JP2011056325A - X線ct装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】検出素子から読み出される電気信号の具備すべき読出し速度を低下させて回路設計の容易化や電気信号のノイズの低減を実現することが可能なX線CT装置を提供する。
【解決手段】X線CT装置20は、X線発生ユニット22と、放射線検出器23とを備える。放射線検出器23は、スライス方向及びチャンネル方向に複数配置された検出素子と、前記検出素子から電気信号を読み出す読出回路と、複数の前記検出素子に接続され、前記検出素子から読み出される前記電気信号の電荷を蓄積する複数の積分アンプと、前記複数の積分アンプに接続され、複数の前記検出素子から読み出される複数の前記電気信号をA/D変換する複数のA/D変換器と、を備え、前記複数の検出素子から前記積分アンプにより読み出される前記電気信号は、前記A/D変換器における読出し時間分だけ時間差を設け読み出される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、X線を検出するための複数の検出素子を2次元状に備え、スイッチにより検出素子からの電気信号を時分割して読み出すX線CT装置に関する。
従来、被検体である患者にX線を照射して、その透過X線を検出して被検体内部の構造を可視化して断層画像を生成する装置としてX線CT装置がある(例えば特許文献1参照)。
医療用のX線CT装置では、X線管から被検体に様々な方向からX線を照射し、被検体を挟んでこれに対向する位置に置かれた放射線検出器によって透過してきたX線を吸収し、最終的には電気信号化する。この信号は、透過X線の強度を反映する信号であり、このデータをもとに被検体の断層画像を再構成処理し、表示装置に表示する。
例えば、第3世代のX線CT装置では、X線管と放射線検出器とが被検体の体軸とほぼ垂直な平面内を回転運動し、X線管から被検体に照射されて透過したX線が放射線検出器により検出され、さらに検出されたX線検出信号がデータ収集装置に与えられることによりデータが収集される。そして、1周期(180゜程度、あるいは、360゜程度)の回転で、回転平面内の断層画像を1枚再構成して表示する。
このため、放射線検出器は検出器ブロックを回転平面内に円弧状に多数、密に配置して構成される。そして、各検出器ブロックは、データ収集装置と接続される。検出器ブロックとして、2次元フォトダイオードアレイ検出器ブロックがしばしば使用される。
図17は、従来の2次元フォトダイオードアレイ検出器ブロックの模式図であり、図18は図17に示す従来の2次元フォトダイオードアレイ検出器ブロック1の側面図である。尚、図17では、シンチレータの図示を省略してある。
2次元フォトダイオードアレイ検出器ブロック1は、1周期のデータ収集で複数の断面のデータを収集できるように、基板2上に複数の検出素子3を放射線検出器の回転方向である行方向(チャンネル方向C)および体軸方向である列方向(スライス方向A)に配置して構成される。
各検出素子3はシンチレータ4とフォトダイオード(PD:photo diode)5とで構成される。通常、シンチレータ4とフォトダイオード5の素子数は等しく、シンチレータ4に入射したX線が可視光に変換され、フォトダイオード5で電気信号に変換される。さらに、フォトダイオード5で変換された電気信号は、放射線検出器の回転平面内により多数の2次元フォトダイオードアレイ検出器ブロック1を配置するために、体軸方向であるスライス方向Aの一方あるいは双方から取り出されて図示しないデータ収集装置に導かれる。
そのため、各フォトダイオード5は、それぞれワイヤボンディング6により複数の積分器7と接続され、各フォトダイオード5からの電気信号は各積分器7に与えられる。さらに各積分器7は、ワイヤボンディング6によりMUX(Multiplexer)等の共通のスイッチ8と接続され、スイッチ8は基板上のFPC(Flexible printed circuit board)等の回路基板9と接続される。
すなわち、すべての検出素子3をデータ収集装置と1対1に接続すると、検出素子3のアクティブエリアS1が減少する一方、配線領域S2が増加して基板2の実装上あるいは配線上困難となる。つまり、ワイヤボンディング6の数が制限される。そこで、各フォトダイオード5からの電気信号は各積分器7に蓄積されてスイッチ8によりスライス方向Aに時分割されて順次FPC等の回路基板9に出力される。そして、回路基板9により電気信号は図示しないデータ収集装置に導かれる。
さらに、検出素子3が増えると配線領域S2の制約により、検出素子3自体のスペースの確保が困難になってきた。そこで、配線パターンを改良した2次元フォトダイオードアレイ検出器ブロックが提案される。
図19は、従来の配線パターンを改良した2次元フォトダイオードアレイ検出器ブロックの模式図である。尚、図19では、シンチレータの図示を省略してある。
図19に示す2次元フォトダイオードアレイ検出器ブロック1Aでは、基板2上に2次元のマトリックス状に複数の検出素子3を配置して構成される。各検出素子3のフォトダイオード5の出力側には、それぞれ個別にトランジスタスイッチ10が設けられる。そして、同じ行に属するフォトダイオード5は、トランジスタスイッチ10を介して共通の信号線11と接続される一方、同じ列に属するフォトダイオード5のトランジスタスイッチ10は、共通の制御線12と接続される。
この2次元フォトダイオードアレイ検出器ブロック1Aでは、図示しない検出素子3のシンチレータにX線が入射して光に変換され、フォトダイオード5により光が電気信号に変換される。さらに電気信号は、一旦フォトダイオード5に電荷として蓄積される。そして、各制御線12からは、順次スイッチ制御信号が列方向の各トランジスタスイッチ10に与えられてアクティブにされる。すなわち、同じ列に属するフォトダイオード5からはパラレルに、同じ行に属するフォトダイオード5からは順次列方向(スライス方向A)に時分割された電気信号がトランジスタスイッチ10を介して信号線11に出力される。
つまり、図19に示す2次元フォトダイオードアレイ検出器ブロック1Aは、トランジスタスイッチ10を個別にフォトダイオード5に設けて信号線11を共通化することにより、信号線11の本数を低減させたものである。
図20は、従来の2次元フォトダイオードアレイ検出器ブロック1,1Aにおける検出素子3と読出し回路との接続方法を示す図であり、図21は図20に示す従来の各検出素子3からの電気信号の読出し時刻を示す模式図である。
