JP2011081132A - 分散素子、分光装置、及び波長選択スイッチ - Google Patents

分散素子、分光装置、及び波長選択スイッチ Download PDF

Info

Publication number
JP2011081132A
JP2011081132A JP2009232447A JP2009232447A JP2011081132A JP 2011081132 A JP2011081132 A JP 2011081132A JP 2009232447 A JP2009232447 A JP 2009232447A JP 2009232447 A JP2009232447 A JP 2009232447A JP 2011081132 A JP2011081132 A JP 2011081132A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
wavelength
prism
transmission surface
optical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009232447A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5599175B2 (ja
Inventor
Tomoji Watabe
智史 渡部
Takehiro Yoshida
剛洋 吉田
Toshiaki Okamura
俊朗 岡村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Corp filed Critical Olympus Corp
Priority to JP2009232447A priority Critical patent/JP5599175B2/ja
Priority to US12/895,001 priority patent/US8531769B2/en
Publication of JP2011081132A publication Critical patent/JP2011081132A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5599175B2 publication Critical patent/JP5599175B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B5/00Optical elements other than lenses
    • G02B5/04Prisms
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B5/00Optical elements other than lenses
    • G02B5/18Diffraction gratings
    • G02B5/1876Diffractive Fresnel lenses; Zone plates; Kinoforms
    • G02B5/189Structurally combined with optical elements not having diffractive power
    • G02B5/1895Structurally combined with optical elements not having diffractive power such optical elements having dioptric power
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/0025Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00 for optical correction, e.g. distorsion, aberration
    • G02B27/0037Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00 for optical correction, e.g. distorsion, aberration with diffracting elements

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Mechanical Light Control Or Optical Switches (AREA)
  • Diffracting Gratings Or Hologram Optical Elements (AREA)
  • Optical Elements Other Than Lenses (AREA)

Abstract

【課題】波長を変化させたときに出射光が強度変調を起こさない分散素子、並びに、それを用いた分光装置及び波長選択スイッチを提供する。
【解決手段】相対する第1透過面と第2透過面とを有するプリズムと、相対する第3透過面と回折格子が形成された回折光学面とを有する光学素子とを備えた分散素子であって、プリズムと光学素子とが、第1透過面と第3透過面との接合により一体に構成され、回折格子の溝に垂直な面内において、第3透過面と回折光学面とが、非平行に形成されている。
【選択図】図5

