JP2011062579A - 接着剤塗布装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】接着剤塗布ラインの進行を妨げることなく、接着剤の試し塗布工程を円滑に推進可能な接着剤塗布装置を得る。
【解決手段】対象物が載置されて該対象物に接着剤25が塗布される本塗布ステージ19と、接着剤25が試し塗布される試し塗布ステージ21との間を相対移動可能に設けられて接着剤25の本塗布動作又は試し塗布動作を行う接着剤塗布ヘッド(塗布部)17と、試し塗布ステージ21に設けられて試し塗布された接着剤25の吸引動作を行う吸引ポンプ(吸引部)と、を備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、対象物に液状の接着剤を塗布するための接着剤塗布装置に関する。特に、本発明は、接着剤塗布ラインの進行を妨げることなく、接着剤の試し塗布工程を円滑に推進可能な接着剤塗布装置に関する。
対象物に液状の接着剤を塗布する際、前記対象物への本塗布に先立って接着剤の試し塗布を行うことは、例えば特許文献1,2に記載されている。
例えば特許文献1の接着剤塗布装置では、接着剤の試し塗布工程において、供給リールに巻回した帯状の試し塗布テープを巻取りリールに巻回すと共に、前記試し塗布テープのうちテープ支持台が支持する部分に接着剤を試し塗布する。接着剤の試し塗布が行われると、前記試し塗布テープのうち接着剤が塗布された部分を前記巻取りリールによって巻き取らせるようにする。
前記特許文献1の接着剤塗布装置によれば、接着剤の試し塗布を容易に行うことができる。
しかしながら、前記試し塗布テープの巻取りによる試し塗布場所の確保技術では、例えば前記帯状の試し塗布テープにゆるみ等が生じた場合、途中の機構部材に試し塗布テープがからみつくおそれがある。その結果、前記試し塗布テープの巻き取りができなくなって、このトラブル解消のために、接着剤塗布ラインの進行を一時的に止めなければならないおそれがあった。
特開平9−75830号公報 特開平11−97484号公報
解決しようとする問題点は、従来技術では、接着剤塗布ラインの進行を一時的に止めなければならないおそれがあった点である。
本発明は、接着剤塗布ラインの進行を妨げることなく、接着剤の試し塗布工程を円滑に推進可能な接着剤塗布装置を得ることを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明に係る接着剤塗布装置は、対象物に液状の接着剤を塗布するための接着剤塗布装置であって、前記対象物が載置されて該対象物に前記接着剤が塗布される本塗布ステージと、前記接着剤が試し塗布される試し塗布ステージと、前記本塗布ステージと前記試し塗布ステージとの間を相対移動可能に設けられて前記接着剤の本塗布動作又は試し塗布動作を行う塗布部と、前記試し塗布ステージで試し塗布された前記接着剤の吸引動作を行う吸引部と、を備えたことを最も主要な特徴とする。
本発明に係る接着剤塗布装置によれば、試し塗布ステージで試し塗布された接着剤の吸引動作を行う吸引部を備えたので、接着剤塗布ラインの進行を妨げることなく、接着剤の試し塗布工程を円滑に推進可能な接着剤塗布装置を得ることができる。
本発明の実施例に係る接着剤塗布装置の説明図であり、図1(A)は、同接着剤塗布装置全体の外観を示す平面図、図1(B)は、接着剤塗布ヘッドの周辺を示す側面図である。 本塗布ステージと、試し塗布ステージとの周辺を示す斜視図である。 吸引動作前後における吸着パッドの状態を示す説明図であり、図3(A)は、試し塗布動作直後における吸着パッド(撥液加工なし)の状態を示す説明図、図3(B)は、吸引動作直後における吸着パッドの状態を示す説明図、図3(C)は、試し塗布動作直後における吸着パッド(撥液加工あり)の状態を示す説明図である。 実施例に係る接着剤塗布装置の制御装置の概略を示すブロック図である。 実施例に係る接着剤塗布装置の制御装置の内部構成のうち試し塗布に関係する部分を示す機能ブロック図である。 実施例に係る接着剤塗布装置の制御装置の動作フローチャートである。 変形例に係る接着剤塗布装置の制御装置の内部構成のうち試し塗布に関係する部分を示す機能ブロック図である。 変形例に係る接着剤塗布装置の制御装置の動作フローチャートである。
接着剤塗布ラインの進行を妨げることなく、接着剤の試し塗布工程を円滑に推進可能な接着剤塗布装置を得るといった目的を、試し塗布ステージで試し塗布された接着剤の吸引動作を行う吸引部によって実現した。
以下、本発明実施例に係る接着剤塗布装置について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
初めに、実施例に係る接着剤塗布装置の概要について説明する。
