JP2011074208A - エポキシ系粒子組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、エポキシ樹脂の本来有する優れた特性を損なうことなく、取り扱い性が良好であり、かつ、高い接着力が付与されたエポキシ系粒子を提供することを目的とする。
【解決手段】少なくともエポキシ当量として100〜2000を有するエポキシ樹脂と硬化剤を反応させて得られる粒子であって、粒子中に未反応エポキシ樹脂を含み、その含有量が0.1重量%を越えて21重量%以下であることを特徴とするエポキシ系粒子および上記エポキシ系粒子をマトリックス樹脂中に分散させてなる組成物。
【選択図】なし

Description

本発明は、少なくともエポキシ樹脂と硬化剤を反応させて得られる粒子に関する。さらに詳しくは、エポキシ樹脂本来の機械的特性、熱的特性、電気的特性を損なうことなく、取り扱い性が良好であり、かつ、接着力の向上したエポキシ系粒子に関する。
エポキシ樹脂は、機械的特性、熱的特性、電気的特性および接着性に優れており、各種成型品、塗料、接着剤等の用途において幅広く利用されている。しかし反面では硬くて脆く強度が不十分で、亀裂が発生しやすいなどの問題点があった。
これらの問題を解決するために、従来から種々の検討が行われている。最も一般的な方法としてはゴムブレンド変性が知られている。具体的にはカルボキシル基とアミノ基を末端基とするブタジエン-アクリロニトリル共重合体などがよく用いられているが、このようなゴム成分の多くは液状のエポキシ樹脂をマトリックスとして混合した場合、分散性が悪く、期待する効果を十分に得にくいという問題を有していた。
また、微粒子状の改質剤をエポキシ樹脂に配合し、硬化エポキシ樹脂の内部応力を低下させる方法が知られている。この方法においては、ポリアミド樹脂系やアクリル系樹脂の粒子をはじめとして多くの粒子状改質剤が提案されているが、エポキシ樹脂との相溶性が低く粒子による補強効果が低い、あるいは逆に相溶性が高くエポキシ樹脂層へ溶け込みエポキシ樹脂自体の特性を低下させてしまうという問題点を持っていた。
特許文献1にはかかる課題を解決する例として、エポキシ化合物と硬化剤とからなる硬化エポキシ樹脂とガラス転移点が20℃以下の重合体との相分離混合物であるエポキシ系の粒子が開示され、その実施例の合成例1、2にも記載されているように、生成したエポキシ系粒子は濾過脱水し、温水で充分に洗浄し乾燥して製品としている。かかるエポキシ系粒子は、接着力がまだ充分ではなく、充分な補強効果を発揮しうるものではなかった。
特公平4−32109号公報
本発明は、このような事情のもとでエポキシ樹脂の本来有する優れた特性を損なうことなく、取り扱い性が良好であり、かつ、高い接着力が付与されたエポキシ系粒子を提供することを目的とする。
本発明におけるエポキシ系粒子は、少なくともエポキシ樹脂と硬化剤を混合して得られるものである。このようなエポキシ系粒子の製造方法としては種々の方法が開発されているが、乳化重合法や転相乳化法、機械的粉砕法などが最もよく用いられる方法である。これらの製造方法においては、粒子が形成される際にエポキシ樹脂と硬化剤の反応を制御することは難しく、製造過程において、得られるエポキシ系粒子には未硬化のエポキシ基とは別にエポキシ系粒子の原料であるエポキシ樹脂が未反応エポキシ樹脂として存在する。ここで未硬化エポキシ基は、エポキシ樹脂分子中の反応していないエポキシ基のことをいい、未反応エポキシ樹脂は分子内のエポキシ基が1個も反応していないエポキシ系粒子製造原料であるエポキシ樹脂のことである。例えば、分子内に2個エポキシ基をもつエポキシ樹脂において、分子内のエポキシ基1個のみが反応した場合、このエポキシ樹脂中に未硬化のエポキシ基は存在するが、未反応のエポキシ樹脂は存在しないということである。製造されたエポキシ系粒子は通常洗浄工程に供されるが、洗浄されることにより、粒子中の未反応エポキシ樹脂成分が遊離するので、充分に洗浄されると未反応エポキシ樹脂成分は除去されることになる。
