JP2011083389A - 吸収性物品 - Google Patents
吸収性物品 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2011083389A JP2011083389A JP2009237756A JP2009237756A JP2011083389A JP 2011083389 A JP2011083389 A JP 2011083389A JP 2009237756 A JP2009237756 A JP 2009237756A JP 2009237756 A JP2009237756 A JP 2009237756A JP 2011083389 A JP2011083389 A JP 2011083389A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet
- region
- moisture
- absorbent article
- elastic member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)
Abstract
【解決手段】バックシート2は吸収体側の透湿シート21及びその非肌当接面側を被覆する2層以上の不織布層からなる外装シート22を有し、2層の前記不織布層の間には複数条の弾性部材が前記吸収性物品の長手方向に延びて配列され、かつその両不織布層は前記弾性部材を介して接合され、他方、その弾性部材がある位置には前記外装シート22と透湿シート21とを接合する吸収性物品長手方向に延びる線状接合部が配列され、透湿シート21と外装シート22とを介して前記吸収体から吸収性物品外部へつながる透湿性を示す長手方向に延びる線状の透湿領域がある吸収性物品。
【選択図】図1
Description
特許文献3はパンツと、パンツの内面に位置する吸液性パッドとから構成され、縦方向へ延びる伸縮性弾性部材がパッドを形成する裏面シートの外面に伸長状態で取り付けられ、それら弾性部材の収縮によってパッドがパンツの内面から上方へ持ち上げられる使い捨ておむつを開示する。これにより、パッドを着用者の肌に密着させることができ、パンツがずれ下がったとしても、これと独立してパッドの密着状態を維持することができるとされる。
本発明は、高い透湿性を有し、ムレにくく、かつ、身体に沿った高いフィット性を有する吸収性物品の提供を課題とする。特に、柔軟性の低い厚めの吸収体を配した吸収性物品であっても高い透湿性とフィット性とを同時に満足して実現することができる吸収性物品の提供を課題とする。
前記バックシートは吸収体側の透湿シート及びその非肌当接面側を被覆する2層以上の不織布層を備えた外装シートを有し、2層の前記不織布層の間には複数条の弾性部材が前記吸収性物品の長手方向に延びて配列され、かつその両不織布層は前記弾性部材を介して接合され、他方、その弾性部材がある位置には前記外装シートと前記透湿シートとを接合する吸収性物品長手方向に延びる接合部が配列され、前記透湿シートと前記外装シートとを介して前記吸収体から吸収性物品外部へつながる透湿性を示す長手方向に延びる透湿領域がある吸収性物品を提供するものである。また、本発明は、腹側部と背側部と該両部の間に位置する股下部とからなり、肌面側に配される透湿シートとその非肌面側を被覆する2層以上の不織布層からなる外装シートを有し、腹側部から股下部を介して背側部にかけてみた長手方向とこれに直交する幅方向を有する着用カバーであって、2層の前記不織布層の間には複数条の弾性部材が前記吸収性物品の長手方向に延びて配列され、かつその両不織布層は前記弾性部材を介して接合され、他方、その弾性部材がある位置には前記外装シートと前記透湿シートとを接合する吸収性物品長手方向に延びる線状接合部が配列され、前記透湿シートと前記外装シートとを介して前記吸収体から吸収性物品外部へつながる透湿性を示す長手方向に延びる透湿領域がある着用カバーを提供するものである。
図1は、本発明における吸収性物品の一実施形態としての成人用使い捨ておむつを着用する直前(片側のファスニングテープを係着する前)の形状を模式的に示す一部切欠斜視図である。図2は図1に示した使い捨ておむつの肌当接面側からみた一部切欠展開平面図であり、図3は図2のIII―III線に沿った断面図である。
本実施形態において人体70の肌面と使い捨ておむつ10の透湿ギャザー領域Wでは、隆起部82でのみ肌面に当接し易く、隙間部81では人体70の肌面と離間され易いので、上述のように人体70の肌面と使い捨ておむつ10の間には複数の隙間が形成され、肌面と当接する部分も面ではなく間欠的な線状となる。本実施形態においてはこの隙間部81、81と前述したバックシート側への良好な透湿性とが相互に作用して、つまり使い捨ておむつ10の幅方向に湿気の経路として機能し人体70の肌面側の湿気を幅方向に分散させ、さらにこれをおむつの外へ逃がし(湿気の移行v(図3参照))肌面側のムレを効果的に低減する。