[実施例に係る接着剤塗布装置の概要]
図1は、本発明の実施例に係る接着剤塗布装置の説明図であり、図1(A)は、同接着剤塗布装置全体の外観を示す平面図、図1(B)は、塗布ヘッド周辺を示す側面図、図2は、本塗布ステージと、試し塗布ステージとの周辺を示す斜視図、図3は、吸引動作前後における吸着パッドの状態を示す説明図であり、図3(A)は、試し塗布動作直後における吸着パッド(撥液加工なし)の状態を示す説明図、図3(B)は、吸引動作直後における吸着パッドの状態を示す説明図、図3(C)は、試し塗布動作直後における吸着パッド(撥液加工あり)の状態を示す説明図である。
実施例に係る接着剤塗布装置11は、図1(A),(B)に示すように、XY軸アーム機構部13と、Z軸駆動機構部15と、接着剤塗布ヘッド17と、対象物を搬送するコンベア18と、本塗布ステージ19と、試し塗布ステージ21と、タッチセンサ23と、を備える。
前記XY軸アーム機構部13は、図1(A)に示すように、X軸アーム13aと、Y軸アーム13bと、X軸駆動モータ13cと、Y軸駆動モータ13dと、を有する。
前記X軸駆動モータ13cによって、前記Y軸アーム13bを前記X軸アーム13aに沿って往復移動させることができる。また、前記Y軸駆動モータ13dによって、前記Z軸駆動機構部15を前記Y軸アーム13bに沿って往復移動させることができる。
上述のように構成されたXY軸アーム機構部13では、後述する制御装置51からの駆動制御信号が、後述する駆動回路61a,61bに与えられると、X軸駆動モータ13c及びY軸駆動モータ13dが駆動する。すると、前記XY軸アーム機構部13が動作して、前記接着剤塗布ヘッド17がXY軸方向の指令位置まで移動する。
前記Z軸駆動機構部15は、図1(B)に示すように、前記Y軸アーム13bの側から、基部15a、ロッド15b、中間支持部15c、ロッド15d、及び係止部15eを順次設けてなる。
前記基部15aは、前記Y軸アーム13bに対して往復移動可能に支持されている。この基部15aには、前記ロッド15bをZ軸方向に往復移動させるZ軸駆動モータ15a1が設けられている。
前記ロッド15bは、前記Z軸駆動モータ15a1の駆動動作を、前記中間支持部15c及びロッド15dに伝達する役割を果たす。
上述のように構成されたZ軸駆動機構部15では、前記制御装置51からの駆動制御信号が、後述する駆動回路61cに与えられると、Z軸駆動モータ15a1が駆動する。すると、前記Z軸駆動機構部15が動作して、前記接着剤塗布ヘッド17がZ軸方向の指令位置まで移動する。
前記接着剤塗布ヘッド17は、前記本塗布ステージ19と、前記試し塗布ステージ21との間を相対移動可能に設けられ、後述する接着剤25の本塗布動作又は試し塗布動作を行う機能を有する。
前記接着剤塗布ヘッド17は、図1(B)に示すように、略円筒形状のシリンジ17aと、このシリンジ17aの下端側に設けたノズル17bと、同シリンジ17aの上端側に設けた蓋部17cと、チューブ17dと、を備えてなる。この接着剤塗布ヘッド17は、前記ロッド15dを介して、このロッド15dの先端側に設けた前記係止部15eによって垂直(Z軸)方向に係止固定されている。
前記シリンジ17aには、対象物に塗布される接着剤25が収容されている。この接着剤25は、ディスペンサ27から前記シリンジ17a内に送り込まれた圧縮空気によって、前記ノズル17bの先端から吐出されるようになっている。前記接着剤25としては、例えば、熱硬化性又は紫外線硬化性のものを好適に採用することができる。
前記蓋部17cには、前記シリンジ17a内に圧縮空気を送り込むための前記チューブ17dが設けられている。このチューブ17dの他側には、前記ディスペンサ27が接続されている。
前記本塗布ステージ19は、図1(A)及び図2に示すように、対象物が載置されて該対象物に前記接着剤25が塗布される場所を意味する。この本塗布ステージ19は、前記コンベア18上に設けられている。
前記試し塗布ステージ21は、図1(A)及び図2に示すように、前記接着剤25が試し塗布される場所を意味する。この試し塗布ステージ21は、前記コンベア18に近接させて設けられている。
前記タッチセンサ23は、前記接着剤塗布ヘッド17のZ軸方向における原点位置決めを行う際に用いられる。
前記接着剤塗布ヘッド17及び前記ディスペンサ27が、本発明の”塗布部”に相当する。
本実施例において、前記本塗布ステージ19には、図2に示すように、対象物としてのヘッドサスペンション31の半製品が載置されている。
