JP2011061674A - 圧電デバイス及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】バンプにより水晶振動片とパッケージとを接合し、レーザー光で効率よくバンプを照射して接合できる圧電デバイス及びその製造方法の提供。
【解決手段】圧電デバイス100Aは、励振電極20を有し、基部18から伸びた一対の振動腕13と励振電極20と導通する接続電極12a、12b有し、振動腕13の両外側で基部18から伸びた一対の支持腕15とを有する圧電材料からなる音叉型圧電振動片100Aと、一対のバンプが形成された片面に有するベース部22とを備え、一対の支持腕15の接続電極12a、12bが一対のバンプに載置された状態でレーザーがバンプを照射されることによりバンプが溶融し、その後バンプが硬化することで支持腕がベースに固定される。
【選択図】図2

Description

本発明は、水晶片などからなる圧電振動片を備える圧電デバイス及びその製造方法に関する。
従来、時計や家電製品、各種情報・通信機器やOA機器等の民生・産業用電子機器には、その電子回路のクロック源として圧電振動子、圧電振動片とICチップとを同一パッケージ内に封止した発振器やリアルタイムクロックモジュール等の圧電デバイスが広く使用されている。特に最近、これら圧電デバイスは、それを搭載する電子機器の小型化・薄型化に伴い、より一層の小型化・薄型化が要求されている。
特許文献1に開示された音叉型の圧電デバイスは、表面実装型のパッケージに固定部が設けられている。また、圧電振動片はパッケージに設けられた固定部に導電性接着剤や半田によって固定される。
また、特許文献2に開示された音叉型の圧電デバイスは、内部空間が形成され、その内部空間のパッケージ上には圧電振動片が保持されているとともに、筐体の内部空間が気密封止されている。この内部空間内において、圧電振動片が導電性バンプを用いてFCB(Flip Chip Bonding)法、すなわち超音波振動によりパッケージに電気機械的に接合されている。圧電振動片とパッケージとは導電性バンプを用いて超音波接合されて電気的に接続されている。
特開2007−202211号公報 特開2009−055354号公報
現在、電子部品の小型化が進んでおり、これに伴って圧電デバイスの小型化が図られている。そのため、音叉型水晶振動片を収容するためのパッケージの空間が狭くなり、水晶振動片をパッケージに搭載する位置が制約される。
したがって、特許文献1に記載された導電性接着剤を用いた圧電デバイスの場合において、圧電デバイスの小型化にともなって、更に電極パッドの水晶振動片を接合するための接合位置が小さくなり、さらに水晶振動片のパッケージとの接合位置も制約される。また、導電性接着剤を硬化する際に加熱する必要があるが、水晶振動片と金属膜との熱膨張の違いによって水晶振動片に応力が加わり、周波数特性が変動してしまうおそれがある。
また、特許文献2に記載されたFCB法により水晶振動片をパッケージに電気機械的に接合する圧電デバイスの場合において、水晶振動片を保持してFCP法で超音波振動させるためには水晶振動片を保持する保持冶具がパッケージ内に入り込まなければならない。パッケージが小型化するとこの保持治具が入り込む領域をパッケージに確保できないという問題が生じる。また、FCB法を行うときは、水晶振動片及びパッケージの全体を加熱する必要がある。
本発明は、バンプにより圧電振動片とパッケージとをレーザー光で接合できる圧電デバイス及びその製造方法を提供することを目的とする。
第1の観点の圧電デバイスは、励振電極を有し基部から伸びた一対の振動腕と励振電極と導通する接続電極を有し振動腕の両外側で基部から伸びた一対の支持腕とを有する圧電材料からなる音叉型圧電振動片と、一対のバンプが形成された片面に有するベース部とを備える。そして、圧電デバイスは、一対の支持腕の接続電極が一対のバンプに載置された状態でレーザーがバンプを照射されることによりバンプが溶融し、その後バンプが硬化することで支持腕がベースに固定される。
第2の観点の圧電デバイスにおいて、支持腕の接続電極がバンプと接する反対面には、圧電材料の表面が現れて露出領域が形成されている。
第3の観点の圧電デバイスにおいて、支持腕の接続電極がバンプと接する反対面には、レーザーの照射位置を確認するための基準マークが形成されている。
第4の観点の圧電デバイスの基準マークは、露出領域の周囲を金属膜で囲むことで形成される。
第5の観点の圧電デバイスにおいて、バンプが形成されたベース部の片面は、音叉型圧電振動片を片面に平行になるように音叉型圧電振動片を支持する支持バンプを有する。
