた際に効率良く冷媒を吐出圧力空間12に逃がすことができるため、過圧縮損失の少ない、高性能のスクロール圧縮機を得ることができる。
なお、過圧縮とならない条件下では、前記圧縮室9内の圧力は吐出圧力よりも低くなり、図3に示すように、リリース弁15Bは、その上下面に作用する圧力差による押付力と、前記弾性部材15dの弾性力により前記弁座部15eに押付けられた状態となっている。
また、前記ストッパ15cの製作は、プレス加工等で、一定厚さの平板状の鋼板からの成形によることが好ましい。即ち、プレス加工で製作する場合、ストッパの厚さを、変形や摩耗に耐え得る厚さとすれば良いため、最小限の厚さにすることができ、生産性及び信頼性に優れたストッパを容易に製作することができる。
なお、前記ストッパ15cは、プレス加工により製作する場合以外に、焼結で製作することもできるし、また、パイプ材を、機械加工や絞り加工で製作することも可能である。
本発明のスクロール圧縮機の実施例2を図5及び図6により説明する。図5は本実施例2を説明する図で、上記図3に相当する図(リリース弁の閉路状態を示す図)、図6は本実施例2を説明する図で、上記図4に相当する図(リリース弁の開路状態を示す図)である。また、図6中の白抜き矢印は冷媒ガスの流れを示したものである。これらの図において、図1〜図4と同一符号を付した部分は、同一或いは相当する部分であり、上記実施例1と同一部分についてはそれらの説明を省略し、上記実施例1と相違する点を中心に説明する。
本実施例では、ストッパ15cにおける、リリース弁室15bに沿うガイド部26と、ストッパ座面30側の径方向部27との両方に、リリース弁室15bと連通流路31を連通する切欠部28,34を備えている。そして、前記ガイド部26に形成された切欠部28と前記径方向部27に形成された切欠部34は互いに連通する位置に設けられ、且つこれら連通した切欠部28,34は、ストッパ15cの周方向の複数箇所に等間隔に設けられた構成としているものである。なお、図5,図6では、前記連通した切欠部28,34が3箇所図示されているが、図示していない手前側にも設けられているので、合計4箇所設けた例である。なお、本実施例において、前記連通した切欠部28,34の形成箇所は複数であれば良く、従って4箇所には限られず、2箇所以上であれば良い。
本実施例によれば、図6に示すように、上記実施例1に対して、過圧縮状態の冷媒をリリースさせるための冷媒流路をより大きく確保することができるため、過圧縮損失を更に低減できると共に、ストッパ15cの重量をより小さくできるため、リテーナ15Dとの接触時の衝突力を低減できる。従って、より高性能でより高信頼性のスクロール圧縮機を得ることができる。
本発明のスクロール圧縮機の実施例3を図7及び図8により説明する。図7は本実施例3を説明する図で、上記図3に相当する図(リリース弁の閉路状態を示す図)、図8は本実施例3を説明する図で、上記図4に相当する図(リリース弁の開路状態を示す図)である。また、図8中の白抜き矢印は冷媒ガスの流れを示したものである。これらの図において、図1〜図4と同一符号を付した部分は、同一或いは相当する部分であり、上記実施例1と同一部分についてはそれらの説明を省略し、上記実施例1と相違する点を中心に説明する。
本実施例3は、ストッパ15cをプレス加工により成形する場合に好適な例である。ストッパ15cをプレスにより成形するには、上記実施例1における切欠部28,34に相当する貫通孔を形成するため、まず平板状の鋼板の一部(前記切欠部28,34に相当する部分)に貫通孔形成用のダイスでプレス打抜き加工をして貫通孔を形成する。その後、別のダイスを使用して何度も叩きながらプレス成形し、最終的に図7に示すようなストッパ15cの形状に成形していく。
本実施例3では、前記貫通孔(切欠部28,34)を打抜き加工で形成する際のダレ29が、ストッパ15cに成形された時に、内側方向(連通流路31の方向)となるようにして、ストッパ15cを製作している。本実施例3によれば、図8に示すように、過圧縮されたガス冷媒がリリースされる時、前記ガス冷媒が前記ダレ29に沿って円滑に流れる。このため、本実施例のものでは、更に過圧縮損失を低減することができ、より高性能のスクロール圧縮機を得ることができる。
1:密閉容器、1a:ケース、1b:蓋キャップ、1c:底キャップ、
2:圧縮機構部、
3:旋回スクロール、3a:ラップ、3b:台板、3c:ボス部、
4:固定スクロール、4a:ラップ、4b:吸込口、4c:吐出口、4d:台板、
5:クランク軸、5a:偏心軸部、5b:給油通路、5c:給油管、
6:フレーム、6a:主軸受、
7:電動機部、7a:回転子、7b:固定子、
8:オルダムリング、9:圧縮室、10:吸込室、
12:吐出圧力空間、13:潤滑油、14:吸込管、
15:リリース弁装置、15A:リリース流路、15B:リリース弁、
15C:弁押圧体、15D:リテーナ、
15a:リリース孔、15b:リリース弁室、15c:ストッパ、
15d:弾性部材、15e:弁座部、
17:吐出管、20,35:締結部材、21:副フレーム、22:副軸受、
23:旋回軸受、24:中間圧室、25:背圧制御弁装置、
26:ガイド部、27:径方向部、28,34:切欠部、29:ダレ、
30:ストッパ座面、31:連通流路、32:内壁面、33:弾性部材保持部、
100:スクロール圧縮機。

