JP2010272455A - 除湿除電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】被除電物(製品)が空気中の水分の付着により劣化するのを防ぎつつ、製品の静電気を除去することができる除湿除電装置を提供する。
【解決手段】部屋14と、部屋14に外気を除湿し供給する除湿機12と、部屋14と除湿機12とを接続する除湿ダクト16と、除湿ダクト16の部屋14と除湿機12との間に接続されるイオンを発生させるイオン発生器20と、から構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は除湿除電装置に係り、特に半導体製造工場やフラットパネルディスプレイを製造する製造工場のクリーンルーム内で発生する静電気を除去する除湿除電装置に関する。
従来、高性能化・高集積化が進む半導体デバイスや大型化が進むフラットパネルディスプレイの製造プロセスでは、静電気によるデバイスの破壊や塵埃の付着が問題となっている。
これらの静電気障害を防止するため、製造工程中の製造装置内部や搬送工程にイオンを含んだ空気を供給し、静電気を中和する除電装置が用いられる。また、このような製造プロセスでは、温度管理が重要である。
そこで、温度管理した空気をイオン化させる除電装置が提案されている(特許文献1参照)。
特許文献1に記載の除電装置は、温風又は冷風発生源からの温風又は冷風を、送風ダクト中に送り、送風ダクトの先端の吹出口より被除電物に供給することを特徴としている。
特開2003−36994号公報
しかしながら、特許文献1のような除電装置では、空気中の水分を取り除くことができないため、被除電物が空気中の水分の付着による劣化が問題となる有機デバイス等に対する静電気除去には適していないという問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、被除電物(製品)が空気中の水分の付着により劣化するのを防ぎつつ、製品の静電気を除去することができる除湿除電装置を提供することを目的とする。
本発明は、前記目的を達成するために、部屋と、前記部屋に外気を除湿し供給する除湿機と、前記部屋と前記除湿機とを接続する除湿ダクトと、前記除湿ダクトの前記部屋と前記除湿機との間に接続し、イオンを発生させるイオン発生器と、から構成されることを特徴とする除湿除電装置を提供する。
本発明によれば、外気を除湿する除湿機と除湿機が接続された部屋との間に、イオンを発生させるイオン発生器を配置することにより、部屋に除湿機で除湿された低露点空気とイオン発生器で発生されたイオンを供給することができるので、部屋内の被除電物(製品)が空気中の水分の付着により劣化するのを防ぎつつ、製品の静電気をイオンにより除去することができる。
この除湿除電装置において、前記除湿ダクトの前記除湿機と前記部屋との間の部分は、プラスイオンが添加されるプラスイオン除湿ダクトと、マイナスイオンが添加されるマイナスイオン除湿ダクトと、から成り、前記イオン発生器は、前記プラスイオン除湿ダクト途中に接続され、プラスイオンを発生させるプラスイオン発生器と、前記マイナスイオン除湿ダクト途中に接続され、マイナスイオンを発生させるマイナスイオン発生器と、から成ることが好ましい。
プラスイオンとマイナスイオンを別々のダクトで供給することで、ダクト内でのプラスイオンとマイナスイオンの再結合による減少を防ぐことができる。
また、本発明は、前記目的を達成するために、部屋と、前記部屋に外気を除湿し供給する除湿機と、前記部屋と前記除湿機とを接続する除湿ダクトと、前記部屋内の空気を循環する循環ダクトと、前記循環ダクトの途中に接続し、空気を循環させる送風機と、前記循環ダクトの前記送風機の下流に接続し、イオンを発生させるイオン発生器と、から構成されることを特徴とする除湿除電装置を提供する。
本発明によれば、部屋内の空気を循環する循環ダクトと、循環ダクト途中に接続し空気を循環させる送風機と、循環ダクトの送風機の下流に接続しイオンを発生させるイオン発生器を配置することにより、除湿機の給気風量を変えることなく、循環ダクトの風量を変化させることができるので、部屋に供給するイオン量を風量により変化させることができる。
この除湿除電装置において、前記循環ダクトは、プラスイオンが添加されるプラスイオン循環ダクトと、マイナスイオンが添加されるマイナスイオン循環ダクトと、から成り、前記イオン発生器は、前記プラスイオン循環ダクト途中に接続され、プラスイオンを発生させるプラスイオン発生器と、前記マイナスイオン循環ダクト途中に接続され、マイナスイオンを発生させるマイナスイオン発生器と、から成ることが好ましい。
