JP4342460B2 - ペーパーロールの巻取装置 - Google Patents

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Description

本発明は、トイレットペーパーロール等のペーパーロールの巻取装置に係り、特には、文書細断屑用古紙再生装置で用いられるペーパーロールの巻取装置に関するものである。
従来、文書細断屑のリサイクルが充分に図られていないことに鑑み、文書細断屑をトイレットペーパー程度の比較的低い品質の再生紙にリサイクルするのであれば、古紙再生工程の省略化及び装置の小型化・簡略化によって、文書細断屑の再生を企業、官庁、組合、団地或いは地方公共団体等の各組織単位で文書細断屑のリサイクルを可能とし、省資源・省エネルギー化、古紙回収にかかる時間短縮や労力軽減を図るべく、文書細断機によって細断された古紙を攪拌手段を備えたパルパーで離解し再生パルプとする工程と、該離解された再生パルプを常時緩やかに攪拌されているチェストに貯蔵する工程と、該貯蔵された再生パルプを圧力源及び噴射孔を有する噴射装置に充填し、該噴射装置から再生パルプを噴射し、一対のローラを介して回動可能に取りつけられた無端の繊維シートを有する抄紙装置の該繊維シートに吹きかけて再生パルプをシート状にし、該シート状にされた再生パルプを乾燥ローラで乾燥して抄紙する工程とからなる文書細断屑の古紙再生方法が提案されている(特許文献1参照)。
また、本発明者らは、上記提案の実用化する上での種々の問題点を解決すべく、槽と槽の内底部に攪拌手段を備え、文書細断機によって細断された古紙を離解して再生パルプ懸濁液とするパルパーと、該離解された再生パルプ懸濁液から再生紙を抄造する抄紙機とからなる文書細断屑用古紙再生装置であって、該抄紙機が、再生パルプ懸濁液を噴出する幅広の噴出口が設けられたヘッドボックスを有し、該再生パルプ懸濁液を該ヘッドボックスから噴出するストックインレット部と、金属製ワイヤー又は合成樹脂製ワイヤーを円筒状に製織してなり、回動自在に軸支された丸網ドラムを有し、該噴出された再生パルプ懸濁液を該丸網ドラムの外周面上で再生パルプ湿潤シートに形成するワイヤーパート部と、複数の回転自在なローラ間に係回された無端のフェルト帯と、一対のプレスローラを有し、該形成された再生パルプ湿潤シートを該フェルト帯に移し取って該プレスローラで搾水するプレスパート部と、内部中空の筐体と、該筐体内部を左空隙部、中央空隙部及び右空隙部の3区画に仕切り且つ多数の通風孔が穿孔された2枚の仕切板と、少なくとも一部が上下又は左右に交互に配置されるように該2枚の仕切板の間に掛架された複数の回転自在なローラと、該ローラ間に係回された無端帯状のキャンバスとを有する乾燥チャンバー、並びに該乾燥チャンバーと連通し、該乾燥チャンバー内の雰囲気を循環しつつ除湿乾燥するヒートポンプ方式の除湿乾燥機からなるドライヤーを有し、該搾水された再生パルプ湿潤シートを乾燥して再生紙とするドライヤーパート部と、回転自在のリールを有し、該乾燥された再生紙を巻き取るリールパート部と、を備えるようにした文書細断屑用古紙再生装置を既に提案した(特願2004−336492号)。
ここで、ドライヤーパート部で乾燥された再生紙を巻き取るリールパート部では、巻取装置(リール或いはワインダーともいう。)が用いられるが、従来の一般的な製紙工場で用いられている巻取装置には、幅広(数メートル)の原紙をスリッター装置でスリット切断してから一度に数ロールを巻き取る方式と、幅広の原紙をロール状に巻取った後で所定幅の数ロールに裁断する方式とがあるが(特許文献2及び特許文献3参照)、どちらにしても大量のロールの巻取処理を行うための大型の装置であり、設置場所に制限のある上記文書細断屑用古紙再生装置には不向きである。と言うのも、上記文書細断屑用古紙再生装置では、トイレットペーパー1ロール分(200〜300g程度)の文書細断屑が溜まる毎に製紙したり、トイレットペーパー1ロール分を1バッチとしてバッチ処理で製紙することが望ましいが、従来の巻取装置は製紙工場での大量のロールの巻取処理(一度に数ロールを連続して巻き取る処理)で用いられること前提としており、一ロール毎に時間を置いて巻き取るというような使用態様は想定されていないため、極小規模な上記文書細断屑用古紙再生装置にそのまま適用することはできない。
