JP2011081734A - 電源制御装置、電子機器、及び電源制御プログラム - Google Patents

電源制御装置、電子機器、及び電源制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】温度変化による影響を抑止する。
【解決手段】電源回路203は、複数の電源で供給する順序とタイミングとが予め定められた制御ICに対して電力の供給を制御する回路であって、複数の電源のうちいずれか一つ電源で制御ICに電力が供給されたことを示すPGOODn信号を検出した時から、次の電源で供給を開始するまでの時間を示す、遅延時間情報を、記憶する遅延時間管理レジスタ311と、ENn信号を検出し、PGOODn−1信号を検出してから遅延時間情報で示された時間を経過したか否かを判定し、経過したと判定した場合に次の電源で供給を開始させるENn信号を出力する制御論理回路313と、を備え、制御論理回路313は、出力されたENn信号をトリガーとして、次の電源で供給が開始された後、供給されたことを示すPGOODn信号を検出すること、を特徴とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、電源制御装置、電子機器、及び電源制御プログラムに関する。
従来から、複数の電源を必要とするIC(Integrated Circuit)が存在する。このようなICでは、通常、使用するために複数の電源の投入順序が規定されている。このために、従来から当該投入順序に従って電源を供給するために様々な手法が提案されている。
従来の電源シーケンス例としては、まず、電源ICにイネーブル信号が入力されると、当該電源ICがICに対して電源の供給を開始する。そして、当該電源の供給で出力電圧が安定した場合に、当該電源ICからP(Power)GOOD信号を出力する。そして、次の電源を制御する電源ICに対して、当該PGOOD信号をイネーブル信号(以下、EN信号とも言う)として入力させる。当該処理を繰り返すことで、投入順序に従って複数の電源による電力供給が可能となる。また、各電源ICの供給するタイミングは、電源ICの間にRC回路(遅延回路)を配置することで、調整している。このように投入順序と、タイミングと、を適切に調整することで、多電源ICによる電源シーケンスを満たすことができる。
しかしながら、従来の各電源の起動タイミングの調整に用いられるRC回路は、コンデンサを用いるのが通常であるが、当該コンデンサの静電容量が大きいほど、温度変化も大きくなる。このため、大きな遅延時間を必要とするICほど、温度変化による起動タイミングにばらつきが生じ、電源シーケンスを守るのが難しくなる。
そこで、電源シーケンスを制御している技術として、例えば、特許文献1に記載された技術がある。当該特許文献1に記載された技術では、従来通りの電源シーケンスに従って、各電源ユニットから電力を供給しているが、各電源ユニットの電力の供給の開始する時間を計測することで、電源シーケンスの異常の検出を行っている。
しかしながら、特許文献1に記載された技術は、電源シーケンスの異常を検出するものであり、電源シーケンスの異常を抑止することができるわけではない。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、温度変化が生じた場合でも電源シーケンスを安定させる電源制御装置、電子機器、及び電源制御プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる電源制御装置は、複数の電源で供給する順序とタイミングとが予め定められた集積回路に対して、当該複数の電源で電力の供給を制御する電源制御装置であって、前記集積回路に、前記複数の電源のうちいずれか一つ電源で電力が供給されたことを示す、入力信号を検出する検出手段と、前記検出手段が前記入力信号を検出した時から、次の電源で供給を開始するまでの時間を示す、遅延時間情報を、記憶する記憶手段と、前記検出手段が前記入力信号を検出してから、前記遅延時間情報で示された時間を経過したか否かを判定する判定手段と、前記判定手段で経過したと判定した場合に、前記次の電源で供給を開始させる許可信号を出力する出力制御手段と、を備え、前記検出手段は、さらに、前記出力制御手段により出力された前記許可信号をトリガーとして、前記次の電源で供給が開始された後、供給されたことを示す入力信号を検出すること、を特徴とする。
