JP2011081602A - 減圧弁 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成で耐圧性の向上を図った減圧弁を提供する。
【解決手段】高圧となる一次側のポート23から、低圧となる二次側のポート24に至る経路の途中に設けられた弁座21に着座することによって弁を閉じ、弁座21から離れることで弁を開く弁体10を備え、弁体10は、その一方が前記経路内であって弁座21よりも上流側の領域に通じる貫通孔22内で、往復動自在に配置される軸部12を有すると共に、軸部12と貫通孔22との間の環状隙間を封止する封止部材30を備えた減圧弁100において、封止部材30は、筒状の弾性体によって構成されており、その内周面が軸部12の外周面に接着により固定され、かつその外周面が貫通孔22の内周面に接着により固定されていることを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えば、高圧ガス用の圧力制御弁(より具体的な例としては、燃料電池車に用いられる高圧水素ガス用の圧力制御弁)として用いられる減圧弁に関するものである。
高圧の流体圧力(一次側圧力)を、それよりも低い圧力で利用したい場合に、減圧弁が用いられる。図5は従来例に係る減圧弁の主要構成を示す模式図である。
減圧弁は、高圧(元圧)P1となる一次側のポートから、低圧(制御圧)P2となる二次側のポートに至る経路の途中に設けられた弁座200に着座することによって弁を閉じ、弁座200から離れることで弁を開く弁体110を備えている。この弁体110は、軸部112と、この軸部112の先端に設けられた弁本体部111とから構成される。そして、軸部112は、その一方が前記経路内であって弁座200よりも上流側の領域Rに通じる貫通孔300内で、往復移動自在に配置されている。この軸部112が往復移動することによって、弁が開閉される。また、貫通孔300の他方は大気圧P3となる領域に通じている。なお、貫通孔300の他方が二次側の圧力P2と等しくなるように構成される場合もある。
ここで、前記領域Rの流体圧力が、貫通孔300を通って逃げてしまわないように、軸部112と貫通孔300との間の環状隙間を封止する必要がある。
そこで、従来、この環状隙間を封止するために、Oリングなどのシールリング400が設けられている。例えば、図5に示すように、貫通孔300の内周面に環状溝301を設けて、この環状溝301内にシールリング400を装着する構成が採用されている。これにより、弁体110が往復移動した場合であっても、軸部112の外周面とシールリング400の内周面とが摺動し、密封性を維持することができる。
しかしながら、一次側の圧力が極めて高く、一次側の圧力P1と大気圧P3(または二次側の圧力P2)との差圧が非常に大きくなる場合には、軸部112とシールリング400との摩擦力も非常に大きくなる。そのため、ヒステリシスの増加や、摺動部分の固着によって、圧力調整機能(制御機能)が低下してしまう問題がある。
これを解消する方法として、減圧弁を複数個直列に配置することによって、各減圧弁における弁体にかかる差圧を小さくする技術が知られている。しかし、この技術を採用する場合には、複数の減圧弁が必要となり、減圧系の複雑化を招いたり、部品点数が増加してしまったり、重量が増加してしまったりするなどのデメリットがある。
なお、一般的に、相対的に移動する2部材間の隙間を封止する方法として、ゴム膜により構成されるダイヤフラムや金属製のベローズなどのシール部品を用いる技術も知られている。しかし、これらのシール部品の耐圧性には限界があり、これらのシール部品にかかる差圧が非常に大きな場合には利用することができない。
特許第4046409号公報 特開2007−148465号公報 特開2005−309983号公報
本発明の目的は、簡易な構成で耐圧性の向上を図った減圧弁を提供することにある。
本発明は、上記課題を解決するために以下の手段を採用した。
すなわち、本発明の減圧弁は、
高圧となる一次側のポートから、低圧となる二次側のポートに至る経路の途中に設けられた弁座に着座することによって弁を閉じ、該弁座から離れることで弁を開く弁体を備え、
前記弁体は、その一方が前記経路内であって前記弁座よりも上流側の領域に通じる貫通孔内で、往復動自在に配置される軸部を有すると共に、