粒子中の未反応のエポキシ樹脂量は、もともとエポキシ樹脂、硬化剤の当量比によって異なってくるが、それ以外にもその他反応系に存在する物質の立体障害の問題もあり、どの程度の未反応エポキシ樹脂が残存するのか正確に把握するのはこれまで困難であった。しかし、本発明者らは未反応エポキシ樹脂の量を評価する方法を見出し検討した結果、硬化反応のみでは未反応エポキシ樹脂の含有量が多く、洗浄をすれば未反応エポキシ樹脂の含有量が当然のことながら減少するが、その程度を定量的に把握できることが解った。本発明者らは、かかる知見を基に、鋭意検討した結果、エポキシ系粒子に含まれる未反応エポキシ樹脂の含有量を特定の範囲に制御することにより、高い接着力を有し、且つ、取り扱い性に優れていることを見出し、本発明を完成したものである。
すなわち、本発明は、少なくともエポキシ当量として100〜2000を有するエポキシ樹脂と硬化剤を反応させて得られる粒子であって、粒子中に未反応エポキシ樹脂を含有し、その含有量が0.1重量%を越えて21重量%以下であることを特徴とするエポキシ系粒子である。
本発明のエポキシ系粒子は、エポキシ樹脂本来の機械的特性、熱的特性、電気的特性を損なうことなく、取り扱い性が良好で、かつ、優れた接着力を有している。
実施例3の粒子について接着面の評価を行った試料の断面部分のTEM写真 比較例2の粒子について接着面の評価を行った試料の断面部分のTEM写真
本発明に適用されるエポキシ系粒子は、少なくともエポキシ樹脂と硬化剤とからなり、これらを反応させて得られる粒子であればよい。エポキシ樹脂としては、エポキシ当量として100〜2000を有するものを全て使用することができる。その具体例としては、例えば、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールAD型エポキシ樹脂、ビスフェノールE型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、ナフタレン型エポキシ樹脂、フェノールノボラック型エポキシ樹脂等が挙げられる。これらは1種単独でも2種以上を組み合わせても使用することができる。これらのうち、最も広汎に使用される点からビスフェノールA型エポキシ樹脂が好ましい。
エポキシ樹脂の市販品としては“jER”(登録商標)827(ビスフェノールA型エポキシ樹脂)、“jER”(登録商標)828(ビスフェノールA型エポキシ樹脂)、“jER”(登録商標)806(ビスフェノールF型エポキシ樹脂)、“jER”(登録商標)807(ビスフェノールF型エポキシ樹脂)“jER”(登録商標)152(フェノールノボラック型エポキシ樹脂)、“jER”(登録商標)154(フェノールノボラック型エポキシ樹脂)(以上、ジャパンエポキシレジン(株)製)、“エピクロン”(登録商標)850(ビスフェノールA型エポキシ樹脂)、“エピクロン”(登録商標)830(ビスフェノールF型エポキシ樹脂)“エピクロン”(登録商標)N−740(フェノールノボラック型エポキシ樹脂)(以上、DIC(株)製)、“エポトート”(登録商標)YD128(ビスフェノールA型エポキシ樹脂)(東都化成(株)製)などが挙げられる。
硬化剤としては、特に限定されないが、エポキシ樹脂の硬化剤として通常用いられるアミン系、酸無水物系、フェノール樹脂系、その他メルカプタン系などが用いられる。この中でも特に脂肪族アミン、芳香族アミン、ポリアミドアミンのようなアミン系化合物が好ましく用いられる。具体例としては、トリエチレンテトラミン、ジエチレントリアミン、脂肪族アミン型の(“jERキュア(登録商標)”(ジャパンエポキシレジン(株)製))、ポリオキシアルキレンアミン類の(“ジェファーミン(登録商標)”(三井化学ファイン(株)製))、ポリアミドアミン類の(“ラッカマイド”(登録商標)(大日本インキ工業(株)製))、ポリアルキレンポリアミン系アミドアミン類の(“ポリマイド”(登録商標)(三洋化成工業(株)製))などが挙げられる。なかでも反応速度の点からポリアミドアミン、脂肪族アミンが好ましく、特にポリアミドアミンが好ましい。
