JP2011062042A - スイッチング制御回路およびスイッチング電源回路 - Google Patents

スイッチング制御回路およびスイッチング電源回路 Download PDF

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周平 河井
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Abstract

【課題】 応答性を低下させることなく、負荷短絡などによる素子の過熱を防止する。
【解決手段】 第1の直流電圧をスイッチングするスイッチング素子と、スイッチング素子の出力電圧を整流および平滑化した第2の直流電圧に応じたデューティ比のパルス幅変調信号を生成するパルス幅変調回路と、スイッチング素子に所定以上の電流が流れる過電流状態であるか否かを判定する過電流判定回路と、過電流判定回路が過電流状態であると判定した場合に、カウント値が第1の基準値に達するまでの間第1のクロックでカウントするカウンタ回路と、過電流判定回路が過電流状態であると判定した場合には、カウンタ回路のカウント値が第1の基準値に達するまでの間スイッチング素子をオフし、過電流判定回路が過電流状態であると判定しない場合には、パルス幅変調信号に応じてスイッチング素子をスイッチング制御するスイッチング信号生成回路と、を有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、スイッチング制御回路およびスイッチング電源回路に関する。
例えば特許文献1の図9に示されているようなスイッチング電源回路は、負荷短絡時などにスイッチング素子に所定以上の過電流が流れ、スイッチング素子やその他の素子が破損するのを防止する、過電流保護機能を一般に備えている。例えば特許文献1の図10に示されている過電流保護回路は、スイッチング素子に流れる電流値が所定の電流値に達すると、スイッチング素子をオフに制御するように動作する。
また、上記の過電流保護回路には、電流重畳が発生するという不都合があるため、特許文献1では、起動時間が長くなったり、負荷急変に対する応答が遅くなったりすることなく、当該不都合を解消する方法が開示されている。特許文献1の図2および図5に示されている過電流保護回路では、過電流保護動作時に、ダイオードやローサイドのスイッチング素子に流れるフライホイール電流が略0になるまで、ハイサイドのスイッチング素子のオンを停止する制御を行っている。
このようにして、スイッチング素子に流れる電流値を監視し、過電流を検出すると、その都度スイッチング素子をオフすることによって、オン時間を相対的に短くし、素子の破損を防止することができる。
特開2004−364488号公報
しかしながら、上記のような過電流保護方法では、負荷短絡が継続している場合であっても、一時的に電流が増大した場合と同様に、スイッチング素子が比較的短時間で再びオンとなる。そのため、継続的な負荷短絡時には、スイッチング素子がオンとなる度に過電流が流れ、スイッチング素子やコイル(インダクタ)などが十分に放熱できない場合もある。
また、スイッチング電源回路を集積回路として構成する場合には、集積回路が所定以上に過熱すると、十分に放熱されるまでの間スイッチング素子をオフする、過熱保護機能を備えることが一般的である。しかしながら、この場合であっても、コイルは通常外付け部品となるため、コイルが過熱し、焼損してしまう場合もある。
前述した課題を解決する主たる本発明は、第1の直流電圧をスイッチングするスイッチング素子と、前記スイッチング素子の出力電圧を整流および平滑化した第2の直流電圧に応じたデューティ比のパルス幅変調信号を生成するパルス幅変調回路と、前記スイッチング素子に所定以上の電流が流れる過電流状態であるか否かを判定する過電流判定回路と、前記過電流判定回路が前記過電流状態であると判定した場合に、カウント値が第1の基準値に達するまでの間第1のクロックでカウントするカウンタ回路と、前記過電流判定回路が前記過電流状態であると判定した場合には、前記カウンタ回路のカウント値が前記第1の基準値に達するまでの間前記スイッチング素子をオフし、前記過電流判定回路が前記過電流状態であると判定しない場合には、前記パルス幅変調信号に応じて前記スイッチング素子をスイッチング制御するスイッチング信号生成回路と、を有することを特徴とするスイッチング制御回路である。