また、本発明にかかる電子機器は、複数の電源で供給する順序とタイミングとが予め定められた集積回路と、前記複数の電源による電力の供給を制御する電源制御装置であって、前記集積回路に、前記複数の電源のうちいずれか一つ電源で電力が供給されたことを示す、入力信号を検出する検出手段と、前記検出手段が前記入力信号を検出した時から、次の電源で供給を開始するまでの時間を示す、遅延時間情報を、記憶する記憶手段と、前記検出手段が前記入力信号を検出してから、前記遅延時間情報で示された時間を経過したか否かを判定する判定手段と、前記判定手段で経過したと判定した場合に、前記次の電源で供給を開始させる許可信号を出力する出力制御手段と、を備え、前記検出手段は、さらに、前記出力制御手段により出力された前記許可信号をトリガーとして、前記次の電源で供給が開始された後、供給されたことを示す入力信号を検出する電源制御装置と、を備えたことを特徴とする。
電源制御プログラムは、複数の電源で供給する順序とタイミングとが予め定められた集積回路に対して、当該複数の電源で電力の供給をコンピュータに実行させる電源制御プログラムであって、前記コンピュータが、前記集積回路に、前記複数の電源のうちいずれか一つ電源で電力が供給されたことを示す入力信号を検出した時から、次の電源で供給を開始するまでの時間を示す、遅延時間情報を、記憶する記憶手段を備え、前記入力信号を検出する検出ステップと、前記検出ステップが前記入力信号を検出してから、前記記憶手段が記憶する、前記遅延時間情報で示された時間を経過したか否かを判定する判定ステップと、前記判定ステップで経過したと判定した場合に、前記次の電源で供給を開始させる許可信号を出力する出力制御ステップと、を前記コンピュータに実行させ、前記検出ステップは、さらに、前記出力制御ステップにより出力された前記許可信号をトリガーとして、前記次の電源で供給が開始された後、供給されたことを示す入力信号を検出すること、を特徴とする。
本発明にかかる電源制御装置、電子機器、及び電源制御プログラムは、温度変化に影響を受けず、電源シーケンスを安定させることができるという効果を奏する。
図1は、実施の形態にかかるPOS端末の外観形状を示す図である。 図2は、POS端末の制御系の構成を示したブロック図である。 図3は、POS端末の電源回路のハードウェア構成を示した図である。 図4は、遅延時間管理レジスタのテーブル構造を示した図である。 図5は、制御論理回路内の構成を示したブロック図である。 図6は、POS端末における電源シーケンスに従って電源供給を行う際の処理の手順を示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる電源制御装置、電子機器、及び電源制御プログラムの最良な実施の形態を詳細に説明する。以下に示す実施の形態では、電子機器の一実施の形態としてPOS(Point Of Sales)端末(商品販売データ登録装置)を例示する。但し、本発明を適用可能な電子機器をPOS端末に限定することはなく、複数電源でICに対して電力の供給を行う電源回路を備える電子機器であれば、あらゆる機器に適用することができる。
始めに、図1を参照して、本実施の形態となるPOS端末の外観構成を説明する。図1に示すPOS端末1は、現金等を収容するドロワ2の上に載置され、ドロワ2の引出し2aの開閉を制御する。POS端末1の正面側にはキーボード3とモードスイッチ4が設けられている。キーボード3は、オペレータが預かり金額等を入力するための操作部である。モードスイッチ4は、登録,点検,精算,設定等の各種業務モードを選択するための操作部であり、鍵により操作される。
POS端末1の正面側にはオペレータ用のメインディスプレイ5が接続され、背面側には客用のサブディスプレイ6が接続されている。メインディスプレイ5及びサブディスプレイ6は、バックライトを備えた液晶カラーディスプレイ等で構成され、販売登録された商品の品名及び価格や1取引の合計金額や釣銭額等を表示する。
POS端末1はレシート及びジャーナルを印字するR/Jプリンタ7を有し、R/Jプリンタ7により印字されたレシートはPOS端末1の正面側に形成されたレシート発行口8から発行される。POS端末1には、商品の販売登録の際に商品ラベルに印刷されたバーコードを読取るためのコードスキャナ9が接続されている。このようなPOS端末1の構成は、例えば特開2000-194940号公報に開示されているため、その詳細な説明は省略する。
〔制御系の構成〕
次に、図2を参照して、上記POS端末1の制御系の構成を説明する。
