JP2011064801A - ネットワーク製本システム、リング綴じ製本方法、及びリング綴じ製本制御プログラム - Google Patents

ネットワーク製本システム、リング綴じ製本方法、及びリング綴じ製本制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】出力用紙枚数がリング部材の許容枚数を超過した場合に、他のシステムでリング綴じが可能であれば、処理を代行させてリング綴じ製本された冊子を入手可能とする。
【解決手段】複数の画像形成システム100,200が、ネットワーク300に対して通信可能に複数接続されたネットワーク製本システム1であって、第1の画像形成システム100でリング綴じ製本を行う際、画像形成枚数が第1の画像形成システムで綴じ可能な最大綴じ枚数を越えたと判断した場合、第2の画像形成システム200で前記最大綴じ枚数を越えた枚数の綴じ処理が可能かどうかを確認し、処理可能な第2の画像形成システム200が存在するときには、第1の画像形成システム100では1部目の用紙にパンチ処理して排紙させ、第2の画像形成システム200に2部目以降の画像形成処理とリング綴じ製本処理を代行させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置にリング綴じ製本機が接続され、製本処理を行う製本システム、この製本システムで実行されるリング綴じ製本方法、及びこの製本システムにおける製本制御をコンピュータによって実行させるリング綴じ製本制御プログラムに関する。
従来からの画像形成装置の後処理機が有する機能の1つに、用紙の綴じ側端部に1枚ずつ多穴のパンチ穴を明け、ページ順に揃えて1冊分ずつ排紙トレイに積載する機能があった。こうして得られた出力物は、その後、オフラインの装置や治具を用いて、金属コイルや、プラスチック製のリングなどで綴じを行い、リング製本物として仕上げられていた。一方、画像形成装置に対して複数種の作業装置、例えばパンチ処理装置、スティプル処理装置などをライン状(直列)に連結し、画像形成装置によって画像形成された用紙に対してパンチ処理、スティプル処理などの各処理を行って所望の用紙処理が施された用紙、あるいは用紙束を作成する用紙処理システムが知られている。
そのうち、製本処理に関する機能としては、用紙の端部や中央に綴じ処理を行う機能、糊の付いたテープに用紙端を押し付けて製本処理を行う機能、用紙束の綴じ側の辺に複数個の穴を穿孔した後、金属コイルや、プラスチック製のリングなどで綴じを行い、リング製本物として仕上げられる機能等が一般に知られている。近年では、パンチ穿孔後の用紙を整合し、用紙束の綴じ側の辺に穿孔された多数個の穴の位置を揃え、金属コイルあるいはプラスチック製のリング部材を前記穴に通すことによって用紙束を綴じるリング綴じ製本も普及しつつある。
リング綴じ製本を行う装置は、リング綴じ製本装置(リングバインド製本装置)と称されている。この種の装置では、リング綴じ製本を行う機構とパンチ処理を行う機構が1つの装置内に並設されており、パンチ処理からバインド製本処理までの流れを一連の動作として行っている。
一方、特許文献1−3に記載されたような発明も公知である。このうち、特許文献1(特開2008−94081号公報)には、所定の蓄積部に蓄積された当該用紙束の厚さを示す厚さ情報を入力処理する用紙厚入力処理手段と、用紙束を綴じるリング部材のサイズを記憶するサイズ記憶手段と、入力処理された前記厚さ情報が示す厚さが、前記サイズ記憶手段に記憶されたサイズのリング部材により用紙束を綴じることが許可される所定の下限値より大きいと共に、当該リング部材により用紙束を綴じることが可能な所定の上限値以下であるか否かを判断する許容範囲判断手段と、入力処理された前記厚さ情報が示す厚さが、前記所定の下限値以下である、又は前記所定の上限値以下でないと判断された場合、前記サイズ記憶手段に記憶されたサイズを異なるサイズに再設定する設定手段と、前記サイズ記憶手段に記憶されたサイズのリング部材により、前記蓄積部に蓄積された用紙束を綴じることを指示する指示手段と、を備え、印刷された用紙束を、用紙束の厚さに応じて適切なサイズのリング部材で綴じることができるようにした発明が開示されている。
また、特許文献2(特開2008−100844号公報)には、原稿の画像を用紙に印刷する印刷手段と、該印刷手段により印刷された用紙を束ねて用紙束とする紙揃え手段と、互いに異なる最大綴じ枚数を有する複数の綴じ部材の中から選択された前記用紙束に適合する綴じ部材により前記用紙束を綴じる綴じ手段と、ユーザが装置に動作指示するための操作手段と、該操作手段の指示に基づき機器の動作条件を設定する動作条件設定手段と、該動作条件設定手段の設定に基づいて装置の動作制御を行う動作制御手段とを有する画像形成装置において、前記動作制御手段は、前記操作手段と前記動作条件設定手段によって章区切りモードの動作条件が設定されている場合は、各章のページ情報に基づいて区切り位置を決定し、該区切り位置に応じて綴じ部材を選択することにより、原稿の画像が印刷された用紙の束を、互いに異なる最大綴じ厚を有する複数の綴じ部材の中から選択された前記用紙の束に適合する綴じ部材により綴じるときに、ユーザが用紙の枚数を意識せずに設定した区切りの単位に基づいて用紙の束を綴じられるようにした発明が開示されている。
さらに、特許文献3(特開2008−126482号公報)には、ホストコンピュータから送信されるデータを解析し、印刷すべき画像を生成し、この生成した画像を用紙に形成する画像形成装置であって、画像が形成された印刷物を製本する製本手段と、前記製本手段による製本動作の制限枚数を検知する制限枚数検知手段と、前記ホストコンピュータからの送信データを印刷した際の印刷枚数を算出する印刷枚数算出手段と、を有し、前記ホストコンピュータからの送信データによる指示が、前記製本手段による製本動作を指定しているとき、前記印刷枚数算出手段により得られた印刷枚数が、前記制限枚数検知手段により得られた前記製本手段の制限枚数の範囲内である場合に限り印刷を開始し、制限枚数の範囲内であることを判定して印刷の可否を判断するまでの間は、印刷画像の生成のみを行い、製本できないジョブが送信された場合に用紙を無駄にしないようにした発明が開示されている。
特許文献1記載の発明は、冊子厚を許容するリング部材を選択し、冊子の厚さに応じて適切なサイズのリング部材で綴じることができるようにしたものであり、特許文献2記載の発明は、各章のページ情報に基づいて区切り位置を決定し、該区切り位置に応じて綴じ部材を選択し、ユーザが用紙の枚数を意識せずに設定した区切りの単位に基づいて用紙の束を綴じられるようにしたものである。また、特許文献3記載の発明は、製本手段の制限枚数の範囲内である場合に限り印刷し、製本できないジョブが送信された場合に用紙を無駄にしないように事前に印刷を破棄するようにしている。
いずれにしても、これらの従来技術に係る発明では、リング綴じ製本機は、充填されているリング部材が許容する綴じ枚数を超えたページ数となった場合に、リング綴じを行うことができず、パンチのみの出力結果しか得られなかった。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、画像形成装置から出力される用紙の枚数が、連結されたリング綴じ製本装置のリング部材の許容枚数を超過した場合に、他のリング綴じ製本装置でリング綴じが可能であれば、当該装置にリング綴じ製本を行わせ、ユーザがリング綴じ製本された冊子を入手できるようにすることにある。
前記課題を解決するため、第1の手段は、用紙に対して画像を形成する画像形成装置と、この画像形成装置の後段に配置され、用紙に対してリング穴を穿孔するパンチ手段、及び用紙に穿孔されたリング穴にリング部材を通して綴じるリング綴じ手段を有するリング製本機とを含む画像形成システムが、ネットワークに対して通信可能に複数接続されたネットワーク製本システムであって、1つの画像形成システムでリング綴じ製本を行う際、前記1つの画像形成システムの制御手段は、画像形成枚数が当該1つの画像形成システムで綴じ可能な最大綴じ枚数を越えたと判断した場合、前記ネットワークに接続された他の画像形成システムで前記最大綴じ枚数を越えた枚数の綴じ処理が可能かどうかを確認し、処理可能な他の画像形成システムが存在するときには、前記1つの画像形成システムに1部目の所定枚数の用紙に対して自身のパンチ手段でパンチ処理して排紙させ、前記他の画像形成システムに画像形成とリング綴じ製本に必要な情報を送信し、少なくとも2部目以降の用紙については画像形成処理とリング綴じ製本処理を代行させることを特徴とする。
第2の手段は、第1の手段において、前記1部目の所定枚数が1部目の全ての用紙であり、前記制御手段は、前記他の画像形成システムに2部目以降の用紙について前記画像形成処理とリング綴じ製本処理を代行させることを特徴とする。
第3の手段は、第2の手段において、前記制御手段は、前記1部目の綴じ枚数が最大綴じ枚数より多いことを認識した時点で、前記第1の画像形成システムでの残り用紙のパンチ処理と並行して前記他の画像形成システムに2部目以降の用紙についての前記画像形成処理とリング綴じ製本処理の代行を開始させることを特徴とする。
第4の手段は、第1の手段において、前記1部目の所定枚数が、前記制御手段によって1部目の綴じ枚数が最大綴じ枚数より多いことを認識された時点での処理枚数であり、前記少なくとも2部目以降の用紙が、前記認識された時点の1部目の処理枚数の残り用紙と2部目以降の用紙であり、前記制御手段は、前記他の画像形成システムに前記1部目の処理枚数の残り用紙と2部目以降の用紙について前記画像形成処理とリング綴じ製本処理を代行させることを特徴とする。
第5の手段は、第4の手段において、前記他の画像形成システムでは前記1部目の処理枚数の残り用紙を、最終部の用紙の排紙後に排出させることを特徴とする。
第6の手段は、第1の手段において、前記他の画像形成システムが前記リング製本機の前段に設置され、用紙を供給するインサータを備え、前記1部目の所定枚数が1部目の全ての用紙であり、前記制御手段は、前記インサータにセットされ、当該インサータから給紙される前記パンチ処理された1部目の全ての用紙について前記他の画像形成システムでリング綴じ製本処理を代行させることを特徴とする。