本発明の他の特徴については、添付図面及び本明細書の記載により明らかとなる。
本発明によれば、スイッチング電源回路の応答性を低下させることなく、負荷短絡などによる素子の過熱を防止することができる。
本発明の第1および第2実施形態におけるスイッチング電源回路全体の構成を示す回路ブロック図である。 本発明の第1実施形態における論理回路10およびソフトスタート回路26の構成を示す回路ブロック図である。 本発明の第1および第2実施形態において、スイッチング電源回路の起動時の論理回路10およびソフトスタート回路26の動作を説明する図である。 本発明の第1実施形態において、過電流判定信号OCがハイ・レベルとなる場合の論理回路10およびソフトスタート回路26の動作を説明する図である。 本発明の第1実施形態において、スイッチング電源回路の再起動時の論理回路10およびソフトスタート回路26の動作を説明する図である。 本発明の第2実施形態における論理回路10の構成を示す回路ブロック図である。 本発明の第2実施形態において、過電流判定信号OCがハイ・レベルとなる場合の論理回路10およびソフトスタート回路26の動作を説明する図である。 本発明の第2実施形態において、スイッチング電源回路の再起動時の論理回路10およびソフトスタート回路26の動作を説明する図である。 本発明のスイッチング電源回路全体の他の構成例を示す回路ブロック図である。
本明細書および添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
<第1実施形態>
===スイッチング電源回路全体の構成===
以下、図1を参照して、本発明の第1の実施形態におけるスイッチング電源回路全体の構成について説明する。
図1に示されているスイッチング電源回路は、スイッチング制御回路1、ダイオード4、コイル5、コンデンサ6、および抵抗7、8を含んで構成されている。また、スイッチング制御回路1は、例えば論理回路10、スイッチング素子21、電流検出回路23、過電流検出回路24、過電流判定回路25、ソフトスタート回路26、およびPWM(Pulse Width Modulation:パルス幅変調)回路27を含み、端子31ないし34を備えた集積回路として構成されている。なお、以下においては、一例として、スイッチング素子21がPチャネルMOS(Metal-Oxide Semiconductor:金属酸化膜半導体)トランジスタである場合について説明する。
スイッチング素子21のソースには、端子31を介して入力電圧Vin(第1の直流電圧)が入力されている。また、ゲートには、論理回路10からスイッチング信号SWの反転信号が入力されている。そして、ドレインは、端子32に接続されている。
過電流検出回路24には、電流検出回路23から検出電流I4が入力され、過電流検出回路24からは、過電流検出信号DTが出力されている。また、過電流判定回路25には、過電流検出信号DTが入力され、過電流判定回路25から出力される過電流判定信号OCは、論理回路10に入力されている。
ソフトスタート回路26には、論理回路10から休止信号STおよび後述するカウンタ回路12のカウント値CNが入力されている。また、ソフトスタート回路26からは、ソフトスタート信号SSが出力されている。なお、ソフトスタート回路26の構成についての詳細な説明は後述する。
PWM回路27には、帰還電圧Vfb、過電流検出信号DT、およびソフトスタート信号SSが入力されている。さらに、PWM回路27には、論理回路10からクロック信号CK2(第2のクロック)が入力され、PWM回路27から出力されるPWM信号は、論理回路10に入力されている。
以上のように、論理回路10には、過電流判定信号OCおよびPWM信号が入力され、論理回路10からは、スイッチング信号SW、休止信号ST、カウント値CN、およびクロック信号CK2が出力されている。さらに、論理回路10には、端子34を介してイネーブル信号ENが入力されている。なお、論理回路10の構成についての詳細な説明は後述する。
ダイオード4は、アノードがグランド電位に接続され、カソードが端子32に接続されている。また、コイル5は、一端が端子32に接続され、他端がコンデンサ6の一端に接続されている。さらに、コンデンサ6の他端は、グランド電位に接続されている。そして、コイル5およびコンデンサ6の接続点は、出力電圧Vout(第2の直流電圧)を出力する、当該スイッチング電源回路の出力ノードとなっている。
