JP2006169710A - 文書細断屑用古紙再生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 比較的小型で高熱とならず且つ乾燥能力の劣らない新たな抄紙工程のドライヤーパートの実現と、古紙再生装置の小型化・簡略化及び方法の省略化によって、文書細断屑を企業等の各組織単位でリサイクル可能とし、省資源・省エネルギー化、古紙回収にかかる時間短縮や労力軽減を図ることのできる文書細断屑用古紙再生装置を提供する。
【解決手段】 文書細断機によって細断された古紙を離解するパルパーと、該離解された再生パルプ懸濁液から再生紙を抄造する抄紙機とからなる文書細断屑用古紙再生装置であって、該抄紙機のドライヤーパート部が、乾燥チャンバーと、該乾燥チャンバーに連通し、該乾燥チャンバー内の雰囲気を除湿乾燥するヒートポンプ方式の除湿乾燥機からなるドライヤーを有するようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、オフィス等に設置された文書細断機によって細断されたコピー用紙やタイプ用紙等の紙屑(以下、文書細断屑という)をリサイクルするための古紙再生装置に関するものである。
オフィス等で廃棄される紙は、機密漏洩を防ぐため文書細断機に掛けられてミリ単位に細かく刻まれ、文書細断屑とされる。しかし、この文書細断屑は、ほとんどリサイクル用古紙としては回収されておらず、ゴミとして焼却・埋め立て処分されている。文書細断屑がリサイクルされ難い理由としては、(1)文書細断機に掛けられると紙の体積は数倍に膨れ上がってしまい、文書細断機に掛けられる前の紙製品は、2トン車で2トン運べるが、文書細断屑では数百キログラムしか運べなくなり、ゴミ処理地に集まりにくいこと、(2)文書細断屑はかさばり、通常の古紙と比較して数倍の保管スペースが必要となり、保管場所の確保が困難であること、(3)文書細断屑は、保管用にビニール袋に入れられるため、ビニール袋から古紙を取り出した後のビニール袋の処理の必要性があるため、集めた後の処理が困難であること、(4)細く、または細かくカットされていることから、保管中あるいはパルパーへの投入の際、風により飛散してしまい厄介であること、(5)特に細かく細断されたものは、処理工程のパルパーに入れても水に浮いてしまって溶解しにくくなること、(6)文書細断機に掛けられる紙の大部分はプリンター用紙・コピー紙であるが、その他にも伝票用紙として使用されるカーボン紙や感熱紙を含み、これらは紙を製造する工程で発色し外観上の問題を起こすため禁忌品とされており、細かく細断された後ではこれらを機械あるいは人手により取り除くことが困難であること、等が挙げられる(特許文献1及び非特許文献1参照)。
ここで、図12に基づいて、古新聞や古雑誌等における従来の一般な古紙再生工程について説明する(特許文献1、非特許文献2及び非特許文献3参照)。
(1)離解工程(ステップ100)
まず、パルパーによって原料古紙をドロドロの繊維状に離解し、再生パルプ懸濁液とする。パルパーは、槽の底部中央にローター(攪拌手段)を備え、その回転により原料古紙を攪拌して摩擦で離解するものである。苛性ソーダや脱墨剤(界面活性剤)等を添加して、副次的にインキの剥離や漂白が行われる。
(2)除塵工程(ステップ110)
離解された再生パルプは、クリーナーやスクリーンによって除塵・洗浄される。クリーナーは、砂やホチキス針等の比重の重い異物を分離除去するもので、遠心力を利用して比重差による除塵を行う。スクリーンは、網目を通してサイズや形状の異なる異物を分別除去するもので、丸孔形とスリット形の2種類があり、これらの組み合わせて除塵を行う。スクリーンでは、残ったゴミを排除し、スクリーンの網目を絶えずきれいに保つために多量の水が必要である。
(3)脱墨工程(ステップ120)
除塵された再生パルプは、フローテーターによって脱墨(脱インキ)される。フローテーターは、パルプ濃度を1重量%程度とし、脱墨剤(界面活性剤)を添加した上で細かな気泡を注入し、インキ粒子を気泡に吸着して水面上に浮上せしめ、水面上の泡かす(フロス)と共に系外に排出することで脱墨するものである。また、フローテーターで処理後は、更に、クリーナーやスクリーンによって細かな異物の除去と洗浄を再度行い、シックナーによって脱水される。なお、必要に応じて過酸化水素等による漂白を行う場合もある。
(4)叩解工程(ステップ130)
脱墨された再生パルプは、リファイナーによって叩解される。リファイナーは、回転ロータと静止ステータの間にパルプ懸濁液を流通せしめることにより、パルプ繊維を機械的に叩いて膨潤せしめ、フィブリル化してパルプ繊維が絡み合って水素結合し易くするものである。叩解された再生パルプは、適宜チェストに貯蔵され、つなぎ剤(サイズ剤)が添加される。
(5)抄紙工程(ステップ140)
叩解された再生パルプは抄紙装置によって抄紙される。抄紙工程は、代表的な長網抄紙機の場合であれば、ストックインレット(サブステップ141)と、ワイヤーパート(サブステップ142)と、プレスパート(サブステップ143)と、ドライヤーパート(サブステップ144)と、カレンダーパート(サブステップ145)及びリールパート(サブステップ146)とから構成される。
ストックインレット(サブステップ141)は、供給された再生パルプ懸濁液(紙料)をワイヤーパートのワイヤー面上に一定幅で均一に噴出するためのヘッドボックスを備える。ヘッドボックスは、再生パルプ懸濁液を噴出する幅広の噴出口(スライス)を有し、スライスのリップ部とエプロン部の間隔、角度、長さ等によって流量や噴出位置を調節可能である。
ワイヤーパート(サブステップ142)は、ヘッドボックス側に位置するブレストロール(breast roll)と、プレスパート側に位置するクーチロール(couch roll)との間を走行するエンドレスのベルト状に製織されたワイヤーを備える。このワイヤーは、金属製ワイヤー又はプラスチック製ワイヤーをベルト状に織ったものである。ヘッドボックスのスライスからブレストロール付近のワイヤー上に噴出された再生パルプ懸濁液は、湿潤したシート状の再生パルプ繊維層(再生パルプ湿潤シート)を形成すると共にクーチロールに至るまでワイヤー上で脱水され、次のプレスパートに至る。ワイヤーパートにおける脱水の原理は、ワイヤーがロールを離れる際にワイヤー下面とロール間で走行速度に応じた減圧状態を生じ、これによって再生パルプ湿潤シート中の水が吸引されることによる。
プレスパート(サブステップ143)は、ワイヤーパートからの再生パルプ湿潤シートをフェルトに載せてプレスロールの間を通し、圧搾による脱水を行う。ワイヤーパートのクーチロールから離れた再生パルプ湿潤シートは、水分80%前後を含んでいるので、これを水分50〜60%前後になるまで搾水するものである。これにより、ドライヤーパートでのエネルギー消費削減、紙表面の平滑化、繊維密度の上昇等が図られる。
ドライヤーパート(サブステップ144)は、プレスパートからの再生パルプ湿潤シートをドライヤー表面に接触させて水分を蒸発せしめ、水分6〜10%前後の最終製品の含水量まで乾燥し再生紙とする。ドライヤーは、直径1.5〜1.8m程度のスチーム加熱式鋳鉄製シリンダを数十本用いるものや、直径3〜5.5m程度の大型シリンダを1本用いるものがある。
カレンダーパート(サブステップ145)及びリールパート(サブステップ146)は、ドライヤーパートで乾燥された再生紙を重いロールを積み重ねたカレンダーでプレスすることにより、紙の密度を上げて、平滑性や光沢を出し(カレンダーパート)、最終的にリールで巻き取る(リールパート)。巻き取られた再生紙は、必要に応じて、所定幅に裁断したり、その後の加工のためにワインダーに巻き返したりされる。
従来の古紙再生工程は、以上の通りであるが、各工程における装置はいずれも大型であり、大量の水が必要であったり、高熱になったりするため、設置場所が自ずと限られるという問題がある。また、前述したように、従来の古紙再生工程では、文書細断屑のリサイクルが充分に図られていない。
そこで、文書細断屑をトイレットペーパー程度の低い品質の再生紙にリサイクルするのであれば、大量の水を要する除塵・脱墨・叩解の各工程を省略できること、抄紙工程も簡略化した装置で実施できることに鑑み、古紙再生工程の省略化及び装置の小型化・簡略化によって、文書細断屑の再生を企業、官庁、組合、団地或いは地方公共団体等の各組織単位で行い得るようにして、焼却・埋め立て処分とされていた文書細断屑をリサイクル可能とし、省資源・省エネルギー化、古紙回収にかかる時間短縮や労力軽減を図るべく、文書細断機によって細断された古紙を攪拌手段を備えたパルパーで離解し再生パルプとする工程と、該離解された再生パルプを常時緩やかに攪拌されているチェストに貯蔵する工程と、該貯蔵された再生パルプを圧力源及び噴射孔を有する噴射装置に充填し、該噴射装置から再生パルプを噴射し、一対のロールを介して回動可能に取りつけられた無端の繊維シートを有する抄紙装置の該繊維シートに吹きかけて再生パルプをシート状にし、該シート状にされた再生パルプを乾燥ローラで乾燥して抄紙する工程とからなる文書細断屑の古紙再生方法が提案されている(特許文献1参照)。
しかし、当該提案では、抄紙工程に相当する部分について、単に簡略化乃至小型化することを開示するのみであるため、(1)抄紙工程のドライヤーパートにおいて、従来と同様のスチーム加熱式のドライヤーを用いた場合、重油炊きのボイラー等も必要となるため、実際には大掛かりな装置となること、(2)ドライヤーを単に小型化したとしてもスチーム加熱式では高熱となるのを避けられないこと、(3)ドライヤーを用いずに自然乾燥させた場合、乾燥に時間が掛かり過ぎ、乾燥能力の上で著しく不充分になること、等の実用化する上での問題が多い。また、同提案では、抄紙工程のストックインレットに相当する部分において、一般的なヘッドボックスに換えて圧力ボンベ及び噴射孔を備える噴射装置を用いているが、このような噴射孔では目詰まりが生じ易く長期間安定してシート状に紙層を形成するのに支障がある。
特開平10−317290号公報 特開2003−294413号公報 「最新 紙のリサイクル100の知識」、王子製紙編著、1998年5月6日第1刷発行、14〜17頁、62〜63頁、66〜67頁 「紙・パルプの実際知識 第6版」、王子製紙編、2001年6月7日発行、21〜56頁 「木材の利用・3 パルプおよび紙」、臼田誠人他共著、1996年3月10日2版発行、82〜164頁
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、比較的小型で高熱とならず且つ乾燥能力の劣らない新たな抄紙工程のドライヤーパートを実現し、また、系内の使用水量を最小限とし、併せて、古紙再生工程の省略化及び装置の小型化・簡略化によって、文書細断屑の再生を企業、官庁、組合、団地或いは地方公共団体等の各組織単位で行い得るようにして、焼却・埋め立て処分とされていた文書細断屑をリサイクル可能とし、省資源・省エネルギー化、古紙回収にかかる時間短縮や労力軽減を図ることのできる文書細断屑用古紙再生装置を提供することを目的とする。
本発明者らは、文書細断屑をトイレットペーパー程度の低い品質の再生紙にリサイクルするのであれば、大量の水を要する除塵・脱墨・叩解の各工程を省略でき、抄紙工程も簡略化できることに加えて、抄紙工程のドライヤーパートにおいて、比較的小型で高熱とならず且つ乾燥能力の劣らない乾燥方法がないかについて鋭意検討を重ねた処、空調技術の分野で用いられる除湿乾燥機構である、熱交換器を用いて空気をいったん露点温度以下に冷却して凝縮水分を除いた上で再加熱して戻す、いわゆる露点法によるヒートポンプ方式の除湿乾燥機構を採用し得ることを見出し、本提案に至るものである。
まず、本発明の文書細断屑用古紙再生装置の第1の態様は、槽と槽の内底部に攪拌手段を備え、文書細断機によって細断された古紙を離解して再生パルプ懸濁液とするパルパーと、該離解された再生パルプ懸濁液から再生紙を抄造する抄紙機とからなる文書細断屑用古紙再生装置であって、該抄紙機のドライヤーパート部が、
内部中空の筐体と、該筐体内に少なくとも一部が上下又は左右に交互に配置された複数の回転自在なロールと、該ロール間に係回された無端帯状のキャンバスとを有する乾燥チャンバー、並びに該乾燥チャンバーに連通し、該乾燥チャンバー内の雰囲気を循環しつつ除湿乾燥するヒートポンプ方式の除湿乾燥機からなるドライヤーを有することを特徴とする。
また、本発明の文書細断屑用古紙再生装置の第2の態様は、槽と槽の内底部に攪拌手段を備え、文書細断機によって細断された古紙を離解して再生パルプ懸濁液とするパルパーと、該離解された再生パルプ懸濁液から再生紙を抄造する抄紙機とからなる文書細断屑用古紙再生装置であって、該抄紙機が、
再生パルプ懸濁液を噴出する幅広の噴出口が設けられたヘッドボックスを有し、該再生パルプ懸濁液を該ヘッドボックスから噴出するストックインレット部と、
金属製ワイヤー又は合成樹脂製ワイヤーを円筒状に製織してなり、回動自在に軸支された丸網ドラムを有し、該噴出された再生パルプ懸濁液を該丸網ドラムの外周面上で再生パルプ湿潤シートに形成するワイヤーパート部と、
複数の回転自在なロール間に係回された無端のフェルト帯と、一対のプレスロールを有し、該形成された再生パルプ湿潤シートを該フェルト帯に移し取って該プレスロールで搾水するプレスパート部と、
内部中空の筐体と、該筐体内に少なくとも一部が上下又は左右に交互に配置された複数の回転自在なロールと、該ロール間に係回された無端帯状のキャンバスとを有する乾燥チャンバー、並びに該乾燥チャンバーと連通し、該乾燥チャンバー内の雰囲気を循環しつつ除湿乾燥するヒートポンプ方式の除湿乾燥機からなるドライヤーを有し、該搾水された再生パルプ湿潤シートを乾燥して再生紙とするドライヤーパート部と、
回転自在のリールを有し、該乾燥された再生紙を巻き取るリールパート部と、
を備えることを特徴とする。
前記除湿乾燥機は、冷媒の蒸発器、圧縮機、凝縮器及び膨張弁を有するヒートポンプ方式の除湿乾燥機であり、前記乾燥チャンバーから送入された低温多湿空気を該蒸発器で冷媒と熱交換して冷却除湿した後、該凝縮器で冷媒と熱交換して再加熱し、該乾燥チャンバーに高温乾燥空気として送出することにより、該乾燥チャンバー内の雰囲気を循環しつつ除湿乾燥することが好適である。
前記抄紙機にて発生するドレンを前記パルパー、該抄紙機におけるワイヤーパート部及びプレスパート部のうちの少なくとも1つ以上の箇所で再利用することが好ましい。再利用の態様としては、パルパーにおける離解用水、抄紙機におけるワイヤーパート部及びプレスパート部の洗浄用水、等が挙げられる。
前記キャンバスは、金属製の格子状網材でもよいが、PP(ポリプロピレン)、PE(ポリエチレン)等の合成樹脂製の格子状網材からなることが好ましい。
前記ドライヤーパート部の入口付近及び/又は出口付近において、1つの平面内で扁平に広がる帯状のレーザビームを照射する光学式検出器(レーザセンサ)を用い、再生パルプ湿潤シート及び/又は再生紙の欠損、破損、切れ等の状態を検出し、当該検出された状態に応じて、前記パルパーにおける再生パルプ懸濁液のパルプ濃度調節、前記抄紙機における再生パルプ懸濁液の噴出流量調節及び/又は再生パルプ湿潤シートの搬送速度調節を行うことが好適な態様である。
前記光学式検出器は、再生パルプ湿潤シート及び/又は再生紙の幅方向に対して所定の傾斜角度を以て帯状のレーザビームを照射することが好ましい。この所定の傾斜角度としては、0°を超え90°未満であればよいが、光学式検出器の出力等の観点から、好ましくは2°〜60°の範囲、最も好ましくは5°〜30°の範囲である。
前記パルパーが、文書細断屑をパルプ濃度1〜7重量%(より好ましくはパルプ濃度2〜5重量%)の再生パルプ懸濁液に中性付近で離解する第1パルパーと、該第1パルパーで離解された再生パルプ懸濁液をパルプ濃度0.1〜1重量%(より好ましくはパルプ濃度0.2〜0.5重量%)の再生パルプ懸濁液に調成する第2パルパーとからなることが好ましい。
本発明によれば、比較的小型で高熱とならず且つ乾燥能力の劣らない新たな抄紙工程のドライヤーパートを実現でき、また、系内の使用水量を最小限とし、併せて、古紙再生工程の省略化及び装置の小型化・簡略化によって、文書細断屑の再生を企業、官庁、組合、団地或いは地方公共団体等の各組織単位で行い得るようにして、焼却・埋め立て処分とされていた文書細断屑をリサイクル可能とし、省資源・省エネルギー化、古紙回収にかかる時間短縮や労力軽減を図ることのできる文書細断屑用古紙再生装置を提供することができるという大きな効果を奏する。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明するが、図示例は例示的に示されたもので、本発明の技術的思想から逸脱しない限り種々の変形が可能なことは言うまでもない。
図1は、本発明の文書細断屑用古紙再生装置の全体構成を示す概念説明図である。図2は、本発明において、ストックインレット部で用いられるヘッドボックスの一例を示し、(a)は斜視説明図、(b)は断面説明図である。図3は、本発明において、ワイヤーパート部で用いられる丸網ドラムの一例を示す正面説明図である。図4は、本発明において、ドライヤーパート部で用いられる乾燥チャンバー及びドライヤーの一例を示す斜視説明図である。図5は、乾燥チャンバー内の仕切板の一例を示す正面説明図である。図6は、乾燥チャンバー内のロール及びフェルト帯の一例を示す斜視説明図である。図7は、図6に再生パルプ湿潤シートが移載され搬送される状態を示す斜視説明図である。図8は、乾燥チャンバーの正面説明図である。図9は、本発明において、ドライヤーパート部の除湿乾燥の原理を示す概念説明図である。図10は、再生パルプ湿潤シート及び/又は再生紙に帯状のレーザビームを照射する光学式検出器の一例を示し、(a)は幅方向に真っ直ぐレーザビームを照射する場合、(b)は幅方向に対して所定の傾斜角度を以てレーザビームを照射する場合である。また、図11は、本発明における古紙再生方法のフローチャートである。図中、符号1は本発明の文書細断屑用古紙再生装置であり、符号2はパルパー、符号3は抄紙機である。
本発明の文書細断屑用古紙再生装置1は、大別すると離解工程(ステップ200)を行うパルパー2と、抄紙工程(ステップ210)を行う抄紙機3とからなるものである。パルパー2は、槽と槽の内底部に攪拌手段を備え、文書細断機によって細断された古紙を離解して再生パルプ懸濁液とできるものであれば、特に限定されないが、好ましくは、高濃度離解工程(サブステップ201)を行う第1パルパー6と、低濃度離解・調成工程(サブステップ202)を行う第2パルパー8との2段階で古紙の離解を行うようにする。パルパーを2段階にすることで、前述した細かい文書細断屑がパルパーで水に浮いてしまって離解し難い欠点を解消できる。
第1パルパー6では、高濃度離解工程(サブステップ201)として、パルプ濃度が5重量%程度となるように文書細断屑Pの離解を行う。即ち、ホッパー4から文書細断屑Pを200〜300g程度投入すると共に、給水タンク70から4〜6Lの水を加え、第1パルパー6の槽内の底部に設置されている攪拌手段であるロータ6aを用いて混練して離解し、パルプ濃度5重量%程度の再生パルプ懸濁液P1とする。
第2パルパー8では、低濃度離解・調成工程(サブステップ202)として、文書細断屑Pの離解を更に進めると共に、パルプ濃度が0.5〜1重量%程度となるように再生パルプ懸濁液P2を調成する。即ち、第1パルパー6からパルプ濃度5重量%程度の再生パルプ懸濁液P1をポンプ7により汲み上げると共に、給水タンク70から20〜40L程度の水を加え、第2パルパー8の槽内の底部に設置されている攪拌手段であるロータ8aを用いて混練して離解し、パルプ濃度0.5〜1重量%程度の再生パルプ懸濁液P2に調成する。
ここで、本発明では、コピー用紙等の文書細断屑をトイレットペーパー等の低品質再生紙にリサイクルするものであり、しかもトイレットペーパー等は一般に使い捨てであるため、リサイクル回数も1回であり、このような使用目的の制限から、次のような省略化・簡略化ができる。(1)第1パルパー6及び第2パルパー8における離解では、苛性ソーダ等のアルカリ性薬品の添加を省略し、文書細断屑と水だけでそのまま中性付近(pH6〜8)にて行えばよい。発明者らが検証した結果、中性付近で離解して再生紙を抄造した場合でも、脱墨作用等がないだけで、低品質再生紙としての緊度や引張強度は使用上差し支えないことが分かっており、また、コピー紙等である文書細断屑は元々総じてインクの付着量も少ないことから、脱墨作用等がなくても問題は少ない。(2)第2パルパー8での再生パルプ懸濁液P2の調成時に、つなぎ剤(サイズ剤)の添加はしなくともよい。添加してもよいが、特に添加しなくとも低品質再生紙としての緊度や引張強度は使用上差し支えないので、コスト面や操作が煩雑となること等から添加せずともよい。(3)大量の水を要する除塵・脱墨・叩解の各工程を省略できる。多少の見た目の悪さはあるが、トイレットペーパー等の低品質再生紙としての緊度や引張強度は使用上差し支えないからである。(4)再生パルプ懸濁液の一時的貯蔵や調成のためのチェストは省略できる。後述するように、本発明では、必要な分量だけを短時間で再生紙とするため、一時的貯蔵の必要はなく、また、調成も水を加える以上の複雑な操作を必要としないため、第2パルパー8で一緒に行えば必要充分だからである。
