JP2011065877A - 固体高分子形燃料電池用部材の製造方法及び製造装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】電解質膜を有効に利用することのできる固体高分子形燃料電池用部材の製造方法及び製造装置を提供する。
【解決手段】長尺のキャリアテープ10を長手方向に送り、このキャリアテープ10上に枚葉状の触媒層−電解質膜積層体11を長さ方向に間隔をあけて複数供給する。そして、長手方向に間隔をあけて開口部121が複数形成された長尺の第1エッジシール12を供給し、この第1エッジシール12の各開口部121が各触媒層−電解質膜積層体11の触媒層と対向した状態で、キャリアテープ10により搬送される各触媒層−電解質膜積層体11の上面に第1エッジシール12を接着させる。
【選択図】図1
【解決手段】長尺のキャリアテープ10を長手方向に送り、このキャリアテープ10上に枚葉状の触媒層−電解質膜積層体11を長さ方向に間隔をあけて複数供給する。そして、長手方向に間隔をあけて開口部121が複数形成された長尺の第1エッジシール12を供給し、この第1エッジシール12の各開口部121が各触媒層−電解質膜積層体11の触媒層と対向した状態で、キャリアテープ10により搬送される各触媒層−電解質膜積層体11の上面に第1エッジシール12を接着させる。
【選択図】図1
Description
本発明は、固体高分子形燃料電池用部材の製造方法及び製造装置に関するものである。
燃料電池は、電解質の両面に電極が配置され、水素と酸素の電気化学反応により発電する電池であり、発電時に発生するのは水のみである。このように従来の内燃機関と異なり、二酸化炭素等の環境負荷ガスを発生しないために次世代のクリーンエネルギーシステムとして普及が見込まれている。その中でも特に固体高分子形燃料電池は、作動温度が低く、電解質の抵抗が少ないことに加え、活性の高い触媒を用いるので小型でも高出力を得ることができ、家庭用コージェネレーションシステム等として早期の実用化が見込まれている。
この固体高分子形燃料電池は、プロトン伝導性を有する固体高分子電解質膜の両面に、触媒層を接合した触媒層−電解質膜積層体(いわゆるCCM)や、さらにこの触媒層−電解質膜の各触媒層上に導電性多孔質基材を積層した膜−電極接合体(いわゆるMEA)を主な構成とし、この膜−電極接合体にガスケット及びセパレータを設置して構成されている。しかしながら、このように構成された固体高分子形燃料電池は、作動させたときに電解質膜が膨潤収縮を起こして電解質膜が破損してしまう可能性があったため、触媒層−電解質膜積層体や膜−電極接合体に枠状のエッジシールを接着させて電解質膜の膨潤収縮を抑えるものが提案されている(例えば特許文献1参照)。その他にも、電解質膜を有効に利用するために、触媒層−電解質膜積層体や膜−電極接合体に枠状のエッジシールを接着させてこのエッジシール上にガスケットを配置するようなものも提案されている(例えば特許文献2参照)。
以上のような触媒層−電解質膜積層体や膜−電極接合体にエッジシールを取り付ける方法として、例えば特許文献3には、複数の触媒層が所定間隔をあけて長尺の電解質膜上に形成された長尺の触媒層−電解質膜積層体を搬送しつつ、その触媒層−電解質膜上に、長尺のエッジシールを接着させる方法が開示されている。
しかしながら、上述したような触媒層−電解質膜上にエッジシールを取り付ける方法では、エッジシールを取り付けた後に、これをトリミングする。このため、各触媒層間に位置する電解質膜は使用されず、一般的に高価な電解質膜を有効に利用できていないといった問題があった。
そこで本発明は、電解質膜を有効に利用することのできる固体高分子形燃料電池用部材の製造方法及び製造装置を提供することを目的とする。
本発明に係る第1の固体高分子形燃料電池用部材の製造方法は、長尺のキャリアテープを長手方向に送る工程と、前記キャリアテープ上に、枚葉状の触媒層−電解質膜積層体又は膜−電極接合体を長さ方向に間隔をあけて複数供給する工程と、長手方向に間隔をあけて開口部が複数形成された長尺の第1エッジシールを供給する工程と、前記第1エッジシールの各開口部が前記各触媒層−電解質膜積層体又は膜−電極接合体の触媒層又は電極と対向した状態で、前記キャリアテープにより搬送される各触媒層−電解質膜積層体又は膜−電極接合体の一方面に前記第1エッジシールを接着させる工程と、を含んでいる。
この製造方法によれば、枚葉状の触媒層−電解質膜積層体又は膜−電極接合体をキャリアテープによって複数搬送し、このキャリアテープによって搬送される各触媒層−電解質膜積層体や膜−電極接合体に対して長尺の第1エッジシールを接着させている。このように、長尺の第1エッジシールを複数の触媒層−電解質膜積層体や膜−電極接合体に接着させているため、枚葉状のエッジシールを各触媒層−電解質膜積層体や膜−電極接合体に対して一枚ずつ接着させるよりも生産性を向上させることができる。そして、この長尺の第1エッジシールを接着させる対象は、長尺の触媒層−電解質膜積層体や膜−電極接合体はなく、枚葉状の触媒層−電解質膜積層体や膜−電極接合体としたため、最終的にトリミングされるような無駄な電解質膜をなくすことができる。なお、固体形高分子形燃料電池用部材とは、触媒層−電解質膜積層体や膜−電極接合体の両面もしくは片面にエッジシールが接着されたものとすることができる。
また、本発明に係る第2の固体高分子形燃料電池用部材の製造方法は、長尺のキャリアテープを長手方向に送る工程と、前記キャリアテープ上に、枚葉状の触媒層−電解質膜積層体又は膜−電極接合体を長さ方向に間隔をあけて複数供給する工程と、長尺の第1エッジシールを供給する工程と、前記キャリアテープにより搬送される各触媒層−電解質膜積層体又は膜−電極接合体の一方面に前記第1エッジシールを接着させる工程と、前記各触媒層−電解質膜積層体又は膜−電極接合体に接着した第1エッジシールの前記触媒層又は電極と対向する部分の少なくとも一部を切り抜く工程と、を含んでいる。
この製造方法によれば、上記第1の製造方法と同様に、長尺の第1エッジシールを複数の触媒層−電解質膜積層体や膜−電極接合体に対して接着させるため、枚葉状のエッジシールをそれぞれ接着させる場合に比べて生産性を向上させることができる。また、長尺の第1エッジシールを接着させる対象は、長尺の触媒層−電解質膜積層体や膜−電極接合体はなく、枚葉状の触媒層−電解質膜積層体や膜−電極接合体としたため、最終的にトリミングされるような無駄な電解質膜をなくすことができる。また、この製造方法では、第1エッジシールは予め開口部を形成しておくのではなく、触媒層−電解質膜積層体や膜−電極接合体に接着した後に開口部を形成しているため、第1エッジシールの取り扱いを容易にすることができる。