抵抗7および8は、直列に接続され、抵抗7の一端が出力ノードに接続され、抵抗8の一端がグランド電位に接続されている。また、抵抗7および8の接続点は、端子33に接続され、当該接続点の電圧が帰還電圧Vfbとしてスイッチング制御回路1に入力されている。
===スイッチング電源回路全体の動作===
次に、本実施形態におけるスイッチング電源回路全体の動作について説明する。
スイッチング素子21は、2値信号であるスイッチング信号SWの反転信号に応じて、入力電圧Vinをスイッチングして交流電圧に変換する。また、スイッチング素子21は、PチャネルMOSトランジスタであるので、スイッチング信号SWがハイ・レベルの間オンとなり、スイッチング信号SWがロー・レベルの間オフとなる。さらに、ダイオード4、コイル5、およびコンデンサ6は、整流平滑回路を構成し、上記交流電圧を整流および平滑化して出力電圧Voutを出力する。なお、コイル5に流れる電流I3は、スイッチング素子21がオンの間流れる電流I1と、スイッチング素子21がオフの間ダイオード4に流れるフライホイール電流I2との和となる。
電流検出回路23は、例えばカレントミラー回路などを用いて、スイッチング素子21に流れる電流I1を検出し、検出電流I4を出力する。また、過電流検出回路24は、検出電流I4の電流値が基準電流値Iref(所定の電流値)に達したことを検出し、過電流検出信号DTを出力する。例えば、過電流検出回路24は、コンパレータなどを用いて、I4≦Irefの間ロー・レベルとなり、I4>Irefの間ハイ・レベルとなる、パルス状の過電流検出信号DTを出力する。このような過電流検出信号DTを出力する電流検出回路23および過電流検出回路24は、例えば特許文献1の図11と同様の構成とすることもできる。
過電流判定回路25は、過電流検出信号DTに基づいて、スイッチング素子21に所定以上の電流が流れる過電流状態であるか否かを判定する。例えば、過電流判定回路25は、カウンタ回路などを用いて、パルス状の過電流検出信号DTが所定の回数入力された場合に、過電流状態であると判定し、パルス状の過電流判定信号OCを出力する。一例として、当該所定の回数は、15回とする。なお、過電流判定回路25は、負荷短絡による帰還電圧Vfbの下降を検出するなど、他の方法を用いて、過電流状態であるか否かを判定してもよい。また、当該他の方法を組み合わせて用いてもよい。
抵抗7および8は、出力電圧Voutを分圧し、帰還電圧Vfbを生成する。また、PWM回路27は、出力電圧Voutが所望の電圧となるよう、帰還電圧Vfbに基づいてデューティ比が制御されたPWM信号を生成する。
なお、本実施形態のスイッチング電源回路では、PWM回路27は、クロック信号CK2の周波数f2を有するPWM信号を生成している。また、過電流判定回路25が過電流状態であると判定するまでの間の素子の過熱を抑制するため、過電流検出信号DTがハイ・レベルとなる度にスイッチング素子21をオフするようにPWM信号のデューティ比を制御している。
論理回路10は、パルス状の過電流判定信号OCが入力されると、ハイ・レベルの休止信号STを出力する。また、論理回路10は、休止信号STのレベルに応じて、スイッチング素子21をスイッチング制御するためのスイッチング信号SWを生成する。なお、論理回路10の動作についての詳細な説明は後述する。
ソフトスタート回路26は、スイッチング電源回路の起動時に、徐々に電圧が上昇するソフトスタート信号SSを生成する。また、当該ソフトスタート信号SSは、PWM回路27に供給され、突入電流の抑制や、出力電圧Voutのオーバーシュートの抑制に用いられる。さらに、ソフトスタート回路26は、休止信号STが一旦ハイ・レベルとなった後に再びロー・レベルとなる再起動時にも、ソフトスタート信号SSをPWM回路27に供給する。なお、ソフトスタート回路26の動作についての詳細な説明は後述する。
このようにして、本実施形態のスイッチング電源回路は、過電流状態であるか否かの判定結果を示す休止信号STに応じて、スイッチング素子21をスイッチング制御し、出力電圧Voutを出力する。
===論理回路およびソフトスタート回路の構成===