Description

本発明は、分散素子、分光装置、及び波長選択スイッチに関するものである。
非特許文献1において、イマージョングレーティング(分散素子)の作成方法が開示されている。シリコンのウェハ上にフェイズシフトマスクにてグレーティングパターンを施し、テトラメチルアンモニウムヒドロキシドを用いた結晶性のエッチング(Tetramethylammonium Hydroxide Crystallographic Etch)にて溝を作成する。この溝は、きわめて高精度な平行平面板であるウェハの一方の面に微細に刻まれている。以後、溝が形成されたシリコンウェハをチップと呼ぶ。
また、従来の波長選択スイッチとして、反射型の波長選択スイッチが、特許文献1に提案されている。
図16、図17は、従来のイマージョングレーティング(分散素子)の内部における光の進み方を示す図である。
図16、図17に示す従来のイマージョングレーティングは、チップ900の溝のない面902と、別に用意したプリズム920の側面921とを接合している。チップ900には、接合された面902に対向する面901に上述の溝が形成されている。このイマージョングレーティングには、プリズム920の別の側面922から光を入射する。
米国特許第6707959号明細書
Low polarization dependent diffraction grating for wavelength demultimlexing, E. Popov、 et al., Optics Express, Vol. 12, Issue 2, pp. 269−275
しかしながら、前述のチップとプリズムの接合には、従来の接合材を用いることができない。これは、シリコンの屈折率が近赤外線の波長において3を超えて高くなることから、適切な接合材が存在しないためである。
したがってチップとプリズムの接合には、オプティカルコンタクト、活性化接合などの常温接合が用いることが好ましい。
図16、図17に示すイマージョングレーティングに入射した光L80、L90の大部分は回折面である面901で分光され、その後、チップ900とプリズム920との接合面である、面902及び側面921で反射することなくプリズム920に入射し、入射面兼出射面である側面922から射出される。このように側面922から射出される光L81(図16の実線)、L91(図17の実線)を正規光と呼ぶ。
これに対して、チップ900とプリズム920との接合が完全でなく、接合面に不純物などが混入していた場合、接合面をはさむ両方の媒質が同一であったとしても、接合面を透過して面901で分光された光の一部は接合面にて反射する。接合面で反射した光のうち、回折面901で一度だけ回折を起こした光L82(図16の点線)、L92(図17の点線)はプリズム920の側面922から、前述の正規光L81、L91と同様の方向に射出される。ここで、接合面で反射した後に側面922から射出される光L82、L92をノイズ光と呼ぶ。
このようなイマージョングレーティングがディテクタアレイを有する分光装置に使われる場合を想定すると、正規光とノイズ光はイマージョングレーティングを出たあと平行に飛び、レンズもしくは反射光で集光され、同じディテクタに入射する。
また、上述のイマージョングレーティングが波長選択スイッチに使われる場合を想定すると、正規光とノイズ光は同じチャネルのスイッチング素子に入射する。
イマージョングレーティングへの入射光としてコヒーレントな光を用いていると、正規光(信号光)とノイズ光は互いに光路差を持っているので干渉を起こし強度変調が発生する。また、波長により光路長が異なるため波長に対して強度が振幅する。これは分光装置もしくは波長選択スイッチとしては望ましくない。
さらに、上記の現象はシリコン同士の接合に限らず、高屈折率光学材料の接合においても同様に生じる。
本発明は、これらの点に着目し、波長を変化させたときに出射光が強度変調を起こさない分散素子、並びに、それを用いた分光装置及び波長選択スイッチを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る分散素子は、相対する第1透過面と第2透過面とを有するプリズムと、相対する第3透過面と回折格子が形成された回折光学面とを有する光学素子とを備えた分散素子であって、プリズムと光学素子とが、第1透過面と第3透過面との接合により一体に構成され、回折格子の溝に垂直な面内において、第3透過面と回折光学面とが、非平行に形成されていることを特徴としている。
本発明に係る分散素子において、回折光学面は反射型であって、第3透過面と回折光学面とのなす角Δθ(rad)が以下の式(1)を満たすことが好ましい。
λ/(nW)<Δθ<α ・・・(1)
ここで、
λは使用波長、
nは光学素子の媒質の屈折率、
Wは回折光学面の溝に垂直方向の有効な長さ、
αはプリズムの頂角(rad)、
である。
本発明に係る分散素子において、回折光学面は反射型であって、第3透過面と回折光学面とのなす角Δθが以下の式(2)を満たすことが好ましい。
|(mΔλ)/(nd)|<Δθ<α ・・・(2)
ここで、
mは光学素子によって起こる回折の回折次数、
Δλは分散素子によって分解する波長の差、
nは光学素子の媒質の屈折率、
dは光学素子に形成された溝のピッチ、
αはプリズムの頂角、
である。
本発明に係る分光装置は、光が入射する入射部と、入射部の光出射側に配置された分散素子と、分散素子による分散光のそれぞれの波長に対応する複数の受光部と、分散素子と受光部との間に配置された光学系と、を備えた分光装置であって、分散素子が上述のいずれかの分散素子であることを特徴としている。
本発明に係る波長選択スイッチは、波長選択スイッチ内に波長多重された光を入射させる少なくとも一つの入力部と、入力部からの光を受光し、光を分散させる分散素子と、分散された波長ごとに光を集光する集光要素と、集光要素からの波長ごとの光を、波長ごとに独立に偏向可能な複数の偏向素子を有する光偏向部材と、光偏向部材によって偏向された波長ごとの光を受光する出力部と、を備えており、分散素子が上述のいずれかの分散素子であることを特徴としている。
本発明に係る分散素子、分光装置、及び波長選択スイッチは、波長を変化させたときに出射光が強度変調を起こさないという効果を奏する。
本発明の実施形態に係るチップの構成を示す側面図である。 図1のII部分を拡大した側面図である。 本発明の実施形態に係るチップの構成を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係るプリズムの構成を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る分散素子の構成の一例を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る分散素子の内部における光の進み方を示す図である。 図6のVII部分を拡大した図である。 本発明の実施形態に係る分散素子の内部における光の進み方の一例を拡大して示す図である。 本発明の実施形態に係る分散素子の内部における光の進み方の別の例を拡大して示す図である。 本発明の実施形態に係る分散素子を用いた分光装置の構成を示す図である。 本発明の実施形態の変形例に係る分光装置の構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る分散素子を用いた波長選択スイッチの構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る波長選択スイッチが備えるマイクロミラーアレイの構成を示す斜視図である。 本発明の実施形態の変形例に係る分散素子の内部における光の進み方を示す図である。 図14のXV部分を拡大した図である。 従来の分散素子の内部における光の進み方を示す図である。 従来の分散素子の内部における光の進み方を示す図である。
