JP2014176842A - 固形物の粉取り装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】除去した粉の再付着を防止することにより、粉の除去性能を高めることができる固形物の粉取り装置を提供する。
【解決手段】駆動部33により本体21を回転させつつ、受入部5から錠剤Tを投入する。投入された錠剤Tは、除電機構9により静電気が取り除かれる。回転されている本体21内を錠剤Tが転動すると、粉がふるい落とされるが、その粉は静電気により錠剤Tに再付着することなく、吸引部25を介して吸引装置13に吸引される。したがって、粉が除去された錠剤Tだけが排出部7から排出される。その結果、錠剤Tへの粉の再付着を防止しているので、粉の除去性能を高めることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、医薬品や健康食品などの錠剤やカプセル剤、樹脂成形用の樹脂材料(樹脂ペレットとも呼ばれる)、樹脂成形品などの固形物に付着した粉を除去する固形物の粉取り装置に関する。
一般に、医薬品などの錠剤やカプセル剤などの固形物は、複数の医薬品の原材料を粉砕して混合した後に、錠剤であれば打錠機によりプレス成形して製造され、カプセル剤であればカプセル充填機などで充填固形化して製造される。打錠機やカプセル充填機は、隣接した位置に固形物の粉取り装置が配備され、打錠機やカプセル充填機における固形物の取出口に対して、固形物の粉取り装置の受入口を連通接続されている。固形物は、受入口から固形物の粉取り装置に導入され、固形物の製造過程で表面に付着した粉が除去される。
従来、この種の装置として、全周面に多数の孔が形成された筒状体と、筒状体の内部にスクリュー羽根を備えたものがある。このような構成の装置では、筒状体内に導入された錠剤は、スクリュー羽根の回転に伴って順送りされて筒状体から導出されるが、この順送りの過程で錠剤が転動することにより錠剤の表面に付着した粉が脱落する。粉は筒状体の孔を通過し、吸引装置によって吸引されて回収される。
また、粉の除去性能を高めるために、圧縮空気源に連通接続されたノズルをさらに備えたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。ノズルは、複数の空気噴射孔が形成されており、上記の筒状体の内部に配置されている。そして、錠剤等の固形物に向けてノズルから空気を噴射することにより、固形物に付着した粉を除去する。
特開2011−245107号公報
しかしながら、このような構成を有する従来例の場合には、次のような問題がある。
すなわち、従来の装置は、転動する固形物に向けて圧縮空気を吹き付けているので、固形物から除去された粉が舞い上がって固形物に再付着することがある。そのため、固形物に付着した粉の除去性能を向上させることができないという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、除去した粉の再付着を防止することにより、粉の除去性能を高めることができる固形物の粉取り装置を提供することを目的とする。
本発明は、このような目的を達成するために、次のような構成をとる。
すなわち、請求項1に記載の発明は、固形物に付着した粉を除去する固形物の粉取り装置において、筒状を呈する本体と、前記本体の一端側に設けられ、固形物を投入される受入部と、前記本体の他端側に設けられ、粉が除去された固形物を排出する排出部と、前記本体の下部に設けられ、粉を吸引する吸引装置に連通接続される吸引部と、前記受入部の近傍に設けられ、放電により固形物の除電を行う除電機構と、を備えていることを特徴とするものである。
[作用・効果]請求項1に記載の発明によれば、受入部から投入された固形物は、除電機構により静電気が取り除かれる。固形物が本体内を転動すると、粉がふるい落とされるが、その粉は静電気により固形物に再付着することなく、吸引部を介して吸引装置に吸引される。したがって、粉が除去された固形物だけが排出部から排出される。その結果、粉の再付着を防止しているので、粉の除去性能を高めることができる。なお、除電により固形部への粉の付着力を弱めているので、機械的な作用を弱くしても粉の除去性能を高くできる。したがって、固形物へのダメージを少なくできる効果も期待できる。
本発明における「固形物」とは、例えば、医薬品などの錠剤やカプセル剤、健康食品などの錠剤やカプセル剤、射出成形などの製法で使用される樹脂材料(樹脂ペレットとも呼ばれる)、成型後に個々に分離された樹脂成形品などをいう。