前記ヘッドサスペンション31は、例えば、磁気ディスク装置(不図示)における情報の読み書きに用いられるもので、ベースプレート33と、磁気ヘッドスライダ(不図示)を弾性支持するロードビーム35と、などを備えている。前記ベースプレート33は、電圧の印加状態に応じて変形する圧電素子(不図示)の取付部としての機能を兼ねる。前記ロードビーム35は、前記ベースプレート33に弾性支持されている。
前記ヘッドサスペンション31の半製品は、前記ベースプレートに設けた開口部37を有する。この開口部37の周縁に、前記接着剤塗布ヘッド17から吐出された接着剤25を塗布する。この接着剤25を介して前記開口部37に前記圧電素子を実装する。これにより、前記ヘッドサスペンション31は製品となり、前記圧電素子の変形に従ってロードビーム35の先端側をスウェイ方向に変位させる機能を獲得するように構成されている。
前記試し塗布ステージ21には、図2に示すように、試し塗布された接着剤25の吸引動作を行う後述の吸引ポンプ49を接続してなる接着剤吸引器39が設けられている。
前記接着剤吸引器39は、上側部39bが開放された直方体の筐体39aと、前記上側部39bに設けた吸着パッド41と、貯液部43と、吸引導管45と、を備えて構成されている。
前記吸着パッド41は、図2及び図3(A)〜(C)に示すように、接着剤25が実際に試し塗布される部分である。この吸着パッド41は、吸引動作前には試し塗布された接着剤25を留まらせ、かつ吸引動作時には該試し塗布された接着剤25を前記吸引によって透過させ得る多孔性を有している。
具体的には、前記吸着パッド41としては、例えば、ナイロン(Nylon;デュポン社の登録商標)等の合成樹脂製のメッシュシートを好適に採用することができる。前記メッシュシートを構成する織物の素材、織り方や目の細かさなどは、吸引すべき接着剤の素材、液滴のサイズなどを考慮して適宜設定すればよい。
前記吸着パッド41に用いられるメッシュシートのメッシュ(網目状の織り部分)内への前記接着剤25のしみこみを防止するために、同シートの全面又は少なくとも前記接着剤25の試し塗布領域41aには、フッ素コート等の撥液処理が施されているのが好ましい。前記吸着パッド41上に試し塗布された前記接着剤25の量の適否を正確に判定するには、図3(C)に示すように、同接着剤25の液滴の形状が整った玉形状であるのが好ましいことに基づく。
前記吸着パッド41の斜め上方には、図2に示すように、試し塗布された接着剤25の画像(以下、“試し塗布画像”という場合がある。)を撮像するためのCCDカメラ47が設けられている。このCCDカメラ47は、前記接着剤塗布ヘッド17の試し塗布動作の妨げにならない位置に設けられている。
前記貯液部43は、図3(A)〜(C)に示すように、前記吸着パッド41を透過してきた前記接着剤25を貯める役割を果たす。この貯液部43は、前記筐体39aの内部空間39cにおける底部39dに形成されている。
前記吸引導部45は、前記内部空間39cに充満している空気を外方に導出する役割を果たす。この吸引導部45は、前記筐体39aの側壁面のうち略中央に設けられている。このように、前記吸引導部45を前記底部39dから離して設けたのは、吸引動作によって落下してきた前記接着剤25の液滴をこの吸引導部45内に吸い込むことを回避することに基づく。
前記吸引導部45には、チューブ45aが設けられている。このチューブ45aの他側には、前記接着剤25の液滴を吸引するための吸引動作を行う吸引ポンプ49が接続されている。
前記吸引ポンプ49が、本発明の”吸引部”に相当する。
次に、実施例に係る接着剤塗布装置の制御装置の概要について説明する。
[実施例に係る接着剤塗布装置の制御装置の概要]
図4は、実施例に係る接着剤塗布装置の制御装置の概略を示すブロック図である。
本接着剤塗布装置11の制御装置51は、図4に示すように、CPU53、ROM55、RAM57、入出力インタフェース58,59、並びにこれらの間を接続するバス60を有するコンピュータを主体として構成されている。
ROM55には、対象物への接着剤25の塗布用プログラム、ノズル17bの位置ずれ補正用プログラム、接着剤25の塗布量、塗布形状の適否判定用プログラム、接着剤25の試し塗布用プログラム等、種々のプログラムが格納されている。
RAM57は、コンピュータの主記憶装置としての役割を果たすものであり、各種のデータ等が一時的に格納される。
入力インタフェース58は、入力データの形式をCPU53が処理可能な形式に整える役割を果たす。この入力インタフェース58には、前記CCDカメラ47、及び前記タッチセンサ23が接続されている。
出力インタフェース59は、出力データの形式を外部機器が処理可能な形式に整える役割を果たす。この出力インタフェース59には、駆動回路61a〜61eをそれぞれ介して、X軸駆動モータ13c、Y軸駆動モータ13d、Z軸駆動モータ15a1、ディスペンサ27、並びに吸引ポンプ49が接続されている。