第7の手段は、第6の手段において、前記インサータからの給紙が、当該インサータに用紙がセットされ後、最初の部の切り替わり目で行われることを特徴とする。
第8の手段は、第1の手段において、前記他の画像形成システムが前記リング製本機の前段に設置され、用紙を供給するインサータを備え、前記1部目の所定枚数が、前記制御手段によって1部目の綴じ枚数が最大綴じ枚数より多いことを認識された時点での処理枚数であり、前記少なくとも2部目以降の用紙が、前記認識された時点の1部目の処理枚数の残り用紙と2部目以降の用紙であり、前記制御手段は、前記インサータにセットされ、当該インサータから給紙されるパンチ処理された前記認識された時点での全処理済みの用紙について前記他の画像形成システムのリング製本機の所定個所に搬送して集積し、前記1部目の処理枚数の残り用紙について画像形成処理とパンチ処理を代行させて前記所定個所に集積された用紙束上にさらに集積し、1部目の全用紙が集積された時点でリング綴じ製本処理を代行させ、その後、2部目の用紙について前記画像形成処理とリング綴じ製本処理を代行させることを特徴とする。
第9の手段は、第1ないし第8のいずれかの手段において、画像形成枚数が前記1つの画像形成システムで綴じ可能な最大綴じ枚数を越えたと判断できた時点で、前記他の画像形成システムへ前記処理を自動的に代行させるか、ユーザに問い合わせて代行させるかを設定する設定手段を備えていることを特徴とする。
第10の手段は、第9の手段において、前記設定手段が、前記1つの画像形成システムの操作パネルの操作表示部の選択画面の選択に基づいて設定することを特徴とする。
第11の手段は、第1ないし第9のいずれかの手段において、前記処置可能な他の画像形成システムが複数存在する場合に、その中の1つを選択する選択手段を備えていることを特徴とする。
第12の手段は、第11の手段において、前記選択手段は、前記1つの画像形成システムの操作パネルの操作表示部の選択画面から選択に設定されていることを特徴とする。
第13の手段は、第1ないし第12のいずれかの手段において、前記ネットワークに接続されたパーソナルコンピュータを備え、前記第1の画像形成システムは前記パーソナルコンピュータから印刷データを受信し、画像形成処理及びリング綴じ製本処理を実行することを特徴とする。
第14の手段は、用紙に対して画像を形成する画像形成装置と、この画像形成装置の後段に配置され、用紙に対してリング穴を穿孔するパンチ手段、及び用紙に穿孔されたリング穴にリング部材を通して綴じるリング綴じ手段を有するリング製本機とを含む画像形成システムが、ネットワークに対して通信可能に複数接続されたネットワーク製本システムにおけるリング綴じ製本方法であって、1つの画像形成システムでリング綴じ製本を行う際、前記1つの画像形成システムで画像形成枚数が当該1つの画像形成システムで綴じ可能な最大綴じ枚数を越えた否かを判断する工程と、前記判断する工程で、綴じ可能な最大綴じ枚数を越えたと判断した場合、前記ネットワークに接続された他の画像形成システムで前記最大綴じ枚数を越えた枚数の綴じ処理が可能かどうかを確認する工程と、前記確認する工程で処理可能な他の画像形成システムが存在することを確認したとき、前記1つの画像形成システムに1部目の所定枚数の用紙に対して自身のパンチ手段でパンチ処理して排紙させる工程と、前記他の画像形成システムに画像形成とリング綴じ製本に必要な情報を送信する工程と、少なくとも2部目以降の用紙については画像形成処理とリング綴じ製本処理を代行させる工程と、を備えていることと特徴とする。
第15の手段は、用紙に対して画像を形成する画像形成装置と、この画像形成装置の後段に配置され、用紙に対してリング穴を穿孔するパンチ手段、及び用紙に穿孔されたリング穴にリング部材を通して綴じるリング綴じ手段を有するリング製本機とを含む画像形成システムが、ネットワークに対して通信可能に複数接続されたネットワーク製本システムにおいてリング綴じ製本制御をコンピュータによって実行させるリング綴じ製本制御プログラムであって、1つの画像形成システムでリング綴じ製本を行う際、前記1つの画像形成システムで画像形成枚数が当該1つの画像形成システムで綴じ可能な最大綴じ枚数を越えた否かを判断する手順と、前記判断する手順で、綴じ可能な最大綴じ枚数を越えたと判断した場合、前記ネットワークに接続された他の画像形成システムで前記最大綴じ枚数を越えた枚数の綴じ処理が可能かどうかを確認する手順と、前記確認する手順で処理可能な他の画像形成システムが存在することを確認したとき、前記1つの画像形成システムに1部目の所定枚数の用紙に対して自身のパンチ手段でパンチ処理して排紙させる手順と、前記他の画像形成システムに画像形成とリング綴じ製本に必要な情報を送信する手順と、少なくとも2部目以降の用紙については画像形成処理とリング綴じ製本処理を代行させる手順と、を備えていることと特徴とする。
なお、後述の実施形態では、画像形成装置は第1及び第2の画像形成装置110,210に、パンチ手段はパンチユニット416に、リング部材は符号428に、リング綴じ手段はリング綴じ部429に、リング製本機は第1及び第2のリング製本機120,230に、ネットワークは符号300に、画像形成システムは第1及び第2の画像形成システム100,200に、ネットワーク製本システム(代行システム)は符号1に、制御手段はコントローラ150に、インサータは符号220に、設定手段は操作パネル110及びコントローラ150に、選択手段は操作パネル110及びコントローラ150に、操作パネルは符号110に、パーソナルコンピュータ(PC)は符号500に、それぞれ対応する。
本発明によれば、画像形成装置から出力される用紙の枚数が、連結されたリング綴じ製本装置のリング部材の許容枚数を超過した場合に、他のリング綴じ製本装置でリング綴じが可能であれば、当該装置にリング綴じ製本を行わせ、ユーザがリング綴じ製本された冊子を入手することができる。
本発明の実施形態に係るネットワーク製本システムの概略構成を示す図である。 第1及び第2の画像形成システムにおいて使用されているリング製本機の構成を示す図である。 第1の画像形成システムのソフトウェア構成を示すブロック図である。 第1あるいは第2の画像形成装置の画像形成からリング製本を行うときの処理手順を示すフローチャートである。 2部目以降を代行先でリング製本するときの処理手順を示すフローチャートである。 1部目の残り用紙と2部目以降の用紙を代行先でリング製本するときの処理手順を示すフローチャートである。 1部目の残り用紙の排出順を考慮して処理するときの処理手順を示すフローチャートである。 1部目の残りページを並行して排出する処理の処理手順を示すフローチャートである。 インサータを使用した1部目の用紙束をリング綴じ製本する処理の処理手順を示すフローチャートである。 1部目の用紙束に対するリング綴じを自動化する処理の処理手順を示すフローチャートである。 インサータからの給紙をインサータに用紙セット後最初の部の切り替わり目で実行する処理の処理手順を示すフローチャートである。 第1の画像形成システムから第2の画像形成システムへ切り換え処理の処理手順を示すフローチャートである。 ユーザ指定による第1の画像形成システムから第2の画像形成システムへの切り換え処理の処理手順を示すフローチャートである。 第1の画像形成システムにおける第1の画像形成装置の操作パネルの正面図である。 図14の操作パネルの操作表示部でリング製本タブを選択したときの1つの表示例を示す図である。 出力先を他の画像形成システムに切り換えるか否かの操作表示部の問い合わせ画面の一例を示す図である。 複数の第2の画像形成システムから所望の画像形成システムを選択するときの操作表示部の選択画面の一例を示す図である。
本発明は、ネットワーク上に綴じ可能厚が異なるリング製本機を備えた複数の画像形成システムが接続されている場合に、ある画像形成システムではリング綴じ不能である用紙枚数であるとき、他の画像形成システムではリング綴じ可能な用紙枚数であれば、画像形成処理及びリングバインド(綴じ)製本処理を前記他の画像形成システム側に移してリング綴じ製本処理を行わせ、ユーザができるだけリング綴じ製本処理された冊子を入手できるようにするものである。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るネットワーク製本システム(以下、単に「代行システム」と称する。)1の概略構成を示す図である。この代行システム1は、第1の画像形成システム100と第2の画像形成システム200がネットワーク300を介して接続され、システムとして構成されている。なお、図1では2つの画像形成システム100,200を図示しているが、さらに多くの画像形成システムを接続することができることは明らかであり、2つの画像形成システム100,200は単なる例示に過ぎない。
第1の画像形成システム100は、第1の画像形成装置110、複数の第1の後処理周辺装置140、及び第1の原稿送り装置(ADF)111からなる。第1の後処理周辺装置140は、第1のリング製本機120及び第1のフィニッシャ(後処理装置)130から構成され、第1の画像形成装置110に第1のリング製本機120及び第1のフィニッシャ130がこの順で連結され、第1の画像形成装置110には、原稿送り装置111が搭載され、後述の操作パネル112が設けられている。
一方、第2の画像形成システム200は、第2の画像形成装置210、複数の第2の後処理周辺装置250、及び第2の原稿送り装置(ADF)211からなる。第2の後処理周辺装置250は、インサータ220、第2のリング製本機230及び第3のフィニッシャ240から構成され、第2の画像形成装置210に、インサータ220、第2のリング製本機230及び第3のフィニッシャ240がこの順で用紙搬送経路に沿って直線状に連結されている。また、第2の画像形成装置210には独立した操作パネル212が設けられている。なお、リング製本機はリング部材によって用紙束を綴じて1つの冊子を形成することから、前述のようにリング綴じ製本装置あるいはリングバインド製本装置とも称されている。なお、以下の説明では、リング綴じについてはリングバインドと称する。
第1及び第2の画像形成システム100,200は、それぞれ第1及び第2の画像形成装置110,210の後述のコントローラのCPUと後段の各装置120,130、220,230,240のそれぞれに設けられたコントローラもしくは制御回路のCPUがオンラインで通信可能であり、各装置120,130、220,230,240の種類及び接続状態を第1及び第2のそれぞれの画像形成装置110,210のCPUは把握している。なお、これらのCPUは、それぞれの装置内のROMに格納されたプログラムコードを読み出し、それぞれの装置内のRAMに展開し、当該RAMをワークエリア及びデータバッファとして使用しながら前記プログラムコードに従った制御を実行する。なお、本実施形態では、前記各装置に設けられたCPU、ROM及びRAMはコンピュータのリソースとして機能する。また、第1及び第2の画像形成装置110,210は、例えば、デジタル複合機(MFP−Multi Function Peripheral)から構成される。
第1及び第2のリング製本機120,230は、それぞれ前段の第1及び第2の画像形成装置110,210から当該第1及び第2の画像形成装置110,210で印刷された用紙が受け渡され、各用紙にパンチ処理を施して用紙束として蓄積する。そして、リング製本指示を受けた場合には、蓄積した用紙束をリング部材で綴じてリングバインド製本された冊子として排出する。パンチのみの排出指示を受けた場合には、蓄積した用紙束をリング部材で綴じずに排出する。
インサータ220もリング製本機230に対して給紙する機能を備え、第2の画像形成システム200では、インサータ220の2つの給紙トレイ221,222にセットされた用紙を画像形成装置210からリング製本機230に搬送する搬送経路に給紙可能である。すなわち、インサータ220は前記2つの給紙トレイ221,22を使用し、画像形成済みの用紙、あるいは第2の画像形成装置210を通すことができない用紙を独立にリング製本機に給紙し、あるいは第2の画像形成装置210から出力される用紙の前後又は任意の用紙間に用紙を挿入することができる。また、第1及び第2のリング製本機120,230は、それぞれ接続された第1及び第2の画像形成装置110,210からの指示により、パンチ穿孔せず用紙束として蓄積することができる。この蓄積機能は、特に、すでに穿孔済みの用紙について再度穿孔せずにリングバインド製本を行うために必要な機能である。
図2は第1及び第2の画像形成システム100,200において使用されているリング製本機120,230の構成を示す図である。
リング製本機120,230は、搬送経路に沿って、水平搬送路410、整合トレイ413,422、束搬送部430、最終束搬送部432、及びスタックトレイ401を備え、また、用紙束のリング装着位置近傍を保持するクランプ425及びリングバインド処理を実行するリングバインド部429を備えている。画像形成装置110,210から給紙された用紙は、リングバインダ製本装置4の水平搬送路410に搬入され、当該水平搬送路410に沿って搬送される。用紙がリングバインドされない場合には、そのまま水平搬送され、下流の後処理装置5に搬送される。リングバインドされる場合には、水平搬送路410下流にある、反転ローラ411によって用紙がスイッチバックされる。その際、切り換え爪412が切り換えられて、斜め下のパンチ部へと搬送される。
パンチ部では、整合トレイ413上で、搬送方向に対してほぼ直交する方向から用紙端部に当接するジョガー414によって用紙の搬送方向に平行な方向(以下、横方向と称する)の端部が揃えられる。一方、用紙の搬送方向先端部が前記整合トレイ413の搬送経路に突出した先端突き当てストッパ420に突き当てられ、搬送方向の用紙先端が決まる。すなわち、整合トレイ413とストッパ420により、用紙の横方向と搬送方向(縦方向)位置が決まる。なお、用紙が先端突き当てストッパ420に突き当てられる際、トルクリミッタ付きの搬送ローラ415によって搬送力を付与し、用紙先端のダメージをなくしている。
用紙が位置決めされたところで、パンチユニット416の内部のカム419が回転し、ポンチ418を押し下げ、ダイ417との間で用紙に穴が穿孔される。このパンチユニット416は、リングバインド用のリング穴を明ける多穴のパンチである。パンチ穴の穿孔が終了した用紙は、先端突き当てストッパ420の搬送経路から後退して当接動作が解除され、さらに下流へ搬送される。また、穿孔により生じたパンチ屑はパンチ屑ホッパ421に収納される。
次に用紙は整合部へ搬送される。整合部では、冊子にされる多数枚の用紙を整合トレイ422に1枚ずつ受入れ、整合しながら積載してゆく。整合トレイ422には、横揃えジョガー423及び用紙の搬送方向へ用紙を押さえ付ける叩きコロ424が備えられ、図示しないフェンスに用紙の搬送方向(縦方向)を揃えつつ、ジョガー423によって横方向が揃えられる。
整合トレイ422上に冊子にする枚数分の用紙が積載され、整合された後、クランプ425によって、用紙の綴じ側近傍が加圧保持される。整合トレイ422の近傍には、リングカートリッジ保持部426が設けられ、当該リングカートリッジ保持部426内には、リングカートリッジ427が収められている。リングカートリッジ427の中にはリング部材428が多数スタックされている。本実施形態では、円周を3分割したタイプのプラスチックリングを示している。
整合トレイ422に綴じ枚数分の用紙が積載され、整合された後、リングバインド部429がリングカートリッジ427の下部へ回動してリング部材428を取りに行く。リングバインド部429がリンク部材428を1本取り、その1本を保持した状態でクランプ部425の下へ回動し、用紙束の下端に明けられた穴にリング部材428を通す。その後、図示しないバインド機構によってリングバインドが行われる。リングバインドが行われた冊子は、回動する束搬送部430がクランプ部425の下へ移動した後、クランプ425が解除され、束搬送部430のベルトに設けられた放出爪431によって受け取られ、束搬送部430に乗せ換えられる。
その後、束搬送部430が反時計回りに回動し、最終束搬送部432と略直線となる位置まで移動する。そして、束搬送部430のベルトに設けられた放出爪431によって、最終束搬送部432まで冊子が受け渡される。最終束搬送部432からは、同じくベルトに設けられた放出爪433によって冊子が搬送され、スタックトレイ401に排出される。また、スタックトレイ401はスタック量に応じて昇降動作を行う。符号402はスタックトレイ401の最下位の位置を示している。一連の冊子作成(リングバインド製本)の動作は以上である。
なお、パンチ穴がはじめから明けられた用紙の場合、水平搬送路410の途中などにセンサを設けてパンチ穴を検出することによりパンチ穴検知を行う。本実施形態では、スイッチバック部で用紙が停止する部分でパンチ穴の有無を反射型センサによって検知し、その検知結果に基づいてパンチ穴の判別を行っている。
第1及び第2のフィニッシャ130,240は、用紙束に対して、整合、仕分け、端綴じ、中綴じ、中折りなどの用紙処理が可能な装置であり、用紙後処理装置とも称される公知のものである。なお、第1及び第2のフィニッシャ130,240で後処理された用紙はそれぞれの排紙トレイ131,241に排紙される。これらの排紙トレイ131,241は昇降可能であり、用紙あるいは用紙束の最上位の積載用紙の高さ応じて昇降し、安定した排紙動作が可能となっている。
図3は第1の画像形成システム100のソフトウェア構成を示すブロック図である。なお、図3では第1の画像形成システム100を図示しているが、第2の画像形成システム200でも同様である。そのため、図示はしないが、説明の関係で第1及び第2の画像形成システム100,200を区別する必要がある場合には、ソフトウェア及びリング製本機の各構成要素に前者については「−1」を、後者については「−2」と付して説明する。
第1の画像形成システム100は、前述のように第1の画像形成装置110、第1の後処理周辺装置140、及び第1の原稿送り装置111から構成され、第1の画像形成装置110はさらにコントローラ150とエンジン160を備えている。前述のようにコントローラ150及びエンジンは図示しないCPU、ROM、及びRAMをそれぞれ備えている。コントローラ150はエンジン160、第1の原稿送り装置111及び第1の後処理周辺装置140を制御し、エンジン160を使用して用紙に可視画像を形成させる。なお、エンジン160は電子写真方式で用紙に可視画像を形成するための、光書き込みユニット、現像ユニット、転写ユニット、定着ユニットなどの公知の各ユニットを備えている。これらの各ユニットは公知の装置であり、本発明の本質的なものではないので、ここでは説明を省略する。また、エンジン160として、電子写真方式のものの他に、インクジェット方式などの液滴吐出型のエンジンでもよいことは言うまでもない。
コントローラ150は、ジョブ管理部151、HDD制御部152、通信制御部153及び操作部制御部154をソフトウェアとして備え、エンジン160はスキャナ制御部161及びプロッタ制御部162を備えている。また、原稿送り装置111においても原稿搬送制御部112をソフトウェアとして備え、後処理周辺装置140においても各装置に当該装置における後処理動作制御部141をソフトウェアとして備えている。
コントローラ150はユーザからの印刷要求をジョブとして管理する。印刷順や印刷の優先度、異常発生時の印刷再開はジョブ管理部151で行われる。また、1部を構成するページ情報や画像データはジョブ管理部151がHDD制御部152に指示し、HAD制御部152がHDD(ハードディスク装置)に格納する。HDD制御部152は必要に応じてHDDに対してページ情報や画像データの取り出し、あるいはこれらの削除を行う。コントローラ150は自身が決定した順序でエンジン160に印刷指示を行う。特に、リング製本機120を用いた印刷では、コントローラ150はエンジン160に対し、製本指示あるいは用紙束排出指示を行い、この指示に従って後処理周辺装置140は整合トレイ422にスタックされた用紙束に対してリングバインド製本を行って排紙トレイ401に排紙し、あるいは用紙に対して何の処理も施さず、もしくは特定の処理を施さずに排紙トレイ401に排紙する。
通信制御部153はネットワーク300を介して接続された他の画像形成システム、あるいはPC(パーソナルコンピュータ)と通信可能であり、各画像形成システム100,200、及びPC500は、相互にジョブ管理部151で管理されるページ情報や画像データを送受信することができる。
以下、図1に示した代行システムの動作について説明する。
1.第1又は第2の画像形成システム単独の動作
図4は本実施形態における第1あるいは第2の画像形成装置110,210の画像形成からリング製本を行うときの処理手順を示すフローチャートで、コントローラ150のCPUによって実行される。ここでは、第1の画像形成装置110でも第2の画像形成装置でも処理は同じなので両者を単に画像形成装置として説明する。
図4において、画像形成装置110のエンジン160がコントローラ150の指示によって用紙に画像を形成すると(ステップS101)、用紙は後段のリング製本機120に送られ、リング製本機120のパンチユニット416によって穿孔処理が施される(ステップS102)。次いで、用紙は整合トレイ422に搬送される(ステップS103)。整合トレイ422において縦横両方向の整合が叩きコロ424と横揃えジョガー423によって1枚ずつ実行され、整合トレイ422に蓄積される用紙枚数がチェックされる(ステップS104)。印刷枚数の管理はジョブ管理部151で行われる。
整合トレイ422に搬送された用紙枚数が綴じ枚数を超過しないで(ステップS104−N)、最終ページまで達した場合には(ステップS106−Y、ステップS107−Y)、整合トレイ422上の用紙束をリングバインド機構によって綴じ、束搬送部430及び最終束搬送部432を介してスタックトレイ401に排出する。一方、ステップS104で綴じ枚数を超過した場合には、整合トレイ422上の用紙束に対してリングバインドを行わず(バインドせずに)束搬送部430に排出する(ステップS105)。この処理を綴じ可能枚数の最終の用紙まで繰り返す(ステップS106−N)が、綴じ可能枚数を超えた次の用紙は整合トレイ422上で綴じ可能なので、ステップS101からステップS106までの処理を繰り返し、最終の用紙に達すると(ステップS106−Y)、綴じ枚数を超過しているので(ステップS107−Y)、整合トレイ422の用紙束に対してリングバインドを行わず排出する(ステップS109)。
したがって、1部が最大綴じ枚数(綴じ可能枚数)以下の用紙枚数の場合には、リングバインド処理されて排紙され、1部が最大綴じ枚数を超える枚数の用紙束はパンチ処理だけ施され、リングバインドされずに排紙される。
例えば綴じ可能枚数、すなわちステップS104で綴じ枚数を超過した否かを判断する基準となる枚数(最大綴じ枚数)を50枚とすると、印刷枚数が60枚の場合、整合トレイ422に搬送される用紙枚数が51枚になるときに整合トレイ上422上のパンチ済み用紙50枚に対してリングバインドすることなく排出する(ステップS105)。51枚目からの用紙は整合トレイ422上に積載され(ステップS104,S106)、60枚になった時点で最終の用紙と判断され(ステップS106−Y)、さらに、綴じ枚数の超過があるかどうかの判断で(ステップS107)、10枚超過しているので、整合トレイ422上の10枚の用紙は綴じられずに排紙される(ステップS109)。これにより、スタックトレイ401には、パンチ処理のみ施され、リングバインドが施されていない60枚の用紙束(冊子)がスタックされる。
そのため1部が最大綴じ枚数以下の場合には、リングバインド処理が施され、最大綴じ枚数を超える場合にはリングバインド処理が施されない状態で排紙される。そこで、リングバインド処理されていない用紙束については、別途、用紙束の厚さに対応したリング製本機でリングバインド処理を施せばよいことになる。したがって、最大綴じ枚数を超える場合に、システムを停止させてその旨オペレータに報知するというような無駄を省くことができる。
2.第1の画像形成システムの動作を第2の画像形成システムに代行させるときの動作
2.1 2部目以降を代行先でリング製本
図1のシステム構成図に示したように第1及び第2の画像形成システム100,200は、ネットワーク300を介して接続されている。そこで、両者を連携させ、一方の画像形成システムの最大綴じ枚数が他方の画像形成システムの最大綴じ枚数より多く、他方の処理枚数が自身の最大綴じ枚数より多く、一方の最大綴じ枚数より少ないとき、ネットワーク300を介して通信を行い、一方の画像形成システムに他方の画像形成システムの画像形成処理及びリング製本処理を代行させるようにする。
図5は、このときの処理手順を示すフローチャートである。同図において、第1の画像形成システム(図では、画像形成システムAと記す。以下の実施形態でも同様)100の画像形成装置110のエンジン160がコントローラ150の指示によって用紙に画像を形成すると(ステップS201)、用紙は後段のリング製本機120に送られ、リング製本機120のパンチユニット416によって穿孔処理が施される(ステップS202)。次いで、用紙は整合トレイ422に搬送される(ステップS203)。整合トレイ422において縦横両方向の整合が叩きコロ424と横揃えジョガー423によって1枚ずつ実行され、整合トレイ422に蓄積される用紙枚数がチェックされる(ステップS204)。印刷枚数の管理は図4のフローチャートの場合と同様にジョブ管理部151で行われる。
整合トレイ422に搬送された用紙枚数が綴じ枚数を超過しないで(ステップS204−N)、最終ページまで達した場合には(ステップS206−Y、ステップS207−Y)、整合トレイ422上の用紙束をバインド機構によって綴じ、束搬送部430及び最終束搬送部432を介してスタックトレイ401に排出する。一方、ステップS204で綴じ枚数を超過した場合には、整合トレイ422上の用紙束をバインドせずに束搬送部430に排出するという処理を最終ページまで繰り返す(ステップS205、S206−N)。最終ページに達すると(ステップS206−Y)、綴じ枚数を超過しているので(ステップS207−Y)、整合トレイ422の用紙束をバインドせずに排出する(ステップS209)。
次いで、第1の画像形成装置110のコントローラ150は、ネットワークを介して第2の画像生成システム200の第2の画像形成装置210のコントローラ150−2に第2の画像形成システム200で第1の画像形成システム100で処理すべき綴じ枚数と同じ枚数が綴じ可能かどうかを問い合わせ、綴じ可能かどうかを確認する(ステップS210)。綴じ不能であれば、綴じ処理を行うことなくステップS201に戻って第1の画像形成システム100でステップS201以降の処理を繰り返し、綴じ可能であれば、2部目以降の第2の画像形成システム200で処理するように出力先を切り換える(ステップS211)。
ここで、前述のように第1の画像形成システム100の最大綴じ枚数が50枚とした場合、第2の画像形成システム200の最大綴じ枚数が100枚であれば、60枚の用紙束は第2の画像形成システム200で綴じて製本することができる。そこで、第1の画像形成システム100は、ステップS210で第2の画像形成システム200で閉じ可能であることが確認できた時点で、HDDに格納されているページ情報及び画像データを第2の画像形成システム200側に転送する。第2の画像形成システム200は第1の画像形成システム100からページ情報及び画像データを受信すると、2部目以降の画像形成を第2の画像形成装置210で、リングバインド製本を第2のリング製本機230でそれぞれ実行し、第1の画像形成システム100に指示されたリングバインド製本を第2の画像形成システム200に代行させる。
このように処理すると、2部目以降の印刷を中止することなく、リングバインド製本を行うことができる。
2.2 1部目の残り用紙と2部目以降の用紙を代行先でリング製本
前記2.1の場合、1部目の用紙が第1の画像形成システム100の最大綴じ枚数より多いときには、リングバインドが実行されないので、1部目については別途リングバインドを行う必要がある。1部だけリングバインドを行う場合、通常、リングバインド装置を使用せずにユーザあるいはオペレータが自身でリング部材を装着する。その際、リング部材はリングカートリッジに装着されているので、必要な大きさのリング部材をリングカートリッジから取り外し、あるいはリングカートリッジ装着するリング束の中から1本だけ取り出し、そのリング部材を使用する。このため、たった1部の用紙束を綴じるのに手間がかかる。
そこで、図1に示したシステムにおいて、第1の画像形成システム100が、用紙束の綴じ枚数が自身の最大綴じ枚数を超えた時点で第2の画像形成システム200側に処理を代行させ、越えた分の用紙束と2部以降の用紙束についてリングバインドを施し、1部目の用紙束について綴じ可能なリング部材を装着した状態で排紙するようにすることができる。
図6は、このように処理する処理手順を示すフローチャートである。同図において、第1の画像形成システム100の画像形成装置110のエンジン160がコントローラ150の指示によって用紙に画像を形成すると(ステップS301)、用紙は後段のリング製本機120に送られ、リング製本機120のパンチユニット416によって穿孔処理が施される(ステップS302)。次いで、用紙は整合トレイ422に搬送される(ステップS303)。整合トレイ422において縦横両方向の整合が叩きコロ424と横揃えジョガー423によって1枚ずつ実行される一方、整合トレイ422に蓄積される用紙枚数がチェックされ、最大綴じ枚数を超過したか否かが判断される(ステップS304)。印刷枚数の管理は図4のフローチャートの場合と同様にジョブ管理部151で行われる。
ステップS304で綴じ枚数が最大綴じ枚数を超えずに最終ページに至った場合(ステップS304−N、S305−Y)には、第1の画像形成システム100の第1のリング製本機120でバインド処理が実行され、リングバインドされた冊子がスタックトレイ401に排紙される。