以下、図2を参照して、本実施形態における論理回路10およびソフトスタート回路26の構成について説明する。
本実施形態の論理回路10は、例えばクロック発生回路11a、カウンタ回路12、AND回路(論理積回路)13、14、16、RSFF(RS型フリップフロップ)15、エッジ検出回路17、およびOR回路(論理和回路)18を含んで構成されている。なお、論理回路10のうち、AND回路13、14、16、およびRSFF15が、スイッチング信号生成回路に相当する。
クロック発生回路11aには、イネーブル信号ENおよび休止信号STが入力され、クロック発生回路11aからは、クロック信号CK1(第1のクロック)またはクロック信号CK2が出力されている。また、前述したように、クロック信号CK2は、PWM回路27に入力されている。
カウンタ回路12のCK入力(クロック入力)には、クロック信号CK1またはCK2が入力され、CL入力(クリア入力)には、OR回路18の出力信号が入力されている。また、カウンタ回路12から出力されるカウント値CNは、ソフトスタート回路26に入力されている。さらに、カウンタ回路12からは、カウント値CNに応じたフルカウント信号FLが出力されている。
AND回路13には、フルカウント信号FLおよび過電流判定信号OCが入力されている。また、AND回路14には、フルカウント信号FLおよび休止信号STが入力されている。さらに、RSFF15のS入力(セット入力)には、AND回路13の出力信号が入力され、R入力(リセット入力)には、AND回路14の出力信号が入力されている。そして、RSFF15から出力される休止信号STは、ソフトスタート回路26に入力されている。
AND回路16には、休止信号STの反転信号およびPWM信号が入力され、AND回路16からは、スイッチング信号SWが出力されている。また、前述したように、スイッチング信号SWの反転信号は、スイッチング素子21のゲートに入力されている。
エッジ検出回路17には、休止信号STが入力され、エッジ検出回路17からは、エッジ検出信号EGが出力されている。また、OR回路18には、イネーブル信号ENの反転信号およびエッジ検出信号EGが入力されている。
ソフトスタート回路26は、例えばDAC(Digital-Analog Converter:デジタル・アナログ変換回路)261、インバータ(反転回路)262、およびスイッチ回路263を含んで構成されている。
DAC261には、カウンタ回路12のカウント値CNが入力され、DAC261からは、スイッチ回路263を介して、ソフトスタート信号SSが出力されている。また、前述したように、ソフトスタート信号SSは、PWM回路27に入力されている。そして、休止信号STの反転信号は、スイッチ回路263をオン・オフ制御するための制御信号となっている。
===論理回路およびソフトスタート回路の動作===
次に、図3ないし図5を参照して、本実施形態における論理回路10およびソフトスタート回路26の動作について説明する。
図3は、イネーブル信号ENがロー・レベルからハイ・レベルへと切り替わる、スイッチング電源回路の起動時の動作を示している。
イネーブル信号ENがハイ・レベルとなると、クロック発生回路11aは、クロック信号CK2を出力する。また、休止信号STがロー・レベルに保持されているため、AND回路16は、PWM回路27から入力されるPWM信号を、スイッチング信号SWとしてそのまま出力する。
一方、カウンタ回路12は、クロック信号CK2でカウントを開始し、カウント値CNがフルカウント値MX2(第2の基準値)に達するまでカウントを継続する。また、DAC261は、例えばR−2R抵抗ラダー回路などを用いて、カウント値CNをアナログ信号に変換し、カウント値CNに応じて徐々に電圧が上昇するソフトスタート信号SSを生成する。さらに、休止信号STがロー・レベルに保持されているため、スイッチ回路263はオンとなり、ソフトスタート信号SSは、PWM回路27に供給される。そして、カウント値CNがフルカウント値MX2に達すると、フルカウント信号FLはハイ・レベルとなる。
一例として、クロック信号CK2の周波数f2を10kHzとし、フルカウント値MX2を31とすると、カウント値CNがフルカウント値MX2に達するまでの時間は、3ms程度となる。なお、ソフトスタート期間は、カウント値CNがフルカウント値MX2に達する前に終了してもよい。
