JP2011066954A - インバータの制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】デバイス特性としてスイッチング損失が異なる複数種類のスイッチング素子が混在するインバータにおいて、スイッチング損失を低減できるインバータの制御方法を提供する。
【解決手段】スイッチングレグ10uの一対のスイッチング素子T1,T2は、スイッチングレグ10u,10v,10wの各々のスイッチング損失のうち最も大きいスイッチング損失を有する素子である。3つの出力端Pu、Pv,Pwから出力されるべき電圧V*に応じて決定される休止相についての2つの候補がスイッチングレグ10uを含んでいるときには、休止相としてスイッチングレグ10uを選択して一対のスイッチング素子T1,T2の切り替えを休止する。
【選択図】図1

Description

本発明はインバータの制御方法に関し、特に複数種類のスイッチングデバイスを有するインバータの制御方法に関する。
特許文献1には、IGBT(絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)と、MOS電界効果トランジスタとを有する三相インバータが記載されている。特許文献1では三相インバータが有する上側スイッチング素子としてIGBTが採用され、三相インバータが有する下側スイッチング素子としてMOS電界効果トランジスタが採用されている。
三相インバータは、所定期間において1相の上側スイッチング素子及び下側スイッチング素子を休止相として、そのスイッチ状態の切り替えを休止する二相変調方式によって制御されている。そして、常に下側スイッチング素子が常に導通するように、休止相が選択されている。これにより、デバイス特性として導通損失の低いMOS電界効果トランジスタに優先的に電流を流し、以って導通損失を低減している。
なお本件に関連する技術として特許文献2が開示されている。
特開2007−74858号公報 特許第4158715号
特許文献1に記載の技術においては、所定期間で上側スイッチング素子を導通させてスイッチ状態を固定し、他の所定期間で下側スイッチング素子を導通させて固定している。
しかしながら、デバイス特性としてスイッチング損失の小さいスイッチング素子と、デバイス特性としてスイッチング損失の大きいスイッチング素子とが混在するインバータについてはなんら考慮されていない。
そこで、本発明は、デバイス特性としてスイッチング損失が異なる複数種類のスイッチング素子が混在するインバータにおいて、スイッチング損失を低減できるインバータの制御方法を提供することを目的とする。
本発明にかかるインバータの制御方法の第1の態様は、第1および第2の入力端(P1,P2)と、各々が、前記第1及び前記第2の入力端の間で相互に直列に接続された一対のスイッチング素子(T1〜T6)を有して互いに並列に接続される第1乃至第3のスイッチングレグ(10u,10v,10w)と、それぞれ前記複数のスイッチングレグに対して前記一対のスイッチング素子の間に接続される3つの出力端(Pu,Pv,Pw)とを備えるインバータ(1)に対して、繰り返し現れる所定期間の各々にて、前記第1乃至前記第3のスイッチングレグの何れか一つを休止相として前記一つの前記一対のスイッチング素子の切り替えを休止し、残りの二つが有する前記一対のスイッチング素子を互いに排他的に切り替える、二相変調方式によって制御を行うインバータ制御方法であって、前記第1のスイッチングレグの前記一対のスイッチング素子は、前記第1乃至前記第3のスイッチングレグの各々が有する前記一対のスイッチング素子のスイッチング損失のうち最も大きいスイッチング損失を有する素子であり、前記3つの出力端から出力されるべき電圧(V*)に対応する前記休止相についての2つの候補が前記第1のスイッチングレグを含んでいるときには、前記休止相として前記第1のスイッチングレグを選択して前記第1のスイッチングレグの前記一対のスイッチング素子の切り替えを休止する。
本発明にかかるインバータの制御方法の第2の態様は、第1の態様にかかるインバータの制御方法であって、前記第2のスイッチングレグ(10v)の前記一対のスイッチング素子(T3,T4)は、前記第1のスイッチングレグ(10u)の前記一対のスイッチング素子(T1,T2)のスイッチング損失よりも小さく、前記第3のスイッチングレグ(10w)の前記一対のスイッチング素子(T5,T6)のスイッチング損失よりも大きいスイッチング損失を有する素子であり、前記2つの候補が前記第2及び前記第3のスイッチングレグであるときには、前記休止相として前記第2のスイッチングレグを休止して前記第2のスイッチングレグの前記一対のスイッチング素子の切り替えを休止する。