特開平10−317290号公報 特開平9−118455号公報 特開平6−31683号公報
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、設置場所に制限のある極小規模な文書細断屑用古紙再生装置で使用するのに適したペーパーロールの巻取装置を提供することを目的とし、ひいては、文書細断屑の再生を企業、官庁、組合、団地或いは地方公共団体等の各組織単位で行い得るようにして、焼却・埋め立て処分とされていた文書細断屑のリサイクルを可能とし、省資源・省エネルギー化、古紙回収にかかる時間短縮や労力軽減を図ることにある。
本発明のペーパーロールの巻取装置は、基台と、該基台の上部に設けられた架枠と、該架枠に回動自在に横架された一対のローラと、該一対のローラに係回された無端ベルトと、該無端ベルトの前端の下方に回動自在に軸支された巻取シャフトと、該巻取シャフトの後方で進退自在に設けられた液体噴出手段と、該巻取シャフトの長手方向に進退自在に設けられたロール排出手段とを備えることを特徴とする。
前記巻取シャフトは、径の拡縮機構を備えることが好ましい。巻き終わったペーパーロールを巻取シャフトから容易に脱離させることができるようにするためである。前記巻取シャフトの径の拡縮機構は、複数本以上からなる先端屈曲部を有する小径長尺のリブ部材を先端屈曲部で進退自在に係合する集束部材により束ねてなることが好適である。
前記液体噴出手段は、ペーパーロールの巻き始めに際して予め前記巻取シャフトに液体を噴霧することが好ましい。ペーパーロールの巻き始めの始端が巻取シャフトに纏わり付いて巻き取り易くするためである。
前記液体噴出手段は、ペーパーロールの巻き終わりに際してペーパーロールの終端に液体を噴出し且つ押圧力を加えることが好ましい。ペーパーロールの巻き終わりの終端を止着するためである。
前記ロール排出手段は、前記巻取シャフトを貫装した開口部が穿設された板状部材を前記巻取シャフトの長手方向に進退自在に設けてなり、ペーパーロールの巻き始め前に、該巻取シャフトの基端側に位置せしめ、ペーパーロールの巻き終わり後に、該巻取シャフトの先端側に移動せしめることにより、巻き終わったペーパーロールを排出するようにすることが好適である。
前記基台は、前記巻取シャフトの下方に凹部が形成され、また、該巻取シャフトの先端部下方に外方傾斜部が形成されてなることが好ましい。巻取シャフトの下方の凹部は、巻取シャフトには液体噴出手段により液体が噴霧されるので、滴下する液体を受けるためである。また、巻取シャフトの先端部下方の外方傾斜部は、ロール排出手段により巻取シャフトから排出されたペーパーロールが基台から外方に転がり落ちるようにするためである。
槽と槽の内底部に攪拌手段を備え、文書細断機によって細断された古紙を離解して再生パルプ懸濁液とするパルパーと、該離解された再生パルプ懸濁液から再生紙を抄造する抄紙機とからなる文書細断屑用古紙再生装置における該抄紙機のリールパート部で用いることが望ましい。本発明のペーパーロールの巻取装置は設置場所に制限のある極小規模な文書細断屑用古紙再生装置で使用するのに適しているからである。
本発明によれば、設置場所に制限のある極小規模な文書細断屑用古紙再生装置で使用するのに適したペーパーロールの巻取装置を提供することができ、ひいては、文書細断屑の再生を企業、官庁、組合、団地或いは地方公共団体等の各組織単位で行い得るようにして、焼却・埋め立て処分とされていた文書細断屑のリサイクルを可能とし、省資源・省エネルギー化、古紙回収にかかる時間短縮や労力軽減を図ることができるという大きな効果を奏する。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明するが、図示例は例示的に示されたもので、本発明の技術的思想から逸脱しない限り種々の変形が可能なことは言うまでもない。