粒子はその構成成分として他のポリマーを含んでいてもかまわない。ポリマー成分の例としては、ポリアミド系樹脂、スチレン系樹脂、ビニル系樹脂、ポリエステル系樹脂、芳香族ポリスルホン系樹脂等が挙げられるが、これに限定されるものではない。これらポリマーの粒子中の構成比率は、95重量%以下であることが好ましい。95重量%より多い場合は、本来のエポキシ樹脂の性能である加熱硬化性能、接着性能などの機能が不十分となる傾向にある。より好ましくは90重量%以下である。下限としては特に制限はないが、ポリマーの特性を十分発揮させる観点から、5重量%以上であることが好ましい。
次に、上記化合物から本発明のエポキシ系粒子を得る方法について説明するが、これらの方法に限定されるものではない。なお、本発明における粒子は、球状に限らず不定形状のものも含まれる。第1の方法としては、エポキシ樹脂と硬化剤をあらかじめ反応させて硬化した後、ボールミルやジェットミル等を用いて機械的に粉砕し粒子を得る方法がある。第2の方法としては、上記の混合物を水主体あるいは非水溶性の液体中に懸濁させて粒子化する方法がある。粒子の均一性、真球性などから第2の方法が好ましく用いられる。このような方法の具体例としては次のような方法が挙げられるが、これに限定されるものではない。
(1)該混合物またはその溶液を霧状に飛散させ乾燥させる(スプレードライ法)、
(2)該混合物またはその溶液を貧溶媒中に霧状に投入し、沈殿させる(スプレー再沈法)、
(3)該混合物またはその溶液を界面活性剤を用いて乳化する方法、
(4)保護コロイド性物質を含む水性液体で該混合物またはその溶液を乳化する方法。
上記方法において、使用される界面活性剤としては、特に限定するものではないが、ポリオキシ・エチレン・フェノール置換エーテル系やポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンブロック・ポリエーテル系などエーテル型非イオン界面活性剤、ポリエチレングリコールの高級脂肪酸エステルや多価アルコールの脂肪酸エステルなどエステル型の非イオン界面活性剤およびアルコキシル化ロジン類などのノニオン系のものが代表的である。また、保護コロイド性物質としては、ポリビニルアルコール、アラビアゴム、カルボキシメチルセルロース、ゼラチン、アルギン酸ナトリウムなどがあり、一般的に使用される。
上記混合物または溶液を水性液体に乳化分散する方法としては、強く攪拌されている上記混合物またはその溶液中に水性媒体を徐々に加えるか、逆に強く攪拌されている水性媒体中に該化合物またはその溶液を徐々に加える方法が一般的である。
最後に粒子中のエポキシ樹脂と硬化剤を反応させるために常圧あるいは加圧下で加熱硬化処理を行い、続いて、濾過や遠心分離、洗浄などを行って粒子を得る。
得られた粒子の未硬化エポキシ基量と未反応エポキシ樹脂量は、次のようにして容易に分析することができる。
未反応エポキシ樹脂量を分析するには、粒子とアセトニトリルとを粒子濃度が20重量%以下となるように混合し、50℃で所定時間加熱攪拌した後、粒子を濾別する。これによって未反応エポキシ樹脂が抽出された濾液が得られ、濾液中のエポキシ樹脂濃度を測定することによって粒子中の未反応エポキシ樹脂量を求めることができる。加熱攪拌時間は、その条件において、例えば数時間おきに未反応エポキシ樹脂の抽出量を確認しながら、抽出量が一定となり安定した時間を任意に選択し行えばよい。エポキシ樹脂濃度の測定方法については、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)分析によって定量すればよい。
