JP2011072090A - 電気的接続装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ケース内における回転電機とインバータ装置との間の電気的な断接を簡易かつ安全に行うことができる電気的接続装置を提供する。
【解決手段】ケース2内において回転電機11とインバータ装置16とを電気的に接続するための電気的接続装置E。回転電機11の端子12に接続される第一バスバー21と、インバータ装置16の端子17に接続される第二バスバー31と、これらを接続する接続部材41と、を備える。第一バスバー21及び第二バスバー31は、接続方向Lに沿って延在すると共に互いに離間しつつ対向して配置される対向部F2、F3をそれぞれ有し、接続部材41は、固定部材61に支持されると共に、当該固定部材61に対して接続方向Lに沿って移動可能に構成され、接続方向L一方側へ移動した状態で第一バスバー21の対向部F2と第二バスバー31の対向部F3とを挟持して、これらを電気的に接続する。
【選択図】図2

Description

本発明は、回転電機及び当該回転電機を制御するインバータ装置を収容するケース内において、回転電機とインバータ装置とを電気的に接続するための電気的接続装置に関する。
近年、車両の駆動力源として回転電機を備えた電気自動車や、エンジン及び回転電機を備えたハイブリッド車が、燃費、環境保護等の点から注目を集めている。このような車両に用いられる駆動装置においては、回転電機を制御するためのインバータ装置が必要となる。回転電機とインバータ装置とは、これらを収容するケース内において電気的に接続される。一般的には、回転電機の端子とインバータ装置の端子とがバスバー等の接続導体で接続されることにより、回転電機とインバータ装置とが電気的に接続される。このような構成の一例として、ハイブリッド駆動装置における二つの回転電機とインバータ装置との間の電気的な接続構造が下記の特許文献1に示されている。
特許文献1に示されたハイブリッド駆動装置では、回転電機の端子には回転電機側の接続導体としてのリード線の一端が接続され、インバータ装置の端子にはインバータ装置側の接続導体としてのリード線の一端が接続され、回転電機側のリード線の他端とインバータ装置側のリード線の他端とが、接続部材としてのターミナルに接続されることにより、回転電機とインバータ装置とが電気的に接続されている。その際、回転電機側のリード線の他端とターミナルとの間、及びインバータ装置側のリード線の他端とターミナルとの間は、ターミナルに形成されたボルト孔に螺合するボルトにより締め付けられて接続及び固定される。つまり、特許文献1に記載されたハイブリッド駆動装置においては、回転電機側のリード線、インバータ装置側のリード線、ターミナル、並びに複数のボルト及びボルト孔、により、回転電機とインバータ装置との間を電気的に接続するための電気的接続装置が構成されている。
特開2001−119810号公報
ところで、回転電機とインバータ装置との間の電気的な接続作業は、これらの検査後に行われることが多く、そのため、回転電機及びインバータ装置がケース内に強固に固定されると共に、回転電機及びインバータ装置に接続導体としてのリード線がそれぞれ強固に締結固定された状態で行われることが多い。この場合、特許文献1に記載されたハイブリッド駆動装置における電気的接続装置及びその接続構造では、接続導体としてのリード線及びターミナルの寸法や、回転電機及びインバータ装置の取付位置等に関する誤差(公差)を吸収することが困難となり易い。そのため、回転電機とインバータ装置とを電気的に接続してこれらを一体化するに際しては、回転電機及びインバータ装置に締結固定されたリード線を一旦緩めてから、上記公差を吸収しながら再度締結固定していく必要性が生じる。その結果、駆動装置の組み立てのための工程数が増加して製造コストの上昇につながるという問題があった。特に、ボルトによる締結箇所が増大するほど締結作業のための工程数が大幅に増加するため、製造コストの上昇も顕著となり易い。
また、ケース内にボルト締結のためのスペースを確保しながら駆動装置の大型化を抑制しようとすれば、所定の順序に従ってボルト締結を行う必要があるので、上記締結作業が煩雑化してしまう。逆に、例えば点検や整備等のメンテナンス時に回転電機とインバータ装置とを切り離そうとすれば、上記とは逆の順序でボルトを順次取り外す必要があるので、切り離し作業も同様に煩雑化してしまう。
そこで、ケース内における回転電機とインバータ装置との間の電気的な断接を、低コストで簡易かつ適切に行うことができる電気的接続装置の実現が望まれる。
本発明に係る、回転電機及び当該回転電機を制御するインバータ装置を収容するケース内において、前記回転電機と前記インバータ装置とを電気的に接続するための電気的接続装置の特徴構成は、前記ケースから絶縁された状態で前記回転電機の端子に接続される第一バスバーと、前記ケースから絶縁された状態で前記インバータ装置の端子に接続される第二バスバーと、前記第一バスバーと前記第二バスバーとを接続する接続部材と、を備え、前記第一バスバー及び前記第二バスバーは、前記回転電機の端子と前記インバータ装置の端子とを結ぶ接続方向に沿って延在すると共に、互いに離間しつつ対向して配置される対向部をそれぞれ有し、前記接続部材は、前記ケース内に固定された固定部材に支持されると共に、当該固定部材に対して前記接続方向に沿って移動可能に構成され、前記接続方向一方側へ移動した状態で前記第一バスバーの前記対向部と前記第二バスバーの前記対向部とを挟持して、これらを電気的に接続する点にある。
上記の特徴構成によれば、接続部材を固定部材に対して接続方向に沿って一方側へ移動させ、第一バスバーの対向部と第二バスバーの対向部とを挟持するだけの簡単な構成で、接続部材によって回転電機とインバータ装置との間の電気的な接続を簡易に行なうことができる。逆に、接続部材を固定部材に対して接続方向に沿って他方側へ移動させ、第一バスバーの対向部と第二バスバーの対向部との挟持状態を解除するだけの簡単な構成で、ケース内における回転電機とインバータ装置との間の電気的な遮断を簡易に行なうことができる。
また、第一バスバーの対向部と第二バスバーの対向部とを挟持することでこれらを電気的に接続するので、2つのバスバーの対向部における重複量(ここでは主に接続方向の重複量)を調節することにより、第一バスバーと第二バスバーとをボルトにより接続及び固定する場合と比較して、少なくとも接続方向における第一バスバー及び第二バスバーの寸法やこれらの取付位置に関する誤差(公差)の吸収が容易となる。よって、回転電機とインバータ装置との間の電気的接続のための工程数が増加するのを抑制することができ、製造コストが上昇するのを抑制することができる。更に、互いに対向する第一バスバーの対向部と第二バスバーの対向部とを挟持して接触させるため、これらが面接触した状態で摺動することはなく、これにより接触部の信頼性を高めることができる。