図1は、本発明のペーパーロールの巻取装置の全体的構成の一例を示す前方斜視説明図である。図2は、本発明のペーパーロールの巻取装置の全体的構成の一例を示す後方斜視説明図である。図3は、図1から架枠等を取り除いた状態で示す前方斜視説明図である。図4は、図3の状態で側方から見た場合であり、液体噴出手段から巻取シャフトに液体を噴霧する様子を示す側面説明図である。図5は、図3の状態で側方から見た場合であり、液体噴出手段が待機位置にあり、ペーパーロールを巻き終わった様子を示す側面説明図である。図6は、図3の状態で側方から見た場合であり、液体噴出手段によりペーパーロールの終端に液体を噴出し且つ押圧力を加える様子を示す側面説明図である。図7は、図6のA−A’部断面を示す断面説明図である。図8は、図7の状態からペーパーロールを排出する際の動作を示す断面説明図である。図9は、巻取シャフトの拡径状態を示す要部拡大斜視図である。図10は、巻取シャフトの縮径状態を示す要部拡大斜視図である。図中、符号2は本発明のペーパーロールの巻取装置である。
本発明のペーパーロールの巻取装置2は、基台4と、基台4の上部に設けられた架枠10と、架枠10に回動自在に横架された一対の後部ローラ18及び前部ローラ19と、一対のローラ18,19に係回された無端の搬送ベルト20と、無端の搬送ベルト20の前端の下方に回動自在に軸支された巻取シャフト50と、巻取シャフト50の後方で進退自在に設けられた液体噴出手段40と、該巻取シャフトの長手方向に進退自在に設けられたロール排出手段80とを備えるものである。
基台4は、本発明のペーパーロールの巻取装置2を構成する種々の機材の台座となる部材であり、巻取シャフト50の下方には凹部6が形成され、巻取シャフト50の先端部下方には外方傾斜部5が形成されている(図1〜図3参照)。凹部6は、後述するように巻取シャフト50には液体噴出手段40により液体Wが噴霧されるため、滴下する液体Wを受けるための部分である。また、外方傾斜部5は、後述するようにロール排出手段80により巻取シャフト50から排出され、基台4の上に落下したペーパーロールPRが基台4から外方に転がり落ちるようにするための部分である。なお、図示しないが、外方傾斜部5の下方にペーパーロールPRの収納容器を配置しておけば、ロール排出手段80により巻取シャフト50から排出されたペーパーロールPRは、基台4の外方傾斜部5を転がり落ちて、収納容器に収まることとなる。
架枠10は、基台4の上部に立設された支持枠であり、2枚の側板12a,12bをその基部12a1,12b1で基台4に固定し、2枚の側板12a,12bの間に補強パイプ13,14,15を横架してなるものである(図1及び図2参照)。側板12a,12bには夫々前方に突出した突端部12a2,12b2が形成されている。補強パイプ13,14,15は夫々がビス13a,13b,14a,14b,15a,15bで側板12a,12bに固定されている。
架枠10に回動自在に横架された一対のローラである後部ローラ18及び前部ローラ19は、2枚の側板12a,12bの間に回動自在な状態で架設される(図1及び図2参照)。後部ローラ18は、側板12a,12bの後部で回動軸18a,18bを介して回動自在に軸支され、また、前部ローラ19は、側板12a,12bの前方に突出する突端部12a2,12b2で回動軸19a,19bを介して回動自在に軸支されている。後部ローラ18の上方には、上部ローラ17が回動軸17a,17bを介して回動自在に軸支されている。上部ローラ17は後部ローラ18との間で原紙Pを押圧挟持するためのローラである。
後部ローラ18及び前部ローラ19の間には、無端の搬送ベルト20が係回されており、また、側板12bに側面に付設されたハウジング25内には駆動モータ(不図示)が内装されている(図2参照)。ハウジング25内の駆動モータにより後部ローラ18が回転駆動せられると、搬送ベルト20も駆動し、原紙Pを前方に搬送するようになっている。従って、文書細断屑用古紙再生装置(特許文献1乃至特願2004−336492号参照)のドライヤーパート部で乾燥せられた原紙Pが本発明装置2に導入されると、原紙Pは後部ローラ18及び上部ローラ17により押圧挟持されつつ搬送ベルト20により前方に搬送されることとなる。
