JP2011077105A - 電気二重層キャパシタ及びその製造方法 - Google Patents

電気二重層キャパシタ及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】キャパシタ素子から引き出される複数のタブの幅をキャパシタ素子の曲率に応じて異ならせて積層することにより、低抵抗化を図るとともに、歪みのない素子形状を実現する。
【解決手段】集電体(16、20)に分極性電極層(18、22)を備える正極及び負極(電極体4、8)と、これら正極と負極との間に介在させたセパレータ(12、14)とを巻回したキャパシタ素子(2)と、このキャパシタ素子の正極側又は負極側の何れか一方又は双方の集電体の縁部に形成されてキャパシタ素子の端面側で引き出されて重ね合わせられる複数個のタブ部(6、10)とを備え、各タブ部は、キャパシタ素子の端面側の同一角度又はその近傍角度の位置に設定され、その幅をキャパシタ素子の中心側から外周側に漸次に幅広に設定している。
【選択図】図1

Description

本発明は、巻回型のキャパシタ素子を用いた電気二重層キャパシタに関し、例えば、電極体に複数のタブを備える電気二重層キャパシタ及びその製造方法に関する。
巻回型のキャパシタ素子を用いた電気二重層キャパシタは、キャパシタ素子のタブ幅やその本数が内部抵抗に影響を与える。タブ幅が広いほど、かつ並列化されるタブの本数が多いほど、内部抵抗は小さくなる。内部抵抗が小さくなれば、タブ部での電圧低下や電流損が低下するので、大電流による充放電が可能になる。それ故、タブの内部抵抗の低減が要請される。
このタブの取付方法として、集電体にタブを取付けた電気二重層キャパシタ(例えば、特許文献1、2)や、集電体でタブを形成した電気二重層キャパシタ(例えば、特許文献3、4)が知られている。
特開平8−293443号公報 特開2001−237150号公報 特開2000−315627号公報 特開2000−12390号公報
ところで、巻回型のキャパシタ素子では、その素子中心側における集電体の曲率が大きくなる。このため、集電体に接続され又は形成されたタブの幅が広いと、素子中心側では集電体の巻回がタブによって妨げられる。集電体素材は弾性(ばね性)を備えているので、タブの幅が広ければ、そのタブがキャパシタ素子の曲率を変化させ、キャパシタ素子の形状に歪を生じさせる場合がある。この結果、タブの引出しのためにキャパシタ素子の曲率を適正に維持することが困難となり、キャパシタ素子が変形し、素子形状に歪みを生じるという不都合がある。
また、キャパシタ素子の曲率を適正化しようとすれば、幅の広いタブではキャパシタ素子の曲率に応じて湾曲し、また、湾曲したタブを平坦化しようとすれば、キャパシタ素子とタブとの間に無用な応力を加え、また、キャパシタ素子に損傷を生じさせるおそれがある。
そこで、本発明の電気二重層キャパシタ及びその製造方法の目的は、キャパシタ素子から引き出される複数のタブの幅をキャパシタ素子の曲率に応じて異ならせて積層することにより、低抵抗化を図るとともに、歪みのない素子形状を実現することにある。
上記課題を解決するため、本発明は、電気二重層キャパシタ又はその製造方法の構成は以下の通りである。
本発明の第1の側面である電気二重層キャパシタは、集電体に分極性電極層を備える正極及び負極と、これら正極と負極との間に介在させたセパレータとを巻回したキャパシタ素子と、このキャパシタ素子の正極側又は負極側の何れか一方又は双方の集電体の縁部に形成されて前記キャパシタ素子の端面側で引き出されて重ね合わせられる複数個のタブ部とを備え、各タブ部は、前記キャパシタ素子の端面側の同一角度又はその近傍角度の位置に設定され、その幅を前記キャパシタ素子の中心側から外周側に漸次に幅広に設定したものである。
この電気二重層キャパシタにおいて、好ましくは、前記キャパシタ素子の正極側の集電体、負極側の集電体のそれぞれに前記タブ部を備える場合、正極側の前記タブ部と、負極側の前記タブ部とを前記キャパシタ素子の端面側の互いに異なる角度位置に設定してもよい。
この電気二重層キャパシタにおいて、好ましくは、前記タブ部に接続されたリード端子を備えてもよい。
本発明の第2の側面である電気二重層キャパシタの製造方法は、集電体に分極性電極層を備える正極及び負極と、これら正極と負極との間に介在させたセパレータとを筒状に巻回し、キャパシタ素子を形成する工程と、前記キャパシタ素子に巻回される集電体の縁部に、前記キャパシタ素子の端面側の同一角度又は近傍角度の位置に設定される複数個のタブ部を形成する工程とを含み、各タブ部は、前記キャパシタ素子の端面側の同一角度又は近傍角度の位置に設定され、その幅を前記キャパシタ素子の中心側から外周側に漸次に幅広に設定する。