未硬化エポキシ基量は、粒子濃度が10〜15重量%程度となるように粒子および粒子が膨潤または溶解する有機溶媒を混合し、これにトリエチルアミンを添加して均一なスラリー液とした後、使用する有機溶媒の沸点以下の温度で加熱攪拌し、経時的に反応液のアミン価を測定することによって求めることができる。アミン価が一定となった時点が終点であり、このときの反応液アミン価の減少量から粒子中に残存するエポキシ基の残量が求まる。この場合、添加するトリエチルアミンの量は分析に使用する粒子の量に応じて、粒子仕込みのエポキシ樹脂のエポキシ基が全く反応していない場合に相当する当量数分を添加するのがよい。有機溶媒はo−ニトロトルエンを用いるのが好ましいが、これに限らず粒子が膨潤しやすい溶媒を適宜選択して用いる。アミン価の測定は、JISK7237に従った測定方法が一般的に使用される。
本発明では、上記方法によって粒子中の未硬化エポキシ基量および未反応エポキシ樹脂量を測定し、最終的に得るエポキシ系粒子の未反応エポキシ樹脂量が0.1重量%超21重量%以下となるように制御する。
得られたエポキシ系粒子は、マトリックス樹脂に分散して用いることができる。あるいはエポキシ系粒子を単独で接着剤用として用いても良いが、この場合は粒子中の未反応エポキシ樹脂量が14重量%から25重量%未満であるのが好ましい。
またエポキシ系粒子に存在している未反応エポキシ樹脂量が0.1重量%以下では、接着力が低下する。そして、この領域はHPLCにおける検出限界以下となる。一方、未反応エポキシ樹脂量が25重量%を超えると、エポキシ系粒子の流動性の低下、粒子表面のベタツキが増す等の取り扱い性の悪化が起こり好ましくない。好ましくは1.5重量%以上であり、21重量%以下であることが好ましい。
本発明のエポキシ系粒子は、マトリックス樹脂中に分散させて組成物とすることができる。
ここで用いられるマトリックス樹脂としては、具体的には、エポキシ樹脂、ベンゾオキサジン樹脂、ビニルエステル樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ウレタン樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂、マレイミド樹脂、シアン酸エステル樹脂および尿素樹脂などが挙げられるが、この中でも特にエポキシ樹脂が好適に用いられる。
このようにエポキシ系粒子中の未反応エポキシ樹脂量を適当な範囲に制御すると取り扱い性は良好なまま優れた接着性が得られる。これは、粒子中の未反応エポキシ樹脂はエポキシ樹脂分子内のエポキシ基がまだ1つも他の成分と反応していないために、反応部位が比較的制限されずに有効であり、マトリックス樹脂や材質との接着の際に化学結合して高い接着力をもたらすものと推定される。一方、粒子中には未硬化エポキシ基も存在するが、これについてはエポキシ樹脂分子内のエポキシ基の少なくとも1つがすでに粒子構成成分と反応しているため立体的にそれ以上の反応が進みにくく、接着の際の反応部位が制限されるため接着力に対する寄与は小さいと推定される。
硬化直後のエポキシ系粒子中の未反応エポキシ樹脂量は、例えばエポキシ樹脂のエポキシ基1当量に対して硬化剤のアミン化合物の活性水素基が0.1〜10当量となるように硬化剤を用い上記方法によって製造したとき通常25〜50重量%程度である。かかるエポキシ系粒子中の未反応エポキシ樹脂量を本発明で規定する範囲内に制御する方法としては、上記の如くして得たエポキシ系粒子をエポキシ樹脂が溶解性を示す溶媒で処理し、粒子中から未反応エポキシ樹脂を抽出する方法が用いられる。溶媒としては水及び又は有機溶媒が用いられる。使用できる有機溶媒としては、エポキシ樹脂が溶解する有機溶媒の中で抽出中にエポキシ樹脂と反応しないもの、粒子自体の形状や特性を変化させないものであれば適用できる。なかでも未反応エポキシ樹脂と蒸留分離可能なものが好ましい。このような条件を満足する溶媒としては、アセトン、メチルエチルケトン、アセトニトリル、イソプロピルアルコール、エタノール、クロロホルム、ジクロロメタン、トルエン、キシレンから選ばれる1種の溶媒または2種以上の混合した溶媒が好ましく挙げられる。これら溶媒のうちでは特に、アセトニトリルを用いると粒子から未反応エポキシ樹脂を効率良く抽出できるが、除去効率が高すぎず、また低すぎない溶媒が未反応エポキシ樹脂量の制御がしやすい点で好ましく、具体的には水が好ましい。
