JP2011062041A - スイッチング制御回路およびスイッチング電源回路 - Google Patents

スイッチング制御回路およびスイッチング電源回路 Download PDF

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Abstract

【課題】 応答性を低下させることなく、負荷短絡などによる素子の過熱を防止する。
【解決手段】 スイッチング素子と、パルス幅変調信号を生成するパルス幅変調回路と、スイッチング素子に流れる電流値が所定の電流値に達したことを検出し、過電流検出信号を出力する過電流検出回路と、過電流検出信号に基づいて、過電流状態であるか否かを判定する過電流判定回路と、過電流判定回路が過電流状態であると判定した場合に、所定のクロックでカウントする第1のカウンタ回路と、過電流判定回路が過電流状態であると判定した場合には、第1のカウンタ回路のカウント値が第1の基準値に達するまでの間スイッチング素子をオフし、過電流判定回路が過電流状態であると判定しない場合には、パルス幅変調信号に応じてスイッチング素子をスイッチング制御するとともに、過電流検出信号に応じてスイッチング素子をオフするスイッチング信号生成回路と、を有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、スイッチング制御回路およびスイッチング電源回路に関する。
例えば特許文献1の図9に示されているようなスイッチング電源回路は、負荷短絡時などにスイッチング素子に所定以上の過電流が流れ、スイッチング素子やその他の素子が破損するのを防止する、過電流保護機能を一般に備えている。例えば特許文献1の図10に示されている過電流保護回路は、スイッチング素子に流れる電流値が所定の電流値に達すると、スイッチング素子をオフに制御するように動作する。
また、上記の過電流保護回路には、電流重畳が発生するという不都合があるため、特許文献1では、起動時間が長くなったり、負荷急変に対する応答が遅くなったりすることなく、当該不都合を解消する方法が開示されている。特許文献1の図2および図5に示されている過電流保護回路では、過電流保護動作時に、ダイオードやローサイドのスイッチング素子に流れるフライホイール電流が略0になるまで、ハイサイドのスイッチング素子のオンを停止する制御を行っている。
このようにして、スイッチング素子に流れる電流値を監視し、過電流を検出すると、その都度スイッチング素子をオフすることによって、オン時間を相対的に短くし、素子の破損を防止することができる。
特開2004−364488号公報
しかしながら、上記のような過電流保護方法では、負荷短絡が継続している場合であっても、一時的に電流が増大した場合と同様に、スイッチング素子が比較的短時間で再びオンとなる。そのため、継続的な負荷短絡時には、スイッチング素子がオンとなる度に過電流が流れ、スイッチング素子やコイル(インダクタ)などが十分に放熱できない場合もある。
また、スイッチング電源回路を集積回路として構成する場合には、集積回路が所定以上に過熱すると、十分に放熱されるまでの間スイッチング素子をオフする、過熱保護機能を備えることが一般的である。しかしながら、この場合であっても、コイルは通常外付け部品となるため、コイルが過熱し、焼損してしまう場合もある。
前述した課題を解決する主たる本発明は、第1の直流電圧をスイッチングするスイッチング素子と、前記スイッチング素子の出力電圧を整流および平滑化した第2の直流電圧に応じたデューティ比のパルス幅変調信号を生成するパルス幅変調回路と、前記スイッチング素子に流れる電流値が所定の電流値に達したことを検出し、過電流検出信号を出力する過電流検出回路と、前記過電流検出信号に基づいて、前記スイッチング素子に所定以上の電流が流れる過電流状態であるか否かを判定する過電流判定回路と、前記過電流判定回路が前記過電流状態であると判定した場合に、所定のクロックでカウントする第1のカウンタ回路と、前記過電流判定回路が前記過電流状態であると判定した場合には、前記第1のカウンタ回路のカウント値が第1の基準値に達するまでの間前記スイッチング素子をオフし、前記過電流判定回路が前記過電流状態であると判定しない場合には、前記パルス幅変調信号に応じて前記スイッチング素子をスイッチング制御するとともに、前記過電流検出信号に応じて前記スイッチング素子をオフするスイッチング信号生成回路と、を有することを特徴とするスイッチング制御回路である。
本発明の他の特徴については、添付図面及び本明細書の記載により明らかとなる。