ここで、最大伸長率とは、それ以上伸ばせない長さ(材破する直前の長さ)まで伸長したときの伸長率であり、最大伸長率は、下記式(1)で求められる。
最大伸長率(%)={(伸長後の長さ−伸長前の長さ)/伸長前の長さ)}×100%・・・(1)
測定は以下のように行った。幅方向中央領域と幅方向外方領域各々について、長手方向に対して中央弾性部材51が配されている領域全体を切り出し、中央弾性部材51とバックシート5だけが接合されたものをサンプルとして準備する。サンプルの自然状態(収縮状態)において長手方向に100mmの間隔の目印を付け、これを伸長前の長さとする。次いで、このサンプルを長手方向に伸長させて、目印の間隔を測定し、伸長後の長さとする。測定結果を上記式(1)に挿入して最大伸長率を算出する。
伸長率を異ならせる方法としては、中央弾性部材51の幅方向における離間距離f2を幅方向中央領域と幅方向外方領域との間で異ならせることが挙げられる。この場合、外方領域l1、r1での中央弾性部材51の幅方向における離間距離f2は20mmとすることが好ましく、30mmとすることがさらに好ましい。中央領域l2、r2での中央弾性部材51の幅方向における離間距離f2は15mmであることが好ましく、10mmであることがさらに好ましい。また、弾性部材の配置は個々の弾性部材の伸長率によって調製してもよい。
2 バックシート
21 透湿シート
22 外装シート
3 吸収体
4 ファスニングテープ
8 サイドシート
10 使い捨ておむつ
51 中央弾性部材
52 サイドシート弾性部材
53 レッグ弾性部材
61、62、63 接着領域
64 透湿領域
70 人体
81 隙間部
82 隆起部
Claims (6)
- 腹側部と背側部と該両部の間に位置する股下部とからなり、肌当接面側に配置されるトップシート、非肌当接面側に配置されるバックシート、及び該両シートの間に介在され前記腹側部から背側部にかけて配置される吸収体を備えた、腹側部から股下部を介して背側部にかけてみた長手方向とこれに直交する幅方向を有する吸収性物品であって、
前記バックシートは吸収体側の透湿シート及びその非肌当接面側を被覆する2層以上の不織布層を備えた外装シートを有し、2層の前記不織布層の間には複数条の弾性部材が前記吸収性物品の長手方向に延びて配列され、かつその両不織布層は前記弾性部材を介して接合され、他方、その弾性部材がある位置には前記外装シートと前記透湿シートとを接合する吸収性物品長手方向に延びる接合部が配列され、前記透湿シートと前記外装シートとを介して前記吸収体から吸収性物品外部へつながる透湿性を示す長手方向に延びる透湿領域がある吸収性物品。 - 前記複数の弾性部材が配された透湿ギャザー領域を幅方向に4分割し、中央に存在する2つの幅方向中央領域と、その左右外側に存在する2つの幅方向外方領域では、前記弾性部材の最大伸張率について、吸収性物品の幅方向において外側に配されたものより内側に配されたものが高くされている請求項1に記載の吸収性物品。
- 前記複数の弾性部材が前記吸収性物品の少なくとも股下部の幅方向中央に配設された請求項1又は2のいずれかに記載の吸収性物品。
- 前記複数条の弾性部材が配設された領域は吸収性物品の幅方向において前記吸収体の配置された全域にわたり、該弾性部材配設領域と前記吸収体の重合領域Wkにおいて、前記弾性部材がなく前記透湿シートと前記外装シートとが接合されていない透湿領域の面積の総和(Σen)が、前記外装シートの間が前記弾性部材を介して接合された領域及び、前記透湿シートと前記外装シートとが接合された領域の総和(Σdn)より広くなるようにされた請求項1〜3のいずれか1項に記載の吸収性物品。
- 腹側部と背側部と該両部の間に位置する股下部とからなり、肌面側に配される透湿シートとその非肌面側を被覆する2層以上の不織布層からなる外装シートを有し、腹側部から股下部を介して背側部にかけてみた長手方向とこれに直交する幅方向を有する着用カバーであって、
2層の前記不織布層の間には複数条の弾性部材が前記吸収性物品の長手方向に延びて配列され、かつその両不織布層は前記弾性部材を介して接合され、他方、その弾性部材がある位置には前記外装シートと前記透湿シートとを接合する吸収性物品長手方向に延びる接合部が配列され、前記透湿シートと前記外装シートとを介して前記吸収体から吸収性物品外部へつながる透湿性を示す長手方向に延びる透湿領域がある着用カバー。 - 前記着用カバーの内方に、内部に吸収体を有する吸収パッドを配置して装着したときに、前記複数条の弾性部材が配設された領域は前記吸収パッドの吸収体の幅方向においてその全域にわたり、該弾性部材配設領域と前記吸収体の重合領域Wkにおいて、前記弾性部材がなく前記透湿シートと前記外装シートとが接合されていない透湿領域の面積の総和(Σen)が、前記外装シートの間が前記弾性部材を介して接合された領域及び、前記透湿シートと前記外装シートとが接合された領域の総和(Σdn)より広くなるようにされた請求項5に記載の着用カバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009237756A JP5536413B2 (ja) | 2009-10-14 | 2009-10-14 | 吸収性物品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009237756A JP5536413B2 (ja) | 2009-10-14 | 2009-10-14 | 吸収性物品 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011083389A true JP2011083389A (ja) | 2011-04-28 |