未反応エポキシ樹脂の抽出量の程度は溶媒量、温度、時間の組み合わせで調節することが可能である。ある一定の抽出量を得るためには、抽出温度が低いほど長時間を要する。したがって、短時間で効率よく抽出を行うためには溶媒の沸点以下の温度で適宜加温して行うのが好ましい。抽出時の粒子濃度は粒子の分散状態によって適宜選択され、十分に分散させるためには20重量%以下、好ましくは10重量%以下で行うのがよい。下限としては1重量%が好ましい。粒子中の未反応のエポキシ樹脂含有量を制御するためには、その粒子について抽出条件(例えば時間あるいは温度等)を振って作成した検量線に基づき、所望の残存量とするため条件を設定し行えばよく、最終的に望ましい量の未反応エポキシ樹脂を含有したエポキシ系粒子が得られる。
以下、実施例に基づき本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
なお、以下実施例中におけるエポキシ当量、粒子中の未反応エポキシ樹脂および未硬化エポキシ基量は次に示す方法で測定した値である。
(エポキシ当量測定法)
ビーカーに試料0.1gを精秤し、ジクロロメタン80mlと氷酢酸20mlを加え溶解する。さらにセチルトリメチルアンモニウムブロマイド(CTBA)2.0gを加えて混合する。この液を電位差自動滴定装置(京都電子(株)社製)により、0.1N過塩素酸で滴定する。エポキシ当量は次式によって計算する。
エポキシ当量(g/eq)=(1000×試料の重量(g))/(滴定量(ml)×0.1×0.1N過塩素酸のファクター)。
(未反応エポキシ樹脂残量測定法)
粒子2gとアセトニトリル50gをナスフラスコに精秤し、50℃で8時間加熱攪拌後、吸引濾過する。この濾液を用いて以下に示す分析条件で高速液体クロマトグラフィー(HPLC)分析により定量した値である。
分析条件
カラム:Inertsil ODS−3 4.6mmI.D.×25cm
カラム温度:40℃
移動相:アセトニトリル/水=0.6/0.4
流速:1.0ml/min
検出:UV254nm。
(未硬化エポキシ基測定法)
粒子20g、トリエチルアミン0.07〜0.1g、o−ニトロトルエン100mlをナスフラスコに精秤し、しばらく混合して均一なスラリー液とする。これを80℃で加熱攪拌し、経時的に反応液20gをビーカーにサンプリングし、o−ニトロトルエン10mlと酢酸10mlを加え、自動電位差滴定装置(京都電子(株)社製)により、0.1N過塩素酸で滴定し、反応液全体のアミン価を求める。未硬化エポキシ基量は、求めた反応液アミン価の減少量から下記式を用いて算出した値である。
アミン価(meq/g)=反応液全体の重量×(滴定量(ml)×0.1×0.1N過塩素酸のファクター)/サンプルの重量(g)
未硬化エポキシ基(meq/g)=アミン価の減少量(meq)/粒子の重量(g)。
(実施例1)
市販のビスフェノールAジグリシジルエーテルタイプのエポキシ樹脂(商品名「jER828」、ジャパンエポキシレジン(株)製、エポキシ当量186)10gを100ccの3つ口フラスコにとり、これに市販のポリオキシエチレン・フェノール置換エーテル系界面活性剤(商品名「ノイゲンEA−137」、第一工業製薬(株)製)を0.8g加えた。“テフロン(登録商標)”製の板状翼を先端に付けた攪拌棒で800rpm、1分間混練した。続いて注射器に入れた6ccの水を1.5ccずつ1分間隔で、800rpmの攪拌をしながら順次加えた。フラスコ内には乳白色のエマルジョンが得られた。