このようにして、起動時のソフトスタート期間において、ソフトスタート回路26は、ソフトスタート信号SSの電圧を徐々に上昇させる。また、当該ソフトスタート期間において、PWM回路27は、帰還電圧Vfbとソフトスタート信号SSの電圧との比較結果に基づいて、PWM信号のデューティ比を制御している。そして、論理回路10は、PWM信号に等しいスイッチング信号SWを出力し、スイッチング素子21をスイッチング制御する。
図4は、負荷短絡などが発生し、過電流判定信号OCがハイ・レベルとなる場合の動作を示している。なお、図4においては、休止信号STがハイ・レベルとなった後にエッジ検出信号EGが出力されることを強調するため、エッジ検出信号EGの立ち上がりエッジは、休止信号STの立ち上がりエッジより若干遅延されている。
負荷短絡などによって、検出電流I4の電流値が基準電流値Irefまで上昇すると、過電流検出信号DTはハイ・レベルとなる。また、過電流検出信号DTがハイ・レベルとなる度にスイッチング素子21をオフするように、PWM信号およびスイッチング信号SWがロー・レベルとなるため、過電流検出信号DTは、再びロー・レベルとなる。さらに、過電流判定回路25は、このようなパルス状の過電流検出信号DTが15回(所定の回数)入力されると、過電流状態であると判定し、パルス状の過電流判定信号OCを出力する。そして、パルス状の過電流判定信号OCが入力された時点で、フルカウント信号FLがハイ・レベルとなっていると、RSFF15のS入力がハイ・レベルとなるため、休止信号STはハイ・レベルとなる。
一方、エッジ検出回路17は、休止信号STの立ち上がりエッジを検出し、パルス状のエッジ検出信号EGを出力する。また、当該パルス状のエッジ検出信号EGによってカウント値CNがクリアされ、フルカウント信号FLはロー・レベルとなる。さらに、休止信号STがハイ・レベルとなると、クロック発生回路11aは、周波数f2より低い周波数f1を有するクロック信号CK1を出力し、カウンタ回路12は、クロック信号CK1でカウントを開始する。
なお、休止信号STがハイ・レベルの間、AND回路16は、スイッチング信号SWをロー・レベルに保持するため、スイッチング素子21はオンされなくなり、コイル5に流れる電流I3は略0まで減少する。したがって、当該休止期間において、PWM回路27はPWM信号を出力しない構成としてもよく、また、周波数f1を有するPWM信号を出力する構成としてもよい。さらに、ハイ・レベルの休止信号STによってスイッチ回路263はオフとなるが、休止期間において、ソフトスタート信号SSをプルダウンする構成としても、プルアップする構成としてもよい。
このようにして、論理回路10は、フルカウント信号FLおよび過電流判定信号OCがいずれもハイ・レベルとなると、ハイ・レベルの休止信号STによってスイッチング信号SWをロー・レベルに保持し、スイッチング素子21のスイッチング制御を休止する。また、ソフトスタート回路26は、ソフトスタート信号SSをプルダウンまたはプルアップする。
図5は、休止信号STがハイ・レベルからロー・レベルへと切り替わる、スイッチング電源回路の再起動時の動作を示している。なお、図5においては、休止信号STがロー・レベルとなった後にエッジ検出信号EGが出力されることを強調するため、エッジ検出信号EGの立ち上がりエッジは、休止信号STの立ち下がりエッジより若干遅延されている。
カウンタ回路12は、クロック信号CK1でカウントを継続し、カウント値CNがフルカウント値MX1(第1の基準値)に達すると、フルカウント信号FLがハイ・レベルとなる。また、この時点で、休止信号STがハイ・レベルとなっているため、RSFF15のR入力がハイ・レベルとなり、休止信号STは、再びロー・レベルとなる。
なお、本実施形態では、フルカウント値MX1は、フルカウント値MX2(=31)と等しくなっている。したがって、一例として、クロック信号CK1は、クロック信号CK2を32分周して生成されるものとすると、休止信号STがハイ・レベルとなってから再びロー・レベルとなるまでの休止期間は、100ms程度となる。