本発明によれば、スイッチング電源回路の応答性を低下させることなく、負荷短絡などによる素子の過熱を防止することができる。
本発明の一実施形態におけるスイッチング電源回路全体の構成を示す回路ブロック図である。 論理回路10の具体的な構成の一例を示す回路ブロック図である。 過電流検出信号DTがハイ・レベルとなる場合のスイッチング電源回路の動作を説明する図である。 カウンタ回路12のカウント値CN2がフルカウント値MX2に達する場合のスイッチング電源回路の動作を説明する図である。 カウンタ回路13のカウント値CN1がフルカウント値MX1に達する場合のスイッチング電源回路の動作を説明する図である。 本発明のスイッチング電源回路全体の他の構成例を示す回路ブロック図である。
本明細書および添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
===スイッチング電源回路全体の構成===
以下、図1を参照して、本発明の一実施形態におけるスイッチング電源回路全体の構成について説明する。
図1に示されているスイッチング電源回路は、スイッチング制御回路1、ダイオード4、コイル5、コンデンサ6、および抵抗7、8を含んで構成されている。また、スイッチング制御回路1は、例えば論理回路10、スイッチング素子21、電流検出回路23、過電流検出回路24、コンパレータ25、ソフトスタート回路26、およびPWM(Pulse Width Modulation:パルス幅変調)回路27を含み、端子31ないし33を備えた集積回路として構成されている。なお、以下においては、一例として、スイッチング素子21がPチャネルMOS(Metal-Oxide Semiconductor:金属酸化膜半導体)トランジスタである場合について説明する。
スイッチング素子21のソースには、端子31を介して入力電圧Vin(第1の直流電圧)が入力されている。また、ゲートには、論理回路10からスイッチング信号SWの反転信号が入力されている。そして、ドレインは、端子32に接続されている。
過電流検出回路24には、電流検出回路23から検出電流I4が入力されている。また、過電流検出回路24から出力される過電流検出信号DTは、論理回路10に入力されている。
コンパレータ25の反転入力には、端子33を介して帰還電圧Vfbが入力され、非反転入力には、基準電圧Vrefが印加されている。また、コンパレータ25から出力される低電圧検出信号LVは、論理回路10に入力されている。
ソフトスタート回路26には、論理回路10から休止信号STが入力され、ソフトスタート回路26からは、ソフトスタート信号SSが出力されている。また、PWM回路27には、帰還電圧Vfbおよびソフトスタート信号SSが入力されている。そして、PWM回路27から出力されるパルス信号PL1およびPL2は、論理回路10に入力されている。
以上のように、論理回路10には、過電流検出信号DT、低電圧検出信号LV、およびパルス信号PL1、PL2が入力され、論理回路10からは、スイッチング信号SWおよび休止信号STが出力されている。なお、論理回路10の構成についての詳細な説明は後述する。
ダイオード4は、アノードがグランド電位に接続され、カソードが端子32に接続されている。また、コイル5は、一端が端子32に接続され、他端がコンデンサ6の一端に接続されている。さらに、コンデンサ6の他端は、グランド電位に接続されている。そして、コイル5およびコンデンサ6の接続点は、出力電圧Vout(第2の直流電圧)を出力する、当該スイッチング電源回路の出力ノードとなっている。
抵抗7および8は、直列に接続され、抵抗7の一端が出力ノードに接続され、抵抗8の一端がグランド電位に接続されている。また、抵抗7および8の接続点は、端子33に接続され、当該接続点の電圧が帰還電圧Vfbとしてスイッチング制御回路1に入力されている。
===スイッチング電源回路全体の動作の概略===
次に、本実施形態におけるスイッチング電源回路全体の動作の概略について説明する。
スイッチング素子21は、2値信号であるスイッチング信号SWの反転信号に応じて、入力電圧Vinをスイッチングして交流電圧に変換する。また、スイッチング素子21は、PチャネルMOSトランジスタであるので、スイッチング信号SWがハイ・レベルの間オンとなり、スイッチング信号SWがロー・レベルの間オフとなる。さらに、ダイオード4、コイル5、およびコンデンサ6は、整流平滑回路を構成し、上記交流電圧を整流および平滑化して出力電圧Voutを出力する。なお、コイル5に流れる電流I3は、スイッチング素子21がオンの間流れる電流I1と、スイッチング素子21がオフの間ダイオード4に流れるフライホイール電流I2との和となる。