図2に示すPOS端末1は、制御系として、制御エンジンボード200を備え、制御エンジンボード200内に、制御IC201と、制御I/O202と、電源回路203と、を備える。さらに、POS端末1は、当該制御エンジンボード200の制御I/O202を介して、キーボード3と、メインディスプレイ5と、サブディスプレイ6と、コードスキャナ9と、R/Jプリンタ7と、を備える。
制御IC201は、複数の電源による電力の供給を必要とする集積回路とする。そして、制御IC201は、複数の電源で供給する順序とタイミング(間隔)とが予め規定されている。本実施の形態では、この複数の電源による電力の供給する順序とタイミングとを電源シーケンスとする。
また、制御IC201は、POS端末1の全体を制御する。具体的には、制御IC201は、制御I/O202を介して接続された、キーボード3と、メインディスプレイ5と、サブディスプレイ6と、コードスキャナ9と、R/Jプリンタ7との制御を行う。
電源回路203は、POS端末1の駆動電力を供給する回路である。さらに、電源回路203は、制御I/O202を介して制御IC201に、予め定められた電源シーケンスで、複数電源による電力の供給を行っている。次に、制御IC201と、電源回路203との関係について説明する。
図3は、電源回路203のハードウェア構成を示した図である。図3に示すように、電源回路203は、プログラマブルIC301と、10MHz発振器302と、第1電源IC303と、第2電源IC304と、第3電源IC305と、図示しない複数の電源とを備えている。また、第1電源IC303、第2電源IC304、及び第3電源IC305は、制御I/O202を介して、制御IC201と接続されているが、制御I/O202は、図3では省略する。
10MHz発振器302は、タイミングを計測するために、1秒当たり10の6乗回、信号をプログラマブルIC301に対して出力する。
第1電源IC303、第2電源IC304、及び第3電源IC305は、入力されるEN(イネーブル)n信号がHighレベルになった場合に、制御IC201に対して、それぞれ予め定められた電圧で電源を供給する。また、第1電源IC303、第2電源IC304、及び第3電源IC305は、制御IC201に対する電力の供給が安定した場合に、PGOODn信号を出力する。
第1電源IC303は、チャンネルが2つあり、2種類の電圧で電力を供給することができる。本実施の形態にかかる第1電源IC303は、RUN1ピンに入力されるEN1信号がHighレベルになった場合に、V11inピン先に接続されている(図示しない)電源から供給された電力を、V1outから制御IC201に対して出力する。なお、当該チャンネルの電圧は、5Vとする。
また、第1電源IC303は、RUN2ピンに入力されるEN2信号がHighレベルになった場合に、V12inピン先に接続されている(図示しない)電源から供給された電力を、V2outから制御IC201に対して出力する。なお、当該チャンネルの電圧は、3Vとする。
このように、第1電源IC303は、ENn信号を複数入力受け付け可能であり、入力を受け付けた複数のENn信号のそれぞれに対応する、複数の電源で電力を供給する。
第2電源IC304は、RUN3ピンに入力されたEN3信号がHighレベルになった場合に、V21inピン先に接続されている(図示しない)電源から供給された電力を、V3outから制御IC201に対して出力する。なお、第2電源IC304が出力する電圧は、1.8Vとする。
第3電源IC305は、RUN4ピンに入力されたEN4信号がHighレベルになった場合に、V31inピン先に接続されている(図示しない)電源から供給された電力を、V4outから制御IC201に対して出力する。なお、第3電源IC305が出力する電圧は、1.5Vとする。
このように、制御IC201は、第1電源IC303、第2電源IC304、及び第3電源IC305から、異なる電圧で電力の供給を受けることができる。しかしながら、制御IC201においては、電源シーケンスとして、上述した電圧による電力が、予め定められたタイミングで供給開始される必要がある。本実施の形態においては、当該タイミングの制御に、プログラマブルIC301を用いる。
プログラマブルIC301は、遅延時間管理レジスタ311と、カウンタレジスタ312と、制御論理回路313と、を備える。
遅延時間管理レジスタ311は、各電源ICに対してENn信号をHighレベルで出力するタイミングを遅延させる時間を示した遅延時間情報を保持する。
図4は、遅延時間管理レジスタ311のテーブル構造を示した図である。図4に示すように、遅延時間管理レジスタ311は、各ENn信号それぞれに対して、遅延時間情報(ms)を対応付けて保持する。