次に、実施例に係る接着剤塗布装置の制御装置の内部構成について説明する。
[実施例に係る接着剤塗布装置の制御装置の内部構成]
図5は、実施例に係る接着剤塗布装置の制御装置の内部構成のうち試し塗布に関係する部分を示す機能ブロック図である。
実施例に係る接着剤塗布装置の制御装置51は、図5に示すように、画像取得部61と、吸引制御部63と、液量判定部65と、接着剤液量演算部67と、塗布制御部69と、を備えて構成されている。
前記画像取得部61は、前記試し塗布ステージ21で試し塗布された接着剤25の画像を前記CCDカメラ47から取得する機能を有する。この画像取得部61で前記接着剤25の試し塗布画像が取得された旨は、前記吸引制御部63宛に送られる。
前記吸引制御部63は、前記画像取得部61で前記接着剤25の試し塗布画像が取得された以後に、好ましくは前記取得のときに、前記試し塗布された接着剤25の吸引動作を前記吸引ポンプ(吸引部)49に行わせる機能を有する。
要するに、前記吸引制御部63は、前記接着剤25の試し塗布画像が取得されたタイミング又はこれよりも遅いタイミングで、前記吸引ポンプ49宛に、前記試し塗布された接着剤25の吸引動作を実行させる吸引制御信号を送る。
前記液量判定部65は、前記画像取得部61で取得された前記接着剤25の試し塗布画像と、前記接着剤25の予め定められた基準量データとに基づき、前記試し塗布された接着剤25の液量の適否を判定する機能を有する。
具体的には、前記液量判定部65は、前記接着剤25の試し塗布画像に所定の画像処理を施すことによって該接着剤25の面積を計測する。この面積値は、前記接着剤25の試し塗布量とみなすことができる。前記計測した面積値が、所定の範囲(接着剤25の必要塗布量の下限及び上限に相当する面積値の範囲、以下同じ)内にある場合には”適”の判定を下す。一方、前記計測した面積値が、前記所定の範囲外にある場合には”不適”の判定を下す。
前記接着剤液量演算部67は、前記液量判定部65で前記試し塗布された接着剤25の液量が”不適”であると判定されたとき、前記判定結果に基づき試し塗布される接着剤25の補正量を演算する機能を有する。
具体的には、前記接着剤液量演算部67は、前記試し塗布された接着剤25の液量が”不適”であると判定されたときの前記面積値と、前記所定の範囲との関係に基づいて、前記接着剤25の補正量を演算すると共に、前記面積値と前記補正量とに基づいて、試し塗布されるべき接着剤25の液量を求める。
前記塗布制御部69は、前記接着剤液量演算部67で求められた液量で前記接着剤25の試し塗布動作を前記接着剤塗布ヘッド17に行わせる機能を有する。
具体的には、前記塗布制御部69は、前記接着剤液量演算部67で求められた前記接着剤25の液量を実現するための、前記ディスペンサ27からの圧縮空気の供給時間や圧力等の各種パラメータを設定すると共に、前記設定内容を含む塗布制御信号に従って、前記ディスペンサ27及び前記接着剤塗布ヘッド17の連係による前記接着剤25の本塗布動作又は試し塗布動作を制御する。
次に、実施例に係る接着剤塗布装置の制御装置の動作について説明する。
[実施例に係る接着剤塗布装置の制御装置の動作]
図6は、実施例に係る接着剤塗布装置の制御装置の動作フローチャート図である。
ステップS11では、試し塗布処理が実行される。すなわち、前記制御装置51からの試し塗布に係る塗布制御信号に従って、前記接着剤塗布ヘッド17は、前記試し塗布ステージ21へと移動すると共に、予め定められる試し塗布条件に従って試し塗布動作を行う。
これにより、図3(A)に示すように、前記吸着パッド41上に試し塗布された接着剤25の液滴が現れる。この液滴のサイズは、対象物の種類によって異なるが、本実施例の場合、例えば0.03〜1.50mm程度である。
図3(A)に示す例では、前記吸着パッド41の試し塗布領域41aには撥液処理が施されていない。このため、図3(A)に示す接着剤25の玉形状の液滴は、前記吸着パッド41を透過してその背面側(反試し塗布面側)にわずかにしみ出している(図3(A)のしみだし部25a参照)。
これに対し、図3(C)に示す例では、前記吸着パッド41の試し塗布領域41aには撥液処理が施されている。このため、図3(C)に示すように、前記接着剤25の液滴は、前記吸着パッド41を透過することはなく、整った玉形状を保っている。このように、前記接着剤25の液滴の形状が整った玉形状であると、前記吸着パッド41上に試し塗布された前記接着剤25の量の適否をその画像から判定する際に、前記適否判定の精度を向上することができる。
ステップS12では、試し塗布画像が取得される。すなわち、前記画像取得部61は、前記試し塗布ステージ21に試し塗布された接着剤25の画像を前記CCDカメラ47から取得する。ここで取得された接着剤25の試し塗布画像は、ステップS14以降の利用に供するために、前記RAM57の所定の記憶領域に格納される。