従って、ケース内における回転電機とインバータ装置との間の電気的な断接を低コストで簡易かつ適切に行うことができる電気的接続装置を提供することができる。
ここで、前記接続部材は、前記第一バスバー及び前記第二バスバーが挿通可能な挿通部を有する本体部と、前記本体部における前記挿通部の内周側に設けられた挟持部と、を備え、前記本体部が前記接続方向一方側に移動することにより、前記挟持部が前記第一バスバーの前記対向部と前記第二バスバーの前記対向部とを挟持する構成とすると好適である。
この構成によれば、本体部に形成される挿通部を第一バスバー及び第二バスバーが挿通することにより、当該第一バスバー及び第二バスバーの延在方向でもある接続方向に沿って、本体部を適切に移動させることができる。また、本体部における第一バスバー及び第二バスバーが挿通可能な挿通部の内周側に挟持部が設けられているので、第一バスバー及び第二バスバーが挿通される本体部が接続方向に沿って移動することにより第一バスバーの対向部と第二バスバーの対向部とを挟持する挟持部を、適切に構成することができる。
また、前記本体部が前記接続方向他方側へ移動した状態で、前記第一バスバー及び前記第二バスバーの一方のみが前記挿通部に挿通され、前記本体部が前記接続方向一方側へ移動した状態で、前記第一バスバーの前記対向部及び前記第二バスバーの前記対向部の双方が前記挿通部に挿通されると共に、前記挟持部がこれらを挟持する構成とすると好適である。
この構成によれば、接続方向に沿った本体部の移動に伴う、第一バスバーと第二バスバーとの間の電気的な接続及び遮断の双方を適切かつ確実に行うことが容易となる。
また、前記挟持部は、前記第一バスバー及び前記第二バスバーの一方の前記対向部が、他方の前記対向部に対向する面の背面側から支持された状態で、前記他方の対向部を前記接続方向に対して交差する交差方向に押圧することにより、前記第一バスバーの前記対向部と前記第二バスバーの前記対向部とを挟持する構成とすると好適である。
この構成によれば、第一バスバー及び第二バスバーの一方の対向部が背面側から支持された状態で他方の対向部が交差方向に押圧されるので、挟持部の押圧力により第一バスバーの対向部と第二バスバーの対向部とを接触させた状態を適切に維持することができる。よって、回転電機とインバータ装置とを簡易かつ適切に電気的に接続することができる。
また、前記挟持部における、前記接続方向及び前記交差方向に直交する幅方向の長さが、前記第一バスバー及び前記第二バスバーにおける前記幅方向の長さよりも長く設定されている構成とすると好適である。
この構成によれば、幅方向における第一バスバー及び第二バスバーの寸法やこれらの取付位置に関する誤差(公差)の吸収も容易となる。よって、回転電機とインバータ装置との間の電気的接続のための工程数が増加するのを、より確実に抑制することができる。
また、前記接続方向に延在し、前記本体部及び前記固定部材の一方に形成されたボルト締結孔に螺合する締結ボルトを備え、前記本体部及び前記固定部材の他方は、前記締結ボルトに対して一定の相対位置を保った状態で保持され、前記締結ボルトが前記ボルト締結孔に対してねじ込まれることにより、前記本体部が前記接続方向一方側に移動する構成とすると好適である。
この構成によれば、接続方向に延在する締結ボルトに対して、本体部及び固定部材の他方が一定の相対位置を保った状態で保持されるので、本体部及び固定部材の一方に形成されたボルト締結孔に対して当該締結ボルトをねじ込み、或いは引き出すだけで、容易に接続方向に沿って本体部を移動させることができる。よって、第一バスバーと第二バスバーとの間の電気的な接続及び遮断を適切に行うことができる。
また、前記ケース内において前記回転電機と前記インバータ装置とが位置決め固定された状態で、前記第一バスバーの前記対向部と前記第二バスバーの前記対向部との間の離間距離が、前記第一バスバーと前記第二バスバーとの間の電気的絶縁性を確保可能な距離とされている構成とすると好適である。
この構成によれば、接続部材による第一バスバーの対向部と第二バスバーの対向部との挟持状態が解除されると、これらの間が電気的絶縁性を確保可能な距離だけ離間するので、回転電機とインバータ装置とを適切に電気的に遮断して、安全性を確保することが容易となる。
また、前記第一バスバー及び前記第二バスバーが複数組設けられ、単一の前記接続部材が、互いに隣接して配置された複数組の前記第一バスバーの前記対向部及び前記第二バスバーの前記対向部を一括挟持する構成とすると好適である。
この構成によれば、回転電機の電機子が複数相のコイルを備えている場合や、ケース内に複数の回転電機が設けられている場合等、第一バスバー及び第二バスバーが複数組設けられている場合に、各組毎に接続部材を設けて第一バスバーの対向部と第二バスバーの対向部を挟持する場合と比較して、これらの接続及び遮断のための工程数を低減して作業性を向上させることができる。
本実施形態に係る駆動装置の、接続部材が接続方向他方側に移動した状態での部分断面図である。 本実施形態に係る駆動装置の、接続部材が接続方向一方側に移動した状態での部分断面図である。 本実施形態に係る電気的接続装置の側面図である。 本実施形態に係る電気的接続装置の本体部を接続方向他方側から見た断面図である。 本実施形態に係る駆動装置の、接続部材が接続方向他方側に移動した状態での拡大断面図である。 本実施形態に係る駆動装置の、接続部材が接続方向一方側に移動した状態での拡大断面図である。 その他の実施形態に係る電気的接続装置を示す部分断面図である。 その他の実施形態に係る、接続部材が接続方向一方側に移動した状態での拡大断面図である。 その他の実施形態に係る、接続部材が接続方向一方側に移動した状態での拡大断面図である。