上記第1及び第2の固体高分子形燃料電池用部材の製造方法は、長手方向に間隔をあけて開口部が複数形成された長尺の第2エッジシールを供給する工程と、第1エッジシールに接着した各触媒層−電解質膜積層体又は膜−電極接合体から前記キャリアテープを剥離し、前記第2エッジシールを、各開口部が前記各触媒層−電解質膜積層体又は膜−電極接合体の触媒層又は電極と対向した状態で、前記各触媒層−電解質膜積層体又は膜−電極接合体の他方面に接着させる工程と、をさらに含んでいてもよい。これにより、触媒層−電解質膜積層体や膜−電極接合体の両面にエッジシールを接着させることができる。
また、その他にも、長尺の第2エッジシールを供給する工程と、前記第1エッジシールに接着した各触媒層−電解質膜積層体又は膜−電極接合体から前記キャリアテープを剥離し、前記各触媒層−電解質膜積層体又は膜−電極接合体の他方面に前記第2エッジシールを接着させる工程と、前記各触媒層−電解質膜積層体又は膜−電極接合体に接着した第2エッジシールの前記触媒層又は電極と対向する部分の少なくとも一部を切り抜く工程と、をさらに含むような製造方法とすることもできる。これによっても触媒層−電解質膜積層体や膜−電極接合体の両面にエッジシールを接着させることができる。
また、本発明に係る第3の固体高分子形燃料電池用部材の製造方法は、長手方向に間隔をあけて開口部が複数形成された長尺の第1エッジシールを送る工程と、前記第1エッジシールの各開口部と触媒層又は電極とが対向するよう、前記第1エッジシール上に枚葉状の触媒層−電解質膜積層体又は膜−電極接合体を複数供給する工程と、前記第1エッジシールにより搬送される各触媒層−電解質膜積層体又は膜−電極接合体を、前記第1エッジシールに対して接着させる工程と、を含んでいる。
この製造方法によれば、長尺の第1エッジシールに、枚葉状の触媒層−電解質膜積層体や膜−電極接合体を接着させるため、枚葉状のエッジシールを一枚ずつ触媒層−電解質膜積層体や膜−電極接合体に接着させる方法に比べて生産性を向上させることができる。そして、長尺の第1エッジシールの接着対象は、同じく長尺の触媒層−電解質膜積層体や膜−電極接合体ではなく、枚葉状の触媒層−電解質膜積層体や膜−電極接合体としているため、最終的にトリミングされるような電解質膜の無駄な部分をなくすことができる。
また、本発明に係る第4の固体高分子形燃料電池用部材の製造方法は、長尺の第1エッジシールを送る工程と、前記第1エッジシール上に枚葉状の触媒層−電解質膜積層体又は膜−電極接合体を長さ方向に間隔をあけて複数供給する工程と、前記第1エッジシールにより搬送される各触媒層−電解質膜積層体又は膜−電極接合体を、前記第1エッジシールに対して接着させる工程と、前記各触媒層−電解質膜積層体又は膜−電極接合体に接着した第1エッジシールの前記触媒層又は電極と対向する部分の少なくとも一部を切り抜く工程と、を含んでいる。
この製造方法も同様に、枚葉状の触媒層−電解質膜積層体や膜−電極接合体に対して、長尺の第1エッジシールを接着させるため、生産性を向上させることができる。そして、長尺の第1エッジシールの接着対象を枚葉状の触媒層−電解質膜積層体や膜−電極接合体とすることによって、最終的にトリミングされるような電解質膜の無駄な部分をなくすことができる。
上記第3及び第4の固体高分子形燃料電池用部材の製造方法は、長手方向に間隔をあけて開口部が複数形成された長尺の第2エッジシールを供給する工程と、前記第2エッジシールの各開口部が触媒層又は電極とが対向するよう、前記第1エッジシールにより搬送される各触媒層−電解質膜積層体又は膜−電極接合体に前記第2エッジシールを接着させる工程と、をさらに含んでいてもよい。これによれば、触媒層−電解質膜積層体や膜−電極接合体の両面にエッジシールを接着させることができる。
また、その他にも、長尺の第2エッジシールを送る工程と、前記第1エッジシールにより搬送される各触媒層−電解質膜積層体又は膜−電極接合体に前記第2エッジシールを接着させる工程と、前記触媒層−電解質膜積層体又は膜−電極接合体に接着した第2エッジシールの前記触媒層又は電極と対向する部分の少なくとも一部を切り抜く工程と、をさらに含むような方法とすることもできる。これによっても、触媒層−電解質膜積層体や膜−電極接合体の両面にエッジシールを接着させることができる。
また、触媒層−電解質膜積層体や膜−電極接合体の両面にエッジシールを接着させる場合は、第1及び第2エッジシールを、触媒層−電解質膜積層体又は膜−電極接合体に対して同時に接着させることが好ましい。
また、本発明に係る第1の固体高分子形燃料電池用部材の製造装置は、長尺のキャリアテープを長手方向に送るキャリアテープ送り機構と、前記キャリアテープ上に、枚葉状の触媒層−電解質膜積層体又は膜−電極接合体を長さ方向に間隔をあけて複数供給する触媒層−電解質膜積層体又は膜−電極接合体供給部と、長尺の第1エッジシールを供給する第1エッジシール供給部と、前記キャリアテープにより搬送される各触媒層−電解質膜積層体又は膜−電極接合体の一方面に前記第1エッジシールを接着させる第1加圧部と、を備えている。
この製造装置によれば、第1エッジシール供給部によって長尺の第1エッジシールを供給し、この長尺の第1エッジシールを第1加圧部によって各触媒層−電解質膜積層体や膜−電極接合体に接着させることができるため、枚葉状のエッジシールを一枚ずつ接着させるものに比べて生産性を向上させることができる。また、長尺の第1エッジシールの接着対象を、長尺の触媒層−電解質膜積層体や膜−電極接合体にするのではなく、枚葉状の触媒層−電解質膜積層体や膜−電極接合体としているため、最終的にトリミングされるような電解質膜の無駄な部分をなくすことができる。
上記製造装置は種々の構成をとることができるが、例えば、長尺の第2エッジシールを供給する第2エッジシール供給部と、前記第1エッジシールが接着された各触媒層−電解質膜積層体又は膜−電極接合体からキャリアテープを剥離した後、前記各触媒層−電解質膜積層体又は膜−電極接合体の他方面に前記第2エッジシールを接着させる第2加圧部と、をさらに備えた構成とすることができる。これにより、触媒層−電解質膜積層体や膜−電極接合体の両面にエッジシールを接着することができる。
また、本発明に係る第2の固体高分子形燃料電池用部材の製造装置は、長尺の第1エッジシールを送る第1エッジシール送り機構と、前記第1エッジシール上に間隔をあけて枚葉状の触媒層−電解質膜積層体又は膜−電極接合体を複数供給する触媒層−電解質膜積層体又は電極電解質膜積層体供給部と、前記第1エッジシール上に供給された各触媒層−電解質膜積層体又は膜−電極接合体を、前記第1エッジシールに対して接着させる第1加圧部と、を備えている。
この製造装置によれば、上記製造装置と同様に、長尺の第1エッジシールを第1加圧部によって各触媒層−電解質膜積層体や膜−電極接合体に接着させることができるため、枚葉状のエッジシールを一枚ずつ接着させるものに比べて生産性を向上させることができる。また、長尺の第1エッジシールの接着対象を、長尺の触媒層−電解質膜積層体や膜−電極接合体にするのではなく、枚葉状の触媒層−電解質膜積層体や膜−電極接合体としているため、最終的にトリミングされるような電解質膜の無駄な部分をなくすことができる。
この製造装置は種々の構成をとることができるが、長尺の第2エッジシールを供給する第2エッジシール供給部と、前記第1エッジシールに接着された各触媒層−電解質膜積層体又は膜−電極接合体に前記第2エッジシールを接着させる第2加圧部と、をさらに備えた構成とすることができる。これによれば、触媒層−電解質膜積層体や膜−電極接合体の両面にエッジシールを接着させることができる。
以上のように、本発明に係る固体高分子形燃料電池用部材の製造方法及び製造装置によれば、電解質膜を有効に利用することができる。
以下、本発明に係る固体高分子形燃料電池用部材の製造装置の実施形態について図面を参照しつつ説明する。
図1に示すように、固体高分子形燃料電池用部材の製造装置1は、長尺のキャリアテープ10を送るキャリアテープ送り機構2と、キャリアテープ10上に触媒層−電解質膜積層体11を供給する触媒層−電解質膜積層体供給部3と、エッジシール12、13を供給する第1及び第2エッジシール供給部4,5と、エッジシール12,13を触媒層−電解質膜積層体11に接着させる第1及び第2加圧部6、7と、固体高分子形燃料電池用部材14を巻き取る固体高分子形燃料電池用部材巻取部8と、を備えている。
キャリアテープ送り機構2は、ロール状に巻かれた状態のキャリアテープ10を巻き出す巻出し部21と、この巻出し部21から巻き出されたキャリアテープ10を巻き取る巻取部22とから構成されている。巻出し部21は、ロール状のキャリアテープ10がセットされる第1回転軸211と、この第1回転軸211を回転させる第1駆動機構(図示省略)とを有しており、巻取部22は、キャリアテープ10をロール状に巻き取る第2回転軸221と、この第2回転軸221を回転させる第2駆動機構(図示省略)とを有している。なお、このキャリアテープ10は上面に粘着性を有している。
触媒層−電解質膜積層体供給部3は、キャリアテープ10上に長手方向に間隔d2をあけて触媒層−電解質膜積層体11を載置するように構成されている。なお、この触媒層−電解質膜積層体11は、図2に示すように、電解質膜111を有しており、その上面及び下面に触媒層112が形成されている。このように構成された触媒層−電解質膜積層体11は、キャリアテープ10上に載置されるとキャリアテープ10の粘着性によってキャリアテープ上で固定される。
第1エッジシール供給部4は、キャリアテープ10の上方に設置されており、ロール状に巻かれた状態の第1エッジシール12がセットされる第3回転軸41と、この第3回転軸41を回転させる第3駆動機構(図示省略)とを有している。この第1エッジシール供給部4は、第3回転軸41を回転させることによって、第1エッジシール12をキャリアテープ10に搬送される触媒層−電解質膜積層体11の上面と接着するように供給する。
第2エッジシール供給部5は、キャリアテープ10の下方に設置されており、ロール状の第2エッジシール13がセットされる第4回転軸51と、第4回転軸51を回転させる第4駆動機構(図示省略)とを有している。この第2エッジシール供給部5は、第4回転軸51を回転させることによって、第2エッジシール13を、第1エッジシール12によって接着されて搬送される触媒層−電解質膜積層体11の下面と接着するように供給する。なお、第1及び第2エッジシール12、13は、図3に示すように、長手方向に間隔d1をあけて複数の開口部121,131が形成されている。
第1加圧部6は、一対の加圧ローラ61、62によって構成されている。この加圧ローラ61、62は、この加圧ローラ61,62間を通るキャリアテープ10によって搬送される触媒層−電解質膜積層体11と第1エッジシール12とを加圧するような隙間を画定するように設置されている。また、この各加圧ローラ61,62間の隙間が変更できるよう少なくとも一方の加圧ローラ61,62が移動可能とすることが好ましい。また、各加圧ローラ61,62は、この加圧ローラ61,62間を通過する第1エッジシール12を加熱するように構成されており、例えば、各加圧ローラ61,62の内部に熱媒を循環させることができる。このように加圧ローラ61,62によって第1エッジシール12と触媒層−電解質膜積層体11とを加圧及び加熱することによって、第1エッジシール12を触媒層−電解質膜積層体11に対して熱融着させることができる。なお、第1エッジシール12自体に粘着性がある場合はこの粘着性を利用して第1エッジシール12を触媒層−電解質膜積層体11に接着させることもでき、この場合は加圧ローラ61,62によって第1エッジシール12及び触媒層−電解質膜積層体11を加圧するのみとし、加熱させる必要はない。また、第1エッジシール12と触媒層−電解質膜積層体11とが接着した後、キャリアテープ10は触媒層−電解質膜積層体11から剥離して巻取部22に巻き取られ、これより下流側では第1エッジシール12によって触媒層−電解質膜積層体11が搬送されるような状態となる。
第2加圧部7も、第1加圧部6と同様に、一対の加圧ローラ71,72によって構成されており、この間を通る第1エッジシール12に接着して搬送される触媒層−電解質膜積層体11と第2エッジシール13とを加圧及び加熱して接着させる。
固体高分子形燃料電池用部材巻取部8は、触媒層−電解質膜積層体11の両面に第1及び第2エッジシール12,13が接着した固体高分子形燃料電池用部材14をロール状に巻き取る第5回転軸81と、この第5回転軸81を回転させる第5駆動機構(図示省略)とを有している。
次に上述した固体高分子形燃料電池用部材の製造装置1を使用した、固体高分子形燃料電池用部材の製造方法について説明する。
まず、長尺のキャリアテープ10をロール状にしたものを第1回転軸211にセットする。また、長尺の第1エッジシール12をロール状にしたものを第3回転軸41に、長尺の第2エッジシール13をロール状にしたものを第4回転軸51にセットする。そして、第1駆動機構によって第1回転軸211を回転させるとともに第2駆動機構によって第2回転軸221を回転させることで、キャリアテープ10を巻出し部21から巻取部22に送る。
続いて、巻出し部21から巻取部22に送られるキャリアテープ10上に、触媒層−電解質膜積層体供給部3によって触媒層−電解質膜積層体11を間隔d2あけて複数載置し、触媒層−電解質膜積層体11を第1加圧部6へと搬送する。
キャリアテープ10によって第1加圧部6まで搬送された触媒層−電解質膜積層体11は、第1エッジシール供給部4から第1エッジシール12がその上面に供給され、第1エッジシール12が上面に載った状態で一対の加圧ローラ61,62間を通過する。この通過の際に一対の加圧ローラ61,62により加圧及び加熱されて、触媒層−電解質膜積層体11の上面に第1エッジシール12が接着する。このとき、第1エッジシール12に形成された開口部121の中心と、触媒層−電解質膜積層体11の触媒層の中心とが一致するように第1エッジシール12は供給される。
このように第1加圧部6にて触媒層−電解質膜積層体11に第1エッジシール12が接着した後、第1加圧部6まで触媒層−電解質膜積層体11を搬送してきたキャリアテープ10は、触媒層−電解質膜積層体11から剥離して巻取部22に巻き取られる。そして、この第1加圧部6にて第1エッジシール12に接着した触媒層−電解質膜積層体11は、第1エッジシール12によって第2加圧部7まで搬送される。
第2加圧部7へと搬送された触媒層−電解質膜積層体11は、第2エッジシール供給部5から供給される第2エッジシール13がその下面に供給され、第2エッジシール13の上に載った状態で一対の加圧ローラ71,72間を通過する。一対の加圧ローラ71,72間を通過した触媒層−電解質膜積層体11は、一対の加圧ローラ71,72によって加圧及び加熱されて第2エッジシール13が接着する。このとき、第2エッジシール13に形成された開口部131の中心と、触媒層−電解質膜積層体11の下面側の触媒層の中心とが一致するように第2エッジシール13は供給される。
以上のように触媒層−電解質膜積層体11の両面にエッジシール12,13が接着されてできた固体高分子形燃料電池用部材14は、巻取部8の第5回転軸81に巻き取られて、ロール状の固体高分子形燃料電池用部材14が完成する。なお、この固体高分子形燃料電池用部材14を単セル毎に見ると、図4に示すように、触媒層−電解質膜積層体11の上面及び下面に枠状のエッジシール12,13が接着している。より詳細には、第1及び第2のエッジシール12,13は、触媒層112が形成されていない電解質膜111と、触媒層112の外周縁部に接着している。そして、第1及び第2のエッジシール12,13の開口部121,131からは触媒層112の外周縁部を除いた部分が露出している。なお、この開口部121,131から露出する触媒層112の面積が大きいほど反応面積が増えるため、開口部121,131の面積は、触媒層112面積の90〜99%程度が望ましい。また、第1及び第2エッジシール12,13上にガスケットが載るように、第1及び第2エッジシール12,13は、電解質膜111よりも大きく形成されており、電解質膜111を超えた部分において第1エッジシール12と第2エッジシール13とが接着している。
以上のように作製された固体高分子形燃料電池用部材14に対して、図5に示すように各触媒層112上に導電性多孔質基材113を積層し、枠状のガスケット114をエッジシール12,13上に設置するとともに、ガス流路を有するセパレータで挟持することで、固体高分子形燃料電池15が完成する。なお、この固体高分子形燃料電池用部材14から固体高分子形燃料電池15を作製する工程は、ロール状のままで行ってもよいし、単セル毎に切断して枚葉状としてから行ってもよい。
次に、上記各部材の材質について説明する。
上記触媒層−電解質膜積層体11は、電解質膜111と、その両面に形成された触媒層112とから構成されているが、電解質膜111は、例えば、基材上に水素イオン伝導性高分子電解質を含有する溶液を塗工し、乾燥することにより形成される。水素イオン伝導性高分子電解質としては、例えば、パーフルオロスルホン酸系のフッ素イオン交換樹脂、より具体的には、炭化水素系イオン交換膜のC−H結合をフッ素で置換したパーフルオロカーボンスルホン酸系ポリマー(PFS系ポリマー)等が挙げられる。電気陰性度の高いフッ素原子を導入することで、化学的に非常に安定し、スルホン酸基の解離度が高く、高いイオン伝導性が実現できる。このような水素イオン伝導性高分子電解質の具体例としては、デュポン社製の「Nafion」(登録商標)、旭硝子(株)製の「Flemion」(登録商標)、旭化成(株)製の「Aciplex」(登録商標)、ゴア(Gore)社製の「Gore Select」(登録商標)等が挙げられる。水素イオン伝導性高分子電解質含有溶液中に含まれる水素イオン伝導性高分子電解質の濃度は、通常5〜60重量%程度、好ましくは20〜40重量%程度である。なお、電解質膜111の膜厚は通常20〜250μm程度、好ましくは20〜80μm程度である。また、電解質膜111のガラス転移温度(Tg)、すなわち、パーフルオロスルホン酸系のフッ素イオン交換樹脂のガラス転移温度(Tg)は、約110〜130℃である。なお、ガラス転移温度は、示差走査熱量測定や動的粘弾性測定などで測定することができる。
また、触媒層112の材質としては、公知の白金含有の触媒層(カソード触媒及びアノード触媒)である。詳しくは、触媒層112は、触媒粒子を担持させた炭素粒子及び水素イオン伝導性高分子電解質を含有する。触媒粒子としては、例えば、白金や白金化合物等が挙げられる。白金化合物としては、例えば、ルテニウム、パラジウム、ニッケル、モリブデン、イリジウム、鉄等からなる群から選ばれる少なくとも1種の金属と、白金との合金等が挙げられる。なお、通常は、カソード触媒層に含まれる触媒粒子は白金であり、アノード触媒層に含まれる触媒粒子は前記金属と白金との合金である。また、水素イオン伝導性高分子電解質としては、上述した電解質膜111に使用されるものと同じ材料を使用することができる。なお、触媒層112の膜厚は、ダイレクトメタノール形燃料電池の場合は20〜100μmが好ましく、固体高分子形燃料電池の場合は15〜30μmが好ましい。