ステップS13では、試し塗布液吸引処理が実行される。すなわち、前記制御装置51の前記吸引制御部63からの吸引制御信号に従って、前記接着剤吸引器39に接続された吸引ポンプ49は、ステップS11で試し塗布された接着剤25の吸引動作を行う。
これにより、前記内部空間39cは負圧になる。すると、前記吸着パッド41上に試し塗布された接着剤25の液滴は、図3(B)に示すように、同吸着パッド41を透過してその背面側(反試し塗布面側)に回り込んだ後、複数の滴25bに分かれて、または一塊りの液滴状態を維持したままで、貯液部43へと落下してゆく。こうして、前記吸着パッド41上から接着剤25の液滴が一掃されて、前記吸着パッド41の試し塗布領域41a(図3(B)参照)は、クリーンな状態になる。
ステップS14では、液量の適否が判定される。すなわち、前記液量判定部65は、前記接着剤25の試し塗布画像に所定の画像処理を施すことによって該接着剤25の面積を計測する。前記計測した面積値が、前記所定の範囲内にある場合には”適”の判定を下す一方、前記面積値が、前記所定の範囲外にある場合には”不適”の判定を下す。
ステップS15では、前記ステップS14の適否判定結果を受けて、処理の流れを二通りに分岐させる。
すなわち、前記ステップS14の適否判定の結果、前記接着剤25の試し塗布量が”不適”であるとの判定が下されたとき、前記制御装置51は、処理の流れをステップS16へと進ませる。
ステップS16では、試し塗布されるべき接着剤25の液量が演算される。すなわち、前記接着剤液量演算部67は、前記試し塗布された接着剤25の液量が”不適”であると判定されたときの前記面積値と、前記所定の範囲との関係に基づいて、前記接着剤25の補正量を演算すると共に、前記面積値と前記補正量とに基づいて、試し塗布されるべき接着剤25の液量を求める。
前記ステップS16の処理後に、前記制御装置51は、処理の流れをステップS11へと戻して、以下の処理を順次実行させる。具体的には、例えば、前記ステップS16の処理後に実行されるステップS11の試し塗布処理では、前記ステップS16で求められた試し塗布されるべき接着剤25の液量をもって、試し塗布動作が実行される。
さて、前記ステップS14の適否判定の結果、前記接着剤25の試し塗布量が”適”であるとの判定が下されたとき、前記制御装置51は、処理の流れをステップS17へと進ませる。
ステップS17では、前記ヘッドサスペンション31の半製品に対する本塗布処理が実行される。すなわち、前記ヘッドサスペンション31の半製品が載置された前記本塗布ステージ19が、コンベア18によって搬送されてくる。すると、前記塗布制御部69は、前記接着剤液量演算部67で求められた前記接着剤25の塗布量を実現するための、前記ディスペンサ27からの圧縮空気の供給時間や圧力等の各種パラメータを設定すると共に、前記設定内容を含む塗布制御信号に従って、前記ディスペンサ27及び前記接着剤塗布ヘッド17による本塗布動作を制御する。
これにより、前記ヘッドサスペンション31の半製品における例えば開口部37の周縁に、基準範囲に適合した液量の接着剤25を塗布することができる。
以上説明したように、本発明の実施例に係る接着剤塗布装置11によれば、試し塗布ステージ21に設けられて試し塗布された接着剤25の吸引動作を行う吸引ポンプ49(吸引部)を備えたので、接着剤塗布ラインの進行を妨げることなく、接着剤の試し塗布工程を円滑に推進することができる。
また、試し塗布ステージ21に設けた接着剤吸引器39は、吸引動作前には試し塗布された接着剤25を留まらせ、かつ吸引動作時には該試し塗布された接着剤25を前記吸引によって透過させ得る多孔性の吸着パッド41を備えたので、円滑なる接着剤の吸引動作を具現化することができる。
さらに、前記吸着パッド41は、接着剤25の試し塗布領域41aに撥液処理が施されたので、試し塗布された接着剤25の液滴は、前記吸着パッド41を透過することはなく、整った玉形状を保っている。このように、前記接着剤25の液滴の形状が整った玉形状であると、前記吸着パッド41上に試し塗布された前記接着剤25の量の適否をその画像から判定する際に、適否判定の精度を向上することができる。
しかも、試し塗布ステージ21に設けた接着剤吸引器39は、前記吸着パッド41を透過した接着剤25を貯める貯液部43を備えたので、吸引動作によって前記吸着パッド41を透過して前記内部空間39cに引き込まれた接着剤25をもれなく収容することができる。