部屋内の空気を循環させる際に、プラスイオンが添加されるプラスイオン循環ダクトと、マイナスイオンが添加されるマイナスイオン循環ダクトと、プラスイオン循環ダクト途中に接続しプラスイオンを発生させるプラスイオン発生器と、マイナスイオン循環ダクト途中に接続しマイナスイオンを発生させるマイナスイオン発生器と、を配置することにより、プラスイオンとマイナスイオンを別々のダクトで供給することができるので、ダクト内でのプラスイオンとマイナスイオンの再結合による減少を防ぐことができる。
更に、前記プラスイオン循環ダクトの風量を調整するプラスイオン送風機と、前記マイナスイオン循環ダクトの風量を調整するマイナスイオン送風機と、前記部屋内の除電対象物の表面電位を測定する表面電位計と、前記表面電位計での測定値を前記プラスイオン送風機及び前記マイナスイオン送風機に伝達する信号線と、を有し、前記測定値によって前記プラスイオン及び前記マイナスイオンが前記除電対象物に到達する量を前記プラスイオン送風機及び前記マイナスイオン送風機で調整することが好ましい。
プラスイオン循環ダクトの風量を調整するプラスイオン送風機と、マイナスイオン循環ダクトの風量を調整するマイナスイオン送風機と、部屋内の被除電物(製品)の表面電位を測定する表面電位計と、表面電位計の測定値をプラスイオン送風機及びマイナスイオン送風機に伝達する信号線と、を配置することにより、被除電物の表面電位によってプラスイオン及びマイナスイオンの量を調整することができるので、被除電物の表面電位を低く保つことができる。
本発明によれば、被除電物(製品)が空気中の水分の付着により劣化するのを防ぎつつ、製品の静電気を除去することができる除湿除電装置を提供することができる。
本発明の除湿除電装置の第1の実施形態を示す図 本発明の除湿除電装置の第1の実施形態の応用例を示す図 本発明の除湿除電装置の第2の実施形態を示す図 本発明の除湿除電装置の第2の実施形態の応用例を示す図 図4の除湿除電装置の制御系を詳しく示す図 イオン量と風量との関係を示す図 表面電位と風量との関係を示す図 図5の除湿除電装置で風量制御(調整)した場合の効果を示す図 プラスイオン発生器の一例を示す図
以下、添付図面に従って、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の除湿除電装置の全体構成を示す概略図である。
図1に示すように、本実施形態の除湿除電装置10は、主に、部屋14と、部屋14に外気を除湿し供給する除湿機12と、部屋14と除湿機12とを接続する除湿ダクト16と、除湿ダクト16の除湿機12と部屋14との間に接続された、イオンを発生させるイオン発生器20と、から構成されている。本実施形態において、イオン発生器20は、プラスイオンとマイナスイオンを放出する。
除湿機12から送られる低露点空気はイオン発生器20でイオン化され、除湿ダクト12を通って部屋14に送られる。部屋14内の製品22はイオンを含んだ低露点空気により静電気を除去される。部屋14内の空気は換気ダクト24を通って除湿機12に戻る。
このように、本発明では、部屋14と除湿機12との間にイオンを発生させるイオン発生器20を配置することにより、部屋14に低露点空気とイオンを供給することができるので、部屋14内の被除電物(製品)22が空気中の水分の付着により劣化するのを防ぎつつ、製品22の静電気をイオンにより除去することができる。
次に、本発明の別の実施態様について説明する。
図2の本実施形態の除湿除電装置30は、図1の除湿除電装置10において、除湿機と部屋との間の除湿ダクト16部分が、プラスイオンが添加されるプラスイオン除湿ダクト16aと、マイナスイオンが添加されるマイナスイオン除湿ダクト16bと、から成り、イオン発生器20が、プラスイオン除湿ダクト16a途中に接続されたプラスイオンを発生させるプラスイオン発生器20aと、マイナスイオン除湿ダクト16b途中に接続されたマイナスイオンを発生させるマイナスイオン発生器20bと、から成っている。
