JP2011065003A - 管理システム、管理装置、およびプログラム - Google Patents

管理システム、管理装置、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】画像形成装置に貯蔵されたトナーの残量に関する予測精度を向上させる。
【解決手段】画像形成装置のトナー搬送機構におけるトナーの搬送時間に関する情報と、現像器でのトナー消費量の変動に係わる特性量に関する情報と、画像形成装置内の環境を表す特性量に関する情報とを取得する。そして、取得したトナーの搬送時間に関する情報により、予測部22にてトナー容器のトナー残量についての予測値を算出する。さらに、補正部24にて、記憶部23からこの予測値とトナー容器におけるトナー残量についての実測値との対応関係を取得し、取得した対応関係をトナー消費量の変動に係わる特性量と環境を表す特性量とにより補正して、補正した対応関係を用いて予測値を補正する。
【選択図】図4

Description

本発明は、管理システム、管理装置、およびプログラムに関する。
複写機やプリンタ等の画像形成装置において、トナーの残量を予測する技術が提案されている。
例えば特許文献1には、各画像情報に基づいて演算したトナー使用量と前回のトナー補給時期からの累積記録材枚数とから記録材一枚当たりのトナー使用率を演算し、トナー使用率と累積記録材枚数とに基づいてトナー残量を求める技術が記載されている。
特開平8−166712号公報
本発明は、画像形成装置に貯蔵されたトナーの残量に関する予測精度を向上させることを目的とする。
請求項1に記載の発明は、像保持体に形成された静電潜像をトナーにより現像する現像手段と、当該現像手段にて使用される当該トナーを貯蔵するトナー貯蔵手段と、当該トナー貯蔵手段から当該現像手段に当該トナーを搬送するトナー搬送手段とを有する画像形成装置と、通信手段を介して前記画像形成装置と接続され、当該画像形成装置に設置された前記トナー貯蔵手段のトナー残量を管理する管理装置とを含み、前記管理装置は、前記画像形成装置から、前記トナー搬送手段での前記トナーの搬送時間に関する情報と、前記現像手段でのトナー消費量の変動に係わる特性量に関する情報と、当該画像形成装置内の環境を表す特性量に関する情報とを取得する取得手段と、前記取得手段にて取得した前記トナーの搬送時間に関する情報により、前記トナー貯蔵手段のトナー残量についての予測値を算出する予測手段と、前記予測手段にて算出された前記予測値と、前記トナー貯蔵手段におけるトナー残量についての実測値との対応関係を記憶する記憶手段と、前記取得手段にて取得した前記情報にて示された前記トナー消費量の変動に係わる特性量と前記環境を表す特性量とにより前記記憶手段に記憶された前記対応関係を補正し、補正された当該対応関係を用いて前記予測手段にて算出された前記予測値を補正する補正手段とを備えたことを特徴とする管理システムである。
請求項2に記載の発明は、前記管理装置の前記補正手段は、前記トナー消費量の変動に係わる特性量と前記画像形成装置内の環境を表す特性量とを変数とする補正式を用いて前記対応関係を補正するとともに、当該補正式に設定される係数が予め定めた期間毎に、または任意の時期に更新されることを特徴とする請求項1記載の管理システムである。
請求項3に記載の発明は、前記管理装置の前記記憶手段は、記憶された前記対応関係が予め定めた期間毎に、または任意の時期に更新されることを特徴とする請求項1記載の管理システムである。
請求項4に記載の発明は、前記管理装置の前記記憶手段は、複数の前記画像形成装置について算出された前記予測値と、当該予測値が算出された当該複数の画像形成装置各々における前記実測値との比に関して算出された当該複数の画像形成装置全体についての平均値が前記対応関係として記憶されたことを特徴とする請求項1記載の管理システムである。
請求項5に記載の発明は、前記画像形成装置は、自装置内の湿度を検出する湿度検出手段と、当該湿度検出手段にて検出された湿度検出値を画像形成された記録材の数により加重して平均湿度を算出する平均湿度算出手段と、当該平均湿度算出手段にて算出された平均湿度に関する情報を前記画像形成装置内の環境を表す特性量に関する情報として前記管理装置に送信する送信手段とをさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の管理システムである。
請求項6に記載の発明は、通信手段に接続され、像保持体に形成された静電潜像をトナーにより現像する現像手段と、当該現像手段にて使用される当該トナーを貯蔵するトナー貯蔵手段と、当該トナー貯蔵手段から当該現像手段に当該トナーを搬送するトナー搬送手段とを有する画像形成装置から、当該トナー搬送手段での当該トナーの搬送時間に関する情報と、当該現像手段でのトナー消費量の変動に係わる特性量に関する情報と、当該画像形成装置内の環境を表す特性量に関する情報とを取得する取得手段と、前記取得手段にて取得した前記トナーの搬送時間に関する情報により、前記トナー貯蔵手段のトナー残量についての予測値を算出する予測手段と、前記予測手段にて算出された前記予測値と、前記トナー貯蔵手段におけるトナー残量についての実測値との対応関係を記憶する記憶手段と、前記取得手段にて取得した前記情報に示された前記トナー消費量の変動に係わる特性量と前記環境を表す特性量とにより前記記憶手段に記憶された前記対応関係を補正し、補正された当該対応関係を用いて前記予測手段にて算出された前記予測値を補正する補正手段とを備えたことを特徴とする管理装置である。
請求項7に記載の発明は、前記補正手段は、前記トナー消費量の変動に係わる特性量と前記画像形成装置内の環境を表す特性量とを変数とする補正式を用いて前記対応関係を補正するとともに、当該補正式に設定される係数が予め定めた期間毎に、または任意の時期に更新されることを特徴とする請求項6記載の管理装置である。
請求項8に記載の発明は、前記記憶手段は、記憶された前記対応関係が予め定めた期間毎に、または任意の時期に更新されることを特徴とする請求項6記載の管理装置である。
請求項9に記載の発明は、前記記憶手段は、複数の前記画像形成装置について算出された前記予測値と、当該予測値が算出された当該複数の画像形成装置各々における前記実測値との比に関して算出された当該複数の画像形成装置全体についての平均値が前記対応関係として記憶されたことを特徴とする請求項6記載の管理装置である。
請求項10に記載の発明は、コンピュータに、像保持体に形成された静電潜像をトナーにより現像する現像手段と、当該現像手段にて使用される当該トナーを貯蔵するトナー貯蔵手段と、当該トナー貯蔵手段から当該現像手段に当該トナーを搬送するトナー搬送手段とを有する画像形成装置から、当該トナー搬送手段での当該トナーの搬送時間に関する情報と、当該現像手段でのトナー消費量の変動に係わる特性量に関する情報と、当該画像形成装置内の環境を表す特性量に関する情報とを取得する機能と、取得した前記トナーの搬送時間に関する情報により、前記トナー貯蔵手段のトナー残量についての予測値を算出する機能と、前記予測値と、前記トナー貯蔵手段におけるトナー残量についての実測値との対応関係を記憶する記憶手段から当該対応関係を取得する機能と、取得した前記情報に示された前記トナー消費量の変動に係わる特性量と前記環境を表す特性量とにより、前記記憶手段から取得した前記対応関係を補正し、補正した当該対応関係を用いて前記予測値を補正する機能とを実現させることを特徴とするプログラムである。
請求項11に記載の発明は、前記予測値を補正する機能は、前記トナー消費量の変動に係わる特性量と前記画像形成装置内の環境を表す特性量とを変数とする補正式を用いて前記対応関係を補正する機能を有するとともに、前記予測値を補正する機能にて使用される前記補正式に設定される係数を更新する機能をさらに実現させることを特徴とする請求項10記載のプログラムである。
請求項1の発明によれば、本発明を採用しない場合に比較して、画像形成装置に貯蔵されたトナーの残量に関する予測精度を向上させることができる。
請求項2の発明によれば、季節の変化による環境変動や印刷される画像種類の傾向の変化などによってトナー消費量が変動することに対応させたトナー残量の予測を行うことができる。
請求項3の発明によれば、各種要因によってトナー消費量が変動することに対応させたトナー残量の予測を行うことができる。
請求項4の発明によれば、まだ使用実績のない新たに市場に設置された画像形成装置においても、本発明を採用しない場合に比較して、トナー残量の予測精度を高めることができる。
請求項5の発明によれば、トナー残量の予測精度に関係するトナーの搬送性に関し、本発明を採用しない場合に比較してより正確な情報を取得することができる。
請求項6の発明によれば、本発明を採用しない場合に比較して、画像形成装置に貯蔵されたトナーの残量に関する予測精度を向上させることができる。
請求項7の発明によれば、季節の変化による環境変動や印刷される画像種類の傾向の変化などによってトナー消費量が変動することに対応させたトナー残量の予測を行うことができる。
請求項8の発明によれば、各種要因によってトナー消費量が変動することに対応させたトナー残量の予測を行うことができる。
請求項9の発明によれば、まだ使用実績のない新たに市場に設置された画像形成装置においても、本発明を採用しない場合に比較して、トナー残量の予測精度を高めることができる。
請求項10の発明によれば、本発明を採用しない場合に比較して、画像形成装置に貯蔵されたトナーの残量に関する予測精度を向上させることができる。
請求項11の発明によれば、季節の変化による環境変動や印刷される画像種類の傾向の変化などによってトナー消費量が変動することに対応させたトナー残量の予測を行うことができる。
本実施の形態の管理システムの全体構成を示す概略図である。 画像形成装置の構成を例示した図である。 各トナー容器から各現像器へのトナー補給機構を説明する図である。 管理サーバにおける画像形成装置のトナー残量を管理する機能部の構成を説明する図である。 補正部が予測部にて予測された「トナー無し予測日」を補正する意義を説明する図である。 サンプリング対象とした各画像形成装置に関するX/Y値の度数分布(ヒストグラム)の一例を示した図である。 X/Yとの間で相関性が存在すると考えられる特性量について求めたX/Yとの相関係数を示した図である。 管理サーバでのトナー残量の予測処理の内容を示したフローチャートである。 管理サーバの内部構成を示すブロック図である。
<管理システムの説明>
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本実施の形態の管理システム1の全体構成を示す概略図である。図1に示した管理システム1では、例えば複写機能やプリント機能等を備えた複数の画像形成装置3A〜3F(以下、「画像形成装置3」)と、画像形成装置3のトナー残量を管理する管理装置の一例としての管理サーバ2とが、通信手段の一例としてのネットワーク4を介して通信可能に接続されている。ここで、ネットワーク4としては、例えばLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネット等が用いられる。
なお、図1に示した管理システム1では、一例として、ネットワーク4に6台の画像形成装置3A〜3Fが接続された構成を示しているが、ネットワーク4に1台の画像形成装置3だけが接続された構成や、さらには例えば100台以上からなる多数の画像形成装置3が接続された構成であってもよい。さらには、ネットワーク4に接続される装置としては、画像形成装置3だけではなく、画像形成装置3に対し画像形成命令(印刷ジョブ)を送信する例えばパーソナルコンピュータ(PC)が接続される場合もある。また、ネットワーク4を構成する通信回線には、電話回線や衛星通信回線(例えば、デジタル衛星放送における空間伝送路)等を含んでもよい。
<画像形成装置の説明>
次の図2は、本実施の形態の管理システム1に接続される画像形成装置3の構成を例示した図である。図2に示す画像形成装置3は、例えば複写機能やプリント機能等を備えた電子写真方式の画像形成装置であって、画像データに基づき記録材(用紙)上にカラー画像を形成する画像形成部10、画像形成装置3全体の動作を制御する主制御部40、ネットワーク4に接続され、例えば管理サーバ2(図1参照)やPC(不図示)等との間で通信を行う送信手段の一例としての通信部50を備えている。また、画像形成装置3は、処理プログラム等が記憶される例えばハードディスク(HDD)にて実現される外部記憶部60、機内の湿度を検出する湿度検出手段の一例としての湿度センサ65、機内の温度を検出する温度センサ66を備えている。
画像形成部10は、一定の間隔を置いて並列的に配置された、イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),ブラック(K)の各色トナー像をそれぞれ形成する4つの画像形成ユニット30Y,30M,30C,30K(以下、「画像形成ユニット30」)を備えている。
各画像形成ユニット30には、矢印A方向に回転しながら静電潜像が形成される感光体ドラム31、感光体ドラム31の表面を帯電する帯電器32、感光体ドラム31上に形成された静電潜像を現像する現像手段の一例としての現像器33Y,33M,33C,33K(以下、「現像器33」)、一次転写後の感光体ドラム31表面を清掃するドラムクリーナ35を備えている。
各現像器33は、各色トナーと磁性キャリアとからなる現像剤を保持し、感光体ドラム31上の静電潜像を現像する。各現像器33は、各色トナーを貯蔵するトナー貯蔵手段の一例としてのトナー容器39Y,39M,39C,39K(以下、「トナー容器39」)とトナー搬送路(後段の図3参照)で連結されている。そして、トナー搬送路中に設けられた補給スクリュー(後段の図3参照)により、各トナー容器39から各現像器33にトナーが補給されるように構成されている。