なお、本発明のペーパーロールの巻取装置2は、前述したように文書細断屑用古紙再生装置で用いることが好適なものであり、文書細断屑用古紙再生装置はトイレットペーパー1ロール分(200〜300g程度)の文書細断屑が溜まる毎に製紙したり、トイレットペーパー1ロール分を1バッチとしてバッチ処理で製紙するものであるため、搬送ベルト20も常に駆動している必要はなく、原紙Pが本発明装置2に導入された場合のみ駆動を開始すればよい。そのため、例えば架枠10の上端部にアングル16を掛架し、アングル16にセンサ100を設置して信号コード101を介して搬送ベルト20上に原紙Pがあるかどうかをモニタし、原紙Pが搬送ベルト20上に検出されている場合には搬送ベルト20を駆動し、原紙Pが搬送ベルト20上に検出されない場合には駆動を停止するようにすればよい。
巻取シャフト50は、無端の搬送ベルト20の前端(前部ローラ19側の端)の下方に回動自在に軸支された円筒状部材であり、ペーパーロールPRの巻き芯をなす部材である。巻取シャフト50は、基台4に取付台61を介して駆動モータ60が設けられ、駆動モータ60からの動力をトルクリミッタ62を介してドライブプーリ64に動力を伝達することにより、ドライブプーリ64と巻取シャフト50の巻取シャフト主軸58に設けられたシャフトプーリ74との間に係回された駆動ベルト63を介して、回転駆動せられるようになっている(図1〜図3並びに図7及び図8参照)。ここで、トルクリミッタ62を介在せしめているのは、巻き取り対象が破れ易いペーパーロールPRであるからであり、トルクリミッタ62を強く設定すれば、ペーパーロールPRをきつく巻き取ることができるし、トルクリミッタ62を弱く設定すれば、ペーパーロールPRを緩く巻き取ることができる。
なお、本発明装置2は文書細断屑用古紙再生装置で用いられる関係上、ゴミになるようなものは極力用いない方が望ましいため、ペーパーロールPRは紙芯のない、いわゆる無芯のペーパーロールとして巻き取られることが望ましく、よって、巻取シャフト50は紙芯なしでペーパーロールPRを巻き取るものであることを要する。
巻取シャフト50は、紙芯なしでペーパーロールPRを巻き取り可能なものであれば、その構造は特に限定されるものではないが、紙芯なしでペーパーロールPRを巻き取る関係上、巻き終わり後のペーパーロールPRを容易に脱離可能とすべく、巻取シャフト50の径の拡縮機構を備えることが好適である。
この巻取シャフト50の径の拡縮機構としては、数本〜数十本〔図示例では24本(図9及び図10参照)〕からなる先端屈曲部53を有する小径長尺のリブ部材52を先端屈曲部53で進退自在に係合する集束部材56により束ねてなることが好適な態様である(図7〜図10参照)。
即ち、集束部材56を巻取シャフト主軸58の先端部に固着しておき、巻取シャフト主軸58の後端部には係合段部77を設け、また、巻取シャフト主軸58は基台4に固着された取付台75及びベアリング76により進退自在且つ回動自在な状態で支持されるようにする(図1〜3並びに図7〜図10参照)。他方、基台4に取付台71を介してエアシリンダ70を取り付け、そのシリンダシャフト72の先端には嵌合部73を設ける。そして、シリンダシャフト72の嵌合部73で巻取シャフト主軸58の係合段部77を把持しておき、シリンダシャフト72の進退により集束部材56がリブ部材52の先端屈曲部53を摺動して進退するようにする(図1〜3並びに図7〜図10参照)。これにより、集束部材56が先端屈曲部53の先端側にある場合には、リブ部材52は外方に位置するので巻取シャフト50は拡径し(図7の状態)、集束部材56が先端屈曲部53の基端側にある場合には、リブ部材52は内方に位置するので巻取シャフト50は縮径する(図8の状態)こととなる。
従って、巻取シャフト50が拡径した状態(図7の状態)でペーパーロールPRを巻き取り、巻き取り終了後は巻取シャフト50を縮径した状態(図8の状態)にすることにより、ペーパーロールPRと巻取シャフト50との間には間隙が生じるので容易にペーパーロールPRを巻取シャフト50から脱離することができるようになる(図7〜図10参照)。
液体噴出手段40は、ペーパーロールPRの巻き始めに際しては、ペーパーロールPRの始端が巻取シャフト50に纏わり付いて巻き取り易くするために予め巻取シャフト50に液体Wを噴霧し(図4参照)、また、ペーパーロールの巻き終わりに際しては、ペーパーロールPRの巻き終わりの終端を止着するためにペーパーロールPRの終端に液体Wを噴出し且つ押圧力を加える(図6参照)ものである。なお、液体Wとしては通常は水を用いればよい。