電流検出回路23は、例えばカレントミラー回路などを用いて、スイッチング素子21に流れる電流I1を検出し、検出電流I4を出力する。また、過電流検出回路24は、検出電流I4の電流値が基準電流値Iref(所定の電流値)に達したことを検出し、過電流検出信号DTを出力する。例えば、過電流検出回路24は、コンパレータなどを用いて、I4≦Irefの間ロー・レベルとなり、I4>Irefの間ハイ・レベルとなる過電流検出信号DTを出力する。このような過電流検出信号DTを出力する電流検出回路23および過電流検出回路24は、例えば特許文献1の図11と同様の構成とすることもできる。
抵抗7および8は、出力電圧Voutを分圧し、帰還電圧Vfbを生成する。また、コンパレータ25は、帰還電圧Vfbと基準電圧Vrefとを比較し、低電圧検出信号LVを出力する。例えば、コンパレータ25は、Vfb>Vrefの間ロー・レベルとなり、Vfb≦Vrefの間ハイ・レベルとなる低電圧検出信号LVを出力する。したがって、コンパレータ25は、出力電圧Voutが所定の電圧以下である場合に、ハイ・レベルの低電圧検出信号LVを出力する、低電圧検出回路である。
PWM回路27は、出力電圧Voutが所望の電圧となるよう、帰還電圧Vfbに基づいてデューティ比が制御されたPWM信号を生成する。また、当該PWM信号は、論理回路10において、検出電流I4の電流値が基準電流値Irefに達しない通常時におけるスイッチング素子21のスイッチング制御に用いられる。
なお、本実施形態のスイッチング電源回路では、後述する論理回路10の具体的な構成に応じて、PWM信号の代わりに、PWM信号の立ち上がりエッジまたは立ち下がりエッジに対応するパルス信号PL1およびPL2が論理回路10に入力されている。パルス信号PL1は、例えば発振回路などから出力される所定周波数のパルスであり、スイッチング素子をオンするタイミングを示すパルスである。一方、パルス信号PL2は、例えば、出力電圧Voutを所望の電圧に制御するのに必要な分だけスイッチング素子21に電流I1が流れたと判定された場合に発生するパルスであり、通常時にスイッチング素子をオフするタイミングを示すパルスである。
論理回路10は、過電流検出信号DTおよび低電圧検出信号LVに基づいて、スイッチング素子21に所定以上の電流が流れる過電流状態であるか否かを判定し、過電流状態であると判定した場合に、ハイ・レベルの休止信号STを出力する。また、論理回路10は、休止信号STのレベルに応じて、スイッチング素子21をスイッチング制御するためのスイッチング信号SWを生成する。なお、論理回路10の動作についての詳細な説明は後述する。
ソフトスタート回路26は、スイッチング電源回路の起動時に、徐々に電圧が上昇するソフトスタート信号SSを生成する。また、当該ソフトスタート信号SSは、PWM回路27に供給され、突入電流の抑制や、出力電圧Voutのオーバーシュートの抑制に用いられる。さらに、ソフトスタート回路26は、休止信号STが一旦ハイ・レベルとなった後に再びロー・レベルとなる再起動時にも、ソフトスタート信号SSをPWM回路27に供給する。
このようにして、本実施形態のスイッチング電源回路は、過電流状態であるか否かの判定結果を示す休止信号STに応じて、スイッチング素子21をスイッチング制御するためのスイッチング信号SWを生成する。以下、一例として、このような休止信号STおよびスイッチング信号SWを出力する論理回路10の具体的な構成を示すとともに、スイッチング電源回路の動作の具体例について説明する。
===論理回路の構成の一例===
以下、図2を参照して、論理回路10の構成について説明する。
論理回路10は、例えばRSFF(RS型フリップフロップ)11、カウンタ回路12、13、およびAND回路(論理積回路)14、15を含んで構成されている。
RSFF11は、2つのS入力(セット入力)および1つのR入力(リセット入力)を備えている。また、S入力には、過電流検出信号DTおよびパルス信号PL2が入力され、R入力には、パルス信号PL1が入力されている。
カウンタ回路12(第2のカウンタ回路)のCK入力(クロック入力)には、過電流検出信号DTが入力され、CL入力(クリア入力)には、パルス信号PL2が入力されている。また、カウンタ回路12からは、カウント値CN2に応じて、フルカウント信号FL2が出力されている。
カウンタ回路13(第1のカウンタ回路)のCK入力には、クロック信号CK1(所定のクロック)が入力され、CL入力には、フルカウント信号FL2の反転信号が入力されている。また、カウンタ回路13からは、カウント値CN1に応じて、フルカウント信号FL1が出力されている。