以下に、本発明に係る分散素子の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
図1は、本発明の実施形態に係る光学素子としてのチップ100の構成を示す側面図である。図2は、図1のII部分を拡大した側面図である。図3は、本実施形態に係るチップ100の構成を示す斜視図である。
チップ100は、例えばシリコンのウェハであって、互いに平行であった2平面を加工することにより、第1面101と第2面102(第3透過面)としている。第1面101と第2面102は互いに非平行であり、底面103から離れるほど互いに近づくような形状を備える。第1面101には、互いに平行な溝112(図2)が形成されている。溝112(回折格子)は、例えば、フェイズシフトマスクを用いて第1面101の表面111(図2)にグレーティングパターンを施した後に、テトラメチルアンモニウムヒドロキシドによって結晶性のエッチングを行うことにより形成する。溝112の形状は、分散素子の特性に合わせて設定し、例えば、ピッチを0.4μm、溝112のある領域の高さ(図1、図2の左右方向における長さ)を14mmとする。
溝加工の後に、第1面101には金コートが施される。また、第2面102は、チップ100上の溝112と平行な軸に対し所定角度傾斜した面となるように研磨される。これにより、チップ100は、全体としてくさび形状となる(図3)。チップ100のくさびの頂角104の角度は例えば0.2度である。
図4は、本実施形態に係るプリズム120の構成を示す斜視図である。図4に示すプリズム120は、チップ100に合わせた材質及び形状を備えたものを用意する。チップ100として、上述のような頂角104の角度が0.2度のシリコンウェハを用いる場合、プリズム120は、底面123から離れるほど第1面121(第1透過面)と第2面122(第2透過面)とが互いに近づくくさび形状とし、その頂角124の角度を35度、材質はシリコンとすることが好ましい。チップ100とプリズム120に用いる材料として、同一のもの、又は、屈折率の差が小さい組合せとすることにより入射光の全反射を抑えることができる。
図5は、本実施形態に係る分散素子130の構成の一例を示す斜視図である。チップ100とプリズム120をオプティカルコンタクト、活性化接合などの常温接合法により、第2面102と第1面121とを互いに接合する。(図5)。接合は、図5に示すように、チップ100の底面103とプリズム120の底面123を対応させるとともに、チップ100の頂角104とプリズム120の頂角124を対応させように行う。これに対して、図6に示すように、チップ100の頂角104とプリズム120の底面123を対応させるとともに、チップ100の底面103とプリズム120の頂角124を対応させることもできる。
図6のように接合してできた分散素子(以下、イマージョングレーティングと呼ぶことがある)の特性に関して図6、図7を用いて説明する。図6は、本実施形態に係る分散素子の内部における光の進み方を示す図である。図7は、図6のVII部分を拡大した図である。
プリズム120の透過面である第2面122から入射した光線L0は、チップ100の接合面である第2面102を透過し、チップ100の反射回折光学面である第1面101にて回折する成分L1と正反射する成分L2に分かれる。回折する成分L1を正規光と呼び、図6、図7中では実線で表すことにする。正規光L1は接合面102を再度透過して透過面122からイマージョングレーティングの外に出射する。
一方、正規光L1と分離して反射回折光学面101にて正反射した成分L2をノイズ光と呼ぶことにする。ノイズ光L2は接合面102にてさらに一部が反射される。この反射した成分L2は再び反射回折光学面101に向かう。反射回折光学面101に向かった成分L2の大部分はそこでさらに回折する。図6、図7では破線で表している。
つまり正規光L1に比べてノイズ光L2は2回多く正反射を行っている。2回の正反射が起こる接合面102と反射回折光学面101は平行ではないので、正規光L1とノイズ光L2の透過面122に対する入射角は異なる。したがって、透過面122から出射するときの角度も正規光L1とノイズ光L2とでは異なり、出射後図示しないレンズなどにて集光させられたとしても異なる点に集光する。このため正規光L1とノイズ光L2が重ならないので強度変調は起こらない。
次に、図8を参照して、くさび角(チップ100の頂角104の角度)に関して説明する。
図8は、本実施形態に係る分散素子の内部における光の進み方の一例を拡大して示す図である。図8は、反射回折光学面101と接合面102の近傍の光線の振舞いを示している。
接合面102と反射回折光学面101のなす角をΔθ(rad)とする。絶対屈折率nの媒質で満たされている空間を真空中の波長λの入射光L10が接合面102を透過し反射回折光学面101に入射角θで入射する。反射回折光学面101により回折角θで回折された入射光は、接合面102を透過し正規光L11になる成分と、接合面102で反射してさらに反射回折光学面101において反射角θで正反射して接合面102を透過するノイズ光L12とに分離される。
分離したい2つの光の波長をそれぞれλとλ+Δλとする。λ+Δλの波長の光が反射回折光学面101で回折され正規光L11になるときの回折角をθ(図示せず)とする。回折次数をm、グレーティングのピッチをd、屈折率をnとし、λとλ+Δλ(Δλ>0)とでnが変わらないとすると、回折の式より次式(3)、(4)が成り立つ。
nsinθ−nsinθ=(mλ)/d ・・・(3)
nsinθ−nsinθ=[m(λ+Δλ)]/d ・・・(4)
上式(3)、(4)より
sinθ−sinθ=−(mΔλ)/(nd) ・・・(5)
ここで0<θ<θとすればm<0であり、式(5)の右辺が正となるため次式が成り立つ。
0<θ<θ<θ
また、
sinθ=sin(θ+2Δθ)
において、|2Δθ|<<1 とすると、
sinθ=sinθ+2Δθcosθ
となり、さらに次式(6)に変形できる。
sinθ―sinθ=2Δθcosθ ・・・(6)
上式(5)、(6)から次式(7)が導かれる。
sinθ―sinθ=2Δθcosθ+[(mΔλ)/(nd)] ・・・(7)
ここで、
θ<θ<θ
のときに波長をλの正規光とノイズ光が混ざらないので、上式(7)より、
2Δθcosθ+[(mΔλ)/(nd)]>0

