JP2011063284A - ガラス板搬送用パレット - Google Patents

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正二郎 谷
Naoki Morihiro
直希 森廣
Yuji Fuse
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Abstract

【課題】本発明は、規制部材の取り扱いの容易なガラス板搬送用パレットを提供する。
【解決手段】ガラス板搬送用パレット10の横押え板16は、台座14の側面に連結部材26を介して連結される。この連結部材26によって横押え板16は、ガラス板の縁部に当接される横押え位置と、横押え位置からガラス板の外方に退避してガラス板の取り出しを可能とする退避位置との間で移動される。連結部材26のピン40を溝42に嵌合させると、横押え板16が横押え位置に保持される。横押え板16を上方に移動させてピン40と溝42との係合を解除し、次に、横押え板16を、回動軸34を中心に時計回り方向に回動すると、横押え板16が退避位置に位置される。
【選択図】図2

Description

本発明はガラス板搬送用パレットに関する。
近年、液晶ディスプレイ用ガラス基板、プラズマディスプレイ用ガラス基板等のFPD(Flat panel Display)用ガラス基板は大型化のニーズが高まっている。特に、第10世代G10と称されるガラス基板は、一辺が3000mmを超える大型サイズである。このような大型サイズのガラス基板は、出荷元で特許文献1等に開示されたガラス板搬送用パレットに積層されて収納され、この後、搬送車両によって搬送先まで搬送される。
特許文献1に開示されたパレットは、複数枚のガラス板が積層される台座(底枠)と、台座に積層された複数枚のガラス板の周囲の側面に当接されて、台座上のガラス板の位置ずれを規制する複数の規制部材(押え枠)を有している。このパレットによれば、出荷元で台座上に複数枚のガラス板を積層し、次に複数の規制部材をボルト又は専用のねじ等によって台座に取り付けてガラス板の位置ずれを防止する。この後、パレットを搬送車両に搭載して搬送先に搬送する。搬送先でのガラス板の開梱時には、複数の規制部材を台座から取り外した後、ガラス板をパレットから1枚ずつ搬出する。
特開2000−191066号公報
しかしながら、特許文献1のガラス板搬送用パレットは、パレットに対するガラス板の梱包時、及びガラス板の開梱時に規制部材を台座から取り外さなければならず手間がかかるという問題があった。また、規制部材の取り外し時に規制部材によってガラス板を傷付ける場合があった。更に、パレットの搬送先では、取り外した規制部材を一時保管し、空のパレットを出荷元に返却する際に、規制部材を台座に再度装着しなければならない。これにより、規制部材の取り扱いに、すなわち、規制部材の保管や再着作業に非常に手間がかかるという問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、台座上に積層されたガラス板の位置を規制する規制部材を備え、出荷元及び搬送先での規制部材の取り扱いが容易なガラス板搬送用パレットを提供することを目的とする。
本発明は、前記目的を達成するために、複数枚のガラス板が積層される台座と、前記台座に設けられるとともに前記積層された複数枚のガラス板の縁部に当接されてガラス板の面内移動を規制する規制部材とを備えたガラス板搬送用パレットにおいて、前記規制部材は、前記台座に連結部材を介して連結されるとともに、該連結部材によって規制部材は、前記ガラス板の縁部に当接される横押え位置と、該横押え位置から退避してガラス板の取り出しを可能とする退避位置との間で移動されることを特徴とするガラス板搬送用パレットを提供する。
本発明の規制部材は、台座に連結部材を介して連結されているため、ガラス板の梱包時及び開梱時に、台座から取り外されることなく台座と一体的に取り扱われる。このため規制部材は、梱包時及び開梱時に台座から分離して保管されることはないので、規制部材の取り扱いが容易になる。また、規制部材は連結部材によって、ガラス板の縁部に当接される横押え位置と、横押え位置から退避した退避位置との間で移動される。すなわち、連結部材は、規制部材を台座に連結する機能だけではなく、規制部材を横押え位置と退避位置とに移動させる機能を兼ね備えているので、各々の機能を別々に備えたものと比較して部品点数を削減することができる。
本発明の前記連結部材は、前記台座に設けられた軸受部材と、前記規制部材に設けられ前記軸受部材に回動自在に支持されることにより前記規制部材を前記横押え位置と前記退避位置との間で回動させる回動軸と、前記規制部材と前記軸受部材とに設けられ、前記規制部材を横押え位置に位置決めするとともに該位置決めを解除する位置決め部材と、を備えていることが好ましい。
