JP2011060537A - 除電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】帯電物へ到達するプラスイオンの量とマイナスイオンの量のバランスを調節可能な除電装置を提供する。
【解決手段】除電装置1は、少なくとも一つの開口2aが形成された筺体2に配置され、電源3の正端子に接続され、電源3から供給された電力によりプラスイオンを放出する第1の電極5と、筺体2に第1の電極5と所定の間隔を空けて配置され、電源3の負端子に接続され、電源3から供給された電力によりマイナスイオンを放出する第2の電極4と、第1の電極5から放出されたプラスイオン及び第2の電極4から放出されたマイナスイオンを除電対象物へ送出する気流を発生させる送風手段6とを有する。そして第1の電極5と第2の電極4のうちの少なくとも一方は、一方の電極の先端が他方の電極の先端に対して、気流の送出方向の前方または後方の少なくとも一方向に直線的に移動可能なように筺体2に取り付けられる。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子部品等に帯電した静電気を中和する除電装置に関する。
従来より、帯電物を除電するために、プラスイオンとマイナスイオンを発生し、そのプラスイオンとマイナスイオンを帯電物へ供給する除電装置が使用されている。除電装置はマイナスのイオンとプラスのイオンとを含んだ風を送風することで、帯電している除電対象物を電気的に中和する。除電装置が発生させるプライスイオンとマイナスイオンとのバランスが均一なほど、除電装置で除電された除電対象物の電圧、つまりオフセット電圧、を低くすることができる。ここでオフセット電圧とはANSI(American National Standards Institute)-EOS(Electrical Overstress)/ESD(Electric Static Discharge)-S3.1-2000で規定される方法で測定された、除電装置により除電されたイオンモニタプレートの電圧を意味する。
そこで、発生させるプラスイオンの量とマイナスイオンの量を調節可能な除電装置が開発されている(例えば、特許文献1または2を参照)。
特開平5−114496号公報 特開2006−228681号公報
除電装置が発生するプラスイオンとマイナスイオンのバランスを調整する方式の一つとして、電極に印加する電圧を変化させる方式が提案されている。この場合、一般には電圧を調整できる電源が使用される。しかしこのような電源は高価であり、より低価格な方式でのイオンバランス調整が可能な除電装置が望まれている。
他の方式として、正イオンを発生する面と負イオンを発生する面を有するイオン発生素子を気流方向に対して角度可変に配設する方式も提案されている。この方式では、イオン発生素子の回転によって、除電装置から送出される風に含まれるイオンの分布が変化するおそれがある。つまり、イオンを含む風の送出方向に垂直な平面におけるプラスイオンとマイナスイオンとの分布において、プラスかマイナスのイオンの一方が多く存在する部分が局所的に生じるおそれがある。このようにイオンが偏在していると、除電装置を使用しても除電対象物が局所的に帯電するおそれがある。
そこで、本発明は、帯電物へ到達するプラスイオンの量とマイナスイオンの量のバランスを調節可能であるとともに、プラスイオンとマイナスイオンの偏在を小さくできる除電装置を提供することを課題とする。
本発明の一つの側面によれば、除電装置が提供される。係る除電装置は、電源と、少なくとも一つの開口が形成された筺体と、筺体に配置され、電源の正端子に接続され、電源から供給された電力によりプラスイオンを放出する第1の電極と、筺体に第1の電極と所定の間隔を空けて配置され、電源の負端子に接続され、電源から供給された電力によりマイナスイオンを放出する第2の電極と、第1の電極から放出されたプラスイオン及び第2の電極から放出されたマイナスイオンを除電対象物へ送出する気流を発生させる送風手段とを有する。そして第1の電極と第2の電極のうちの少なくとも一方は、一方の電極の先端が他方の電極の先端に対して、気流の送出方向の前方または後方の少なくとも一方向に直線的に移動可能なように筺体に取り付けられる。