本発明に係る電気的接続装置の実施形態について図面を参照して説明する。本実施形態に係る電気的接続装置Eは、車両用の駆動装置1に適用されている。電気的接続装置Eは、回転電機11及びインバータ装置16を収容するケース2内において、回転電機11とインバータ装置16とを電気的に接続するための装置である。本実施形態に係る電気的接続装置Eは、ケース2から絶縁された状態で回転電機11の端子(回転電機側端子12)に接続される第一バスバー21と、ケース2から絶縁された状態でインバータ装置16の端子(インバータ側端子17)に接続される第二バスバー31と、第一バスバー21と第二バスバー31とを接続する絶縁性の接続部材41と、を備えている。このような構成において、本実施形態に係る電気的接続装置Eは、図1及び図2に示すように、第一バスバー21及び第二バスバー31は、回転電機側端子12とインバータ側端子17とを結ぶ接続方向Lに沿って延在すると共に、互いに離間しつつ対向して配置される対向部F2、F3をそれぞれ有し、接続部材41は、ケース2内に固定された固定部材としての電流センサ61に支持されると共に、当該電流センサ61に対して接続方向Lに沿って移動可能に構成され、接続方向L一方側へ移動した状態で第一バスバー21の対向部F2と第二バスバー31の対向部F3とを挟持して、これらを電気的に接続する点に特徴を有する。これにより、ケース2内における回転電機11とインバータ装置16との間の電気的な断接を低コストで簡易かつ適切に行うことが可能となっている。以下、本実施形態に係る電気的接続装置Eの各部の構成について詳細に説明する。
1.駆動装置の構成
まず、本実施形態に係る電気的接続装置Eが適用された、車両用の駆動装置1の構成について説明する。駆動装置1は、図1及び図2に示すように、車両の駆動力源として機能する少なくとも1つの回転電機11と、回転電機11を制御するインバータ装置16と、を備えている。本実施形態においては、駆動装置1は、駆動力源としてもう1つの回転電機を備えると共に同じく駆動力源として機能するエンジンに更に駆動連結されており、2モータ式のハイブリッド駆動装置として構成されている。なお、本願では2つの回転電機を特に区別する必要はないので、以下の説明では、これらを包括的に「回転電機11」と称するものとする。回転電機11及びインバータ装置16は、ケース2内に収容されている。
本実施形態では、ケース2は、駆動装置ケース3と、当該駆動装置ケース3に締結固定されるインバータケース4と、当該インバータケース4に締結固定されるインバータカバー5と、を備えている。そして、駆動装置ケース3とインバータケース4とが分離可能に構成されると共に、インバータケース4とインバータカバー5とが分離可能に構成されている。そして、ボルト等の固定手段により駆動装置ケース3に対してインバータケース4が取り付けられた状態で、駆動装置ケース3の内部には回転電機11を収容するためのモータ収容空間S1が形成される。また、ボルト等の固定手段により更にインバータケース4に対してインバータカバー5が取り付けられた状態で、インバータケース4の内部にはインバータ装置16を収容するためのインバータ収容空間S2が形成される。
第一ケースとしての駆動装置ケース3には、回転電機11が収容されて固定されている。回転電機11は、ロータ11aとステータ11bとを有して構成され、電力の供給を受けて動力を発生するモータ(回転機)としての機能と、動力の供給を受けて電力を発生するジェネレータ(発電機)としての機能とを果たすことが可能とされている。そのため、回転電機11は、不図示の蓄電装置と電気的に接続されている。ステータ11bには不図示のコイルが巻装されており、当該コイルのステータ11bの軸方向外側に突出するコイルエンド部11cから接続配線が引き出されて、回転電機11の端子である回転電機側端子12が形成されている。本実施形態では、回転電機11は三相交流で駆動される回転電機とされているので、1つの回転電機11当たり、各相に対応させて3つの回転電機側端子12が形成されている。なお、本発明に係る電気的接続装置を説明するのに必要な部分のみを表示した図1及び図2には示されていないが、駆動装置ケース3には、回転電機11以外にも、遊星歯車装置等からなる駆動伝達機構が収容されている。
第二ケースとしてのインバータケース4には、インバータ装置16が収容されて固定されている。インバータ装置16は、回転電機11に対して供給する三相交流電力を制御することにより、回転電機11を制御する。詳細な説明は省略するが、インバータ装置16は、スイッチング素子モジュール、リアクトル、及びコンデンサ等を備え、これらが一体的に組み付けられてなるインバータユニットとして構成されている。本実施形態においては、スイッチング素子モジュールから接続配線が引き出されて、インバータ装置16の端子であるインバータ側端子17が形成されている。本実施形態では、回転電機11は三相交流で駆動される回転電機とされているので、1つの回転電機11当たり、各相に対応させて3つのインバータ側端子17が形成されている。
上述したような構成を有する駆動装置1において、本発明にあっては、ケース2内において回転電機11とインバータ装置16とを電気的に接続するための装置として、電気的接続装置Eが備えられている。
2.電気的接続装置の構成
次に、電気的接続装置Eの構成について説明する。本実施形態に係る電気的接続装置Eは、回転電機側端子12に接続される第一バスバー21と、インバータ側端子17に接続される第二バスバー31と、第一バスバー21と第二バスバー31とを接続する接続部材41と、を備えている。なお、本実施形態では、図1及び図2に示すように、インバータ側端子17が回転電機側端子12に対して鉛直方向(図1及び図2における上下方向)上側に配置されており、当該鉛直方向が接続方向Lとされている。
第一バスバー21は、銅やアルミニウム等の導電性材料で形成された板状の部材であり、回転電機側端子12に電気的に接続されている。本実施形態においては、第一バスバー21は接続方向Lに沿って延在している。第一バスバー21の接続方向Lの一箇所には段差部24が設けられており、当該段差部24よりも回転電機側端子12側の部位が第一延在部22、その反対側(段差部24よりもインバータ側端子17側)の部位が第二延在部23とされている。第一延在部22と第二延在部23とは、段差部24を介して互いに連続するように設けられている。本例では、第一バスバー21は、段差部24において、鉛直方向に一致することになる接続方向Lに対して略直交する水平方向(図1及び図2における左右方向)にオフセットされ、水平方向の段差を有して形成されている。なお、本実施形態では、当該水平方向が交差方向Cとされている。そして、第一バスバー21の第二延在部23は、交差方向Cで第一延在部22よりもインバータケース4の側壁4aとは反対側に配置されている。本実施形態では、回転電機11は三相交流で駆動される回転電機とされているので、1つの回転電機11当たり、各相に対応させて3つの第一バスバー21が設けられている。従って、本例では、2つの回転電機11で合計6つの第一バスバー21が設けられている(図3を参照)。