JP5536413B2 JP5536413B2 (ja) | 2014-07-02 |
Family
ID=44076824
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009237756A Active JP5536413B2 (ja) | 2009-10-14 | 2009-10-14 | 吸収性物品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5536413B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017176501A (ja) * | 2016-03-30 | 2017-10-05 | 大王製紙株式会社 | 使い捨ておむつ |
WO2020241553A1 (ja) * | 2019-05-30 | 2020-12-03 | 花王株式会社 | 吸収性物品 |
WO2023032386A1 (ja) * | 2021-08-31 | 2023-03-09 | ユニ・チャーム株式会社 | パンツ型吸収性物品 |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5966501A (ja) * | 1982-10-01 | 1984-04-16 | ユニ・チヤ−ム株式会社 | 使い捨ておむつ |
JP2004290427A (ja) * | 2003-03-27 | 2004-10-21 | Daio Paper Corp | 吸収性物品 |
JP2004305772A (ja) * | 2004-07-26 | 2004-11-04 | Daio Paper Corp | 使い捨て紙おむつ及び使い捨て紙おむつの製造方法 |
JP2005192814A (ja) * | 2004-01-07 | 2005-07-21 | Uni Charm Corp | 使い捨て着用物品 |
JP2007105115A (ja) * | 2005-10-11 | 2007-04-26 | Kao Corp | パンツ型使い捨ておむつ |
JP2007151597A (ja) * | 2005-11-30 | 2007-06-21 | Daio Paper Corp | 吸収性物品及びその製造方法 |
JP2007185329A (ja) * | 2006-01-13 | 2007-07-26 | Livedo Corporation | 吸収具保持カバー |
JP2009118986A (ja) * | 2007-11-14 | 2009-06-04 | Kao Corp | 使い捨ておむつ |
-
2009
- 2009-10-14 JP JP2009237756A patent/JP5536413B2/ja active Active
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5966501A (ja) * | 1982-10-01 | 1984-04-16 | ユニ・チヤ−ム株式会社 | 使い捨ておむつ |
JP2004290427A (ja) * | 2003-03-27 | 2004-10-21 | Daio Paper Corp | 吸収性物品 |
JP2005192814A (ja) * | 2004-01-07 | 2005-07-21 | Uni Charm Corp | 使い捨て着用物品 |
JP2004305772A (ja) * | 2004-07-26 | 2004-11-04 | Daio Paper Corp | 使い捨て紙おむつ及び使い捨て紙おむつの製造方法 |
JP2007105115A (ja) * | 2005-10-11 | 2007-04-26 | Kao Corp | パンツ型使い捨ておむつ |
JP2007151597A (ja) * | 2005-11-30 | 2007-06-21 | Daio Paper Corp | 吸収性物品及びその製造方法 |
JP2007185329A (ja) * | 2006-01-13 | 2007-07-26 | Livedo Corporation | 吸収具保持カバー |