本発明の電気二重層キャパシタ又はその製造方法によれば、次のような効果が得られる。
(1) 巻回型のキャパシタ素子の巻回中心側のタブ幅を狭く、外周側に向かって広く設定しているので、キャパシタ素子の曲率によるタブ部の変形や、キャパシタ素子の曲率の大きい部分でタブ部がキャパシタ素子の巻回が妨げられることがなく、タブ部からキャパシタ素子に加わる応力を小さくでき、キャパシタ素子の変形を防止でき、キャパシタ素子の形状を安定化することができる。
(2) キャパシタ素子の曲率半径に比例的に増加する集電体の周長に応じてタブ部の幅を広く設定したので、各タブ部により集電体を長さ方向に向かって均等又はほぼ均等に並列化でき、内部抵抗の低減と、大電流での充放電が可能である。
(3) キャパシタ素子の巻回中心側から外周側に向かってタブ部が徐々に広く設定され、しかも同一の角度位置又はその近傍角度位置に設定されているので、これらタブ部を重ねて接続しても、キャパシタ素子に対するタブ部から応力を生じさせることがなく、キャパシタ素子の信頼性を低下させることがない。
そして、本発明の他の目的、特徴及び利点は、添付図面及び各実施の形態を参照することにより、一層明確になるであろう。
第1の実施の形態に係る電気二重層キャパシタのキャパシタ素子を示す斜視図である。 キャパシタ素子におけるタブ部を示す図である。 電極体におけるタブ部を示す図である。 分解したキャパシタ素子の一例を示す斜視図である。 電極体及びセパレータを示す図である。 リード部を備えたキャパシタ素子を示す図である。 リード部の接続を示す図である。 キャパシタ素子のケースへの封入を示す図である。 電気二重層キャパシタを示す図である。 第2の実施の形態に係るキャパシタ素子の巻回工程を示す図である。 集電体にタブ部の形成工程を示す図である。 他の実施の形態に係るリード部の一例を示す図である。
〔第1の実施の形態〕
第1の実施の形態は、キャパシタ素子の集電体の積層方向に複数のタブ部を備え、各タブ部がキャパシタ素子の端面側の同一角度位置又はその近傍角度位置に設定され、そのタブ幅をキャパシタ素子の中心側から外周側に漸次に幅広に設定したタブ部を備える電気二重層キャパシタである。
この第1の実施の形態について、図1を参照する。図1はキャパシタ素子の一例を示す斜視図である。
キャパシタ素子2は、本発明の電気二重層キャパシタの一例であって、巻回型素子で構成される。このキャパシタ素子2の端面には、図1に示すように、正極側の電極体4から複数のタブ部6と、負極側の電極体8から複数のタブ部10とが引き出されている。タブ部6は、キャパシタ素子2の端面に同一の角度θi又はその近傍角度の位置に設定され、また、タブ部10は、キャパシタ素子2の端面に同一の角度θj又はその近傍角度の位置に設定されている。各タブ部6、10は、互いに角度Δθ(=θi〜θj)だけ変位しており、この変位角度Δθを持たせて絶縁されている。また、各タブ部6、10の幅Wi(図2)は、キャパシタ素子2の中心側から外周側に漸次に幅広に設定されている。複数のタブ部6でタブ群60、複数のタブ部10でタブ群100が構成され、これらタブ群60とタブ群100とは変位角度Δθだけ中心角度が変位している。
各タブ部6、10の位置(θi、θj)及び幅Wiについて、図2及び図3を参照する。図2はキャパシタ素子及びタブ部の関係を示す図、図3は電極体及びタブ部を示す図である。
キャパシタ素子2の巻回中心をO、タブ部6の巻回中心Oからの半径をri、電極体4の巻回始端からタブ部6の中心までの距離又はタブ部6の中心間の距離をLiとすれば、この距離(周回長)Liは、
Li≒2πri ・・・(1)
となる。ただし、iは、対象となるタブ部6までの電極体4の周回数であって、i=1、2・・・nである。
幅Wiは、
Wi∝Li∝ri∝Si ・・・(2)
Wi≪ri≪Li ・・・(3)
に設定されている。式(2) において、Siは、タブ部6の距離Liと、電極体4の幅W0 との積(=面積)である。
また、幅Wiは、半径ri又は距離Liより大幅に小さく設定され、例えば、
Wi=ri/n=Li/2π・n ・・・(4)
に設定し、nは2以上に設定すればよく、より好ましくは3以上であればよい。