本発明の他の側面によれば、除電装置が提供される。係る除電装置は、電源と、少なくとも一つの開口が形成された筺体と、筺体に配置され、電源の正端子に接続され、電源から供給された電力によりプラスイオンを放出する第1の電極と、筺体に第1の電極と所定の間隔を空けて配置され、電源の負端子に接続され、電源から供給された電力によりマイナスイオンを放出する第2の電極と、第1の電極から放出されたプラスイオン及び第2の電極から放出されたマイナスイオンを除電対象物へ送出する気流を発生させる送風手段とを有する。そして第1の電極と第2の電極のうちの少なくとも一方は、一方の電極の先端が他方の電極の先端に対して、気流の送出方向の前方または後方の少なくとも一方向に移動可能であり、気流の送出方向に略平行な面内に回動可能に筺体に取り付けられる。
本発明によれば、帯電物へ到達するプラスイオンの量とマイナスイオンの量のバランスを調節可能であるとともに、プラスイオンとマイナスイオンの偏在を小さくできる除電装置を提供することが可能となる。
一つの実施形態に係る除電装置の概略構成図である。 図1に示した除電装置が、帯電物に到達するイオンのバランスを調節可能であることを実証するための実験系の概略構成図である。 電極の長手方向の向きを変えたときに、帯電物に到達するイオンのバランスを測定する実験系の概略構成図である。 他の実施形態に係る除電装置の概略構成図である。 図4に示した除電装置が、帯電物に到達するイオンのバランスを調節可能であることを実証するための実験系の概略構成図である。
以下、本発明の実施の形態について図を参照しつつ説明する。
本発明の一つの実施形態による除電装置は、所定の間隔を空けて配置された二つの電極を有し、高電圧をその二つの電極に印加することで、それら二つの電極から放出されたイオンを、ファンによって帯電物へ向けて送出する。そしてこの除電装置では、二つの電極のうち、少なくとも一方の電極を移動することにより、その一方の電極の先端が他方の電極の先端よりも帯電物に近づくことで、帯電物に到達するプラスイオンの量とマイナスイオンの量のバランスが調節される。
図1は、本発明の一つの実施形態に係る除電装置1の概略構成図である。図1に示すように、除電装置1は、筺体2と、電源3と、電極4、5と、ファン6とを有する。
筺体2は、中空の筒状に形成され、その一端に開口2aが形成されている。筐体2の筒状の部分は、ファン6が生じる気流の流路となる。筺体2の内部に、電極4、5とファン6が取り付けられる。
電源3は、電極4と電極5との間に放電を生じさせるための直流高電圧を供給する。そのために、電源3は、例えば、外部電源から電源3に供給される電力、あるいは電源3に内蔵された蓄電池から供給される電力を昇圧する昇圧回路(図示せず)と、その昇圧回路と接続された負端子3a及び正端子3bを有する。また電源3は接地されており、負端子3aに、グラウンドに対して負の電位を生じる。一方、電源3は、正端子3bに、グラウンドに対して正の電位を生じる。例えば、電源3は、数kV〜数10kVの電位差を負端子3aと正端子3bの間に生じさせる。
電極4及び電極5は、電源3から供給された直流電圧によって、それぞれ、マイナスイオン及びプラスイオンを生成する。そのために、電極4は、電源3の負端子3aと接続されている。一方、電極5は、電源3の正端子3bと接続されている。
電極4、電極5は、それぞれ、棒状の導電性材料から構成されており、電極の先端4a、5aが針状に形成されたものである。電極4の先端4aと電極5の先端5aが互いに対向するように、電極4と電極5とは独立に設けられ、所定の間隔を空けて筺体2に取り付けられている。なお、電極4と電極5との間に、筐体に固定的に取り付けられた絶縁性の部材、例えばファンのシャーシの一部など、電極4、5とは独立して固定された部材が配置されていてもよい。電極4、5は、筺体2に直接取り付けられてもよく、あるいは、電極4、5は、何らかの支持部材を介して筺体2に取り付けられてもよい。ただし、電極4と電極5との間は、空気および/または固定的な絶縁物で満たされること、すなわち、電極4と電極5以外の構造物であって電極4または5の移動に伴って変位する構造物が、電極4と電極5との間に存在しないことが好ましい。これにより、電極4、5の位置によってファン6により生じた気流が変化することを防止できる。そのため、除電装置1は、電極4、5から放出され、筺体2の開口2aから送出されるイオンが予期しない方向に偏在することを防止できる。
除電装置からのイオンを含む風の送出方向に垂直な面内におけるイオン分布は、できるだけ均一であることが好ましい。そのため、場合によっては、プラスイオンを放出するプラス電極とマイナスイオンを放出するマイナス電極が高密度に配置される。例えば、送出方向に垂直な面内で、それぞれの電極の先端が中心を向くように放射状にプラス電極とマイナス電極がそれぞれ4本ずつ配置される。本実施形態では、プラス電極の先端かマイナス電極の先端の一方が送風方向に略平行に移動するので、高密度に電極を配置することによる電極の移動可能範囲への影響が少ない。このため電極を密に配置しても、本発明による除電装置は、イオンバランスの調整幅を広くとることができる。
なお、電極の他の配置方法として、送出方法に垂直な面内でプラスとマイナス電極を格子状に配置してもよい。
電極4の先端4aと電極5の先端5a間の間隔は、電極4、5が電源3から電圧を印加されることにより、電極4の先端4aと電極5の先端5aのそれぞれで放電(例えば、直流コロナ放電)が生じるように設定される。例えば、電極4に-4.0kVの電圧が印加され、電極5に+4.6kVの電圧が印加される場合、電極4の先端4aと電極5の先端5aの間隔は、典型的には10mmから100mmの範囲内で設定される。そして、電極4の先端4aと電極5の先端5aのそれぞれで放電が生じることにより、電極4からマイナスイオンが放出され、一方、電極5からプラスイオンが放出される。
また電極5は、その先端5aが、電極4の先端4aよりもファン6に近い位置から、電極4の先端4aよりも筺体2の開口2aに近い位置まで移動可能なように、筺体2に取り付けられている。言い換えれば、電極5は、ファン6により生じる気流が送出される方向に沿って移動可能に筺体2に取り付けられている。なお、ファン6により生じる気流が送出される方向を、以下では送出方向と呼ぶ。例えば、送出方向に沿って、ファン6から筺体2の開口2aに向かう方向を正(あるいは前方)とし、筐体2の開口2aからファン6に向かう方向を負(あるいは後方)とする。そして電極5の先端5aの位置と電極4の先端4aの送出方向における位置が等しい場合の電極5の移動量を0とする。この場合、一実施形態では、電極5は、±20mmの範囲で移動可能に取り付けられる。また、電極の先端が前方に移動する態様は、電極の先端が送出方向に平行に移動する態様に限られない。電極の先端が前方に移動する態様には、電極の先端が、送出方向に対して所定の角度をなす方向に移動しつつ、前方へ移動する態様、または電極の先端が、送出方向に平行な面内において回動しつつ、前方へ移動する態様も含まれる。
なお、電極5は、その先端5aが、電極4の先端4aと等しい位置から、電極4の先端4aよりも前方若しくは後方のどちらか一方向にのみ移動可能なように、筐体に取り付けられてもよい。
本実施形態では、送出方向と略平行に、電極5の移動可能範囲と等しい長さを持つように筺体2に形成されたスリット(図示せず)に、電極5の根元部分が挿入される。そして電極5は、筺体2の側壁を内側と外側から挟み込むように設けられた、スリットの幅よりも広い二つの係止部材5b、5cと固着される。これにより、電極5は、スリットの長手方向、すなわち送出方向に沿って移動できる。
電極5の先端5aが電極4の先端4aよりも筺体2の開口2aに近づくにつれて、電極5から開口2aを経て筺体2の外部へ放出されるプラスイオンの量が電極4から開口2aを経て筺体2の外部へ放出されるマイナスイオンの量よりも多くなる。逆に、電極5の先端5aが電極4の先端4aよりもファン6に近づくにつれて、すなわち、先端5aが先端4aよりも開口2aから遠ざかるにつれて、電極4から開口2aを経て筺体2の外部へ放出されるマイナスイオンの量が、電極5から開口2aを経て筺体2の外部へ放出されるプラスイオンの量よりも多くなる。
したがって、電極5を、送出方向に概略沿って直線的に移動させることにより、除電装置1は、開口2aから送出されるプラスイオンの量とマイナスイオンの量のバランスを調節できる。また、このように電極4と電極5が配置されることにより、送出方向に垂直な面内での電極4と電極5との間の距離が変化しない。そのため、送出方向に垂直な面内において、電極5から放出されるプラスイオンと電極4から放出されるマイナスイオンの分布は、電極5が移動しても実質的に変化しない。つまり、電極が移動してもプラスイオンとマイナスイオンの局在化が最小限となる。
さらに、イオンバランスを調節するために筺体2の内部で移動する部材が電極5及びその支持部材のみであり、電極5の移動に伴う筺体2の内の気流の乱れが最小限に抑制される。そのため、除電装置1は、イオンバランスを調整することで除電装置からのイオンの送出方向が変化することを防止できる。