該軸部と前記貫通孔との間の環状隙間を封止する封止部材を備えた減圧弁において、
前記封止部材は、筒状の弾性体によって構成されており、その内周面が前記軸部の外周面に接着により固定され、かつその外周面が前記貫通孔の内周面に接着により固定されていることを特徴とする。
本発明によれば、環状隙間を封止する封止部材は、その内周面及び外周面がいずれも接着固定されており、摺動することはない。そのため、封止部材にかかる差圧が大きくなっても、摺動摩擦を原因とする問題が生じない。
また、封止部材がせん断方向に変形することによって、軸部(弁体)は貫通孔内で往復移動することが可能である。なお、筒状の弾性体で構成された封止部材における軸方向の長さLと径方向の厚みTの比(L/T)を大きくするほど、耐圧性を高めることができる。
前記貫通孔における他方は、大気圧となる領域に通じているとよい。
また、前記貫通孔における他方は、前記二次側の圧力となる領域に通じていることも好適である。
これにより、封止部材にかかる二次側の圧力による影響を低減させることができる。
前記封止部材は円筒形状(本発明においては、例えば先端にC面やR面等が形成されたような、実質的に円筒形状のものも含む)であり、かつ前記弁体における受圧領域は円形であり、
前記封止部材における内径と外径の平均の径が、前記受圧領域における円形の径と等しくなる(完全に等しいことを意味している訳ではなく、設計上において等しくなることを意味する)ように設定されているとよい。
これにより、弁体にかかる一次側の圧力による影響を低減させることができる。
前記弁体の先端には、前記二次側の圧力を受ける受圧部材が固定されると共に、該弁体の後端側に向かう推力が作用するように構成されており、
前記受圧部材が受ける圧力と前記推力によって、前記弁体の動作が制御されて弁の開閉が制御されるとよい。
なお、上記各構成は、可能な限り組み合わせて採用し得る。
以上説明したように、本発明によれば、簡易な構成で耐圧性の向上を図ることができる。
図1は本発明の実施形態に係る減圧弁の主要構成を示す模式図である。 図2は本発明の実施形態に係る減圧弁の模式的断面図である。 図3は本発明の実施例1に係る減圧弁の模式的断面図である。 図4は本発明の実施例2に係る減圧弁の模式的断面図である。 図5は従来例に係る減圧弁の主要構成を示す模式図である。
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を例示的に詳しく説明する。ただし、以下に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
<減圧弁の基本的な構成>
図1を参照して、本発明の実施形態に係る減圧弁の基本的な構成を説明する。本発明の実施形態に係る減圧弁100は、高圧P1となる一次側のポートから、低圧P2となる二次側のポートに至る経路の途中に設けられた円形の弁座21に着座することによって弁を閉じ、この弁座21から離れることで弁を開く弁体10を備えている。この弁体10は、軸部12と、この軸部12の先端に設けられた弁本体部11とから構成される。なお、図1においては、弁体10における中心軸を通る面で切断した断面を示している。弁体10はこの中心軸を中心とする回転対称形状である。
そして、軸部12は、その一方が前記経路内であって弁座21よりも上流側の領域Rに通じる貫通孔22内で、往復移動自在に配置されている。この軸部12が往復移動することによって、弁が開閉される。また、貫通孔22の他方は大気圧P3となる領域に通じている。ただし、以下に説明するように、貫通孔22の他方が二次側の圧力P2と等しくなるように構成することも可能である。
なお、弁座21及び貫通孔22は、弁体10などを収納するハウジング20の内部に設けられている。
そして、前記領域Rの流体圧力が、貫通孔22を通って逃げてしまわないように、軸部12と貫通孔22との間の環状隙間を封止するために、封止部材30が設けられている。この封止部材30は、円筒状の弾性体によって構成されている。弾性体の材料の好適な例としては、EPDM(エチレンプロピレンジエンゴム)を挙げることができる。
この封止部材30は、その内周面が軸部12の外周面に接着により固定され、かつその外周面が貫通孔22の内周面に接着により固定されている。より具体的には、焼き付けによって、内周面及び外周面共に、全周に亘って全面が接着されている。