また、現像器33は、現像剤中のトナーと磁性キャリアとの混合比率(トナー濃度)を例えば現像剤の透磁率の変化によって検出し、その検出値(以下、「トナー濃度検出値」)を主制御部40に送る。主制御部40は、取得したトナー濃度検出値に基づいてトナー搬送路中の補給スクリューの作動を制御する。それにより、トナー容器39Y,39M,39C,39Kから各現像器33内部への各色トナーの補給量を調整し、現像器33内部のトナー濃度を制御する。
その場合に、主制御部40は、現像器33内部のトナー濃度を制御してもトナー濃度検出値が予め定めた規定値を超えない場合には、現像器33に接続されたトナー容器39のトナー残量は殆ど“0”に近いと判断する。
このような画像形成装置3においては、主制御部40により、例えば画像読取部(不図示)にて読み取られた読取画像信号や通信部50を介してPC等から取得した印刷命令が画像処理される。具体的には、主制御部40は、読取画像信号や印刷命令に含まれる画像データに対し、例えばレンダリング処理や色変換処理、さらにはスクリーン処理等の各種画像処理を行う。それにより、主制御部40は、各色成分毎に、網点と呼ばれる着色ドットの大きさによって擬似的に中間調画像の濃度を表わす2値化画像データ(1ビットの画像データ)を生成する。そして、生成した2値化画像データを露光装置75に出力する。
ここで、生成した2値化画像データにより形成される画像部分の一単位を画素(「ピクセル」)といい、画像部分を構成する画素の数を画素数(「ピクセル数」)という。例えば、解像度2400dpi(dot per inch)の5mm×5mmの画像部分のピクセル数は、(2400÷25.4)×5×5=2362ピクセルとなる。
露光装置75は、各色成分毎の画像データ(2値化画像データ)に応じて例えばレーザ光を出射し、画像形成ユニット30の感光体ドラム31を走査露光する。そして、例えば黒色(K)トナー像を形成する画像形成ユニット30Kでは、矢印A方向に回転しながら帯電器32により帯電された感光体ドラム31が、露光装置75によって走査露光される。それにより、感光体ドラム31上にはK色画像の静電潜像が形成される。感光体ドラム31上に形成されたK色静電潜像は現像器33Kにより現像され、感光体ドラム31上にK色トナー像が形成される。同様に、画像形成ユニット30Y,30M,30Cにおいても、それぞれY,M,Cの各色トナー像が形成される。
各画像形成ユニット30の感光体ドラム31に形成された各色トナー像は、一次転写ロール34により矢印B方向に移動する中間転写ベルト36上に順次静電転写(一次転写)され、各色トナーが重畳された重畳トナー像が形成される。中間転写ベルト36上の重畳トナー像は、中間転写ベルト36の移動に伴って二次転写ロール37が配置された領域に搬送される。そして、重畳トナー像は、二次転写ロール37により、用紙収容部70から搬送されてきた用紙上に一括して静電転写(二次転写)される。
その後、重畳トナー像が静電転写された用紙は、定着器38まで搬送され、重畳トナー像が用紙に定着される。一方、一次転写後に感光体ドラム31に付着しているトナー(一次転写残トナー)は、ドラムクリーナ35によって除去される。
このようにして、画像形成装置3での画像形成処理のサイクルがプリント枚数分だけ繰り返し実行される。
<現像器へのトナー補給機構の説明>
次に、各色トナーを貯蔵する各トナー容器39から各現像器33へのトナー補給について説明する。
図3は、各トナー容器39から各現像器33へのトナー搬送手段の一例としてのトナー補給機構を説明する図である。図3に示したように、各トナー容器39と各現像器33とは、紙面内横方向(画像形成装置3における例えば水平方向)にトナーが搬送される第1トナー搬送路84と、第1トナー搬送路84に連結され、紙面内縦方向(画像形成装置3における例えば鉛直方向)にトナーが搬送される第2トナー搬送路85とにより接続されている。
第1トナー搬送路84の内部には、搬送モータ80に接続された回転軸81と、回転軸81に一体的に結合された第1補給スクリュー82とが配置されている。そして、回転軸81および第1補給スクリュー82が搬送モータ80によって回転されることで、各トナー容器39に収容されたトナーを第1トナー搬送路84に沿って各現像器33側に向け搬送する。
また、第2トナー搬送路85の内部には、第1トナー搬送路84内部の回転軸81端部に形成されたクランプ機構81aに接続された第2補給スクリュー83が配置されている。そして、第2補給スクリュー83は、回転軸81の回転によってクランプ機構81aが上下するのに合わせて上下動することで、第1トナー搬送路84内に沿って第1補給スクリュー82によって搬送されたトナーを各現像器33側に向けて搬送する。
第1トナー搬送路84内の回転軸81および第1補給スクリュー82を回転させる搬送モータ80は、モータ駆動回路45によって動作制御される。一方、現像器33の内部には、現像剤中のトナーと磁性キャリアとの混合比率(トナー濃度)を例えば現像剤の透磁率の変化によって検出するトナー濃度センサ67が配置され、その検出値(トナー濃度検出値)を主制御部40に送る。主制御部40は、トナー濃度センサ67から取得したトナー濃度検出値に応じて制御信号を生成し、生成した制御信号をモータ駆動回路45に対し出力する。それにより、モータ駆動回路45は、第1トナー搬送路84内の回転軸81および第1補給スクリュー82の回転を制御し、各トナー容器39から各現像器33内部への各色トナーの補給量を調整することで、現像器33内部のトナー濃度を制御する。
また、モータ駆動回路45は、主制御部40から取得した制御信号に従って搬送モータ80を動作させた際に、各回のトナー補給動作においてトナーを搬送した時間(トナー搬送時間)についての情報(トナー搬送時間情報)を主制御部40に送信する。それにより、主制御部40は、モータ駆動回路45から取得したトナー搬送時間情報を用いてトナー搬送時間を積算していき、例えば各トナー容器39が交換されてトナーが補給されてからのトナー搬送時間の積算値である「積算トナー搬送時間」を求める。主制御部40は、この「積算トナー搬送時間」が予め定められた閾値を超える毎に、トナーの搬送時間に関する情報の一例としての各トナー容器39のトナー残量の想定値に関する情報(以下、「トナー残量想定値情報」)を通信部50からネットワーク4を介して管理サーバ2に送信する。
具体的には、主制御部40には、例えば、各トナー容器39でのトナー残量が75%に到達したと想定される75%トナー搬送時間閾値、トナー残量が50%に到達したと想定される50%トナー搬送時間閾値、およびトナー残量が25%に到達したと想定される25%トナー搬送時間閾値が予め記憶されている。そして、主制御部40は、算出した積算トナー搬送時間が75%トナー搬送時間閾値、50%トナー搬送時間閾値、および25%トナー搬送時間閾値それぞれを超えた時点で、該当するトナー容器39のトナー残量がそれぞれ「75%」、「50%」、「25%」と想定される旨の情報を「トナー残量想定値情報」として管理サーバ2に通知する。