JP2009118986A (ja) * | 2007-11-14 | 2009-06-04 | Kao Corp | 使い捨ておむつ |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017176501A (ja) * | 2016-03-30 | 2017-10-05 | 大王製紙株式会社 | 使い捨ておむつ |
WO2020241553A1 (ja) * | 2019-05-30 | 2020-12-03 | 花王株式会社 | 吸収性物品 |
JP2020195424A (ja) * | 2019-05-30 | 2020-12-10 | 花王株式会社 | 吸収性物品 |
GB2597193A (en) * | 2019-05-30 | 2022-01-19 | Kao Corp | Absorbent article |
JP7252831B2 (ja) | 2019-05-30 | 2023-04-05 | 花王株式会社 | 吸収性物品 |
GB2597193B (en) * | 2019-05-30 | 2023-04-19 | Kao Corp | Absorbent article |
WO2023032386A1 (ja) * | 2021-08-31 | 2023-03-09 | ユニ・チャーム株式会社 | パンツ型吸収性物品 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5536413B2 (ja) | 2014-07-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5548056B2 (ja) | 使い捨ておむつ | |
JP3987094B2 (ja) | 使い捨ておむつ | |
KR101443948B1 (ko) | 일회용 기저귀 | |
JP5578025B2 (ja) | 吸収性物品 | |
JP2009106666A (ja) | パンツ型使い捨ておむつ | |
JP2009207698A (ja) | 吸収性物品及び吸収性本体保持カバー | |
TW201244705A (en) | Disposable wearing article | |
WO2010113919A1 (ja) | 吸収性物品 | |
JP4346633B2 (ja) | パンツ型使い捨ておむつ及びその製造方法 | |
JP2011015886A (ja) | 吸収性物品 | |
JP4808504B2 (ja) | 使い捨ておむつ | |
JP4662463B2 (ja) | 使い捨ておむつ | |
JP4700507B2 (ja) | 使い捨ておむつ | |
JP4627502B2 (ja) | 使い捨ておむつ | |
JP2011078545A (ja) | 吸収性物品 | |
JP2006149457A (ja) | 吸収性物品の製造方法及び吸収性物品 | |
JP3914556B2 (ja) | 使い捨ておむつ | |
JP5536413B2 (ja) | 吸収性物品 | |
JP5515536B2 (ja) | 吸収性物品 | |
JP6547150B2 (ja) | パンツ型吸収性物品 | |
JP3970158B2 (ja) | パンツ型の補助吸収具 | |
JP2009254662A (ja) | 吸収性物品 | |
JP4608502B2 (ja) | 使い捨ておむつ | |
JP4951590B2 (ja) | 吸収性物品 | |
JP2009034270A (ja) | 使い捨ておむつ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120907 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130822 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130903 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20131031 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20131031 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20131031 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140408 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140424 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5536413 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |