JP5481260B2 - X線ct装置 - Google Patents

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Description

本発明は、被検体を透過したX線を検出して画像再構成を行うことにより被検体の画像を生成するX線CT(computed tomography)技術に係り、特に、画像再構成に必要な被検体の透過X線情報をデジタルデータとして収集するデータ収集装置(DAS:data acquisition system)を備えたX線CT装置に関する。
近年のX線CT装置が備えるX線検出器は、X線検出素子が2次元配列されて成るX線検出素子アレイを用いて構成される。X線検出素子アレイは、X線検出器の回転方向であるチャンネル方向のみならず、チャンネル方向と交わるスライス方向(列方向)においてもX線検出素子の数が増加する傾向にある。
X線CT装置では、各X線検出素子で生成されたX線検出信号(電気信号)は、DAS(特許文献1参照)でQV(quantum of electric charge)変換、増幅、及びAD(analog to digital)変換等の各種信号処理が施されて投影データとなり、この投影データが画像再構成処理を経てX線診断画像となって表示装置に映し出される。
図10は、従来のX線CT装置の構成例を示す図である。
図10は、従来のX線CT装置のX線検出素子(PD)9X、及びDAS6Xを示す。図10は、X線検出素子アレイ上の24個のX線検出素子9Xが1つのQVチップ(図10中の太線)を共有し、かつ、4個のX線検出素子9Xが1つのQVアンプ及び1つのAD変換器を共有する構造例を示すものである。
DAS6Xは、QVアンプユニット12X、AD変換器ユニット13X、第1信号経路14X、及び第2信号経路15Xを有する。
QVアンプユニット12Xは、複数のICチップとしてのQVチップを有し、QVチップ毎に複数のQVアンプを有する。図10には、第1のQVチップに有する6つのQVアンプ(QV1〜QV6)と、第2のQVチップに有する6つのQVアンプ(QV7〜QV12)とのみを図示している。各QVアンプは、X線検出素子9Xで生成され被検体を透過した透過X線の強度を反映する電気信号を電圧信号に変換して増幅する。
AD変換器ユニット13Xは、複数のAD変換器を有する。図10には、12個のAD変換器(ADC1〜ADC12)のみを図示している。各AD変換器は、QVアンプで生成される電圧信号をデジタル信号に変換する。
第1信号経路14Xは、各X線検出素子9XからQVアンプユニット12に至る信号経路を形成する。第2信号経路15Xは、QVアンプユニット12XからAD変換器ユニット13Xに至る経路を形成する。すなわち、DAS6Xは、X線検出素子9Xごとに信号経路(第1信号経路14X→QVアンプユニット12X→第2信号経路15X→AD変換器ユニット13X)を形成し、透過X線が持つ情報をデジタルデータとして収集する。
ここで、DAS6Xは、構造簡素化等を図るため、同列でチャンネル方向に連続する24(M=24)個のX線検出素子9Xが、QVアンプユニット12Xの1つのQVチップを共有する。第m(m=1,2,…,M)チャンネルかつ第n(n=1,2,…,N)列のX線検出素子9Xを素子[m,n]と表現する。例えば、図10に示すように、素子[1,1]〜[24,1]が、1つのQVチップを共有する。
また、DAS6Xは、構造簡素化等を図るため、同列でチャンネル方向に連続する4個のX線検出素子9Xが、QVアンプユニット12Xの1つのQVアンプを共有する。例えば、図10に示すように、素子[1,1]〜[4,1]が、QVアンプユニット12XのQV1を共有する。
さらに、DAS6Xは、構造簡素化等を図るため、同列でチャンネル方向に連続する4個のX線検出素子9Xが、AD変換器ユニット13Xの1つのAD変換器を共有する。例えば、図10に示すように、素子[1,1]〜[4,1]が、AD変換器ユニット13Xの1つのADC1を共有する。
一般に、DAS6XのQVアンプやAD変換器などの回路毎に信号処理特性が異なる。したがって、同列でチャンネル方向に連続する4個のX線検出素子9XによるQVアンプの共有構造を採用すると、同一のQVアンプでは信号処理特性が同一である。また、DAS6Xは、QVチップなどのICチップ毎に信号処理特性が大きく異なる。したがって、同列で24個のチャンネルのX線検出素子9XによるQVチップの共有構造を採用すると、異なるQVチップ間の2個のQVアンプ(例えば、QV1とQV7)では信号処理特性が大きく異なるが、同一のQVチップ内の2個のQVアンプ(例えば、QV1とQV2)では、信号処理特性が小さく異なる(類似する)。
図11及び図12は、従来のX線CT装置の構成例を示す図である。
図11及び図12は、従来のX線CT装置のX線検出素子9Y、及びDAS6Yを示す。図11及び図12は、X線検出素子アレイ上の16個のX線検出素子9Yが1つのQVチップ(図11及び図12中の太線)を共有し、かつ、4個のX線検出素子9Yが1つのADチップ(図11及び図12中の太線)を共有し、1個のX線検出素子9Yが1つのQVアンプ及び1つのAD変換器に対応する構造例を示すものである。
DAS6Yは、QVアンプユニット12Y、AD変換器ユニット13Y、第1信号経路14Y、及び第2信号経路15Yを有する。
ここで、DAS6Yは、同チャンネルで列方向に連続する16(N=16)個のX線検出素子9Yが、QVアンプユニット12Yの1つのQVチップを共有する。例えば、図11に示すように、素子[1,1]〜[1,16]が、1つのQVチップを共有する。
加えて、DAS6Yは、同チャンネルで列方向に連続する4個のX線検出素子9Yが、AD変換器ユニット13Yの1つのADチップを共有する。例えば、図11に示すように、素子[1,1]〜[1,4]が、1つのADチップを共有する。
また、DAS6Yは、1個のX線検出素子9Yが、1つのQVアンプのみに対応する。例えば、図11に示すように、素子[1,1]のみが、QVアンプユニット12YのQV1を共有する。
さらに、DAS6Yは、1個のX線検出素子9Xが、1つのAD変換器のみに対応する。例えば、図11に示すように、素子[1,1]のみが、AD変換器ユニット13YのADC1に対応する。
特開2006−15065号公報
一般に、図10乃至図12に示すDAS6X,6Yは、QVチップなどのICチップ毎に信号処理特性が大きく異なる。したがって、複数のX線検出素子9XによるQVチップの共有構造を採用すると、異なるQVチップ間の2個のQVアンプ(例えば、図10に示すQV1とQV7)では信号処理特性が大きく異なり、同一のQVチップ内の2個のQVアンプ(例えば、図10に示すQV1とQV2)では、信号処理特性が類似する。
つまり、図10に示すDAS6Xでは、X線検出素子アレイ上の同列でチャンネル方向に連続する4個のX線検出素子9Xのグループについては同一の信号処理特性の下で処理が行われる。かつ、DAS6Xでは、前記グループに隣接するグループについては、同一のQVチップで信号処理されるので、類似する信号処理特性の下で処理が行なわれる。また、図10に示すDAS6Xでは、X線検出素子アレイ上の同列でチャンネル方向に連続する4個のX線検出素子9Xのグループについては、同一のQVチップ及び同一のADチップで信号処理されるので、類似する信号処理特性の下で処理が行なわれる。よって、図10乃至図12に示すDAS6X,6Yでは、X線検出素子アレイ上で信号処理特性の偏在が生じるため、アーチファクトが目立って現れやすい。
第3世代のX線CT装置では、X線検出素子アレイのチャンネルは表示視野(FOV:field of view)の中心チャンネルを挟んで折り返して使用される。このとき、中心付近のチャンネル領域(特に、10チャンネル〜20チャンネル)にあっては、折り返して使用されるチャンネルが制限されることとの関係上、DASの信号処理特性の偏在に起因するアーチファクトが目立って現れるようになる。
近年広く採用される多列型のX線検出素子アレイを用いて1回のスキャンで行う画像再構成では、このようなアーチファクトが特に目立ちやすくなる傾向があり、アーチファクトの解消対策が求められている。このアーチファクトを解消する1つの方法として、DASを構成するQVチップ、ADチップ、QVアンプ、及びAD変換器等の信号処理特性をすべて揃える方法が考えられるが、現状の技術では極めて困難であると共にX線CT装置のコストアップが必至となり、現実的ではない。
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、DASの信号経路の共有構造を採用する場合において、DASの各信号経路の信号処理特性を均一に揃えることなく、その信号処理特性のばらつきに起因するアーチファクトを低減できるX線CT装置を提供することを目的とする。
本発明に係るX線CT装置は、上述した課題を解決するために、マトリクス状に配置される複数のX線検出素子と、複数のアンプを有するアンプユニットと、前記複数のX線検出素子と前記アンプユニットとを接続する第1の接続部と、複数のAD変換器を有するAD変換器ユニットと、前記アンプユニットと前記AD変換器ユニットとを接続する第2の接続部と、を有するX線CT装置において、前記複数のX線検出素子の1つのX線検出素子毎に、又は、隣り合う複数のX線検出素子からなるグループ毎に、前記アンプユニットの信号処理特性及び前記AD変換器ユニットの信号処理特性のうち少なくとも1つを異ならせるように、前記複数のX線検出素子と前記アンプユニットとを接続し、前記アンプユニットと前記AD変換器ユニットとを接続する。
本発明に係るX線CT装置によると、DASの信号経路の共有構造を採用する場合において、DASの各信号経路の信号処理特性を均一に揃えることなく、その信号処理特性のばらつきに起因するアーチファクトを低減できる。
図1は、第1乃至第7実施形態のX線CT装置の概略構成を示す図。 図1に示す第1乃至第7実施形態のX線CT装置の部分詳細図。 第1実施形態のX線CT装置におけるDASの構成を示す図。 第2実施形態のX線CT装置におけるDASの構成を示す図。 第3実施形態のX線CT装置におけるDASの構成を示す図。 第4実施形態のX線CT装置におけるDASの構成を示す図。 第5実施形態のX線CT装置におけるDASの構成を示す図。 第6実施形態のX線CT装置におけるDASの構成を示す図。 第7実施形態のX線CT装置におけるDASの構成を示す図。 従来のX線CT装置の構成例を示す図。 従来のX線CT装置の構成例を示す図。 従来のX線CT装置の構成例を示す図。
本発明に係るX線CT装置の実施形態について、添付図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態のX線CT装置の概略構成を示す図である。図2は、第1実施形態のX線CT装置Uの部分詳細図である。
本実施形態のX線CT装置Uは、ガントリ(回転架台)1およびコンソール2を備える。ガントリ1は、X線管3、高電圧発生装置4、X線検出器5およびDAS(データ収集装置)6を有する。
X線管3およびX線検出器5は、寝台装置(図示省略)に載置された被検体Pを挟んで対向配置され、被検体Pの体軸方向(スライス方向D1:図2参照)とほぼ直交するチャンネル方向D2に回転可能に構成される。