図17あるいは図19にそれぞれ示された2次元フォトダイオードアレイ検出器ブロック1,1Aにより出力される電気信号は、例えば図20に示すように検出素子3が16列に配置された2次元フォトダイオードアレイ検出器ブロック1,1Aにおいて、ある行に着目すると、各検出素子3からの電気信号は共通の積分アンプ13を経由して時分割された後、読出し回路のA/D変換器14によりA/D変換されて読み出される。すなわち、図21に示すように、読出時刻を軸とすると16個の検出素子3からの各電気信号Dはシーケンシャルに列順に積分アンプ13を経由して読出し回路で読み出される。
そして、同様に各行の検出素子3からパラレルに列方向(スライス方向A)に時分割されて読み出された電気信号が回路基板およびデータ収集装置を経由して画像再構成装置に与えられ、画像再構成装置において被検体の断層画像が再構成される。
特開2001−242253号公報
従来の2次元フォトダイオードアレイ検出器ブロック1,1Aでは、電気信号が検出素子の列数に応じて時分割されるため、検出素子の列数が多くなるほど全ての列に属する検出素子からの電気信号を読み出すために多くの時間が必要となる。
特に、積分アンプ13では、各検出素子3からの電気信号が積分処理のために一定時間、電荷として蓄えられるため、積分アンプ13における電荷蓄積時間が、各検出素子3からの電気信号の読出し時間の増加に対して支配的であると考えられる。
しかし、一般に2次元フォトダイオードアレイ検出器ブロックの各検出素子からの電気信号の読出しに要する時間は、一定時間内に制約される。このため、電気信号の読出時間を一定として検出素子の列数を増加させると、検出素子の列数の増加に伴って単位列当たりの電気信号の読出時間をより短く、すなわちより高速に電気信号の読出しを行わなければならないこととなる。
例えば、仮に放射線検出器で1秒間に900回データ収集を行う場合には、1.111msで1回分のデータを収集する必要がある。このため、検出素子が16列の場合には、1.111msで16列の検出素子から電気信号を読み出すことが要求され、1列当たりの読出し速度は、0.069msとなる。
このような、電気信号の読出しの高速化に伴って2次元フォトダイオードアレイ検出器ブロックにおける電気信号の読出回路の動作が困難となり、ノイズが増加するのみならず、得られた電気信号を用いて生成される断層画像の画質が低下するという問題がある。換言すれば、2次元フォトダイオードアレイ検出器ブロックの基板に配置可能な検出素子の列数は、制約を受けることになる。
本発明はかかる従来の事情に対処するためになされたものであり、検出素子から読み出される電気信号の具備すべき読出し速度を低下させて回路設計の容易化や電気信号のノイズの低減を実現することが可能なX線CT装置を提供することを目的とする。
本発明に係るX線CT装置は、上述の目的を達成するために、請求項1に記載したように、被検体にX線を照射するX線発生ユニットと、前記被検体を透過した前記X線を検出する放射線検出器とを備え、前記放射線検出器は、スライス方向及びチャンネル方向に複数配置された検出素子と、前記検出素子から電気信号を読み出す読出回路と、複数の前記検出素子に接続され、前記検出素子から読み出される前記電気信号の電荷を蓄積する複数の積分アンプと、前記複数の積分アンプに接続され、複数の前記検出素子から読み出される複数の前記電気信号をA/D変換する複数のA/D変換器と、を備え、前記複数の検出素子から前記積分アンプにより読み出される前記電気信号は、前記A/D変換器における読出し時間分だけ時間差を設け読み出されることを特徴とするものである。
本発明に係るX線CT装置においては、検出素子から読み出される電気信号の具備すべき読出し速度を低下させて回路設計の容易化や電気信号のノイズの低減を実現することができる。
本発明に係るX線CT装置の第1の実施形態を示すブロック図。 図1に示すX線CT装置のX線管および放射線検出器の模式図。 図2に示す2次元フォトダイオードアレイ検出器ブロックの詳細構成を示す斜視図。 図3に示す2次元フォトダイオードアレイ検出器ブロックの上面図。 図2に示す2次元フォトダイオードアレイ検出器ブロックにおける検出素子と読出回路との接続方法を示す概念図。 図5に示す各積分アンプによる各検出素子からの電気信号の読出し時刻を示す模式図。 図5に示す各検出素子から電気信号を読み出す場合における列と時刻との関係を示す図。 図3に示す2次元フォトダイオードアレイ検出器ブロックに設けられるスイッチ回路の回路構成の一例を示す模式図。 図5に示す2次元フォトダイオードアレイ検出器ブロックにおいて、検出素子からの電気信号の読出方向を変化させた場合の例を示す模式図。 図9に示す各積分アンプによる各検出素子からの電気信号の読出し時刻を示す模式図。 図9に示す読出方向で各検出素子から電気信号を読み出す場合における列と時刻との関係を示す図。 本発明に係るX線CT装置の第2の実施形態を示すブロック図。 図12に示す各積分アンプによる各検出素子からの電気信号の読出し時刻を示す模式図。 図1に示すX線CT装置によりスライス厚0.5mmのX線検出データを得る場合に放射線検出器からA/D変換器に出力される電気信号の順序を示す図。 図1に示すX線CT装置によりスライス厚1.0mmのX線検出データを得る場合に放射線検出器からA/D変換器に出力される電気信号の順序を示す図。 図1に示すX線CT装置20Aによりスライス厚2.0mmのX線検出データを得る場合に放射線検出器23からA/D変換器53に出力される電気信号の順序を示す図。 従来の2次元フォトダイオードアレイ検出器ブロックの模式図。 図17に示す従来の2次元フォトダイオードアレイ検出器ブロックの側面図。 従来の配線パターンを改良した2次元フォトダイオードアレイ検出器ブロックの模式図。 従来の2次元フォトダイオードアレイ検出器ブロックにおける検出素子と読出し回路との接続方法を示す図。 図20に示す従来の各検出素子からの電気信号の読出し時刻を示す模式図。
本発明に係るX線CT装置の実施の形態について添付図面を参照して説明する。
図1は、本発明に係るX線CT装置の第1の実施形態を示すブロック図である。
X線CT装置20は、架台21aにX線発生ユニットとしてのX線管22と放射線検出器23とを寝台21bを挟んで対向配置して設けて構成される。X線管22と放射線検出器23との間は撮影領域とされ、寝台21bには図示しない被検体がセットされる。
X線管22は、X線制御・高電圧発生装置24と接続される。X線制御・高電圧発生装置24はX線管22に所要の電力を印加することによりX線管22を制御する機能を有する。