カウンタレジスタ312は、10MHz発振器302が出力する信号の、10MHzの周波数に従って更新される。カウント値を格納するレジスタとする。カウント値の更新は、制御論理回路313により行われる。
制御論理回路313は、システム起動信号又はPGOODn信号を検出してから、ENn信号をHighレベルで出力するまでの制御を行う。
図5は、制御論理回路313内の構成を示したブロック図である。図5に示すように、制御論理回路313は、検出部501と、判定部502と、出力制御部503と、を備えている。
検出部501は、制御IC201に、POS端末1内の複数の電源のうち、いずれか一つ電源で電力が安定供給されたことを示すPGOODn(nは1以上の整数とする)信号を検出する。また、検出部501は、POS端末1が起動した直後であれば、起動したことを示すシステム起動信号を検出する。
判定部502は、検出部501がPGOODn信号又はシステム起動信号を検出してから、遅延時間管理レジスタ311が管理している遅延時間情報で示される時間を経過したか否かを判定する。本実施の形態にかかる判定部502は、カウンタレジスタ312が保持しているカウント値に基づいて、遅延時間情報で示された時間を経過したか否かを判定する。なお、詳細な手順については後述する。
出力制御部503は、判定部502で経過したと判定した場合に、次の電源で電力の供給を開始させるENn信号をHighレベルで出力する。そして、Highレベルで出力されたENn信号をトリガーとして電源ICが電力の供給を開始する。当該電力の供給が安定した場合に、電源ICがPGOODn信号を出力する。このPGOODn信号は、再び検出部501により検出される。
これにより、所定の遅延時間を経過した後、再び、次の電源で電力を供給するための準備が開始される。つまり、当該処理を繰り返すことで、当該制御ICに対して予め定められた電源シーケンスに従って、複数の電源による電力の供給を行うことができる。
次に、本実施の形態にかかるPOS端末1における電源シーケンスに従って電源供給を行う際の処理について説明する。図6は、本実施の形態にかかるPOS端末1における上述した処理の手順を示すフローチャートである。
まず、プログラマブルIC301の制御論理回路313内部における、検出部501が、入力信号を検出する(ステップS601)。検出する入力信号は、最初に検出する信号がシステム起動信号であり、それ以降はPGOODn信号とする。
そして、制御論理回路313が、カウンタレジスタ312内のカウント値をインクリメントする(ステップS602)。そして、制御論理回路313内部の判定部502が、カウント値が、遅延時間情報で示された遅延時間以上であるか否かを判定する(ステップS603)。この遅延時間は、最初、EN1信号用の遅延時間が設定されているものとする。例えば、図4に示す遅延時間管理レジスタ311によると、EN1信号と対応付けられている5msが遅延時間として設定されることになる。
遅延時間以上でないと判定された場合(ステップS603:No)、再びステップS602から処理を開始する。
一方、判定部502が遅延時間以上であると判定した場合(ステップS603:Yes)、制御論理回路313内部の出力制御部503が、当該入力信号に対応したENn信号をHighレベルで、電源ICに出力する制御を行う(ステップS604)。入力信号に対応するENn信号とは例えば、システム起動信号に対応する出力信号としてEN1信号、PGOOD1信号に対応する出力信号としてEN2信号、PGOOD2信号に対応する出力信号としてEN3信号などがある。これらENn信号がHighレベルで出力されることで、電源ICによる電力の供給が開始される。
次に、制御論理回路313が、全ての電源のよる供給開始が済んだか否か判定する(ステップS605)。済んでいないと判定した場合(ステップS605:No)、制御論理回路313は、カウンタレジスタ312のカウンタ値を初期化する(ステップS606)。次に制御論理回路313は、遅延時間管理レジスタ311を参照し、次に出力するENn信号と対応付けられている遅延時間を、ステップS603におけるカウント値との比較対象として設定する(ステップS607)。その後、再びステップS601から処理を開始する。
一方、制御論理回路313が、全ての電源のよる供給開始が済んだと判定した場合(ステップS605:Yes)、制御論理回路313が、リセットを解除する信号を、POS端末1内に出力し(ステップS608)、処理を終了する。