また、本発明において、前記除電機構は、前記受入部側に位置する第1開口部と、前記排出部側に位置する第2開口部とを有し、前記第1開口部と前記第2開口部とに連通した通路を備えた中空部材と、前記中空部材の外周面から前記通路に貫通し、前記通路の一部に開口した放電開口部と、前記第2開口部側へ先端部を向けた姿勢で前記放電開口部に設けられ、コロナ放電を発生させる放電針と、を備えていることが好ましい(請求項2)。
中空部材の通路を固形物が通過する際に、放電針のコロナ放電により発生したイオンが放電開口部から吹き付けられる。イオンバランスが保たれるように両極のイオンが固形物に吹き付けられるので、固形物に粉を付着させている静電気が中和される。したがって、静電気力により固形物に付着していた粉が固形物から脱落する。
また、本発明において、前記除電機構は、前記第1開口部から前記放電開口部に向かって内径が小さくなってゆく先絞り案内部材を備えていることが好ましい(請求項3)。
先絞り案内部材により放電開口部に近い位置を固形物が通過しないので、固形物から脱落した粉が放電針に付着するのを抑制できる。したがって、放電針に粉が付着することに起因する除電性能の低下を抑制でき、長期間にわたって粉の除去性能を維持できる。
また、本発明において、前記先絞り案内部材は、その先端部が、前記放電開口部の前記第2開口部側に相当する端部と前記放電針の先端部との間に位置することが好ましい(請求項4)。
先絞り案内部材の先端部が放電開口部の第2開口部側に相当する端部よりも第2の開口部側に位置すると、放電開口部から放出されているイオンが十分に固形物に吹き付けられない恐れがある。一方、先絞り案内部材の先端部が放電針の先端部よりも第1開口部側に位置すると、固形物から脱落した粉が放電針に付着して除電性能の低下を招く恐れがある。そこで、先絞り案内部材の先端部が、放電開口部の第2開口部側に相当する端部と放電針の先端部との間に位置するようにすることにより、上記の不都合を回避できる。
また、本発明において、前記先絞り案内部材は、前記除電機構に着脱自在であることが好ましい(請求項5)。
先絞り案内部材には固形物の粉が付着して次第に汚れてゆくので、投入された固形物に付着する恐れがある。したがって、着脱自在の先絞り案内部材だけを定期的に交換することにより、投入時において固形物に粉が付着するのを抑制できる。また、固形物の特性や形状等に合わせて最適な形状の先絞り案内部材に交換することにより、適切に除電できる効果を期待できる。
また、本発明において、前記排出部の近傍に設けられ、放電により固形物の除電を行う除電機構をさらに備えていることが好ましい(請求項6)。
排出部側で固形物にイオンを吹き付けることにより、本体を転動する際に除去しきれなかった粉が固形物から脱落する。したがって、粉の除去性能をさらに高めることができる。
本発明に係る固形物の粉取り装置によれば、受入部から投入された固形物は、除電機構により静電気が取り除かれる。固形物が本体内を転動すると、粉がふるい落とされるが、その粉は静電気により固形物に再付着することなく、吸引部を介して吸引装置に吸引される。したがって、粉が除去された固形物だけが排出部から排出される。その結果、粉の再付着を防止しているので、粉の除去性能を高めることができる。なお、除電により固形部への粉の付着力を弱めているので、機械的な作用を弱くしても粉の除去性能を高くできる。したがって、固形物へのダメージを少なくできる効果も期待できる。
本実施例に係る固形物の粉取り装置の概略構成を示す全体図である。 粉取りドラム部を示す縦断面図である。 粉取りドラム部の排出部側を示す図である。 粉取りドラム部の受入部側を示す図である。 本体の縦断面図であり、(a)は(b)の101−101矢視断面図であり、(b)は長手方向の縦断面図である。 除電機構の縦断面図である。 (a)、(b)は、除電による粉取りのメカニズムを説明する模式図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施例を説明する。
図1は、本実施例に係る固形物の粉取り装置の概略構成を示す全体図である。
実施例に係る固形物の粉取り装置1は、粉取りドラム部3と、受入部5と、排出部7と、除電機構9とを備えている。また、粉取りドラム部3は、設置台11に載置され、設置台11には、吸引装置13が配備されている。
固形物の粉取り装置1は、原材料である粉が固められて形成された固形物を受入部5から投入される。そして、除電機構9で固形物の除電が行われ、粉取りドラム部3で固形物の粉取りが行われる。その後、排出部7から粉取りがされた固形物が排出される。
受入部5は、漏斗状を呈し、固形物である錠剤Tが投入される投入側15の断面積が大きく、錠剤Tが排出される排出側17の断面積が小さく形成されている。この受入部5により、大量の錠剤Tを受け入れることができる。