また、主制御部40は、上記したようなトナー濃度制御を行ったにも拘わらず、現像器33内部のトナー濃度センサ67にて検出されたトナー濃度検出値が予め定めた規定値を下回っている場合には、その現像器33に対応するトナー容器39内部に収容されたトナーの残量は殆ど「0」(「空」)に近いと判断する。そして、主制御部40は、トナー容器39のトナーが空に近いと判断した場合には、それを警告通知する「トナー無警告通知」を通信部50からネットワーク4を介して管理サーバ2に送信する。
さらに、主制御部40は、画像データに対して画像処理を施し2値化画像データを生成した際に、画像部分を構成する画素数(ピクセル数)を計測する。そして、主制御部40は、各色成分毎のピクセル数を積算していき、トナー消費量の変動に係わる特性量の一例として、例えば各トナー容器39が交換されて(トナー補給時)からの積算ピクセル数を算出する。さらに、主制御部40は、「トナー残量想定値情報」が管理サーバ2に通知される時点において、トナー消費量の変動に係わる特性量に関する情報の一例としての積算ピクセル数に関する情報(以下、「積算ピクセル数情報」)を「トナー残量想定値情報」とともに通信部50からネットワーク4を介して管理サーバ2に送信する。
さらにまた、主制御部40は、湿度センサ65にて検出された機内湿度の検出値(湿度検出値)を取得する。そして、主制御部40は、画像形成時の湿度検出値を画像形成された用紙枚数等により加重して、画像形成装置3内の環境を表す特性量の一例として、1日毎の平均湿度を算出していく。さらに、主制御部40は、「トナー残量想定値情報」が管理サーバ2に通知される時点において、画像形成装置3内の環境を表す特性量に関する情報の一例としての平均湿度に関する情報(以下、「平均湿度情報」)を「トナー残量想定値情報」および「積算ピクセル数情報」とともに、通信部50からネットワーク4を介して管理サーバ2に送信する。
なお、ここでの主制御部40は、平均湿度算出手段として機能する。
このように、本実施の形態の画像形成装置3は、現像器33内部のトナー濃度の制御を行うのに併せて、トナー搬送時間の積算値である「積算トナー搬送時間」を求める。そして、この「積算トナー搬送時間」が予め定められた閾値を超える毎に、「トナー残量想定値情報」と「積算ピクセル数情報」と「平均湿度情報」とを管理サーバ2に送信する。
なお、上記した「トナー残量想定値情報」が管理サーバ2に通知されるのは、画像形成装置3に設置されたトナー容器39Y,39M,39C,39Kの各々において積算トナー搬送時間が75%トナー搬送時間閾値、50%トナー搬送時間閾値、および25%トナー搬送時間閾値それぞれを超えた時点である。そして、トナー容器39Y,39M,39C,39Kそれぞれについての個々の「トナー残量想定値情報」が管理サーバ2に通知される。
<管理サーバの説明>
次に、ネットワーク4に接続された画像形成装置3のトナー残量を管理する管理サーバ2について説明する。
図4は、管理サーバ2における画像形成装置3のトナー残量を管理する機能部の構成を説明する図である。図4に示したように、管理サーバ2は、画像形成装置3のトナー残量を管理する機能部として、ネットワーク4に接続され、各画像形成装置3との間で通信を行う取得手段の一例としての通信部21、各画像形成装置3から取得した「トナー残量想定値情報」に基づき各画像形成装置3でのトナー残量が「0」となる期日(以下、「トナー無し予測日」)を予測する予測手段の一例としての予測部22を備えている。
さらに、管理サーバ2は、予測部22にて予測された「トナー無し予測日」(予測値)と実際にトナー容器39のトナー残量が「0」となる日時(実測値)との対応関係(以下、「予測値と実測値との対応関係」)等を記憶する記憶手段の一例としての記憶部23、予測部22にて予測された「トナー無し予測日」を、記憶部23に記憶された「予測値と実測値との対応関係」と、各画像形成装置3から取得した「積算ピクセル数情報」および「平均湿度情報」とに基づき補正する補正手段の一例としての補正部24、補正部24にて補正された「トナー無し予測日」(以下、「補正トナー無し予測日」)までに、該当する画像形成装置3にトナー(新しいトナー容器39)を配送するように担当部署(配送担当者)に対して指示情報を出力する配送指示部25を備えている。
通信部21は、ネットワーク4に接続された各画像形成装置3内の各トナー容器39のトナー残量がそれぞれ「75%」、「50%」、「25%」と想定される時点で、各画像形成装置3から「トナー残量想定値情報」と「積算ピクセル数情報」と「平均湿度情報」とを取得する。
予測部22は、通信部21にて取得した各画像形成装置3からの「トナー残量想定値情報」により、各画像形成装置3における積算トナー搬送時間に基づいて「トナー無し予測日」を予測する。具体的には、トナー残量がそれぞれ「50%」、「25%」である旨を示す「トナー残量想定値情報」の取得日時から「トナー無し予測日」を予測する。
補正部24は、記憶部23に記憶された「予測値と実測値との対応関係」を、「トナー残量想定値情報」とともに各画像形成装置3から取得した「積算ピクセル数情報」と「平均湿度情報」とを用いて補正し、補正された「予測値と実測値との対応関係」を用いて、予測部22が積算トナー搬送時間に基づき予測した「トナー無し予測日」を補正する。
なお、記憶部23に記憶された「予測値と実測値との対応関係」については、後段で詳細に説明する。
<「トナー無し予測日」の補正に関する説明>
次の図5は、補正部24が予測部22にて予測された「トナー無し予測日」を補正する意義を説明する図である。
上記したように、管理サーバ2は、各画像形成装置3の各トナー容器39でのトナー残量がそれぞれ「75%」、「50%」、「25%」と想定される時点(図5のT1、T2、T3)において、各画像形成装置3から積算トナー搬送時間に基づく「トナー残量想定値情報」を取得する。それにより、管理サーバ2の予測部22は、「トナー残量想定値情報」に対応するトナー容器39のトナー残量は、T1時点において「75%」、T2時点において「50%」、T3時点において「25%」と想定する。そして、予測部22は、積算トナー搬送時間が25%トナー搬送時間閾値を超えたことを通知する「トナー残量想定値情報」を取得したT3時点において、トナー残量が「50%」と想定されるT2時点と「25%」と想定されるT3時点とを結んだ直線と、経過日数を表す座標軸との交点から、「トナー無し予測日」を直線近似する。それにより、トナー残量が「0」となる「トナー無し予測日」が例えば前回トナー容器39が交換された日(「前回のトナー補給日」)からY日目(図5のT4)であると予測する。
