JP2011063891A - 小型連続抄紙機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 原料を溶解タンク1に投入し、ポンプ2で離解タンク3へ供給し、所要の厚さ及び速度に調整するフローボックス24に供給し、シリンダーロール6の外周面に設けた金網7上に供給し、抄き箱5に設けたシリンダーロール6外周面の金網7上に供給された原料を抑える合成ゴム製シートをシリンダ全周部分を覆うように設けてガイドしながら原料を金網7上に移し換える供給部を設け、金網7上に繊維化された原料を供給して金網7上で脱水しながら湿紙を形成して無端状毛布9にクーチロール13を介して移し換え、原料を略シート状に無端状毛布9上に移して、シート状湿紙原料をドライヤーロール14にゴム製タッチロール15で移し、ワインダーロール19で紙管18に巻き取る小型連続抄紙機。
【選択図】図2
Description
攪拌機付き溶解タンク、ポンプ、攪拌機付き離解タンク、フローボックス、シリンダーロールを有する抄き箱、無端状毛布、ドライヤーロール、ワインダーロールからなる小型連続抄紙機において、製紙用原料を攪拌機付き溶解タンクに投入し、該溶解タンクに給水して攪拌しながら水に溶かし、これをポンプで圧送して原料を繊維状に分離するための攪拌機付き離解タンクへ供給し、溶解され、さらに濃度調整されて繊維状に分離された原料を、所要の厚さ及び速度に調整するフローボックスに供給し、前記離解タンクから溶解タンクに、またフローボックスから溶解タンクにオーバーフローするようにオーバーフローパイプを設け、水を循環させるようにし、該フローボックスで整流してからシリンダーロールの外周面に設けた金網上に供給し、この抄き箱に設けたシリンダーロール外周面の金網上に供給された繊維状の原料を抑えるための合成ゴム製シートをシリンダ全周部分を覆うように設けてガイドしながら確実に均一化された所要の厚さの原料を金網上に移し換える原料を供給する供給部を設け、金網上に繊維化された原料を供給して金網上で脱水しながら湿紙を形成する。この形成した湿紙を、さらに無端状毛布にクーチロールを介して移し換え、原料を略シート状に無端状毛布上に移され、無端状毛布を通して吸引脱水し、シート状になっている湿紙原料をドライヤーロールにゴム製タッチロールで移し、ドライヤーロールが回転している間に湿紙原料は乾燥され、ワインダーロールで紙管に巻き取られるようにした構成である。
(1)コンパクトに古紙を脱墨処理した再生原料を簡単に抄いて紙にすることができる。従って、再生原料を処分する必要がなく、抄紙する上で水を循環させて使用するので、新しい水を追加する必要がないか、極めて少量で済むものであり、排水処理装置を不要にでき、エコ化が進められる。
(2)印刷された処分しなければならない秘密文書等を製紙用原料を筒体内に設けた螺旋状旋回翼、及び破砕刃等により、筒体内で攪拌洗浄、圧縮、脱水、発熱、破砕、圧送して、緩圧式脱墨処理を行った製紙原料にし、この製紙原料を本願発明の小型連続抄紙機と連結すると事務室内、工場内等、比較的狭い場所でも処分して紙化することができる。
筒体内に設けた螺旋状旋回翼及び破砕刃等により、筒体内で攪拌、洗浄、圧縮、脱水、発熱、破砕、圧送して、緩圧式脱墨処理を行った製紙原料aを水に溶かすのに用いる攪拌機付き溶解タンク1に供給し、この溶解タンク1で溶解された原料aは濃度調整され、同時に水を供給する供給パイプを有し、この水と混ぜられた前記原料aを第1吸引ポンプ2で吸引して原料aを繊維状に分離する攪拌機付き離解タンク3に供給し、離解された原料aを第2吸引ポンプ4で吸引して原料aを整流して、所要の厚さ及び速度を決めるフローボックス24に供給する。
さらに、抄き箱5に設けた、原料をすくい取る円筒形のシリンダーロール6の外周面に金網7を張設し、さらにこの金網7の外側略全周に合成ゴム(例えばシリコンゴム)等からなる案内板8で覆うように設け、この案内板8はシリンダーロール6の金網7にすくい取られた原料aを、厚さを平均化するようにガイドしながら弱い圧力を掛けた状態になっている。
シリンダーロール6の外周に張設された金網7に抄き取られた原料aはフェルト等からなる無端状毛布9に移し換える。この無端状毛布9は、ある一定のテンションで張るようにストレッチャーロール10に巻回されている。フェルト等からなる無端状毛布9を洗浄する洗浄タンク20を設け、さらに、皺やよれを直すウォームロール11、二つのスクイズロール12で挿み込みフェルト等からなる無端状毛布9の脱水を行うように構成されている。さらにシリンダーロール6の金網7に抄き取られた原料aの水分を除き、フェルト等からなる無端状毛布9に移すクーチロール13、さらに無端状毛布9に移された原料a(湿紙)をドライヤーロール14面に押し付ける硬度の高いゴム製タッチロール15をドライヤーロール14面に押し付けられた原料aは熱により乾燥される。この乾燥された原料a、すなわち紙を繰り出す繰り出しロール16を設ける。
このように一連の各装置をコンパクトに組み込んで抄紙機は構成されている。