第一バスバー21は、回転電機11とインバータ装置16との電気的な接続を可能とするべく、モータ収容空間S1とインバータ収容空間S2とに亘って、インバータケース4の底部壁4bを貫通する形態で設けられている。ここでは、図1及び図2に示すように、インバータケース4の底部壁4bにはモータ収容空間S1とインバータ収容空間S2とを連通する連通孔4cが形成されており、互いに並列配置された3つの第一バスバー21は絶縁性の樹脂材料(例えばPPS樹脂、エポキシ樹脂等)を用いて形成された保持台66によって一括保持された状態で連通孔4c部分を通過することにより、インバータケース4の底部壁4bを貫通するように構成されている。保持台66はボルト等の締結部材によりインバータケース4の底部壁4bに固定されている。
第二バスバー31は、銅やアルミニウム等の導電性材料で形成された板状の部材であり、インバータ側端子17に電気的に接続されている。本実施形態においては、第二バスバー31は接続方向Lに沿って延在しており、接続方向Lの全体に亘って平坦な板状部材として形成されている。第二バスバー31は、第一バスバー21の第一延在部22と交差方向Cの位置を揃えて配置されている。また、第二バスバー31は、図3に示すように、交差方向Cから見て、概略接続方向Lに平行に延びつつ、接続方向L及び交差方向Cに直交する幅方向W(図3における左右方向)の一方側に所定量ずつオフセットされた形状を有している。また、本実施形態では、回転電機11は三相交流で駆動される回転電機とされているので、1つの回転電機11当たり、各相に対応させて3つの第二バスバー31が設けられている。従って、本例では、2つの回転電機11で合計6つの第二バスバー31が設けられている(図3を参照)。
第二バスバー31は、インバータケース4に固定されたインバータ装置16のインバータ側端子17に固定されており、インバータ収容空間S2にのみ配置される形態で設けられている。インバータケース4には更に電流センサ61が固定されている。インバータ収容空間S2において、互いに並列配置された、1つの回転電機11当たり3つの第二バスバー31は、電流センサ61を貫通するように設けられている。電流センサ61は、3つの第二バスバー31のそれぞれを流れる電流値を検出して、回転電機11を駆動するための各相の駆動電流の瞬時値を検出する。なお、電流センサ61は、2つの回転電機11(二組の3つの第二バスバー31)のそれぞれに対して設けられている。本実施形態においては、電流センサ61が本発明における「固定部材」に相当する。
本実施形態においては、電流センサ61は、第二バスバー31が挿通可能なバスバー挿通孔62を有している。バスバー挿通孔62は、電流センサ61の本体を接続方向Lに貫通するように形成されており、バスバー挿通孔62に挿通される第二バスバー31は、電流センサ61を接続方向Lに貫通している。また、本実施形態では、電流センサ61には、接続方向Lに沿って延在し、後述する締結ボルト57に螺合するボルト締結孔63が形成されている。電流センサ61には更に、接続方向Lに沿って一方側(下側)に延在するように突出形成され、後述する接続部材41の本体部43に形成された案内穴部46に摺動可能に嵌合する案内突部64が形成されている。本例では、案内突部64は、図4に示すように板状に形成されている。
第一バスバー21と第二バスバー31とは、互いに離間しつつ対向して配置される対向部Fをそれぞれ有する。本実施形態では、第一バスバー21の第二延在部23の一部と第二バスバー31のインバータ側端子17とは反対側の一部とが、接続方向Lに直交する方向(本例では、交差方向Cに略一致する)に対向するように所定の離間距離Dだけ間隔を空けて互いに略平行に配置されており、これらがそれぞれのバスバーにおける対向部F2及びF3とされている。本実施形態においては、インバータケース4の側壁4a側から、第二バスバー31、第一バスバー21の第二延在部23、の順に配置されている。なお、2つの対向部F2、F3は、第一バスバー21の第二延在部23の対向面23aと第二バスバー31の対向面31aとを互いに向かい合わせて配置されている。また、各対向面23a、31aの反対側の面をそれぞれ背面23b、31bとする。
第一バスバー21の対向部F2と第二バスバー31の対向部F3との間の離間距離Dは、モータ収容空間S1において回転電機11が位置決め固定され、かつ、インバータ収容空間S2においてインバータ装置16が位置決め固定された状態で、少なくとも第一バスバー21と第二バスバー31との間の電気的絶縁性を確保可能な距離とされている。従って、単にケース2内で回転電機11とインバータ装置16とが位置決め固定されただけの状態では、第一バスバー21と第二バスバー31との間が導通することはなく、回転電機11とインバータ装置16との間が電気的に接続されることはない。
そこで、本実施形態に係る電気的接続装置Eは、第一バスバー21の対向部F2と第二バスバー31の対向部F3との間を積極的に導通させ、回転電機11とインバータ装置16との間を電気的に接続させるための接続部材41を備えた構成とされている。
接続部材41は、ケース2内に固定された固定部材としての電流センサ61に支持されると共に、当該電流センサ61に対して接続方向L(本例では、鉛直方向)に沿って移動可能に構成されている。なお、本実施形態においては、接続方向Lに沿って接続部材41を移動させて第一バスバー21の対向部F2と第二バスバー31の対向部F3との間を導通させるための作業は、駆動装置ケース3に対して、インバータケース4及びインバータカバー5のうち、インバータケース4のみが取り付けられた状態で行われる。言い換えれば、当該作業は、インバータケース4からインバータカバー5が取り外され、インバータ収容空間S2が外部に対して広範囲に亘って連通した状態で行なわれる。
接続部材41は、図5及び図6に示すように、本体部43と挟持部51とを備えている。本体部43は接続部材41のベースとなる主要部であり、絶縁性の樹脂材料(例えば、PPS樹脂、エポキシ樹脂等)を用いて形成されている。本実施形態においては、本体部43は、第一バスバー21及び第二バスバー31が挿通可能なバスバー挿通孔44を有している。本例では、バスバー挿通孔44は、接続方向Lにのみ開口する形態で本体部43を接続方向Lに貫通するように形成されており、バスバー挿通孔44に挿通される第一バスバー21及び第二バスバー31は、本体部43を接続方向Lに貫通している。本実施形態においては、バスバー挿通孔44が本発明における「挿通部」に相当する。また、本実施形態では、本体部43には、接続方向Lに沿って延在し、後述する締結ボルト57の軸部が挿通可能なボルト挿通孔45が形成されている。本体部43には更に、接続方向Lに沿って延在し、電流センサ61に形成された案内突部64に摺動可能に嵌合する案内穴部46が形成されている。