X線管3は、遠隔制御される高電圧発生装置4から所要の管電圧の供給受け、360°回転方向の任意回転位置から管電圧に応じたエネルギーのX線を被検体Pに向かって放射する。
X線検出器5は、複数のX線検出素子アレイ7が円弧状に且つチャンネル方向に密に配置されて構成される。各X線検出素子アレイ7は、プリント配線板(PCB:printed circuit board)の基板8上に複数のX線検出素子9が2次元配列されて成る。なお、各X線検出素子アレイ7は、X線検出素子9を、チャンネル方向D2にM(M=1,2,…)チャンネル、スライス方向D1にN(N=1,2,…)列配置する。以下、1つのX線検出素子アレイ7に含まれる第m(m=1,2,…,M)チャンネルかつ第n(n=1,2,…,N)列のX線検出素子9を素子[m,n]と表現する。図3〜図5では、1つのX線検出素子アレイ7がX線検出素子9を、チャンネル方向D2に24(M=24)チャンネル配置する場合について説明する。図6〜図9では、1つのX線検出素子アレイ7がX線検出素子9を、チャンネル方向D2に24(M=24)チャンネル、列方向D1に16(N=16)列配置する場合について説明する。
X線検出器5の各X線検出素子9は、シンチレータ10とフォトダイオード11を組み合わせたペアで構成される。各X線検出素子9は、X線管3から放射され被検体Pを透過した透過X線を検出し、透過X線の強度を反映する電気信号を生成する。各X線検出素子9は、1つ1つが独立してDAS6に接続される。なお、シンチレータ10は、X線検出素子9に入射したX線を光に変換してフォトダイオード11に与える機能を有する。また、フォトダイオード11は、シンチレータ10から受けた光をX線検出信号(電気信号)に変換する機能を有する。
図3は、第1実施形態のX線CT装置UにおけるDAS6の構成を示す図である。なお、図3は、DAS6の一部を示したものであり、チャンネル数が24の場合に、1つのX線検出素子アレイ7(全24チャンネル)に接続される部分を示したものである。
図3は、X線CT装置UのX線検出素子(PD)9、及びDAS6を示す。図3は、X線検出素子アレイ7上の24個のX線検出素子9が1つのQVチップ(図3中の太線)を共有し、かつ、4個のX線検出素子9が1つのQVアンプ及び1つのAD変換器を共有する構造例を示すものである。DAS6は、QVアンプユニット12、AD変換器ユニット13、第1信号経路14、及び第2信号経路15を有する。
DAS6は、1つのQVチップに、同列の24個のX線検出素子9を割り当てる。かつ、DAS6は、1つのQVアンプに、隣り合わない4個のX線検出素子9を割り当てる。かつ、DAS6は、1つのAD変換器に、隣り合わない4個のX線検出素子9を割り当てる。よって、DAS6は、従来のDAS6X(図10に図示)と同様に列毎にQVチップを割り当てることになるが、隣り合うX線検出素子9を、同一のQVチップ内の異なる回路で処理することになる。その結果、DAS6では、隣接するX線検出素子9同士が同一でない信号処理特性をもつように、信号処理特性をX線検出素子アレイ7上で分散させることができる。
QVアンプユニット12は、複数のICチップとしてのQVチップを有し、QVチップ毎に複数のQVアンプを有する。図3には、第1のQVチップに有する6個のQVアンプ(QV1〜QV6)と、第2のQVチップに有する6個のQVアンプ(QV7〜QV12)とのみを図示している。各QVアンプは、各X線検出素子9のフォトダイオード11から電気信号として出力されたX線検出信号を電圧信号に変換して増幅する。
AD変換器ユニット13は、複数のAD変換器を有する。図3には、12個のAD変換器(ADC1〜ADC12)のみを図示している。各AD変換器は、QVアンプで生成される電圧信号をデジタル信号に変換する。
第1信号経路14は、各X線検出素子9からQVアンプユニット12に至る信号経路を形成する。第2信号経路15は、QVアンプユニット12からAD変換器ユニット13に至る経路を形成する。AD変換器ユニット13以降の信号経路(図示省略)は、コンソール2に至る。すなわち、DAS6は、X線検出素子9ごとにコンソール2に向かう信号経路を形成し、透過X線により生成されたX線検出信号が持つ投影情報をデジタルデータ(投影データ)として収集する。
DAS6は、例えば、同列でチャンネル方向に連続しない4個のX線検出素子9を、1つのQVアンプに割り当てると共に、1つのAD変換器に割り当てる。したがって、X線検出素子アレイ7にX線検出素子9が10列配置される場合は、QVアンプは60個設けられ、AD変換器は60個設けられる。
具体的には、DAS6は、図3に示すように、第1列の素子[1,1]〜[24,1]が、1個のQVチップを共有する。DAS6は、図3に示すように、第2列の素子[1,2]〜[24,2]が、1個のQVチップを共有する。
また、DAS6は、図3に示すように、素子[1,1]、[7,1]、[13,1]および[19,1]が、QV1及びADC1を共有する。DAS6は、素子[2,1]、[8,1]、[14,1]および[20,1]が、QV2及びADC2を共有する。DAS6は、素子[3,1]、[9,1]、[15,1]および[21,1]が、QV3及びADC3を共有する。DAS6は、素子[4,1]、[10,1]、[16,1]および[22,1]が、QV4及びADC4を共有する。DAS6は、素子[5,1]、[11,1]、[17,1]および[23,1]が、QV5及びADC5を共有する。DAS6は、素子[6,1]、[12,1]、[18,1]および[24,1]が、QV6及びADC6を共有する。
なお、各QVアンプ及び各AD変換器を共有するX線検出素子9の数は、4個の場合に限定されるものではない。