一方、エッジ検出回路17は、休止信号STの立ち下がりエッジを検出し、パルス状のエッジ検出信号EGを出力する。また、当該パルス状のエッジ検出信号EGによってカウント値CNがクリアされ、フルカウント信号FLはロー・レベルとなる。さらに、休止信号STがロー・レベルとなると、クロック発生回路11aは、再びクロック信号CK2を出力し、カウンタ回路12は、クロック信号CK2でカウントを開始する。そして、ロー・レベルの休止信号STによってスイッチ回路263が再びオンとなるため、起動時と同様に、ソフトスタート回路26からPWM回路27へのソフトスタート信号SSの供給が開始され、スイッチング素子21のスイッチング制御が再開される。
このようにして、休止信号STが一旦ハイ・レベルとなった後に再びロー・レベルとなると、起動時と同様に、ソフトスタート回路26は、ソフトスタート信号SSの供給を再開する。また、論理回路10は、スイッチング素子21のスイッチング制御を再開し、スイッチング電源回路が再起動する。
<第2実施形態>
===論理回路の構成===
本発明の第2の実施形態におけるスイッチング電源回路の構成および動作は、論理回路10の構成および動作を除いて、第1実施形態のスイッチング電源回路の構成および動作と同様である。
以下、図6を参照して、本実施形態における論理回路10の構成について説明する。なお、本実施形態におけるソフトスタート回路26の構成は、第1実施形態のソフトスタート回路26の構成と同様である。
本実施形態の論理回路10は、例えばクロック発生回路11b、カウンタ回路12、AND回路13、14、16、RSFF15、エッジ検出回路17、OR回路18、およびマルチプレクサ(選択回路)19を含んで構成されている。
クロック発生回路11bには、イネーブル信号ENが入力され、クロック発生回路11bからは、クロック信号CK2が出力されている。また、前述したように、クロック信号CK2は、PWM回路27に入力されている。なお、本実施形態では、当該クロック信号CK2が第1および第2のクロックのいずれにも相当する。
カウンタ回路12のCK入力には、クロック信号CK2が入力され、CL入力には、OR回路18の出力信号が入力されている。また、カウンタ回路12には、マルチプレクサ19の出力信号も入力されている。さらに、前述したように、カウンタ回路12から出力されるカウント値CNは、ソフトスタート回路26に入力されている。そして、カウンタ回路12からは、カウント値CNに応じたフルカウント信号FLが出力されている。
AND回路13には、フルカウント信号FLおよび過電流判定信号OCが入力されている。また、AND回路14には、フルカウント信号FLおよび休止信号STが入力されている。さらに、RSFF15のS入力には、AND回路13の出力信号が入力され、R入力には、AND回路14の出力信号が入力されている。そして、前述したように、RSFF15から出力される休止信号STは、ソフトスタート回路26に入力されている。
AND回路16には、休止信号STの反転信号およびPWM信号が入力され、AND回路16からは、スイッチング信号SWが出力されている。また、前述したように、スイッチング信号SWの反転信号は、スイッチング素子21のゲートに入力されている。
エッジ検出回路17には、休止信号STが入力され、エッジ検出回路17からは、エッジ検出信号EGが出力されている。また、OR回路18には、イネーブル信号ENの反転信号およびエッジ検出信号EGが入力されている。
マルチプレクサ19のデータ入力には、フルカウント値MX1およびMX2が入力され、選択制御入力には、休止信号STが入力されている。また、マルチプレクサ19からは、フルカウント値MX1またはMX2が出力されている。
===論理回路およびソフトスタート回路の動作===
次に、図7および図8を参照して、本実施形態における論理回路10およびソフトスタート回路26の動作について説明する。なお、本実施形態における起動時の動作は、第1実施形態における起動時の動作と同様である。
図7は、図4と同様に、過電流判定信号OCがハイ・レベルとなる場合の動作を示している。
第1実施形態と同様に、過電流判定回路25が過電流状態であると判定し、パルス状の過電流判定信号OCを出力すると、論理回路10は、ハイ・レベルの休止信号STを出力するとともに、スイッチング素子21のスイッチング制御を休止する。また、ソフトスタート回路26は、ソフトスタート信号SSをプルダウンまたはプルアップする。