架台・寝台21は架台・寝台駆動制御装置25と接続される。架台・寝台駆動制御装置25は架台・寝台21に制御信号を与えることにより、架台・寝台21の位置を制御する機能を有する。
放射線検出器23は複数の検出素子を備え、各検出素子から読み出される電気信号を切り換えるためのスイッチ回路26と、このスイッチ回路26を制御するためのスイッチ制御回路27が設けられる。また、放射線検出器23はデータ収集装置28と接続され、データ収集装置28にはデータ記憶装置29が接続される。さらに、データ収集装置28およびデータ記憶装置29は画像再構成装置30と接続される。
放射線検出器23はX線管22から照射され、被検体を透過したX線を各検出素子により検出して電気信号としてデータ収集装置28に与える機能を有する。
データ収集装置28は、放射線検出器23から受けた電気信号をディジタル信号に変換するとともに、必要な各種処理を施すことによりX線検出データを生成する機能、生成したX線検出データをデータ記憶装置29に書き込む機能、X線検出データを画像再構成装置30に与える機能を有する。
画像再構成装置30は、データ収集装置28から受けたX線検出データあるいはデータ記憶装置29から読み込んだX線検出データに画像再構成処理を施すことにより被検体の画像データを生成する機能を有する。
さらに、データ収集装置28、データ記憶装置29、画像再構成装置30、架台・寝台駆動制御装置25、X線制御・高電圧発生装置24は、CPU(Central Processing Unit)31と接続される。また、CPU31には、操作部32、画像処理装置33、画像記憶装置34、画像表示部35が接続される。
CPU31には、予め各種プログラムが読み込まれ、操作部32から操作情報を受けて架台・寝台駆動制御装置25およびX線制御・高電圧発生装置24に制御信号を与えて制御する機能や、データ収集装置28、データ記憶装置29、画像再構成装置30から画像データやX線検出データを入力して、各種データ処理を行った後、データ記憶装置29、画像記憶装置34に記録したり画像処理装置33や画像表示部35に与える機能を有する。
画像処理装置33は、CPU31から画像データを受けて各種画像処理を施した後、画像記憶装置34に記録する機能、あるいは画像表示部35に与えて表示させる機能を有する。
図2は、図1に示すX線CT装置20のX線管22および放射線検出器23の模式図、図3は、図2に示す2次元フォトダイオードアレイ検出器ブロックの詳細構成を示す斜視図、図4は図3に示す2次元フォトダイオードアレイ検出器ブロックの上面図である。
X線管22と放射線検出器23とは、被検体の体軸方向(スライス方向A)とほぼ垂直な平面内であるチャンネル方向Cに回転運動できるような位置に対向配置される。放射線検出器23は2次元フォトダイオードアレイ検出器ブロック40を回転方向に円弧状に多数、密に配置して構成される。そして、各2次元フォトダイオードアレイ検出器ブロック40は、図1に示すデータ収集装置28と接続される。
2次元フォトダイオードアレイ検出器ブロック40は、プリント配線板(PCB:printed circuit board)等の基板41上に複数の検出素子42をチャンネル方向Cおよびスライス方向Aに配置して構成される。図3および図4は、スライス方向Aに16列の検出素子42を有する2次元フォトダイオードアレイ検出器ブロック40の例であり、チャンネル方向Cの検出素子42の数は簡単のため4行として示した。
各検出素子42は、シンチレータ43とフォトダイオード44とで構成され、X線を検出して電気信号に変換する機能を有する。通常、シンチレータ43とフォトダイオード44の素子数は等しい。シンチレータ43は、検出素子42に入射したX線を光に変換してフォトダイオード44に与える機能を有し、フォトダイオード44は、シンチレータ43から受けた光を電気信号に変換する機能を有する。
ここで、フォトダイオード44で変換された電気信号は、放射線検出器23の回転方向により多数の検出器ブロックを配置するために、体軸方向の一方あるいは双方から取り出してデータ収集装置28に導く必要がある。そのため、各フォトダイオード44は、ワイヤボンディング45等の接続手段により基板41上の読出回路と接続される。
しかし、検出素子42が多い場合には、すべての検出素子42をデータ収集装置28と1対1に接続すると、検出素子42のアクティブエリアが減少する一方、配線領域が増加して基板41の実装上あるいは配線上困難となる。そこで、2次元フォトダイオードアレイ検出器ブロック40の任意の部位には、任意の配線パターンで複数の検出素子42から読み出される電気信号を切り換えるためのスイッチ回路26と、このスイッチ回路26を制御するためのスイッチ制御回路27が設けられる。
そして、スイッチ制御回路27からスイッチ回路26にスイッチ制御信号を与えて制御することにより電気信号を読み出す検出素子42を切り換えることができるように構成される。つまり、複数の検出素子42からの電気信号をスイッチ回路26により時分割して共通の読出回路に導くことができる。
尚、スイッチ制御回路27は、検出器ブロックの外部に設けてもよい。
図5は、図2に示す2次元フォトダイオードアレイ検出器ブロック40における検出素子42と読出回路との接続方法を示す概念図であり、図6は図5に示す各積分アンプ51による各検出素子42からの電気信号の読出し時刻を示す模式図である。
2次元フォトダイオードアレイ検出器ブロック40において、読み出される電気信号の時分割の対象となる各検出素子42は、複数の読出ブロックに分割され、各検出素子42は読出回路50と接続される。さらに、読出回路50は、データ収集装置28と接続される。
読出回路50は、読出ブロックの数に応じた数の複数の積分アンプ51およびセレクタ52を備えている。また、データ収集装置28には、A/D変換器53が備えられる。そして、同一の読出ブロックに属する各検出素子42は共通の積分アンプ51と接続される。さらに、各積分アンプ51は、共通のセレクタ52と接続され、セレクタ52はデータ収集装置28のA/D変換器53と接続される。また、各積分アンプ51には、それぞれアンプ制御器54が設けられる。
尚、この2次元フォトダイオードアレイ検出器ブロック40では、電気信号の読出しの時分割は行ごとに列方向に行われるため、ここではある行において列方向に複数の読出ブロックに分割した例を示す。
図5は、16列の検出素子42を有する2次元フォトダイオードアレイ検出器ブロック40において、各検出素子42を列方向に4つの読出ブロック(Block1、Block2、Block3、Block4)に分割して各読出ブロックに属する検出素子42をそれぞれ4つの積分アンプ51(AMP1、AMP2、AMP3、AMP4)と接続した例である。