コンソール2は、画像処理装置16、記憶装置17、表示装置18、入力装置19を備える。画像処理装置16は、記憶装置17に保存された各種プログラムに基づき、DAS6から受け取った投影データから所望のスライス厚の画像データを生成するための画像処理を実行し、表示装置18にX線画像を表示する。オペレータは、入力装置19を介して、スキャンに必要な各種制御を行うシステム制御部(図示省略)に必要な指令を与えることができる。
次に、X線CT装置Uの作用を説明する。
従来のDAS6X(図10に図示)では、同列で24チャンネルの素子[1,1]〜[24,1]でそれぞれ生成されたX線検出信号は、同一のQVチップで信号処理される。すなわち、素子[1,1]〜[24,1]でそれぞれ生成されたX線検出信号は、類似する信号処理特性の下で信号処理される。かつ、DAS6Xでは、同列でチャンネル方向に連続する4つの素子[1,1]〜[4,1]でそれぞれ生成されたX線検出信号は、同一のQV1で、同一のADC1で信号処理される。すなわち、4つの素子[1,1]〜[4,1]でそれぞれ生成されたX線検出信号は、同一の信号処理特性の下で信号処理される。よって、DAS6Xでは、信号処理特性の偏在が生じるため、アーチファクトが目立って現れやすい。
これに対し、X線CT装置UのDAS6では、同列でチャンネル方向に連続する4つの素子[1,1]〜[4,1]のうち素子[1,1]で生成されたX線検出信号は、QV1及びADC1で信号処理される。素子[2,1]で生成されたX線検出信号は、QV2及びADC2で信号処理される。素子[3,1]で生成されたX線検出信号は、QV3及びADC3で信号処理される。素子[4,1]で生成されたX線検出信号は、QV4及びADC4で信号処理される。すなわち、DAS6では、隣り合うX線検出素子9で生成されたX線検出信号が、同一のQVチップ内の異なるQVアンプと、異なるAD変換器とで信号処理されるので、隣り合うX線検出素子9で生成されたX線検出信号同士の信号処理特性が類似する場合はあるが、同一とはならない。
次に、X線CT装置Uの効果を説明する。
X線CT装置UのDAS6は、隣接するX線検出素子9同士が同一でない信号処理特性を持つ特性分散接続構造を有する。その結果、X線CT装置Uでは、DAS6の信号処理特性の偏在は低減し、信号処理特性をX線検出素子アレイ7上で均一に揃えることなく、その信号処理特性のばらつきに起因するアーチファクトを低減できる。
(第2実施形態)
第2実施形態のX線CT装置UAの概略構成は図1と同様であり、部分詳細は図2と同様である。
図4は、第2実施形態のX線CT装置UAにおけるDAS6Aの構成を示す図である。第2実施形態のX線CT装置UAのDAS6Aは、図3に示すDAS6を変更した例である。なお、図4において、図3の構成を変更し或いは新たに追加した構成は符号末尾に「A」を付して説明する。
図4は、X線CT装置UAのX線検出素子(PD)9、及びDAS6Aを示す。DAS6Aは、QVアンプユニット12A、AD変換器ユニット13A、第1信号経路14A、及び第2信号経路15Aを有する。
DAS6Aは、1つのQVチップ(図4中の太線)に、同列でチャンネル方向に連続する4つのX線検出素子9からなるグループを割り当てる。かつ、DAS6Aは、1つのQVチップに、当該グループに隣接せず、チャンネル方向に連続する4個のX線検出素子9からなるグループを割り当てる。よって、DAS6Aは、グループ内のX線検出素子9同士については同一回路で処理し、隣接するグループのX線検出素子9同士については異なるQVチップで処理することになる。その結果、DAS6Aでは、X線検出素子9の隣り合うグループ同士が、同一でも類似でもなく大きく異なる信号処理特性をもつように、隣り合うグループの信号処理特性をX線検出素子アレイ7上で分散させることができる。
具体的には、DAS6Aは、図4に示すように、第1列の素子[1,1]〜[4,1]と、第2列の素子[5,2]〜[8,2]と、第3列の素子[9,3]〜[12,3]と、第4列の素子[13,4]〜[16,4]と、第1列の素子[17,1]〜[20,1]と、第2列の素子[21,2]〜[24,2]とが、1個のQVチップを共有する。DAS6Aは、図4に示すように、素子[1,2]〜[4,2]、[5,3]〜[8,3]、[9,4]〜[12,4]、[13,1]〜[16,1]、[17,2]〜[20,2]、及び[21,3]〜[24,3]が、1個のQVチップを共有する。
また、DAS6Aは、図4に示すように、素子[1,1]〜[4,1]が、QV1及びADC1を共有する。DAS6Aは、素子[5,2]〜[8,2]が、QV2及びADC2を共有する。DAS6Aは、素子[9,3]〜[12,3]が、QV3及びADC3を共有する。DAS6Aは、素子[13,4]〜[16,4]が、QV4及びADC4を共有する。DAS6Aは、素子[17,1]〜[20,1]が、QV5及びADC5を共有する。DAS6Aは、素子[21,2]〜[24,2]が、QV6及びADC6を共有する。
なお、DAS6Aは、同列かつチャンネル方向に連続する4個のX線検出素子9を1グループとする場合に限られない。例えば、異列かつ同チャンネルの4個の素子[1,1]〜[1,4]を1グループとしてもよいし、マトリクス状の4つの素子[1,1]〜[2,2]を1グループとしてもよい。また、1グループのX線検出素子9の数が、4個の場合に限定されるものではない。
次に、X線CT装置UAの作用を説明する。