となる。したがって次式(8)が成り立つ。
Δθ>−(mΔλ)/(2ndcosθ) ・・・(8)
次に、図9を参照して、ノイズ光が出る別のパターンについて、くさび角に関して説明する。図9は、本実施形態に係る分散素子の内部における光の進み方の別の例を拡大して示す図である。
この例においても、接合面102と反射回折光学面101のなす角をΔθとする。屈折率nの媒質で満たされている空間を真空中の波長λの入射光L20が接合面102を透過し反射回折光学面101に入射角θで入射する。この入射光L20は主に2つの成分L21、L22に分離される。すわなち、反射回折光学面101により回折角θで回折され接合面102を透過し正規光L21になる成分と、反射回折光学面101で正反射してさらに接合面102において正反射して、再び反射回折光学面101に角度θ+2Δθで入射し、回折角θで回折し、接合面102を透過しノイズ光L22になる成分である。
分離したい2つの光の波長をそれぞれλとλ+Δλとする。λ+Δの波長の光が反射回折光学面101で回折され正規光L21になるときの回折角をθ(図示せず)とする。また、回折次数をm、グレーティングのピッチをd、屈折率をnとし、λとλ+Δλ(Δλ>0)とでnが変わらないとする。上式(4)はこの場合でも成り立っている。ノイズ光L22についての回折の式より、
nsin(θ+2Δθ)−nsinθ=(mλ)/d
であり、
|2Δθ|<<1
とすると次式(9)が成り立つ。
sinθ+2Δθcosθ−sinθ=(mλ)/(nd) ・・・(9)
上式(4)、(9)から次式(10)が導かれる。
sinθ−sinθ=2Δθcosθ+[(mΔλ)/(nd)] ・・・(10)
ここで、θ<θ<θのときに、波長λの正規光L21とノイズ光L22は互いに混ざらないので、式(10)より、
2Δθcosθ+[(mΔλ)/(nd)]>0
となる。したがって次式(11)が成り立つ。
Δθ>−(mΔλ)/(2ndcosθ) ・・・(11)
ここで、上式(8)、(11)のΔλが回折格子で分光できる最小のΔλである場合について考察する。
まず、回折格子の波長分解能Rは有効な溝の本数をNとして次式(12)を満たすことが知られている。
R=|mN| ・・・(12)
また、一般的に波長分解能は次式(13)で定義できる。
R=λ/(Δλ) ・・・(13)
さらに、溝112のある領域の幅をWとすると次式(14)が成り立つ。
W=Nd ・・・(14)
上式(12)、(13)、(14)より次式(15)が導かれる。
|(mΔλ)/d|=λ/W ・・・(15)
ここで、上式(15)を上式(11)に代入すると次式(16)となる。
Δθ>λ/(2nWcosθ) ・・・(16)
さらに、上式(15)を上式(8)に代入すると次式(17)が導かれる。
Δθ>λ/(2nWcosθ) ・・・(17)
式(16)、(17)のθ1、θが実際に取る値を0から60°程度とすると次式(18)が成り立つ。
λ/(nW)<Δθ ・・・(18)
本実施形態の分散素子が、式(18)を満たすΔθのくさび角を持つ場合、上式(12)の波長分解能において正規光L21とノイズ光R22が互いに重なることはない。
一方、くさび角は元のイマージョングレーティングの形状を定めるがプリズム120の頂角の角度α(rad)を超えることはない。したがってプリズムの頂角をとするとき、次式(19)が成り立つ。
Δθ<α ・・・(19)
上式(18)、(19)より、次式(1)が導かれる。
λ/(nW)<Δθ<α ・・・(1)
また、分離したい2つの光の波長があらかじめλとλ+Δλに定まっているときは、θ1、θ2が実際に取る値は0から60°程度であることを考慮して、上式(8)、(11)より次式(20)が導かれる。
Δθ>|(mΔλ)/(nd)| ・・・(20)
上式(19)、(20)より、次式(2)が求められる。
|(mΔλ)/(nd)|<Δθ<α ・・・(2)
ここで、くさび角Δθの上限は、α/10よりも小さいことが好ましく、α/30とするとより好ましい。さらに、α/100とすることが好ましい。
接合面102と反射回折光学面101のなす角Δθ、すなわちくさび角が、式(1)や式(2)を満たすように分散素子の形状及び材質を設計すれば、波長λのノイズ光L22は、波長λの正規光L21から見て波長λ+Δλの正規光よりも離れた位置を通る。このため、正規光L21が、強度変調を起こすような干渉を起こすことがない。
例えば、λ=1.55μm、n=3.45、W=14mm、α=35度=35π/180(rad)とするとき、式(1)のλ/(nW)は約3.2×10−5となる。一方、Δθ=0.2度=0.2π/180(rad)より、Δθは約3.5×10−3である。したがって、式(1)の左側のλ/(nW)<Δθを満たす。このとき、式(1)の右側のΔθ<αも満たしている。
また、m=−1、Δλ=0.8nm、n=3.45、d=400nm、α=35度=35π/180(rad)とするとき、式(2)の|(mΔλ)/(nd)|は約5.8×10−4となる。一方、Δθ=0.2度=0.2π/180であるので、Δθは約3.5×10−3となって、式(2)の左側の|(mΔλ)/(nd)|<Δθを満たすことが分かる。このとき、式(2)の右側のΔθ<αも満たしている。
図8及び図9では、反射回折光学面101で1度のm次の回折が起こる正規光L11、L21に対し、異なるパターンでノイズ光L12、L22が出る例を説明した。いずれも接合面102と反射回折光学面101の間で光線が2往復し、反射回折光学面101により1度のm次の回折と1度の正反射(すなわち0次の回折)が起こるパターンである。