液体噴出手段40は、巻取シャフト50の後方で進退自在に設けられた液体噴出装置44からなるものである。即ち、基台4に取付架台30を介してエアシリンダ32,33が設けられ、エアシリンダ32,33の間にはガイドレール34が設けられており、また、液体導入口45及び液体噴出ノズル46を備える液体噴出装置44は、断面L字形の取付金具42を介してガイド部材41が固着され、ガイド部材41はガイドレール34に摺動自在に係合している。そして、エアシリンダ32,33のシリンダシャフト36,37は、固定金具48を介してガイド部材41に固着されており、従って、シリンダシャフト36,37の進退により、液体噴出装置44が進退自在とされている(図3〜図6参照)。
従って、液体噴出手段40では、ペーパーロールPRの巻き始めに、液体噴出装置44が巻取シャフト50側に進出して巻取シャフト50に液体Wを噴霧し(図4参照)、また、ペーパーロールPRの巻き取り中から巻き取り終わるまでは、液体噴出装置44は後方の待機位置に退避し(図5)、更に、ペーパーロールPRの巻き終わった後には、液体噴出装置44が再び巻取シャフト50側に進出して、ペーパーロールPRの終端に液体Wを噴出し且つ押圧力を加える(図6参照)ことができるようになっている。
ロール排出手段80は、開口部81aが開穿された板状部材81を巻取シャフト50の長手方向に進退自在に設けたものであり、巻取シャフト50が開口部81aを貫いた状態で取り付けられている(図1〜図4参照)。即ち、エアシリンダ82が基台4に取付金具84を介して固定され、エアシリンダ82のシリンダシャフト83a,83b,83cが板状部材81と連動するようになっている。そして、ペーパーロールPRの巻き始めから巻き終わりまでは、板状部材81を巻取シャフト50の基端側の待機位置に位置せしめ(図7参照)、ペーパーロールを巻き終わった後に、板状部材81を巻取シャフト50の先端側に移動せしめることにより(図8参照)、巻き終わったペーパーロールPRを巻取シャフト50から脱離せしめ排出するようにすることができる。排出されたペーパーロールPRは、前述したように基台4の外方傾斜部5に落下して外方に転がり落ちるので、外方傾斜部5の下方にペーパーロールPRの収納容器を配置しておけば、ペーパーロールPRを収納容器に収めることができる。
なお、取付架台90の上には、エアシリンダ32,33,70,82を制御するための制御弁92や、駆動モータ60及びハウジング25内の駆動モータを制御するためのモータ制御回路94並びに液体噴出装置44を制御するための噴射制御回路96を設けるようにすればよい。
以上述べた如くの本発明装置2を、槽と槽の内底部に攪拌手段を備え、文書細断機によって細断された古紙を離解して再生パルプ懸濁液とするパルパーと、該離解された再生パルプ懸濁液から再生紙を抄造する抄紙機とからなる文書細断屑用古紙再生装置(特許文献1乃至特願2004−336492号参照)における抄紙機のリールパート部で用いるようにすれば、設置場所に制限のある極小規模な文書細断屑用古紙再生装置でもペーパーロールPRの巻き取りを容易且つ綺麗に行うことができるようになる。
本発明のペーパーロールの巻取装置の全体的構成の一例を示す前方斜視説明図である。 本発明のペーパーロールの巻取装置の全体的構成の一例を示す後方斜視説明図である。 図1から架枠等を取り除いた状態で示す前方斜視説明図である。 図3の状態で側方から見た場合であり、液体噴出手段から巻取シャフトに液体を噴霧する様子を示す側面説明図である。 図3の状態で側方から見た場合であり、液体噴出手段が待機位置にあり、ペーパーロールを巻き終わった様子を示す側面説明図である。 図3の状態で側方から見た場合であり、液体噴出手段によりペーパーロールの終端に液体を噴出し且つ押圧力を加える様子を示す側面説明図である。 図6のA−A’部断面を示す断面説明図である。 図7の状態からペーパーロールを排出する際の動作を示す断面説明図である。 巻取シャフトの拡径状態を示す要部拡大斜視図である。 巻取シャフトの縮径状態を示す要部拡大斜視図である。
符号の説明