このような関係は、電極体8側のタブ部10についても同様である。
次に、このキャパシタ素子2について、図4及び図5を参照する。図4は分解されたキャパシタ素子の一例を示す斜視図、図5はキャパシタ素子から展開された各電極体及びセパレータを示す図である。
キャパシタ素子2は、正極側の電極体4、負極側の電極体8及び2枚のセパレータ12、14で構成されている。電極体4は、集電体16の表裏両面又はその片面に分極性電極層18を形成したものであり、負極側の電極体8も同様に、集電体20の表裏両面又はその片面に分極性電極層22を形成したものである。セパレータ12、14は例えば、絶縁紙で形成される。集電体16、20の幅をWとすると、既述の電極体8を形成する幅W0 (<W)より広く設定されている。
各タブ部6は電極体4を構成する集電体16の縁部に形成され、また、各タブ部10は電極体8を構成する集電体20の縁部に形成され、何れも既述の幅Wiを有する矩形形状である。
各セパレータ12、14は電極体4、8より長く、電極体4は電極体8より短く設定され、巻回素子を構成するキャパシタ素子2の正極側と負極側とがセパレータ12、14によって絶縁されるように配置されている。
次に、キャパシタ素子2のリード部について、図6及び図7を参照する。図6はリード部を備えたキャパシタ素子を示す図、図7はリード部の接続を示す図である。
キャパシタ素子2の各タブ部6又は各タブ部10は個別にピラミッド状に重ねられ、タブ部6は2枚のリード部24、26に挟み込まれて接続され、また、タブ部10も2枚のリード部28、30に挟み込まれて接続されている。31は溶接部である。
各リード部24、26は、タブ部6より厚い例えば、アルミニウム帯で形成され、各リード部28、30も同様である。各リード部24、26とタブ部6との接続は冷間圧接で接続され、この接続によって各タブ部6を単位としてキャパシタ素子2の電極体4が縁部側で複数のタブ部6とリード部24、26によって並列に接続されている。同様に、各リード部28、30とタブ部10との接続は冷間圧接で接続され、この接続によって各タブ部10を単位としてキャパシタ素子2の電極体8が縁部側で複数のタブ部10とリード部28、30によって並列に接続されている。
各リード部24、26とタブ部6との接続は、図7に示すように、例えば、リード部26側に最も広いタブ部6を重ね、各タブ部6をピラミッド状に重ね、最上部にあるタブ部6側に他方のリード部24を重ねて行う。これらリード部24、26の間に圧力Pを加えることにより、冷間圧接を行えばリード部24、26の間に挟み込まれた各タブ部6がリード部24、26と一体化され、電気的に接続される。タブ部10とリード部28、30の接続についても同様である。
次に、キャパシタ素子2のケース封入について、図8及び図9を参照する。図8は、キャパシタ素子のケースへの封入を示す図、図9は、電気二重層キャパシタを示す図である。
キャパシタ素子2の正極側のタブ部6は、図8に示すように、外装ケース32を封口する封口板34にある正極側の外部端子部36に接続され、また、負極側のタブ部10も、封口板34にある負極側の外部端子部38に接続される。39は溶接部である。
外装ケース32は、キャパシタ素子2の外装部材の一例であって、例えば、アルミニウムで形成された円筒状の容器である。外装ケース32には合成樹脂製の容器を用いてもよい。封口板34は、外装ケース32の封口部材の一例であって、合成樹脂やゴム等の絶縁板で構成される。
そこで、電気二重層キャパシタ46は、図9に示すように、外装ケース32に封口板34の外部端子部36、38に接続されたキャパシタ素子2が挿入されるとともに、封口板34が挿入される。この封口板34は外装ケース32の開口部側で内側に突出させた加締め部40に支持されているとともに、外装ケース32の開口部のカーリング処理によって開口端部42が封止ゴム44に食い込ませられ、外装ケース32が封口板34によって封止されている。
この第1の実施の形態について、特徴事項、利点又は変形例等を列挙する。
(1) 第1の実施の形態では、集電体16の両面又は片面に分極性電極層18が形成された正極側の電極体4、集電体20の両面又は片面に分極性電極層22が形成された負極側の電極体8をセパレータ12、14を介して巻回した電気二重層キャパシタ46について、正極及び負極は、それぞれ、集電体16、20の一部からなる複数個のタブ部6、10を巻回状態でほぼ同じ角度位置に揃えて有するとともに、内部側のタブ部の幅よりも外部側にタブ部の幅を漸次広幅としている。