ところで、管理サーバ2が各画像形成装置3から取得した「トナー残量想定値情報」は、各トナー容器39から搬送モータ80によってトナーが搬送された積算トナー搬送時間に基づき生成されたものである。しかし、トナーを搬送する搬送モータ80の駆動時間と実際のトナーの搬送量との関係は、常に一定とは限らない。例えば、トナー消費量が少ない画像が多く印刷され、搬送モータ80において1回当たりの駆動時間が短い駆動が繰り返された場合と、トナー消費量が多い画像が多く印刷され、搬送モータ80において1回当たりの駆動時間が長い駆動が繰り返された場合とでは、搬送モータ80の駆動時間と、第1補給スクリュー82および第2補給スクリュー83によって実際に搬送されるトナー量との関係に差異が生じる。このような差異は、例えば、搬送モータ80に駆動信号を送信しても、実際に搬送モータ80が駆動を開始するまでに時間差(タイムラグ)が生じるなどといった機構的な要因や、例えば機内湿度等によってトナーの粘性・流動性が変化し、搬送モータ80の駆動時間が同じであっても実際のトナー搬送量が異なるなどといったトナー物性的な要因等に起因して生じるものと考えられる。
そのために、本実施の形態の各画像形成装置3では、図5に示したように、トナー残量がそれぞれ「75%」、「50%」、「25%」と想定される「トナー残量想定値情報」が通知される時点が、実際にトナー残量がそれぞれ「75%」、「50%」、「25%」となる日時よりも遅く現れる結果となっている。
例えば、図5に示したように、トナー濃度センサ67にて検出されたトナー濃度検出値に従って、各画像形成装置3の主制御部40が「トナー無警告通知」を管理サーバ2に通知する時点T5は、予測部22が予測したY日目(図5のT4)よりも以前の、前回のトナー補給日からX日目となる。
この場合において、「トナー残量想定値情報」が通知される時点が実際のトナー残量よりも遅く現れるのは、本実施の形態の主制御部40に記憶された75%トナー搬送時間閾値、50%トナー搬送時間閾値、および25%トナー搬送時間閾値にも起因している。すなわち、主制御部40において75%トナー搬送時間閾値、50%トナー搬送時間閾値、および25%トナー搬送時間閾値を異なる設定値として記憶させた場合には、「トナー残量想定値情報」が通知される時点が実際のトナー残量よりも早くなる場合もある。しかし、上記の要因が存在することから、各画像形成装置3に関する様々な状態に対応させながら、これらの閾値の設定値のみによって「トナー無し予測日」(Y日)を「トナー無警告通知」が管理サーバ2に通知されるX日に近似させることは難しい。
そこで、本実施の形態の管理サーバ2では、補正部24において、記憶部23に記憶された「予測値と実測値との対応関係」と、各画像形成装置3から「トナー残量想定値情報」とともに取得した「積算ピクセル数情報」と「平均湿度情報」とを用いて、予測部22が予測した「トナー無し予測日」を補正している。
<「トナー無し予測日」に施す補正式の説明>
本実施の形態では、市場で稼働している複数台(例えば100台以上)の画像形成装置3をサンプリング対象として、管理サーバ2の予測部22が実際に予測した「トナー無し予測日」(前回のトナー補給日からY日)についてのデータと、「トナー無警告通知」により実際にトナー容器39が交換された日時(前回のトナー補給日からX日)についてのデータとを収集する。そして、収集した「トナー無し予測日」(Y日)についてのデータと実際にトナー容器39が交換された日時(X日)についてのデータとに関し、相互の比(X/Y)を算出する。
図6は、サンプリング対象とした各画像形成装置3に関するX/Y値の度数分布(ヒストグラム)の一例を示した図である。図6のヒストグラムから、この場合にはX/Yの平均値は0.78であることを得た。すなわち、各画像形成装置3の搬送モータ80による積算トナー搬送時間に基づく「トナー残量想定値情報」を用いた「トナー無し予測日」(図5のY日)に0.78倍を乗じた日時が、実際にトナー容器39が交換される期日の平均日となる。
本実施の形態の管理サーバ2では、X/Yの平均値(図6の例では、0.78)を、予測部22にて予測された「トナー無し予測日」(予測値)と実際にトナー容器39のトナー残量が「0」となる日時(実測値)との対応関係を示す情報である「予測値と実測値との対応関係」として、記憶部23に記憶しておく。
それにより、記憶部23には、市場で稼働している複数台の画像形成装置3における実績値としての「予測値と実測値との対応関係」が予め記憶される。そのため、まだ使用実績のない新たに市場に設置された画像形成装置3においても、記憶部23に記憶された「予測値と実測値との対応関係」を用いることにより、トナー残量の予測精度が高まる。
ところがその一方で、図6のヒストグラムから、X/Y値には平均値(0.78)周辺に一定範囲のばらつきが存在することも分かる。そのため、「トナー無し予測日」に0.78倍を乗じた期日を実際の「トナー無し予測日」として取り扱っても、それから外れるものも相当数存在することとなる。
そこで、本実施の形態では、X/Y値と相関性の高い特性量を見つけ出し、そのX/Y値と相関性の高い特性量を用いて平均値(0.78)に対する画像形成装置3毎の補正(重み付け)処理を施すこととする。
図7は、X/Yとの間で相関性が存在すると考えられる特性量について求めたX/Yとの相関係数を示した図である。
ここで、図7で求めた相関係数Mは、2つの特性量間の類似性の度合いを示す統計学的指標であって、例えば、次の(1)式により算出される。(1)式により算出される相関係数Mが“1”に近ければ2つの特性量の間に正の相関があり、相関係数Mが“−1”に近ければ2つの特性量の間に負の相関がある。また、相関係数Mが“0”に近ければ2つの特性量の間の相関は弱い。なお、(2)式は、(1)式のAave、Baveがそれぞれ特性量A、Bに関する相加平均値であることを数式で示したものである。
Figure 2011065003
また、(1)式、(2)式において、Aは、サンプリング番号がi番目の画像形成装置3の「X/Y値」であり、Bは、サンプリング番号がi番目の画像形成装置3の「X/Yとの間で相関性が存在すると考えられる特性量」(図7の左欄に示した特性量)に関しての実測値である。また、nは、サンプリングされた画像形成装置3の総数である。
図7に示したX/Yとの間で相関性が存在すると考えられる特性量としては、トナー残量を予測するという目的から、画像形成装置3においてトナー消費量に影響を与えるもの(トナー消費量の変動に係わる特性量)が選択されている。そして、図7(a)に示した結果から、「X/Yとの間で相関性が存在すると考えられる特性量」の中で高い相関性を有するものとして、相関係数Mが“1”または“−1”に近い上位6個の特性量、「積算ピクセル数」、「用紙サイズ毎の印刷枚数」、「用紙サイズ“W1”でのカラー印刷枚数」、「平均湿度」、「プロセス速度“S”での白黒印刷枚数」、「プロセス速度“S”でのカラー印刷枚数」を抽出した。
なお、用紙サイズにおける“W1”は、画像形成装置3にて使用される固有の用紙サイズを意味し、プロセス速度における“S”は、画像形成装置3に設定される固有のプロセス速度を示している。
さらに、抽出した上位6個の特性量について、X/Yとの間で最も相関性が高い特性量である「積算ピクセル数」とそれ以外の特性量との相関係数Mを、例えば上記した(1)式を用いて算出した。その算出結果が図7(b)に示したものである。