除湿機12から送られる低露点空気はプラスイオン発生器20aでプラスイオンを添加され、マイナスイオン発生器20bでマイナスイオンを添加される。プラスイオンはプラスイオン除湿ダクト16aで、マイナスイオンはマイナスイオン除湿ダクト16bで部屋14に送られる。これによりダクト内でのプラスイオンとマイナスイオンの再結合による減少はなくなる。部屋14内の製品22はイオンを含んだ低露点空気により静電気を除去される。部屋内の空気は換気ダクト24を通って除湿機12に戻る。
図2の除湿除電装置30のように、プラスイオンとマイナスイオンを別々のダクトで供給することで、ダクト内でのプラスイオンとマイナスイオンの再結合による減少を防ぐことができる。
更に、本発明の別の実施態様について説明する。
図3の本実施形態の除湿除電装置40は、主に、部屋14と、部屋14に外気を除湿し供給する除湿機12と、部屋と除湿機とを接続する除湿ダクト16と、部屋内の空気を循環する循環ダクト26と、循環ダクト26の途中に接続し空気を循環させる送風機28と、循環ダクト26において送風機28の下流に接続されたイオンを発生させるイオン発生器20と、から構成されている。除湿機12から送られる低露点空気は除湿ダクト16を通って、部屋14に送られる。部屋14内の空気は、循環ダクト26を通り、イオン発生器20でイオン化され、部屋14内に戻される。部屋14内の製品22はイオンを含んだ低露点空気により静電気を除去される。部屋14内の空気は換気ダクト24を通って除湿機12に戻る。
このように、図3の除湿除電装置40では、部屋内の空気を循環する循環ダクト26と、循環ダクト26途中に接続し空気を循環させる送風機28と、循環ダクト26の送風機28の下流に接続されたイオンを発生させるイオン発生器20を配置することにより、除湿機12の給気風量を変えることなく、循環ダクト26の風量を変化させることができるので、容易に部屋14に供給するイオン量を風量により変化させることができる。
図4の本実施形態の除湿除電装置50は、図3の除湿除電装置40において、循環ダクト26が、プラスイオンが添加されるプラスイオン循環ダクト26aと、マイナスイオンが添加されるマイナスイオン循環ダクト26bと、から成り、イオン発生器20が、プラスイオン循環ダクト26a途中に接続されたプラスイオンを発生させるプラスイオン発生器20aと、マイナスイオン循環ダクト26b途中に接続されたマイナスイオンを発生させるマイナスイオン発生器20bと、から成っている。
そして、図4の除湿除電装置50は、プラスイオン循環ダクト26aの風量を調整するプラスイオン送風機28aと、マイナスイオン循環ダクト26bの風量を調整するマイナスイオン送風機28bと、部屋14内の製品(除電対象物)22の表面電位を測定する表面電位計52と、表面電位計52での測定値をプラスイオン送風機28a及びマイナスイオン送風機28bに伝達する信号線54と、を有し、表面電位計52での測定値によってプラスイオン及びマイナスイオンが製品22に到達する量をプラスイオン送風機28a及びマイナスイオン送風機28bで調整することができるように構成されている。
部屋14内の空気を循環させる際に、図4のように、プラスイオンが添加されるプラスイオン循環ダクト26aと、マイナスイオンが添加されるマイナスイオン循環ダクト26bと、プラスイオン循環ダクト途中に接続しプラスイオンを発生させるプラスイオン発生器20aと、マイナスイオン循環ダクト途中に接続しマイナスイオンを発生させるマイナスイオン発生器20bと、を配置することにより、プラスイオンとマイナスイオンを別々のダクトで供給することができるので、ダクト内でのプラスイオンとマイナスイオンの再結合による減少を防ぐことができる。
また、プラスイオン循環ダクト26aの風量を調整するプラスイオン送風機28aと、マイナスイオン循環ダクト26bの風量を調整するマイナスイオン送風機28bと、部屋14内の被除電物(製品)22の表面電位を測定する表面電位計52と、表面電位計52の測定値をプラスイオン送風機28a及びマイナスイオン送風機28bに伝達する信号線54と、を配置することにより、被除電物(製品)の表面電位によってプラスイオン及びマイナスイオンの量を調整することができるので、被除電物の表面電位を低く保つことができる。