一方、実施例に係る接着剤塗布装置の制御装置では、前記試し塗布ステージ21で試し塗布された前記接着剤25の画像を取得する画像取得部61と、前記画像取得部61で前記接着剤25の画像が取得された以後又は前記取得のときに、前記試し塗布された接着剤25の吸引動作を前記吸引ポンプ(吸引部)49に行わせる吸引制御部63と、を備える構成を採用した。
仮に、接着剤25の試し塗布画像を取得する以前に吸引動作を行った場合には、試し塗布量の適否判定を行うことができないおそれがある。従って、上記構成を備えた実施例に係る接着剤塗布装置の制御装置によれば、試し塗布量の適否判定を行う上で支障を生じることのない、好ましい吸引動作タイミングを具現化することができる。
次に、本発明の変形例に係る接着剤塗布装置の制御装置の内部構成について説明する。
[変形例に係る接着剤塗布装置の制御装置の内部構成]
図7は、変形例に係る接着剤塗布装置の制御装置の内部構成のうち試し塗布に関係する部分を示す機能ブロック図である。
実施例に係る接着剤塗布装置の制御装置51と、変形例に係る接着剤塗布装置の制御装置71とは、基本的な構成要素が共通している。このため、以下では、その重複した説明を省略して、両者の相違点に注目して説明を進めることにする。
実施例に係る接着剤塗布装置の制御装置51では、吸引制御部63は、前記画像取得部61が接着剤25の試し塗布画像を取得した以後又は前記取得した時点のタイミングをもって吸引動作を行わせる構成を採用している。
これに対し、変形例に係る接着剤塗布装置の制御装置71では、吸引制御部73は、前記液量判定部65で試し塗布された接着剤25の液量が適であると判定されたタイミングをもって吸引動作を行わせる構成を採用している。
要するに、変形例に係る接着剤塗布装置の制御装置71は、吸引動作を開始させるトリガイベントの種別の点で、実施例に係る接着剤塗布装置の制御装置51とは大きく相違している。
具体的には、変形例に係る接着剤塗布装置の制御装置71は、図7に示すように、画像取得部61と、液量判定部65と、接着剤液量演算部67と、塗布制御部69と、吸引制御部73と、を備えて構成されている。
変形例に係る主要部である前記吸引制御部73は、前記液量判定部65で試し塗布された接着剤25の液量が”適”であると判定されたとき、前記試し塗布された接着剤25の吸引動作を前記吸引ポンプ(吸引部)49に行わせる機能を有する。
要するに、前記吸引制御部73は、前記液量判定部65で試し塗布された接着剤25の液量が適であると判定されたタイミングで、前記吸引ポンプ49宛に、前記試し塗布された接着剤25の吸引動作を実行させる吸引制御信号を送る。
次に、変形例に係る接着剤塗布装置の制御装置の動作について説明する。
[変形例に係る接着剤塗布装置の制御装置の動作]
図8は、変形例に係る接着剤塗布装置の制御装置の動作フローチャート図である。
ステップS21では、試し塗布処理が実行される。すなわち、前記制御装置51からの試し塗布に係る塗布制御信号に従って、前記接着剤塗布ヘッド17は、前記試し塗布ステージ21へと移動すると共に、予め定められる試し塗布条件に従って試し塗布動作を行う。
ステップS22では、試し塗布画像が取得される。すなわち、前記画像取得部61は、前記試し塗布ステージ21で試し塗布された接着剤25の画像を前記CCDカメラ47から取得する。
ステップS23では、液量の適否が判定される。すなわち、前記液量判定部65は、前記接着剤25の試し塗布画像に所定の画像処理を施すことによって該接着剤25の面積を計測する。前記計測した面積値が、前記所定の範囲内にある場合には”適”の判定を下す一方、前記面積値が、前記所定の範囲外にある場合には”不適”の判定を下す。
ステップS24では、前記ステップS23の適否判定結果を受けて、処理の流れを二通りに分岐させる。
すなわち、前記ステップS23の適否判定の結果、前記接着剤25の試し塗布量が”不適”であるとの判定が下されたとき、前記制御装置71は、処理の流れをステップS25へと進ませる。
ステップS25では、試し塗布されるべき接着剤25の液量が演算される。すなわち、前記接着剤液量演算部67は、前記試し塗布された接着剤25の液量が”不適”であると判定されたときの前記面積値と、前記所定の範囲との関係に基づいて、前記接着剤25の補正量を演算すると共に、前記面積値と前記補正量とに基づいて、試し塗布されるべき接着剤25の液量を求める。
前記ステップS25の処理後に、前記制御装置71は、処理の流れをステップS21へと戻して、以下の処理を順次実行させる。具体的には、例えば、前記ステップS25の処理後に実行されるステップS21の試し塗布処理では、前記ステップS25で求められた試し塗布されるべき接着剤25の液量をもって試し塗布動作が実行される。
さて、前記ステップS24の適否判定の結果、前記接着剤25の試し塗布量が”適”であるとの判定が下されたとき、前記制御装置71は、処理の流れをステップS26へと進ませる。