導電性多孔質基材113としては、公知であり、アノード(燃料極)、カソードを構成する各種の導電性多孔質基材を使用でき、燃料である燃料ガス及び酸化剤ガスを効率よく触媒層に供給するため、多孔質の導電性基材からなっている。多孔質の導電性基材としては、例えば、カーボンペーパーやカーボンクロス等が挙げられる。
ガスケット114としては、熱プレスに耐えうる強度を保ち、かつ、外部に燃料及び酸化剤を漏出しない程度のガスバリア性を有しているものを使用することができ、例えば、ポリエチレンテレフタレートシートやテフロン(登録商標)シート、シリコンゴムシート等を例示することができる。
セパレータ115としては、公知であり、燃料電池内の環境においても安定な導電性板であればよく、一般的には、カーボン板にガス流路を形成したものが用いられる。また、セパレータをステンレス等の金属により構成し、金属の表面にクロム、白金族金属又はその酸化物、導電性ポリマーなどの導電性材料からなる被膜を形成したものや、同様にセパレータを金属によって構成し、該金属の表面に銀、白金族の複合酸化物、窒化クロム等の材料によるメッキ処理を施したもの等も使用可能である。
第1及び第2エッジシール12,13は、ガスバリア層と溶着層から構成することができ、ガスバリア層は、水蒸気、水、燃料ガス及び酸化剤ガスに対するバリア性を有するポリエステル、ポリアミド、ポリイミド、ポリメチルテンペン、ポリフェニレンオキサイド、ポリサルホン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリフェニレンサルファイドなどを好ましく使用することができる。なお、ポリエステルは、具体的には、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリブチレンナフタレート等を挙げることができる。なお、上記実施形態では、第1及び第2エッジシール12,13は、溶着層が各触媒層−電解質膜積層体と接着するように供給される。また、溶着層43の材料としては、ポリオレフィン系樹脂を好ましく例えば、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、エチレン−α・オレフィン共重合体、ポリプロピレン、ポリブテン、ポリイソブテン、ポエイソブチレン、ポリブタジエン、ポリイソプレン、エチレン−メタクリル酸共重合体、あるいはエチレン−アクリル酸共重合体等のエチレンと不飽和駆カルボン酸との共重合体、あるいはそれらを変性した酸変性ポリオレフィン系樹脂、シラン変性ポリオレフィン系樹脂、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、アイオノマー樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体等を使用することができる。
キャリアテープ10は、ロール供給の際のテンションで変形しない寸法安定性のよい材料を使用することが好ましい。具体的には、例えば、ポリイミド、ポリエチレンテレフタレート、ポリパラバン酸アラミド、ポリアミド(ナイロン)、ポリフェニレンサルファイド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエーテルイミド、ポリアリレート、ポリエチレンナフタレート等の高分子フィルムを挙げることができる。また、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)、テトラフルオロパーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)などのフッ素系フィルムも用いられる、これら単層・もしくは多層フィルムとしてもよい。また、触媒層−電解質膜積層体11をキャリアテープ10上に確実に固定するために、触媒層−電解質膜積層体11が載置される面に粘着層を別途設けることが好ましく、この粘着層としては、アクリル系粘着材、スチレン系粘着材、シリコン系粘着材などが用いられる。また、寸法安定性の高いフィルムにシリコンゴムのようなタック製の高いフィルムをラミネートしてもよい。タック製の高いフィルムとしては天然ゴム、スチレンゴム、ブチルゴム、クロロプレンゴム、シリコンゴム、ウレタンゴム、フッ素ゴム、アクリルゴム、ニトリルゴム、スチレンブタジエンゴムがある。なお、触媒層−電解質膜積層体11をキャリアテープ10に載置するための目印として位置決めマークをキャリアテープ10上に施していることが望ましい。なおこのキャリアテープ10は使用後のものを回収して再使用することも可能である。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
上記実施形態では、キャリアテープは巻取部22によって巻き取られていたが、図6に示すように、キャリアテープ10を無端テープとして循環させることもできる。この場合は、キャリアテープ送り機構2は、第1及び第2プーリ23,24から構成されており、この各プーリ23,24にキャリアテープ10が架け渡されている。そして、この第1及び第2プーリ23,24を駆動させることで、キャリアテープ10が時計回りに送られるように構成されている。
また、上記実施形態では、触媒層−電解質膜積層体は、電解質膜よりも触媒層の方が一回り小さく形成されていたが、図7に示すように、電解質膜111と触媒層112との大きさを同じとすることもできる。
また、上記実施形態では、キャリアテープ10上に触媒層−電解質膜積層体11を供給していたが、この触媒層−電解質膜積層体11の代わりに、図8に示すような膜−電極接合体16を供給することもできる。なお、この膜−電極接合体16とは、電解質膜111の両面に触媒層112が形成され、さらに各触媒層112上に導電性多孔質基材113が形成されたものである。なお、この触媒層112と導電性多孔質基材113とを合わせたものが電極となる。この膜−電極接合体16を供給した場合の固体高分子形燃料電池用部材14’は、図9に示すように、膜−電極接合体16の上面に第1エッジシール12が接着され、下面に第2エッジシール13が接着されている。より詳細には、第1及び第2エッジシール12、13は、触媒層112が形成されていない電解質膜111の外周縁部と、導電性多孔質基材113の外周縁部と、に接着しており、開口部121,131からは導電性多孔質基材113の外周縁部を除いた部分が露出している。