(2) キャパシタ素子2の内周側で狭い形状、外周側に向かって広い形状のタブ部6、10を形成し、これら複数のタブ部6又は10をタブ群60又はタブ群100として一括して重ね合わせ、接合したので、キャパシタ素子2の各電極体4、8を個別に並列化でき、内部抵抗の低減を図ることができる。即ち、キャパシタ素子2のタブ幅Wiを曲率半径及び周回長に応じて幅広にでき、かつタブ本数を多くできるので、内部抵抗を小さくできる。これにより、大電流での充放電が可能な電気二重層キャパシタ46を実現できる。
(3) 巻回型のキャパシタ素子2では内周側ほど電極体4、8の曲率が大きくなるが、それに応じてタブ部6、10の幅を狭くしているので、キャパシタ素子2の内周側でも適正な曲率を維持することができ、キャパシタ素子2の形状の安定化を図ることができる。
(4) タブ部6、10の形成について、電気二重層キャパシタ46のキャパシタ素子2を巻回する際、巻軸側のタブ部を幅狭に、巻き終わり側のタブ部が順次幅広になるようにタブ部6、10を形成し、正極、負極のそれぞれのタブ部6、10が重なりあうように形成すればよい。
(5) 従って、曲率が大きくなるキャパシタ素子2の内側部分では、タブ幅を狭くすることで、曲率の大きな部分でのタブ部のバネ応力を小さくでき、キャパシタ素子2の変形を防止でき、また、曲率が小さくなるキャパシタ素子の外側部分では、タブ幅を広げることで、内部抵抗の低減と、大電流での充放電が可能となる。
〔第2の実施の形態〕
第2の実施の形態は、第1の実施の形態に係る電気二重層キャパシタの製造方法である。
この第2の実施の形態について、図10及び図11を参照する。図10はキャパシタ素子の巻回工程を示す図、図11はタブ部の形成工程の一例を示す図である。
この電気二重層キャパシタ46(図9)の製造工程は、本発明の電気二重層キャパシタの製造方法の一例であって、この製造工程には、電極体の形成工程(ステップS1)、キャパシタ素子及びタブ部の形成工程(ステップS2)、タブ部及びリード部の接続工程(ステップS3)、リード部と外部端子部の接続工程(ステップS4)、キャパシタ素子の封入工程(ステップS5)が含まれる。
電極体の形成工程(ステップS1)では、正極側の電極体4、負極側の電極体8を形成する。電極体4は箔状の集電体16に分極性電極層18を形成し、その際、集電体16の縁部にはタブ部6を形成するための部分として、分極性電極層18の非形成部を残す。これは、電極体8側でも同様である。
キャパシタ素子及びタブ部の形成工程(ステップS2)では、図10に示すように、電極体4、セパレータ14、電極体8及びセパレータ12を例えば、ローラ48、50、52、54からなる搬送機構を以てローラ56、58間を経て重ね合わせ、巻軸62により巻回し、キャパシタ素子2が形成される。この際、正極側の電極体4の外周には、負極側の電極体8が対向するように巻回され、さらに最外周にはセパレータ12が巻回される。そして、キャパシタ素子2の周囲部には緊締テープ68(図9)が巻き付けられ、電極体4、8やセパレータ12、14の巻き戻しが防止される。巻き戻し防止には、緊締テープ68の他、固定手段を用いてもよい。キャパシタ素子2には固体電解質が含浸される。
このキャパシタ素子2の形成工程において、図11に示すように、電極体4、8には搬送中にカッター64、66を以て集電体16、20をカットすることにより、各電極体4、8の集電体16、20にタブ部6、10を形成する。
タブ部及びリード部の接続工程(ステップS3)では、図7に示したように、各タブ部6を一括してリード部24、26間に挟み込み、両者を例えば、冷間圧接により接続する。タブ部10についても同様である。
リード部と外部端子部の接続工程(ステップS4)では、図8に示したように、タブ部6に接続されたリード部24、26を封口板34にある外部端子部36に接続し、同様にタブ部10に接続されたリード部28、30を封口板34にある外部端子部36に接続する。この接続方法は、既述の溶接を用いればよいが、溶接に限定されない。例えば、リベットの加締め接続でもよい。
そして、キャパシタ素子の封入工程(ステップS5)では、外装ケース32にキャパシタ素子2を挿入し、その開口部を封口板34で閉じ、外装ケース32の開口部の加締めによって封止すれば、図9に示すように、電気二重層キャパシタ46が形成される。
この第2の実施の形態について、特徴事項、利点又は変形例等を列挙する。