この未硬化エポキシエマルジョンに、0.5当量のピペラジンを8ccの水に溶解した硬化液を加え、ゆるやかに攪拌して均一化した。
この液を25℃で3日間静置放置して、平均粒子径約6μmの球状粒子に硬化させた。硬化粒子を吸引濾過で濾取した。分析の結果、得られた粒子中の未硬化エポキシ基量は2.3meq/gであり、未反応エポキシ樹脂量は25重量%(エポキシ基1.5meq/g相当)であった。
上記濾取した粒子をナス型フラスコに入れ、アセトニトリル400mlを加えて再分散させた。これにコンデンサーを付け50℃のウォーターバス中で加熱攪拌下、1時間抽出を行った。抽出後、粒子中の未硬化エポキシ基量は1.6meq/gであり、未反応エポキシ樹脂量は14重量%(エポキシ基0.82meq/g相当)であった。
(実施例2)
ビスフェノールF型エポキシ樹脂(商品名「jER806」、ジャパンエポキシレジン(株)製、エポキシ当量170)70重量部、硬化剤としてポリアミドアミン(商品名「ラッカマイドTD−960」、大日本インキ化学工業(株)製)12重量部およびポリアミド樹脂(商品名「グリルアミド−TR55」、EMSER WERKE社製)18重量部をクロロホルム300重量部とメタノール100重量部の混合溶媒中に添加して均一溶液を得た。次に該溶液を塗装用のスプレーガンを用いて霧状にして、よく攪拌した3000重量部のn−へキサンの液面に向かって吹き付けて溶質を析出させた。析出した固体を濾別し、24時間真空乾燥し粉末粒子を得た。分析の結果、粒子中の未硬化エポキシ基量は3.7meq/gであり、未反応エポキシ樹脂量は31重量%(エポキシ基1.8meq/g相当)であった。その後、粒子をナス型フラスコに入れ、アセトニトリル500mlを加えて再分散し、コンデンサーを付けて50℃のウォーターバス中で加熱攪拌下、3時間抽出を行った。抽出後、粒子中の未硬化エポキシ基量は2.0meq/gであり、未反応エポキシ樹脂量は1.5重量%(エポキシ基0.088meq/g相当)であった。
(実施例3)
ポリエーテルスルホン(商品名「ビクトレックスユーデル100p」、ICI社製)31.7重量部、フェノールノボラック型エポキシ樹脂(商品名「jER152」、ジャパンエポキシレジン(株)製、エポキシ当量176)60重量部および硬化剤としてジアミノジフェニルメタン8.3重量部を塩化メチレン388重量部とメタノール12重量部の混合溶媒中に添加、溶解して粘稠なポリマー溶液を得た。該溶液を室温で600rpmの回転速度で攪拌しながら、5%濃度のポリビニルアルコール水溶液400重量部を15分間で連続的に添加し、初期の油中水滴型乳化液から最終的に水中油滴型乳化液を得た。次に、該乳化液を300rpmで攪拌しながら60℃に昇温し、塩化メチレンおよびメタノールを揮発除去した。さらに、該乳化液をオートクレーブ中85℃で2.5時間、続いて150℃で2時間加熱処理しエポキシ樹脂を硬化させた。室温まで冷却して濾過し平均粒径が11μmの粒子を得た。分析の結果、得られた粒子中の未硬化エポキシ基量は2.9meq/gであり、未反応エポキシ樹脂量は26重量%(エポキシ基1.5meq/g相当)であった。その後、粒子をナス型フラスコに入れ、アセトニトリル500mlを加えて再分散し、コンデンサーを付けて50℃のウォーターバス中で加熱攪拌下、1時間抽出を行った。抽出後、粒子中の未硬化エポキシ基量は1.8meq/gであり、未反応エポキシ樹脂量は6.2重量%(エポキシ基0.36meq/g相当)であった。
(実施例4)