Claims (7)

  1. 旋回スクロール及び固定スクロールのラップを噛み合わせて圧縮室を形成し、前記圧縮室に吸込まれた冷媒を圧縮する圧縮機構部と、前記圧縮機構部を収納すると共に前記圧縮室で圧縮された冷媒が吐出される吐出圧力空間を有する密閉容器とを備え、前記固定スクロールは、前記圧縮室の圧力が設定圧力より上昇した場合に、前記圧縮室と前記吐出圧力空間とを連通するリリース弁装置を有し、
    前記リリース弁装置は、前記圧縮室と前記吐出圧力空間とを連通し、前記固定スクロールに設けられたリリース流路と、前記リリース流路を開閉するリリース弁と、前記リリース弁が前記リリース流路を閉じる際に弾性押圧力を付加する弁押圧体を有し、
    前記リリース流路は、前記圧縮室に連通されたリリース孔と、前記リリース孔及び前記吐出圧力空間に連通され且つ前記リリース孔より大径に形成されたリリース弁室を有し、
    前記弁押圧体は、前記リリース弁室に配置され、前記リリース弁の前記リリース弁室内の移動を規制するストッパと、弾性押圧力を発生する弾性部材を備え、
    前記ストッパは、前記リリース弁室の内壁面にガイドされて移動可能に構成されたガイド部と、前記リリース弁室と前記吐出圧力空間とを連通する連通流路と、前記ガイド部よりも前記リリース弁側に形成され前記弾性部材を保持する弾性部材保持部を備え、前記弁押圧体の前記弾性部材はコイルバネで構成され、前記ストッパに設けられた前記弾性部材保持部は、前記ストッパの下面中央に前記リリース弁側に突出するように設けられて、前記弾性部材としてのコイルバネを保持する構成とし、
    前記弾性部材保持部は前記ストッパのガイド部下部に径方向部を介して接続され、
    前記連通流路は前記ガイド部の内部と前記弾性部材保持部の内部に互いに連通するように形成され、前記ストッパの前記ガイド部及び前記径方向部には、前記リリース弁室と前記連通流路の両方に連通する切欠部が形成されていることを特徴とするスクロール圧縮機。
  2. 請求項1に記載のスクロール圧縮機において、前記リリース弁装置は前記弁押圧体の移動範囲を制限するリテーナを有し、前記ストッパの移動範囲は、前記リリース弁室に設けられ該ストッパの前記リリース弁側への移動を規制するストッパ座面と、前記リテーナとにより制限されるように構成されていることを特徴とするスクロール圧縮機。
  3. 請求項2に記載のスクロール圧縮機において、前記弁押圧体の弾性部材は、前記リリース弁が前記リリース流路を閉じた状態でフリーになり、前記リリース弁が前記リリース流路を開いた状態で圧縮されて前記リリース弁を押圧するように構成されていることを特徴とするスクロール圧縮機。
  4. 請求項に記載のスクロール圧縮機において、前記ガイド部に形成した切欠部と、前記径方向部に形成した切欠部とは互いに連通する位置に設けられ、且つこれら連通した切欠部はストッパ周方向の複数箇所に設けられていることを特徴とするスクロール圧縮機。
  5. 請求項1に記載のスクロール圧縮機において、前記リリース弁装置は、前記固定スクロールの台板の複数箇所に設けられていることを特徴とするスクロール圧縮機。
  6. 請求項に記載のスクロール圧縮機において、前記リリース弁装置は、前記固定スクロールの台板の4箇所に設けられ、各リリース弁装置に対応する位置に形成された前記リリース孔は、前記固定スクロールのラップの内線に沿って2箇所、外線に沿って2箇所設けられていることを特徴とするスクロール圧縮機。
  7. 旋回スクロール及び固定スクロールのラップを噛み合わせて圧縮室を形成し、前記圧縮室に吸込まれた冷媒を圧縮する圧縮機構部と、前記圧縮機構部を収納すると共に前記圧縮室で圧縮された冷媒が吐出される吐出圧力空間を有する密閉容器とを備え、前記固定スクロールは、前記圧縮室の圧力が設定圧力より上昇した場合に、前記圧縮室と前記吐出圧力空間とを連通するリリース弁装置を有し、
    前記リリース弁装置は、前記圧縮室と前記吐出圧力空間とを連通し、前記固定スクロールに設けられたリリース流路と、前記リリース流路を開閉するリリース弁と、前記リリース弁が前記リリース流路を閉じる際に弾性押圧力を付加する弁押圧体を有し、
    前記リリース流路は、前記圧縮室に連通されたリリース孔と、前記リリース孔及び前記吐出圧力空間に連通され且つ前記リリース孔より大径に形成されたリリース弁室を有し、
    前記弁押圧体は、前記リリース弁室に配置され、前記リリース弁の前記リリース弁室内の移動を規制するストッパと、弾性押圧力を発生する弾性部材を備え、
    前記ストッパは、前記リリース弁室の内壁面にガイドされて移動可能に構成されたガイド部と、前記リリース弁室と前記吐出圧力空間とを連通する連通流路を備え、
    前記ストッパの前記ガイド部には、前記リリース弁室と前記連通流路の両方に連通する切欠部が形成され、
    さらに前記ストッパはプレス加工により成形され、
    前記ストッパに設けられている前記切欠部はプレス打抜き加工により形成されたものであり、このプレス打抜き加工により形成された前記切欠部における前記プレス打抜き加工時のダレが、前記ストッパの連通流路側に生じていることを特徴とするスクロール圧縮機。
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