AND回路14には、低電圧検出信号LV、フルカウント信号FL2、およびフルカウント信号FL1の反転信号が入力されている。また、AND回路15には、休止信号STの反転信号およびRSFF11の反転出力信号が入力されている。そして、AND回路14および15からそれぞれ出力される休止信号STおよびスイッチング信号SWは、当該論理回路10から出力されている。
===スイッチング電源回路の動作の具体例===
以下、スイッチング電源回路の動作の具体例について説明する。
まず、通常時の動作について説明する。なお、通常時には、検出電流I4の電流値が基準電流値Irefに達しないため、過電流検出信号DTは、ハイ・レベルとならず、ロー・レベルに保持される。
RSFF11の反転出力信号は、パルス信号PL1のタイミングでハイ・レベルとなり、パルス信号PL2のタイミングでロー・レベルとなる。また、過電流検出信号DTがロー・レベルに保持されているため、カウンタ回路12はカウントせず、フルカウント信号FL2は、ロー・レベルに保持される。さらに、フルカウント信号FL2がロー・レベルに保持されているため、AND回路14から出力される休止信号STは、ロー・レベルに保持される。したがって、AND回路15から出力されるスイッチング信号SWは、RSFF11の反転出力信号と等しくなる。
このようにして、通常時において、論理回路10は、パルス信号PL1およびPL2のタイミングでレベルが切り替わるスイッチング信号SWを出力し、スイッチング素子21は、当該タイミングでオンとオフとが切り替わる。また、この場合のスイッチング素子21の動作は、PWM回路27からPWM信号を直接スイッチング素子21のゲートに入力した場合と同様である。なお、論理回路10のうち、RSFF11およびAND回路15が、スイッチング信号生成回路に相当する。
次に、過電流検出信号DTがハイ・レベルとなる場合として、図3ないし図5を参照して、負荷短絡時の動作について説明する。なお、前述したように、検出電流I4は、スイッチング素子21に流れる電流I1を検出したものであるが、図3ないし図5においては、ダイオード4に流れるフライホイール電流I2に相当する検出電流についても一点鎖線で示されている。
図3は、負荷短絡が発生し、過電流検出信号DTがハイ・レベルとなる場合の動作を示している。
負荷短絡が発生すると、出力電圧Voutが引き下げられ、出力電圧Voutを分圧した帰還電圧Vfbも下降する。そして、帰還電圧Vfbが基準電圧Vref以下まで下降すると、低電圧検出信号LVがハイ・レベルとなる。一例として、基準電圧Vrefは、数百mV程度とする。
一方、負荷短絡によって検出電流I4の電流値が上昇し、基準電流値Irefに達すると、スイッチング素子21に必要な分だけ電流I1が流れたと判定される前に、すなわち、パルス信号PL2が発生する前に過電流検出信号DTがハイ・レベルとなる。また、スイッチング信号SWは、過電流検出信号DTがハイ・レベルとなるタイミングでロー・レベルとなり、スイッチング素子21をオフする。さらに、過電流検出信号DTは、スイッチング素子21がオフとなると再びロー・レベルとなるため、パルス状の信号となる。そして、カウンタ回路12は、当該パルス状の過電流検出信号DTが入力される度にカウントし、カウント値CN2が増加する。
このようにして、論理回路10は、過電流検出信号DTがハイ・レベルとなる度に、スイッチング素子21をオフするとともに、カウント値CN2を増加させる。なお、一時的な電流増大の場合には、検出電流I4の電流値が基準電流値Irefに達しなくなると、カウンタ回路12は、カウントしなくなり、再びパルス信号PL2が入力されるタイミングでカウント値CN2がクリアされる。一方、継続的な負荷短絡時には、カウンタ回路12は、カウント値CN2がフルカウント値MX2(第2の基準値)に達するまでカウントを継続する。一例として、カウンタ回路12を4ビットのバイナリカウンタとすると、フルカウント値MX2は、15(2進数で1111)となる。
図4は、カウンタ回路12のカウント値CN2がフルカウント値MX2(=15)に達する場合の動作を示している。
カウント値CN2がフルカウント値MX2に達すると、フルカウント信号FL2はハイ・レベルとなる。また、この時点で、低電圧検出信号LVがハイ・レベルとなっており、フルカウント信号FL1がロー・レベルに保持されているため、休止信号STはハイ・レベルとなる。そして、休止信号STがハイ・レベルの間、スイッチング信号SWはロー・レベルに保持され、スイッチング素子21はオンされなくなるため、コイル5に流れる電流I3は略0まで減少する。なお、休止信号STがハイ・レベルの間、PWM回路27を停止させ、パルス信号PL1およびPL2が論理回路10に入力されない構成としてもよい。