ステップS304で最終ページに至る前に最大綴じ枚数を超過した場合には(ステップS304−Y)、第1のリング製本機120の整合トレイ422上の用紙束をバインド処理せずにスタックトレイ401に排出し、第2の画像形成システム200が第1の画像形成システム100より最大綴じ枚数、言い換えれば綴じ枚数の上限が多いかどうかを判断する(ステップS308)。この判断は、第1の画像形成システム100のコントローラ150−1から第2の画像形成システム200のコントローラ150−2にネットワークを介して第2の画像形成システム200のリング製本機230の最大綴じ枚数を問い合わせることにより行われる。この判断で、第2の画像形成システム200の最大綴じ枚数の方が第1の画像形成システム100の最大綴じ枚数以下であれば(ステップS308−N)、ステップS301に戻って以降の処理を繰り返す。
一方、第2の画像形成システム200の最大綴じ枚数の方が第1の画像形成システム100の最大綴じ枚数より多ければ(ステップS308−Y)、1部目の残りを第2の画像形成システム200でリングバインドして出力し(ステップS309)、さらに、2部目以降の用紙は第2の画像形成システム200でリング製本して出力する(ステップS310)。すなわち、ステップS308で第2の画像形成システム200の最大綴じ枚数が第1の画像形成システム100の最大綴じ枚数より多いと判断された時点で、ページ情報及び画像データが第1の画像形成システム100のコントローラ150ー1側から第2の画像形成システム200のコントローラ150−2側に転送され、第2の画像形成システム200のコントローラ150−2では、受信したページ情報及び画像データに基づいて画像形成とリング製本処理を実行する。
このように処理すると、リングバインド対象の用紙束の枚数が第1の画像形成システム100の最大綴じ枚数より多く、第2の画像形成システムでリングバインドが可能な場合には、2部目以降を第2の画像形成システム200で画像形成とリング製本を代行して行い、1部目を綴じるためのリング部材を付加して1部目の残りページをそれぞれ第2の画像形成システム200のリング製本機230のスタックトレイ401−2に出力することができる。これにより、ユーザあるいはオペレータは1部目を綴じるリング部材を別途用意して使用する必要がなくなり、印刷終了後に1部目を手動で綴じて製本することが容易に行える。
2.2.1 1部目の残り用紙の排出順
前記2.2では、第2の画像形成システム200の最大綴じ枚数の方が第1の画像形成システム100の最大綴じ枚数より多ければ(ステップS308−Y)、1部目の残りを第2の画像形成システム200で出力し(ステップS309)、さらに、2部目以降の用紙も第2の画像形成システム200で出力する(ステップS310)ようにしている。このように排紙した場合、最初の1部目がスタックトレイ401−2の一番下に排紙され、その上から2部目以降が積載される。そのため、1部目をリングバインドしようとすると、2部目以降の冊子をスタックトレイ401−2から取り出さないと、リングバインドを実施することができない。部数が少ない場合には、さして問題にはならないが、部数が多い場合には取り出すのに時間と手間がかかり、非能率的である。
そこで、第1の画像形成システム100で画像形成とパンチ処理を行った1部目の残りが、2部目以降の冊子の一番上にあれば、1部目の用紙束をスタックトレイ401−2から簡単に取り出すことができ、リングバインドを行う際の手間の少なくなる。
図7は、この処理を行う処理手順を示すフローチャートである。同図において、ステップS401からステップS408までは図6のステップS301からステップS308までと同一の処理を実行する。そして、ステップS408で第2の画像形成システム200の最大綴じ枚数の方が第1の画像形成システム100の最大綴じ枚数より多ければ(ステップS408−Y)、2部目以降の用紙を第2の画像形成システム200でリング製本して出力する(ステップS409)。そして、1部目の残りを第2の画像形成システム200でリングバインドして出力する(ステップS410)。
すなわち、ステップS408で第2の画像形成システム200の最大綴じ枚数が第1の画像形成システム100の最大綴じ枚数より多いと判断された時点で、ページ情報及び画像データが第1の画像形成システム100のコントローラ150ー1側から第2の画像形成システム200のコントローラ150−2側に転送され、第2の画像形成システム200のコントローラ150−2では、受信したページ情報及び画像データに基づいて2部目の用紙束から先に処理し、最終部まで処理を終えた後、1部目の最大綴じ枚数以降の用紙の用紙束を綴じて出力する。
これにより、2つの画像形成システムに出力の分かれた1部目の残りページ側が取り出しやすくなり、ユーザあるいはオペレータがリングバインドを行う際の作業の能率の向上を図ることができる。
2.2.2 1部目の残りページの並行排出
前記2.1では、ステップS207で第1の画像形成システム100において綴じ枚数が超過したとき、綴じ対象の用紙の用紙枚数が第2の画像形成システム200の最大綴じ枚数以下であれば(ステップS210)2部目以降を第2の画像形成システム200で画像形成し、リング製本を行うようになっている。このとき、第1の画像形成システム100で綴じる用紙枚数が確定するのは、最終ページ出力時かそれ以前となる。図5の例では、1部目の綴じ不能な用紙を排紙した後、2部目以降を第2の画像形成システム100で綴じるようになっているが、1部目の綴じ不能な用紙を全て排紙した後でないと、2部目の処理が開始されないので、用紙枚数が確定して1部目の綴じ不能な用紙が全て排紙されるまでの時間、第2の画像形成システム200は排紙完了を待つだけであり、この間無駄な時間となる。
そこで、第1の画像形成システム100で画像形成し、リング製本する用紙が最大綴じ枚数を超えた場合、用紙枚数が確定するまで、第1の画像形成システム100での出力を続けるが、用紙枚数が確定した時点で第2の画像形成システム200の最大綴じ枚数と比較し、第2の画像形成システム200で綴じ可能な枚数であれば、2部目以降の処理を第2の画像形成システム200に切り換え、代行して実施する。1部目の残り用紙がある場合は、第2の画像形成システム200での出力と並行して第1の画像形成システム100で前記残りの用紙については、パンチ処理のみを施して出力する。
図8は、この処理を行う処理手順を示すフローチャートである。同図において、ステップS501からステップS504までは、図5におけるステップS201からステップS204までと同一の処理を実行し、第1の画像形成システム100におけるリング製本機120の整合トレイ422に搬送された用紙枚数が綴じ枚数を超過しないで(ステップS504−N)、最終ページまで達した場合には(ステップS505−Y、ステップS506−N)、整合トレイ422上の用紙束をバインド機構によって綴じ、束搬送部430及び最終束搬送部432を介してスタックトレイ401に排出する(ステップS507)。
一方、ステップS504で綴じ枚数を超過した場合には、整合トレイ422上の用紙束をバインドせずに束搬送部430に排出し(ステップS509)、1部分のページ数が確定するまで、ステップS501からステップS504、及びステップS509の処理を繰り返す(ステップS510−N)。そして、1部分のページ数が確定すると(ステップS510−Y)、第1の画像形成装置110のコントローラ150−1は、ネットワーク300を介して第2の画像生成システム200の第2の画像形成装置210のコントローラ150−2に第2の画像形成システム200で1部分の綴じが可能かどうかを問い合わせ、その結果に基づいて綴じ可能であれば(ステップS511−Y)、2部目以降を第2の画像形成システム200で出力させ(ステップS512)、ステップS501からの処理を繰り返す。また、ステップS511で第2の画像形成システム200で1部分のページ数の綴じが不可能であれば(ステップS511−N)、第2の画像形成システム200に処理を代行させることなく、ステップS501からの処理を繰り返す。
他方、ステップS504で最大綴じ枚数を超えない状態で最終ページに達した場合には(ステップS504−N、S505−Y)、現在処理している用紙が最大綴じ枚数が超過した後のものか否かを判断する(ステップS506)。この判断で超過したものであれば(ステップS506−Y)、整合トレイ422上の用紙束を綴じることなくパンチ処理だけで排紙する(ステップS508)。
このように処理すると、ステップS511で綴じ可能と判断された時点で、1部目の残りページに関係なくステップS512に移行し、第1の画像形成システム100のコントローラ150−1から第2の画像形成システム200のコントローラ150−2にページ情報及び画像データを送信するので、第2の画像形成システム200で2部目以降を出力している間に、第1の画像形成システムでは1部目の残りのページを出力することができる。
これにより、2つの装置での並行動作が可能となり、生産性の向上を図ることができる。
2.3 インサータを使用した1部目の用紙束のリング綴じ
2.3.1 ユーザあるいはオペレータの処理による1部目の用紙束のリング綴じ
図1に示すように第2の画像形成システム200は第2の画像形成装置210の後段にインサータ220を備え、リング製本機230はインサータ220の後段に設けられている。そこで、第1の画像形成システム100で1部のページ数が最大綴じ枚数を超えていた場合、前記2.1では、1部目の用紙束についてリングバインドを行わずにパンチ処理だけ施して出力していたのを、1部について綴じ可能な枚数であれば前記インサータ220にセットして第2のリング製本機でリングバインドを行わせることができる。
図9はこのときの処理手順を示すフローチャートである。同図において、用紙に画像を形成すると(ステップS601)、用紙は後段のリング製本機120に送られ、リング製本機120のパンチユニット416によって穿孔処理が施される(ステップS602)。次いで、用紙は整合トレイ422に搬送され(ステップS603)、整合トレイ422に蓄積される用紙枚数がチェックされる(ステップS604)。