上述した処理手順により、制御IC201の電源シーケンスに従って、電源の供給を開始することができる。また、上述した処理手順では、電源投入時の電源シーケンスについて説明したが、電源OFF時の電源シーケンスに適用しても良い。この場合の処理手順も上述した処理手順と同様として、説明を省略する。
また、本実施の形態にかかるプログラマブルIC301においては、遅延時間管理レジスタ311に格納される遅延時間情報を変更することで、異なる種類のICの電源シーケンスに対応することができる。
また、本実施の形態にかかる遅延時間管理レジスタ311では、EN1信号〜EN4信号のそれぞれについて遅延時間を設定可能であるが、4種類全ての信号に対して遅延時間を設定する必要はない。例えば、遅延時間管理レジスタ311に、1〜3種類の信号に限り、遅延時間を設定しても良い。このように、1〜3個の電源による電力の供給が必要なICの電源シーケンスにも、プログラマブルIC301を適用できる。
また、プログラマブルICに対して、5種類以上の電源による電源シーケンスについて対応可能に設計してもよい。
ところで、従来のコンデンサを用いて遅延時間を制御しようとした場合、コンデンサの静電容量の温度変化が大きく、±10%程度の変化がある。これに対し、本実施の形態では10MHz発振器302で遅延時間を制御することとした。発振器でも温度変化は生じるが、温度変化での誤差を100ppmとすると、±0.01%の精度で時間を測定することができる。このため、高い精度で電源シーケンスを制御することが可能となった。つまり、温度変化に影響を受けない、電源シーケンスの安定した機器(本実施の形態ではPOS端末1)を提供することが可能となった。
ところで、従来の手法では、電源シーケンスを制御するためにPGOODn信号とENn信号とが直でつながり、その間にコンデンサによるRC回路が存在していた。このため、制御ICを変更した場合、変更した制御ICの電源シーケンスに適合させるためにはコンデンサを変更するなどの再設計が必要であった。このため、設計に柔軟性がなく、制御ICを変更する際の設計変更が困難であった。これに対し、本実施の形態では、制御ICを変更した場合に、プログラマブルIC301の、遅延時間管理レジスタ311内の遅延時間情報を変更するだけで、変更した制御ICの電源シーケンスに対応することができる。つまり、設計変更時の柔軟性が向上し、設計者の負担を軽減することができる。
さらに、遅延時間管理レジスタ311内の遅延時間を変更させるだけで、様々な制御ICの電源シーケンスに対応できるため、1種類のプログラマブルIC301で、様々な種類の機器の電源シーケンスの制御に適用することができる。
また、従来のコンデンサを用いたRC回路の場合、遅延時間はm秒単位であるため、コンデンサでは実測しないかぎり、実際の要求を満たしているか否か判定できず、調整が難しいという問題があった。これに対し、本実施の形態では、m秒単位の精度を容易に出せるため、設計が容易となる。
なお、本実施の形態においては、プログラマブルIC301の制御論理回路313で実行される電源制御プログラムは、予め組み込まれて提供される。
本実施形態のプログラマブルIC301で実行される電源制御プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
さらに、本実施形態のプログラマブルIC301で実行される電源制御プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、本実施形態のプログラマブルIC301で実行される電源制御プログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
本実施の形態のプログラマブルIC301で実行される電源制御プログラムは、上述した各部(検出部、判定部、出力制御部)を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしては、プログラマブルIC301内の図示しないCPU(プロセッサ)が、プログラマブルIC301内のROMから電源制御プログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置上にロードされ、検出部、判定部、出力制御部が主記憶装置上に生成されるようになっている。
以上のように、本発明にかかる電源制御装置、電子機器、及び電源制御プログラムは、電気機器にICを搭載された搭載される場合に適しており、特にICの電源シーケンスの規定を遵守させるのに適している。
200 制御エンジンボード
201 制御IC
202 制御I/O