X線CT装置UAのDAS6Aでは、同列でチャンネル方向に連続する4個の素子[1,1]〜[4,1]のグループで生成されたX線検出信号は、第1のQVチップのQV1で信号処理される。当該グループに隣接する他のグループである4個の素子[5,1]〜[8,1]で生成されたX線検出信号は、第1のQVチップとは異なるQVチップで信号処理される。また、当該グループに隣接する他のグループである4個の素子[1,2]〜[4,2]で生成されたX線検出信号は、第2のQVチップのQV7で信号処理される。すなわち、DAS6Aでは、グループ内で生成されたX線検出信号同士の信号処理特性が同一ではあるが、隣り合うグループ間で生成されたX線検出信号同士の信号処理特性は同一でも類似でもなく大きく異なる。
次に、X線CT装置UAの効果を説明する。
X線CT装置UAのDAS6Aは、X線検出素子9の隣接するグループ同士が、同一でも類似でもなく大きく異なる信号処理特性を持つ特性分散接続構造を有する。その結果、X線CT装置UAでは、DAS6Aの信号処理特性の偏在は低減し、信号処理特性をX線検出素子アレイ7上で均一に揃えることなく、その信号処理特性のばらつきに起因するアーチファクトを低減できる。
(第3実施形態)
第3実施形態のX線CT装置UBの概略構成は図1と同様であり、部分詳細は図2と同様である。
図5は、第3実施形態のX線CT装置UBにおけるDAS6Bの構成を示す図である。第3実施形態のX線CT装置UBのDAS6Bは、図3に示すDAS6を変更した例である。なお、図5において、図3の構成を変更し或いは新たに追加した構成は符号に「B」を付して説明する。
図5は、X線CT装置UBのX線検出素子(PD)9、及びDAS6Bを示す。DAS6Bは、QVアンプユニット12B、AD変換器ユニット13B、第1信号経路14B、及び第2信号経路15Bを有する。
DAS6Bは、1つのQVアンプ(図5中の太線)に、隣接しない4個のX線検出素子9を割り当てる。かつ、DAS6Bは、1つのQVチップに、隣接しない24個のX線検出素子9を割り当てる。かつ、DAS6Bは、1つのAD変換器に、隣接しない4個のX線検出素子9を割り当てる。よって、DAS6Bは、隣接するX線検出素子9を、異なる回路で、かつ、異なるQVチップで処理することになる。その結果、DAS6Bでは、隣り合うX線検出素子9同士が、同一でも類似でもなく大きく異なる信号処理特性をもつように、信号処理特性をX線検出素子アレイ7上に分散させることができる。
具体的には、DAS6Bは、図5に示すように、第1列の素子[1,1]、[7,1]、[13,1]および[19,1]が、QV1及びADC1を共有する。DAS6Bは、第2列の素子[2,2]、[8,2]、[14,2]および[20,2]が、QV2及びADC2を共有する。DAS6Bは、第3列の素子[3,3]、[9,3]、[15,3]および[21,3]が、QV3及びADC3を共有する。DAS6Bは、第4列の素子[4,4]、[10,4]、[16,4]および[22,4]が、QV4及びADC4を共有する。DAS6Bは、第1列の素子[5,1]、[11,1]、[17,1]および[23,1]が、QV5及びADC5を共有する。DAS6Bは、第2列の素子[6,2]、[12,2]、[18,2]および[24,2]が、QV6及びADC6を共有する。
なお、各QVアンプ及び各AD変換器を共有するX線検出素子9の数が、4個の場合に限定されるものではない。
次に、X線CT装置UBの作用を説明する。
X線CT装置UBのDAS6Bでは、X線検出素子アレイ7上の素子[1,1]で生成されたX線検出信号は、QV1及びADC1で信号処理される。X線検出素子アレイ7上の素子[2,1]で生成されたX線検出信号と、素子[1,2]で生成されたX線検出信号とは、素子[1,1]のQVチップとは異なるQVチップで、ADC1とは異なるAD変換器で信号処理される。すなわち、DAS6Bでは、隣接するX線検出素子9で生成されたX線検出信号同士の信号処理特性が同一でも類似でもなく大きく異なる。
次に、X線CT装置UBの効果を説明する。
X線CT装置UBのDAS6Bは、隣り合うX線検出素子9同士が、同一でも類似でもなく大きく異なる信号処理特性を持つ特性分散接続構造を有する。その結果、信号処理特性をX線検出素子アレイ7上で均一に揃えることなく、その信号処理特性ばらつきに起因するアーチファクトを低減できる。しかも、X線CT装置UBでは、第1実施形態のX線CT装置UのDAS6および第2実施形態のX線CT装置UAのDAS6Aと比較して、DAS6Bの信号処理特性の偏在が良好に低減することから、アーチファクトも一層目立ちにくいものとなる。
(第4実施形態)
第4実施形態のX線CT装置UCの概略構成は図1と同様であり、部分詳細は図2と同様である。
図6は、第4実施形態のX線CT装置UCにおけるDAS6Cの構成を示す図である。
図6は、X線CT装置UCのX線検出素子(PD)9、及びDAS6Cを示す。図6は、X線検出素子アレイ7上の16個のX線検出素子9が1つのQVチップ(図6中の太線)を共有し、かつ、4個のX線検出素子9が1つのADチップ(図6中の太線)を共有し、1個のX線検出素子9が1つのQVアンプ及び1つのAD変換器に対応する構造例を示すものである。DAS6Cは、QVアンプユニット12C、AD変換器ユニット13C、第1信号経路14C、及び第2信号経路15Cを有する。
DAS6Cは、1つのQVチップに、隣り合わない16個のX線検出素子9を割り当てる。かつ、DAS6Cは、1つのADチップに、隣り合わない4個のX線検出素子9を割り当てる。よって、DAS6Cは、隣り合うX線検出素子9を、異なるQVチップ、かつ、異なるADチップで処理することになる。その結果、DAS6Cでは、隣接するX線検出素子9同士が同一でも類似でもなく大きく異なる信号処理特性をもつように、信号処理特性をX線検出素子アレイ7上で分散させることができる。