図7(b)の結果から、「積算ピクセル数」と、「用紙サイズ毎の印刷枚数」、「用紙サイズ“W1”でのカラー印刷枚数」、「プロセス速度“S”での白黒印刷枚数」、および「プロセス速度“S”でのカラー印刷枚数」とは、相関係数Mが比較的“1”に近く、相互の相関は強いことが判明した。すなわち、「用紙サイズ毎の印刷枚数」、「用紙サイズ“W1”でのカラー印刷枚数」、「プロセス速度“S”での白黒印刷枚数」、および「プロセス速度“S”でのカラー印刷枚数」がX/Y値に与える影響は、「積算ピクセル数」がX/Y値に与える影響と同様の方向性を示す。換言すれば、「積算ピクセル数」と、「用紙サイズ毎の印刷枚数」、「用紙サイズ“W1”でのカラー印刷枚数」、「プロセス速度“S”での白黒印刷枚数」、および「プロセス速度“S”でのカラー印刷枚数」とは、X/Y値に与える影響に関して、相互の従属性が強い関係にあるといえる。
その一方で、「平均湿度」は、「積算ピクセル数」との相関係数Mが比較的「0」に近く、相互の相関は弱いことが判明した。すなわち、「平均湿度」は、X/Y値に与える影響に関して、「積算ピクセル数」とは独立性が高いといえる。
そこで、本実施の形態では、相互に独立してX/Y値に影響を与える各画像形成装置3での「積算ピクセル数」と「平均湿度」とを用いて、各画像形成装置3におけるX/Yの平均値(0.78)を補正する補正式を設定している。そのために、管理サーバ2は、各画像形成装置3の各トナー容器39でのトナー残量がそれぞれ「75%」、「50%」、「25%」と想定される時点(図5のT1、T2、T3)において、各画像形成装置3から「トナー残量想定値情報」とともに「積算ピクセル数情報」と「平均湿度情報」とを取得する。
次の(3)式は、各画像形成装置3について、X/Yの平均値(X/Y)ave(例えば、図6での0.78)を補正する補正式を示したものである。(3)式において、(X/Y)はX/Yの補正値、Pは「積算ピクセル数」、Hは「平均湿度」、a,bは係数である。
Figure 2011065003
(3)式による補正式では、基本構成として、X/Yの平均値(X/Y)aveをX/Yと最も相関性が高い「積算ピクセル数(P)」により除算する構成を採用している。それにより、各画像形成装置3での「積算ピクセル数(P)」が多ければX/Yが小さくなり(X/Yが1から離れる)、「積算ピクセル数(P)」が少なければX/Yが大きくなる(X/Yが1に近づく)という傾向を加味した補正を施している。さらに加えて、「平均湿度(H)」が高ければX/Yが小さくなり、「平均湿度(H)」が低ければX/Yが大きくなるという傾向を加味するため、係数aを掛けた「平均湿度(H)」からなる補正項を「積算ピクセル数(P)」に加算する構成を採用している。
すなわち、トナー消費量に影響を与える「積算ピクセル数(P)」が多い場合には、画像比率の高い画像データが印刷されるなどトナー消費量が多くなる。このような場合には、搬送モータ80の1回当たりの駆動時間が長くなる。それにより、第1補給スクリュー82や第2補給スクリュー83(図3参照)によるトナー搬送効率が高まり、トナーの搬送量は実際の予測値よりも多くなる傾向となる。そのため、実際にトナー容器39が交換される日時(X)は予測値よりも短くなり、X/Yは小さくなる傾向を示す。一方、「積算ピクセル数(P)」が少ない場合には、その逆が成り立つ。このように、トナー消費量の変動に係わる特性量の一つである「積算ピクセル数(P)」は、X/Yの平均値にばらつきを発生させる独立した要素となる。
また、「平均湿度(H)」が高い場合には、トナーの流動性が湿度により低くなり、トナーは一体となって挙動する傾向が強くなる。そのため、搬送モータ80により駆動される第1補給スクリュー82や第2補給スクリュー83のトナー搬送効率が高まり、トナーの搬送量は実際の予測値よりは多くなる。それにより、実際にトナー容器39が交換される日時(X)は予測値よりも短くなり、X/Yは小さくなる傾向を示す。一方、「平均湿度(H)」が低い場合には、トナーの流動性が湿度により高くなり、その逆が成り立つ。このように、画像形成装置3内の環境を表す特性量の一つである「平均湿度(H)」は、X/Yの平均値にばらつきを発生させる独立した要素となる。
そのため、「積算ピクセル数(P)」が多くなり、また「平均湿度(H)」が高くなるほどX/Yを小さくするように、(3)式の補正式を構成している。
そして、本実施の形態の管理サーバ2の補正部24には、(3)式の補正式が設定され、予測部22にて予測された「トナー無し予測日」を(3)式を用いて補正する。またその際に、(3)式の補正式にて用いるX/Yの平均値(X/Y)aveは、補正部24が記憶部23から取得する。さらに、後段で算出方法を説明する補正式の係数a,bも記憶部23に記憶され、補正部24が記憶部23から係数a,bを取得する。
すなわち、補正部24は、次の(4)式に示したように、予測部22から「トナー無し予測日」に関する情報(=Y)を取得する。そして、予測部22から取得したYに対し、(3)式で求めた(X/Y)を乗算する。それにより、補正部24は、実際にトナー容器39の交換が必要となる期日(X)に向けて、より近似させた「補正トナー無し予測日」(=real_X)を算出する。
Figure 2011065003
<補正式に設定される係数の算出方法についての説明>
また、(3)式に設定する係数a,bは、次のようにして求める。
まず、図6のヒストグラムを求める場合と同様に、市場で稼働している複数台(例えば100台以上)の画像形成装置3をサンプリング対象として、管理サーバ2の予測部22が実際に予測した「トナー無し予測日」(Y日)についてのデータと、「トナー無警告通知」により実際にトナー容器39が交換された日時(X日)についてのデータとを収集する。そして、これらの相互の比(X/Y)を算出する。
次に、各画像形成装置3について、「積算ピクセル数(P)」と「平均湿度(H)」とから、(3)式の分母である(a・H+P)を算出する。
そして、各画像形成装置3でのX/Yと(a・H+P)とから、例えば上記の(1)式、(2)式を用いてX/Yと(a・H+P)との相関係数を求める。さらに、求めた相関係数の絶対値が“1”に最も近づくように、例えば標準的な非線形計画法のソフトウェアを用いて、係数aを決定する。
さらには、各画像形成装置3毎に、比(X/Y)と「積算ピクセル数(P)」と「平均湿度(H)」とから、(3)式の右辺となる(b/(a・H+P))×0.78を算出する。そして、各画像形成装置3での(b/(a・H+P))×0.78の平均値、または標準偏差が“0”に最も近づくように、例えば標準的な非線形計画法のソフトウェアを用いて、係数bを決定する。
このようにして決定された係数aおよび係数bは、記憶部23に記憶される。
また、補正式((3)式)におけるX/Y値や係数a,bに関しては、最初に補正式を設定した後は、管理サーバ2がネットワーク4に接続された各画像形成装置3から取得した「トナー残量想定値情報」および「トナー無警告通知」の日時、さらには「積算ピクセル数情報」および「平均湿度情報」により、管理サーバ2自身が例えば1〜3ヶ月に1回の割合で上記した処理を行って、記憶部23に記憶されたものを更新することが好ましい。それにより、補正部24には、季節の変化による環境変動や印刷される画像種類の傾向の変化などによってトナー消費量が変動することに対応させた補正式((3)式)が設定される。また、X/Y値や係数a,bの更新を、画像形成装置3の使用状況等に合わせて任意の時期に行ってもよい。