これに対して、ノイズ光は、図8及び図9以外のパターンでも発生しうる。例えば、接合面102と反射回折光学面101の間で光線が3往復し、反射回折光学面101により1度のm次の回折と2度の正反射(すなわち0次の回折)が起こるパターンである。これらの光線も接合面102と反射回折光学面101の間の角度が上述のΔθとなるように分散素子を設計することによって、ノイズ光を正規光とは異なる方向へ飛ばすことができ強度変調を防ぐことができる。
また、ノイズ光が接合面102と反射回折光学面101の間で光線が2往復するが、lとmが同一ではないときに、1度のm次の回折と1度のl次の回折が起こるパターンでは、正規光と回折角が異なるので、接合面102と反射回折光学面101の間の角度Δθをつけるまでもなく、強度変調を起こすような干渉は起こらない。
上述の例ではチップ100のくさび角を0.2度にしたが、くさび角は、これに限らず上式(1)、(2)を満たすものであればよい。また、チップ100とプリズム120の媒質もシリコンに限らず、使用波長の光に対して透明な性質を持つ光学材料であればよい。
次に、本実施形態に係る分光装置について図10を用いて説明する。図10は、本実施形態に係る分散素子を用いた分光装置の構成を示す図である。
光の入射部141はスリット、ピンホール、もしくは光ファイバからの光を分光する場合には、光ファイバの出射端が固定できるようになっている。入射部141からの光は分散素子130に入射する。この分散素子130は図5に示す分散素子である。また、入射部141と分散素子130との間に入射部141からの光をコリメートするための光学系が置くことが好ましい。
分散素子130で分光された各波長の光は、透過光学系142により、ディテクタアレイ143の各ディテクタ上にそれぞれ集光する。この分光装置は、全体として透過型分光装置となっている。
この分光装置においては、分散素子130の接合面102と反射回折光学面101とのなす角Δθと、ディテクタアレイ143の隣り合う各ディテクタが受け取る波長の間隔Δλと、が式(2)を満たすように設定している。これにより、ある波長の正規光が到達するディテクタと、同一波長のノイズ光が到達するディテクタと、は隣かそれ以上に離れており、同一とはならない。したがって、光の強度を測定するときに正規光とノイズ光が干渉して強度変調を起こすことはない。
つづいて、本実施形態の変形例に係る分光装置について図11を用いて説明する。図11は、本実施形態の変形例に係る分光装置の構成を示す図である。
図11に示す分光装置は、分散素子130で分光された各波長の光を、反射光学系152によって、ディテクタアレイ153の各ディテクタ上に集光させる点が図10に示す分光装置と異なる。入射部151、分散素子130、及び、ディテクタアレイ153の構成及び配置は、図10に示す分光装置と同様である。
この分光装置においても、分散素子130の接合面102と反射回折光学面101のなす角Δθと、ディテクタアレイ153の隣り合う各ディテクタが受け取る波長の間隔Δλと、が式(2)を満たすように設定することにより、正規光とノイズ光が干渉して強度変調を起こすことを防ぐことができる。
次に、本実施形態に係る波長選択スイッチについて図12、図13を用いて説明する。図12は、本実施形態に係る分散素子を用いた波長選択スイッチの構成を示す図である。図13は、本実施形態に係る波長選択スイッチが備えるマイクロミラーアレイの構成を示す斜視図である。
図12に示す波長選択スイッチは、いわゆる透過型の波長選択スイッチである。この波長選択スイッチは、複数の光ファイバからなるファイバアレイ161と、マイクロレンズアレイ162と、分散素子130と、レンズ164と、MEMSモジュール(Micro Electro Mechanical Systemsモジュール)であるMEMSミラーアレイ165と、を備えている。分散素子130は図5に示す分散素子である。
ファイバアレイ161内の各光ファイバと、マイクロレンズアレイ162内の各マイクロレンズと、はそれぞれ対になっている。これらの対がアレイ状に配置されている。ファイバアレイ161は光の入力部兼出力部として機能する。入力部となる光ファイバ(以下、「第1の光ファイバ」という。)から、波長多重された信号光が、分散素子130に向けて出射される。光ファイバから出射した光は、マイクロレンズアレイ162で平行光束に変換される。
マイクロレンズアレイ162から出射した光は、分散素子130に入射する。分散素子130は、波長多重光を帯状に分散する。
レンズ164は集光要素であって、分散素子130によって分散された光を、光偏向部材であるMEMSミラーアレイ165の波長ごとの所定位置に導く。
MEMSモジュールであるMEMSミラーアレイ165は、分散素子130で帯状に分散された各波長の光にそれぞれ対応する複数のマイクロミラー166のアレイ(MEMSミラーアレイ)を有する(図13)。
マイクロミラー166は、それぞれのミラーがローカルのx軸とy軸の周りに回転が可能で、主にy軸に関する回転により、入射した光を入射方向とは異なる方向へ反射する。ここで、y軸はミラーが配列された方向であり、x軸はミラーの面内でy軸に垂直な方向である。