なお、ホッチキス針やビニールテープ等の夾雑物が混入している可能性がある場合は、第1パルパー6と第2パルパー8の間(ポンプ7の前又は後の配管)に適宜フィルター等を設けて、夾雑物の除去を行うようにしてもよい。
パルパー2(第1パルパー6及び第2パルパー8)で離解・調成され、離解工程(ステップ200)を終えた再生パルプ懸濁液P2は、ポンプ9により汲み上げられて、再生パルプ懸濁液P2から再生紙を抄造するための抄紙機3に供給され、抄紙工程(ステップ210)に移行する。抄紙機3は、ストックインレット工程(サブステップ211)を行うストックインレット部10、ワイヤーパート工程(サブステップ212)を行うワイヤーパート部20、プレスパート工程(サブステップ213)を行うプレスパート部30、ドライヤーパート工程(サブステップ214)を行うドライヤーパート部40、リールパート工程(サブステップ215)を行うリールパート部60とから構成されている。
ストックインレット部10は、ストックインレット工程(サブステップ211)を行う部分であり、ポンプ9により汲み上げられた再生パルプ懸濁液P2をワイヤーパート部20に対して一定幅で均一に噴出するヘッドボックス12を備える。ヘッドボックス12は、ポンプ9により汲み上げられた再生パルプ懸濁液P2が供給管11を介して供給される供給口14と、再生パルプ懸濁液P2が流通する中空部13と、再生パルプ懸濁液P2を噴出する幅広の噴出口(スライス)16が設けられている(図2参照)。ヘッドボックス12は、例えば幅120mm程度で長さ100mm程度の箱状部材であり、噴出口16は、トップリップ18とエプロン17の間隔、角度、長さ等により流量や噴出位置が定められるが、例えば高さ2mm程度で幅110mm程度の幅広の開口部となっている。
ワイヤーパート部20は、ワイヤーパート工程(サブステップ212)を行う部分であり、ヘッドボックス12から噴出された再生パルプ懸濁液P2をワイヤー面上で湿潤したシート状の再生パルプ繊維層である再生パルプ湿潤シートP3に形成するものである。従来の長網抄紙機のワイヤーパート部は、エンドレスのベルト状に製織されたワイヤーが数〜数十メートルのものもあるが、本発明では装置の小型化を図るべく、回動軸24に対して回動自在に軸支された円筒形の丸網ドラム22を備える。丸網ドラム22は、ステンレス等の金属製ワイヤー又はポリエステル等の合成樹脂製ワイヤーを円筒状に製織したものである(図3参照)。金属製ワイヤーや合成樹脂製ワイヤーとしては市販のものを利用できる。網目のサイズは適宜選択すればよいが、例えば10〜60メッシュ程度である。このような丸網ドラム22を回動しつつワイヤー面23(丸網ドラム22の外周面)上に、再生パルプ懸濁液P2をヘッドボックス12から噴出すると、再生パルプ懸濁液P2中のパルプ繊維がワイヤー面23上で再生パルプ湿潤シートP3を形成すると共に、余分な水分はワイヤー面23の網目から落水しドレンDとしてドレン容器26に貯水される。このドレン容器26に貯水されたドレンDは、回収して給水タンク70に戻すことにより、再びパルパー2での離解用水として再利用できるし、その他、ワイヤーパート部10及びプレスパート部30の洗浄用水としても再利用でき、本発明装置1における使用水量を更に低減できる。
プレスパート部30は、プレスパート工程(サブステップ213)を行う部分であり、ワイヤーパート部20の丸網ドラム22のワイヤー面23上に形成された再生パルプ湿潤シートP3を圧搾して脱水し、より含水量の少ない再生パルプ湿潤シートP4とするものである。プレスパート部30は、複数の回転自在なロール34a,34b,34c,34d間に係回された無端のフェルト帯32と、一対のプレスロール38a,38bを有し、ワイヤーパート部20で形成された再生パルプ湿潤シートP3をフェルト帯32に移載されてプレスロール38a,38bで搾水され、余分な水分はドレンDとしてドレン容器36に貯水される。このドレン容器36に貯水されたドレンDも、回収して給水タンク70に戻せば、再びパルパー2での離解用水として再利用できるし、その他、ワイヤーパート部10及びプレスパート部30の洗浄用水としても再利用でき、本発明装置1における使用水量の更なる低減を図ることができる。
ドライヤーパート部40は、ドライヤーパート工程(サブステップ214)を行う部分であり、プレスパート部30で搾水された再生パルプ湿潤シートP4を乾燥して再生紙P5とするものである。ドライヤーパート部40は、再生パルプ湿潤シートP4が内部を走行する乾燥チャンバー42と、乾燥チャンバー42内の雰囲気を除湿乾燥する除湿乾燥機(ドライヤー)50とから構成されている。