本発明によれば連結部材を軸受部材、回動軸、及び位置決め部材から構成し、規制部材に設けられた前記回動軸が、台座に設けられた前記軸受部材に回動自在に支持される。これにより、規制部材が台座に連結されるとともに、規制部材が横押え位置と退避位置との間で移動される。そして、横押え位置に規制部材が移動されると、前記位置決め部材によって規制部材が横押え位置に位置決めされる。
本発明の前記位置決め部材は、前記規制部材に設けられた係止部と、前記軸受部材に備えられるとともに、前記規制部材が横押え位置にある際に前記係止部が着脱自在に係止される被係止部と、を有することが好ましい。
本発明によれば位置決め部材を係止部、及び被係止部から構成し、規制部材に設けられた前記係止部を、軸受部材に設けられた被係止部に嵌合させることにより、規制部材が横押え位置に保持される。
また、他の発明として前記連結部材は、前記台座に設けられた軸と、前記規制部材に設けられ前記軸を回動自在に支持することにより前記規制部材を前記横押え位置と前記退避位置との間で回動させる軸受部と、前記台座と前記規制部材とに設けられ、前記規制部材を横押え位置に位置決めするとともに該位置決めを解除する位置決め部材と、を備えていることが好ましい。
本発明によれば連結部材を軸、軸受部、及び位置決め部材から構成し、台座に設けられた前記軸が、規制部材に設けられた前記軸受部に回動自在に支持される。これにより、規制部材が台座に連結されるとともに、規制部材が横押え位置と退避位置との間で移動される。そして、横押え位置に規制部材が移動されると、前記位置決め部材によって規制部材が横押え位置に位置決めされる。
本発明の前記位置決め部材は、前記規制部材に設けられた係止部と、前記台座に備えられるとともに、前記規制部材が横押え位置にある際に前記係止部が着脱自在に係止される被係止部と、を有することが好ましい。
本発明によれば位置決め部材を係止部、及び被係止部から構成し、規制部材に設けられた前記係止部を、台座に設けられた被係止部に嵌合させることにより、規制部材が横押え位置に保持される。
本発明のガラス板搬送用パレットによれば、規制部材が連結部材を介して台座に連結されるとともに、連結部材によって規制部材が横押え位置と退避位置との間で移動されるので、規制部材の取り扱いが容易になる。
実施の形態のガラス板搬送用パレットの全体斜視図 連結部材の第1の実施の形態を示した拡大斜視図 図1に示した連結部材が横押え位置に位置した側面図 図1に示した連結部材が横押え位置から上方に位置した斜視図 図1に示した連結部材が退避位置に位置した側面図 連結部材の第2の実施の形態を示した拡大斜視図 図6に示した連結部材が横押え位置に位置した側面図 図6に示した連結部材がロック解除された側面図 連結部材の第3の実施の形態を示した拡大斜視図 図9に示した連結部材の側面図 図9に示した連結部材が退避位置に位置した側面図 連結部材の第4の実施の形態を示した拡大斜視図 図12に示した連結部材がロック解除された側面図 図12に示した連結部材の側面図 連結部材の第5の実施の形態を示した要部拡大斜視図
以下、添付図面に従って本発明に係るガラス板搬送用パレットの好ましい実施の形態について説明する。
図1は、実施の形態のガラス板搬送用パレット(以下、「パレット」と称する)10の一例を示した全体斜視図である。同図に示すパレット10には、複数枚、例えば80〜150枚の矩形状のガラス板が水平に、かつ、ガラス板の相互間にガラス板よりも大きなサイズの矩形状の合紙を介して積層されて収納される。また、積層されたガラス板には、ラッピングシート12が被せられている。
実施の形態のパレット10は、一辺が約2300mmを超えるサイズであり、その重量は300kgfを超えるものである。また、このパレット10に収納されるガラス板は縦横のサイズが約2000mmを超え、板の厚さは1mm以下のFPD用、特に液晶ディスプレイおよびプラズマディスプレイに使用されるガラス基板である。このパレット10に収納されるガラス板の枚数は100〜200枚である。なお、パレット10及びガラス板のサイズは、これに限定されるものではない。
パレット10は台座14、横押え板(規制部材)16、16…、位置決め板18、18、及び段積みピン20等から構成される。
台座14は平面視が矩形状であるように構成され、複数本の枠材22、22…を組み付けてフレーム状に構成される。枠材22は、例えばアルミニウム合金製又はステンレス鋼製である。また、台座14の全側面には、フォークリフトの一対のフォーク爪が挿入される開口部24、24が台座12の一側面に少なくとも2箇所設けられている。更に、台座14の上面には不図示の載置板が固定されている。この載置板は、金属製の上張り材とゴム又は樹脂製の振動吸収用緩衝材とによって構成されており、上張り材の上面にガラス板が積層されている。