また、上記実施形態では、第1及び第2エッジシール12,13は、予め開口部が形成されていたが、少なくともどちらか一方のエッジシールの開口部を後で形成することができる。すなわち、開口部が形成されていないエッジシールを触媒層−電解質膜積層体11に接着させた後に、触媒層と対向する領域におけるエッジシールを切断して開口部を形成することができる。また、さらには、開口部を画定する外周縁にミシン目などのような切り込みを入れておき、エッジシールを触媒層−電解質膜積層体11に接着させた後に切り込みから切断して開口部におけるエッジシールを取り除いて開口部を形成することもできる。
また、上記実施形態では、触媒層−電解質膜積層体11の両面にエッジシールを接着させていたが、触媒層−電解質膜積層体11の片面のみにエッジシールを接着させることもできる。この場合は、例えば、第1エッジシール供給部4から第1エッジシール12を供給する工程のみとし、第2エッジシール供給部5を停止して第2エッジシール13を供給しないように作動させればよい。
また、上記実施形態ではキャリアテープ10を用いていたが、キャリアテープ10を省略することもできる。すなわち、図10に示すように、固体高分子形燃料電池用部材の製造装置1は、第1エッジシール12を下流側へと送る第1エッジシール送り機構4’と、第2エッジシール13を供給する第2エッジシール供給部5と、第1及び第2エッジシール12,13を触媒層−電解質膜積層体11に対して押圧して各エッジシール12,13と触媒層−電解質膜積層体11とを接着させる第1加圧部と、触媒層−電解質膜積層体11の両面にエッジシール12,13が接着された固体高分子形燃料電池用部材14を巻き取る固体高分子形燃料電池用部材巻取部8と、を備えている。
この固体高分子形燃料電池用部材の製造装置1では、まず、開口部121が複数形成されたロール状の第1エッジシール12を第3回転軸41にセットし、また同様に開口部131が複数形成されたロール状の第2エッジシール13を第4回転軸51にセットする。そして、第3駆動機構(図示省略)によって回転軸41を回転させることで第1エッジール12を下流へと送り、この第1エッジシール12上に、開口部121の中心と触媒層の中心とが一致するよう触媒層−電解質膜積層体11を第1エッジシール12上に載置し、この触媒層−電解質膜積層体11を第1加圧部6へと搬送する。
第1エッジシール12に載置されて第1加圧部6に搬送された触媒層−電解質膜積層体11は、その上面に第2エッジシール供給部5から第2エッジシール13が供給され、第1エッジシール12、触媒層−電解質膜積層体11、第2エッジシール13の順で積層された状態で一対の加圧ローラ61,62間を通過する。これにより、一対の加圧ローラ61,62から圧力を受けて、触媒層−電解質膜積層体11の上面に第1エッジシール12が、下面に第2エッジシール13が接着され、固体高分子形燃料電池用部材14が作製される。
以下に実施例及び比較例を示して、本発明をさらに具体的に説明する。なお、本発明は、下記実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
実施例1として、以下のキャリアテープ、触媒層−電解質膜積層体、及びエッジシールを使用した。
実施例1として、以下のキャリアテープ、触媒層−電解質膜積層体、及びエッジシールを使用した。
キャリアテープ
キャリアテープ10として、ポリイミドフィルム(デュポン社 厚さ50μm)の上面に25μmのシリコンゴムフィルム(三菱樹脂社 厚さ25μm)を貼り合わせたものを用いた。フィルムの幅は100mm、長さは100mとした。
キャリアテープ10として、ポリイミドフィルム(デュポン社 厚さ50μm)の上面に25μmのシリコンゴムフィルム(三菱樹脂社 厚さ25μm)を貼り合わせたものを用いた。フィルムの幅は100mm、長さは100mとした。
触媒層−電解質膜積層体
また、触媒層−電解質膜積層体は以下のようにして作成した。幅60mmに切断された膜厚53μmのNRE212CS(Dupont社製)の長尺体を電解質膜111として使用し、この両面に触媒層112を転写によって作製した。なお、触媒層112の転写形成に使用した触媒形成用転写シートは、次のように作製した。まず、白金触媒担持カーボン(白金担持量:45.7wt%、田中貴金属社製、TEC10E50E)2gに、イソプロピルアルコール20g、フッ素樹脂(5wt%ナフィオンバインダー、デュポン社製)20g及び水6gを加え、これらを分散機にて攪拌混合することにより、触媒形成用インク組成物を調製した。次に、該インクをPETフィルム(E5100、東洋紡績製、12μm)に触媒層乾燥後の白金重量が0.4mg/cm2塗工し、53×53mmの大きさにパターン形成されたロールの触媒形成用転写シートを作製した。この触媒形成用転写シートを電解質膜111の両面に配置し、135℃、5Mpa、60秒間の条件でホットプレスを60mm巾ごとに間歇プレスを行うことで、電解質膜111上に7mmの間隔をあけて触媒層112が複数形成された触媒層−電解質膜積層体11を複数形成した。その後、この長尺状の触媒層−電解質膜積層体11を、各触媒層112の外周縁から電解質膜111の外周縁までの距離が3.5mmとなるように60mmの長さに切断し、枚葉状の触媒層−電解質膜積層体11を得た。
また、触媒層−電解質膜積層体は以下のようにして作成した。幅60mmに切断された膜厚53μmのNRE212CS(Dupont社製)の長尺体を電解質膜111として使用し、この両面に触媒層112を転写によって作製した。なお、触媒層112の転写形成に使用した触媒形成用転写シートは、次のように作製した。まず、白金触媒担持カーボン(白金担持量:45.7wt%、田中貴金属社製、TEC10E50E)2gに、イソプロピルアルコール20g、フッ素樹脂(5wt%ナフィオンバインダー、デュポン社製)20g及び水6gを加え、これらを分散機にて攪拌混合することにより、触媒形成用インク組成物を調製した。次に、該インクをPETフィルム(E5100、東洋紡績製、12μm)に触媒層乾燥後の白金重量が0.4mg/cm2塗工し、53×53mmの大きさにパターン形成されたロールの触媒形成用転写シートを作製した。この触媒形成用転写シートを電解質膜111の両面に配置し、135℃、5Mpa、60秒間の条件でホットプレスを60mm巾ごとに間歇プレスを行うことで、電解質膜111上に7mmの間隔をあけて触媒層112が複数形成された触媒層−電解質膜積層体11を複数形成した。その後、この長尺状の触媒層−電解質膜積層体11を、各触媒層112の外周縁から電解質膜111の外周縁までの距離が3.5mmとなるように60mmの長さに切断し、枚葉状の触媒層−電解質膜積層体11を得た。