MEMSミラーアレイ165の複数のマイクロミラー166により反射された光は、その進行方向が、入射方向とは異なり、かつ、互いに同じD方向であるときは、レンズ164により分散素子130上に統合され、分散素子130での回折後は再び多波長成分の同一光束となる。
これに対して、各マイクロミラー166により反射された光のうち、入射方向とも上記D方向とも異なる方向に反射された光は、レンズ164により分散素子130上にリレーされ、回折されるが、D方向に反射された光とは統合されない。
マイクロミラー166によって反射された光は、ファイバアレイ161の入力部以外の、異なるファイバに入射する。入射したファイバ(第2の光ファイバ)は出力部として機能する。
このように、第1の光ファイバから出射した多波長成分の光は、波長ごとにMEMSミラーアレイ165のマイクロミラー166のそれぞれの傾き角により選択的に他のファイバに入射させることができる。
なお、この例ではひとつの光入力部から複数の光出力部へ結合する場合に関して説明したが、複数の光入力部からひとつの光出力部への結合を行うことも可能である。
図12に示す波長選択スイッチでは、マイクロミラー166の間隔は分散素子130によって分解する光の波長の差Δλに対応させている。分散素子130内の接合面102と反射回折光学面101のなす角Δθが上式(2)を満たしているときには、正規光が当たるマイクロミラーとノイズ光が当たるマイクロミラーは同一ではない。さらに、これらのマイクロミラーが同一の方向を向いていたとしても、マイクロミラー166での反射後の復路における分散素子130への入射角が正規光とノイズ光で異なる。このため、ノイズ光が分散素子130を通った後は、往路の光路とは重ならず、ファイバアレイ161まで戻ることはない。したがって、正規光とノイズ光が重なって干渉を起こし強度変調を起こすことはない。
なお、本実施形態の波長選択スイッチでは、分散素子130とMEMSミラーアレイ165の間に透過光学系としてレンズ164を配置したが、これに代えて反射光学系としてもよい。
次に、本実施形態の変形例に係る分散素子について、図14、図15を参照して説明する。図14は、本実施形態の変形例に係る分散素子の内部における光の進み方を示す図である。図15は、図14のXV部分を拡大した図である。
図5に示す分散素子130では、反射型の回折光学面101を有するチップ100を用いたが、これに代えて、図14、図15に示すような透過型の回折光学面201を持つチップ200を用いることもできる。プリズム120は図4に示すものを用いる。
チップ200は、透過性を有する材料で構成し、回折光学面としての第1面201と第2面202(第3透過面)は互いに非平行であり、底面203から離れるほど互いに近づくような形状に加工される。第1面201には、チップ100の溝112と同様に、互いに平行な溝(不図示)が形成されている。また、第2面202は、チップ200上の溝と平行な軸に対し所定角度傾斜した面となるように研磨される。これにより、チップ200は、全体としてくさび形状となる(図14)。
図14に示す分散素子では、プリズム120の透過面である第2面122から入射した光線L30は、チップ200の接合面である第2面202を透過し、チップ200の透過回折光学面である第1面201にて回折する成分L31(実線)と正反射する成分L32(破線)に分かれる。以下、回折する成分L31を正規光と呼ぶことにする。正規光L31はプリズム120にもどることなく第1面201からイマージョングレーティングの外に出射する。
一方、正規光L31と分離して透過回折光学面201にて正反射した成分L32をノイズ光と呼ぶことにする。ノイズ光L32は接合面202にてさらに一部が反射される。この反射した成分L32は再び透過回折光学面201に向かう。透過回折光学面201に向かった成分L32の大部分はそこでさらに回折し、透過回折光学面201からイマージョングレーティングの外に出射する。
このように、正規光L31に比べてノイズ光L32は2回多く正反射を行っている。2回の正反射が起こる接合面202と透過回折光学面201は平行ではないので、正規光L31とノイズ光L32の透過回折光学面201からの出射角は互いに異なる。このため、出射後、図示しないレンズなどにて集光させられたとしても異なる点に集光する。このため正規光L31とノイズ光L32が重ならないので強度変調は起こらない。
以上の実施形態及び変形例では、くさび形状の光学素子(チップ)とプリズムとを互いに接合した例を示したが、本発明の分散素子は、くさび形状の透過型グレーティング(光学素子)を2つのプリズムに挟んだ形で接合した形態をとることもできる。
以上のように、本発明に係る分散素子は、波長を変化させたときに出射光が強度変調を起こさないことを要求される分光装置及び波長選択スイッチに有用である。
100 チップ(光学素子)
101 第1面(反射回折光学面)
102 第2面(第3透過面、接合面)
103 底面
104 頂角
112 溝(回折格子)
120 プリズム
121 第1面(第1透過面)
122 第2面(第2透過面)
123 底面
124 頂角
130 分散素子
141 入射部
142 透過光学系
143 ディテクタアレイ
151 入射部
152 反射光学系
153 ディテクタアレイ
161 ファイバアレイ
162 マイクロレンズアレイ
164 レンズ
165 MEMSミラーアレイ
166 マイクロミラー
200 チップ(光学素子)
201 第1面(透過回折光学面)
202 第2面(第3透過面、接合面)
203 底面