上記のように構成される弁体10の受圧領域は、弁本体部11と弁座21との接触部の内側の領域、つまり円形の領域である。また、封止部材30の受圧領域は、円筒部の外径と内径との平均径D1の円形の領域である。本実施形態においては、弁体10の受圧領域である円の径D2と、封止部材30における円筒部の外径と内径との平均径D1とが等しくなるように設定されている。つまり、両者の受圧面積を等しくしている。
<本実施形態に係る減圧弁の優れた点>
本実施形態に係る減圧弁100によれば、環状隙間を封止する封止部材30は、その内周面及び外周面がいずれも接着固定されている。従って、封止部材30と弁体10の軸部12との間、及び封止部材30と貫通孔22の内周面との間で摺動することはない。そのため、封止部材30にかかる差圧(P1とP3との間の差圧)が大きくなっても、摺動摩擦を原因とする問題が生じない。特に、本実施形態に係る減圧弁100においては、封止部材30における内周面及び外周面のいずれも全面に亘って接着固定させる構成を採用している。そのため、接着部の単位面積当たりに加わる力を可及的に小さくすることができ、耐圧性を向上させることができる。
また、封止部材30がせん断方向に変形することによって、軸部12(弁体10)は貫通孔22内で往復移動することが可能である。なお、図1(a)は弁が閉じた状態を示しており、同図(b)は後述するソレノイドなどの推力により、弁体10が図中左側に移動して、弁が開いた状態を示している。
ここで、円筒状の封止部材30における軸方向の長さLと径方向の厚みTの比(L/T)を大きくするほど、耐圧性を高めることができる。例えば、封止部材30の材料としてEPDMを採用した場合に、L/T比を4〜50(より望ましくは10〜30)に設定することによって、数十MPa以上の耐圧性能を実現することが可能である。また、このL/T比を大きくするということは、封止部材30の軸方向の長さを長くするということでもあり、封止部材30によって支持される弁体10が安定する(位置決め精度が向上する)ことにもなる。
また、本実施形態に係る減圧弁100によれば、封止部材30自体の弾性復元力によって、弁が閉じる位置に向かって、弁体10を移動させることができる。なお、上記L/T比を大きくするほど、弾性復元力は高くなる。
また、本実施形態においては、弁体10の受圧領域である円の径D2と、封止部材30における円筒部の外径と内径との平均径D1とが等しくなるように設定されている。つまり、弁体の受圧面積と封止部材30の受圧面積を等しくしている。これにより、弁体10にかかる一次側の圧力P1は相殺され、弁体10は、一次側の圧力P1による影響を殆ど受けることがない。従って、一次側の圧力P1が変動しても安定的に弁の開閉を行わせることができる。なお、一次側の圧力(元圧)P1がタンクに蓄積されたガスの圧力の場合には、タンク内のガスが消費されることで、一次側の圧力P1は変動する。
また、貫通孔22の他方が二次側の圧力P2と等しくなるように構成した場合には、弁体10にかかる二次側の圧力P2も相殺される。従って、弁体10は二次側の圧力P2による影響も殆ど受けることがなく、二次側の圧力P2が変動しても安定的に弁の開閉を行わせることができる。
<減圧弁の具体的構成>
図2を参照して、本発明の実施形態に係る減圧弁のより具体的な構成について説明する。なお、この図2に示す減圧弁100においては、上述の減圧弁の基本的な構成が備えられており、同一の構成部分については同一の符号を付して、その説明は適宜省略する。
図2に示すように、減圧弁100におけるハウジング20には、高圧P1となる一次側のポート23と、低圧P2となる二次側のポート24が設けられている。この一次側のポート23から二次側のポート24に至る経路の途中に弁座21が設けられている。この弁座21に着座することによって弁を閉じ、この弁座21から離れることで弁を開く弁体10を備えている点については、上記基本的な構成で説明した通りである。
また、ハウジング20における図中左側にもポート25が設けられており、このポート25は、貫通孔22における領域Rとは反対側の領域に通じている。このポート25が大気に露出する構成を採用した場合には、当該反対側の領域は大気圧P3となり、このポート25と二次側のポート24とが閉空間で繋がる構成を採用した場合には、当該反対側の領域は二次側の圧力P2と等しくなる。
