JP2011077260A - 電解コンデンサの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】電極箔2にリード端子4を重ねてリード端子4側よりステッチ針12を貫通させる貫通工程と、貫通工程にて形成されたリード端子4のバリ13をプレスするプレス工程と、を含む電解コンデンサの製造方法において、バリ13に近接される加熱部材12を介してバリ13の少なくとも一部を加熱して溶融させることで、バリ13と電極箔2とを溶着させる溶着工程をさらに含む。
【選択図】図2
Description
電極箔にリード端子を重ねて該リード端子側よりステッチ針を貫通させる貫通工程と、該貫通工程にて形成された前記リード端子のバリをプレスするプレス工程と、を含む電解コンデンサの製造方法において、
前記バリに近接される加熱部材を介して前記バリの少なくとも一部を加熱して溶融させることで、該バリと前記電極箔とを溶着させる溶着工程をさらに含むことを特徴としている。
この特徴によれば、ステッチ針により形成されたリード端子のバリの少なくとも一部を加熱部材によって一旦溶融し、この溶融されたバリによりリード端子と電極箔とが溶着されるため、貫通工程にてリード端子のバリと電極箔との間に隙間が生じる場合であっても、その隙間を溶融されたバリにより埋めることができるようになり、リード端子と電極箔の良好な電気的接続が得られ、かつリード端子と電極箔との固定強度を向上させることができる。
前記加熱部材は、電磁誘導加熱手段を用いて誘導加熱処理されることを特徴としている。
この特徴によれば、電磁誘導加熱手段を用いて加熱部材を即座に加熱することができ、溶着工程にかかる時間を短縮することができる。また、電磁誘導加熱手段は導電性を有する部材ならば加熱することができるので、この電磁誘導加熱手段によって、加熱部材のみならず、リード端子及び電極箔も加熱することができ、これらバリの周囲の部材が加熱されることで、バリと電極箔の溶着が容易になる。
前記加熱部材は、前記ステッチ針となっていることを特徴としている。
この特徴によれば、貫通工程にて用いられるステッチ針を利用して加熱部材とすることができ、加熱部材をステッチ針と別部材として設ける必要がなく、電解コンデンサの製造の際に用いる部材点数を低減させることができる。
前記貫通工程前に、前記電極箔に予め孔部を形成する孔部形成工程をさらに含み、前記貫通工程にて、前記リード端子における前記孔部に対応した部位に前記ステッチ針を貫通させることを特徴としている。
この特徴によれば、予め電極箔に孔部が形成されるため、貫通工程にてステッチ針の貫通が容易になり、かつステッチ針により形成されるバリが延伸し易くなる。また、電極箔に形成された孔部の断面には、アルミニウム地金が露出されるため、このアルミニウム地金とバリとの接触が、電極箔の化成皮膜などにより阻害されずに済むようになる。
前記プレス工程後に、前記溶着工程を行うことを特徴としている。
この特徴によれば、電極箔とリード端子がプレスされたバリにより固定された状態で、溶着工程を行えるようになり、リード端子の電極箔に対する位置決めが行い易く、かつバリがプレスされることによりバリと電極箔との接触面積を拡大させた状態で、溶着工程にてバリと電極箔とを溶着させることができる。
前記プレス工程前に、前記溶着工程を行うことを特徴としている。
この特徴によれば、リード端子のバリと電極箔との間の隙間がプレス工程により変化される前に、溶着工程を行えるようになり、バリと電極箔との間の隙間を溶融されたバリにより埋め易くなる。
前記プレス工程にて用いるプレス部材は、前記ステッチ針により形成された貫通孔に挿通される突起部を有し、該突起部が前記加熱部材となっていることを特徴としている。
この特徴によれば、プレス工程にて用いられるプレス部材を利用して、このプレス部材の突起部を加熱部材とすることができ、加熱部材をプレス部材と別部材として設ける必要がなく、電解コンデンサの製造の際に用いる部材点数を低減させることができる。
2 陽極箔(電極箔)
3 陰極箔(電極箔)
4 リード端子
5 セパレータ
6 アルミニウム地金
7 化成皮膜
8 角孔(孔部)
9 貫通孔
10 角柱部
11 尖部
12 ステッチ針(加熱部材)
13 バリ
14 間隙部
15 プレス型
16 リーフ部
17 磁力発生用コイル(電磁誘導加熱手段)
18 凸状プレス型(プレス部材)
19 磁力発生用コイル(電磁誘導加熱手段)
20 突起部(加熱部材)
Claims (7)
- 電極箔にリード端子を重ねて該リード端子側よりステッチ針を貫通させる貫通工程と、該貫通工程にて形成された前記リード端子のバリをプレスするプレス工程と、を含む電解コンデンサの製造方法において、
前記バリに近接される加熱部材を介して前記バリの少なくとも一部を加熱して溶融させることで、該バリと前記電極箔とを溶着させる溶着工程をさらに含むことを特徴とする電解コンデンサの製造方法。 - 前記加熱部材は、電磁誘導加熱手段を用いて誘導加熱処理されることを特徴とする請求項1に記載の電解コンデンサの製造方法。
- 前記加熱部材は、前記ステッチ針となっていることを特徴とする請求項1または2に記載の電解コンデンサの製造方法。
- 前記貫通工程前に、前記電極箔に予め孔部を形成する孔部形成工程をさらに含み、前記貫通工程にて、前記リード端子における前記孔部に対応した部位に前記ステッチ針を貫通させることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の電解コンデンサの製造方法。
- 前記プレス工程後に、前記溶着工程を行うことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の電解コンデンサの製造方法。
- 前記プレス工程前に、前記溶着工程を行うことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の電解コンデンサの製造方法。
- 前記プレス工程にて用いるプレス部材は、前記ステッチ針により形成された貫通孔に挿通される突起部を有し、該突起部が前記加熱部材となっていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の電解コンデンサの製造方法。
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- 2009-09-30 JP JP2009226573A patent/JP5402475B2/ja not_active Expired - Fee Related
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