ビスフェノールA型エポキシ樹脂(商品名「jER828」、ジャパンエポキシレジン(株)製、エポキシ当量186)30重量部、ジアミノジフェニルメタン8.3重量部およびポリアミド樹脂(商品名「グリルアミド−TR70LX」、EMSERWERKE社製)61.7重量部をクロロホルム300重量部とエタノール100重量部の混合溶媒中に添加し、溶解してポリマー溶液を得た。該溶液を室温で、700rpmの回転速度で攪拌しながら、4%濃度のポリビニルアルコール水溶液300重量部を5分間で連続的に添加し、初期の油中水滴型乳化液から最終的に水中油滴型乳化を得た。該分散液を500rpmで攪拌しながら、70℃に昇温し、クロロホルムおよびエタノールを揮発させた。該乳化液をオートクレーブ中に投入し、90℃で2時間、続いて140℃で2時間加熱硬化処理を行って、平均粒径が14μmの球状粒子を得た。分析の結果、得られた粒子中の未硬化エポキシ基量は3.5meq/gであり、未反応エポキシ樹脂量は29重量%(エポキシ基1.6meq/g相当)であった。その後、粒子をナス型フラスコに入れ、アセトニトリル500mlを加えて再分散し、コンデンサーを付けて50℃のウォーターバス中で加熱攪拌下、5時間抽出を行った。抽出後、粒子中の未硬化エポキシ基量は2.0meq/gであり、未反応エポキシ樹脂量は1.3重量%(エポキシ基0.076meq/g相当)であった。
(実施例5)
ビスフェノールA型エポキシ樹脂(商品名「jER828」、ジャパンエポキシレジン(株)製)30重量部、ジアミノジフェニルメタン6重量部およびn−ブチルアクリレート64重量部に酢酸エチル300重量部を添加、混合し均一な溶液を得た。該溶液を30℃で700rpmの回転速度で攪拌しながら8%濃度のポリビニルアルコール(商品名「ゴーセノールGL−05」日本合成化学(株)製)水溶液300重量部を10分間で連続的に添加し、初期の油中水滴型乳化液から最終的に水中油滴型乳化液を得た。該乳化液を200rpmで攪拌しながら減圧下50℃に昇温し酢酸エチルを揮発除去した。さらに該乳化液をオートクレーブ中に投入し、ゆっくり攪拌しながら90℃で2時間、続いて150℃で2時間加熱硬化処理を行い、室温まで冷却後、容器内から取り出し、平均粒径約19μmの球状粒子を得た。分析の結果、得られた粒子中の未硬化エポキシ基量は4.2meq/gであり、未反応のエポキシ樹脂量は34重量%(エポキシ基2.0meq/g相当)であった。さらに、この粒子を80℃の温水1L中で3時間攪拌洗浄し濾過する操作を2回繰り返して洗浄を行った後、最終的に未硬化エポキシ基量が3.4meq/g、未反応エポキシ樹脂量が21重量%(エポキシ基1.2meq/g相当)の粒子を得た。
(比較例1)
アセトニトリルによる抽出を行わなかったこと以外は実施例1と同様の方法で粒子を得た。分析の結果、得られた粒子中の未硬化エポキシ基量は2.3meq/gであり、未反応エポキシ樹脂量は25重量%(エポキシ基1.5meq/g相当)であった。
(比較例2)
ポリエーテルスルホン(商品名「ビクトレックスユーデル100p」、ICI社製)35重量部、ビスフェノールA型エポキシ樹脂(商品名「jER828」、ジャパンエポキシレジン(株)製、エポキシ当量186)60重量部および硬化剤としてジアミノジフェニルメタン5重量部を用いて実施例3と同様の方法で得た粒子を、水に再分散し、4Nリン酸を加えて0.4Nのリン酸溶液とし、90℃で4時間加熱攪拌し残存エポキシ基を失活処理した。アンモニア水による中和処理後、濾過、洗浄を行って粒子を得た。分析の結果、得られた粒子中に未硬化エポキシ基は検出されず、また未反応エポキシ樹脂量も0.1重量%以下であった。
(比較例3)
ビスフェノールA型エポキシ樹脂(商品名「jER828」、ジャパンエポキシレジン(株)製、エポキシ当量186)72重量部、ジアミノジフェニルメタン18重量部およびポリアミド樹脂(商品名「グリルアミド−TR70LX」、EMSERWERKE社製)10重量部を用い、実施例4と同様の方法で粒子を得た。分析の結果、得られた粒子中の未硬化エポキシ基量は2.4meq/gであり、未反応エポキシ樹脂量は26重量%(エポキシ基1.5meq/g)であった。
(比較例4)
実施例1と同様の方法で濾取した粒子をナス型フラスコに入れ、アセトニトリル400gを加えて再分散させ、これにコンデンサーを付けて50℃のウォーターバス中で加熱攪拌下、12時間抽出を行った後に粒子を得た。分析の結果、得られた粒子中の未硬化エポキシ基量は0.8meq/gであったが、未反応エポキシ樹脂量は0.1重量%以下であった。