横押え板16は側面視略L字状に形成されており、台座14の四つの側面のうちの3つの側面に、後述する連結部材26を介して連結されている。この横押え板16は、ラッピングシート12に覆われたガラス板を、ラッピングシート12を介して挟持するように、積層されたガラス板の側面をガラス板の面方向に押さえるものである。なお、図1では、台座14の一側面に対して横押え板16が2台配置されているが、配置数はこれに限定されるものではない。
位置決め板18は、台座14の残りの一側面に固定され、この位置決め板18、18にガラス板の端面を当接することにより、台座14に積載する際のガラス板の位置合わせが行われる。なお、この位置決め板18も横押え板16と同様に着脱可能としてもよく、また、位置決め板18に代えて横押え板16を設けてもよい。また、ラッピングシート12とガラス板の間には、ガラス板が輸送時に破損しないようにエアバックを介在させることが好ましい。
段積みピン20は角柱状に構成され、パレット10の四隅部の上側に設けられている角筒28に、その下部が嵌合されることにより上方に向けて立設される。段積みピン20は角筒28に対して着脱自在であり、複数のパレット10を上下方向に段積みする際に角筒28に装着される。また、パレット10の四隅部の下側には、段積みピン20の上部が嵌合される角筒30が設けられている。すなわち、複数のパレット10、10…を上下方向に段積みする際には、その下側に位置するパレット10の段積みピン20が、その上側に位置するパレット10の角筒30に嵌合される。これにより、複数のパレット10、10…が安定して段積みされる。
次に、横押え板16の連結部材26について説明する。
図2〜図5には、連結部材26の第1の実施の形態が示されている。
前述の如く、横押え板16は、台座14の側面に連結部材26を介して連結される。この連結部材26によって横押え板16は、図2、図3で示すように、ガラス板の縁部に当接される横押え位置と、図5で示すように、横押え位置からガラス板の外方に退避してガラス板の取り出しを可能とする退避位置との間で移動される。
連結部材26は、横押え板16の両側にそれぞれ設けられており、これらの連結部材26、26は同一構成である。よって、連結部材26の構成を説明するに当たり、ここでは一方側の連結部材26の構成を説明し、他方の連結部材26の構成の説明は省略する。
連結部材26は軸受部材32、回動軸34、位置決め部材36等から構成されている。軸受部材32は、矩形の板状に構成されるとともに台座14の側面にその長手方向が上下に向くように固着されている。軸受部材の下部には直線状の長孔38が形成され、この長孔38に、横押え板16の側面から水平方向に突出された回動軸34が嵌合されている。回動軸34は長孔38に回動自在に支持されるとともに、長孔38に沿って上下方向に摺動自在に支持されている。これにより、横押え板16が回動軸34を介して軸受部材32に回動自在、及び上下方向移動自在に支持される。このため、横押え板16が図2、図3に示した横押え位置と図5に示した退避位置との間で移動自在となっている。
位置決め部材36は、横押え板16を横押え位置に位置決めするとともに、位置決めを解除するものである。その構成は、横押え板16に設けられたピン(係止部)40と、軸受部材32に備えられるとともに、横押え板16が横押え位置にある際にピン40が着脱自在に嵌合される溝(被係止部)42とからなる。
次に、前記の如く構成された連結部材26の作用について説明する。
図2、図3に示すように、ピン40を溝42に嵌合させることにより、横押え板16が横押え位置に保持される。この状態から図5の退避位置に横押え板16を移動させる場合には、まず、図4の如く、横押え板16を上方に移動させてピン40と溝42との係合を解除し、次に、横押え板16を、回動軸34を中心に図5の如く時計回り方向に回動する。これにより、横押え板16が退避位置に位置されるため、ガラス板の開梱が横押え板16に邪魔されることなく行われる。
横押え板16は、上述した連結部材26を介して台座14に連結されているため、ガラス板の梱包時及び開梱時に、台座14から取り外されることなく台座14と一体的に取り扱われる。このため横押え板16は、梱包時及び開梱時に台座14から分離して保管されることはないので、横押え板16の取り扱いが容易になる。
また、横押え板16は連結部材26によって、図2、図3に示した横押え位置と、図5に示した退避位置との間で移動される。すなわち、連結部材26は、横押え板16を台座14に連結する機能だけではなく、横押え板16を横押え位置と退避位置とに移動させる機能を兼ね備えている。これにより、各々の機能を別々に備えたものと比較して部品点数を削減することができる。