挟持部51は、本体部43におけるバスバー挿通孔44の内周側に設けられている。本実施形態においては、このような挟持部51は、鉄やステンレス等の金属材料を用いて形成され、バスバー挿通孔44の内周面に嵌合する管状部材52と、管状部材52の交差方向C一方側(本例では、インバータカバー4の側壁4aとは反対側)の内面に固定された弾性部材としての板バネ部材53と、により構成されている。管状部材52は、板バネ部材53が固定された面に対向する支持面52aで、第二バスバー31の対向部F3を支持することが可能とされている。また、本実施形態においては、インバータケース4の側壁4a側から、第二バスバー31の対向部F3、第一バスバー21の対向部F2、の順に配置されているので、管状部材52の支持面52aが第二バスバー31の対向部F3を支持した状態で、板バネ部材53が、第一バスバー21の対向部F2に対して交差方向C他方側(インバータカバー4の側壁4a側)に押圧力を作用させることが可能となっている。なお、接続部材41の接続方向Lに沿った一方側(下側)への移動に伴い、管状部材52の支持面52aと板バネ部材53との間に容易に第一バスバー21の対向部F2が挿入されると共に自動的に押圧力を作用させることができるよう、本例では、板バネ部材53は、接続方向L一方側(下側)に向かうに従って支持面52aとは反対側に向かう先広がり形状の部位を有して形成されている。
ここで、板バネ部材53の変位量がゼロの初期状態(図5を参照)では、交差方向Cにおける管状部材52の支持面52aと板バネ部材53との間の距離は、第二バスバー31の厚みよりも長く、かつ、第一バスバー21及び第二バスバー31の厚みの和よりも短い値となるように設定されている。また、板バネ部材53の変位量が最大となる完全挟持状態(図6を参照)では、上記距離は、第一バスバー21及び第二バスバー31の厚みの和と同等の値となるように設定されている。なお、管状部材52の支持面52aに固定された板状の支持部材を介して第二バスバー31の対向部F3を支持するように構成しても好適であり、この場合、上記距離は当該支持部材の厚みも考慮して決定される。
また、図4に示すように、挟持部51を構成する管状部材52及び板バネ部材53の幅方向Wの長さは、第一バスバー21及び第二バスバー31の幅方向Wの長さと同等、或いは、それよりも長く設定されている。本実施形態においては、図4に示すように、管状部材52の幅方向Wの長さは第一バスバー21及び第二バスバー31の幅方向Wの長さよりも長く、かつ、板バネ部材53の幅方向Wの長さは第一バスバー21及び第二バスバー31の幅方向Wの長さと同等とされている。
本実施形態では、図5及び図6に示すように、電気的接続装置Eは、挟持部51を備えた本体部43を、固定部材としての電流センサ61に支持しつつ当該電流センサ61に対して接続方向Lに沿って移動させるための移動機構56を備えている。本実施形態においては、接続方向Lに延在し、電流センサ61に形成されたボルト締結孔63と、当該ボルト締結孔63に螺合する締結ボルト57と、本体部43と締結ボルト57との相対位置を一定の状態に規制したままで締結ボルト57の回転を許容する空転機構と、により移動機構56が構成されている。本例では、そのような空転機構が、本体部43に形成されたボルト挿通孔45と、本体部43を締結ボルト57に対して一定の相対位置を保った状態に保持するための規制部材としてのEリング58と、により構成されている。ここでは、本体部43のボルト挿通孔45に挿通される締結ボルト57の軸部に固定されると共に、本体部43の接続方向Lの両側の端面に当接する2つのEリング58が設けられており、締結ボルト57が回転した場合であっても本体部43が締結ボルト57に対して一定の相対位置を保った状態に保持される。なお、Eリング58の外径はボルト挿通孔45の内径よりも大きい。そしてこの状態で締結ボルト57がボルト締結孔63に対してねじ込まれ、或いは、引き出されることにより、本体部43が電流センサ61に対して接続方向Lに沿って移動する。すなわち、締結ボルト57がボルト締結孔63に対してねじ込まれることにより、本体部43は接続方向Lに沿って一方側(図5及び図6における下側)へ移動し、締結ボルト57がボルト締結孔63に対して緩めながら引き出されることにより、本体部43は接続方向Lに沿って他方側(図5及び図6における上側)へ移動する。なお、本実施形態においては、互いに摺動可能に嵌合する案内突部64及び案内穴部46が、接続方向Lに沿った本体部43の移動を補助的に案内する。
本体部43が接続方向Lに沿って他方側(上側)へ移動した状態(図5を参照)では、第一バスバー21及び第二バスバー31の一方のみ(ここでは、第二バスバー31の対向部F3以外の部位)がバスバー挿通孔44に挿通される。この状態では、第一バスバー21の対向部F2と第二バスバー31の対向部F3とは、少なくとも電気的絶縁性を確保することができるだけの離間距離Dを空けて対向配置されているので、これらの間が導通することはない。また、この状態では、管状部材52の支持面52aと板バネ部材53との間の距離は第二バスバー31の厚みよりも長いので、管状部材52及び板バネ部材53を介して第一バスバー21と第二バスバー31との間が導通することもない。
一方、本体部43が接続方向Lに沿って一方側(下側)へ移動した状態(図6を参照)では、第一バスバー21及び第二バスバー31の双方(ここでは、第一バスバー21の対向部F2及び第二バスバー31の対向部F3の双方)がバスバー挿通孔44に挿通される。この状態では、管状部材52の支持面52aと板バネ部材53との間に第一バスバー21の対向部F2及び第二バスバー31の対向部F3の双方が収容されて、板バネ部材53の変位量が最大となる。これにより、管状部材52と板バネ部材53とからなる挟持部51が、第一バスバー21の対向部F2と第二バスバー31の対向部F3とを挟持する。つまり、挟持部51は、第二バスバー31の対向部F3が、第一バスバー21の対向部F2に対向する面31aの背面31b側から管状部材52の支持面52aに支持された状態で、板バネ部材53が第一バスバー21の対向部F2をその背面23b側から第二バスバー31の対向部F3側へ交差方向Cに押圧して、第一バスバー21の対向部F2と第二バスバー31の対向部F3とを挟持する。この板バネ部材53の押圧力により第一バスバー21及び第二バスバー31がそれぞれ弾性変形して第一バスバー21の対向部F2(対向面23a)と第二バスバー31の対向部F3(対向面31a)とが接触し、これにより第一バスバー21と第二バスバー31とが導通する。また、板バネ部材53の押圧力によりその状態が適切に維持される。