また、本実施形態に係る減圧弁100においては、弁体10の先端側に、弁座21よりも更に先端方向に突出した突出部13が設けられている。そして、この突出部13の先端に二次側の圧力(制御圧)P2を受ける受圧部材としてのベローズ40が設けられている。
また、突出部13の先端には、弁体10の後端側に向かう推力Fが作用するように構成されている。この推力Fを発生させる方法としては、バネを用いたり、流体圧力を用いたり、後述のようにソレノイドなどの電磁力を用いたりすることが可能である。
更に、弁体10の後端(軸部12の端部)には、弁体10を先端側に向けて付勢するバネ50が設けられている。
以上のように構成される減圧弁100によれば、ベローズ40が受ける圧力(制御圧力)P2と推力Fによって、弁体10の動作が制御され、その結果、弁の開閉が制御される。これにより、制御圧力P2を制御することができる。
なお、より具体的には、本実施形態において弁体10に作用する力は、一次側の圧力P1と、2次側の圧力P2と、大気圧P3と、ベローズ40が圧力P2を受けることでベローズ40により弁体10に作用する力と、推力Fと、封止部材30の弾性復元力と、バネ50のバネ力である。従って、弁体10の位置は、これらの力のバランスにより定まる。従って、一次側の圧力P1に対して二次側の圧力P2を所望の圧力に制御するためには、ベローズ40の特性,推力F,封止部材30の弾性力、及びバネ50のバネ定数を適宜設定すればよい。
なお、上記の通り、一次側の圧力P1は相殺されるため、力のバランスには寄与しない。また、貫通孔22における領域Rとは反対側の領域の圧力が二次側の圧力P2となるように構成される場合には、二次側の圧力P2も相殺されるので、力のバランスには寄与しない。
また、本実施形態に係る減圧弁100においては、ソレノイドによる推力Fが発生していないときは、弁を閉じている必要がある。そして、減圧弁100に急激な加速度や振動が加えられた場合でも、弁を閉じた状態を維持するために、弁体10には初期荷重(セット荷重)を与える必要がある。
弁体10に初期荷重を与える方法として、封止部材30自身の弾性反発力によって荷重を与える方法と、封止部材30の後方にバネ50を設けて荷重を与える方法がある。前者の場合には封止部材30を初期的に変形させる必要があり、封止部材30の変形可能域が減少する。これに対して後者の場合には、封止部材30の変形可能域を大きくすることができ、弁体10の移動量を極力大きく設定したい場合に有効である。
また、減圧弁100は、制御圧P2となる領域よりも下流側に設けられた設備のガス使用量が変動したような場合に、弁体10の移動量が変化することにより、制御圧P2を維持する機能(圧力調整機能)を有する。通例、圧力調整機能を発揮させるためには、弁体
10の移動量に関係なく、弁体10を押す力が一定に保つように設定される。本実施例に係る弁体構造では、弁体10の移動量と共に封止部材30の弾性反発力が増加してしまう。しかし、本実施例の場合には、弁体10の移動量と共に、ソレノイド推力Fも増加するように設定し、上記の弾性反発力の増加分を相殺することによって、弁体10を押す力を一定に保ち、圧力調整機能を発揮させている。
(実施例1)
図3を参照して、減圧弁100のより具体的な例(実施例1)を説明する。なお、この図3に示す減圧弁100においては、図1を参照して説明した減圧弁の基本的な構成及び図2を参照して説明した減圧弁の具体的な構成が備えられており、同一の構成部分については同一の符号を付して、その説明は適宜省略する。
本実施例に係る減圧弁100においては、上述した図2に示す構成を、より具体的にしたものである。本実施例に係る減圧弁100は、ベローズ40を介して弁体10とは反対側にソレノイド60が設けられている。このソレノイド60は、概略、コイル61と、磁性体で構成された略円筒状のセンターポスト62と、コイル61への通電により磁気的に吸引されてセンターポスト62に向かって移動するプランジャ63と、プランジャ63に固定されたロッド64とを備えている。このロッド64は、センターポスト62の中心に設けられた貫通孔を挿通するように設けられて、その先端がベローズ40に固定されている。