一方、フルカウント信号FL2がハイ・レベルとなると、カウンタ回路13は、クロック信号CK1でカウントを開始し、カウント値CN1が増加する。そして、カウンタ回路13は、カウント値CN1がフルカウント値MX1(第1の基準値)に達するまでカウントを継続する。一例として、カウンタ回路13を8ビットのバイナリカウンタとすると、フルカウント値MX1は、255(2進数で11111111)となる。なお、休止信号STがハイ・レベルの間のみ、クロック信号CK1がカウンタ回路13に供給される構成としてもよい。
このようにして、論理回路10は、低電圧検出信号LVおよびフルカウント信号FL2がいずれもハイ・レベルとなると、過電流状態であると判定し、スイッチング素子21のスイッチング制御を休止するとともに、ハイ・レベルの休止信号STを出力する。なお、スイッチング制御回路1のうち、コンパレータ25、カウンタ回路12、およびAND回路14が、過電流判定回路に相当する。
図5は、カウンタ回路13のカウント値CN1がフルカウント値MX1(=255)に達する場合の動作を示している。
カウント値CN1がフルカウント値MX1に達すると、フルカウント信号FL1はハイ・レベルとなるため、休止信号STは再びロー・レベルとなる。また、休止信号STがロー・レベルとなると、ソフトスタート回路26は、再起動のため、ソフトスタート信号SSの電圧を徐々に上昇させ、PWM回路27にPWM信号の生成を再開させる。さらに、論理回路10は、通常時と同様に、パルス信号PL1およびPL2のタイミングでレベルが切り替わるスイッチング信号SWを出力し、スイッチング素子21のスイッチング制御を再開する。そして、出力電圧Voutおよび帰還電圧Vfbは次第に上昇し、低電圧検出信号LVは再びロー・レベルとなる。
一方、カウント値CN2は、再びパルス信号PL2が入力されるタイミングでクリアされるため、フルカウント信号FL2は再びロー・レベルとなる。また、フルカウント信号FL2がロー・レベルとなると、カウント値CN1がクリアされるため、フルカウント信号FL1も再びロー・レベルとなる。
このようにして、論理回路10は、休止信号STがハイ・レベルとなった後に、フルカウント信号FL1がハイ・レベルとなると、再びロー・レベルの休止信号STを出力し、スイッチング素子21のスイッチング制御を再開する。なお、休止信号STがハイ・レベルとなってから、フルカウント信号FL1がハイ・レベルとなるまでの休止期間は、クロック信号CK1の周波数とフルカウント値MX1とによって決定される。一例として、フルカウント値MX1が255である場合に、クロック信号CK1の周波数を2kHzとすると、休止期間は100ms程度となる。
前述したように、スイッチング制御回路1において、まず、過電流状態であるか否かを判定し、過電流状態であると判定した場合には、フルカウント信号FL1がハイ・レベルとなるまでの間スイッチング素子21のスイッチング制御を休止し、過電流状態であると判定しない場合には、パルス信号PL1およびPL2のタイミングでスイッチング素子21をスイッチング制御するとともに、過電流検出信号DTがハイ・レベルとなる度にスイッチング素子21をオフすることによって、応答性を低下させることなく、負荷短絡などによる素子の過熱を防止することができる。
また、過電流検出信号DTがハイ・レベルとなる度に増加するカウント値CN2がフルカウント値MX2に達した場合に過電流状態であると判定することによって、一時的な電流増大の場合には、スイッチング素子21のスイッチング制御が休止されないようにすることができる。
また、過電流状態であるか否かを判定において、帰還電圧Vfbが基準電圧Vref以下である場合にハイ・レベルとなる低電圧検出信号LVをさらに用いることによって、ことによって、出力電圧Voutが下降する負荷短絡の発生を確実に判定することができる。
また、クロック信号CK1に応じて増加するカウント値CN1がフルカウント値MX1に達し、休止信号STが再びロー・レベルとなった場合に、ソフトスタート信号SSの電圧を徐々に上昇させることによって、再起動時の突入電流や出力電圧Voutのオーバーシュートを抑制することができる。
また、図1に示したスイッチング電源回路において、スイッチング制御回路1の出力を、ダイオード4、コイル5、およびコンデンサ6からなる整流平滑回路に入力することによって、入力電圧Vinがスイッチングされた交流電圧を整流および平滑化して直流電圧である出力電圧Voutを出力することができる。