なお、接続部材41により第一バスバー21と第二バスバー31とが電気的に接続されていない状態での第一バスバー21の対向部F2と第二バスバー31の対向部F3との間の離間距離Dは、少なくとも第一バスバー21と第二バスバー31との間の電気的絶縁性を確保可能な距離であって、かつ、第一バスバー21と第二バスバー31とが弾性変形することにより少なくとも2つの対向部F2及びF3が接触可能な距離とされている。このような離間距離Dとしては、例えば2〜5mmとすることができる。
以上のような構成を備えた、本実施形態に係る電気的接続装置Eでは、接続部材41の本体部43をインバータケース4に固定された固定部材としての電流センサ61に対して接続方向Lに沿って一方側(下側)へ移動させるだけで、第二バスバー31の対向部F3を管状部材52の支持面52aに支持した状態で、板バネ部材53により、第一バスバー21の対向部F2を第二バスバー31の対向部F3側へ押圧して、これらを挟持することができる。すなわち、接続部材41の本体部43を電流センサ61に対して接続方向Lに沿って一方側(下側)へ移動させる動作に伴って、自動的に第一バスバー21の対向部F2と第二バスバー31の対向部F3とを挟持してこれらを電気的に接続することができる。従って、簡単な構成で、ケース2内における回転電機11とインバータ装置16との間の電気的な接続を簡易に行なうことができる。逆に、接続部材41の本体部43を電流センサ61に対して接続方向Lに沿って他方側(上側)へ移動させるだけで、管状部材52と板バネ部材53との協働による第一バスバー21の対向部F2と第二バスバー31の対向部F3との挟持状態を解除することができる。従って、簡単な構成で、ケース2内における回転電機11とインバータ装置16との間の電気的な遮断を簡易に行なうことができる。
また、本実施形態に係る電気的接続装置Eでは、第一バスバー21の対向部F2と第二バスバー31の対向部F3とを挟持することでこれらを電気的に接続するので、2つのバスバー21、31の対向部F2、F3における重複量(ここでは主に接続方向Lの重複量)を調節することにより、第一バスバー21と第二バスバー31とをボルト等の固定手段により接続及び固定する場合と比較して、少なくとも接続方向における第一バスバー21及び第二バスバー31の寸法やこれらの取付位置に関する誤差(公差)の吸収が容易となっている。よって、回転電機11とインバータ装置16との間の電気的接続のための工程数が増加するのを抑制することができ、製造コストが上昇するのを抑制することができる。更に、互いに対向する第一バスバー21の対向部F2と第二バスバー31の対向部F3とを挟持して接触させるため、これらが面接触した状態で摺動することもなく、これにより接触部の信頼性が高まっている。従って、ケース2内における回転電機11とインバータ装置16との間の電気的な断接を、低コストで簡易かつ適切に行うことができるようになっている。
更に、本実施形態に係る電気的接続装置Eでは、上記のとおり挟持部51を構成する管状部材52の幅方向Wの長さは第一バスバー21及び第二バスバー31の幅方向Wの長さよりも長く、かつ、同じく挟持部51を構成する板バネ部材53の幅方向Wの長さは第一バスバー21及び第二バスバー31の幅方向Wの長さと同等とされている。このような長さ設定を採用することで、第一バスバー21と第二バスバー31とを導通させて回転電機11とインバータ装置16とを電気的に接続する際の、幅方向Wにおける第一バスバー21及び第二バスバー31の寸法やこれらの取付位置に関する誤差(公差)の吸収も容易となっている。よって、回転電機11とインバータ装置16との間の電気的接続のための工程数の増加をより確実に抑制することができ、低コスト化を図ることができるようになっている。
ところで、上記のとおり本実施形態では、駆動装置1は三相交流で駆動される回転電機11を2つ備えている。よって、これに対応して三組の第一バスバー21及び第二バスバー31が二組設けられており、これらは図3に示すように幅方向に互いに隣接して配置されている。本実施形態においては、単一の接続部材41が、互いに隣接して配置された合計六組の第一バスバー21の対向部F2及び第二バスバー31の対向部F3を一括挟持するように構成されている。すなわち、図4に示すように、接続部材41の本体部43には、六組の対向部F2及びF3に対応させて、合計六つの挟持部51(六組の管状部材52及び板バネ部材53)が備えられている。そして、これら六つの挟持部51が、六組の第一バスバー21の対向部F2及び第二バスバー31の対向部F3を一括的に挟持する。これにより、第一バスバー21と第二バスバー31との間、ひいては回転電機11とインバータ装置16との間の接続及び遮断を、少ない工数で実現可能として、これらの作業性を向上させることができるようになっている。
〔その他の実施形態〕
(1)上記の実施形態においては、回転電機側端子12がインバータ側端子17に対して鉛直方向(図1及び図2における上下方向)上側に配置されており、当該鉛直方向が接続方向Lとされている場合を例として説明した。しかし、本発明の実施形態はこれに限定されない。すなわち、例えば図7に示すように、ケース2内において回転電機11とインバータ装置16とが回転電機11のロータ11bの回転軸の軸方向(図7における左右方向)に沿って配置され、ひいては回転電機側端子12とインバータ側端子17とが上記軸方向に沿って配置され、これにより当該軸方向が接続方向Lとされた構成とすることも、本発明の好適な実施形態の一つである。この場合、第一バスバー21の対向部F2及び第二バスバー31の対向部F3は、水平方向(図7における左右方向)に延在することになるので、接続部材41は、ケース2内に固定された固定部材としての電流センサ61に、接続方向Lである水平方向に沿って移動可能に設けられることになる。
(2)上記の実施形態においては、接続方向Lに対して略直交する方向が交差方向Cとされている場合、つまり、接続方向Lと交差方向Cとが略直交している場合を例として説明した。しかし、本発明の実施形態はこれに限定されない。すなわち、例えば接続方向Lと交差方向Cとが略90°以外の角度で交差した構成とすることも、本発明の好適な実施形態の一つである。