そして、単一の読出ブロックに属する各検出素子42から読み出す電気信号はスイッチ回路26により切り換え可能であり、かつ各読出ブロックと接続されるそれぞれの読出回路50の各積分アンプ51は並列動作可能に構成される。そして、各読出ブロック内では、スイッチ回路26による切り換えで、図5に示すように各検出素子42から列順に一定の読出方向で電気信号が各積分アンプ51に読出される。
各積分アンプ51では、それぞれ各検出素子42からの電気信号を増幅するために電荷が蓄積され、所定の電荷が蓄積されるとセレクタ52に電気信号が出力される。セレクタ52では、各積分アンプ51から受けた電気信号が切換えられてデータ収集装置28のA/D変換器53にシーケンシャルに出力される。さらに、データ収集装置28のA/D変換器53において各検出素子42から受けた電気信号が順次ディジタル化され、読出回路50における後段の回路に出力される。
ここで、アンプ制御器54は、各積分アンプ51からセレクタ52に電気信号が出力された際に、各積分アンプ51に既に蓄積された電荷を任意のタイミングでクリア(初期状態)にし、各積分アンプ51に新たに電荷を蓄積させる。このため、ある積分アンプ51に既に蓄積された電荷をクリアにするタイミングを単一の検出素子42からの電荷が当該積分アンプ51に蓄積された時点とすれば、検出素子42ごとに電気信号が生成され、複数の検出素子42からの電荷が当該積分アンプ51に蓄積された時点とすれば、複数の検出素子42から蓄積された電荷により単一の電気信号が生成されることとなる。
尚、スイッチ回路26は、検出素子42ごとに設けてもよいが、結果として検出素子42の切り換え機能が備えられれば、検出素子42から離れた任意の部位に設けることができる。図5では、簡単のため、各検出素子42にスイッチ回路26が設けられているとして概念的に図示してある。
図6において、横軸は電気信号の読出時刻を示す。図6に示すように、読出ブロック(Block1、Block2、Block3、Block4)ごとに各列に属する検出素子42から電気信号(1、2、・・・、16)をシーケンシャルにスイッチ回路26により切り換えて各積分アンプ51(AMP1、AMP2、AMP3、AMP4)で読出すことができる。すなわち、Block1に属する検出素子42と接続された積分アンプ51(AMP1)では、列1、列2、列3、列4の4つの列に属する検出素子42からの電気信号がシーケンシャルに読み出される。
また、Block2に属する検出素子42と接続された積分アンプ51(AMP2)では、列5、列6、列7、列8の4つの列に属する検出素子42からの電気信号がシーケンシャルに読み出される。Block3、Block4についても同様である。
さらに、スイッチ制御回路27からスイッチ回路26に与えられるスイッチ制御信号により、読出ブロックごとに検出素子42からの電気信号の積分アンプ51における読出時刻を調整することができる。
積分アンプ51において読み出された電気信号は、後段のセレクタ52を経由してデータ収集装置28のA/D変換器53においてディジタル化されるが、A/D変換器53は、複数の積分アンプ51に対して共通に設けられるため、A/D変換器53には各積分アンプ51からの電気信号がシーケンシャルに出力される。従って、A/D変換器53において電気信号を順次ディジタル化するために、共通のA/D変換器53に各積分アンプ51から出力される電気信号には時間差を設ける必要がある。
そこで、例えば、Block2に属する最初に読み出すべき列5に属する検出素子42からの電気信号の読出時刻を、Block1に属する最初に読み出すべき列1に属する検出素子42からの電気信号の読出時刻と次に読み出すべき列2に属する検出素子42からの電気信号の読出時刻との間に設定すれば、少なくともA/D変換器53における電気信号の読出しに必要な時間Δtを確保することができる。
そうすると、A/D変換器53における電気信号の読出しに必要な時間Δtは、各積分アンプ51における電荷の蓄積に必要な時間tに比べて短いため、各積分アンプ51において電荷が部分的に並行して、並列に蓄積されることとなる。この結果、読出回路50全体としては、電気信号の読出し時間を低減することができる。
Block3、Block4についても同様に電気信号の読出時刻をシフトさせると、結果として、図5に示す2次元フォトダイオードアレイ検出器ブロック40の行からの電気信号の列方向の読出順序は、図6に示すように列1、列5、列9、列13、列2、・・・、列16となる。
尚、ここでは、単一の検出素子42から積分アンプ51に電気信号が読み込まれる度に、当該積分アンプ51に蓄積された電荷をクリアにする例について説明したが、隣接する複数の検出素子42からの電気信号が積分アンプ51に読み込まれた時点で当該積分アンプ51に蓄積された電荷をクリアにしてもよい。積分アンプ51に蓄積された電荷をクリアにするタイミングの制御は前述のようにアンプ制御器54によって行うことができる。
このように、隣接する複数の検出素子42からの電気信号が積分アンプ51に読み込まれた時点で当該積分アンプ51からA/D変換器53に出力し、当該積分アンプ51に蓄積された電荷をクリアにすれば、スライス厚に応じたタイミングでの電気信号の読み込みが可能となる。すなわち、スライス方向Aに隣接する複数の検出素子42からの電荷から単一の電気信号を形成すれば、検出素子42の数に応じたスライス厚のX線検出データを得ることができる。
例えば、単一の検出素子42からスライス厚が0.5mmのX線検出データが収集可能である場合に、スライス方向Aに隣接する2つの検出素子42からの電荷が積分アンプ51に蓄積された時点で電気信号をA/D変換器53に出力して積分アンプ51に蓄積された電荷をクリアにするように構成すれば、スライス厚1mm分のX線検出データを得ることができる。
図7は、図5に示す各検出素子42から電気信号を読み出す場合における列と時刻との関係を示す図である。
図7において、縦軸は電気信号の読出時刻を示し、横軸は電気信号を読み出す検出素子42が属する列を示す。各検出素子42は列方向に読出ブロックに分割され、読出ブロックごとに並列動作されるため、図7に示すように、時刻とともに列が増加する右上がりの直線が読出ブロックの数だけ存在することとなる。また、読出ブロックごとに読出時刻がシフトされるため、各直線は読出ブロックに応じて時刻方向にシフトした直線となる。