なお、電極5が取り付けられた位置の近傍の筺体2の側壁に、目標とするイオンバランスを示す目盛りを、電極5の対応する移動量に関連付けて設けてもよい。ユーザは、目盛りを参照して、電極5の先端5aが所定の位置となるように電極5を移動させることにより、除電装置1は、ユーザが目標とするイオンバランスに応じたプラスイオンとマイナスイオンを容易に送出することができる。なお、電極5の位置とイオンバランスの関係は、例えば、電極4の先端と電極5の先端の位置関係を様々に変えて、チャージプレートモニターでオフセット電圧を計測する実験を行うことにより、予め決定される。
電極5は任意の構造により、筐体2に対して移動可能に取り付けることができる。例えば、図示しないモータを筐体2に取り付け、そのモータの回転によって電極5が移動するように、除電装置1は構成されてもよい。具体的には、モータの回転軸の先端に歯車を取り付け、その歯車と係合する直線歯車に電極5を取り付けることができる。送出方向に略平行に移動可能なように直線歯車を筐体2に取り付けることで、モータの回転に併せて電極5を移動させることができる。
ファン6は、電極4または電極5から放出されたイオンを帯電物へ到達させるため、ファン6から筺体2の開口2aへ向かう(すなわち、図1では、左から右へ向かう矢印で示した方向)気流を発生させる。そこで、ファン6は、電極4及び5を挟んで開口2aとは反対側の筺体2の内部に取り付けられる。また、開口2aから送出される気流ができるだけ均一となるように、電極4の先端4aの開口2aからの距離と電極5の先端5aの開口2aからの距離が等しくなるように電極5を配置したときに、電極4の先端4aと電極5の先端5aの中点を通り、送出方向に平行な線上に、ファン6の回転軸が配置されることが好ましい。
なお、ファン6は、電極4、5と開口2aとの間に配置されてもよい。また、ファン6は、筺体2の外部に配置されてもよい。この場合、例えば、筺体2の後方に開口2aとは別個に開口が設けられる。そしてファン6により生じた気流が、その開口から筺体2の内部へ入り、そして筺体2の内部を通って開口2aから排出されるように、ファン6は取り付けられる。
なお、ファン6は、例えば、外部電源または除電装置1が有するバッテリから供給される電力により駆動されるモータにより、予め設定された回転速度で回転するものであってもよい。あるいは、外部電源またはバッテリからの電力が可変抵抗を介してモータへ供給されることにより、ファン6の回転速度は可変であってもよい。
また、除電装置1は、ファン6の代わりに、他の送風手段を備えてもよい。例えば、除電装置1は、圧縮された気体を噴出する送風口を有してもよい。圧縮された気体は、除電装置1の外部に配置されたエアコンプレッサまたはボンベから供給することができる。エアコンプレッサまたはボンベ等の圧縮された気体の供給源と送風口とは、ホース等の管路で接続することができる。送風口は電極4、5の後方に配置してもよい。そして圧縮された気体を送風口から送出することにより、除電装置1は、電極4、5から放出されたイオンを除電対象物へ送ってもよい。
以下、除電装置1の除電性能を評価するための実験結果を示す。
図2は、除電装置1が、帯電物に到達するイオンのバランスを調節可能であることを実証するための実験系100の概略構成を示す。なお、図2において、実験系100の各構成要素には、図1に示した除電装置1の対応する構成要素と同じ参照番号を付した。
図2に示した実験系100において、電極4の先端4aと電極5の先端5aが互いに対向するように配置される。ファン6が、電極4と電極5の左側に配置され、左側から右側へ向けて気流を送出する。電極4、5をタングステンにより形成し、電極4、5の直径を1.5mm、電極4、5の先端の角度を20度、電極4、5の保持部分から先端までの突出長を10mmとした。一方、電極4と電極5の右側には、電極4の先端4aから送出方向に沿って300mm離れたところに、プラスイオンの量とマイナスイオンの量のバランスを観察するためのチャージプレートモニタ7(MONROE社製、型番268A)が配置される。チャージプレートモニタ7は、150mm×150mmの大きさのチャージプレート7aを有する。
また電極5は、ファン6により生じた気流が送出される方向に沿って移動可能となっている。そして、送出方向に沿って、電極5の先端5aの位置と電極4の先端4aの位置が一致するときの電極5の移動量を0とする。そして電極5がチャージプレートモニタ7へ近づく方向に移動したときの移動量は正の値で表現され、一方、電極5がファン6へ近づく方向に移動したときの移動量は負の値で表現される。
実験では、電極4からマイナスイオンが放出されるととともに、電極5からプラスイオンが放出されるように、電極4に対して-4.0kV、電極5に対して+4.6kVの電圧を印加した。そして、電極5の位置を送出方向に沿って移動させつつ、電極4又は電極5から放出されたイオンを、ファン6により発生させた気流によって、図2上の左から右側へ向けて送出した。そしてチャージプレート7aの電位を読み取った。
表1に、図2に示した実験系100において、電極4の先端4aと電極5の先端5a間の間隔dを、30mm、40mm、50mm、60mm、70mm、80mmに設定したときの実験結果を示す。なお、表1の各欄には、測定されたオフセット電圧値(単位V)を示す。
Figure 2011060537
このように、除電装置1は、電極4と電極5の間隔によらず、電極5を送出方向に沿って移動させることにより、帯電物に到達するイオンの量のバランスを調節することができる。
以上説明してきたように、本発明の一つの実施形態による除電装置では、プラスイオンとマイナスイオンを放出する二つの電極のうち、一方の電極の先端と、他方の電極の先端との相対的な位置関係を、ファンにより発生された気流が送出される方向に概略沿って変更可能なように、少なくとも一方の電極が筺体に取り付けられる。そのため、この除電装置は、少なくとも一方の電極を送出方向に沿って移動させて、何れか一方の電極の先端が他方の電極の先端よりも筺体の開口に近づくことで、帯電物に到達するプラスイオンの量とマイナスイオンの量のバランスを調節することができる。またこの除電装置は、帯電物に到達するプラスイオンの量とマイナスイオンの量のバランスを調節するために、電極の先端の位置を手動または電動で移動させる機構を有するだけでよい。そのため、この除電装置は、簡単な構成で実現できる。
またこの除電装置は、帯電物に到達するプラスイオンの量とマイナスイオンの量のバランスを調節するための部材を、ファンと二つの電極との間、あるいは二つの電極の間に設ける必要が無い。そのため、ファンが発生させた気流は、乱されることなく、筺体の開口から送出されるので、この除電装置は、二つの電極から放出されたイオンが、予期しない方向へ偏って送出されることを防止できる。
なお、本発明は上記の実施形態に限定されるものではない。例えば、送出方向に沿って移動可能に取り付けられる電極は、プラスイオンを放出する電極に限られない。例えば、図1において、マイナスイオンを放出する電極4が送出方向に沿って移動可能なように、筺体2に取り付けられてもよい。
このように、マイナスイオンを放出するマイナス電極またはプラスイオンを放出するプラス電極のどちらが移動可能に取り付けられてもよいが、プラス電極を動かすことにより、イオンバランスを調節することが好ましい。一般に、絶対値が等しい電圧をプラス電極とマイナス電極に印加しても、マイナスイオンの量がプラスイオンの量よりも多く放出される傾向がある。また、プラス電極を開口に向かう方向に移動させると、筺体の開口から放出されるプラスイオンの量が増える。そのため、プラス電極を動かすことにより、筺体の開口から放出される、プラスイオンとマイナスイオンの何れの量も減らすことなく、除電装置は、プラスイオンとマイナスイオンのバランスを調整できる。
あるいは、電極4と電極5の両方が、送出方向に沿って移動可能なように、筺体2に取り付けられてもよい。両方の電極を移動可能なように筺体に取り付けることにより、イオンバランスを調節するために必要な各電極の移動可能範囲は、一方の電極のみが移動可能なように筺体に取り付けられた場合の電極の移動可能範囲の半分になる。そのため、除電装置を小型化できる。
また、イオンバランスをモニターするセンサーからのフィードバック信号に基づいて、電極の位置が自動的に調整されるようにしてもよい。このとき、センサーは筐体2に取り付けられてもよいし、筐体2の外側に別途設けられてもよい。
また、二つの電極の軸方向は、送出方向に垂直な平面内にあってもよいし、送出方向に垂直な平面に対して傾斜していてもよい。
図3は、送出方向に垂直な平面から電極の軸方向を傾斜させた状態で電極を筐体に取り付け、電極の位置を送出方向に略平行に変えたときに、帯電物に到達するイオンのバランスを測定する実験系200の概略構成を示す。なお、図3において、実験系200の各構成要素には、図2に示した実験系100の対応する構成要素と同じ参照番号を付した。
実験系200では、電極4及び電極5の軸方向が送出方向に垂直な平面からチャージプレート側に角θ傾いた状態で電極4及び電極5は配置される。この場合において、角θ及び電極5の位置を送出方向に沿って変えつつ、チャージプレート7aの電位を測定した。なお、角θが0°のとき、すなわち、電極4の先端4aと電極5の先端5aが互いに対向する場合の電極4の先端4aと電極5の先端5aの間隔を30mmとした。
表2に、図3に示した実験系200において、角θを、0°、22.5°、45°及び90°(すなわち、電極4及び電極5の軸方向が送出方向に平行な場合)に設定したときの実験結果を示す。なお、表2の各欄には、測定されたオフセット電圧値(単位V)を示す。
Figure 2011060537
このように、電極4及び電極5の軸方向が向く方向を様々に変えても、この除電装置は、一方の電極の先端を、他方の電極の先端よりも筺体の開口に近づけることで、帯電物に到達するプラスイオンの量とマイナスイオンの量のバランスを調節することができる。
また、二つの電極のうちの少なくとも一方は、イオンを放出する二つの電極の先端の相対的な位置関係を、送出方向に沿って変更可能な、上記の実施形態とは異なる様々な取り付け方法により、筺体に取り付けられてもよい。
図4は、本発明の他の実施形態に係る除電装置10の概略構成図である。図4に示すように、除電装置10は、筺体2と、電源3と、電極4、5と、ファン6とを有する。なお、図4において、除電装置10の各構成要素には、図1に示した除電装置1の対応する構成要素と同じ参照番号を付した。
除電装置10は、電極5の移動方法に関して、除電装置1と異なる。除電装置10では、電極5は、その根元が支持部材8に固着される。支持部材8は、例えば、円盤状に形成されており、その中心を回転中心として、送出方向に平行な面内で回動可能に筺体2に取り付けられている。また電極5は、電極の軸方向が、電極が回動する平面に対して平行に配置されている。そのため、支持部材8を時計回りに回転させることにより、電極5の先端5aも、支持部材8の中心を回転中心として、時計回りに移動する。そして電極5の先端5aは、電極4の先端4aよりも、筺体2の開口2aに近づく。つまり、電極5の先端5aは、送出方向に関して前方に移動する。一方、支持部材8を反時計回りに回転させることにより、電極5の先端5aは、電極4の先端4aよりも、筺体2の開口2aから遠ざかる。つまり、電極5の先端5aは、送出方向に関して後方に移動する。
本実施形態においても、イオンのバランスを調整するときに電極のみが移動するため、第1の実施形態と同様に、ファンが発生させた気流が乱されることなく、筺体の開口から送出される。したがって、この除電装置は、二つの電極から放出されたイオンが予期しない方向へ偏って送出されること、及び気流の送出方向に垂直な面内におけるプラスイオンとマイナスイオンの局所的な偏在を最小限にすることができる。
本実施形態においては、電極4の先端と電極5の先端との距離であって気流の流出方向に垂直な面内の距離成分が、電極の回転角度により変化する。そのため、この距離の変化を小さくするためには、電極回転角度が電極4と電極5とが対向する方向から前方と後方のそれぞれ45°以下とすることが好ましい。なお、電極4の先端と電極5の先端の距離であって気流の流出方向に垂直な面内の距離成分の、電極の回転による変化量を補償するように、電極5の回転量に応じて電極5が電極4に向かって移動するようにしてもよい。 なお、変形例として、電極4が、電極4及び電極5が配置された面内であって送出方向に平行な面内で回動可能に筺体2に取り付けられてもよい。このとき電極5は回転可能としてもよいし、回転不可能としてもよい。
また、送出方向に関して前方または後方のいずれか一方向側にのみ電極の先端が回動可能なように、電極を筐体に取り付けてもよい。
さらに、第1の実施形態と同様に、それぞれ複数の電極4と電極5を放射状に配置してもよい。送風手段もファンに限定されるものではなく、除電装置は、圧縮された気体を噴出する送風口を、ファンの代わりに有していてもよい。
なお、筺体2の外側に位置する支持部材8の表面に、目標とするイオンバランスを示す目盛りを、対応する回転角に関連付けて設けてもよい。ユーザは、目盛りを参照して、電極5の先端5aが所定の位置となるように支持部材8を廻すことにより、除電装置10は、ユーザが目標とするイオンバランスに応じたプラスイオンとマイナスイオンを容易に送出することができる。なお、回転角とイオンバランスの関係は、例えば、電極4の先端と電極5の先端の位置関係を様々に変えて、チャージプレートモニタでオフセット電圧を計測する実験を行うことにより、予め決定される。
図5は、除電装置10が、帯電物に到達するイオンのバランスを調節可能であることを実証するための実験系300の概略構成を示す。なお、図5において、実験系300の各構成要素には、図4に示した除電装置10の対応する構成要素と同じ参照番号を付した。また実験系300では、実験系100と同様に、電極4から300mm離れたところに、チャージプレートモニタ7が配置される。
実験系300では、送出方向に垂直な平面と電極5の軸方向とのなす角をφとし、電極4の先端4aよりも電極5の先端5aがチャージプレートモニタ7に近いときに回転角φは正の値を有するとする。この場合において、回転角φを変えつつ、チャージプレート7aの電位を測定した。なお、角φが0°のときの電極4の先端4aと電極5の先端5aの間隔を30mmとした。
表3に、図5に示した実験系300において、角φを-90°から90°の範囲で回転させたときの実験結果を示す。表3において、電極5には、+4.6kVの電圧を印加した。一方、電極4には、-4.0kVの電圧を印加した。
Figure 2011060537
このように、除電装置10は、イオンを放出する二つの電極のうちの一方の電極の先端を、他方の電極の先端よりも筺体の開口に近づけるように回転させることで、帯電物に到達するプラスイオンの量とマイナスイオンの量のバランスを調節することができる。
なお、上記の各実施形態における除電装置において、電極から放出されたイオンが送出される筺体の開口には、電極に人が触れることを防止するための格子状に形成された絶縁性または導電性のガード部材が取り付けられてもよい。
以上のように、当業者は、本発明の範囲内で、実施される形態に合わせて様々な変更を行うことができる。
1、10 除電装置
2 筺体
2a 開口
3 電源
4、5 電極
6 ファン
7 チャージプレートモニタ
7a チャージプレート
8 支持部材

Claims (4)

  1. 電源と、
    少なくとも一つの開口が形成された筺体と、
    前記筺体に配置され、前記電源の正端子に接続され、前記電源から供給された電力によりプラスイオンを放出する第1の電極と、
    前記筺体に前記第1の電極と所定の間隔を空けて配置され、前記電源の負端子に接続され、前記電源から供給された電力によりマイナスイオンを放出する第2の電極と、
    前記第1の電極から放出されたプラスイオン及び前記第2の電極から放出されたマイナスイオンを除電対象物へ送出する気流を発生させる送風手段と、を有し、
    前記第1の電極と前記第2の電極のうちの少なくとも一方は、当該一方の電極の先端が他方の電極の先端に対して、前記気流の送出方向の前方または後方の少なくとも一方向に直線的に移動可能なように前記筺体に取り付けられる、
    除電装置。
  2. 電源と、
    少なくとも一つの開口が形成された筺体と、
    前記筺体に配置され、前記電源の正端子に接続され、前記電源から供給された電力によりプラスイオンを放出する第1の電極と、
    前記筺体に前記第1の電極と所定の間隔を空けて配置され、前記電源の負端子に接続され、前記電源から供給された電力によりマイナスイオンを放出する第2の電極と、
    前記第1の電極から放出されたプラスイオン及び前記第2の電極から放出されたマイナスイオンを除電対象物へ送出する気流を発生させる送風手段と、を有し、
    前記第1の電極と前記第2の電極のうちの少なくとも一方は、当該一方の電極の先端が他方の電極の先端に対して、前記気流の送出方向の前方または後方の少なくとも一方向に移動可能であり、前記気流の前記送出方向に略平行な面内に回動可能に前記筺体に取り付けられる、
    除電装置。
  3. 前記第1の電極と前記第2の電極との間は空気および/または固定的な絶縁体で満たされる、請求項1または2に記載の除電装置。
  4. 前記第1の電極は移動可能に前記筺体に取り付けられ、前記第2の電極は固定的に前記筺体に取り付けられている、請求項1〜3の何れか一項に記載の除電装置。
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