乾燥チャンバー42は、その内部の雰囲気を除湿乾燥機(ドライヤー)50によって除湿乾燥可能であり、前記プレスパート部30で搾水された再生パルプ湿潤シートP4が乾燥チャンバー42内を搬送されることによって乾燥されるものであればよく、内部中空の筐体41と、筐体41内に少なくとも一部が上下又は左右に交互に配置された複数の回転自在なロール46a,46b,46c,46d,46e,46f,46g,46h,46i,46j,46k,46l,46mと、ロール46a〜46mに係回された無端帯状のキャンバス(ドライヤーファブリックス)44とを備えている(図4〜図8参照)。このキャンバス44は、格子状網材からなり(図10参照)、その材質は金属製でもよいが、PP(ポリプロピレン)、PE(ポリエチレン)等の合成樹脂製であることが望ましい。
乾燥チャンバー42の具体的構成の一例としては、例えば、内部中空の筐体41の内部を右空隙部49a、中央空隙部49b及び左空隙部49cの3区画に仕切り且つ多数の通風孔Hが穿孔された2枚の仕切板43a,43bを設け、この2枚の仕切板43a,43bの間(中央空隙部49b)に上部と下部に交互に配置されるように複数の回転自在なロール46a〜46mを掛架し、このロール46a〜46mの間に無端帯状のキャンバス44を係回する(図4〜図8参照)。乾燥チャンバー42は、2枚の仕切板43a,43bによって3区画に仕切られた内部空間のうち、右空隙部49aは、吸気管45を介して除湿乾燥機50と連通し、また、左空隙部49cは排気管47を介して除湿乾燥機50と連通している(図8及び図9参照)。
乾燥チャンバー42のロール46a〜46mのうち、ロール46b〜46mは筐体41内部に配置されるが、ロール46aについては、プレスパート部30からの再生パルプ湿潤シートP4の移載が容易であるように、筐体41外部のプレスパート部30近傍に配置されており(図1参照)、キャンバス44は、筐体41のキャンバス入口41aから筐体41の内部へ搬入され、また、キャンバス出口41bから筐体41の外部へ搬出されるようになっている。プレスパート部30で搾水された再生パルプ湿潤シートP4は、このキャンバス44に移載されて、乾燥チャンバー42内を走行し(図7参照)、後述する除湿乾燥機50によって乾燥チャンバー42内の雰囲気が除湿乾燥されることによって、再生パルプ湿潤シートP4は最終製品の含水量(水分6〜10%程度)まで乾燥され、再生紙P5として再生紙出口41cから搬出される。
除湿乾燥機(ドライヤー)50は、空調技術の分野で用いられるいわゆる露点法によるヒートポンプ方式の除湿乾燥機構と同様の原理を有するものであり、乾燥チャンバー42内と連通して乾燥チャンバー42内の雰囲気を循環しつつ除湿乾燥するものである。即ち、除湿乾燥機50は、冷媒Mが吸熱して蒸発(気化)する蒸発器(熱交換器)52と、該蒸発した冷媒Mを圧縮して凝縮器56に送る圧縮機54と、該冷媒Mが放熱して凝縮(液化)する凝縮器(熱交換器)56と、該凝縮した冷媒Mを減圧して蒸発器52に送る膨張弁(減圧器)58とを備え、蒸発器52側で吸気管45を介して乾燥チャンバー42の右空隙部49aと連通し、凝縮器56側で排気管47を介して乾燥チャンバー42の左空隙部49cと連通している(図8及び図9参照)。
送風ファン59によって送風が開始されると、乾燥チャンバー42の右空隙部49aから吸気管45を介して給気(送入)された低温多湿空気A1は、蒸発器52で冷媒と熱交換して冷却除湿(空気中の水分が結露)され低温乾燥空気A2となり、低温乾燥空気A2は凝縮器56で冷媒と熱交換して再加熱され高温乾燥空気A3となり、高温乾燥空気A3は排気管47を介して乾燥チャンバー42の左空隙部49cに排気(送出)される。乾燥チャンバー42内の仕切板43a,43bは多数の通風孔Hが穿孔されているため、乾燥チャンバー42内の雰囲気は左空隙部49cから右空隙部49aへ循環しつつ除湿乾燥されることとなる(図8及び図9参照)。これによって、乾燥チャンバー42内を走行中の再生パルプ湿潤シートP4の乾燥が図られることとなる。
なお、図示例ではロール46b〜46kを上部と下部に交互に配置した例を示したが、左部と右部に交互に配置するのでもよい。また、図示例では、2枚の仕切板43a,43bによって筐体41内を3区画に仕切っているが、この仕切板43a,43bは必須ではなく、筐体41内の雰囲気を略均等に除湿乾燥可能な態様でありさえすればよい。
また、蒸発器52での除湿に伴い発生するドレンDは、ドレン容器53で回収する(図9参照)。ドレン容器53に貯水されたドレンDは、回収して給水タンク70に戻すことにより、再びパルパー2での離解用水として再利用できるし、その他、ワイヤーパート部10及びプレスパート部30の洗浄用水としても再利用でき、本発明装置1における使用水量を更に低減できる。なお、前述したように、本発明では、ドレンDを抄紙機3のワイヤーパート部20と、プレスパート部30と、ドライヤーパート部40との3箇所で回収でき再利用に供することができるが、特に従来のスチーム加熱式のドライヤーを用いた場合では全く回収再利用が不可能であったドライヤーパート部40でも、ヒートポンプ方式の除湿乾燥機50を用いたことによってドレンDを回収でき再利用に供することができる点に大きな有利さがあり、ドレンDを上記3箇所全てで回収すれば、自然に蒸発してしまう水分を除いて本発明装置1で使用される水の略全量を回収でき、本発明装置1の系内で循環再利用できる。