図8は、図3に示す2次元フォトダイオードアレイ検出器ブロック40に設けられるスイッチ回路26の回路構成の一例を示す模式図である。尚、図8では、シンチレータ43の図示を省略してある。
2次元フォトダイオードアレイ検出器ブロック40は、例えば基板41上に2次元のマトリックス状に複数の検出素子42を配置して構成される。図8はスライス方向Aに16列の検出素子42を有する2次元フォトダイオードアレイ検出器ブロック40の例であり、チャンネル方向Cの検出素子42の数は簡単のため3行として示した。
また、2次元フォトダイオードアレイ検出器ブロック40にはスイッチ回路26として、各検出素子42のフォトダイオード44の出力側に、それぞれ個別にトランジスタスイッチ60が設けられる。さらに、各検出素子42は、スライス方向Aに複数の読出ブロック(Block1、Block2、Block3、Block4)に分割され、例えば4列ごとに4つの読出ブロックに分割される。そして、共通の読出ブロック内において同じ行に属するフォトダイオード44は、トランジスタスイッチ60を介して共通の信号線61と接続される一方、同じ列に属するフォトダイオード44のトランジスタスイッチ60は、共通の制御線62と接続される。
各制御線62は、スイッチ制御回路27と接続される。スイッチ制御回路27は、スイッチ回路26を構成する各トランジスタスイッチ60に各制御線62を介してスイッチ制御信号を与えることにより共通の制御線62と接続された同一の列に属する各トランジスタスイッチ60を任意のタイミングでアクティブにする機能を有する。このため、異なる読出ブロックに属する複数の制御線62にスイッチ制御信号を与えて、複数の列および行に属するスイッチ回路26をアクティブにすることができる。そして、異なる読出ブロックに属するトランジスタスイッチ60を並列動作させて複数の列および行に属するフォトダイオード44から同時に電気信号を読出すことができる。さらに、スイッチ制御信号のタイミングを制御することにより、共通の読出ブロックに属するフォトダイオード44からの電気信号については、列方向に時分割することができる。
尚、2次元フォトダイオードアレイ検出器ブロック40に設けられるスイッチ回路26の回路構成は、図8に示す回路パターンに限らず、例えば従来の2次元フォトダイオードアレイ検出器ブロック1と同様に積分器とMUX等のスイッチとを組み合わせて構成してもよい。
次に、X線CT装置20の作用について説明する。
まず予め図示しない被検体が寝台21bにセットされる。そして、操作部32に入力された操作情報がCPU31に与えられ、CPU31に予め読み込まれた各種プログラムが実行されて制御信号が架台・寝台駆動制御装置25およびX線制御・高電圧発生装置24に与えられる。すなわち、CPU31からの制御信号により架台・寝台駆動制御装置25およびX線制御・高電圧発生装置24が制御され、操作部32において指定された位置に寝台21bが駆動せしめられて、指定された条件でX線がX線管22から被検体に照射される。
被検体に照射されたX線は、被検体を透過して図2に示すような放射線検出器23の各2次元フォトダイオードアレイ検出器ブロック40に入射する。すなわち、例えば図3、図4または図8に示すような各2次元フォトダイオードアレイ検出器ブロック40の基板41上にスライス方向Aおよびチャンネル方向Cに2次元状に配置された複数の検出素子42のシンチレータ43に被検体を透過したX線が入射する。
各シンチレータ43は、入射したX線を光に変換してフォトダイオード44に与え、フォトダイオード44は、シンチレータ43から受けた光を電気信号に変換する。さらに、図8に示すような各2次元フォトダイオードアレイ検出器ブロック40の場合には、変換された電気信号が一旦フォトダイオード44に電荷として蓄積される。
一方、スイッチ制御回路27から各読出ブロックにおける読出回路50側の列に属するトランジスタスイッチ60に、予め定められた所要の遅延時間を伴って制御線62を介してスイッチ制御信号が与えられる。例えばBlock1、Block2、Block3、Block4の列1、列5、列9、列13にそれぞれ属する各トランジスタスイッチ60に順次スイッチ制御信号が与えられ、トランジスタスイッチ60がアクティブにされる。
このときの、すなわち異なる読出ブロックに属するトランジスタスイッチ60間に与えられるスイッチ制御信号の遅延時間は、少なくともA/D変換器53における電気信号の読出しに必要な時間Δtが確保できるように設定することができる。
この結果、列1、列5、列9、列13にそれぞれ属する各フォトダイオード44から順に電気信号が読み出される。
次に、各読出ブロックにおいて電気信号の読出しが完了した列に隣接する列に属するトランジスタスイッチ60に、すなわち、列2、列6、列10、列14にそれぞれ属する各トランジスタスイッチ60にスイッチ制御回路27から所要の遅延時間を伴って制御線62を介してスイッチ制御信号が与えられる。
このときの、すなわち共通の読出ブロックに属するトランジスタスイッチ60間に与えられるスイッチ制御信号の遅延時間は、積分アンプ51における電荷の蓄積に必要な時間tが確保できるように設定することができる。
さらに、同様なスイッチ制御回路27からのスイッチ制御信号によるトランジスタスイッチ60の制御により各読出ブロックのトランジスタスイッチ60が並列動作し、結果として、図6に示すような読出順序で、フォトダイオード44から積分アンプ51に電気信号が読み出される。すなわち、異なる読出ブロックのフォトダイオード44からは読出時刻をシフトさせて部分的に並列に、共通の読出ブロックのフォトダイオード44からは時分割されてシーケンシャルに電気信号が信号線61を介して積分アンプ51に読み出される。
つまり、16列のフォトダイオード44からの電気信号が4つの積分アンプ51(AMP)により分担して読み出される。このため、1回のデータ収集において、1つの積分アンプ51(AMP)あたり4列のデータ収集を行えばよいこととなる。従って、例えば、仮に放射線検出器23で1秒間に900回データ収集を行う場合には、1.111msで1回分のデータを収集する必要があるため、1つの積分アンプ51(AMP)あたり1.111msで4列の検出素子42から電気信号を読み出すことが要求され、1列当たりの読出し速度は、0.069msとなる。
すなわち、図5または図8に示す2次元フォトダイオードアレイ検出器ブロック40を備えた放射線検出器23では、X線の検出信号である電気信号の読出速度を従来の2次元フォトダイオードアレイ検出器ブロック1、1Aを備えた放射線検出器において要求される電気信号の読出速度よりも低減させることができる。