一方、本実施形態では、クロック発生回路11bは、休止信号STがハイ・レベルとなっても、周波数f2を有するクロック信号CK2を出力し続ける。したがって、カウンタ回路12は、パルス状のエッジ検出信号EGによってカウント値CNがクリアされた後、再びクロック信号CK2でカウントを開始する。
図8は、図5と同様に、再起動時の動作を示している。
休止信号STがハイ・レベルの間、マルチプレクサ19からカウンタ回路12には、フルカウント値MX2より大きいフルカウント値MX1が入力されている。また、カウンタ回路12は、クロック信号CK2でカウントを継続し、カウント値CNがフルカウント値MX1に達すると、第1実施形態と同様に、休止信号STは、再びロー・レベルとなる。一例として、クロック信号CK2の周波数f2が、第1実施形態と同様に、10kHzである場合に、フルカウント値MX1を1023とすると、休止期間は100ms程度となる。
一方、クロック発生回路11bは、休止信号STがロー・レベルとなっても、依然としてクロック信号CK2を出力し続ける。また、カウンタ回路12は、パルス状のエッジ検出信号EGによってカウント値CNがクリアされた後、再びクロック信号CK2でカウントを開始する。さらに、ロー・レベルの休止信号STによって、マルチプレクサ19からカウンタ回路12に再びフルカウント値MX2が入力されるようになり、スイッチ回路263が再びオンとなる。そして、起動時と同様に、ソフトスタート回路26からPWM回路27へのソフトスタート信号SSの供給が開始され、スイッチング素子21のスイッチング制御が再開される。
このようにして、本実施形態では、休止信号STがハイ・レベルの間、フルカウント値MX2より大きいフルカウント値MX1をカウンタ回路12に入力することによって、第1実施形態と同等の休止期間を確保している。
前述したように、スイッチング制御回路1において、まず、過電流状態であるか否かを判定し、過電流状態であると判定した場合には、第1のクロック(第1実施形態においてはクロック信号CK1、第2実施形態においてはクロック信号CK2)でカウントされるカウント値CNがフルカウント値MX1に達するまでの間スイッチング素子21のスイッチング制御を休止し、過電流状態であると判定しない場合には、PWM信号に応じてスイッチング素子21をスイッチング制御することによって、応答性を低下させることなく、負荷短絡などによる素子の過熱を防止することができる。
また、起動時および再起動時に、第2のクロック(第1および第2実施形態において、クロック信号CK2)でカウントされるカウント値CNに応じてソフトスタート信号SSの電圧を徐々に上昇させることによって、再起動時の突入電流や出力電圧Voutのオーバーシュートを抑制することができる。
また、第1実施形態のスイッチング制御回路1において、クロック信号CK1の周波数f1をクロック信号CK2の周波数f2より低くすることによって、スイッチング素子21やコイル5などを放熱するための、ソフトスタート期間より十分に長い休止期間を確保することができる。
また、第2実施形態のスイッチング制御回路1において、フルカウント値MX1をフルカウント値MX2より大きくすることによって、第1実施形態と同等の休止期間を確保することができる。
また、過電流検出信号DTが所定の回数入力された場合に過電流状態であると判定することによって、一時的な電流増大ではなく、継続的な負荷短絡などの発生を確実に判定することができる。
また、図1に示したスイッチング電源回路において、スイッチング制御回路1の出力を、ダイオード4、コイル5、およびコンデンサ6からなる整流平滑回路に入力することによって、入力電圧Vinがスイッチングされた交流電圧を整流および平滑化して直流電圧である出力電圧Voutを出力することができる。
なお、上記実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物も含まれる。
上記実施形態では、スイッチング制御回路1がハイサイドのスイッチング素子21のみを有し、スイッチング素子21がオフの間ダイオード4にフライホイール電流I2が流れるスイッチング電源回路について説明したが、これに限定されるものではない。例えば図9に示すように、スイッチング制御回路1がローサイドのスイッチング素子22をさらに有し、スイッチング素子21がオフの間オンとなるスイッチング素子22にフライホイール電流I2が流れるスイッチング電源回路としてもよい。なお、図9において、スイッチング素子21および22のゲートには、いずれもスイッチング信号SWが入力されているが、瞬間的に両方のスイッチング素子が同時にオンとなるのを防止するような構成とすることが望ましい。