以上の構成により、コイル61への通電によって、プランジャ63を図中左側に移動させることができる。これに伴って、ロッド64によって、ベローズ40を介して、弁体10を図中左側に押す力が発生する。つまり、弁体10の先端には、弁体10の後端側に向かう推力Fが作用する。従って、コイル61への通電を制御することで、推力Fを制御することができ、結果的に、弁の開閉を制御して、圧力P2を制御することができる。
(実施例2)
図4を参照して、減圧弁100のより具体的な例(実施例2)を説明する。なお、この図4に示す減圧弁100においては、図1を参照して説明した減圧弁の基本的な構成及び図2を参照して説明した減圧弁の具体的な構成の一部が備えられており、同一の構成部分については同一の符号を付して、その説明は適宜省略する。
本実施例に係る減圧弁100においても、上記実施例1の場合と同様に、ソレノイド60が設けられている。ソレノイド60の構成等については、上記実施例1で説明した通りであるので、その説明を省略する。
本実施例に係る減圧弁100においては、上記実施例1の場合とは異なり、弁体10には突出部13が設けられていない。その代わりに、ベローズ40に弁座21の内側の貫通孔を挿通するように設けられた突出部41が設けられている。そして、この突出部41が弁体10の先端に当る(固定してもしなくてもよい)ように構成されており、実施例1の場合と同様に、ソレノイド60によって、弁体10の先端には、弁体10の後端側に向かう推力Fが作用する。従って、コイル61への通電を制御することで、推力Fを制御することができ、結果的に、弁の開閉を制御して、圧力P2を制御することができる。
また、本実施例に係る減圧弁100においては、貫通孔22における領域Rとは反対側の領域から二次側のポート24へと繋がる通路Sを設けている。これにより、貫通孔22における領域Rとは反対側の領域の圧力は二次側の圧力P2と等しくなる。従って、上記の通り、弁体10は二次側の圧力P2による影響を殆ど受けることがなく、二次側の圧力P2が変動しても安定的に弁の開閉を行わせることができる。
10 弁体
11 弁本体部
12 軸部
13 突出部
20 ハウジング
21 弁座
22 貫通孔
23 (一次側の)ポート
24 (二次側の)ポート
25 ポート
30 封止部材
40 ベローズ
41 突出部
50 バネ
60 ソレノイド
61 コイル
62 センターポスト
63 プランジャ
64 ロッド
100 減圧弁
F 推力

Claims (5)

  1. 高圧となる一次側のポートから、低圧となる二次側のポートに至る経路の途中に設けられた弁座に着座することによって弁を閉じ、該弁座から離れることで弁を開く弁体を備え、
    前記弁体は、その一方が前記経路内であって前記弁座よりも上流側の領域に通じる貫通孔内で、往復動自在に配置される軸部を有すると共に、
    該軸部と前記貫通孔との間の環状隙間を封止する封止部材を備えた減圧弁において、
    前記封止部材は、筒状の弾性体によって構成されており、その内周面が前記軸部の外周面に接着により固定され、かつその外周面が前記貫通孔の内周面に接着により固定されていることを特徴とする減圧弁。
  2. 前記貫通孔における他方は、大気圧となる領域に通じていることを特徴とする請求項1に記載の減圧弁。
  3. 前記貫通孔における他方は、前記二次側の圧力となる領域に通じていることを特徴とする請求項1に記載の減圧弁。
  4. 前記封止部材は円筒形状であり、かつ前記弁体における受圧領域は円形であり、
    前記封止部材における内径と外径の平均の径が、前記受圧領域における円形の径と等しくなるように設定されていることを特徴とする請求項1,2または3に記載の減圧弁。
  5. 前記弁体の先端には、前記二次側の圧力を受ける受圧部材が固定されると共に、該弁体の後端側に向かう推力が作用するように構成されており、
    前記受圧部材が受ける圧力と前記推力によって、前記弁体の動作が制御されて弁の開閉が制御されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の減圧弁。
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