QVアンプユニット12Cは、複数のICチップとしてのQVチップを有し、QVチップ毎に複数のQVアンプを有する。図6には、第1のQVチップに有する16個のQVアンプ(QV1〜QV16)と、第2のQVチップに有する16個のQVアンプ(QV17〜QV32)とのみを図示している。各QVアンプは、各X線検出素子9のフォトダイオード11から電気信号として出力されたX線検出信号を電圧信号に変換して増幅する。
AD変換器ユニット13Cは、複数のICチップとしてのADチップを有し、ADチップ毎に複数のAD変換器を有する。図6には、第1のADチップに有する4個のAD変換器(ADC1〜ADC4)と、第2のADチップに有する4個のAD変換器(ADC5〜ADC8)等を図示している。各AD変換器は、QVアンプで生成される電圧信号をデジタル信号に変換する。
第1信号経路14Cは、各X線検出素子9からQVアンプユニット12Cに至る信号経路を形成する。第2信号経路15Cは、QVアンプユニット12CからAD変換器ユニット13Cに至る経路を形成する。
具体的には、DAS6Cは、図6に示すように、第1チャンネルで隣り合わない素子[1,1]、[1,5]、[1,9]及び[1,13]と、第2チャンネルで隣り合わない素子[2,2]、[2,6]、[2,10]及び[2,14]と、第3チャンネルで隣り合わない素子[3,3]、[3,7]、[3,11]及び[3,15]と、第4チャンネルで隣り合わない素子[4,4]、[4,8]、[4,12]及び[4,16]とが、1個のQVチップを共有する。DAS6Cは、図6に示すように、第1チャンネルで隣り合わない素子[1,1]、[1,5]、[1,9]及び[1,13]が、1個のADチップを共有する。
次に、X線CT装置UCの作用を説明する。
従来のDAS6Y(図11及び図12に図示)では、同列でチャンネル方向に連続する4個のX線検出素子9Yでそれぞれ生成されたX線検出信号は、同一のQVチップ、かつ、同一のADチップで信号処理される。すなわち、素子[1,1]〜[4,1]や素子[1,1]〜[1,4]でそれぞれ生成されたX線検出信号は、類似する信号処理特性の下で信号処理される。よって、DAS6Yでは、信号処理特性の偏在が生じるため、アーチファクトが目立って現れやすい。
これに対し、X線CT装置UCのDAS6Cでは、隣り合う4つの素子[1,1]〜[4,1]のうち素子[1,1]で生成されたX線検出信号は、第1のQVチップ及び第1のADチップで信号処理される。素子[2,1]で生成されたX線検出信号は、第1のQVチップと異なるQVチップ及び第1のADチップと異なるADチップで信号処理される。すなわち、DAS6Cでは、隣り合うX線検出素子9で生成されたX線検出信号同士が、異なるQVチップと、異なるADチップとで信号処理されるので、信号処理特性が同一でも類似でもなく大きく異なる。
次に、X線CT装置UCの効果を説明する。
X線CT装置UCのDAS6Cは、隣接するX線検出素子9同士が同一でも類似でもなく大きく異なる信号処理特性を持つ特性分散接続構造を有する。その結果、X線CT装置UCでは、DAS6Cの信号処理特性の偏在は低減し、信号処理特性をX線検出素子アレイ7上で均一に揃えることなく、その信号処理特性のばらつきに起因するアーチファクトを低減できる。
(第5実施形態)
第5実施形態のX線CT装置UDの概略構成は図1と同様であり、部分詳細は図2と同様である。
図7は、第5実施形態のX線CT装置UDにおけるDAS6Dの構成を示す図である。第5実施形態のX線CT装置UDのDAS6Dは、図6に示すDAS6Cを変更した例である。なお、図7において、図6の構成を変更し或いは新たに追加した構成は符号に「D」を付して説明する。
図6に示すX線CT装置UCのDAS6Cでは、隣り合わない素子[1,1]、[1,5]、[1,9]及び[1,13]について、同一のQVチップで信号処理され、同一のADチップで信号処理される。すなわち、隣り合わない素子[1,1]、[1,5]、[1,9]及び[1,13]は、類似する信号処理特性を有する。しかしながら、図7に示すX線CT装置UDのDAS6Dでは、隣り合わない素子[1,1]、[1,5]、[1,9]及び[1,13]についても信号処理特性が類似もしないように、1つのQVチップで処理するX線検出素子9の組み合わせと、1つのADチップで処理するX線検出素子9の組み合わせとを換えるものである。
例えば、DAS6Dでは、素子[1,1]は、QVチップでは素子[1,5]、[1,9]及び[1,13]と組み合わされるが、ADチップでは素子[1,2]、[1,3]及び[1,4]と組み合わされる。
次に、X線CT装置UDの効果を説明する。
X線CT装置UDのDAS6Dは、隣接するX線検出素子9同士が同一でも類似でもなく大きく異なる信号処理特性を持つ特性分散接続構造を有する。その結果、X線CT装置UDでは、DAS6Dの信号処理特性の偏在は低減し、信号処理特性をX線検出素子アレイ7上で均一に揃えることなく、その信号処理特性のばらつきに起因するアーチファクトを低減できる。しかも、X線CT装置UDでは、第4実施形態のX線CT装置UCのDAS6Cと比較して、DAS6Dの信号処理特性の偏在が良好に低減することから、アーチファクトも一層目立ちにくいものとなる。
(第6実施形態)
第6実施形態のX線CT装置UEの概略構成は図1と同様であり、部分詳細は図2と同様である。
図8は、第6実施形態のX線CT装置UEにおけるDAS6Eの構成を示す図である。
図8は、X線CT装置UEのX線検出素子(PD)9、及びDAS6Eを示す。図8は、X線検出素子アレイ7上の16個のX線検出素子9が1つのQVチップ(図8中の太線)を共有し、かつ、4個のX線検出素子9が1つのADチップ(図8中の太線)を共有し、1個のX線検出素子9が1つのQVアンプ及び1つのAD変換器に対応する構造例を示すものである。DAS6Eは、QVアンプユニット12E、AD変換器ユニット13E、第1信号経路14E、及び第2信号経路15Eを有する。