受入部5は、その排出側17に除電機構9を備えている。除電機構9は、イオナイザーとも呼ばれ、雰囲気中の空気をイオン化させ、発生させたイオンにより静電気を中和することにより、内部を通過する固形物の静電気を除去する。この除電機構9は、軟X線照射式とコロナ放電式が代表的であるが、本実施例ではコロナ放電式を用いている。
除電機構9の下流側には、連結管19が設けられている。この連結管19は、除電機構9と粉取りドラム部3とを連通接続している。
粉取りドラム部3は、詳細を後述するが、本体21を軸芯周りに回転させつつ内部に錠剤Tを投入することにより、錠剤Tに付着している粉を脱落させる。
排出部7は、粉取りドラム部3の下流側に設けられている。排出部7は、粉取りドラム部3で粉が除去された錠剤Tを排出し、図示しない次工程の装置などに回収させる。
上述した粉取りドラム部3は、設置台11の上面に、傾斜機構23を介して取り付けられている。一般的には、傾斜機構23により、粉取りドラム部3の受入部5側が排出部7より高くなる姿勢となるように粉取りドラム部3を傾斜させる。
粉取りドラム部3は、吸引部25を下流側の底部に備えている。吸引部25は、吸引装置13に対して吸引管26により連通接続されている。
ここで図2〜図5を参照する。なお、図2は、粉取りドラム部を示す縦断面図である。また、図3は、粉取りドラム部の排出部側を示す図であり、図4は、粉取りドラム部の受入部側を示す図である。また、図5は、本体の縦断面図であり、(a)は(b)の101−101矢視断面図であり、(b)は長手方向の縦断面図である。
粉取りドラム部3は、本体21と、密閉室27と、第1保持部29と、第2保持部31と、駆動部33とを備えている。本体21は、外観が筒状を呈し、傾斜機構23に支持されたベース部材35の上部に搭載されている。本体21は、一端側に、外周面を中心側に削設してなる一端側固定部37が形成されている。また、本体21は、他端側に、外周面を中心側に削設してなる他端側固定部39が形成されている。他端側固定部39は、構造上、本体21の長手方向に一端側固定部37よりも長く形成されている。本体21は、例えば、透明なアクリルで、帯電防止処理を施したもので構成されている。
図5に示すように、本体21は、一端側固定部37と他端側固定部39との間における外周面に、複数個の孔41が形成されている。これらの孔41は、本体21の内部に連通しており、粉取りの対象である錠剤Tよりも小さな幅に形成されている。また、これらの孔41は、本体41の長手方向に直交する方向から見た場合には、90°の角度ごとに均等な位置関係で形成されている。また、長手方向においては、45°の角度だけ交互にずらして形成されている。
本体21は、密閉室27に取り付けられている。具体的には、本体21の孔41が全て密閉室27内に位置し、一端側固定部37と他端側固定部39とが密閉室27から突出するように取り付けられている。密閉室27は、本体21の一端側に配置された一端側保持摺動部43と、本体21の他端側に配置された他端側保持摺動部45と、カバー部46とを備えている。一端側保持摺動部43と他端側保持摺動部45は、それらの下部がベース部材35に固定されている。また、一端側保持摺動部43は、本体21の外周面とほぼ同じ内径を有する摺動部47を備え、他端側保持摺動部45も同様の摺動部49を備えている。これらの摺動部47,49は、本体21の外周面に密着された状態となる。後述するように本体21は回転されるが、その場合でも密閉室27の内部がカバー部46の周囲に対して閉塞された状態を維持できる。他端側保持摺動部45は、下部に粉吸引部25が形成されているが、ここには上述した吸引管26が連通接続される。なお、吸引装置13による吸引は、静圧で最大0.98kPa程度の吸引力であることが好ましい。
上述した第1保持部29は、次のように構成されている。本体21は、一端側固定部37の外周面に対してガイド部材51の内周面が固定して取り付けられている。ガイド部材51は、環状を呈する。ガイド部材51は、その外周側に配置されている保持部53に取り付けられている。保持部53は、その下部がベース部材35に固定されている。保持部53は、外周面に案内面55が形成されている。保持部53は、図4に示すように、中央部に開口が形成されており、正三角形の各頂点に相当する位置にベアリング57が設けられている。各ベアリング57は、案内面55に当接し、本体21がガイド部材51ごと回転することを許容する。
上述した第2保持部31は、次のように構成されている。本体21は、他端側固定部39の外周面に対してガイド部材59の内周面が固定して取り付けられている。ガイド部材59は、環状を呈している。ガイド部材59は、その外周側に配置されている保持部61に取り付けられている。保持部61は、ベース部材53に立設されている。保持部61は、外周面のうち密閉室27側に案内面63が形成されている。保持部61は、図3に示すように、正三角形の各頂点に相当する位置にベアリング65が設けられている。各ベアリング65は、案内面63に当接し、本体21がガイド部材59ごと回転することを許容する。また、ガイド部材59は、案内面63に隣接し、かつ、密閉室27の反対側の外周面に従動プーリ67が設けられている。