本発明にかかるインバータの制御方法の第3の態様は、第1の態様にかかるインバータの制御方法であって、一の前記所定期間(T)において前記2つの候補が前記第2及び前記第3のスイッチングレグ(10v,10w)であるときに前記休止相として前記第2のスイッチングレグを選択して前記第2のスイッチングレグの前記一対のスイッチング素子(T3,T4)の切り替えを休止し、他の一の前記所定期間において前記2つの候補が前記第2及び前記第3のスイッチングレグであるときに前記休止相として前記第3のスイッチングレグを選択して前記第3のスイッチングレグの前記一対のスイッチング素子の切り替えを休止する。
本発明にかかるインバータの制御方法の第4の態様は、第1の態様にかかるインバータの制御方法であって、前記第1及び前記第2のスイッチングレグの各々の前記一対のスイッチング素子のスイッチング損失は略等しく、一の前記所定期間において前記2つの候補が前記第1及び前記第2のスイッチングレグであるときに前記休止相として前記第1のスイッチングレグを選択して前記第1のスイッチングレグの前記一対のスイッチング素子の切り替えを休止し、他の一の前記所定期間において前記2つの候補が前記第1及び前記第2のスイッチングレグであるときに前記休止相として前記第2のスイッチングレグを選択して前記第2のスイッチングレグの前記一対のスイッチング素子の切り替えを休止する。
本発明にかかるインバータの制御方法の第1の態様によれば、スイッチングレグの候補に第1のスイッチングレグが含まれているときに、スイッチング損失の大きな第1のスイッチングレグの切り替えを休止している。よってスイッチング損失を低減できる。
本発明にかかるインバータの制御方法の第2の態様によれば、スイッチングレグの候補に第1のスイッチングレグが含まれていないときには、第3のスイッチングレグよりもスイッチング損失の大きい第2のスイッチングレグの切り替えを休止している。よって、スイッチング損失を低減できる。
本発明にかかるインバータの制御方法の第3の態様によれば、第2及び第3のスイッチングレグについて切り替えを休止できる所定期間の各々において、それぞれ第2及び第3のスイッチングレグの切り替えを休止しているので、第2及び第3のスイッチングレグの何れかに損失の発生が集中することを抑制できる。
本発明にかかるインバータの制御方法の第4の態様によれば、第1及び第2のスイッチングレグの切り替えを休止できる所定期間の各々において、それぞれ第1及び第2のスイッチングレグの切り替えを休止しているので、第1及び第2のスイッチングレグの何れかに損失の発生が集中することを抑制できる。
インバータの概念的な構成を示す図である。 電圧ベクトルを示す図である。
実施の形態.
図1に示すように、インバータ1は入力端P1,P2及び3つの出力端Pu〜Pwに接続されている。入力端P1,P2の間には直流電圧が印加される。ここでは入力端P1に印加される電位は入力端P2に印加される電位よりも大きいものとする。
インバータ1はスイッチングレグ10u,10v,10wを有している。
スイッチングレグ10uは一対のスイッチング素子T1,T2と一対のダイオードD1,D2とを備えている。一対のスイッチング素子T1,T2は例えばトランジスタであって、入力端P1,P2の間で相互に直列に接続されている。例えばスイッチング素子T1のコレクタ端子が入力端P1に、スイッチング素子T2のエミッタ端子が入力端P2にそれぞれ接続される。スイッチング素子T1のエミッタ端子と、スイッチング素子T2のコレクタ端子とは共通して出力端Puに接続される。以下では、入力端P1と接続されるスイッチング素子T1を上側スイッチング素子T1とも呼び、入力端P2と接続されるスイッチング素子T2を下側スイッチング素子T2とも呼ぶ。
ダイオードD1はそのアノードを入力端P2側に、そのカソードを入力端P1側にそれぞれ向けて、スイッチング素子T1と並列に接続される。ダイオードD2はそのアノードを入力端P2側に、そのカソードを入力端P1側にそれぞれ向けて、スイッチング素子T2と並列に接続される。
スイッチングレグ10vは一対のスイッチング素子T3,T4と一対のダイオードD3,D4とを備え、スイッチングレグ10wは一対のスイッチング素子T5,T6と一対のダイオードD5,D6とを備えている。スイッチングレグ10v,10wの構成はスイッチングレグ10uと同様であるので詳細な説明は省略する。なお出力端Pvはスイッチング素子T3,T4の間に接続され、出力端Pwはスイッチング素子T5,T6の間に接続される。またスイッチング素子T3,T5をそれぞれ上側スイッチング素子T3,T5とも呼び、スイッチング素子T4,T6をそれぞれ下側スイッチング素子T4,T6とも呼ぶ。