整合トレイ422に搬送された用紙枚数が綴じ枚数を超過しないで(ステップS604−N)、最終ページまで達した場合には(ステップS606−Y、ステップS607−Y)、整合トレイ422上の用紙束をバインド機構によって綴じ、束搬送部430及び最終束搬送部432を介してスタックトレイ401に排出する。一方、ステップS604で綴じ枚数を超過した場合には、整合トレイ422上の用紙束をバインドせずに束搬送部430に排出するという処理を最終ページまで繰り返す(ステップS605、S606−N)。最終ページに達すると(ステップS606−Y)、綴じ枚数を超過しているので(ステップS607−Y)、整合トレイ422の用紙束をバインドせずに排出する(ステップS609)。
次いで、第2の画像形成システム200で第1の画像形成システム100で処理すべき枚数と同じ枚数が綴じ可能かどうかをチェックし(ステップS610)、綴じ不能であれば、綴じ処理を行うことなくステップS601に戻ってステップS201以降の処理を繰り返し、綴じ可能であれば、2部目以降の用紙については第2の画像形成システム200で処理するように出力先を切り換える(ステップS611)。そして、第1の画像形成システム100で排紙されたパンチ処理のみが施された1部目の用紙束を全てインサータ220の給紙トレイ221あるいは222にセットし、最終部の綴じ処理終了後に自動的にリング製本機230に1枚ずつ給紙して搬送し、パンチ処理を省略してリング製本機230でリングバインド製本処理を実行させる(ステップS612)。ステップS612でパンチ処理を省略するのは、1部目の用紙は第1の画像形成システム100ですでにパンチ処理が終了しているからである。
なお、ステップS601からステップS611までは、図5に示したフローチャートのステップS201からステップS211までの同一であり、実施的には図5のフローチャートのステップS211の後段にインサータ220を使用したリングバインド製本処理を加えたものと等価である。
このように処理すると、1部目のリングバインドを手動で行う必要がなくなり、利便性の向上及び作業効率の向上を図ることができる。
2.3.2 1部目の用紙束のリング綴じの自動化
1部目出力途中で綴じ枚数超過が判断できる場合、2部目以降を第2の画像形成システム200に代行させて出力を開始し、第2の画像形成システム200において最終部の出力を終えた際にインサータ220に1部目がセットされていたら、インサータ220からリング製本機230に用紙を供給する。そのとき、リング製本機230では、用紙にパンチ処理を行わないで整合トレイ420に1部目の用紙を集積する。インサータ220からの用紙給紙を終了した後に1部目の残りページがあれば、これを再び第2の画像形成システム200で印刷してパンチしながら整合トレイ420−2に集積し、1部分の全ての用紙が整合トレイ420−2に集積された時点で、リングバインド製本処理を実行する。
図10は、このときの処理手順を示すフローチャートである。同図において、第1の画像形成システム100から1部目が出力されると(ステップS701)、1部目のページ数が最大綴じ枚数を超えているかどうかをチェックする(ステップS702)。このチェックでは、1部目の最終ページの場合でも、最終ページに至る前に検出された場合でもよい。このチェックで綴じ枚数が最大綴じ枚数以下であれば(ステップS702−N)、さらに部の最終ページかどうかをチェックし(ステップS703)、部の最終ページになった時点で第1の画像形成システム100のリング製本機120でリングバインド製本処理を施す(ステップS704)。
ステップS702のチェックで、ページ数が最大綴じ枚数を超えていれば(ステップS702−Y)、前述のようにネットワークを介して2部目以降は第2の画像形成システム200に画像形成及びリングバインドを代行させて出力する(ステップS705)。これを最終部まで繰り返し(ステップS706−N)、最終部まで出力した(ステップS706−Y)後、インサータ220に1部面の用紙束がセットされているかどうかをチェックする(ステップS707)。インサータ220にセットされていれば(ステップS707−Y)、インサータ220の用紙をリング製本機230に給紙する。リング製本機230では、インサータ220からの用紙はすでに第1の画像形成システム100においてパンチ処理されているので、パンチ処理を行わずに整合トレイ422に用紙を搬送する(ステップS708)。
そして、1部目に残りページがあるかどうかを確認し(ステップS709)、残りページがあれば、第2の画像形成システム200で1部目の残りページをパンチ処理して出力する(ステップS710)。その後、第2の画像形成システム200で1部目の用紙束に対してリングバインド製本処理を行ってスタックトレイ401−2に排紙する。また、ステップS707でインサータ220に1部目がセットされていない場合には、ステップS708をスキップしてステップS709で1部目の残りページを確認する。このステップS709で1部目の残りページがなければ、ステップS710をスキップしてステップS711の処理を実行する。すなわち、ステップS711で1部目の用紙束に対して第2の画像形成システム200のリング製本機230でリングバインド製本を実行し、リングバインド製本された1部目の冊子をスタックトレイ401−2に排紙する。
このように処理すると、2つの画像形成システムに出力の分かれた1部目の残りページ側が取り出しやすくなるとともに、インサータを使用した1部目の綴じ処理の自動化も可能となる。
2.3.3 インサータからの給紙を、インサータに用紙セット後最初の部の切り替わり目で実行
前記ステップS612では、インサータからの給紙タイミングを、ジョブ(ここでは、指示された部数全てを出力すること意味する。)の最終部に設定している。すなわち、第2の画像形成システム200で2部目以降の用紙束を綴じ処理して冊子を形成した後、1部目の用紙をインサータ220から給紙してリングバインドし、製本している。しかし、製本はジョブの最終部でなくとも部の区切り目で実行することが可能である。
図11は、このように処理するときの処理手順を示すフローチャートである。同図において、第1の画像形成システム100から1部目が出力されると(ステップS801)、1部目のページ数が最大綴じ枚数を超えているかどうかをチェックする(ステップS802)。綴じ枚数の超過がなければ、最終部まで第1の画像形成システム100で画像形成、及びリングバインド製本を実行する。
一方、ステップS802で綴じ枚数が超過していれば、2部目以降は第2の画像形成システム200が画像形成及びリングバインド製本の処理を代行して出力する(ステップS804)。その間、部の区切りになると(ステップS805−Y)、インサータ220に1部目の綴じ処理を行っていない用紙束がセットされたかどうかをチェックし(ステップS806)、セットされているとインサータ220の用紙をリング製本機230に給紙する。リング製本機230では、インサータ220から搬入されてきた用紙に対して、パンチ処理を施すことなく整合トレイ422−2に排紙する(ステップS807)。
次いで、1部目に残りページがあれば、残りページは第2の画像形成システム200で出力する(ステップS809)。この出力では、ステップS807で整合トレイ422−2上に排紙され、集積された第1の画像形成システム100から運び込まれた1部目の最初に形成された用紙束の上に残りの用紙が順に積み重ねられる。そして、このタイミングで1部目の用紙束の前ページ数が揃うので、リング製本機230のリングバインド部429−2で綴じ処理が行われスタックトレイ401に排紙される(ステップS810)。
そして、残り部数の有無を確認し(ステップS811)、残り部数があればステップS812で残りの部数を第2の画像形成システム200で処理し、リングバインド製本する(ステップS812)。残りの部数がなければ、そのまま終了する。また、ステップS806でインサータ220に1部目がセットされていない場合には、残り部数を確認し(ステップS811)、残り部数の有無に応じて第2の画像形成システム200で残りの部数を出力する(ステップS812)か、そのまま終了するかが決定される。
このように処理すると、インサータ220からの給紙が完了した後の中止や部数変更で、1部目の印刷を無駄にすることを防止することができる。
2.4 第1の画像形成システムから第2の画像形成システムへの切り換え
第1の画像形成システム100での画像形成及びリングバインド製本に際して、前述のように第1の画像形成システム100ではリングバインド製本できないページ数の場合に、このページ数であってもリングバインド可能な第2の画像形成システムに処理を代行することについてはこれまでに述べた通りである。しかし、代行際しては第1の画像形成システム100から第2の画像形成システム200に代行を依頼する必要がある。さらにこの依頼を行うについて、ユーザが行うのか、あるいは自動的に第1の画像形成システム100が第2の画像形成システム200に依頼するのかという問題が生じる。
そこで、ここでは、ページ数nが閉じ可能枚数を超えることを判断できた時点で、第1の画像形成システム100から第2の画像形成システム200への出力切り換えを、自動で行うか、ユーザに一旦問い合わるかを事前に設定可能とした。
図12は、このときの処理手順を示すフローチャートである。同図において、第1の画像形成システム100から1部目が出力されると(ステップS901)、1部目のページ数が最大綴じ枚数を超えているかどうかをチェックする(ステップS902)。このチェックでは、1部目の最終ページの場合でも、最終ページに至る前に検出された場合でもよい。このチェックで綴じ枚数が最大綴じ枚数を超過したことを検知した時点で(ステップS902−N)、他の画像形成システムへの自動切り換えが設定されているかどうかをチェックする(ステップS903)。自動切り換えが設定されていれば(ステップS903−Y)、部のページ数分を綴じ可能な画像形成システム、ここでは第2の画像形成システム200に処理を代行させ、2部目から画像形成及びリングバインド製本処理を第2の画像形成システム200で実行する(ステップS909)。
これに対して、自動切り換えが設定されていない場合(ステップS903−N)には、第1の画像形成システム100の動作を停止し、リングバインド可能な第2の画像形成システム200へ代行させてよいかどうかをユーザに問い合わせる(ステップS904)。次いで、リング部材428が容量の大きなものに交換されたかどうかをチェックする(ステップS905)。大きなものに入れ替えられていれば、問い合わせを終了して(ステップS906)ステップS901に戻り、残りのページがあれば1部目の残りのページの処理を行う。