Claims (5)

  1. 相対する第1透過面と第2透過面とを有するプリズムと、
    相対する第3透過面と回折格子が形成された回折光学面とを有する光学素子と、
    を備えた分散素子であって、
    前記プリズムと前記光学素子とが、前記第1透過面と前記第3透過面との接合により一体に構成され、
    前記回折格子の溝に垂直な面内において、前記第3透過面と前記回折光学面とが、非平行に形成されていることを特徴とする分散素子。
  2. 前記回折光学面は反射型であって、
    前記第3透過面と前記回折光学面とのなす角Δθが以下の式(1)を満たすことを特徴とする請求項1に記載の分散素子。
    λ/(nW)<Δθ<α ・・・(1)
    ここで、
    λは使用波長、
    nは前記光学素子の媒質の屈折率、
    Wは前記回折光学面の溝に垂直方向の有効な長さ、
    αは前記プリズムの頂角、
    である。
  3. 前記回折光学面は反射型であって、
    前記第3透過面と前記回折光学面とのなす角Δθが以下の式(2)を満たすことを特徴とする請求項1に記載の分散素子。
    |(mΔλ)/(nd)|<Δθ<α ・・・(2)
    ここで、
    mは前記光学素子によって起こる回折の回折次数、
    Δλは前記分散素子によって分解する波長の差、
    nは前記光学素子の媒質の屈折率、
    dは前記光学素子に形成された溝のピッチ、
    αは前記プリズムの頂角、
    である。
  4. 光が入射する入射部と、
    前記入射部の光出射側に配置された分散素子と、
    前記分散素子による分散光のそれぞれの波長に対応する複数の受光部と、
    前記分散素子と前記受光部との間に配置された光学系と、
    を備えた分光装置であって、
    前記分散素子が請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の分散素子であることを特徴とする分光装置。
  5. 波長選択スイッチにおいて、
    前記波長選択スイッチ内に波長多重された光を入射させる少なくとも一つの入力部と、
    前記入力部からの前記光を受光し、前記光を分散させる分散素子と、
    分散された波長ごとに光を集光する集光要素と、
    前記集光要素からの前記波長ごとの光を、波長ごとに独立に偏向可能な複数の偏向素子を有する光偏向部材と、
    前記光偏向部材によって偏向された前記波長ごとの光を受光する出力部と、
    を備えており、
    前記分散素子が請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の分散素子であることを特徴とする波長選択スイッチ。
JP2009232447A 2009-10-06 2009-10-06 分散素子、分光装置、及び波長選択スイッチ Active JP5599175B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009232447A JP5599175B2 (ja) 2009-10-06 2009-10-06 分散素子、分光装置、及び波長選択スイッチ
US12/895,001 US8531769B2 (en) 2009-10-06 2010-09-30 Dispersion element, spectral device, and wavelength selective switch