更に、ドライヤーパート部40では、その入口付近や出口付近において、1つの平面内で扁平に広がる帯状のレーザビーム82を照射する光学式検出器(レーザセンサ)80を用い、再生パルプ湿潤シートP4或いは再生紙P5の欠損、破損、切れ等の状態を検出し、当該検出された状態に応じて、前記パルパー2における再生パルプ懸濁液のパルプ濃度調節、前記抄紙機3における再生パルプ懸濁液の噴出流量調節、再生パルプ湿潤シートの搬送速度調節を行うようにする。これにより、最終製品である再生紙P5の品質をある程度一定に保つことができる。
図示例では、ドライヤーパート部40の入口付近(プレスパート部30とドライヤーパート部40の中間位置)に光学式検出器80を配置して再生パルプ湿潤シートP4の欠損、破損、切れ等の状態を検出する場合を示したが(図1及び図10参照)、ドライヤーパート部40の出口付近(ドライヤーパート部40とリールパート部60の中間位置)に光学式検出器80を配置して再生紙P5の欠損、破損、切れ等の状態を検出するようにしてもよい。光学式検出器(レーザセンサ)80としては、公知の光学式検出器(レーザセンサ)を利用でき(例えば特許文献2参照)、1つの平面内で扁平に広がる帯状のレーザビーム82を照射するタイプであればよいが、特にはエリア反射型又はエリア回帰型の光学式検出器(レーザセンサ)80を好適に用いることができ、例えば、キーエンス社製のLV−H42、LV−H47、LV−H64、LV−H65等が挙げられる。
光学式検出器80による検出精度に特に問題がなければ、再生パルプ湿潤シートP4或いは再生紙P5の幅方向に対して真っ直ぐレーザビームを照射してもよいが〔図10(a)参照〕、ドライヤーパート部40では、再生パルプ湿潤シートP4や再生紙P5を搬送するキャンバス44として合成樹脂製や金属製の格子状網が用いられ、この格子は一般に縦横に編み込まれているため(図10参照)、この縦横の格子と光学式検出器80からの帯状のレーザビームの照射方向が一致していると、光学式検出器80の検出精度に影響が生じる場合がある。この場合は、光学式検出器80による帯状のレーザビーム82の照射を再生パルプ湿潤シートP4或いは再生紙P5の幅方向に対して所定の傾斜角度θを以て照射することが好ましい〔図10(b)参照〕。所定の傾斜角度θとしては、0°を超え90°未満であればよいが、あまり角度θが小さいと検出精度の向上に効果がなく、あまり角度θが大きいとレーザビーム82を広範囲に照射しなければならなくなるので光学式検出器80の出力等の観点から望ましくない。従って、傾斜角度θは、好ましくは2°〜60°の範囲、最も好ましくは5°〜30°の範囲である〔図10(b)参照〕。
リールパート部60は、リールパート工程(ステップ215)を行う部分であり、ドライヤーパート部40で乾燥された再生紙P5を巻き取るものである。リールパート部60は回転自在のリール62を備え、これによって乾燥チャンバー42の再生紙出口41cから搬出されてきた再生紙P5を巻き取る。その後必要に応じて、巻き取られた再生紙P5を所定幅に裁断してもよい。なお、本発明では、再生紙P5はトイレットペーパー等の低品質なものでよいため、平滑性や光沢を出すためのカレンダーパート(図12参照)は省略できる。
本発明の文書細断屑用古紙再生装置の全体構成を示す概念説明図である。 本発明において、ストックインレット部で用いられるヘッドボックスの一例を示し、(a)は斜視説明図、(b)は断面説明図である。 本発明において、ワイヤーパート部で用いられる丸網ドラムの一例を示す正面説明図である。 本発明において、ドライヤーパート部で用いられる乾燥チャンバー及びドライヤーの一例を示す斜視説明図である。 乾燥チャンバー内の仕切板の一例を示す正面説明図である。 乾燥チャンバー内のロール及びフェルト帯の一例を示す斜視説明図である。 図6に再生パルプ湿潤シートが移載され搬送される状態を示す斜視説明図である。 乾燥チャンバーの正面説明図である。 本発明において、ドライヤーパート部の除湿乾燥の原理を示す概念説明図である。 再生パルプ湿潤シート及び/又は再生紙に帯状のレーザビームを照射する光学式検出器の一例を示し、(a)は幅方向に真っ直ぐレーザビームを照射する場合、(b)は幅方向に対して所定の傾斜角度を以てレーザビームを照射する場合である。 本発明における古紙再生方法のフローチャートである。 従来の古紙再生方法のフローチャートである。
符号の説明
1:文書細断屑用古紙再生装置、2:パルパー、3:抄紙機、4:ホッパー、6:第1パルパー、6a:ロータ、7:ポンプ、8:第2パルパー、8a:ロータ、9:ポンプ、10:ストックインレット部、11:供給管、12:ヘッドボックス、13:中空部、14:供給口、16:噴出口、17:エプロン、18:トップリップ、20:ワイヤーパート部、22:丸網ドラム、23:ワイヤー面、24:回動軸、26:ドレン容器、30:プレスパート部、32:フェルト帯、34a,34b,34c,34d:ロール、36:ドレン容器、38a,38b:プレスロール、40:ドライヤーパート部、41a:キャンバス入口、41b:キャンバス出口、41c:再生紙出口、41:筐体、42:乾燥チャンバー、43a,43b:仕切板、44:キャンバス、45:吸気管、46a,46b,46c,46d,46e,46f,46g,46h,46i,46j,46k,46l,46m:ロール、47:排気管、49a:右空隙部、49c:左空隙部、49b:中央空隙部、50:除湿乾燥機、52:蒸発器、53:ドレン容器、54:圧縮機、56:凝縮器、58:膨張弁、59:送風ファン、60:リールパート部、62:リール、70:給水タンク、80:光学式検出器(レーザセンサ)、82:帯状のレーザビーム、D:ドレン、H:通風孔、A1:低温多湿空気、A2:低温乾燥空気、A3:高温乾燥空気、M:冷媒、P:文書細断屑、P1:高濃度再生パルプ懸濁液、P2:低濃度再生パルプ懸濁液、P3:再生パルプ湿潤シート、P4:搾水後の再生パルプ湿潤シート、P5:再生紙、W:水。