かかるスイッチング素子T1〜T6の導通/非導通が後述するように制御部3によって適切に制御されることにより、インバータ1は入力端P1,P2の間の直流電圧を任意の周波数、振幅を有する交流電圧に変換し、これを出力端Pu,Pv,Pwに印加する。これにより、出力端Pu,Pv,Pwに接続される誘導性負荷(例えばモータ)2が駆動される。
またインバータ1において、スイッチングレグ10u,10v,10wのいずれかが有する一対のスイッチング素子のスイッチング損失は、他が有する一対のスイッチング素子のスイッチング損失よりも大きい。なおここでいう、一対のスイッチング素子のスイッチング損失とは、一対のスイッチング素子のスイッチング損失の和と把握できる。また以下では、スイッチングレグの一対のスイッチング素子のスイッチング損失をスイッチングレグのスイッチング損失とも称する。
このようなスイッチングレグ10u,10v,10wのスイッチング損失の大小関係はスイッチング素子T1〜T6として少なくとも2種類のスイッチング素子を用いることで実現される。
例えば、半導体としてSi(シリコン)を用いたSiトランジスタと、半導体としてSiC(炭化シリコン)を用いたSiCトランジスタとが、スイッチング素子T1〜T6として使用される。SiCトランジスタのスイッチ損失は、Siトランジスタのスイッチ損失よりも一桁以上小さいことが知られている。なおSiCトランジスタはSiトランジスタと比較してコストが高く、スイッチング素子T1〜T6の全てに対してSiCトランジスタを用いることはコストアップを招く。
またスイッチング素子T1〜T6として、絶縁ゲートバイポーラトランジスタと、MOS電界効果トランジスタとを使用しても良く、同じ構造のトランジスタであるものの、そのチップサイズや不純物濃度などにより、スイッチング損失の異なるトランジスタを用いても良い。
このようにデバイス特性としてスイッチング損失の小さいスイッチング素子たる低損失スイッチング素子と、デバイス特性としてスイッチング損失の大きいスイッチング素子たる高損失スイッチング素子との少なくとも2種類が使用される。
かかる低損失スイッチング素子と、高損失スイッチング素子とは、各スイッチングレグ10u,10v,10w同士で比較したときにそのスイッチング損失の大小が生じるように、配置される。
例えば1つの低損失スイッチング素子と、5つの高損失スイッチング素子とが用いられる。この場合、スイッチング素子T1〜T6の任意のいずれか一つに低損失スイッチング素子が使用される。低損失スイッチング素子が使用されたスイッチング素子を有するスイッチングレグは、他のスイッチングレグよりも小さいスイッチング損失を有する。
また2つの低損失スイッチング素子と、4つの高損失スイッチング素子とが使用されても良い。この場合、スイッチング素子T1〜T6の任意のいずれか2つにそれぞれ低損失スイッチング素子が使用される。ただし、配置の仕方によって、スイッチングレグ10u,10v,10wのスイッチング損失の大小関係の組み合わせが相違する。例えばスイッチング素子T1,T2に低損失スイッチング素子を使用すれば、一つのスイッチングレグ10uのスイッチング損失が他の2つのスイッチングレグ10v,10wのスイッチング損失よりも低く、2つのスイッチングレグ10v,10wのスイッチング損失は互いに略等しい。また例えばスイッチング素子T1,T3に低損失スイッチング素子を使用すれば、2つのスイッチングレグ10u,10vのスイッチング損失が互いに略等しく、2つのスイッチングレグ10u,10vのスイッチング損失はスイッチングレグ10wのスイッチング損失よりも小さい。
また3つの低損失スイッチング素子と、3つの高損失スイッチング素子とが使用されても良い。この場合、スイッチングレグ10u,10v,10wの何れか一つが有する一対のスイッチング素子にそれぞれ低損失スイッチング素子が用いられ、残りの4つのスイッチング素子の任意のいずれか1つに低損失スイッチング素子が使用される。よって、一対のスイッチング素子の両方に低損失スイッチング素子が使用されたスイッチングレグが最も小さいスイッチング損失を有する。一対のスイッチング素子の何れか一方に低損失スイッチング素子が使用されたスイッチングレグが次いで小さいスイッチング損失を有する。