エッジシール
幅80mm、長さ10mのポリエチレンナフタレート(帝人社製、テオネックス、膜厚12μm)上に、溶融押出し法により、不飽和カルボン酸グラフト変性ポリプロピレンを30μmの厚さで押し出した後、耳部分の左右2.5mmをスリッターで断裁し第1及び第2エッジシール12,13を作製した。そして、このエッジシールに50×50mmの開口部を、長さ方向に25mmの間隔d1をあけて形成した。
幅80mm、長さ10mのポリエチレンナフタレート(帝人社製、テオネックス、膜厚12μm)上に、溶融押出し法により、不飽和カルボン酸グラフト変性ポリプロピレンを30μmの厚さで押し出した後、耳部分の左右2.5mmをスリッターで断裁し第1及び第2エッジシール12,13を作製した。そして、このエッジシールに50×50mmの開口部を、長さ方向に25mmの間隔d1をあけて形成した。
固体高分子形燃料電池用部材の製造方法
以上の材料を用いて固体高分子形燃料電池用部材14を製造した。図1に示すように、上記キャリアテープ10をシリコンゴムフィルムが上方を向いた状態で毎分15cmの速度で搬送し、このキャリアテープ10の上に15mmの間隔d2をあけて上述したように作製した触媒層−電解質膜積層体11を載置した。このとき、キャリアテープ10上に載置された触媒層−電解質膜積層体11は、シリコンゴムフィルムの粘着性によってキャリアテープ10に仮着される。
以上の材料を用いて固体高分子形燃料電池用部材14を製造した。図1に示すように、上記キャリアテープ10をシリコンゴムフィルムが上方を向いた状態で毎分15cmの速度で搬送し、このキャリアテープ10の上に15mmの間隔d2をあけて上述したように作製した触媒層−電解質膜積層体11を載置した。このとき、キャリアテープ10上に載置された触媒層−電解質膜積層体11は、シリコンゴムフィルムの粘着性によってキャリアテープ10に仮着される。
そして、第1加圧部6において、触媒層−電解質膜積層体11の触媒層の中心と開口部121の中心とが一致するように第1エッジシール12を触媒層−電解質膜積層体11の上面に供給し、加圧ロール61、62によって130℃、0.5Mpa、30秒の条件でロールプレスすることで第1エッジシール12を触媒層−電解質膜積層体11の上面に接着させた。
触媒層−電解質膜積層体11に第1エッジシール12が接着した後、キャリアテープ10を触媒層−電解質膜積層体11から剥離する。そして、第2エッジシール供給部5から第2エッジシール13を供給して、第2加圧部7において130℃、0.5Mpa、30秒の条件でロールプレスして第2エッジシール13を触媒層−電解質膜積層体11の下面に接着させて固体高分子形燃料電池用部材14を作製した。なお、この第2エッジシール13も開口部131の中心が触媒層の中心と一致するように配置した。そして、この固体高分子形燃料電池用部材14を75mm×75mmの大きさでトリミングした。
(実施例2)
実施例2として、以下のキャリアテープ、触媒層−電解質膜積層体、及びエッジシールを使用した。
実施例2として、以下のキャリアテープ、触媒層−電解質膜積層体、及びエッジシールを使用した。
キャリアテープ
キャリアテープ10としては上記実施例1と同様のものを用いた。
キャリアテープ10としては上記実施例1と同様のものを用いた。
触媒層−電解質膜積層体
幅53mm、長さ5.3mである膜厚53μmのNRE212CS(Dupont社製)を電解質膜111として使用した。
幅53mm、長さ5.3mである膜厚53μmのNRE212CS(Dupont社製)を電解質膜111として使用した。
次に触媒形成用転写シートを次の要領で作製した。まず、上記実施例1と同様の触媒形成用インク組成物を作製し、これをPETフィルム(幅60mm、長さ5.5m、E5100、東洋紡績製、12μm)に触媒層乾燥後の白金重量が0.4mg/cm2、塗工幅57mmとなるように塗工し、塗工幅方向の印刷ムラのある耳の部分をそれぞれ左右2mmずつ裁断するとともに、長さ方向の塗り始め・塗り終わり部分をそれぞれ0.1mずつを断裁し、53mm幅・長さ5.3mの触媒形成用転写シートを断裁した。
以上のように作製した触媒形成用転写シートを電解質膜の両面それぞれに設置し実施例1と同様の条件で転写し触媒層-電解質膜接合体を得た。そして、この触媒層−電解質膜積層体を長さ方向に53mm毎に切断し、53×53mmの枚葉状の触媒層−電解質膜積層体11を得た。
エッジシール
幅75mm、長さ7.5mのポリエチレンナフタレート(帝人社製、テオネックス、膜厚12μm)上に、溶融押出し法により、不飽和カルボン酸グラフト変性ポリプロピレンを30μmの厚さで押し出して第1及び第2エッジシール12,13を作製した。そして、このエッジシール12,13に50×50mmの開口部121,131を長さ方向に25mmの間隔d1をあけて形成した。
幅75mm、長さ7.5mのポリエチレンナフタレート(帝人社製、テオネックス、膜厚12μm)上に、溶融押出し法により、不飽和カルボン酸グラフト変性ポリプロピレンを30μmの厚さで押し出して第1及び第2エッジシール12,13を作製した。そして、このエッジシール12,13に50×50mmの開口部121,131を長さ方向に25mmの間隔d1をあけて形成した。
固体高分子形燃料電池用部材の製造方法
上述した材料を用いて固体高分子形燃料電池用部材14を製造した。図1に示すように、キャリアテープ10をシリコンゴムフィルムが上方を向いた状態で毎分1.5mの速度で搬送し、このキャリアテープ10上に22mmの間隔d2をあけて上記のように作製した触媒層−電解質膜積層体11を載置した。このとき、キャリアテープ10上に載置された触媒層−電解質膜積層体11は、シリコンゴムフィルムの粘着性によってキャリアテープ10に仮着される。
上述した材料を用いて固体高分子形燃料電池用部材14を製造した。図1に示すように、キャリアテープ10をシリコンゴムフィルムが上方を向いた状態で毎分1.5mの速度で搬送し、このキャリアテープ10上に22mmの間隔d2をあけて上記のように作製した触媒層−電解質膜積層体11を載置した。このとき、キャリアテープ10上に載置された触媒層−電解質膜積層体11は、シリコンゴムフィルムの粘着性によってキャリアテープ10に仮着される。
そして、第1実施例と同様に触媒層−電解質膜積層体11の両面にエッジシール12,13を熱融着させて固体高分子形燃料電池用部材14を作製し、これを75×75mmの大きさでトリミングした。