上述した駆動部33は、支持板69と、電動モータ71と、主動プーリ73と、タイミングベルト75とを備えている。支持板69は、保持部61の一端面に取り付けられ、保持部61の上方へ上部が突出した状態で取り付けられている。電動モータ71は、回転軸を、本体21の長手方向に合わせて横に向けた姿勢で支持板69に支持されている。電動モータ71の回転軸には、主動プーリ73が取り付けられている。主動プーリ73と従動プーリ67には、タイミングベルト75が掛け渡されている。
したがって、駆動部33の電動モータ71が駆動されると、主動プーリ73が回転され、タイミングベルト75を介してその回転が従動プーリ67に伝達され、ガイド部材51,59とともに本体21が回転中心C周りに回転される。このときの回転は、例えば、周波数が1Hz〜99Hz、揺動周期が1秒〜99秒の範囲であることが好ましい。
図6に示すように、除電機構9は、中空部材77と、放電開口部79と、放電針81と、先絞り案内部材83とを備えている。中空部材77は、受入部5側に形成された第1開口部85と、排出部7側に形成された第2開口部87と、第1開口部85と第2開口部87とを連通接続した通路89とを備えている。放電開口部79は、中空部材77の通路89に連通し、通路89の一部にのみ開口している。この放電開口部79には、コロナ放電を発生させるための放電針81が設けられている。放電針81は、先端部が第2開口部87に向けられた傾斜姿勢であって、先端部が放電開口部79から通路側に突出しない位置に取り付けられている。
先絞り案内部材83は、第1開口部85から放電開口部79に向かって内径が小さくなってゆくように形成されている。また、先絞り案内部材83は、先端側の外径が通路89の中心に向かって小さく形成され、放電開口部79を閉塞しないようになっている。
上記の先絞り案内部材83は、その先端部の位置が先絞り案内部材83の軸芯方向において、放電開口部79のうち第2開口部87側にあたる端部P1と、放電針81の先端部P2との間に位置するように構成されている。この先絞り案内部材83は、中空部材77に対して着脱自在に構成されている。
上述したように構成されている固形物の粉取り装置1によると、駆動部33により本体21を回転させつつ、受入部5から錠剤Tを投入する。投入された錠剤Tは、除電機構9により静電気が取り除かれる。回転されている本体21内を錠剤Tが転動すると、粉がふるい落とされるが、その粉は静電気により錠剤Tに再付着することなく、吸引部25を介して吸引装置13に吸引される。したがって、粉が除去された錠剤Tだけが排出部7から排出される。その結果、錠剤Tへの粉の再付着を防止しているので、粉の除去性能を高めることができる。なお、除電により錠剤Tへの粉の付着力を弱めているので、機械的な作用を弱くしても粉の除去性能を高くできる。したがって、錠剤Tへのダメージを少なくできる効果も期待できる。
ここで図7を参照する。なお、図7は、(a)、(b)は、除電による粉取りのメカニズムを説明する模式図である。
錠剤Tは、プラスイオンにより正に帯電し、粉PDがマイナスイオンにより負に帯電していると、静電気力により粉PDが錠剤Tに付着する(図7(a))。このとき除電機構9によりイオンバランスをとると、静電気が中和されるので、粉PDが錠剤Tから脱落する(図7(b))。
また、先絞り案内部材83により、放電開口部79に近い位置を錠剤Tが通過しないように、通路89の中央部だけに錠剤Tの通過経路を規制しているで、錠剤Tから脱落した粉が放電針81に付着するのを抑制できる。したがって、放電針81に粉が付着することに起因する除電性能の低下を抑制でき、長期間にわたって粉の除去性能を維持できる。
また、先絞り案内部材83の先端部の位置を、上述した位置P1とP2との間にすることにより、放電開口部79から放出されているイオンが十分に錠剤Tに吹き付けられなかったり、錠剤Tから脱落した粉が放電針81に付着して除電性能の低下を招いたりする不都合を回避できる。
さらに、先絞り案内部材83を着脱自在としているので、先絞り案内部材83だけを定期的に交換することにより、投入された錠剤Tに粉が付着するのを抑制できる。また、錠剤Tの特性や形状等に合わせて最適な形状の先絞り案内部材83に交換することにより、適切に除電できる効果を期待できる。
本発明は、上記実施形態に限られることはなく、下記のように変形実施することができる。