また4つの低損失スイッチング素子と、2つの高損失スイッチング素子とが使用されても良い。この場合、スイッチング素子T1〜T6の任意のいずれか4つにそれぞれ低損失スイッチング素子が使用されるとよい。ただし配置の仕方によってスイッチングレグ10u,10v,10wのスイッチング損失の大小関係の組み合わせが相違する。例えばスイッチング素子T1〜T4に低損失スイッチング素子を使用すれば、2つのスイッチングレグ10u,10vのスイッチング損失が他の一つのスイッチングレグ10wのスイッチング損失よりも低く、2つのスイッチングレグ10u,10vのスイッチング損失は互いに略等しい。また例えばスイッチング素子T1〜T3,T5に低損失スイッチング素子を使用すれば、一つのスイッチングレグ10uのスイッチング損失は他の2つのスイッチングレグ10v,10wのスイッチング損失よりも小さく、2つのスイッチングレグ10v,10wのスイッチング損失は互いに略等しい。
また5つの低損失スイッチング素子と、1つの高損失スイッチング素子とが使用されても良い。この場合、スイッチング素子T1〜T6の任意のいずれか5つにそれぞれ低損失スイッチング素子が使用されると良い。この場合、低損失スイッチング素子を一つのみ有するスイッチングレグが他の2つのスイッチングレグのスイッチング損失よりも大きいスイッチング損失を有し、他の2つのスイッチングレグのスイッチング損失は互いに略等しい。
以上のように、次のスイッチングレグのスイッチング損失の大小関係として3つの組み合わせが考えられる。第1の組み合わせでは、3つのスイッチングレグがスイッチング損失の大中小の3つに分配される。第2の組み合わせでは、2つのスイッチングレグのスイッチング損失が他の一つのスイッチング損失よりも低く、2つのスイッチングレグのスイッチング損失が互いに略等しい。第3の組み合わせでは、3つのスイッチングレグのうち、一つのスイッチングレグのスイッチング損失が他の2つのスイッチングレグのスイッチング損失よりも低く、他の2つのスイッチングレグのスイッチング損失が互いに略等しい。
本実施の形態ではかかる配置の組み合わせに応じてインバータ1を制御することにより、スイッチング損失を効率的に低減する。以下、インバータ1の制御方法について詳述する。
<インバータの制御方法>
一対のスイッチング素子T1,T2、一対のスイッチング素子T3,T4及び一対のスイッチング素子T5,T6はそれぞれ相互に排他的に制御される。よって、スイッチング素子T1〜T6のスイッチパターンとしては次の8つのパターンが存在する。ここで上側スイッチング素子が導通し、下側スイッチング素子が非導通であるスイッチ状態を「1」で表現し、上側スイッチング素子が非導通であって下側スイッチング素子が導通するスイッチ状態を「0」で表現する。そしてスイッチングレグ10u,10v,10wについてのスイッチ状態をこの順で並べると、スイッチパターンとしては、(0,0,0)(0,0,1)(0,1,0)(0,1,1)(1,0,0)(1,0,1)(1,1,0)(1,1,1)の8つのパターンが存在する。
上述した各スイッチパターンをインバータ1が実現することにより、スイッチパターンに応じた電圧ベクトルが採用される。各スイッチパターンにより採用される電圧ベクトルを、スイッチパターンの上記3つの数字を10進数で表した数字を用いて、それぞれ電圧ベクトルV0〜V7と表現する。例えばスイッチパターン(1,0,0)により電圧ベクトルV4が採用される。
図2には電圧ベクトル図が示されている。各電圧ベクトルV1〜V6はこれらの始点を中心点に一致させそれらの終点を放射状に外側に向けて配置される。各電圧ベクトルV1〜V6の終点同士を結ぶと正六角形を構成する。電圧ベクトルV0,V7では出力端Pu,Pv,Pwが短絡されるので、電圧ベクトルV0,V7は大きさを有さない。よって電圧ベクトルV0,V7は中心点に配置される。なお、各電圧ベクトルV1〜V6のうちの隣り合う2つと、各電圧ベクトルV0,V7とにより構成される正三角形の領域をそれぞれS1〜S6と呼ぶ。
かかる電圧ベクトル図において、出力端Pu,Pv,Pwから出力されるべき電圧ベクトルV(即ち電圧指令ベクトルV*)が、中心点を始点として一定の大きさを持ち、その方向が中心点を中心に一定角速度で回転すれば、出力端Pu〜Pwには三相交流電圧が出力されることになる。なお、電圧ベクトルVの大きさが出力端Pu,Pv,Pwから出力される三相交流電圧の振幅に相当し、角速度の逆数が三相交流電圧の周期に相当する。
かかる電圧ベクトルVを出力すべく、インバータ1は電圧ベクトルV0〜V7を出力する。例えば電圧指令ベクトルV*が位置する領域S1〜S6に応じて、当該領域S1〜S6を構成する2つの電圧ベクトルVi,Vj(i,j=1〜6,i≠j)と電圧ベクトルV0(或いは電圧ベクトルV7)とが出力される。かかる電圧ベクトルVi,Vjと電圧ベクトルV0(或いは電圧ベクトルV7)とは、これらの合成電圧ベクトルが電圧指令ベクトルV*に一致するように出力される。以下、零電圧ベクトルとして電圧ベクトルV0を採用した場合の一例について説明する。