尚、前記した抄き箱5は、シリンダーロール6により原料aと白水を分離できるものであり、無端状毛布9を洗浄する洗浄タンク20、ドライヤーロール14のドライヤーの熱を換気するベンチレータ21、ドライヤーロール14のドライヤー面から紙を剥離し、ドライヤー面に付着した紙粉をかき取るドクター22が設けられている。
また、溶解タンク1と離解タンク3、フローボックス24間にはオーバーフローパイプ23を設けてあり、さらに抄き箱5でシリンダーロール6により原料aと白水に分離され、この分離された白水は溶解タンク1に循環されて戻るようになっており、水の使用量を極力抑えるものである。
2・・・・第1吸引ポンプ
3・・・・離解タンク
4・・・・第2吸引ポンプ
5・・・・抄き箱
6・・・・シリンダーロール
7・・・・金網
8・・・・案内板
9・・・・無端状毛布
10・・・・ストレッチャーロール
11・・・・ウォームロール
12・・・・スクイズロール
13・・・・クーチロール
14・・・・ドライヤーロール
15・・・・ゴム製タッチロール
16・・・・繰り出しロール
17・・・・エンボスロール
18・・・・紙管
19・・・・ワインダーロール
20・・・・洗浄タンク
21・・・・ベンチレータ
22・・・・ドクター
23・・・・オーバーフローパイプ
24・・・・フローボックス
Claims (1)
- 攪拌機付き溶解タンク、ポンプ、攪拌機付き離解タンク、フローボックス、シリンダーロールを有する抄き箱、無端状毛布、ドライヤーロール、ワインダーロールからなる小型連続抄紙機において、製紙用原料を攪拌機付き溶解タンクに投入し、該溶解タンクに給水して攪拌しながら水に溶かし、これをポンプで圧送して原料を繊維状に分離するための攪拌機付き離解タンクへ供給し、溶解され、さらに濃度調整されて繊維状に分離された原料を、所要の厚さ及び速度に調整するフローボックスに供給し、前記離解タンクから溶解タンクに、またフローボックスから溶解タンクにオーバーフローするようにオーバーフローパイプを設け、水を循環させるようにし、該フローボックスで整流してからシリンダーロールの外周面に設けた金網上に供給し、この抄き箱に設けたシリンダーロール外周面の金網上に供給された繊維状の原料を抑えるための合成ゴム製シートをシリンダ全周部分を覆うように設けてガイドしながら確実に均一化された所要の厚さの原料を金網上に移し換える原料を供給する供給部を設け、金網上に繊維化された原料を供給して金網上で脱水しながら湿紙を形成する。この形成した湿紙を、さらに無端状毛布にクーチロールを介して移し換え、原料を略シート状に無端状毛布上に移され、無端状毛布を通して吸引脱水し、シート状になっている湿紙原料をドライヤーロールにゴム製タッチロールで移し、ドライヤーロールが回転している間に湿紙原料は乾燥され、ワインダーロールで紙管に巻き取られるようにしたことを特徴とする小型連続抄紙機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009212849A JP2011063891A (ja) | 2009-09-15 | 2009-09-15 | 小型連続抄紙機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009212849A JP2011063891A (ja) | 2009-09-15 | 2009-09-15 | 小型連続抄紙機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2011063891A true JP2011063891A (ja) | 2011-03-31 |
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ID=43950415
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2009212849A Pending JP2011063891A (ja) | 2009-09-15 | 2009-09-15 | 小型連続抄紙機 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2011063891A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101884440B1 (ko) * | 2018-03-16 | 2018-08-01 | 박미숙 | 종이 제조 시스템 및 이를 이용한 종이 제조 방법 |
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-
2009
- 2009-09-15 JP JP2009212849A patent/JP2011063891A/ja active Pending
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