ステップS26では、試し塗布液吸引処理が実行される。すなわち、前記制御装置71の前記吸引制御部73からの吸引制御信号に従って、前記吸引ポンプ49は、ステップS21で試し塗布された接着剤25の吸引動作を行う。
ステップS27では、ステップS17と同様の、前記ヘッドサスペンション31の半製品に対する本塗布処理が実行される。
以上説明したように、本発明の変形例に係る接着剤塗布装置71では、試し塗布ステージ21で試し塗布された接着剤25の画像を取得する画像取得部61と、前記画像取得部61で取得された接着剤25の画像と、接着剤25の予め定められる基準量データとに基づき、前記試し塗布された接着剤25の液量の適否を判定する液量判定部65と、前記液量判定部65で前記試し塗布された接着剤の液量が適であると判定されたとき、前記試し塗布された接着剤25の吸引動作を前記吸引ポンプ(吸引部)49に行わせる吸引制御部73と、を備える構成を採用した。
また、本発明の変形例に係る接着剤塗布装置71では、上記に構成に加えて、前記液量判定部65で試し塗布された接着剤25の液量が不適であると判定されたとき、前記判定結果に基づき試し塗布されるべき接着剤の液量を演算する接着剤液量演算部67と、前記接着剤液量演算部67で求められた液量で接着剤25の試し塗布動作を前記接着剤塗布ヘッド(塗布部)17に行わせる塗布制御部69と、を備える構成を採用してもよい。
前記変形例では、前記吸着パッド41の試し塗布領域41a上に相互に位置を異ならせて連続的に試し塗布された接着剤25の液滴が複数置かれた場合を想定している。かかる場合に、前記液量判定部65で試し塗布された接着剤25の液量が適であると判定されたタイミングをもって前記吸引ポンプ49に吸引動作を行わせる。すると、前記吸着パッド41上に試し塗布された接着剤25の複数の液滴が、該吸着パッド41上から一挙にクリーンアップされる。
なお、前記連続して試し塗布された接着剤25の液滴の数が、前記試し塗布領域41aの許容数を越えることが想定される。この場合、前記接着剤25の液滴の数が前記許容数に達した時点のタイミングをもって前記吸引ポンプ49に吸引動作を行わせる、吸引制御部73の構成を採用すればよい。
上記構成を備えた変形例に係る接着剤塗布装置の制御装置によれば、例えば、接着剤25の試し塗布画像をひとつ取得する毎に吸引動作を行わせる実施例と比較して、吸引動作の実行回数を減らすことができる。このため、接着剤の試し塗布工程の最適化に寄与することができる。
また、上記構成を備えた変形例に係る接着剤塗布装置の制御装置によれば、例えば、接着剤25の試し塗布画像をひとつ取得する毎に吸引動作を行わせる実施例と比較して、接着剤25の複数の液滴の画像を横並びで対比しながら液量の最適化調整を行うことができる。従って、液量の最適化に要する時間を短縮化することができる。
[その他]
本発明は、上述した実施例に限られるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨、あるいは技術思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う接着剤塗布装置もまた、本発明における技術的範囲の射程に包含されるものである。
すなわち、本発明実施例中、接着剤が塗布される対象物としてヘッドサスペンション31の半製品を例示して説明したが、本発明はこの例に限定されない。本発明は、液状の接着剤を塗布可能なあらゆる対象物に適用することができる。
また、本発明実施例中、熱硬化性又は紫外線硬化性の接着剤を例示して説明したが、本発明はこの例に限定されない。本発明は、液状の接着剤であるという条件を満たす限りにおいて、いかなる性質の接着剤でも採用することができる。
さらに、本発明実施例中、試し塗布された接着剤に対する液量判定を、同接着剤の液滴が占める面積に基づいて行う例をあげて説明したが、本発明はこの例に限定されない。例えば、前記試し塗布された接着剤の液滴の外径、高さ、又は厚さ寸法等を、試し塗布画像に画像処理を施すことで取得し、こうして取得した接着剤の液滴の外径、高さ、又は厚さ寸法に基づいて、又はこれらの組み合わせに基づいて、試し塗布した接着剤に対する液量判定を行う構成を採用することができる。
しかも、本発明実施例中、試し塗布した接着剤に対して分け隔てなく液量判定を行う例をあげて説明したが、本発明はこの例に限定されない。例えば、初回又は所定回数に到達するまでに試し塗布した接着剤は捨て打ちとして、前記所定回数に到達した以後に試し塗布した接着剤に対して液量判定を行う構成を採用してもよい。