図5は、図4の本実施形態の除湿除電装置50を更に具体的な例を示した図である。ところで、プラスイオン発生器20aとマイナスイオン送風機28bで発生するプラスイオンとマイナスイオンの発生量は同じ印加電圧であっても一般的に異なることが知られている。したがって、プラスイオン送風機28aとマイナスイオン送風機28bで風量を同じように調整しても、プラスイオンとマイナスイオンとでは製品22に到達するイオン量が異なる。図6は、プラスイオンとマイナスイオンが風量に対してどの程度のイオン濃度になるかを調べたグラフである。イオン濃度は、もちろん、イオンを部屋14に吹き出す吹出口の高さにもよる。このように、予め図6のようにプラスイオン及びマイナスイオンの風量との関係を調べ、このデータを基に制御を行う。なお、この風量と製品22の表面電位との関係は図7のようになる。
具体的には、表面電位計52での測定値を読み取り、制御装置56で製品22の表面電位から除電するのに必要なプラスイオンとマイナスイオンの量を計算し、プラスイオン送風機28aとマイナスイオン送風機28bの風量を設定する。この風量の設定値からプラスイオン送風機28aとマイナスイオン送風機28bの風量を可変できるインバータ57a、57bの制御を、プラスイオンの制御装置56a、マイナスイオンの制御装置56bで行う。プラスイオンの制御装置56aとマイナスイオンの制御装置56bには、それぞれ風速計58a、58bで計測された実際の風量の値がフィードバックされる。フィードバックされた風量の値から、さらにインバータ57a、57bの制御を行い、所望の風量に設定される。制御装置56、56a、56bの制御方法としては、例えば、PID制御が採用される。
図8は、実際に図5の制御系54で制御したものとそうではないものとを比較したときの製品22の除電状態を示したグラフである。なお、ここで、製品22としてはガラス基盤1.2m×1.2mを用い、除湿機12では100m/hの風速で露点温度−90℃の空気を部屋22に送った。部屋22は2m×2m×2.8mHのドライブースとし、除湿ダクト16、プラスイオン循環ダクト26a、及び、マイナスイオン循環ダクト26bはドライエアダクトΦ100を用い、イオン発生器20a、20bでイオンを放電する放電線としてはタングステンΦ0.1mmを用いた。
そして、(i)プラスイオンの風量とマイナスイオンの風量をそれぞれ200m/hで固定して除電したもの、(ii)プラスイオンの風量を50m/h、マイナスイオンの風量を350m/hで固定して除電したもの、(iii)図5に示した制御系で風量制御したもの、について比較した。
図8から分かるように、(i)では除電するのに時間がかかり、(ii)では製品(ガラス基盤)に逆帯電してしまうが、(iii)では早く除電することができる。
以上説明したように、図1〜図4の除湿除電装置により、被除電物(製品)が空気中の水分の付着により劣化するのを防ぎつつ、製品の静電気を除去することができる。
なお、上記実施形態はあらゆる点で単なる例示にすぎない。これらの記載によって本発明は限定的に解釈されるものではない。本発明はその精神又は主要な特徴から逸脱することなく他のさまざまな形で実施することができる。
例えば、プラスイオン発生器20aやマイナスイオン発生器20bは、図9のように構成することもできる。
プラスイオン発生器20aやマイナスイオン発生器20bは、図9(a)に示すように、プラスイオン又はマイナスイオンを発生するイオン発生部58と、このイオン発生部58を内部に設置する放電部ダクト60と、放電部ダクト60の上流側に接続する上流部ダクト62と、放電部ダクト60の下流側に接続する下流部ダクト64と、放電部ダクト60に接続される放電部電源66と、上流部ダクト62に接続される上流部電源68と、下流部ダクト64に接続される下流部電源70と、から構成されている。なお、図9(a)は、イオン発生部58でプラスイオンを発生している図を示している。
ここで、図9のプラスイオン発生器20aは、プラスイオン除湿ダクト16a(プラスイオン循環ダクト26a)、放電部ダクト60、上流部ダクト62、下流部ダクト64のダクト径を同径とする。放電部ダクト60、上流部ダクト62、下流部ダクト64のダクト径を、プラスイオン除湿ダクト16a(プラスイオン循環ダクト26a)と同径にすることにより、プラスイオン発生器20aとプラスイオン除湿ダクト16a(プラスイオン循環ダクト26a)の接続部での気流の乱れやイオンのイオン発生チャンバ内面との接触が低減され、イオン量の減少を抑制することが可能となる。