DAS6Eは、1つのQVチップに、16個のX線検出素子9を割り当てる。かつ、DAS6Eは、1つのADチップに、4個のX線検出素子9を割り当てる。DAS6Eは、1つのQVチップに、同列でチャンネル方向に連続する4つのX線検出素子9からなるグループを含む。かつ、DAS6Eは、1つのQVチップに、当該グループに隣接せず、チャンネル方向に連続する4個のX線検出素子9からなるグループを含む。よって、DAS6Eは、グループ内のX線検出素子9については同一回路で処理し、隣接するグループ間のX線検出素子9については異なるQVチップで処理することになる。その結果、DAS6Eでは、X線検出素子9の隣り合うグループ同士が、同一でも類似でもなく大きく異なる信号処理特性をもつように、隣り合うグループの信号処理特性をX線検出素子アレイ7上で分散させることができる。
QVアンプユニット12Eは、複数のICチップとしてのQVチップを有し、QVチップ毎に複数のQVアンプを有する。図8には、第1のQVチップに有する16個のQVアンプ(QV1〜QV16)と、第2のQVチップに有する16個のQVアンプ(QV17〜QV32)とのみを図示している。各QVアンプは、各X線検出素子9のフォトダイオード11から電気信号として出力されたX線検出信号を電圧信号に変換して増幅する。
AD変換器ユニット13Eは、複数のICチップとしてのADチップを有し、ADチップ毎に複数のAD変換器を有する。図8には、第1のADチップに有する4個のAD変換器(ADC1〜ADC4)と、第2のADチップに有する4個のAD変換器(ADC5〜ADC8)等を図示している。各AD変換器は、QVアンプで生成される電圧信号をデジタル信号に変換する。
第1信号経路14Eは、各X線検出素子9からQVアンプユニット12Eに至る信号経路を形成する。第2信号経路15Eは、QVアンプユニット12EからAD変換器ユニット13Eに至る経路を形成する。
具体的には、DAS6Eは、図8に示すように、第1列の素子[1,1]〜[4,1]と、第5列の素子[1,5]〜[4,5]と、第9列の素子[1,9]〜[4,9]と、第13列の素子[1,13]〜[4,13]とが、1個のQVチップを共有する。DAS6Eは、図8に示すように、素子[1,2]〜[4,2]、[1,6]〜[4,6]、[1,10]〜[4,10]及び[1,14]〜[4,14]が、1個のQVチップを共有する。
また、DAS6Eは、図8に示すように、素子[1,1]〜[4,1]が、1個のADチップを共有する。DAS6Eは、素子[1,5]〜[4,5]が、1つのADチップを共有する。
なお、DAS6Eは、同列かつチャンネル方向に連続する4個のX線検出素子9を1グループとする場合に限られない。例えば、異列かつ同チャンネルの4個の素子[1,1]〜[1,4]を1グループとしてもよいし、マトリクス状の4つの素子[1,1]〜[2,2]を1グループとしてもよい。また、1グループのX線検出素子9の数が、4個の場合に限定されるものではない。
次に、X線CT装置UEの作用を説明する。
従来のDAS6Y(図11及び図12に図示)では、同列でチャンネル方向に連続する4個のX線検出素子9Yでそれぞれ生成されたX線検出信号は、同一のQVチップ、かつ、同一のADチップで信号処理される。すなわち、素子[1,1]〜[4,1]や素子[1,1]〜[1,4]でそれぞれ生成されたX線検出信号は、類似する信号処理特性の下で信号処理される。よって、DAS6Yでは、信号処理特性の偏在が生じるため、アーチファクトが目立って現れやすい。
これに対し、X線CT装置UEのDAS6Eでは、同列でチャンネル方向に連続する4個の素子[1,1]〜[4,1]のグループで生成されたX線検出信号は、第1のQVチップで信号処理される。当該グループに隣接する他のグループである4個の素子[5,1]〜[8,1]で生成されたX線検出信号は、第1のQVチップとは異なるQVチップで信号処理される。また、当該グループに隣接する他のグループである4個の素子[1,2]〜[4,2]で生成されたX線検出信号は、第1のQVチップとは異なるQVチップで信号処理される。すなわち、DAS6Eでは、グループ内で生成されたX線検出信号同士の信号処理特性が類似ではあるが、隣り合うグループ間で生成されたX線検出信号同士の信号処理特性は同一でも類似でもなく大きく異なる。
次に、X線CT装置UEの効果を説明する。
X線CT装置UEのDAS6Eは、X線検出素子9の隣接するグループ同士が、同一でも類似でもなく大きく異なる信号処理特性を持つ特性分散接続構造を有する。その結果、X線CT装置UEでは、DAS6Eの信号処理特性の偏在は低減し、信号処理特性をX線検出素子アレイ7上で均一に揃えることなく、その信号処理特性のばらつきに起因するアーチファクトを低減できる。
(第7実施形態)
第7実施形態のX線CT装置UFの概略構成は図1と同様であり、部分詳細は図2と同様である。
図9は、第7実施形態のX線CT装置UFのDAS6Fを示す図である。第7実施形態のX線CT装置UFのDAS6Fは、図8に示すDAS6Eを変更した例である。なお、図9において、図8の構成を変更し或いは新たに追加した構成は符号に「F」を付して説明する。
図8に示すX線CT装置UEのDAS6Eでは、同一グループ内の隣り合う素子[1,1]、[2,1]、[3,1]及び[4,1]について、同一のQVチップで信号処理され、同一のADチップで信号処理される。すなわち、グループ内の隣り合う素子[1,1]、[2,1]、[3,1]及び[4,1]は、類似する信号処理特性を有する。しかしながら、図9に示すX線CT装置UFのDAS6Fでは、隣り合う素子[1,1]、[2,1]、[3,1]及び[4,1]についても信号処理特性が類似しないように、1つのQVチップで処理するX線検出素子9の組み合わせと、1つのADチップで処理するX線検出素子9の組み合わせとを換えるものである。