(3)上記の実施形態においては、それぞれ接続方向Lに延在する第一バスバー21の第二延在部23の一部と第二バスバー31のインバータ側端子17とは反対側の一部とがそれぞれのバスバーにおける対向部F2及びF3とされると共に、インバータケース4の側壁4a側から、第二バスバー31の対向部F3、第一バスバー21の対向部F2、の順に配置されている場合を例として説明した。そして、接続部材41が電流センサ61に対して接続方向Lに沿って下側に移動し、第一バスバー21の対向部F2と第二バスバー31の対向部F3とを挟持するように構成されている場合を例として説明した。しかし、本発明の実施形態はこれに限定されない。すなわち、例えば図8に示すように、インバータケース4の側壁4a側から、第一バスバー21の対向部F2、第二バスバー31の対向部F3、の順に配置された構成とすることも、本発明の好適な実施形態の一つである。この場合、例えば接続部材41が電流センサ61に対して接続方向Lに沿って移動し、第一バスバー21の対向部F2を管状部材52の支持面52aに支持した状態で、板バネ部材53により第二バスバー31の対向部F3を第一バスバー21の対向部F2側へ押圧して、これらを挟持する構成とすることができる。このとき、接続部材41が電流センサ61に対して接続方向Lに沿って上側に移動して、第一バスバー21の対向部F2と第二バスバー31の対向部F3とを挟持する構成とすると好適である。
或いは、上記の実施形態のようにインバータケース4の側壁4a側から、第二バスバー31の対向部F3、第一バスバー21の対向部F2、の順に配置されている場合において、板バネ部材53を管状部材52の交差方向C他方側(インバータカバー4の側壁4a側)の内面に固定して設け、第一バスバー21の対向部F2を管状部材52の交差方向C一方側(インバータカバー4の側壁4aとは反対側)支持面に支持した状態で、板バネ部材53により第二バスバー31の対向部F3を第一バスバー21の対向部F2側へ押圧して、これらを挟持する構成とすることも、本発明の好適な実施形態の一つである。
(4)上記の実施形態においては、インバータケース4に固定された、第二バスバー31を流れる電流値を検出するための電流センサ61を固定部材とする場合を例として説明した。しかし、本発明の実施形態はこれに限定されない。すなわち、例えば保持台66等、ケース2内に固定された他の部材を固定部材として本発明に係る電気的接続装置Eを構成することも、本発明の好適な実施形態の一つである。なお、この場合において、接続方向Lにおける第一バスバー21の対向部F2及び第二バスバー31の対向部F3と固定部材との位置関係次第では、接続部材41が固定部材に対して接続方向Lに沿って他方側(本例では、上側)に移動して第一バスバー21の対向部F2と第二バスバー31の対向部F3とを挟持する構成としても好適である。
(5)上記の実施形態においては、本体部43が、第一バスバー21及び第二バスバー31が挿通可能な、接続方向Lにのみ開口するバスバー挿通孔44を有し、当該バスバー挿通孔44の内周側に挟持部51が設けられている場合を例として説明した。しかし、本発明の実施形態はこれに限定されない。すなわち、少なくとも本体部43を第一バスバー21及び第二バスバー31が接続方向Lに挿通可能とされていれば良く、例えば交差方向Lに加えて交差方向C又は幅方向Wにも開口するバスバー挿通部を有し、当該バスバー挿通部に対応する形状の挟持部51が設けられた構成することも、本発明の好適な実施形態の一つである。この場合、当該バスバー挿通部が、本発明における「挿通部」に相当することになる。
(6)上記の実施形態においては、挟持部51が、バスバー挿通孔44の内周面に嵌合する管状部材52と、管状部材52の交差方向C一方側の内面に固定された板バネ部材53と、により構成されている場合を例として説明した。しかし、本発明の実施形態はこれに限定されない。すなわち、挟持部51の具体的構成は任意の構成を採用することが可能であり、例えば上記の実施形態と同様の管状部材52と、ゴム等のその他の弾性部材と、により挟持部51を構成することも、本発明の好適な実施形態の一つである。また、管状部材52を備えずに、本体部43のバスバー挿通孔44の内周面に直接弾性部材を固定して挟持部51を構成することも、本発明の好適な実施形態の一つである。
(7)上記の実施形態においては、挟持部51を構成する管状部材52及び板バネ部材53に関して、管状部材52の幅方向Wの長さは第一バスバー21及び第二バスバー31の幅方向Wの長さよりも長く、かつ、板バネ部材53の幅方向Wの長さは第一バスバー21及び第二バスバー31の幅方向Wの長さと同等とされている場合を例として説明した。しかし、本発明の実施形態はこれに限定されない。すなわち、例えば管状部材52及び板バネ部材53の双方の幅方向Wの長さが第一バスバー21及び第二バスバー31の幅方向Wの長さよりも長く設定されることも、本発明の好適な実施形態の一つである。この場合、幅方向Wにおける公差の吸収がより確実となる。或いは、管状部材52及び板バネ部材53の双方の幅方向Wの長さが、第一バスバー21及び第二バスバー31の幅方向Wの長さと同等とされていたり、板バネ部材53の幅方向Wの長さが、第一バスバー21及び第二バスバー31の幅方向Wの長さよりも短く設定されていたりすることも、本発明の好適な実施形態の一つである。
(8)上記の実施形態においては、本体部43を電流センサ61に対して接続方向Lに沿って移動させるための移動機構56が、接続方向Lに延在し、電流センサ61に形成されたボルト締結孔63と、当該ボルト締結孔63に螺合する締結ボルト57と、本体部43に形成されたボルト挿通孔45と本体部43を締結ボルト57に対して一定の相対位置を保った状態に保持するための規制部材としてのEリング58とからなる空転機構と、により構成されている場合を例として説明した。しかし、本発明の実施形態はこれに限定されない。すなわち、例えば図8及び図9に示すように、接続方向Lに延在し、接続部材41の本体部43に形成されたボルト締結孔47と、当該ボルト締結孔47に螺合する締結ボルト57と、電流センサ61の本体に形成されたボルト挿通孔65と電流センサ61を締結ボルト57に対して一定の相対位置を保った状態に保持するための規制部材としてのEリング58とからなる空転機構と、により移動機構56を構成することも、本発明の好適な実施形態の一つである。この場合、電流センサ61のボルト挿通孔65に、締結ボルト57がその頭部が電流センサ61の接続方向L他方側の端面(上端面)に当接するまで挿通された状態で、電流センサ61の接続方向L一方側の端面(下端面)に当接するように、ボルト挿通孔65の軸部に規制部材としてのEリング58が固定されていると好適である。この場合、締結ボルト57がボルト締結孔47に対してねじ込まれ、或いは、引き出されることにより、本体部43が電流センサ61に対して接続方向Lに沿って移動することになる。なお、Eリング58に代えて、締結ボルト57の軸部を径方向に貫通して設けられる規制部材としてのピン部材等を用いても好適である。