(1)上述した実施例では、除電機構9を受入部5側にのみ設けているが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、除電機構9と同じものを排出部7の近傍に設けるようにしてもよい。これにより錠剤Tが本体31を転動する際に除去しきれなかった粉や、転動することにより静電気を帯びて付着した粉を錠剤Tから脱落させることができる。したがって、粉の除去性能をさらに高めることができる。
(2)上述した実施例では、コロナ放電式の除電機構9を用いているが、本発明の除電機構9はこの方式の除電機構9に限定されるものではない。
(3)上述した実施例では、先絞り案内部材83を除電機構9に備えているが、この先絞り案内部材9は本発明に必須ではない。
(4)上述した実施例では、本体21を駆動部33で回転させる構成を採用しているが、本発明は本体21を軸芯周りに回転させることができれば、上述した駆動部33の構成に限定されるものではない。
(5)上述した実施例では、本体21に周方向に長軸を有する孔41を形成しているが、本体21の長手方向に長軸を有する孔を形成するようにしてもよい。
(6)上述した実施例では、本体21を駆動機構33により回転させているが、本発明は本体21を回転させることが必須ではない。したがって、駆動機構33を省略し、本体21を傾斜して設置させた状態で、錠剤Tを転動させるようにしてもよい。これによりコストを抑制することができる。
(7)上述した実施例では、固形物として錠剤Tを例にとって説明したが、本発明は固形物が錠剤Tに限定されるものではない。その他の固形物としては、例えば、射出成形などの製法で使用される樹脂材料(樹脂ペレット)や、成型後に個々に分離された樹脂成形品が挙げられる。樹脂成形品は、成形時に複数個が連結した状態であることが多いが、それらを分離すると、個々に分離された樹脂成形品に分離時に発生した樹脂粉が付着することがある。このようにして付着した樹脂粉は、静電気により付着して分離しづらいが、本発明によると、除電後に樹脂粉を除去するので、効率高く樹脂粉を樹脂成形品から除去することができる。
1 … 固形物の粉取り装置
3 … 粉取りドラム部
5 … 受入部
7 … 排出部
9 … 除電機構
13 … 吸引装置
25 … 吸引部
27 … 密閉室
33 … 駆動部
41 … 孔
57 … ベアリング
67 … 従動プーリ
71 … 電動モータ
73 … 主動プーリ
75 … タイミングベルト
77 … 中空部材
79 … 放電開口部
81 … 放電針
83 … 先絞り案内部材
89 … 通路
T … 錠剤
PD … 粉

Claims (6)

  1. 固形物に付着した粉を除去する固形物の粉取り装置において、
    筒状を呈する本体と、
    前記本体の一端側に設けられ、固形物を投入される受入部と、
    前記本体の他端側に設けられ、粉が除去された固形物を排出する排出部と、
    前記本体の下部に設けられ、粉を吸引する吸引装置に連通接続される吸引部と、
    前記受入部の近傍に設けられ、放電により固形物の除電を行う除電機構と、
    を備えていることを特徴とする固形物の粉取り装置。
  2. 請求項1に記載の固形物の粉取り装置において、
    前記除電機構は、
    前記受入部側に位置する第1開口部と、前記排出部側に位置する第2開口部とを有し、前記第1開口部と前記第2開口部とに連通した通路を備えた中空部材と、
    前記中空部材の外周面から前記通路に貫通し、前記通路の一部に開口した放電開口部と、
    前記第2開口部側へ先端部を向けた姿勢で前記放電開口部に設けられ、コロナ放電を発生させる放電針と、
    を備えていることを特徴とする固形物の粉取り装置。
  3. 請求項2に記載の固形物の粉取り装置において、
    前記除電機構は、
    前記第1開口部から前記放電開口部に向かって内径が小さくなってゆく先絞り案内部材を備えていることを特徴とする固形物の粉取り装置。
  4. 請求項3に記載の固形物の粉取り装置において、
    前記先絞り案内部材は、その先端部が、前記放電開口部の前記第2開口部側に相当する端部と前記放電針の先端部との間に位置することを特徴とする固形物の粉取り装置。
  5. 請求項3または4に記載の固形物の粉取り装置において、
    前記先絞り案内部材は、前記除電機構に着脱自在であることを特徴とする固形物の粉取り装置。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載の固形物の粉取り装置において、
    前記排出部の近傍に設けられ、放電により固形物の除電を行う除電機構をさらに備えていることを特徴とする固形物の粉取り装置。
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