一方、入れ替えがなければ、第1の画像形成システム100では綴じ処理が不可能なので、他の綴じ能力の大きな画像形成システムに切り換えるかどうかの指示を確認し(ステップS907)、指示がなければ(ステップS907−N)問い合わせを終了して(ステップS906)ステップS901からの処理を繰り返す。指示があれば(ステップS907−Y)、問い合わせを終了して(ステップS908)、処理を綴じ能力の大きな他の画像形成システム、ここでは第2の画像形成システム200に移管し(代行させ)、処理が済んでいないページから第2の画像形成システム200で最終部まで処理させる(ステップS909)。
前記1.で説明したように、例えば綴じ可能枚数、すなわちステップS902で綴じ枚数を超過した否かを判断する基準となる枚数(最大綴じ枚数)を50枚とすると、印刷枚数が60枚であって、ステップS903で自動切り換え設定がなされていない場合、この問い合わせは第1の画像形成システム100の第1の画像形成装置110の操作パネル112の操作表示部112aに対してメッセージを表示することにより行われ、操作表示部112aに表示された選択ボタンをタッチ操作することによりユーザの指示が入力される。なお、図1では、操作パネル112は第1の画像形成装置110の本体上面に設けられているので特に図示されてはいないが、図1において符号112で示す位置に図14に示すような操作パネル112が設けられている。
この問い合わせに対して、切り換え設定されていないときには、図16に示すように「現システムではリング製本できないので、他のシステムに出力を切り換えますか?」というメッセージ114fとともに「はい」「いいえ」の選択ボタン114g、114hを表示し、ユーザに問い合わせる。この表示画面からユーザが「はい」を選択したとき、第1の画像形成システム100のリング製本機120のリング部材428−1が容量の大きいもの、ここでは50枚以上リングバインドが可能なものに交換されていなければ、ステップS908及びステップS909の処理が実行されることになる。なお、第2の画像形成システム200は第2の画像形成システムとして機能し得る(部の前ページを綴じ可能な)システムであり、ネットワーク300に接続されたシステムであれば特に特定はされていない。
また、図16に示した操作表示部112aは図14に示した操作パネル112の操作表示部112aの表示例の1つを示す図で、図15の表示画面でリング製本114dを選択し、リング製本している過程で表示される。
第1の画像形成システム100における第1の画像形成装置110の操作パネル112は図14の正面図に示すように操作表示部112a、テンキー112b、ストップボタン112c、スタートボタン112d及び電源ボタン112e等が設けられ、操作表示部112aはタッチパネルである。テンキー112b及び他のボタン112b〜112dはハードキーである。操作表示部112aの図において左側には、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能などを選択するための機能キー等が設けられ、テンキー112Bの右側には、クリアーボタンや割り込みボタンなどの作業を選択する選択キーが設けられている。
図15に示すように操作パネル112の操作表示部112aには、「コピーできます」表示112a1、「原稿、セット枚数、コピー枚数」表示112a2に加えて、用紙選択ボタン112b1、変倍選択ボタン112b2、原稿種選択ボタン112b3、濃度選択ボタン112b4、紙種選択ボタン112b5、原稿セット方向選択ボタン112b6、及び用紙処理選択表示部113等が設定表示される。
用紙選択ボタン112b1は、用紙カセットから原稿サイズやコピーサイズに合わせて自動的に最適なサイズの用紙を選択し、あるいは手動で意図するサイズの用紙を選択するために使用する。変倍選択ボタン112b2では、等倍も含め、変倍率を選択する。原稿画像種選択ボタン112b3では文字原稿、写真原稿など原稿種が選択される。濃度選択ボタン112b4はコピー濃度を自動もしくは手動で選択するためのものである。紙種選択ボタン112b5では、サイズ混載や薄紙厚紙などの用紙種類などが選択される。原稿セット方向選択ボタン112b6では原稿のセット方向が選択される。
用紙処理選択表示部113には、排紙/登録タブ114a、フィニッシャタブ114b、折り/パンチタブ114c、リング製本タブ114d、製本タブ114e及び表示入力画面114が表示制御により設定される。接続された後処理周辺機によってタブの種類やタブ内の選択可能なボタンの種類が変わってくる。
リング製本タブ114dをタッチすると、図15の表示入力画面となり、この画面からこのシステムで実行可能なリング製本の種類と製本時の綴じ方向が表示されここからいずれかを選択すると、その選択されたリング製本が自動的に実行される。
このリング製本が自動的に実行されている際に、リング不能なページ数であると判断されると、前記ステップS903以降の処理になり、ステップS904の処理で前述の図16の表示画面となる。
このように処理すると、第1及び第2の画像形成システム100,200を含むネットワークシステムで、リングバインド製本の自動切り換えの是非をユーザが設定し、その設定に基づいてリングバインド製本が実行されるので、ユーザの利用環境や用途に応じたリング製本が可能となり使用性の向上を図ることができる。
2.4.1 ユーザ指定による第1の画像形成システムから第2の画像形成システムへの切り換え
前記2.4では、第2の画像形成システム200は、第2の画像形成システムとして機能し得るシステムが複数あった場合に、どの画像形成システムを選択するかは特定されておらず、機能的に綴じ処理可能であればよい。しかし、選択された第2の画像形成システム200が第1の画像形成システム100から離れた場所、例えば同じフロアーの最も離れた場所、あるいは異なるフロアーに設定されているものである場合、第1の画像形成システム100で出力しなかった1部の残りのページをインサータ220にセットする際、不便である。また、残りのページを運んでいる際に、2部以降の処理が終了しても、最初の1部の残りをインサータ220にセットして前ページのリングバインドを終了しないと、次のユーザ、あるいはオペレータは当該第2の画像形成システム200のリング製本機230を使用することはできない。そのため、この時間がロス時間となる。
そこで、第1の画像形成システム100の処理を代行する第2の画像形成システム200が複数存在する場合に、ユーザが代行する画像形成システムを選択できれば、少しでも効率良く作業ができる画像形成システムを使用することが可能となる。
図13は、このように処理するときの処理手順を示すフローチャートである。同図において、第1の画像形成システム100から1部目が出力されると(ステップS1001)、1部目のページ数が最大綴じ枚数を超えているかどうかをチェックする(ステップS1002)。このチェックでは、1部目の最終ページの場合でも、最終ページに至る前に検出された場合でもよい。このチェックで綴じ枚数が最大綴じ枚数を超過したことを検知した時点で(ステップS1002−N)、第1の画像形成システム100の動作を停止し、第2の画像形成システムの切り換え先の候補を列挙し、ユーザに選択を問い合わせる(ステップS1003)。ここではA機システムが70枚、B機システムが100枚、C機システムが100枚綴じ可能であり、このA機システム、B機システム、及びC機システムの選択ボタン114j,114k,114lが表示入力画面114に表示され、ユーザへの問い合わせが行われる。
次いで、切り換えるシステムが選択されるのを待ち(ステップS1004)、選択された時点で問い合わせを終了し、図17の表示入力画面114を閉じ(ステップS1006)、指定された切り換え先、ここでは、A機システム、B機システム、C機システムのいずれかを第2の画像形成システム200として選択し、その選択されたシステムで2部目以降のリングバインド製本処理、及び1部目の全ページのリングバインド製本処理を実行し、ジョブを終了する。
このように処理すると、第2の画像形成システム200として実行させるシステムをユーザあるいはオペレータ自身が選択できるので、利便性の向上を図ることができる。
3.PCからの印刷指示
これまでの例は、リングバインド製本する場合に、1部のページ数が使用している第1の画像形成システム100でリングバインド製本不能なページ数であるときに、リングバインド製本可能な他の画像形成システム、ここでは第2の画像形成システム200に、リングバインド製本を代行してもらい、第1の画像形成システム100にセットされた用紙束に対する1つのジョブを完了するように意図している。しかし、代行システム1には、画像形成装置、プリンタ、画像形成(製本)システム100,200などの他にPC500も接続され、PC500から印刷依頼、リングバインド製本依頼が行われる場合もある。このときも用紙処理は同様の考え方で処理される。
例えば、前記代行システム1で、PC500から1部60ページの用紙束を10部、リングバインド製本を行うように依頼があり、出力先として第1の画像形成システム100がPC500で選択された場合、1部が60ページであるというページ情報と、各ページの画像データが第1の画像形成システム100に送信される。第1の画像形成システム100では、コントローラ150の通信制御部153が受信し、1部を構成するページ情報や画像データはジョブ管理部151がHDD制御部152に指示し、HAD制御部152がHDDに格納する。そして、コントローラ150から印刷指示があると、ジョブ管理部151はHDD制御部152にHDDからのページ情報及び画像データの取り出しを指示し、コントローラ150はプロッタ制御部162にHDDから取り出したページ情報及び画像データを送信して用紙に画像を形成させる。
この過程で、前記1.及び2.で説明した各動作が、1部の用紙束の用紙枚数が第1の画像形成システム100における最大綴じ枚数以下から超過したかに応じて適宜実行され、代行システム1として機能し、1ジョブ、複数部のリングバインド製本が実行される。