また、図5または図8に示す2次元フォトダイオードアレイ検出器ブロック40を備えた放射線検出器23では、共通の読出ブロックにおける複数のフォトダイオード44がトランジスタスイッチ60を介して共通の信号線61と接続されるため、信号線61の本数を低減させて検出素子42のアクティブエリアの減少および配線領域の増加を抑え、基盤上の実装や配線を容易とすることができる。この結果、電気信号のノイズを低減させることもできる。
このようにしてトランジスタスイッチ60の制御により順次フォトダイオード44から読み出された電気信号は、ワイヤボンディング45により基板41上の読出回路50に設けられた積分アンプ51に与えられる。
各積分アンプ51では、各読出ブロックに属するフォトダイオード44からそれぞれ読み出された電気信号の電荷が蓄積される。そして、セレクタ52の動作により、予め定められた読み出し順序に従って各積分アンプ51から電気信号が順次図1に示すデータ収集装置28のA/D変換器53に放射線検出器23の出力であるX線検出信号として出力される。
データ収集装置28は、放射線検出器23のから受けた電気信号をA/D変換器53によりディジタル信号に変換するとともに、必要な各種処理を施すことによりX線検出データを生成する。そして、1周期(180゜程度、あるいは、360゜程度)の回転で、回転平面内におけるX線検出データが収集される。収集されたX線検出データはデータ記憶装置29に書き込まれて保存される。
さらに、画像再構成装置30は、データ収集装置28からX線検出データを受けて、あるいはデータ記憶装置29からX線検出データを読み込んで、画像再構成処理を施すことにより被検体の画像データを再構成する。再構成された画像データは、CPU31に与えられて各種データ処理が施されて画像記憶装置34に記録される。また、必要に応じて画像処理装置33において、画像データには各種画像処理が施される。
そして最終的に生成された被検体の断層画像を示す画像データは、画像表示部35に与えられて表示される。ここで、画像データの生成に用いられる電気信号は、放射線検出器23におおける信号線61の本数の低減や基板41上の実装の簡易化によりノイズが低減されるため、画質の劣化が低減される。
次に、X線CT装置20の変形例について説明する。
図5に示すように読出ブロックごとに検出素子42をスイッチ回路26により共通の積分アンプ51と接続した2次元フォトダイオードアレイ検出器ブロック40において、図6に示すように、各読出ブロックにおける検出素子42からの電気信号の読出し順序を列順として同方向とした場合、すなわち積分アンプ51に近い側の列から電気信号を読み出すと、隣接する列に属する検出素子42からの電気信号の読出時刻のずれが大きくなる場合がある。
例えば、16列の検出素子42を4列ずつ4つの読出ブロック(Block1、Block2、Block3、Block4)に分割した場合、各読出ブロックにおいて最初に読み出される列1、列5、列9、列13の読出時刻と最後に読み出される列4、列8、列12、列16の読出時刻との差は、約1view分の時間(1.111ms)となる。
このため、隣接する列(列4と列5、列8と列9、列12と列13)における読出時刻がサンプリングの約1周期分シフトすることとなり、このようなサンプリングにより収集された電気信号から画像データを生成すると画質の低下に繋がる恐れがある。
そこで、この問題を解決するために、単一の読出ブロックにおける各列に属する検出素子42からの電気信号の読出方向、すなわち読出順序を調節して、隣接する列に属する検出素子42からの電気信号の読出時刻の差が小さくなるように設定することができる。そのために、スイッチ回路26に与えられるスイッチ制御信号の順序を変更する機能をスイッチ制御回路27に備えることができる。
図9は、図5に示す2次元フォトダイオードアレイ検出器ブロック40において、検出素子42からの電気信号の読出方向を変化させた場合の例を示す模式図である。
図9に示すように、隣接する読出ブロックにおいて互いに電気信号の読出方向が逆方向となるように、スイッチ制御回路27からスイッチ回路26に与えられるスイッチ制御信号により電気信号の読出方向を制御することができる。すなわち、例えば、Block1では、列1、列2、列3、列4の順に電気信号が読み出され、Block1に隣接するBlock2では、Block1における電気信号の読出方向と逆方向の列8、列7、列6、列5の順に電気信号が読み出される。
図10は、図9に示す各積分アンプ51による各検出素子42からの電気信号の読出し時刻を示す模式図である。
図10において、横軸は電気信号の読出時刻を示す。図9に示す読出方向で各読出ブロックの列別に各検出素子42から電気信号を読み出すと、読出しの対象となる列と読出時刻との関係並びに読出される列の順序は図10に示すようになる。
すなわち、Block1からは積分アンプ51(AMP1)により列1、列2、列3、列4の順に電気信号がシーケンシャルに読み出され、Block2からは積分アンプ51(AMP2)により列8、列7、列6、列5の順に電気信号がシーケンシャルに読み出される。同様にBlock3からはBlock1と同方向、Block4からはBlock2と同方向にそれぞれ電気信号が積分アンプ51(AMP3、AMP4)により読み出される。
さらに、各読出ブロックのおける電気信号の読出時刻は互いにシフトされ、Block1、Block2、Block3、Block4の順に並列に電気信号が読み出されるように設定される。この結果、図9に示す2次元フォトダイオードアレイ検出器ブロック40の行からの電気信号の列方向の読出順序は、図10に示すように列1、列8、列9、列16、列2、・・・、列16となる。特にBlock1において最後に読み出される列4の次に読み出される列はBlock2に属する列5に、Block2において最初に読み出される列8の次に読み出される列はBlock3に属する列9に、Block3において最後に読み出される列12の次に読み出される列はBlock4に属する列13になる。
すなわち、隣接する列から電気信号を読み出す際の読出時刻の差が、より小さくなるように、電気信号の読出順序ないし読出方向がスイッチ制御回路27からスイッチ回路26に与えられるスイッチ制御信号により制御される。
図11は、図9に示す読出方向で各検出素子42から電気信号を読み出す場合における列と時刻との関係を示す図である。