例えば電圧指令ベクトルV*が領域S1に位置する場合、所定期間Tにおいて例えば電圧ベクトルV0,V4,V6がそれぞれ期間t0,t4,t6(T=t0+t4+t6)に渡って出力される。なお所定期間Tは、電圧指令ベクトルV*が領域S1を通過するのに要する期間に比べて十分に小さい(例えば100分の1)。
所定期間における合成電圧ベクトルは、t0/T・V0+t4/T・V4+t6/T・V6で表され、この合成電圧ベクトルが電圧指令ベクトルV*と一致するように、電圧ベクトルV0,V4,V6が出力される。換言すれば、合成電圧ベクトルが電圧指令ベクトルV*と一致するように期間t0,t4,t6が求められ、期間t0,t4,t6に渡ってそれぞれ電圧ベクトルV0,V4,V6が出力される。
所定期間T内において電圧ベクトルV0,V4,V6が出力される順番は任意であるが、スイッチレグ10u,10v,10wのスイッチ状態を1つずつ切り替えるように並べることが望ましい。例えば電圧ベクトルV0,V4,V6をこの順で出力すれば、電圧ベクトルV0,V4の切り替えに際してスイッチングレグ10uのみのスイッチ状態を切り替え、電圧ベクトルV4,V6の切り替えに際してスイッチングレグ10vのみのスイッチ状態を切り替えればよい。なお、スイッチ状態の切り替えに際して上側スイッチング素子と下側スイッチング素子の両方が導通することがないように、一旦上側スイッチング素子及び下側スイッチング素子の両方を非導通してから切り替えても構わない。上側スイッチング素子と下側スイッチング素子の両方が非導通となる期間はいわゆるデッドタイムと呼ばれる。
このようなスイッチ状態の切り替えから理解できるように、電圧ベクトルV0,V4,V6を出力する場合はスイッチングレグ10wのスイッチ状態は所定期間Tに渡って切り替わらない。このときスイッチングレグ10wにおいて下側スイッチング素子T6が所定期間Tに渡って導通し続ける。
また例えば所定期間Tにおいて電圧ベクトルV4,V6,V7がそれぞれ期間t4,t6(T=t4+t6+t7)に渡って出力されてもよい。換言すれば電圧ベクトルV0に代えて電圧ベクトルV7を出力してもよい。このとき所定期間Tにおける合成電圧ベクトルは、t4/T・V4+t6/T・V6+t7/T・V7で表される。この合成電圧ベクトルが電圧指令ベクトルV*と一致するように、電圧ベクトルV4,V6,V7がそれぞれ期間t4,t6,t7に渡って出力されてもよい。
そして例えば電圧ベクトルV7,V6,V4をこの順で出力すれば、電圧ベクトルV7,V6の切り替えに際してスイッチングレグ10wのみのスイッチ状態を切り替え、電圧ベクトルV6,V4の切り替えに際してスイッチングレグ10vのみのスイッチ状態を切り替えればよい。かかる切り替えから理解できるように、電圧ベクトルV4,V6,V7を出力する場合はスイッチングレグ10uのスイッチ状態は所定期間Tに渡って切り替わらない。このときスイッチングレグ10uにおいて上側スイッチング素子T1が所定期間Tに渡って導通し続ける。
以上のように、領域S1に位置する同じ合成電圧ベクトルを出力するために、スイッチ状態を固定するスイッチングレグの候補として2つのスイッチングレグ10u,10wが存在する。他の各領域S2〜S6においても、領域S1と同様にスイッチ状態の切り替えを休止するスイッチングレグの候補として、各領域S2〜S6に応じてそれぞれ2つのスイッチングレグが存在する。各領域S1〜S6におけるスイッチングレグの2つの候補を表1に示している。
Figure 2011066954
表1においては、各領域S1〜S6において休止相の候補となるスイッチングレグに「1」「0」の数字が示されている。「1」は上側スイッチング素子が導通且つ下側スイッチング素子が非導通であるスイッチ状態で切り替えが休止されることを示し、「0」は上側スイッチング素子が非導通且つ下側スイッチング素子が導通であるスイッチ状態で切り替えが休止されることを示している。なお、スイッチングレグの候補は次のようにも求められる。即ち図2において隣り合う2つのベクトル電圧ベクトルVi,Vjを出力するスイッチングパターン同士を比較して、スイッチ状態が変化していない2つスイッチングレグがスイッチ状態の切り替えを休止できるスイッチングレグの候補である。例えば電圧ベクトルV4,V6のいずれのスイッチングパターン(100)(110)においても、スイッチングレグ10uが「1」、スイッチングレグ10wが「0」である。よって、スイッチングレグ10u,10wが休止相の候補である。