2:本発明のペーパーロールの巻取装置、4:基台、5:外方傾斜部、6:凹部、10:架枠、12a1,12b1:基部、12a,12b:側板、12a2,12b2:突端部、13a,13b,14a,14b,15a,15b:ビス、13,14,15:補強パイプ、16:アングル、17:上部ローラ、17a,17b:回動軸、18:後部ローラ、18a,18b:回動軸、19:前部ローラ、19a,19b:回動軸、20:搬送ベルト、25:ハウジング、30:取付架台、32,33:エアシリンダ、34:ガイドレール、36,37:シリンダシャフト、40:液体噴出手段、41:ガイド部材、42:取付金具、44:液体噴出装置、45:液体導入口、46:液体噴出ノズル、48:固定金具、50:巻取シャフト、52:リブ部材、53:先端屈曲部、56:集束部材、58:巻取シャフト主軸、60:駆動モータ、61:取付台、62:トルクリミッタ、63:駆動ベルト、64:ドライブプーリ、70:エアシリンダ、71:取付台、72:シリンダシャフト、73:嵌合部、74:シャフトプーリ、75:取付台、76:ベアリング、77:係合段部、80:ロール排出手段、81a:開口部、81:板状部材、82:エアシリンダ、83a,83b,83c:シリンダシャフト、84:取付金具、90:取付架台、92:制御弁、94:モータ制御回路、96:噴射制御回路、100:センサ、101:信号コード、P:原紙、PR:ペーパーロール、W:液体。


Claims (8)

  1. 基台と、該基台の上部に設けられた架枠と、該架枠に回動自在に横架された一対のローラと、該一対のローラに係回され、原紙を巻取装置の前方に搬送する無端ベルトと、該無端ベルトの前端の下方に回動自在に軸支され、該搬送された原紙が巻回される巻取シャフトと、
    該巻取シャフトよりも巻取装置の後方側に進退自在に設けられた液体噴出手段と、該巻取シャフトの長手方向に進退自在に設けられたロール排出手段とを備え
    前記液体噴出手段は、ペーパーロールの巻き終わりに際してペーパーロールの終端に液体を噴出し且つ押圧力を加えることを特徴とするペーパーロールの巻取装置。
  2. 前記巻取シャフトは、径の拡縮機構を備えることを特徴とする請求項1記載のペーパーロールの巻取装置。
  3. 前記巻取シャフトの径の拡縮機構は、複数本以上からなる先端屈曲部を有する小径長尺のリブ部材を先端屈曲部で進退自在に係合する集束部材により束ねてなることを特徴とする請求項2記載のペーパーロールの巻取装置。
  4. 前記液体噴出手段は、ペーパーロールの巻き始めに際して予め前記巻取シャフトに液体を噴霧することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載のペーパーロールの巻取装置。
  5. 前記ロール排出手段は、前記巻取シャフトを貫装した開口部が穿設された板状部材を前記巻取シャフトの長手方向に進退自在に設けてなり、ペーパーロールの巻き始め前に、該巻取シャフトの基端側に位置せしめ、ペーパーロールの巻き終わり後に、該巻取シャフトの先端側に移動せしめることにより、巻き終わったペーパーロールを排出するようにしたことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項記載のペーパーロールの巻取装置。
  6. 前記基台は、前記巻取シャフトの下方に凹部が形成されなることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項記載のペーパーロールの巻取装置。
  7. 前記基台は、前記巻取シャフトの先端部下方に外方傾斜部が形成されてなることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項記載のペーパーロールの巻取装置。
  8. 槽と槽の内底部に攪拌手段を備え、文書細断機によって細断された古紙を離解して再生パルプ懸濁液とするパルパーと、該離解された再生パルプ懸濁液から再生紙を抄造する抄紙機とからなる文書細断屑用古紙再生装置における該抄紙機のリールパート部で用いられることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項記載のペーパーロールの巻取装置。
JP2005054533A 2005-02-28 2005-02-28 ペーパーロールの巻取装置 Expired - Fee Related JP4342460B2 (ja)

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