そして、図9のプラスイオン発生器20aは、放電部ダクト60、上流部ダクト62、及び、下流部ダクト64の電圧を、それぞれのダクトに設けられた放電部電源66、上流部電源68、及び、下流部電源70で制御する。放電部ダクト60、上流部ダクト62、及び、下流部ダクト64の電圧制御により、放電部ダクト内、上流部ダクト内、及び、下流部ダクト内の電界を制御し、電界によりイオンにイオン搬送部ダクト方向の力を加えて、イオン量を増加させることができる。図9(a)のプラスイオン発生器20aは、図9(b)に示すように放電線であり、その放電線に設けられた高圧直流電源72によってプラスイオンを放出するように構成されている。この放電線は、放電部ダクト60の中心であって放電部ダクトの長さ方向に配置され、コロナ放電によりプラスイオンを発生する。
なお、放電部電源66、上流部電源68、及び、下流部電源70の電圧は、イオン発生部58でプラスイオンを発生するときには+1〜+5kVの範囲、マイナスイオンを発生するときには−1〜−5kVの範囲が好ましい。また、プラスイオン発生器20a又はマイナスイオン発生器20bが放電線の場合、高圧直流電源72の電圧は、プラスイオンを発生するときには+6〜+30kVの範囲、マイナスイオンを発生するときには−6〜−30kVの範囲が好ましい。プラスイオン又はマイナスイオンを発生させる方法としては、図9では放電線を用いているが、放電針や平面電極などの他の形状の放電電極を用いても良い。
10…除湿除電装置、12…除湿機、14…部屋、16…除湿ダクト、16a…プラスイオン除湿ダクト、16b…マイナスイオン除湿ダクト、20…イオン発生器、20a…プラスイオン発生器、20b…マイナスイオン発生器、22…製品、24…換気ダクト、26…循環ダクト、26a…プラスイオン循環ダクト、26b…マイナスイオン循環ダクト、28…送風機、28a…プラスイオン送風機、28b…マイナスイオン送風機、30…除湿除電装置、40…除湿除電装置、50…除湿除電装置、52…表面電位計、54…信号線(制御系)、60…放電部ダクト、62…上流部ダクト、64…下流部ダクト、66…放電部電源、68…上流部電源、70…下流部電源、72…高圧直流電源

Claims (5)

  1. 部屋と、
    前記部屋に外気を除湿し供給する除湿機と、
    前記部屋と前記除湿機とを接続する除湿ダクトと、
    前記除湿ダクトの前記部屋と前記除湿機との間に接続し、イオンを発生させるイオン発生器と、
    から構成されることを特徴とする除湿除電装置。
  2. 前記除湿ダクトの前記除湿機と前記部屋との間の部分は、
    プラスイオンが添加されるプラスイオン除湿ダクトと、
    マイナスイオンが添加されるマイナスイオン除湿ダクトと、から成り、
    前記イオン発生器は、
    前記プラスイオン除湿ダクト途中に接続し、プラスイオンを発生させるプラスイオン発生器と、
    前記マイナスイオン除湿ダクト途中に接続し、マイナスイオンを発生させるマイナスイオン発生器と、から成ることを特徴とする請求項1に記載の除湿除電装置。
  3. 部屋と、
    前記部屋に外気を除湿し供給する除湿機と、
    前記部屋と前記除湿機とを接続する除湿ダクトと、
    前記部屋内の空気を循環する循環ダクトと、
    前記循環ダクトの途中に接続し、空気を循環させる送風機と、
    前記循環ダクトの前記送風機の下流に接続し、イオンを発生させるイオン発生器と、から構成されることを特徴とする除湿除電装置。
  4. 前記循環ダクトは、
    プラスイオンが添加されるプラスイオン循環ダクトと、
    マイナスイオンが添加されるマイナスイオン循環ダクトと、から成り、
    前記イオン発生器は、
    前記プラスイオン循環ダクト途中に接続し、プラスイオンを発生させるプラスイオン発生器と、
    前記マイナスイオン循環ダクト途中に接続し、マイナスイオンを発生させるマイナスイオン発生器と、から成ることを特徴とする請求項3に記載の除湿除電装置。
  5. 前記プラスイオン循環ダクトの風量を調整するプラスイオン送風機と、
    前記マイナスイオン循環ダクトの風量を調整するマイナスイオン送風機と、前記部屋内の除電対象物の表面電位を測定する表面電位計と、
    前記表面電位計での測定値を前記プラスイオン送風機及び前記マイナスイオン送風機に伝達する信号線と、を有し、
    前記測定値によって前記プラスイオン及び前記マイナスイオンが前記除電対象物に到達する量を前記プラスイオン送風機及び前記マイナスイオン送風機で調整することを特徴とする請求項4に記載の除湿除電装置。
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