なお、このようにスイッチングレグ10u,10v,10wのうち何れか一つのスイッチ状態を所定期間Tに渡って固定し、残りの2つのスイッチングレグのスイッチ状態を切り替える方式は二相変調方式と呼ばれる。
本実施の形態では、休止相としてのスイッチングレグの2つ候補のうち、よりスイッチング損失が大きいスイッチングレグのスイッチ状態の切り替えを休止する。以下、上述したスイッチング損失の大小関係についての第1乃至第3の組み合わせの各々において、具体例を挙げて説明する。
まず第1の組み合わせの具体例として、スイッチングレグ10u,10v,10wのスイッチング損失がこの順で大きい場合を採用し表1,2を参照して説明する。表2は各領域S1〜S6においてスイッチ状態を休止するスイッチングレグが示されている。
Figure 2011066954
電圧指令ベクトルV*が領域S1,S3,S4,S6に位置する場合には、表1を参照して休止相の2つの候補にスイッチングレグ10uが含まれているので、スイッチングレグ10uのスイッチ状態の切り替えを休止する。スイッチング損失の大きいスイッチングレグ10uのスイッチ状態の切り替えを優先的に禁止しているので、スイッチング損失を低減できる。
また電圧指令ベクトルV*が領域S2,S5に位置するとき、表1を参照して休止相の2つの候補にスイッチングレグ10uが含まれておらず、2つの候補はスイッチングレグ10v,10wである。よって、スイッチングレグ10u,10wの何れか一方を休止相として選択すればよい。ただし、スイッチングレグ10vのスイッチ状態の切り替えを休止することが望ましい。スイッチングレグ10wに比してスイッチング損失の大きいスイッチングレグ10vのスイッチ状態の切り替えを、スイッチングレグ10wよりも優先的に禁止するので、スイッチング損失を低減できるからである。
次に第2の組み合わせの具体例として、スイッチングレグ10uのスイッチング損失がスイッチングレグ10v,10wのスイッチング損失よりも大きく、スイッチングレグ10v,10wのスイッチング損失が互いに略等しい場合を採用し、表1,3を参照して説明する。表3は各領域S1〜S6においてスイッチ状態を休止するスイッチングレグが示されている。
Figure 2011066954
電圧指令ベクトルV*が領域S1,S3,S4,S6に位置する場合には、所定期間Tにおいてスイッチングレグ10uのスイッチ状態の切り替えを休止する。スイッチング損失が大きいスイッチングレグ10uのスイッチ状態の切り替えを優先的に禁止しているので、スイッチング損失を低減できる。
電圧指令ベクトルV*が領域S2,S5に位置するときには、スイッチングレグ10v,10wのいずれのスイッチ状態の切り替えを休止しても良い。表3の例示では、領域S2,S5にて休止させるスイッチングレグを、電気角周期ごとに異ならせている。ここでいう電気角周期とは、電圧指令ベクトルV*を1周させる(換言すれば1周期の三相交流電圧を出力端Pu,Pv,Pwから出力する)のに要する期間である。表3においては、電気角でN周期目のときには、電圧指令ベクトルV*が領域S2,S5に位置するときスイッチングレグ10vの切り替えを休止し、次の電気角で(N+1)周期目のときには、電圧指令ベクトルV*が領域S2,S5に位置するときスイッチングレグ10wの切り替えを休止する。
これにより、各領域S2,S5において常にスイッチングレグ10v,10wの何れかを休止させる場合に比べてスイッチング素子T3或いはスイッチング素子T6のいずれかに損失の発生が集中することを抑制できる。換言すれば、スイッチングレグ10v,10wにおいて各スイッチング素子T3〜T6にて発生する損失を均一化できる。よって、各スイッチング素子T3〜T6に発生する熱量を抑制することができ、スイッチング素子T3〜T6の信頼性を高めることができる。
なお電気角の1周期ごとに休止相として選択するスイッチングレグ10v,10wを切り替える必要はなく、例えば所定期間Tごとに切り替えても良い。また、電気角でN周期目の領域S2にてスイッチングレグ10vを、領域S5にてスイッチングレグ10wを、それぞれ休止させ、次の電気角で(N+1)周期目においては領域S2にてスイッチングレグ10wを、領域S5にてスイッチングレグ10vをそれぞれ休止させてもよい。このような切り替えは、例えば所定期間Tが経過するごとに数値をインクリメントするカウンタ回路を用いて容易に実現できる。
次に第3の組み合わせの具体例として、スイッチングレグ10u,10vのスイッチング損失が10wのスイッチング損失よりも大きく、スイッチングレグ10u,10vのスイッチング損失が互いに略等しい場合を採用し、表1,4を参照して説明する。
Figure 2011066954