なお、PC500から印刷を指示した場合の、前記2.4、及び2.4.1の項で説明した操作パネル112の表示画面からの選択操作は、PC500のディスプレイ上でのポインティングデバイスを使用した選択動作に置き換えて同様の操作手順で実行される。
なお、本発明は本実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の技術思想に含まれる技術的事項の全てが対象となる。
416 パンチユニット
428 リング部材
429 リングバインド部
120 第1のリング製本機
230 第2のリング製本機
110 第1の画像形成装置
210 第2の画像形成装置
100 第1の画像形成システム
200 第2の画像形成システム
1 ネットワーク製本システム(代行システム)
150 コントローラ
220 インサータ
110 操作パネル
500 パーソナルコンピュータ(PC)
300 ネットワーク
特開2008−94081号公報 特開2008−100844号公報 特開2008−126482号公報

Claims (15)

  1. 用紙に対して画像を形成する画像形成装置と、この画像形成装置の後段に配置され、用紙に対してリング穴を穿孔するパンチ手段、及び用紙に穿孔されたリング穴にリング部材を通して綴じるリング綴じ手段を有するリング製本機とを含む画像形成システムが、ネットワークに対して通信可能に複数接続されたネットワーク製本システムであって、
    1つの画像形成システムでリング綴じ製本を行う際、前記1つの画像形成システムの制御手段は、画像形成枚数が当該1つの画像形成システムで綴じ可能な最大綴じ枚数を越えたと判断した場合、
    前記ネットワークに接続された他の画像形成システムで前記最大綴じ枚数を越えた枚数の綴じ処理が可能かどうかを確認し、
    処理可能な他の画像形成システムが存在するときには、
    前記1つの画像形成システムに1部目の所定枚数の用紙に対して自身のパンチ手段でパンチ処理して排紙させ、
    前記他の画像形成システムに画像形成とリング綴じ製本に必要な情報を送信し、少なくとも2部目以降の用紙については画像形成処理とリング綴じ製本処理を代行させること
    を特徴とするネットワーク製本システム。
  2. 請求項1に記載のネットワーク製本システムであって、
    前記1部目の所定枚数が1部目の全ての用紙であり、
    前記制御手段は、前記他の画像形成システムに2部目以降の用紙について前記画像形成処理とリング綴じ製本処理を代行させること
    を特徴とするネットワーク製本システム。
  3. 請求項2に記載のネットワーク製本システムであって、
    前記制御手段は、前記1部目の綴じ枚数が最大綴じ枚数より多いことを認識した時点で、前記第1の画像形成システムでの残り用紙のパンチ処理と並行して前記他の画像形成システムに2部目以降の用紙についての前記画像形成処理とリング綴じ製本処理の代行を開始させること
    を特徴とするネットワーク製本システム。
  4. 請求項1に記載のネットワーク製本システムであって、
    前記1部目の所定枚数が、前記制御手段によって1部目の綴じ枚数が最大綴じ枚数より多いことを認識された時点での処理枚数であり、
    前記少なくとも2部目以降の用紙が、前記認識された時点の1部目の処理枚数の残り用紙と2部目以降の用紙であり、
    前記制御手段は、前記他の画像形成システムに前記1部目の処理枚数の残り用紙と2部目以降の用紙について前記画像形成処理とリング綴じ製本処理を代行させること
    を特徴とするネットワーク製本システム。
  5. 請求項4に記載のネットワーク製本システムであって、
    前記他の画像形成システムでは前記1部目の処理枚数の残り用紙を、最終部の用紙の排紙後に排出させること
    を特徴とするネットワーク製本システム。
  6. 請求項1に記載のネットワーク製本システムであって、
    前記他の画像形成システムが前記リング製本機の前段に設置され、用紙を供給するインサータを備え、
    前記1部目の所定枚数が1部目の全ての用紙であり、
    前記制御手段は、前記インサータにセットされ、当該インサータから給紙される前記パンチ処理された1部目の全ての用紙について前記他の画像形成システムでリング綴じ製本処理を代行させること
    を特徴とするネットワーク製本システム。
  7. 請求項6に記載のネットワーク製本システムであって、
    前記インサータからの給紙が、当該インサータに用紙がセットされ後、最初の部の切り替わり目で行われること
    を特徴とするネットワーク製本システム。
  8. 請求項1に記載のネットワーク製本システムであって、
    前記他の画像形成システムが前記リング製本機の前段に設置され、用紙を供給するインサータを備え、
    前記1部目の所定枚数が、前記制御手段によって1部目の綴じ枚数が最大綴じ枚数より多いことを認識された時点での処理枚数であり、
    前記少なくとも2部目以降の用紙が、前記認識された時点の1部目の処理枚数の残り用紙と2部目以降の用紙であり、
    前記制御手段は、
    前記インサータにセットされ、当該インサータから給紙されるパンチ処理された前記認識された時点での全処理済みの用紙について前記他の画像形成システムのリング製本機の所定個所に搬送して集積し、
    前記1部目の処理枚数の残り用紙について画像形成処理とパンチ処理を代行させて前記所定個所に集積された用紙束上にさらに集積し、
    1部目の全用紙が集積された時点でリング綴じ製本処理を代行させ、その後、2部目の用紙について前記画像形成処理とリング綴じ製本処理を代行させること
    を特徴とするネットワーク製本システム。
  9. 請求項1ないし8のいずれか1項に記載のネットワーク製本システムであって、
    画像形成枚数が前記1つの画像形成システムで綴じ可能な最大綴じ枚数を越えたと判断できた時点で、前記他の画像形成システムへ前記処理を自動的に代行させるか、ユーザに問い合わせて代行させるかを設定する設定手段を備えていること
    を特徴とするネットワーク製本システム。
  10. 請求項9に記載のネットワーク製本システムであって、
    前記設定手段が、前記1つの画像形成システムの操作パネルの操作表示部の選択画面の選択に基づいて設定すること
    を特徴とするネットワーク製本システム。
  11. 請求項1ないし9のいずれか1項に記載のネットワーク製本システムであって、
    前記処置可能な他の画像形成システムが複数存在する場合に、その中の1つを選択する選択手段を備えていること
    を特徴とするネットワーク製本システム。
  12. 請求項11に記載のネットワーク製本システムであって、
    前記選択手段は、前記1つの画像形成システムの操作パネルの操作表示部の選択画面から選択に設定されていること
    を特徴とするネットワーク製本システム。
  13. 請求項1ないし12のいずれか1項に記載のネットワーク製本システムであって、
    前記ネットワークに接続されたパーソナルコンピュータを備え、
    前記第1の画像形成システムは前記パーソナルコンピュータから印刷データを受信し、画像形成処理及びリング綴じ製本処理を実行すること
    を特徴とするネットワーク製本システム。
  14. 用紙に対して画像を形成する画像形成装置と、この画像形成装置の後段に配置され、用紙に対してリング穴を穿孔するパンチ手段、及び用紙に穿孔されたリング穴にリング部材を通して綴じるリング綴じ手段を有するリング製本機とを含む画像形成システムが、ネットワークに対して通信可能に複数接続されたネットワーク製本システムにおけるリング綴じ製本方法であって、
    1つの画像形成システムでリング綴じ製本を行う際、前記1つの画像形成システムで画像形成枚数が当該1つの画像形成システムで綴じ可能な最大綴じ枚数を越えた否かを判断する工程と、
    前記判断する工程で、綴じ可能な最大綴じ枚数を越えたと判断した場合、前記ネットワークに接続された他の画像形成システムで前記最大綴じ枚数を越えた枚数の綴じ処理が可能かどうかを確認する工程と、
    前記確認する工程で処理可能な他の画像形成システムが存在することを確認したとき、
    前記1つの画像形成システムに1部目の所定枚数の用紙に対して自身のパンチ手段でパンチ処理して排紙させる工程と、
    前記他の画像形成システムに画像形成とリング綴じ製本に必要な情報を送信する工程と、
    少なくとも2部目以降の用紙については画像形成処理とリング綴じ製本処理を代行させる工程と、
    を備えていることと特徴とするリング綴じ製本方法。
  15. 用紙に対して画像を形成する画像形成装置と、この画像形成装置の後段に配置され、用紙に対してリング穴を穿孔するパンチ手段、及び用紙に穿孔されたリング穴にリング部材を通して綴じるリング綴じ手段を有するリング製本機とを含む画像形成システムが、ネットワークに対して通信可能に複数接続されたネットワーク製本システムにおいてリング綴じ製本制御をコンピュータによって実行させるリング綴じ製本制御プログラムであって、
    1つの画像形成システムでリング綴じ製本を行う際、前記1つの画像形成システムで画像形成枚数が当該1つの画像形成システムで綴じ可能な最大綴じ枚数を越えた否かを判断する手順と、
    前記判断する手順で、綴じ可能な最大綴じ枚数を越えたと判断した場合、前記ネットワークに接続された他の画像形成システムで前記最大綴じ枚数を越えた枚数の綴じ処理が可能かどうかを確認する手順と、
    前記確認する手順で処理可能な他の画像形成システムが存在することを確認したとき、
    前記1つの画像形成システムに1部目の所定枚数の用紙に対して自身のパンチ手段でパンチ処理して排紙させる手順と、
    前記他の画像形成システムに画像形成とリング綴じ製本に必要な情報を送信する手順と、
    少なくとも2部目以降の用紙については画像形成処理とリング綴じ製本処理を代行させる手順と、
    を備えていることと特徴とするリング綴じ製本制御プログラム。
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