<管理サーバ2が行う各画像形成装置におけるトナー残量の予測処理の説明>
次に、管理サーバ2において行われる各画像形成装置3におけるトナー残量の予測処理について説明する。
図8は、管理サーバ2でのトナー残量の予測処理の内容を示したフローチャートである。図8に示したように、管理サーバ2では、通信部21にて「トナー残量想定値情報」と「積算ピクセル数情報」と「平均湿度情報」とを取得すると(ステップ101)、通信部21は、取得した「トナー残量想定値情報」を予測部22に転送し、取得した「積算ピクセル数情報」と「平均湿度情報」とを補正部24に転送する(ステップ102)。それにより、予測部22は、「トナー残量想定値情報」と「トナー残量想定値情報」を取得した日時とを記憶部(例えば後段図9のNVM104)に記憶する(ステップ103)。また、補正部24は、「積算ピクセル数情報」と「平均湿度情報」とを記憶部(例えば後段図9のNVM104)に記憶する(ステップ104)。
そして、予測部22は、記憶した「トナー残量想定値情報」がトナー残量が「25%」である旨を示すものであるか否かを判断する(ステップ105)。トナー残量が「25%」である旨を示す「トナー残量想定値情報」でない場合には(ステップ105でNo)、予測部22はトナー残量が「25%」である旨を示す「トナー残量想定値情報」の取得を待機する。
一方、トナー残量が「25%」である旨を示す「トナー残量想定値情報」である場合には(ステップ105でYes)、予測部22は、既に記憶しているトナー残量が「50%」である旨を示す「トナー残量想定値情報」を取得した日時と、今回取得した「25%」である旨を示す「トナー残量想定値情報」を取得した日時とから、直線近似により「トナー無し予測日」を予測する(ステップ106)。そして、予測した「トナー無し予測日」に関する情報を補正部24に出力する(ステップ107)。
補正部24は、予測部22から「トナー無し予測日」に関する情報を取得すると、トナー残量が「25%」である旨を示す「トナー残量想定値情報」とともに取得した「積算ピクセル数情報(P)」と「平均湿度情報(H)」とを、予め設定されている補正式(上記の(3)式)に設定する。そして、補正式により、記憶部23に記憶されている「トナー無し予測日」(Y日)と実際にトナー容器39が交換された日時(X日)との相互の比(X/Y)(予測値と実測値との対応関係)を補正し、補正された(X/Y)を算出する(ステップ108)。さらに、補正部24は、予測部22から取得した「トナー無し予測日」を、補正した(X/Y)を用いて上記の(4)式により補正する(ステップ109)。
そして、補正部24は、補正した「トナー無し予測日」、すなわち「補正トナー無し予測日」に関する情報を配送指示部25に出力する(ステップ110)。それにより、配送指示部25は、該当する画像形成装置3にトナー(新しいトナー容器39)を配送するように担当部署(配送担当者)に対して指示情報を出力する。
ところで、本実施の形態では、トナー消費量の変動に係わる特性量の一つである「積算ピクセル数(P)」と、トナーの搬送性に関係する特性量(画像形成装置3内の環境に関する特性量)の一つである「平均湿度(H)」とにより、(3)式による補正式を構成した。
このような補正式においては、トナー消費量の変動に係わる特性量として、「積算ピクセル数(P)」に代えて、「用紙サイズ毎の印刷枚数」、「用紙サイズ“W1”でのカラー印刷枚数」、「プロセス速度“S”での白黒印刷枚数」、「プロセス速度“S”でのカラー印刷枚数」、さらには、「積算ピクセル数(P)」を「用紙サイズ毎の印刷枚数」で除算した値(所謂「平均カバレッジ」)、「トナー補給回数」、「平均画像濃度」等の何れかを用いてもよい。ただし、これらは相互に従属した関係があるので(図7(b)参照)、これらのトナー消費量の変動に係わる特性量の中からは、一つの特性量だけが選択される。
<管理サーバの内部構成の説明>
次の図9は、管理サーバ2の内部構成を示すブロック図である。図9に示したように、管理サーバ2は、各画像形成装置3におけるトナー残量の予測処理を実行するに際して、予め定められた処理プログラムに従ってデジタル演算処理を実行するCPU101、CPU101の作業用メモリ等として用いられるRAM102、CPU101での処理に使用される各種設定値等が格納されるROM103、書き換え可能で電源供給が途絶えた場合にもデータを保持できる、電池によりバックアップされたフラッシュメモリ等の不揮発性メモリ(NVM)104、管理サーバ2内の各構成部との信号の入出力を制御するインターフェース(I/F)部105を備えている。
そして、CPU101が、処理プログラムを外部記憶装置(不図示)から主記憶装置(RAM102)に読み込み、管理サーバ2内の各機能部(通信部21、予測部22、補正部24、配送指示部25)の機能を実現させる。
なお、この処理プログラムに関するその他の提供形態としては、予めROM103に格納された状態にて提供され、RAM102にロードされる形態がある。さらに、EEPROM等の書き換え可能なROM103を備えている場合には、CPU101がセッティングされた後に、プログラムだけがROM103にインストールされ、RAM102にロードされる形態がある。また、インターネット等のネットワークを介してプログラムが伝送され、ROM103にインストールされ、RAM102にロードされる形態がある。さらにまた、DVD−ROMやフラッシュメモリ等の外部記録媒体からRAM102にロードされる形態がある。
以上説明したように、本実施の形態の管理システム1では、画像形成装置3のトナー残量を管理するに際して、各画像形成装置3において各トナー容器39から各現像器33へトナーが搬送された積算トナー搬送時間に基づき、管理サーバ2がトナー容器39内のトナーが無くなる日を予測する。その際に、管理サーバ2は、予測した「トナー無し予測日(Y)」(予測値)と実際にトナー容器39が交換された日時(X)(実測値)との比(X/Y)を予め求めておき、これを各画像形成装置3においてトナー消費量の変動に係わる特性量の一つである「積算ピクセル数(P)」と、トナーの搬送性に関係する特性量(画像形成装置3内の環境に関する特性量)の一つである「平均湿度(H)」とを用いて補正する。そして、積算トナー搬送時間に基づいて予測した「トナー無し予測日(Y)」(予測値)を、補正された比(X/Y)により補正する。
それにより、管理サーバ2において、各画像形成装置3に配置されたトナー容器39のトナー残量が実際に空になる日時の予測精度が向上する。そのため、まだ使用実績のない新たに市場に設置された画像形成装置3においても、トナー残量の予測精度が高まる。また、例えば1〜3ヶ月に1回程度の割合で定期的に、または画像形成装置3の使用状況等に合わせて任意の時期に補正式(上記(3)式)におけるX/Y値や係数a,bを更新することにより、季節の変化による環境変動や印刷される画像種類の傾向の変化などによってトナー消費量が変動することに対応させた予測が行われる。