第6の観点の圧電デバイスの製造方法は、一対のバンプが形成された片面に有するベース部を用意する工程と、励振電極を有し基部から伸びた一対の振動腕と励振電極と導通する接続電極を有し振動腕の両外側で基部から伸びた一対の支持腕とを有する圧電材料からなる音叉型圧電振動片を用意する工程と、一対の支持腕を一対のバンプ上に載置する載置工程と、一対のバンプをレーザーで照射する照射工程と、ベース部にリッド部を接合するリッド接合工程とを備える。
第7の観点の圧電デバイスの製造方法において、支持腕の接続電極がバンプと接する反対面にレーザーの照射位置を確認するための基準マークが形成されており、基準マークを撮像し処理する画像処理工程を備え、画像処理の結果に基づいて、照射工程はレーザーを照射する。
本発明は、バンプにより水晶振動片とパッケージとを接合し、レーザー光で効率よくバンプを照射して接合できる圧電デバイス及びその製造方法である。
第1実施形態の第1水晶振動子10Aの側面図である。 第1実施形態の第1水晶振動子10Aの平面図である。 図2のB−Bで示された部分の拡大断面図である。 第1水晶振動子10Aの製造方法を説明するためのフローチャートである。 第2実施形態の第2水晶振動子10Bの平面図である。 第3実施形態の第3水晶振動子10Cの平面図である。 第4実施形態の第4水晶振動子10Dの平面図である。 図7のC−Cで示された部分の拡大断面図である。 第5実施形態の第5水晶振動子10Eの平面図である。 第5水晶振動子10Eの製造方法を説明するためのフローチャートである。 第6実施形態の第6水晶振動子10Fの平面図である。 第7実施形態の第7水晶振動子10Gの平面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
なお、以下の実施形態においては、圧電デバイスとして音叉型水晶振動片を備えた水晶振動子を一例として説明する。
(第1実施形態)
<第1水晶振動子10A>
第1実施形態の第1水晶振動子10Aについて、図1および図2を参照しながら説明する。図1は、第1実施形態の第1水晶振動子10Aの側面図である。図2は、第1実施形態の第1水晶振動子10Aの平面図で、説明し易くするために蓋体21が省略されている。
なお、水晶片11からなる第1音叉型圧電振動片100Aが載置された面をXY平面とし、第1音叉型圧電振動片100Aの一対の振動腕13が延伸された方向をY軸方向とし、XY平面に垂直の方向をZ軸方向とする。
第1水晶振動子10Aは、ベース部22及び蓋体21よりパッケージが構成される。このパッケージ内に、水晶片11よりなる第1音叉型水晶振動片100Aが収納される。その第1水晶振動子10Aのパッケージ外形は、Y軸方向の長さL1が2.0mmに設定され、X軸方向の幅L2が1.2mmに設定され、Z軸方向の高さH1が0.38mmに設定されている。また、パッケージにおける内部空間において、Y軸方向の長さL3が1.6mmに設定され、X軸方向の幅L4が0.8mmに設定され、Z軸方向の高さH2が0.26mmに設定されている。
ベース部22は例えば圧電体、セラミック又はガラスなどで形成されている。ベース部22は、内部側に導電路27a、27bが形成されており、ベース部22の底面に外部電極23a、23bが形成されている。蓋体21は、硼珪酸ガラス又は平板状の金属、例えばFe−Ni合金(42アロイ)やFe−Ni−Co合金(コバール)などにより構成される。その蓋体21は、AuSi、AuS、AuGe等の接合材24によりベース部22に接合され、パッケージ内を窒素ガスや真空などでシーム溶接などの手法により気密的に封止する。これは、第1音叉型水晶振動片100Aの電極などが酸化しにくいようにするためである。
また、蓋体21とベース部22との接合には、金属材料からなる接合材24が用いられている。なお、接合材24は厚さ15μmからなり、蓋体21の表面に接合材24を圧延等の手段により全面に形成する。この接合材24を介して、シーム溶接やビーム溶接、加熱溶融接合等の手法により、蓋体21をベース部22に接合して、蓋体21とベース部22とによる第1水晶振動子10Aのパッケージが構成される。なお、接合材24は、例えばタングステンメタライズ層、あるいはモリブデンメタライズ層上にニッケル、金の順でメッキした構成とからなる。
第1音叉型水晶振動片100Aの外形はエッチングにより形成される。具体的に説明すると、丸型又は角型の水晶ウエハより同時に多数の第1音叉型水晶振動片100Aの外形を形成する。第1音叉型水晶振動片100Aの外形は図示しない耐蝕膜などのマスクを用いて、マスクから露出した水晶ウエハに対して、例えば、フッ酸溶液をエッチング液として、第1音叉型水晶振動片100Aの外形のウエットエッチングを行う。耐蝕膜としては、例えば、ニッケル(Ni)を下地として金(Au)が蒸着された金属被膜などを用いることができる。このエッチング工程にかかる時間は、フッ酸溶液の濃度や種類、温度等により変化する。
ウエットエッチングにより、基部18からほぼ平行に伸びた第1幅がW1である振動腕13が形成され、その表裏両面には溝部14が形成されている。詳しく説明すると、基部18の長さLKは0.15mm程度で、一対の振動腕13の長さKHは1.3mm程度の長さである。また、溝部14のX軸方向の幅は振動腕13のX軸方向の第1幅W1の約80パーセントである。また、一本の振動腕13の表面には1つの溝部14が形成されており、振動腕13の裏面側にも同様に1つの溝部14が形成されている。つまり、一対の振動腕13には4箇所の溝部14が形成される。このため、溝部14の断面は略H型に形成され第1音叉型水晶振動片100AのCI値を低下させる効果がある。なお、第1実施形態では一本の振動腕の表裏に2箇所の溝部14を形成しているが、2箇所の溝部を形成しても同様な効果がある。また、一対の振動腕13のX軸方向の距離である第2幅W2は振動腕13の第1幅W1と同じであることが好ましい。
また、第1音叉型水晶振動片100Aの基部18は両端部に支持腕15をそれぞれ備え、支持腕15の長さは振動腕13の長さより短く形成されている。支持腕15は急激に幅広になりハンマー型の先端部17を備えている。ハンマー型の先端部17は後述する接合バンプ26aを介してベース部22に固定されている。支持腕15の幅は振動腕13の第1幅W1とほぼ同じで、ハンマー型の先端部17の幅は第1幅W1の1.5倍〜2倍にすることが好ましい。
また、基部18及び振動腕13には基部電極19と励振電極20とが形成される。また、支持腕15のZ側の両面には接続電極12a、12bがそれぞれ設けられている。基部電極19、励振電極20および接続電極12a、12bは例えばNi膜からなる下地にAu膜を設けた2層構造で形成されている。また、電極の形成は蒸着もしくはスパッタリングなどによって、電極となる金属を全面に被覆し、次にフォトリソグラフィの手法により、電極を形成する。励振電極20は、基部電極19を介して接続電極12a、12bに導通する。接続電極12a、12bは、接合バンプ26aを介して導電路27a、27bに導通し、外部電極23a、23bにそれぞれ接続される。
図1に示されるように、第1音叉型水晶振動片100Aがベース部22の内部面に離れて固定されるように、ベース部22の内部面のX軸方向の両側には2つのバンプ支持部25が形成されている。そのバンプ支持部25上には導電路27a、27bが形成される。
図2に示されるように、ベース部22には、2つの接合バンプ26aと、2つの支持バンプ26bとがベース部22の内部面に形成される。接合バンプ26a、支持バンプ26bはたとえば金(Au)又はAuSi、AuGe、AuSnなどにより構成され、その直径は80〜120μmである。2つの接合バンプ26aは導電路27a、27b上にそれぞれ形成される。2つの支持バンプ26bは支持腕15に接する位置にそれぞれ形成される。ここで、2つの支持バンプ26bは第1音叉型圧電振動片100Aに接合しない状態で、第1音叉型圧電振動片100Aを保持する役割をしている。このため、2つの支持バンプ26bは第1音叉型水晶振動片100Aを支えて傾かないように、Y軸方向で第1音叉型水晶振動片100Aの重心よりも基部18側に配置する必要がある。
後述するように、−X側の2つの接合バンプ26aはレーザー光LLが照射されることで、第1音叉型圧電振動片100Aの支持腕15の先端部17と接合バンプ26aとが接合される。
図3は、図2のB−Bで示された部分の拡大断面図である。図3は、レーザー光源装置LXからのレーザー光LLが接合バンプ26aに照射される状態を示した図である。図3に示されたように、レーザー光源装置LXは、1または複数のレーザー光源LM(又はレーザー光源LMから光ファイバで導いた先端部)及び楕円鏡EMにより構成されている。
楕円鏡EMは第1焦点F1及び第2焦点F2を有している。複数のレーザー光源LMからのレーザー光LLは楕円鏡EMの+Z側の第1焦点F1から照射され、楕円鏡EMにより−Z側に反射される。また、楕円鏡EMの他の−Z側の第2焦点F2に接合バンプ26aが配置される。したがって、楕円鏡EMの第1焦点F1に照射されたレーザー光LLは、楕円鏡EMの内面に反射され再び楕円鏡EMの第2焦点F2に設けられた接合バンプ26aで集光する。これにより、水晶片11には熱があまり集中せず、接合バンプ26aのみに熱が集中し、接合バンプ26aが良く溶融する。このとき、レーザー光LLの照射によって支持腕15の上面側(すなわち、接合バンプ26aと接する面の反対面)に形成された接続電極12の一部が蒸散されてなくなってしまう。その後、レーザー光源LMの照射が止まると、接合バンプ26aが硬化し、第1音叉型水晶振動片100Aがベース部22の内部面に固定される。また、接続電極12a、12bは、接合バンプ26aを介して導電路27a、27bに導通する。
ここで、レーザー光LLとしては、YAGレーザーの2倍高調波が用いられる。YAGレーザーは、YAG結晶をランプ励起させ発振させる波長1064nmの赤外線レーザー光であり、その2倍高調波はグリーンレーザー(波長532nm)である。レーザー光源装置LXは、微小エリアに極めて高いエネルギー密度を照射することができる。
また、YAGレーザーはさらに照射時間を3/1000秒〜20/1000秒程度にすることができるため、水晶片11又は接続電極12a、12bもしくは導電路27a、27bに熱影響による変形、歪みなどをほとんど生じさせない、また、接合バンプ26aの接合加工後にパンプ26a内に巣(ホール)がほとんどなく、接合範囲をφ0.1mm以下に抑えることができる。
第1実施形態において、第1音叉型圧電振動片100Aとベース部22とは、バンプ支持部25上に形成された接合バンプ26a及びバンプ支持部25により支持されている。しかし、バンプ支持部25を省略し、接合バンプ26aをベース部22の内部面に設けられて第1音叉型圧電振動片100Aとベース部22とを接合してもよい。
また、第1実施形態において、2つの支持バンプ26bは第1音叉型圧電振動片100Aに接合しない状態で第1音叉型圧電振動片100Aを保持している。しかし2つの支持バンプ26bは、接合バンプ26aと同じように、接合バンプとして第1音叉型圧電振動片100Aに接合されてもよい。すなわち、4つの接合バンプ26aが第1音叉型圧電振動片100Aを保持するようにしてもよい。
<第1水晶振動子10Aの製造方法>
図4は、第1水晶振動子10Aの製造方法を説明するためのフローチャートである。
ステップS111において、内部面に一対のバンプ支持部25を有するベース部22が用意される。バンプ支持部25上には、外部電極23a、23bと導通する導電路27a、27bが形成されている。導電路27a、27bには接合バンプ26a、支持バンプ26bがそれぞれ設けられている。
ステップS112において、一対の振動腕13と一対の支持腕15とを有する水晶片11からなる第1音叉型水晶振動片100Aが用意される。第1音叉型水晶振動片100Aは、溝部14が形成された一対の振動腕13を有しており、振動腕13の両外側に幅広い先端部17を有する支持腕15をそれぞれ有している。また支持腕15には接続電極12a、12bが形成されている。
ステップS113において、第1音叉型水晶振動片100Aが接合バンプ26a、支持バンプ26bに載置される。一対の支持腕15が接合バンプ26a、支持バンプ26bで支持されて、ベース部22の内部面に平行に、第1音叉型水晶振動片100Aが支持される。
ステップS114において、レーザー光源装置LXがレーザー光LLを照射する。レーザー光LLは、支持腕15の先端部17が載置された接合バンプ26aに集光する。楕円鏡EMの第2焦点F2に接合バンプ26aが配置される。そのため、特に接合バンプ26aに熱が集中し接合バンプ26aが溶融する。レーザー光源装置LXがレーザー光LLの照射を停止すると、接合バンプ26aが硬化し、第1音叉型水晶振動片100Aがベース部22の内部面に固定される。
ステップS115において、第1音叉型水晶振動片100Aの周波数が調整される。例えば、第1音叉型水晶振動片100Aの振動腕13の先端にレーザー光が照射されることで、金属被膜の一部が蒸散・昇華させられ質量が削減することにより振動周波数が調整される。
ステップS116において、蓋体21がベース部22に接合される。その蓋体21は、AuSi、AuS、AuGe等の半田24によりベース部22に接合され、パッケージ内を窒素ガスや真空などでシーム溶接などの手法により気密的に封止する。
なお、上記フローチャートでは、レーザー光源装置LXがレーザー光LLを照射して、第1音叉型水晶振動片100Aがベース部22に接合された後(ステップS114)、蓋体21がベース部22に接合された(ステップS116)。しかし、蓋体21がガラス材料など透明材料であればレーザー光LLを透過させる。そのため、蓋体21がベース部22に接合された後に、レーザー光LLが照射され第1音叉型水晶振動片100Aがベース部22に接合されてもよい。さらに、第1音叉型水晶振動片100Aがベース部22に接合された後、第1音叉型水晶振動片100Aの振動周波数が調整されてもよい。
(第2実施形態)
<第2水晶振動子10B>
図5は、第2実施形態の第2水晶振動子10Bの平面図で、説明し易くするために蓋体21が省略されている。第2実施形態の第2水晶振動子10Bにおいて、第1実施形態と同じ構成要件には同じ符号を付けて説明する。
図5に示されたように、第1水晶振動子10Aと比べると、第2水晶振動子10Bは、バンプ支持部35a、35bの形状および支持バンプ36bの配置位置が異なっている。このため、第1音叉型水晶振動片100Aなどについては説明を省略する。
第1実施形態に示された構成である場合、支持バンプ26bの+Y側部分の基部18に−Z軸方向の衝撃が生じると、支持バンプ26bを支点にして接合バンプ26aに+Z軸方向の負荷がかかるおそれがある。また、第1実施形態では支持バンプ26bと支持腕15との接触部分が支持腕15の水晶の幅が狭い箇所であるため、強度にも影響を与えるおそれがある。
第2実施形態において、第1音叉型水晶振動片100Aを支持する支持バンプ36bは、接合バンプ26aから+Y側に一番遠く離れて配置されている。第1音叉型水晶振動片100Aを支持する支持バンプ36bが接合バンプ26aから離れて基部18の+Y側に配置されることで、上述の接合バンプ26aへの+Z軸方向の負荷が軽減できる。また、支持バンプ36bは幅の広い基部18と接触するため、支持バンプ36bが支持腕15と接触する位置に形成される場合と比べて、第1音叉型水晶振動片100Aにおける支持バンプ36bとの接触部の強度を確保できる。
また、接合バンプ26a及び支持バンプ36bの配置位置の変化に伴って、それらを支持するバンプ支持部35a、35bの形状及び配置位置もそれぞれに変化している。詳しく説明すると、第1音叉型水晶振動片100Aと接合される一対の接合バンプ26aのZ側の直下にはそれらを支持する2つのバンプ支持部35aがそれぞれ設けられている。また、第1音叉型水晶振動片100Aと接合されない一対の支持バンプ36bのZ側の直下にはそれらを支持する1つの支持部35bが設けられている。ここで、一対の支持バンプ36bのZ側の直下にはそれらを支持する2つの支持部35bが設けられてもよい。
第2水晶振動子10Bの製造方法については、第1実施形態と同じであるため、説明を省略する。
(第3実施形態)
<第3水晶振動子10C>
図6は、第3実施形態の第3水晶振動子10Cの平面図で、説明し易くするために蓋体21が省略されている。第3実施形態の第3水晶振動子10Cにおいて、第1実施形態と同じ構成要件には同じ符号を付けて説明する。
図6に示されたように、第1水晶振動子10Aと比べると、第3水晶振動子10Cはバンプ支持部35bの形状および支持バンプ46bの配置位置が異なっている。
第3実施形態において、第1音叉型水晶振動片100Aを支持する支持バンプ46bは、基部18の+X側の端部中央に配置されている。したがって、接合バンプ26a及び支持バンプ46bにより第1音叉型水晶振動片100Aがベース部22の内部面に平行に固定される。
また、接合バンプ26a及び支持バンプ46bの配置位置の変化に伴って、それらを支持するバンプ支持部35a、35bの形状及び配置位置もそれぞれに変化される。詳しく説明すると、第1音叉型水晶振動片100Aと接合される一対の接合バンプ26aのZ側の直下にはそれらを支持する2つのバンプ支持部35aがそれぞれ設けられている。また、第1音叉型水晶振動片100Aと接合されない支持バンプ46bのZ側の直下にはそれを支持する1つの支持部35bが設けられている。
ここで、支持バンプ46bのサイズが大きすぎると、2つの基部電極19がショートしてしまい第1音叉型水晶振動片100Aが発振できなくなるため、支持バンプ46bのサイズと2つの基部電極19の形状とを考慮する必要がある。支持バンプ46bが一つで済むため第3水晶振動子10Cの製造コストが低減される。
第3水晶振動子10Cの製造方法については、第1実施形態と同じであるため、説明を省略する。
(第4実施形態)
<第4水晶振動子10D>
図7は、第4実施形態の第4水晶振動子10Dの平面図で、説明し易くするために蓋体21が省略されている。図8は、図7のC−Cで示された部分の拡大断面図である。第4実施形態の第4水晶振動子10Dにおいて、第1実施形態と同じ構成要件には同じ符号を付けて説明する。
図7に示されたように、第1水晶振動子10Aと比べると、第4水晶振動子10Dは第4音叉型水晶振動片100Dが異なっている。このため、その他のパッケージなどについては説明を省略する。
第4実施形態の第4音叉型水晶振動片100Dは、支持腕15の先端部17の接続電極の形状が異なっている。詳しく説明すると、支持腕15の先端部17はそのZ軸方向の両面に接続電極を備えていない。図8に示されるように、支持腕15の先端部17の接合バンプ26aに接する面側には接続電極42a、42bが設けられている。先端部17の上面側(接合バンプ26aと接する面の反対面)の先端部17には、接続電極が形成されていない。先端部17だけでなく支持腕15の全体にも接続電極が形成されていなくてもよい。
図8に示されたようにすれば、レーザー光源装置LXでレーザー光LLが照射されるとき、先端部17の水晶片11のみが現れており接続電極がないため、接続電極によるレーザー光LLの反射が無い。このため、レーザー光LLの大部分のエネルギーが接合バンプ26aに集中される。
第4水晶振動子10Dの製造方法については、第1実施形態と同じであるため、説明を省略する。接続電極42a、42bも、フォトリソグラフィの手法により形成することができる。
(第5実施形態)
<第5水晶振動子10E>
図9は、第5実施形態の第5水晶振動子10Eの平面図で、説明し易くするために蓋体21が省略されている。第5実施形態の第5水晶振動子10Eにおいて、第1実施形態と同じ構成要件には同じ符号を付けて説明する。
図9に示されたように、第5水晶振動子10Eは第1水晶振動子10Aと比べると、第5音叉型水晶振動片100Eのみが異なっている。このため、その他のパッケージなどについては説明を省略する。
第1音叉型水晶振動片100Aと比べると、第5音叉型水晶振動片100Eは、支持腕15の先端部17の接続電極の形状が異なっている。支持腕15の先端部17の接合バンプ26aと接する反対面にはレーザー光LLの照射位置を確認するために基準マーク28が設けられている。
第5音叉型水晶振動片100Eにおいて、基準マーク28は丸形の基準マークが用いられている。この基準マーク28は支持腕15の先端部17の上面に設けられた接続電極52a、52bの一部に丸形の孔で形成されている。別言すると、基準マーク28の周囲には接続電極52a、52bが形成され、丸形の基準マーク28は水晶片の表面が現れて形成される。
レーザー光源装置LX(図8を参照)の隣には、基準マーク28を撮像する撮像装置(図示しない)が配置されている。撮像装置はCCDカメラとCCDカメラで撮像した撮像画面を処理する画像処理装置とを有している。その画像処理装置の画像処理結果に基づいて、基準マーク28のXY平面の位置を確認することができる。それによって、レーザー光源装置LX又は第5水晶振動子10Eを移動させることによってレーザー光LLが基準マーク28を通過するように調整できる。このため、接合バンプ26aが小さくても正確にレーザー光LLを接合バンプ26aに照射できる。また基準マーク28は水晶片の表面でありレーザー光LLが反射されない。そのため、レーザー光源装置LXでレーザー光LLが照射されるとき、レーザー光LLの大部分のエネルギーが接合バンプ26aに集中される。
<第5水晶振動子10Eの製造方法>
図10は、第5水晶振動子10Eの製造方法を説明するためのフローチャートである。
ステップS211において、内部面に一対のバンプ支持部25を有するベース部22が用意される。内部面に一対のバンプ支持部25を有するベース部22が用意される。バンプ支持部25上には、導電路27a、27bが形成されている。導電路27a、27bには接合バンプ26a、支持バンプ26bがそれぞれ設けられている。
ステップS212において、一対の振動腕13と一対の支持腕15とを有する圧電材料からなる第5音叉型水晶振動片100Eが用意される。第1音叉型水晶振動片100Aは、溝部14が形成された一対の振動腕13を有しており、振動腕13の両外側に幅広い先端部17を有する支持腕15をそれぞれ有している。また支持腕15には接続電極52a、52bが形成されている。一対の接続電極52a、52bの先端部17には、丸形の基準マーク28がそれぞれ形成される。
ステップS213において、レーザー光源装置LXの隣に配置されたに撮像装置(不図示)が接合バンプ26aを撮像し、その撮像画像に基づいて画像処理装置(不図示)が接合バンプ26aのXY平面の位置を計算する。
ステップS214において、接合バンプ26aの位置に基づいて、第5音叉型水晶振動片100Eが接合バンプ26a、支持バンプ26bに載置される。
ステップS215において、撮像装置が支持腕15に設けられた基準マーク28を撮像し、画像処理装置が基準マーク28のXY平面の位置を計算する。
ステップS216において、画像処理装置による基準マーク28の位置に基づいてレーザー光LLの照射位置が確認される。その後、レーザー光源装置LXがレーザー光LLを照射する。レーザー光LLは、支持腕15の先端部17が載置された接合バンプ26aに集光する。楕円鏡EMの第2焦点F2に接合バンプ26aが配置される。そのため、特に接合バンプ26aに熱が集中し接合バンプ26aが溶融する。レーザー光源装置LXがレーザー光LLの照射を停止すると、接合バンプ26aが硬化し、第5音叉型水晶振動片100Eがベース部22の内部面に固定される。
ステップS217において、第5音叉型水晶振動片100Eの周波数が調整される。第5音叉型水晶振動片100Eの振動腕13の先端にレーザー光が照射されることで、金属被膜の一部が蒸散・昇華させられ質量が削減することにより振動周波数が調整される。
ステップS218において、蓋体21がベース部22に接合される。
(第6実施形態)
<第6水晶振動子10F>
図11は、第6実施形態の第6水晶振動子10Fの平面図で、説明し易くするために蓋体21が省略されている。第6実施形態の第6水晶振動子10Fにおいて、第5実施形態と同じ構成要件には同じ符号を付けて説明する。
第5音叉型水晶振動片100Eと比べると、第6音叉型水晶振動片100Fは、支持腕15の先端部17の接続電極が異なっている。詳しく説明すると、円形の基準マーク28に代えて「+」型の基準マーク38が設けられている。
第6音叉型水晶振動片100Fにおいて、この基準マーク38は支持腕15の先端部17の上面に設けられた接続電極52a、52bの一部に「十」の孔で形成されている。別言すると、基準マーク38の周囲には接続電極52a、52bが形成され、「十」型の基準マーク38は水晶片の表面が現れて形成される。
その他の構成及び水晶振動子の製造方法については、第5実施形態と同じであるため、説明を省略する。
(第7実施形態)
<第7水晶振動子10G>
図12は、第7実施形態の第7水晶振動子10Gの平面図で、説明し易くするために蓋体21が省略されている。第7実施形態の第7水晶振動子10Gにおいて、第1実施形態と同じ構成要件には同じ符号を付けて説明する。
図12に示されたように、第7水晶振動子10Gは第1水晶振動子10Aと比べると、第7音叉型水晶振動片100Gのみが異なっている。このため、その他のパッケージなどについては説明を省略する。
第7実施形態の第7音叉型水晶振動片100Gは、基部18に音叉型の一対の振動腕33を持ち、基部18の長さLKは0.15mm程度で、一対の振動腕33の長さは1.3mm程度の長さである。
振動腕33は基部18よりほぼ平行にX方向に伸び、振動腕33の表裏両面には溝部34が形成されている。例えば、一本の振動腕33の表面には2つの溝部34a、34bが形成されており、振動腕33の裏面側にも同様に2つの溝部34a、34bが形成されている。また振動腕33の表裏面および側面に励振電極が形成される。つまり、溝部34の断面は、略H型に形成され第7音叉型水晶振動片100GのCI値を低下させる効果がある。
基部18から延びる振動腕33は根元部分から徐々に幅狭になり、第1くびれ部71を形成している(幅W1’が幅W1より大きい)。これは振動腕33の振動が根元部分に集中していた応力を第1くびれ部71の方に移動させ、基部18への振動漏れを減少させることができる。さらに、振動腕33は第1くびれ部71から徐々に幅狭になり振動腕33の先端付近で第2くびれ部72を形成している。振動腕33は第2くびれ部72で急激に幅広になり、振動腕同士が互いに衝突しない幅でハンマー型の形状をしている。
振動腕33の幅広な根元部分から第1くびれ部71、又は第2くびれ部72にかけて2段階で狭くなるため、根元部分に集中していた応力が振動腕33の先端方向に移動することで、基部18への振動漏れが減少する。また、ハンマー型の幅であるハンマー幅W5及びハンマー型の長さであるハンマー長HL、及び基部からハンマー型までの長さである基部ハンマー長HSを調整することでCI値の増加を抑制しつつ、2次の高調波における発振の防止をすることができる。
第7音叉型水晶振動片100Gの基部18は両端部に支持腕75を備える。支持腕75の根元部分は幅広に形成されている(幅W1’が幅W1より大きい)。支持腕75の振動腕33側の側面は、Y方向側に傾いており、支持腕75の幅(Y方向)は根元部分から幅狭になり第3くびれ部73を形成している。さらに、支持腕75の幅は第3くびれ部73から徐々に幅狭になり、支持腕75の先端付近で第4くびれ部74を形成している。支持腕75は第4くびれ部74で急激に幅広になりハンマー型の形状をしている。この支持腕75は、接続電極72a、72bが形成される。ハンマー型の形状部は振動腕33の方に突起している。なお、支持腕75は第3くびれ部73から徐々に幅狭になることで振動漏れを緩和する機能を有する。
第1幅W1と、第2幅W2と、第3幅W3とは第1実施形態で説明された寸法と同一であるため、左右でバランスがとれた第7音叉型水晶振動片100Gを形成することができる。
支持腕75の長さは振動腕33の長さより短く形成し、振動腕33の先端には励振電極と同時に金属被膜を形成する。振動腕33の先端の金属被膜は錘の役目をして振動腕を安定して振動しやすくさせる。また、安定して振動することでQ値が向上する。また、振動腕33の先端の金属被膜は圧電デバイスとして搭載した第7音叉型水晶振動片100Gの周波数調整をしやすくするために形成される。
また、第7実施形態においても−Y側の接合バンプ26aは導電路27aにより、外部電極23a(図1を参照)に接続され、+Y側の接合バンプ26aは導電路27bにより、外部電極23b(図1を参照)に接続されている。
さらに、第7実施形態では振動腕33の先端にハンマー型が形成されているが、振動腕は第2くびれ部72から振動腕の先端にかけて、振動腕同士が互いに衝突しない幅で徐々に幅広に形成されてもよい。また、第5及び第6実施形態のように、支持腕の先端部に基準マークが形成されてもよい。
以上、本発明の最適な実施形態について詳細に説明したが、当業者に明らかなように、本発明はその技術的範囲内において実施形態に様々な変更・変形を加えて実施することができる。たとえば、水晶振動子は、水晶以外にニオブ酸リチウム等の様々な圧電単結晶材料を用いることができる。また本発明は、圧電振動子以外にも、発振回路を組み込んだICなどをベース部上に配置させた圧電発振器にも適用できる。
10A〜10G … 第1〜第7水晶振動子
11 … 水晶片
12a、12b、42a、42b、52a、52b、62a、62b、72a、72b … 接続電極
13、33 … 振動腕
14、34a、34b … 溝部
15、75 … 支持腕
17、77 … 先端部
18 … 基部
19 … 基部電極
20 … 励振電極
21 … 蓋体
22 … ベース部
23a、23b … 外部電極
24 … 接合材
25 … バンプ支持部
26a … 接合バンプ
26b、36b、46b、 … 支持バンプ
27a、27b … 導電路
28、38 … 丸形の基準マーク、「十」型の基準マーク
71 … 第1くびれ部、 72 … 第2くびれ部、 73 … 第3くびれ部、 74 … 第4くびれ部
100A〜100G … 第1〜第7音叉型水晶振動片100G
EM … 楕円鏡
F1、F2 … 楕円鏡の焦点
H1 … ベース部の外高、 H2 … ベース部の内高
HL … ハンマー型の長さ、 HS … 基部ハンマー長HS
L1 … ベース部の外長、 L2 … ベース部の外幅
L3 … ベース部の内長、 L4 … ベース部の内幅
LK … 基部の長さ
LL … レーザー光
LM … レーザー光源
LX … レーザー光源装置
W1 … 振動腕の幅、 W2 … 振動腕間の距離、 W3 … 支持腕の先端部の幅、 W4 … 振動腕と支持腕との距離、 W5 … 第7実施形態の振動腕のハンマー型の幅

Claims (7)

  1. 励振電極を有し基部から伸びた一対の振動腕と前記励振電極と導通する接続電極を有し前記振動腕の両外側で前記基部から伸びた一対の支持腕とを有する圧電材料からなる音叉型圧電振動片と、
    片面に一対のバンプを有するベース部と、を備え、
    前記一対の支持腕の接続電極が前記一対のバンプに載置された状態でレーザーが前記バンプを照射されることにより前記バンプが溶融し、その後前記バンプが硬化することで前記支持腕が前記ベースに固定される圧電デバイス。
  2. 前記支持腕の接続電極が前記バンプと接する反対面には、前記圧電材料の表面が現れて露出領域が形成されている請求項1に記載の圧電デバイス。
  3. 前記支持腕の接続電極が前記バンプと接する反対面には、前記レーザーの照射位置を確認するための基準マークが形成されている請求項2に記載の圧電デバイス。
  4. 前記基準マークは、前記露出領域の周囲を金属膜で囲むことで形成される請求項3に記載の圧電デバイス。
  5. 前記バンプが形成された前記ベース部の片面は、前記音叉型圧電振動片を前記片面に平行になるように前記音叉型圧電振動片を支持する支持バンプを有する請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の圧電デバイス。
  6. 片面に一対のバンプが形成されたベース部を用意する工程と、
    励振電極を有し基部から伸びた一対の振動腕と前記励振電極と導通する接続電極を有し前記振動腕の両外側で前記基部から伸びた一対の支持腕とを有する圧電材料からなる音叉型圧電振動片を用意する工程と、
    前記一対の支持腕を前記一対のバンプ上に載置する載置工程と、
    前記一対のバンプをレーザーで照射する照射工程と、
    前記ベース部にリッド部を接合するリッド接合工程と、
    を備える圧電デバイスの製造方法。
  7. 前記支持腕の接続電極が前記バンプと接する反対面に、前記レーザーの照射位置を確認するための基準マークが形成されており、
    前記基準マークを撮像し処理する画像処理工程を備え、
    前記画像処理の結果に基づいて、前記照射工程は前記レーザーを照射する請求項6に記載の圧電デバイスの製造方法。
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