図11において、縦軸は電気信号の読出時刻を示し、横軸は電気信号を読み出す検出素子42が属する列を示す。各検出素子42は列方向に読出ブロックに分割され、隣接する読出ブロックごとに互いに異なる読出方向で並列動作されるため、図11に示すように、時刻とともに列が増加する右上がりの直線と、時刻とともに列が減少する左上がりの直線とが読出ブロックの数だけ交互に存在することとなる。また、読出ブロックごとに読出時刻がシフトされるため、各直線は読出ブロックに応じて時刻方向にシフトした直線となる。
そして、このようにして読み出された電気信号がデータ収集装置28に与えられてディジタル信号に変換されてX線検出データが生成され、さらに画像再構成装置30における画像再構成処理により画像データが再構成される。この際、放射線検出器23の隣接する列に属する検出素子42からの電気信号が、より短い時間差で読み出されてX線検出データとして画像データの再構成に用いられるため、画像データの画質低下が抑制される。
以上のようなX線CT装置20および放射線検出器23によれば、検出素子42から読み出される電気信号の具備すべき読出し速度を低下させて回路設計の容易化や電気信号のノイズの低減を実現することができる。
すなわち、放射線検出器23において2次元的に配置された検出素子42にスイッチ回路26を設けるとともに列方向に読出ブロックに分割し、異なる読出ブロック間ではスイッチ回路26を並列動作させることによりパラレルに電気信号を読み出す一方、同一の読出ブロック内では電気信号をスイッチ回路26により時分割してシーケンシャルに読み出す構成としたため、電気信号の読出しに利用される信号線61の本数を低減しつつ、積分アンプ51の1つあたりの読出対象となる検出素子42の数を減らして電気信号の読出しに要求される読出回路50の動作速度を低減させることができる。
この結果、放射線検出器23の回路設計の平易化と電気信号のノイズの低減を実現することができる。さらに、電気信号の読出しに要求される速度を低下させることができるため、物理的な制約が緩和されて、2次元フォトダイオードアレイ検出器ブロック40や検出素子42をより密に配置させて、後段のデータ収集装置28と信号線61により接続することが可能となる。
また、この際、2次元フォトダイオードアレイ検出器ブロック40に積分器等の特別な演算回路を設けることなく、スイッチ回路26の制御タイミングの調整のみで、アナログ的に簡易に電気信号の読出時刻や読出順序を調整し、各検出素子42から読み出された電気信号の加算処理等の各種処理を実行することができる。逆に積分器等の電荷−電圧変換回路を検出素子42近傍に設ければ、回路スペースの削減と応答速度の向上、ノイズ性能の向上を図ることもできる。
また、電気信号の読出方向を読出ブロックごとに変更することで、隣接する列に属する検出素子42からの電気信号の読出時刻のずれを少なくして、画像データの画質劣化を軽減することができる。
図12は、本発明に係るX線CT装置の第2の実施形態を示すブロック図である。
図12に示された、X線CT装置20Aでは、検出素子42および積分アンプ51の数および検出素子42の読出ブロックへの分割方法が図1に示すX線CT装置20と相違する。他の構成および作用については図1に示すX線CT装置20と実質的に異ならないため検出素子42、積分アンプ51および関連する構成要素のみ図示し、同一の構成については同符号を付して説明を省略する。
X線CT装置20Aの放射線検出器23は、検出素子42を480列×24行に2次元状に配置した複数の2次元フォトダイオードアレイ検出器ブロック40により構成される。尚、図12は、単一の行に着目した図である。
そして、検出素子42はスライス方向Aに複数の、例えば2つのA/D変換ブロックに分割される。さらに、各A/D変換ブロックに属する検出素子42が複数の、例えば4つの読出ブロック(Block1,Block2,Block3,Block4)に分割される。但し、読出ブロックは、スライス方向Aに隣接する検出素子42のグループのみならず、スライス方向Aに隣接しない検出素子42のグループも属するように設定される。この結果、検出素子42は合計8つの読出ブロックに分割される。
図12は、4つの隣接する検出素子42を1つの素子グループとして、隣接する素子グループを順に互いに異なる4つの読出ブロックに割り当てた例である。従って、隣接する4つの検出素子42で構成されるとびとびの素子グループが共通の読出ブロックに属することとなる。
各読出ブロックに属する検出素子42は、スイッチ回路26によって切換可能に共通の積分アンプ51と接続される。このため、積分アンプ51の数は、読出ブロックの数と同数となる。さらに、一方のA/D変換ブロックに属する検出素子42と接続された各積分アンプ51は、共通のセレクタ52を介して切換可能に共通のA/D変換器53と接続される。同様に、他方のA/D変換ブロックに属する検出素子42と接続された各積分アンプ51は、共通のセレクタ52を介して切換可能に別の共通のA/D変換器53と接続される。
また、各積分アンプ51には、それぞれアンプ制御器54が設けられ、各積分アンプ51に蓄積された電荷を任意のタイミングでクリアにすることができる。
そして、X線CT装置20Aでは、例えば一方のA/D変換ブロックに属する検出素子42からの電気信号の積分アンプ51への読出し方向と、他方のA/D変換ブロックに属する検出素子42からの電気信号の積分アンプ51への読出し方向が互いに逆向きとされる。
図13は、図12に示す各積分アンプ51による各検出素子42からの電気信号の読出し時刻を示す模式図である。
図13の横軸は時間を示す。図13に示すようにそれぞれのA/D変換ブロックに属する検出素子42からの電気信号は、各積分アンプ51により読み出されるが、共通の読出ブロックからの電気信号は時分割されて読み出される一方、異なる読出ブロックからの電気信号は並列に読み出される。また、共通のA/D変換ブロックに属する検出素子42から各積分アンプ51により読み出される電気信号には、A/D変換器53における読出し時間分だけ時間差Δtが設けられる。一方、異なるA/D変換ブロックに属する検出素子42から各積分アンプ51により読み出される電気信号はそれぞれ別のA/D変換器53に出力されるため時間差Δtは不要である。
また、異なるA/D変換ブロックに属し、かつ互いに近くに配置された検出素子42(具体的には241列および240列に属する検出素子42)によって得られるX線検出データに生じる時間差が低減されるように、異なるA/D変換ブロックに属する検出素子42からの電気信号の読出し方向は互いに逆向きとされている。