なお、図2〜図4では、軸受部材32を横押え板16から離間させ、回動軸34及びピン40を長めに構成したが、軸受部材32を横押え板16に近接配置し、回動軸34及びピン40の長さを短くしてもよい。これにより、回動軸34及びピン40のそれぞれの基端部にかかるモーメント力を低減できるので好ましい。
図6〜図8には、連結部材44の第2の実施の形態が示されており、図2〜図5に示した連結部材26と同一又は類似の部材については同一の符号を付してその説明は省略する。
この連結部材44は、連結部材26に横押え板16のロック/解除機構46が付加されたものである。
ロック/解除機構46は、フック48、バックル50、及びレバー52から構成されている。フック48は、横押え板16の下部に水平方向に固着され、このフック48にバックル50の上部ピン54が摺動自在に係合されている。また、バックル50の下部ピン56がレバー52の長手方向略中央部に摺動自在に係合されている。レバー52は、台座14の側面に水平方向に固定された軸58に、その基端部の軸受部60が回動自在に支持されている。
したがって、図8に示すロック/解除機構46の解除状態からレバー52を時計回り方向に押し下げると、図6、図7に示すようにレバー52がバックル50を介して横押え板16を押し下げることにより、横押え板16が横押え位置に移動する。また、図6、図7に示した位置でのレバー52の保持力により、横押え板16が横押え位置にロックされる。このロックを解除する場合には、レバー52を反時計回り方向に回動させて図8に示した解除状態にすればよい。そして、横押え板16を退避位置(図5参照)に移動させる場合には、図8の状態からレバー52を更に反時計回り方向に回動させて、バックル50の上部ピン54をフック48から取り外す。これにより、横押え板16の退避移動規制が解除されるので、横押え板16を退避位置に移動させることができる。
図9〜図11には、連結部材62の第3の実施の形態が示されており、図2〜図5に示した連結部材26と同一又は類似の部材については同一の符号を付してその説明は省略する。
この連結部材62は、連結部材26の長孔38に相当する長孔64、及び連結部材26の溝42に相当する溝66がそれぞれ略L字状に形成されたものである。この長孔64及び溝66は、台座14の側面に向けて傾斜して形成されている。したがって、図10の如く回動軸34を長孔64に沿って押し下げるとともに、ピン40を溝66に沿って押し下げて、図9に示す下端にそれぞれ位置させる。そうすると、長孔64と回動軸34との接触抵抗、及び溝66とピン40との接触抵抗により、横押え板16が横押え位置で保持される。この保持力は、図6〜図8に示したロック/解除機構46による保持力よりも弱いが、図2〜図5に示した連結部材26による保持力よりも強い。すなわち、この連結部材62によれば、長孔64及び溝66をL字状に形成するだけで、つまり、部品点数を増やすことなく横押え板16の保持力を得ることができる。なお、図11は、横押え板16が退避位置に移動した図であり、長孔64及び溝66をL字状に形成しても横押え板16の退避移動には問題はない。
図12〜図14には、連結部材68の第4の実施の形態が示されており、図2〜図5に示した連結部材26と同一又は類似の部材については同一の符号を付してその説明は省略する。
この連結部材68は、連結部材26の回動軸34に相当する回動軸70にカム72が設けられるとともに、連結部材26のピン40に相当するピン74にカム76が設けられたものである。また、回動軸70及びピン74がそれぞれ横押え板16に回動自在に取り付けられたものである。更に、回動軸70にレバー78が設けられ、ピン74にも同様にレバー80が設けられたものである。更にまた、連結部材26の長孔38に相当する長孔82、及び連結部材26の溝42に相当する溝84がそれぞれ略L字状に形成されたものである。
横押え板16を横押え位置に位置させる場合には、まず、図13の如くレバー78、80を水平位置に回動させて、カム72が長孔82に、カム76が溝84にそれぞれ干渉しないようにしておく。次に、この状態から横押え板16を下方に押し下げて、回動軸70を長孔82の下端に当接させるとともに、ピン74を溝84の下端に当接させる。次いで、レバー78、80を図13の水平位置から図12、図14の鉛直位置まで時計回り方向に90°回動させる。これにより、カム72が長孔82の縁面に押圧され、カム76が溝84の縁面に押圧される。これにより、長孔82の縁面及び溝84の縁面からの反力によって横押え板16がカム72、76を介して横押え位置に移動され、ガラス板の縁面を押圧する。また、横押え板16は、その横押え位置でロックされる。