1 スイッチング制御回路
4 ダイオード
5 コイル
6 コンデンサ
7、8 抵抗
10 論理回路
11a、11b クロック発生回路
12 カウンタ回路
13、14、16 AND回路(論理積回路)
15 RSFF(RS型フリップフロップ)
17 エッジ検出回路
18 OR回路(論理和回路)
19 マルチプレクサ(選択回路)
21、22 スイッチング素子
23 電流検出回路
24 過電流検出回路
25 過電流判定回路
26 ソフトスタート回路
27 PWM(パルス幅変調)回路
31、32、33、34 端子
261 DAC(Digital-Analog Converter:デジタル・アナログ変換回路)
262 インバータ(反転回路)
263 スイッチ回路

Claims (6)

  1. 第1の直流電圧をスイッチングするスイッチング素子と、
    前記スイッチング素子の出力電圧を整流および平滑化した第2の直流電圧に応じたデューティ比のパルス幅変調信号を生成するパルス幅変調回路と、
    前記スイッチング素子に所定以上の電流が流れる過電流状態であるか否かを判定する過電流判定回路と、
    前記過電流判定回路が前記過電流状態であると判定した場合に、カウント値が第1の基準値に達するまでの間第1のクロックでカウントするカウンタ回路と、
    前記過電流判定回路が前記過電流状態であると判定した場合には、前記カウンタ回路のカウント値が前記第1の基準値に達するまでの間前記スイッチング素子をオフし、前記過電流判定回路が前記過電流状態であると判定しない場合には、前記パルス幅変調信号に応じて前記スイッチング素子をスイッチング制御するスイッチング信号生成回路と、
    を有することを特徴とするスイッチング制御回路。
  2. 起動時、および前記過電流判定回路が前記過電流状態であると判定した後に前記カウンタ回路のカウント値が前記第1の基準値に達した再起動時に、前記パルス幅変調回路にソフトスタート信号を供給するソフトスタート回路をさらに有し、
    前記カウンタ回路は、前記起動時および前記再起動時に、カウント値が第2の基準値に達するまでの間第2のクロックでカウントし、
    前記ソフトスタート信号は、前記カウンタ回路のカウント値に応じて徐々に電圧が上昇することを特徴とする請求項1に記載のスイッチング制御回路。
  3. 前記第1のクロックの周波数は、前記第2のクロックの周波数より低いことを特徴とする請求項2に記載のスイッチング制御回路。
  4. 前記第1の基準値は、前記第2の基準値より大きいことを特徴とする請求項2に記載のスイッチング制御回路。
  5. 前記スイッチング素子に流れる電流値が所定の電流値に達したことを検出し、過電流検出信号を出力する過電流検出回路をさらに有し、
    前記過電流判定回路は、前記過電流検出信号が所定の回数入力された場合に、前記過電流状態であると判定することを特徴とする請求項1ないし請求項4の何れかに記載のスイッチング制御回路。
  6. 請求項1ないし請求項5の何れかに記載のスイッチング制御回路と、
    前記スイッチング素子の出力電圧を整流および平滑化して前記第2の直流電圧を出力する整流平滑回路と、
    を備えることを特徴とするスイッチング電源回路。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013214693A (ja) * 2012-03-06 2013-10-17 Jtekt Corp ソレノイド制御装置
JP2013240157A (ja) * 2012-05-14 2013-11-28 Rohm Co Ltd 電源装置、車載機器、車両
JP2017011866A (ja) * 2015-06-22 2017-01-12 セイコーエプソン株式会社 回路装置及び電子機器
US11029365B2 (en) 2016-11-09 2021-06-08 Rohm Co., Ltd. Semiconductor device

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