このようなX線CT装置20Aによれば、複数のA/D変換器53を設けるとともに検出素子42をスライス方向AにA/D変換ブロックに分割した上で、更に複数の読出ブロックに分割した構成であるため、A/D変換ブロック別かつ読出ブロックごとに並列に積分アンプ51によって検出素子42からの電気信号を読み出すことができる。このため、図1に示すX線CT装置20と同様に、より実用的かつ多数列の2次元フォトダイオードアレイ検出器ブロック40からの電気信号をより短時間で読み出すことができる。
また、X線CT装置20Aでは、図1に示すX線CT装置20と同様に、積分アンプ51に蓄積された電荷をクリアにするタイミングをアンプ制御器54により制御すれば、放射線検出器23においてスライス厚に応じたX線検出データを得ることができる。
図14は、図13に示すX線CT装置20Aによりスライス厚0.5mmのX線検出データを得る場合に放射線検出器23からA/D変換器53に出力される電気信号の順序を示す図、図15は、図13に示すX線CT装置20Aによりスライス厚1.0mmのX線検出データを得る場合に放射線検出器23からA/D変換器53に出力される電気信号の順序を示す図、図16は、図13に示すX線CT装置20Aによりスライス厚2.0mmのX線検出データを得る場合に放射線検出器23からA/D変換器53に出力される電気信号の順序を示す図である。
このスライス厚は、スキャン条件として設定されるものであり、この設定されたスライス厚に応じて各検出素子42のスイッチ、積分アンプ51、セレクタ52等の制御シーケンスが切り替えられる。
図14、図15、図16において各セルは検出素子42を示し、セル内の数字は、A/D変換器53に出力される電気信号の順序を示す。すなわち、図14、図15、図16は、480列×24行の検出素子42を2次元的に配置した模式図である。尚、ここでは、単一の検出素子42によりスライス厚0.5mmのX線検出データを検出することが可能であると仮定する。
図14に示すように積分アンプ51に電荷を与える検出素子42がスイッチ回路26の動作によって切り換る度に、積分アンプ51から電気信号を順次A/D変換器53に出力し、積分アンプ51に蓄積された電荷をアンプ制御器54によりクリアにすれば、A/D変換器53では、1つの検出素子42に蓄積された電荷に相当する電気信号が順に読み出される。従って、図14に示すようなタイミングおよび順序で電気信号をA/D変換器53に出力すればスライス厚が0.5mmのX線検出データを得ることができる。
また、図15に示すように積分アンプ51に電荷を与える検出素子42がスイッチ回路26の動作によって2回切換る度に、積分アンプ51から電気信号を順次A/D変換器53に出力し、積分アンプ51に蓄積された電荷をアンプ制御器54によりクリアにすれば、A/D変換器53では、スライス方向Aに隣接する2つの検出素子42に蓄積された電荷の積分値に相当する1つの電気信号が順に読み出される。従って、図15に示すようなタイミングおよび順序で電気信号をA/D変換器53に出力すればスライス厚が1mmのX線検出データを得ることができる。
同様に、図16に示すように積分アンプ51に電荷を与える検出素子42がスイッチ回路26の動作によって4回切換る度に、積分アンプ51から電気信号を順次A/D変換器53に出力し、積分アンプ51に蓄積された電荷をアンプ制御器54によりクリアにすれば、A/D変換器53では、スライス方向Aに隣接する4つの検出素子42に蓄積された電荷の積分値に相当する1つの電気信号が順に読み出される。従って、図16に示すようなタイミングおよび順序で電気信号をA/D変換器53に出力すればスライス厚が2mmのX線検出データを得ることができる。
尚、スライス厚が1mmおよび2mmのX線検出データを得る場合、各検出素子42から積分アンプ51に読み出される電気信号の順序は、図15に示す順序と同じ順序となる。
このように、A/D変換器に出力される電気信号のタイミングを調整すれば、所望のスライス厚のX線検出データを容易に得ることができる。
尚、以上の各実施形態のX線CT装置20、20Aにおいて、スライス方向Aに隣接する検出素子42から積分アンプ51により読み出される電気信号の時間ずれを低減するために、検出素子42を電荷を蓄積する第1の蓄積素子および第2の蓄積素子で構成することができる。そして、第1の蓄積素子で一旦電荷を蓄積させた後、第1の蓄積素子から第2の蓄積素子に同時または小さい時間差で転送し、積分アンプ51が第2の蓄積素子から電気信号を読み出すように構成することもできる。
また、第2の実施形態におけるX線CT装置20Aにおいて、積分アンプ51による電気信号の読出し方向をA/D変換ブロックごとに逆向きに変えるようにしたが、読出ブロックの境界付近における電気信号の読み出し時刻が互いに近くなるように隣接する読出ブロックごとに電気信号の読出し方向を逆向きに変えるようにしてもよい。このような電気信号の読出し方向とすれば、スライス方向により時間差の小さいX線検出データを得ることができる。
20 X線CT装置
21 架台・寝台
21a 架台
21b 寝台
22 X線管
23 放射線検出器
24 X線制御・高電圧発生装置
25 架台・寝台駆動制御装置
26 スイッチ回路
27 スイッチ制御回路
28 データ収集装置
29 データ記憶装置
30 画像再構成装置
31 CPU
32 操作部
33 画像処理装置
34 画像記憶装置
35 画像表示部
40 2次元フォトダイオードアレイ検出器ブロック
41 基板
42 検出素子
43 シンチレータ
44 フォトダイオード
45 ワイヤボンディング
50 読出回路
51 積分アンプ
52 セレクタ
53 A/D変換器
54 アンプ制御器
60 トランジスタスイッチ
61 信号線
62 制御線

Claims (1)

  1. 被検体にX線を照射するX線発生ユニットと、
    前記被検体を透過した前記X線を検出する放射線検出器とを備え、
    前記放射線検出器は、
    スライス方向及びチャンネル方向に複数配置された検出素子と、
    前記検出素子から電気信号を読み出す読出回路と、
    複数の前記検出素子に接続され、前記検出素子から読み出される前記電気信号の電荷を蓄積する複数の積分アンプと、
    前記複数の積分アンプに接続され、複数の前記検出素子から読み出される複数の前記電気信号をA/D変換する複数のA/D変換器と、を備え、
    前記複数の検出素子から前記積分アンプにより読み出される前記電気信号は、前記A/D変換器における読出し時間分だけ時間差を設け読み出されることを特徴とするX線CT装置。
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