Claims (8)

  1. 槽と槽の内底部に攪拌手段を備え、文書細断機によって細断された古紙を離解して再生パルプ懸濁液とするパルパーと、該離解された再生パルプ懸濁液から再生紙を抄造する抄紙機とからなる文書細断屑用古紙再生装置であって、該抄紙機のドライヤーパート部が、
    内部中空の筐体と、該筐体内に少なくとも一部が上下又は左右に交互に配置された複数の回転自在なロールと、該ロール間に係回された無端帯状のキャンバスとを有する乾燥チャンバー、並びに該乾燥チャンバーに連通し、該乾燥チャンバー内の雰囲気を循環しつつ除湿乾燥するヒートポンプ方式の除湿乾燥機からなるドライヤーを有することを特徴とする文書細断屑用古紙再生装置。
  2. 槽と槽の内底部に攪拌手段を備え、文書細断機によって細断された古紙を離解して再生パルプ懸濁液とするパルパーと、該離解された再生パルプ懸濁液から再生紙を抄造する抄紙機とからなる文書細断屑用古紙再生装置であって、該抄紙機が、
    再生パルプ懸濁液を噴出する幅広の噴出口が設けられたヘッドボックスを有し、該再生パルプ懸濁液を該ヘッドボックスから噴出するストックインレット部と、
    金属製ワイヤー又は合成樹脂製ワイヤーを円筒状に製織してなり、回動自在に軸支された丸網ドラムを有し、該噴出された再生パルプ懸濁液を該丸網ドラムの外周面上で再生パルプ湿潤シートに形成するワイヤーパート部と、
    複数の回転自在なロール間に係回された無端のフェルト帯と、一対のプレスロールを有し、該形成された再生パルプ湿潤シートを該フェルト帯に移し取って該プレスロールで搾水するプレスパート部と、
    内部中空の筐体と、該筐体内に少なくとも一部が上下又は左右に交互に配置された複数の回転自在なロールと、該ロール間に係回された無端帯状のキャンバスとを有する乾燥チャンバー、並びに該乾燥チャンバーと連通し、該乾燥チャンバー内の雰囲気を循環しつつ除湿乾燥するヒートポンプ方式の除湿乾燥機からなるドライヤーを有し、該搾水された再生パルプ湿潤シートを乾燥して再生紙とするドライヤーパート部と、
    回転自在のリールを有し、該乾燥された再生紙を巻き取るリールパート部と、
    を備えることを特徴とする文書細断屑用古紙再生装置。
  3. 前記除湿乾燥機は、冷媒の蒸発器、圧縮機、凝縮器及び膨張弁を有するヒートポンプ方式の除湿乾燥機であり、前記乾燥チャンバーから送入された低温多湿空気を該蒸発器で冷媒と熱交換して冷却除湿した後、該凝縮器で冷媒と熱交換して再加熱し、該乾燥チャンバーに高温乾燥空気として送出することにより、該乾燥チャンバー内の雰囲気を循環しつつ除湿乾燥することを特徴とする請求項1又は2記載の文書細断屑用古紙再生装置。
  4. 前記抄紙機にて発生するドレンを前記パルパー、該抄紙機におけるワイヤーパート部及びプレスパート部のうちの少なくとも1つ以上の箇所で再利用することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の文書細断屑用古紙再生装置。
  5. 前記キャンバスが合成樹脂製の格子状網材からなることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の文書細断屑用古紙再生装置。
  6. 前記ドライヤーパート部の入口付近及び/又は出口付近において、1つの平面内で扁平に広がる帯状のレーザビームを照射する光学式検出器を用い、再生パルプ湿潤シート及び/又は再生紙の欠損、破損、切れ等の状態を検出し、当該検出された状態に応じて、前記離解工程における再生パルプ懸濁液のパルプ濃度調節、前記抄紙工程における再生パルプ懸濁液の噴出流量調節及び/又は再生パルプ湿潤シートの搬送速度調節を行うことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載の文書細断屑用古紙再生装置。
  7. 前記光学式検出器は、再生パルプ湿潤シート及び/又は再生紙の幅方向に対して所定の傾斜角度を以て帯状のレーザビームを照射することを特徴とする請求項6記載の文書細断屑用古紙再生装置。
  8. 前記パルパーが、文書細断屑をパルプ濃度1〜7重量%の再生パルプ懸濁液に中性付近で離解する第1パルパーと、該第1パルパーで離解された再生パルプ懸濁液をパルプ濃度0.1〜1重量%の再生パルプ懸濁液に調成する第2パルパーとからなることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項記載の文書細断屑用古紙再生装置。
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