(1) 集電体16、20の幅方向よりも幅狭に分極性電極層18、22を形成しておき、カッター64、66にて集電体16、20を切断、所定位置でタブ部6、10に切り出して巻回している。
(2) その際のタブ部6、10の幅をキャパシタ素子2の外周側になるほど幅広に調整しながら切断すればよい。これにより、キャパシタ素子2の内側は狭タブ、外側にいくほど広幅タブに形成し、これら複数のタブ部6を重ね合わせることができ、タブ部10においても同様である。
〔他の実施の形態〕
(1) 上記実施の形態では、リード部24、26、28、30を同一幅で平板状に形成したが、図12に示すように、一方のリード部26又はリード部30側をピラミッド状に積層されるタブ部6又はタブ部10の形状に合致するように覆い部に成形してもよい。この実施の形態では、覆い部として、中央に最も狭いタブ部6又は10の幅を内包する平坦部70を形成し、この平坦部70の両側にタブ群60又はタブ群100を囲い込む傾斜壁部72、74を形成すればよい。このようなリード部26、30を用いれば、リード部24、26間又はリード部28、30間にタブ部6又は10を確実に保持させることができ、圧力Pによる加圧を併用して接続することができる。
(2) 上記実施の形態では、外部端子部36又は外部端子部38と、タブ部6又はタブ部10との接続にリード部24、26又はリード部28、30を用いたが、外部端子部36又は外部端子部38にタブ部6又はタブ部10を直接に接続する構成としてもよい。
(3) 上記実施の形態では、電極体4の集電体16、電極体8の集電体20からタブ部6又はタブ部10が形成される場合について述べたが、分極性電極層18、20を備えた電極体4、8に同様の形態でタブ部6、10を接続する構成としてもよく、同様の効果が得られる。
以上説明したように、電気二重層キャパシタ及びその製造方法の実施の形態について説明したが、本発明は、上記記載に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載され、又は発明を実施するための形態に開示された発明の要旨に基づき、当業者において様々な変形や変更が可能であることは勿論であり、斯かる変形や変更が、本発明の範囲に含まれることは言うまでもない。
本発明の電気二重層キャパシタ及びその製造方法によれば、キャパシタ素子の周回曲率に応じて幅を異ならせたタブ部を形成して積層し、外部端子部に一括して接続しているので、キャパシタ素子の形状に歪みを生じさせることなく、キャパシタ素子ひいては電解コンデンサの低抵抗化を図ることができ、特性のよい電気二重層キャパシタを実現し、提供することができる。
2 キャパシタ素子
4、8 電極体
6、10 タブ部
12、14 セパレータ
16、20 集電体

Claims (4)

  1. 集電体に分極性電極層を備える正極及び負極の電極体と、これら電極体の間に介在させたセパレータとを巻回したキャパシタ素子と、
    このキャパシタ素子の正極側又は負極側の何れか一方又は双方の集電体の縁部に形成されて前記キャパシタ素子の端面側で引き出されて重ね合わせられる複数個のタブ部と、
    を備え、各タブ部は、前記キャパシタ素子の端面側の同一角度位置又はその近傍角度位置に設定され、その幅を前記キャパシタ素子の中心側から外周側に漸次に幅広に設定したことを特徴とする電気二重層キャパシタ。
  2. 前記キャパシタ素子の正極側の集電体、負極側の集電体のそれぞれに前記タブ部を備える場合、正極側の前記タブ部と、負極側の前記タブ部とを前記キャパシタ素子の端面側の互いに異なる角度位置に設定したことを特徴とする、請求項1記載の前記電気二重層キャパシタ。
  3. 前記タブ部に接続されたリード端子を備えることを特徴とする、請求項1記載の前記電気二重層キャパシタ。
  4. 集電体に分極性電極層を備える正極及び負極の電極体と、これら電極体の間に介在させたセパレータとを筒状に巻回し、キャパシタ素子を形成する工程と、
    前記キャパシタ素子に巻回される集電体の縁部に、前記キャパシタ素子の端面側の同一角度又は近傍角度の位置に設定される複数個のタブ部を形成する工程と、
    を含み、各タブ部は、前記キャパシタ素子の端面側の同一角度又は近傍角度の位置に設定され、その幅を前記キャパシタ素子の中心側から外周側に漸次に幅広に設定することを特徴とする、電気二重層キャパシタの製造方法。
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