電圧指令ベクトルV*が領域S1,S4に位置する場合には、所定期間Tにおいてスイッチングレグ10uのスイッチ状態の切り替えを休止し、電圧ベクトルV*が領域S2,S5に位置する場合には、所定期間Tにおいてスイッチングレグ10vのスイッチ状態の切り替えを休止する。スイッチング損失の大きいスイッチングレグ10u,10vのスイッチ状態の切り替えを優先的に禁止しているので、スイッチング損失を低減できる。
電圧指令ベクトルV*が領域S3,S6に位置するときには、スイッチングレグ10u,10vのいずれのスイッチ状態の切り替えを休止しても良い。表4においては、電気角でN周期目のときには、領域S3,S6にてスイッチングレグ10vのスイッチ状態の切り替えを休止し、次の電気角で(N+1)周期目のときには、領域S2,S5にてスイッチングレグ10wのスイッチ状態の切り替えを休止する。
これにより、各スイッチング素子T1〜T4に発生する熱量を抑制することができ、スイッチング素子T1〜T6の信頼性を高めることができる。
なお例えば領域S3,S6において所定期間Tごとに休止相として選択するスイッチングレグ10v,10wを切り替えても良い。また、電気角でN周期目の領域S3にてスイッチングレグ10uを、領域S6にてスイッチングレグ10vを、それぞれ休止させ、次の電気角で(N+1)周期目においては領域S3にてスイッチングレグ10vを、領域S6にてスイッチングレグ10uをそれぞれ休止させてもよい。
<制御部3の構成>
上述したインバータ1の制御方法を実行する制御部3の具体例について説明する。図1に例示するように、制御部3は制御信号生成部31とオンオフパターン生成部32と休止相選択部33と電圧指令ベクトル生成部34と電圧指令値生成部35と電流指令値生成部36と回転速度検出部37と回転速度指令値生成部38とを備えている。
またここでは、制御部3はマイクロコンピュータと記憶装置を含んで構成される。マイクロコンピュータは、プログラムに記述された各処理ステップ(換言すれば手順)を実行する。上記記憶装置は、例えばROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、書き換え可能な不揮発性メモリ(EPROM(Erasable Programmable ROM)等)、ハードディスク装置などの各種記憶装置の1つ又は複数で構成可能である。当該記憶装置は、各種の情報やデータ等を格納し、またマイクロコンピュータが実行するプログラムを格納し、また、プログラムを実行するための作業領域を提供する。なお、マイクロコンピュータは、プログラムに記述された各処理ステップに対応する各種手段として機能するとも把握でき、あるいは、各処理ステップに対応する各種機能を実現するとも把握できる。また、制御部3はこれに限らず、制御部3によって実行される各種手順、あるいは実現される各種手段又は各種機能の一部又は全部をハードウェアで実現しても構わない。
回転速度検出部37は、例えばモータ2の回転位置を検出する位置検出センサー4からの位置検出信号Hu,Hv,Hwを受け取って、モータ2の回転速度ωを検出する。なおモータ2の回転位置は位置検出センサー4によって検出される必要はなく、たとえばモータ2を流れる線電流を検出して、線電流を用いた演算によりモータ2の回転位置を推定しても構わない。
回転速度指令値生成部38は、例えば外部から入力される指令に基づいて回転速度指令値ω*を生成する。
電流指令値生成部36には回転速度指令値生成部38からの回転速度指令値ω*と回転速度検出部37からの回転速度ωとが入力される。電流指令値生成部36は例えば回転速度指令値ω*と回転速度ωとの偏差を算出し、かかる偏差を用いたPI制御(比例積分制御)により、電流指令値I*を生成する。電流指令値I*はモータ2へと供給する電流についての指令値である。
電圧指令値生成部35には電流指令値生成部36から電流指令値I*が入力される。電圧指令値生成部35は電流指令値I*に基づいて電圧指令値Vu*,Vv*,Vw*を生成する。
電圧指令ベクトル生成部34には電圧指令値生成部35から電圧指令値Vu*,Vv*,Vw*が入力される。電圧指令ベクトル生成部34は、電圧指令値Vu*,Vv*、Vw*に基づいて電圧指令ベクトルV*を生成する。
休止相選択部33は休止すべきスイッチングレグの情報を有している。かかる情報は例えば各表2〜4で示されたテーブルとして格納されている。かかるテーブルは、例えばインバータ1及び制御部3の製造時に、デバイス特性としてのスイッチングレグ10u,10v,10wのスイッチング損失の大小関係に基づいて、予め入力されて不揮発性記録媒体などに記録される。そして、休止相選択部33は電圧指令ベクトル生成部34から電圧指令ベクトルV*についての位相θが入力されて、かかる位相θとテーブルとに基づいて休止相を決定する。