1…管理システム、2…管理サーバ、3(3A〜3F)…画像形成装置、4…ネットワーク、21,50…通信部、22…予測部、23…記憶部、24…補正部、25…配送指示部、33(33Y,33M,33C,33K)…現像器、39(39Y,39M,39C,39K)…トナー容器、40…主制御部、65…湿度センサ、80…搬送モータ

Claims (11)

  1. 像保持体に形成された静電潜像をトナーにより現像する現像手段と、当該現像手段にて使用される当該トナーを貯蔵するトナー貯蔵手段と、当該トナー貯蔵手段から当該現像手段に当該トナーを搬送するトナー搬送手段とを有する画像形成装置と、
    通信手段を介して前記画像形成装置と接続され、当該画像形成装置に設置された前記トナー貯蔵手段のトナー残量を管理する管理装置とを含み、
    前記管理装置は、
    前記画像形成装置から、前記トナー搬送手段での前記トナーの搬送時間に関する情報と、前記現像手段でのトナー消費量の変動に係わる特性量に関する情報と、当該画像形成装置内の環境を表す特性量に関する情報とを取得する取得手段と、
    前記取得手段にて取得した前記トナーの搬送時間に関する情報により、前記トナー貯蔵手段のトナー残量についての予測値を算出する予測手段と、
    前記予測手段にて算出された前記予測値と、前記トナー貯蔵手段におけるトナー残量についての実測値との対応関係を記憶する記憶手段と、
    前記取得手段にて取得した前記情報にて示された前記トナー消費量の変動に係わる特性量と前記環境を表す特性量とにより前記記憶手段に記憶された前記対応関係を補正し、補正された当該対応関係を用いて前記予測手段にて算出された前記予測値を補正する補正手段と
    を備えたことを特徴とする管理システム。
  2. 前記管理装置の前記補正手段は、前記トナー消費量の変動に係わる特性量と前記画像形成装置内の環境を表す特性量とを変数とする補正式を用いて前記対応関係を補正するとともに、当該補正式に設定される係数が予め定めた期間毎に、または任意の時期に更新されることを特徴とする請求項1記載の管理システム。
  3. 前記管理装置の前記記憶手段は、記憶された前記対応関係が予め定めた期間毎に、または任意の時期に更新されることを特徴とする請求項1記載の管理システム。
  4. 前記管理装置の前記記憶手段は、複数の前記画像形成装置について算出された前記予測値と、当該予測値が算出された当該複数の画像形成装置各々における前記実測値との比に関して算出された当該複数の画像形成装置全体についての平均値が前記対応関係として記憶されたことを特徴とする請求項1記載の管理システム。
  5. 前記画像形成装置は、自装置内の湿度を検出する湿度検出手段と、当該湿度検出手段にて検出された湿度検出値を画像形成された記録材の数により加重して平均湿度を算出する平均湿度算出手段と、当該平均湿度算出手段にて算出された平均湿度に関する情報を前記画像形成装置内の環境を表す特性量に関する情報として前記管理装置に送信する送信手段とをさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の管理システム。
  6. 通信手段に接続され、像保持体に形成された静電潜像をトナーにより現像する現像手段と、当該現像手段にて使用される当該トナーを貯蔵するトナー貯蔵手段と、当該トナー貯蔵手段から当該現像手段に当該トナーを搬送するトナー搬送手段とを有する画像形成装置から、当該トナー搬送手段での当該トナーの搬送時間に関する情報と、当該現像手段でのトナー消費量の変動に係わる特性量に関する情報と、当該画像形成装置内の環境を表す特性量に関する情報とを取得する取得手段と、
    前記取得手段にて取得した前記トナーの搬送時間に関する情報により、前記トナー貯蔵手段のトナー残量についての予測値を算出する予測手段と、
    前記予測手段にて算出された前記予測値と、前記トナー貯蔵手段におけるトナー残量についての実測値との対応関係を記憶する記憶手段と、
    前記取得手段にて取得した前記情報に示された前記トナー消費量の変動に係わる特性量と前記環境を表す特性量とにより前記記憶手段に記憶された前記対応関係を補正し、補正された当該対応関係を用いて前記予測手段にて算出された前記予測値を補正する補正手段と
    を備えたことを特徴とする管理装置。
  7. 前記補正手段は、前記トナー消費量の変動に係わる特性量と前記画像形成装置内の環境を表す特性量とを変数とする補正式を用いて前記対応関係を補正するとともに、当該補正式に設定される係数が予め定めた期間毎に、または任意の時期に更新されることを特徴とする請求項6記載の管理装置。
  8. 前記記憶手段は、記憶された前記対応関係が予め定めた期間毎に、または任意の時期に更新されることを特徴とする請求項6記載の管理装置。
  9. 前記記憶手段は、複数の前記画像形成装置について算出された前記予測値と、当該予測値が算出された当該複数の画像形成装置各々における前記実測値との比に関して算出された当該複数の画像形成装置全体についての平均値が前記対応関係として記憶されたことを特徴とする請求項6記載の管理装置。
  10. コンピュータに、
    像保持体に形成された静電潜像をトナーにより現像する現像手段と、当該現像手段にて使用される当該トナーを貯蔵するトナー貯蔵手段と、当該トナー貯蔵手段から当該現像手段に当該トナーを搬送するトナー搬送手段とを有する画像形成装置から、当該トナー搬送手段での当該トナーの搬送時間に関する情報と、当該現像手段でのトナー消費量の変動に係わる特性量に関する情報と、当該画像形成装置内の環境を表す特性量に関する情報とを取得する機能と、
    取得した前記トナーの搬送時間に関する情報により、前記トナー貯蔵手段のトナー残量についての予測値を算出する機能と、
    前記予測値と、前記トナー貯蔵手段におけるトナー残量についての実測値との対応関係を記憶する記憶手段から当該対応関係を取得する機能と、
    取得した前記情報に示された前記トナー消費量の変動に係わる特性量と前記環境を表す特性量とにより、前記記憶手段から取得した前記対応関係を補正し、補正した当該対応関係を用いて前記予測値を補正する機能と
    を実現させることを特徴とするプログラム。
  11. 前記予測値を補正する機能は、前記トナー消費量の変動に係わる特性量と前記画像形成装置内の環境を表す特性量とを変数とする補正式を用いて前記対応関係を補正する機能を有するとともに、
    前記予測値を補正する機能にて使用される前記補正式に設定される係数を更新する機能をさらに実現させることを特徴とする請求項10記載のプログラム。
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