なお、上記実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物も含まれる。
上記実施形態では、スイッチング制御回路1がハイサイドのスイッチング素子21のみを有し、スイッチング素子21がオフの間ダイオード4にフライホイール電流I2が流れるスイッチング電源回路について説明したが、これに限定されるものではない。例えば図6に示すように、スイッチング制御回路1がローサイドのスイッチング素子22をさらに有し、スイッチング素子21がオフの間オンとなるスイッチング素子22にフライホイール電流I2が流れるスイッチング電源回路としてもよい。なお、図6において、スイッチング素子21および22のゲートには、いずれもスイッチング信号SWが入力されているが、瞬間的に両方のスイッチング素子が同時にオンとなるのを防止するような構成とすることが望ましい。
1 スイッチング制御回路
4 ダイオード
5 コイル
6 コンデンサ
7、8 抵抗
10 論理回路
11 RSFF(RS型フリップフロップ)
12、13 カウンタ回路
14、15 AND回路(論理積回路)
21、22 スイッチング素子
23 電流検出回路
24 過電流検出回路
25 コンパレータ(低電圧検出回路)
26 ソフトスタート回路
27 PWM(パルス幅変調)回路
31、32、33 端子

Claims (5)

  1. 第1の直流電圧をスイッチングするスイッチング素子と、
    前記スイッチング素子の出力電圧を整流および平滑化した第2の直流電圧に応じたデューティ比のパルス幅変調信号を生成するパルス幅変調回路と、
    前記スイッチング素子に流れる電流値が所定の電流値に達したことを検出し、過電流検出信号を出力する過電流検出回路と、
    前記過電流検出信号に基づいて、前記スイッチング素子に所定以上の電流が流れる過電流状態であるか否かを判定する過電流判定回路と、
    前記過電流判定回路が前記過電流状態であると判定した場合に、所定のクロックでカウントする第1のカウンタ回路と、
    前記過電流判定回路が前記過電流状態であると判定した場合には、前記第1のカウンタ回路のカウント値が第1の基準値に達するまでの間前記スイッチング素子をオフし、前記過電流判定回路が前記過電流状態であると判定しない場合には、前記パルス幅変調信号に応じて前記スイッチング素子をスイッチング制御するとともに、前記過電流検出信号に応じて前記スイッチング素子をオフするスイッチング信号生成回路と、
    を有することを特徴とするスイッチング制御回路。
  2. 前記過電流判定回路は、前記過電流検出信号が入力される度にカウントする第2のカウンタ回路を含み、前記第2のカウンタ回路のカウント値が第2の基準値に達した場合に、前記過電流状態であると判定することを特徴とする請求項1に記載のスイッチング制御回路。
  3. 前記過電流判定回路は、前記第2の直流電圧が所定の電圧以下である場合に、低電圧検出信号を出力する低電圧検出回路を含み、前記過電流検出信号および前記低電圧検出信号に基づいて、前記過電流状態であるか否かを判定することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のスイッチング制御回路。
  4. 前記第1のカウンタ回路のカウント値が前記第1の基準値に達した場合に、徐々に電圧が上昇するソフトスタート信号を前記パルス幅変調回路に供給するソフトスタート回路をさらに有することを特徴とする請求項1ないし請求項3の何れかに記載のスイッチング制御回路。
  5. 請求項1ないし請求項4の何れかに記載のスイッチング制御回路と、
    前記スイッチング素子の出力電圧を整流および平滑化して前記第2の直流電圧を出力する整流平滑回路と、
    を備えることを特徴とするスイッチング電源回路。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014003850A (ja) * 2012-06-20 2014-01-09 Rohm Co Ltd スイッチングレギュレータ
JP2016082806A (ja) * 2014-10-21 2016-05-16 ローム株式会社 過電流保護回路及びこれを用いたスイッチング電源装置
JP2017070028A (ja) * 2015-09-29 2017-04-06 ローム株式会社 半導体装置
JP2017158399A (ja) * 2016-03-04 2017-09-07 株式会社デンソー スイッチング電源装置

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