203 電源回路
301 プログラマブルIC
302 10MHz発振器
303 第1電源IC
304 第2電源IC
305 第3電源IC
311 遅延時間管理レジスタ
312 カウンタレジスタ
313 制御論理回路
501 検出部
502 判定部
503 出力制御部
特開平10−312229号公報

Claims (6)

  1. 複数の電源で供給する順序とタイミングとが予め定められた集積回路に対して、当該複数の電源で電力の供給を制御する電源制御装置であって、
    前記集積回路に、前記複数の電源のうちいずれか一つ電源で電力が供給されたことを示す、入力信号を検出する検出手段と、
    前記検出手段が前記入力信号を検出した時から、次の電源で供給を開始するまでの時間を示す、遅延時間情報を、記憶する記憶手段と、
    前記検出手段が前記入力信号を検出してから、前記遅延時間情報で示された時間を経過したか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段で経過したと判定した場合に、前記次の電源で供給を開始させる許可信号を出力する出力制御手段と、を備え、
    前記検出手段は、さらに、前記出力制御手段により出力された前記許可信号をトリガーとして、前記次の電源で供給が開始された後、供給されたことを示す入力信号を検出すること、
    を特徴とする電源制御装置。
  2. 所定の周波数の信号を出力する発振器と、
    前記発振器が出力する前記信号の前記所定の周波数に従って、カウント値を更新するカウンタと、をさらに備え、
    前記判定手段は、前記カウント値に基づいて、前記遅延時間情報で示された時間を経過したか否かを判定すること、
    を特徴とする請求項1に記載の電源制御装置。
  3. 前記出力制御手段により出力された前記許可信号の入力を受け付けると、前記集積回路に対して、所定の電圧で電源を供給する電源制御手段を、さらに備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の電源制御装置。
  4. 前記電源制御手段は、前記許可信号を複数入力受け付け可能であり、入力を受け付けた複数の前記許可信号のそれぞれに対応する、複数の電源で電力を供給すること、
    を特徴とする請求項3に記載の電源制御装置。
  5. 複数の電源で供給する順序とタイミングとが予め定められた集積回路と、
    前記複数の電源による電力の供給を制御する電源制御装置であって、前記集積回路に、前記複数の電源のうちいずれか一つ電源で電力が供給されたことを示す、入力信号を検出する検出手段と、前記検出手段が前記入力信号を検出した時から、次の電源で供給を開始するまでの時間を示す、遅延時間情報を、記憶する記憶手段と、前記検出手段が前記入力信号を検出してから、前記遅延時間情報で示された時間を経過したか否かを判定する判定手段と、前記判定手段で経過したと判定した場合に、前記次の電源で供給を開始させる許可信号を出力する出力制御手段と、を備え、前記検出手段は、さらに、前記出力制御手段により出力された前記許可信号をトリガーとして、前記次の電源で供給が開始された後、供給されたことを示す入力信号を検出する電源制御装置と、
    を備えたことを特徴とする電子機器。
  6. 複数の電源で供給する順序とタイミングとが予め定められた集積回路に対して、当該複数の電源で電力の供給をコンピュータに実行させる電源制御プログラムであって、
    前記コンピュータが、前記集積回路に、前記複数の電源のうちいずれか一つ電源で電力が供給されたことを示す入力信号を検出した時から、次の電源で供給を開始するまでの時間を示す、遅延時間情報を、記憶する記憶手段を備え、
    前記入力信号を検出する検出ステップと、
    前記検出ステップが前記入力信号を検出してから、前記記憶手段が記憶する、前記遅延時間情報で示された時間を経過したか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップで経過したと判定した場合に、前記次の電源で供給を開始させる許可信号を出力する出力制御ステップと、を前記コンピュータに実行させ、
    前記検出ステップは、さらに、前記出力制御ステップにより出力された前記許可信号をトリガーとして、前記次の電源で供給が開始された後、供給されたことを示す入力信号を検出すること、
    を特徴とする電源制御プログラム。
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