10 キャリアテープ
11 触媒層−電解質膜積層体
12 第1エッジシール
121 開口部
13 第2エッジシール
131 開口部
11 触媒層−電解質膜積層体
12 第1エッジシール
121 開口部
13 第2エッジシール
131 開口部
Claims (13)
- 長尺のキャリアテープを長手方向に送る工程と、
前記キャリアテープ上に、枚葉状の触媒層−電解質膜積層体又は膜−電極接合体を長さ方向に間隔をあけて複数供給する工程と、
長手方向に間隔をあけて開口部が複数形成された長尺の第1エッジシールを供給する工程と、
前記第1エッジシールの各開口部が前記各触媒層−電解質膜積層体又は膜−電極接合体の触媒層又は電極と対向した状態で、前記キャリアテープにより搬送される各触媒層−電解質膜積層体又は膜−電極接合体の一方面に前記第1エッジシールを接着させる工程と、
を含む、固体高分子形燃料電池用部材の製造方法。 - 長尺のキャリアテープを長手方向に送る工程と、
前記キャリアテープ上に、枚葉状の触媒層−電解質膜積層体又は膜−電極接合体を長さ方向に間隔をあけて複数供給する工程と、
長尺の第1エッジシールを供給する工程と、
前記キャリアテープにより搬送される各触媒層−電解質膜積層体又は膜−電極接合体の一方面に前記第1エッジシールを接着させる工程と、
前記各触媒層−電解質膜積層体又は膜−電極接合体に接着した第1エッジシールの前記触媒層又は電極と対向する部分の少なくとも一部を切り抜く工程と、
を含む、固体高分子形燃料電池用部材の製造方法。 - 長手方向に間隔をあけて開口部が複数形成された長尺の第2エッジシールを供給する工程と、
前記第1エッジシールに接着した各触媒層−電解質膜積層体又は膜−電極接合体から前記キャリアテープを剥離し、前記第2エッジシールを、各開口部が前記各触媒層−電解質膜積層体又は膜−電極接合体の触媒層又は電極と対向した状態で、前記各触媒層−電解質膜積層体又は膜−電極接合体の他方面に接着させる工程と、
をさらに含む、請求項1又は2に記載の固体高分子形燃料電池用部材の製造方法。 - 長尺の第2エッジシールを供給する工程と、
前記第1エッジシールに接着した各触媒層−電解質膜積層体又は膜−電極接合体から前記キャリアテープを剥離し、前記各触媒層−電解質膜積層体又は膜−電極接合体の他方面に前記第2エッジシールを接着させる工程と、
前記各触媒層−電解質膜積層体又は膜−電極接合体に接着した第2エッジシールの前記触媒層又は電極と対向する部分の少なくとも一部を切り抜く工程と、
をさらに含む、請求項1又は2に記載の固体高分子形燃料電池用部材の製造方法。 - 長手方向に間隔をあけて開口部が複数形成された長尺の第1エッジシールを送る工程と、
前記第1エッジシールの各開口部と触媒層又は電極とが対向するよう、前記第1エッジシール上に枚葉状の触媒層−電解質膜積層体又は膜−電極接合体を複数供給する工程と、
前記第1エッジシールにより搬送される各触媒層−電解質膜積層体又は膜−電極接合体を、前記第1エッジシールに対して接着させる工程と、
を含む、固体高分子形燃料電池用部材の製造方法。 - 長尺の第1エッジシールを送る工程と、
前記第1エッジシール上に枚葉状の触媒層−電解質膜積層体又は膜−電極接合体を長さ方向に間隔をあけて複数供給する工程と、
前記第1エッジシールにより搬送される各触媒層−電解質膜積層体又は膜−電極接合体を、前記第1エッジシールに対して接着させる工程と、
前記各触媒層−電解質膜積層体又は膜−電極接合体に接着した第1エッジシールの前記触媒層又は電極と対向する部分の少なくとも一部を切り抜く工程と、
を含む、固体高分子形燃料電池用部材の製造方法。 - 長手方向に間隔をあけて開口部が複数形成された長尺の第2エッジシールを供給する工程と、
前記第2エッジシールの各開口部が触媒層又は電極とが対向するよう、前記第1エッジシールにより搬送される各触媒層−電解質膜積層体又は膜−電極接合体に前記第2エッジシールを接着させる工程と、
をさらに含む、請求項5又は6に記載の固体高分子形燃料電池用部材の製造方法。 - 長尺の第2エッジシールを送る工程と、
前記第1エッジシールにより搬送される各触媒層−電解質膜積層体又は膜−電極接合体に前記第2エッジシールを接着させる工程と、
前記触媒層−電解質膜積層体又は膜−電極接合体に接着した第2エッジシールの前記触媒層又は電極と対向する部分の少なくとも一部を切り抜く工程と、
をさらに含む、請求項5又は6に記載の固体高分子形燃料電池用部材の製造方法。 - 前記第1及び第2エッジシールを、前記触媒層−電解質膜積層体又は膜−電極接合体に対して同時に接着させる、請求項7又は8に記載の固体高分子形燃料電池用部材の製造方法。
- 長尺のキャリアテープを長手方向に送るキャリアテープ送り機構と、
前記キャリアテープ上に、枚葉状の触媒層−電解質膜積層体又は膜−電極接合体を長さ方向に間隔をあけて複数供給する触媒層−電解質膜積層体又は膜−電極接合体供給部と、
長尺の第1エッジシールを供給する第1エッジシール供給部と、
前記キャリアテープにより搬送される各触媒層−電解質膜積層体又は膜−電極接合体の一方面に前記第1エッジシールを接着させる第1加圧部と、
を備えた、固体高分子形燃料電池用部材の製造装置。 - 長尺の第2エッジシールを供給する第2エッジシール供給部と、
前記第1エッジシールが接着された各触媒層−電解質膜積層体又は膜−電極接合体からキャリアテープを剥離した後、前記各触媒層−電解質膜積層体又は膜−電極接合体の他方面に前記第2エッジシールを接着させる第2加圧部と、
をさらに備えた、請求項10に記載の固体高分子形燃料電池用部材の製造装置。 - 長尺の第1エッジシールを送る第1エッジシール送り機構と、
前記第1エッジシール上に間隔をあけて枚葉状の触媒層−電解質膜積層体又は膜−電極接合体を複数供給する触媒層−電解質膜積層体又は電極電解質膜積層体供給部と、
前記第1エッジシール上に供給された各触媒層−電解質膜積層体又は膜−電極接合体を、前記第1エッジシールに対して接着させる第1加圧部と、
を備えた、固体高分子形燃料電池用部材の製造装置。 - 長尺の第2エッジシールを供給する第2エッジシール供給部と、
前記第1エッジシールに接着された各触媒層−電解質膜積層体又は膜−電極接合体に前記第2エッジシールを接着させる第2加圧部と、
をさらに備えた、請求項12に記載の固体高分子形燃料電池用部材の製造装置。
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