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009232447A JP5599175B2 (ja) 2009-10-06 2009-10-06 分散素子、分光装置、及び波長選択スイッチ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011081132A true JP2011081132A (ja) 2011-04-21
JP5599175B2 JP5599175B2 (ja) 2014-10-01

Family

ID=43822985

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009232447A Active JP5599175B2 (ja) 2009-10-06 2009-10-06 分散素子、分光装置、及び波長選択スイッチ

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8531769B2 (ja)
JP (1) JP5599175B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021018392A (ja) * 2019-07-23 2021-02-15 キヤノン株式会社 回折素子および分光装置、ならびに回折素子の製造方法
WO2023058474A1 (ja) * 2021-10-05 2023-04-13 日本電気硝子株式会社 イマージョン回折素子及びその製造方法

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
USD743089S1 (en) * 2012-05-31 2015-11-10 Olympus Corporation Illuminating prism
TWM532577U (zh) * 2015-03-24 2016-11-21 山姆科技公司 具有紋理表面的光學阻障物
CN112394434A (zh) * 2019-08-14 2021-02-23 深圳铅笔视界科技有限公司 光学器件及其形成方法和光学系统

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07159609A (ja) * 1993-12-09 1995-06-23 Matsushita Electric Ind Co Ltd 回折格子及び干渉露光装置
JP2000304613A (ja) * 1999-04-21 2000-11-02 Yokogawa Electric Corp 分光装置
JP2003172813A (ja) * 2001-09-28 2003-06-20 Ricoh Opt Ind Co Ltd 光分離方法および光合成方法および光分離合成光学素子および光分離カップリング装置
JP2006243571A (ja) * 2005-03-07 2006-09-14 Fujitsu Ltd 波長選択スイッチ

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE69325783T2 (de) * 1992-12-11 1999-11-18 Raytheon Co Achromatisches und apochromatisches Prismenelement aus Prisma und Gittern
US6707959B2 (en) * 2001-07-12 2004-03-16 Jds Uniphase Inc. Wavelength switch

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07159609A (ja) * 1993-12-09 1995-06-23 Matsushita Electric Ind Co Ltd 回折格子及び干渉露光装置
JP2000304613A (ja) * 1999-04-21 2000-11-02 Yokogawa Electric Corp 分光装置
JP2003172813A (ja) * 2001-09-28 2003-06-20 Ricoh Opt Ind Co Ltd 光分離方法および光合成方法および光分離合成光学素子および光分離カップリング装置
JP2006243571A (ja) * 2005-03-07 2006-09-14 Fujitsu Ltd 波長選択スイッチ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021018392A (ja) * 2019-07-23 2021-02-15 キヤノン株式会社 回折素子および分光装置、ならびに回折素子の製造方法
WO2023058474A1 (ja) * 2021-10-05 2023-04-13 日本電気硝子株式会社 イマージョン回折素子及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5599175B2 (ja) 2014-10-01
US8531769B2 (en) 2013-09-10
US20110080642A1 (en) 2011-04-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN103999303B (zh) 集成亚波长光栅系统
US7085492B2 (en) Wavelength division multiplexed device
US6239891B1 (en) Optical demultiplexer and method of assembling same
JP6332987B2 (ja) 光学式エンコーダ
JP5600087B2 (ja) 光信号選択スイッチ
JP2007271761A (ja) 分光装置および波長分散制御装置
JPS60119507A (ja) 光学フイルター
JP5599175B2 (ja) 分散素子、分光装置、及び波長選択スイッチ
JP2779102B2 (ja) 多重波長干渉計装置
US7587112B2 (en) Optical device and light control method
KR20140082853A (ko) 광학 연결부
KR100566853B1 (ko) 파장분할기와결합된허상페이즈어레이를포함하여파장분할다중화된광을역다중화하는장치
JP2011179979A (ja) ダブルパスモノクロメータ、波長選択光スイッチ、および光チャンネルモニタ
JP2008203508A (ja) 光可変フィルタ
JP4330560B2 (ja) 光分波器及び波長多重光伝送モジュール
JP2010134027A (ja) 波長選択スイッチ
JP2004013113A (ja) 光信号処理器
JP4407382B2 (ja) 光フィルタ装置
JPS63244003A (ja) 合分波器
JPS59170815A (ja) 回折格子型光分波器
JP2006039304A (ja) 光スイッチ
JP3611842B2 (ja) 波長分波器の製造方法
RU2199823C2 (ru) Оптический мультиплексор-демультиплексор
JP2004226901A (ja) 波長合分波器及びその製造方法
JP2008175867A (ja) 波長可変フィルタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120925

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131022

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131030

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20131212

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131226

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140730

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140812

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5599175

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250