最後に、本発明実施例中、前記吸着パッド41上に試し塗布された接着剤の吸引動作を、反試し塗布面側に接続された吸引ポンプ(吸引部)49によって行う例をあげて説明したが、本発明はこの例に限定されない。例えば、前記吸着パッド41上に移動可能な接着剤吸引機構によって、同吸着パッド41上に試し塗布された接着剤の吸引動作を、試し塗布面側から行う構成を採用してもよい。
11 接着剤塗布装置
17 接着剤塗布ヘッド(塗布部)
19 本塗布ステージ
21 試し塗布ステージ
25 接着剤
27 ディスペンサ(塗布部)
31 ヘッドサスペンションの半製品(対象物)
39 接着剤吸引器
41 吸着パッド
43 貯液部
49 吸引ポンプ(吸引部)
51 実施例に係る接着剤塗布装置の制御装置
61 画像取得部
63 吸引制御部
65 液量判定部
67 接着剤液量演算部
69 塗布制御部
71 変形例に係る接着剤塗布装置の制御装置
73 変形例に係る吸引制御部

Claims (8)

  1. 対象物に液状の接着剤を塗布するための接着剤塗布装置であって、
    前記対象物が載置されて該対象物に前記接着剤が塗布される本塗布ステージと、
    前記接着剤が試し塗布される試し塗布ステージと、
    前記本塗布ステージと前記試し塗布ステージとの間を相対移動可能に設けられて前記接着剤の本塗布動作又は試し塗布動作を行う塗布部と、
    前記試し塗布ステージで試し塗布された前記接着剤の吸引動作を行う吸引部と、
    を備えたことを特徴とする接着剤塗布装置。
  2. 請求項1記載の接着剤塗布装置であって、
    前記試し塗布ステージは、前記吸引動作前には前記試し塗布された接着剤を留まらせ、かつ前記吸引動作時には該試し塗布された接着剤を前記吸引によって透過させ得る多孔性の吸着パッドを備えた、
    ことを特徴とする接着剤塗布装置。
  3. 請求項2記載の接着剤塗布装置であって、
    前記吸着パッドは、前記接着剤の試し塗布領域に撥液処理が施された、
    ことを特徴とする接着剤塗布装置。
  4. 請求項2又は3に記載の接着剤塗布装置であって、
    前記吸引部は、前記吸着パッドの反試し塗布面側に接続された、
    ことを特徴とする接着剤塗布装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の接着剤塗布装置であって、
    前記試し塗布ステージは、前記吸着パッドを透過した接着剤を貯める貯液部を備えた、
    ことを特徴とする接着剤塗布装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の接着剤塗布装置であって、
    前記試し塗布ステージで試し塗布された前記接着剤の画像を取得する画像取得部と、
    前記画像取得部で前記接着剤の画像が取得された以後に、前記試し塗布された接着剤の吸引動作を前記吸引部に行わせる吸引制御部と、
    を備えた、
    ことを特徴とする接着剤塗布装置。
  7. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の接着剤塗布装置であって、
    前記試し塗布ステージで試し塗布された前記接着剤の画像を取得する画像取得部と、
    前記画像取得部で取得された前記接着剤の画像と、前記接着剤の予め定められた基準量データとに基づき、前記試し塗布された接着剤の液量の適否を判定する液量判定部と、
    前記液量判定部で前記試し塗布された接着剤の液量が適であると判定されたとき、前記試し塗布された接着剤の吸引動作を前記吸引部に行わせる吸引制御部と、
    を備えた、
    ことを特徴とする接着剤塗布装置。
  8. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の接着剤塗布装置であって、
    前記試し塗布ステージで試し塗布された前記接着剤の画像を取得する画像取得部と、
    前記画像取得部で取得された前記接着剤の画像と、前記接着剤の予め定められた基準量データとに基づき、前記試し塗布された接着剤の液量の適否を判定する液量判定部と、
    前記液量判定部で前記試し塗布された接着剤の液量が不適であると判定されたとき、前記判定結果に基づき試し塗布されるべき接着剤の液量を演算する接着剤液量演算部と、
    前記接着剤液量演算部で求められた液量で前記接着剤の試し塗布動作を前記塗布部に行わせる塗布制御部と、
    前記液量判定部で前記試し塗布された接着剤の液量が適であると判定されたとき、前記試し塗布された接着剤の吸引動作を前記吸引部に行わせる吸引制御部と、
    を備えた、
    ことを特徴とする接着剤塗布装置。
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