次に、横押え板16を退避位置に位置させる場合には、まず、レバー78、80を図12、図14の鉛直位置から水平位置まで反時計回り方向に90°回動させて、横押え板16のロックを解除する。次に、横押え板16を図13の如く上昇させてピン74と溝84との係合を解除した後、回動軸70を中心に横押え板16を時計回り方向に回動させる。これにより、横押え板16が図5で示した退避位置に位置される。
図15は、連結部材86の第5の実施の形態を示した要部拡大斜視図である。
同図に示す連結部材86は、台座14にブラケット88を介して水平に設けられた軸90、及び横押え板16の側面に開口形成されて軸90を回動自在に支持することにより横押え板16を横押え位置と退避位置との間で回動させる長穴(軸受部)92を備えている。また、連結部材86には、横押え板16の側面に開口形成された長穴(係止部)94と、台座14にブラケット88を介して水平に設けられるとともに、横押え板16が同図に示す横押え位置にある際に長穴94の上面94Aが着脱自在に係止されるピン(被係止部)96とからなる位置決め部材を備えている。ブラケット88は台座14に一体的に設けられたものであり、台座14の一部品である。
図15に示すように、横押え位置にある横押え板16を退避位置に移動させる場合には、図15の状態の横押え板16を持ち上げる。そうすると、ピン96が長穴94の下部に形成された切欠部94Bに対向し、この状態で横押え板16を、軸90を中心に図面の手前側に回動させる。これにより、長穴94の切欠部94Bがピン96を通過するので、横押え板16が退避位置に位置する。そして、退避位置に位置した横押え板16を横押え位置に位置させる場合には、先の手順に対して逆手順で横押え板16を移動させればよい。
このように構成された第5の実施例においても、図6に示したロック/解除機構46を付加してもよい。
以上述べた第1〜第5の連結部材26、44、62、68、86の実施例は一例であり、横押え板16を台座14に連結する機能、及び横押え板16を横押え位置と退避位置とに移動させる機能を備えた連結部材であれば、構成は問わない。
10…ガラス板搬送用パレット、12…ラッピングシート、14…台座、16…横押え板、18…位置決め板、20…段積みピン、22…枠材、24…開口部、26…連結部材、28…角筒、30…角筒、32…軸受部材、34…回動軸、36…位置決め部材、38…長孔、40…ピン、42…溝、44…連結部材、46…ロック/解除機構、48…フック、50…バックル、52…レバー、54…上部ピン、56…下部ピン、58…軸、60…軸受部、62…連結部材、64…長孔、66…溝、68…連結部材、70…回動軸、72…カム、74…ピン、76…カム、78…レバー、80…レバー、82…長孔、84…溝、86…連結部材、88…ブラケット、90…軸、92…長穴、94…長穴、96…ピン

Claims (5)

  1. 複数枚のガラス板が積層される台座と、前記台座に設けられるとともに前記積層された複数枚のガラス板の縁部に当接されてガラス板の面内移動を規制する規制部材とを備えたガラス板搬送用パレットにおいて、
    前記規制部材は、前記台座に連結部材を介して連結されるとともに、該連結部材によって規制部材は、前記ガラス板の縁部に当接される横押え位置と、該横押え位置から退避してガラス板の取り出しを可能とする退避位置との間で移動されることを特徴とするガラス板搬送用パレット。
  2. 前記連結部材は、
    前記台座に設けられた軸受部材と、
    前記規制部材に設けられ前記軸受部材に回動自在に支持されることにより前記規制部材を前記横押え位置と前記退避位置との間で回動させる回動軸と、
    前記規制部材と前記軸受部材とに設けられ、前記規制部材を横押え位置に位置決めするとともに該位置決めを解除する位置決め部材と、
    を備えている請求項1に記載のガラス板搬送用パレット。
  3. 前記位置決め部材は、
    前記規制部材に設けられた係止部と、
    前記軸受部材に備えられるとともに、前記規制部材が横押え位置にある際に前記係止部が着脱自在に係止される被係止部と、
    を有する請求項2に記載のガラス板搬送用パレット。
  4. 前記連結部材は、
    前記台座に設けられた軸と、
    前記規制部材に設けられ前記軸を回動自在に支持することにより前記規制部材を前記横押え位置と前記退避位置との間で回動させる軸受部と、
    前記台座と前記規制部材とに設けられ、前記規制部材を横押え位置に位置決めするとともに該位置決めを解除する位置決め部材と、
    を備えている請求項1に記載のガラス板搬送用パレット。
  5. 前記位置決め部材は、
    前記規制部材に設けられた係止部と、
    前記台座に備えられるとともに、前記規制部材が横押え位置にある際に前記係止部が着脱自在に係止される被係止部と、
    を有する請求項4に記載のガラス板搬送用パレット。
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