(比較例5)
実施例5と同様の方法で粒子を製造し、95℃の温水1L中で3時間攪拌洗浄し濾過する操作を5回繰り返すことにより充分洗浄した後に粒子を得た。得られた粒子中の未硬化エポキシ基量は2.2meq/gであったが、未反応エポキシ樹脂量は0.1重量%以下であった。
(評価方法)
得られた粒子は次に示す方法により評価し、結果を表1に示す。
(1)粒子の表面状態
減圧乾燥機で0.5kPa以下、50℃、3時間乾燥し、室温まで冷却した後の粒子の表面状態について、指触によるベタツキ度合から以下の基準で判定した。
◎:完全に乾燥、○:ほとんど乾燥、△:ややベタツキ、×:ベタツキ激しい。
(2)接着性
以下に示す手順で接着性を評価した。
濾過風乾後の粒子をスライドガラス(75mm×25mm、厚さ1mm)に10mg計量し、片端から30mmまでのところに均一に散布してから、もう一枚のスライドガラスで同じ面積だけ覆い、セロハンテープで両スライドガラスを固定して、180℃の熱風乾燥機で2時間処理した後、冷却後セロハンテープを除去してから手で接着性を観察した。接着物の破壊様式から以下の基準で接着性を判定した。
◎:接着部は破断せずにその他の部分のスライドガラスが破壊、○:接着部はほとんど破断せずにその他の部分のスライドガラスが破壊、△:接着部がやや破断する、×:接着部が完全に破断。
(3)接着面の透過型電子顕微鏡(TEM)観察
TEM観察試料作成のためのマトリックス樹脂(エポキシ樹脂“アラルダイト”(登録商標)ニチバン(株)製)と上記記載の粒子とを混練し、室温で24時間放置してエポキシ樹脂組成物を得た。これらの樹脂組成物について、ミクロトームを用いて超薄切片を切り出すことによりTEM観察用の試料を作製し、TEM(日立H−7100)にて粒子とマトリックス樹脂との接着面の観察を行い、粒子の接着性について評価を行った。TEM写真の代表例を図1および図2に示した。図1は実施例3の粒子についての写真であり、図2は比較例2の粒子についての写真である。実施例3では接着面が良好であったが、比較例2では粒子とマトリックス樹脂との接着面に剥離(写真の白い部分)がみられた。このように、接着面の剥離の度合いを以下の基準で判定した。
○:接着面に剥離が認められない、△:接着面にわずかな剥離が認められる、×:接着面にかなりの剥離が認められる。
Figure 2011074208
表1において、粒子中の未反応エポキシ樹脂の含有量(重量%)が本発明の範囲内にない比較例では、評価項目の少なくとも何れかについて劣るのに対し、粒子中の未反応エポキシ樹脂の含有量(重量%)が本発明の範囲内にある実施例では、各評価項目について優れていることがわかった。

Claims (6)

  1. 少なくともエポキシ当量として100〜2000を有するエポキシ樹脂と硬化剤を反応させて得られる粒子であって、粒子中に未反応エポキシ樹脂を含有し、その含有量が0.1重量%を越えて21重量%以下であることを特徴とするエポキシ系粒子。
  2. 粒子中の未反応エポキシ樹脂量が14重量%以上21重量%以下である請求項1に記載のエポキシ系粒子。
  3. 粒子中の未反応エポキシ樹脂量が0.1重量%を越えて21重量%以下であり、マトリックス樹脂中に分散させて用いることを特徴とする請求項1または2記載のエポキシ系粒子。
  4. エポキシ樹脂がビスフェノールA型エポキシ樹脂であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の粒子。
  5. 硬化剤がアミン化合物である請求項1〜4のいずれかに記載の粒子。
  6. 請求項1〜3のいずれか記載のエポキシ系粒子をマトリックス樹脂中に分散させてなる組成物。
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