(9)上記の実施形態においては、単一の接続部材41が、互いに幅方向に隣接して配置された合計六組の第一バスバー21の対向部F2及び第二バスバー31の対向部F3を一括挟持するように構成されている場合を例として説明した。しかし、本発明の実施形態はこれに限定されない。すなわち、合計六組の第一バスバー21の対向部F2及び第二バスバー31の対向部F3を備えた場合において、例えば1つの回転電機11に対応する三組の第一バスバー21の対向部F2及び第二バスバー31の対向部F3毎に合計2つの接続部材41を設けたり、或いは、各組の第一バスバー21の対向部F2及び第二バスバー31の対向部F3毎に合計6つの接続部材41を設けたりすることも、本発明の好適な実施形態の一つである。
(10)上記の実施形態においては、接続部材41の本体部43を電流センサ61に対して接続方向Lに沿って一方側(下側)へ移動させる動作に伴い、自動的に第一バスバー21の対向部F2と第二バスバー31の対向部F3とが挟持されるように構成されている場合を例として説明した。しかし、本発明の実施形態はこれに限定されない。すなわち、例えば接続方向Lに沿った接続部材41の移動動作と、管状部材52と板バネ部材53との協働による第一バスバー21の対向部F2と第二バスバー31の対向部F3との挟持動作とが、それぞれ独立した別動作として行われるように構成することも、本発明の好適な実施形態の一つである。
(11)上記の実施形態においては、本発明に係る電気的接続装置Eを、駆動力源としてエンジン及び2つの回転電機11を備えた2モータ式のハイブリッド駆動装置に適用した場合を例として説明した。しかし、本発明の実施形態はこれに限定されない。すなわち、例えば駆動力源としてエンジン及び1つの回転電機11を備えた1モータ式のハイブリッド駆動装置や、駆動力源として回転電機11のみを備えた電動車両用の駆動装置に本発明に係る電気的接続装置Eを適用しても好適である。また、車両用の駆動装置に限らず、ケース2内に回転電機11とインバータ装置16を備えたあらゆる装置や機器に、本発明に係る電気的接続装置Eを適用することが可能である。
本発明は、回転電機及び当該回転電機を制御するインバータ装置を収容するケース内において、回転電機とインバータ装置とを電気的に接続するための電気的接続装置に好適に利用することができる。
2 ケース
11 回転電機
14 回転電機側端子
16 インバータ装置
17 インバータ側端子
21 第一バスバー
31 第二バスバー
41 接続部材
43 本体部
44 バスバー挿通孔(挿通孔)
51 挟持部
57 締結ボルト
61 電流センサ(固定部材)
63 ボルト締結孔
E 電気的接続装置
S1 モータ収容空間(ケース内空間)
S2 インバータ収容空間(ケース内空間)
L 接続方向
C 交差方向
W 幅方向
D 離間距離
F 対向部
F2 第一バスバーの対向部
F3 第二バスバーの対向部

Claims (8)

  1. 回転電機及び当該回転電機を制御するインバータ装置を収容するケース内において、前記回転電機と前記インバータ装置とを電気的に接続するための電気的接続装置であって、
    前記ケースから絶縁された状態で前記回転電機の端子に接続される第一バスバーと、前記ケースから絶縁された状態で前記インバータ装置の端子に接続される第二バスバーと、前記第一バスバーと前記第二バスバーとを接続する接続部材と、を備え、
    前記第一バスバー及び前記第二バスバーは、前記回転電機の端子と前記インバータ装置の端子とを結ぶ接続方向に沿って延在すると共に、互いに離間しつつ対向して配置される対向部をそれぞれ有し、
    前記接続部材は、前記ケース内に固定された固定部材に支持されると共に、当該固定部材に対して前記接続方向に沿って移動可能に構成され、前記接続方向一方側へ移動した状態で前記第一バスバーの前記対向部と前記第二バスバーの前記対向部とを挟持して、これらを電気的に接続する電気的接続装置。
  2. 前記接続部材は、前記第一バスバー及び前記第二バスバーが挿通可能な挿通部を有する本体部と、前記本体部における前記挿通部の内周側に設けられた挟持部と、を備え、
    前記本体部が前記接続方向一方側に移動することにより、前記挟持部が前記第一バスバーの前記対向部と前記第二バスバーの前記対向部とを挟持する請求項1に記載の電気的接続装置。
  3. 前記本体部が前記接続方向他方側へ移動した状態で、前記第一バスバー及び前記第二バスバーの一方のみが前記挿通部に挿通され、
    前記本体部が前記接続方向一方側へ移動した状態で、前記第一バスバーの前記対向部及び前記第二バスバーの前記対向部の双方が前記挿通部に挿通されると共に、前記挟持部がこれらを挟持する請求項2に記載の電気的接続装置。
  4. 前記挟持部は、前記第一バスバー及び前記第二バスバーの一方の前記対向部が、他方の前記対向部に対向する面の背面側から支持された状態で、前記他方の対向部を前記接続方向に対して交差する交差方向に押圧することにより、前記第一バスバーの前記対向部と前記第二バスバーの前記対向部とを挟持する請求項2又は3に記載の電気的接続装置。
  5. 前記挟持部における、前記接続方向及び前記交差方向に直交する幅方向の長さが、前記第一バスバー及び前記第二バスバーにおける前記幅方向の長さよりも長く設定されている請求項4に記載の電気的接続装置。
  6. 前記接続方向に延在し、前記本体部及び前記固定部材の一方に形成されたボルト締結孔に螺合する締結ボルトを備え、
    前記本体部及び前記固定部材の他方は、前記締結ボルトに対して一定の相対位置を保った状態で保持され、
    前記締結ボルトが前記ボルト締結孔に対してねじ込まれることにより、前記本体部が前記接続方向一方側に移動する請求項2から5のいずれか一項に記載の電気的接続装置。
  7. 前記ケース内において前記回転電機と前記インバータ装置とが位置決め固定された状態で、前記第一バスバーの前記対向部と前記第二バスバーの前記対向部との間の離間距離が、前記第一バスバーと前記第二バスバーとの間の電気的絶縁性を確保可能な距離とされている請求項1から6のいずれか一項に記載の電気的接続装置。
  8. 前記第一バスバー及び前記第二バスバーが複数組設けられ、
    単一の前記接続部材が、互いに隣接して配置された複数組の前記第一バスバーの前記対向部及び前記第二バスバーの前記対向部を一括挟持する請求項1から7のいずれか一項に記載の電気的接続装置。
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JPWO2016035476A1 (ja) * 2014-09-02 2017-04-27 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 端子台
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