オンオフパターン生成部32には電圧指令ベクトルV*とその位相θが入力される。オンオフパターン生成部32は電圧指令ベクトルV*が位置する領域から休止相として選択すべきスイッチングレグを決定する。かかる休止相として選択すべきスイッチングレグは休止相選択部33から得ることができる。そして、休止相として選択すべき相に応じて、各スイッチングレグ10u,10v,10wのオンオフパターンを生成する。例えば、各スイッチングレグ10u,10v,10wのデューティについての指令値と、キャリヤとの比較によって、オンオフパターンが生成される。
制御信号生成部31はオンオフパターン生成部32からオンオフパターンが入力される。制御信号生成部31はオンオフパターンから各スイッチング素子T1〜T6に対するスイッチ信号(制御信号)を生成して、これを各スイッチング素子T1〜T6へと与える。
1 インバータ
10u,10v,10w スイッチングレグ
P1,P2 入力端
Pu,Pv,Pw 出力端
T1〜T6 スイッチング素子

Claims (4)

  1. 第1および第2の入力端(P1,P2)と、
    各々が、前記第1及び前記第2の入力端の間で相互に直列に接続された一対のスイッチング素子(T1〜T6)を有して互いに並列に接続される第1乃至第3のスイッチングレグ(10u,10v,10w)と、
    それぞれ前記複数のスイッチングレグに対して前記一対のスイッチング素子の間に接続される3つの出力端(Pu,Pv,Pw)と
    を備えるインバータ(1)に対して、繰り返し現れる所定期間の各々にて、前記第1乃至前記第3のスイッチングレグの何れか一つを休止相として前記一つの前記一対のスイッチング素子の切り替えを休止し、残りの二つが有する前記一対のスイッチング素子を互いに排他的に切り替える、二相変調方式によって制御を行うインバータ制御方法であって、
    前記第1のスイッチングレグの前記一対のスイッチング素子は、前記第1乃至前記第3のスイッチングレグの各々が有する前記一対のスイッチング素子のスイッチング損失のうち最も大きいスイッチング損失を有する素子であり、
    前記3つの出力端から出力されるべき電圧(V*)に対応する前記休止相についての2つの候補が前記第1のスイッチングレグを含んでいるときには、前記休止相として前記第1のスイッチングレグを選択して前記第1のスイッチングレグの前記一対のスイッチング素子の切り替えを休止する、インバータの制御方法。
  2. 前記第2のスイッチングレグ(10v)の前記一対のスイッチング素子(T3,T4)は、前記第1のスイッチングレグ(10u)の前記一対のスイッチング素子(T1,T2)のスイッチング損失よりも小さく、前記第3のスイッチングレグ(10w)の前記一対のスイッチング素子(T5,T6)のスイッチング損失よりも大きいスイッチング損失を有する素子であり、
    前記2つの候補が前記第2及び前記第3のスイッチングレグであるときには、前記休止相として前記第2のスイッチングレグを休止して前記第2のスイッチングレグの前記一対のスイッチング素子の切り替えを休止する、請求項1に記載のインバータの制御方法。
  3. 一の前記所定期間(T)において前記2つの候補が前記第2及び前記第3のスイッチングレグ(10v,10w)であるときに前記休止相として前記第2のスイッチングレグを選択して前記第2のスイッチングレグの前記一対のスイッチング素子(T3,T4)の切り替えを休止し、他の一の前記所定期間において前記2つの候補が前記第2及び前記第3のスイッチングレグであるときに前記休止相として前記第3のスイッチングレグを選択して前記第3のスイッチングレグの前記一対のスイッチング素子の切り替えを休止する、請求項1に記載のインバータの制御方法。
  4. 前記第1及び前記第2のスイッチングレグの各々の前記一対のスイッチング素子のスイッチング損失は略等しく、
    一の前記所定期間において前記2つの候補が前記第1及び前記第2のスイッチングレグであるときに前記休止相として前記第1のスイッチングレグを選択して前記第1のスイッチングレグの前記一対のスイッチング素子の切り替えを休止し、他の一の前記所定期間において前記2つの候補が前記第1及び前記第2のスイッチングレグであるときに前記休止相として前記第2のスイッチングレグを選択して前記第2のスイッチングレグの前記一対のスイッチング素子の切り替えを休止する、請求項1に記載のインバータの制御方法。
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