例えば、DAS6Fでは、素子[1,1]は、QVチップでは素子[2,1]、[3,1]及び[4,1]と組み合わされるが、ADチップでは素子[1,2]、[1,3]及び[1,4]と組み合わされる。
次に、X線CT装置UFの効果を説明する。
X線CT装置UFのDAS6Fは、隣接するX線検出素子9同士が同一でない信号処理特性を持つ特性分散接続構造を有する。その結果、X線CT装置UFでは、DAS6Fの信号処理特性の偏在は低減し、信号処理特性をX線検出素子アレイ7上で均一に揃えることなく、その信号処理特性のばらつきに起因するアーチファクトを低減できる。しかも、X線CT装置UFでは、第6実施形態のX線CT装置UEのDAS6Eと比較して、DAS6Fの信号処理特性の偏在が良好に低減することから、アーチファクトも一層目立ちにくいものとなる。
以上、本実施形態のX線CT装置U〜UFを9つのDAS6〜6Fに基づき説明してきたが、本発明に係るX線CT装置の具体的な構成については、実施形態に限られるものではない。本発明に係るX線CT装置は、特許請求の範囲に記載の発明の要旨を逸脱しない限り設計の変更や追加等は許容される。
例えば、DAS6〜6Fでは、各AD変換器でAD変換処理されるチャンネルの組み合わせを列ごとに異ならせるようにしてもよいし、DAS6〜6Fでは、第2信号経路15が共有する第1信号経路14の組み合わせを列ごとに異ならせるようにしてもよい。
また、DAS6〜6Fの特性分散接続構造は、X線検出素子9からQVアンプユニット12に至る第1信号経路14や、QVアンプユニット12からAD変換器ユニット13に至る第2信号経路15など、適所に設けることができる。
また、DAS6〜6FおよびX線CT装置U〜UFは、例えば、DAS6〜6Fの完成後、同一或いは類似する信号処理特性を持つ信号経路がDAS6〜6Fの完成時の状態と比較して、X線検出素子アレイ7上で高い分散度を持つように、X線検出素子9に対する信号経路の接続を組み換えることによって製造することができる。
U,UA,UB,UC,UD,UE,UF X線CT装置
5 X線検出器
6,6A,6B,6C,6D,6E,6F DAS
7 X線検出素子アレイ
9 X線検出素子
10 シンチレータ
11 フォトダイオード
12,12A,12B,12C,12D,12E,12F QVアンプユニット
13,13A,13B,13C,13D,13E,13F AD変換器ユニット
14,14A,14B,14C,14D,14E,14F 第1信号経路
15,15A,15B,15C,15D,15E,15F 第2信号経路
16 画像処理装置

Claims (12)

  1. マトリクス状に配置される複数のX線検出素子と、
    複数のアンプを有するアンプユニットと、
    前記複数のX線検出素子と前記アンプユニットとを接続する第1の接続部と、
    複数のAD変換器を有するAD変換器ユニットと、
    前記アンプユニットと前記AD変換器ユニットとを接続する第2の接続部と、を有するX線CT装置において、
    前記複数のX線検出素子の1つのX線検出素子毎に、又は、隣り合う複数のX線検出素子からなるグループ毎に、前記アンプユニットの信号処理特性及び前記AD変換器ユニットの信号処理特性のうち少なくとも1つを異ならせるように、前記複数のX線検出素子と前記アンプユニットとを接続し、前記アンプユニットと前記AD変換器ユニットとを接続することを特徴とするX線CT装置。
  2. 前記複数のX線検出素子のうち第1の数のX線検出素子からなるグループが前記複数のアンプのうちの1つのアンプを共有し、前記複数のX線検出素子のうち第2の数のX線検出素子からなるグループが前記複数のAD変換器のうちの1つのAD変換器を共有することを特徴とする請求項1に記載のX線CT装置。
  3. 前記第1の接続部は、前記1つのX線検出素子毎に、前記複数のアンプのうちの異なるアンプで信号処理されるように前記複数のX線検出素子と前記アンプユニットとを接続し、前記第2の接続部は、前記1つのX線検出素子毎に、前記複数のAD変換器のうち異なるAD変換器で信号処理されるように前記アンプユニットと前記AD変換器ユニットとを接続することを特徴とする請求項に記載のX線CT装置。
  4. 前記アンプユニットが、前記複数のアンプのうち第3の数のアンプによって構成されるアンプチップを複数有する場合、前記複数のアンプチップの各アンプチップは、前記複数のX線検出素子のうち同一列の複数のX線検出素子からなるグループと接続されることを特徴とする請求項3に記載のX線CT装置。
  5. 前記アンプユニットが、前記複数のアンプのうち第3の数のアンプによって構成されるアンプチップを複数有する場合、前記複数のアンプチップの各アンプチップは、前記複数のX線検出素子のうち異なる列の複数のX線検出素子からなるグループと接続されることを特徴とする請求項3に記載のX線CT装置。
  6. 前記複数のX線検出素子の各X線検出素子が、前記複数のアンプの各アンプに1対1に対応すると共に、前記複数のAD変換器の各AD変換器に1対1に対応することを特徴とする請求項1に記載のX線CT装置。
  7. 前記複数のX線検出素子のうち第1の数のX線検出素子からなるグループが、前記複数のアンプのうち第1の数のアンプによって構成されるアンプチップを共有し、前記複数のX線検出素子のうち第2の数のX線検出素子からなるグループが、前記複数のAD変換器のうち第2の数のAD変換器によって構成されるADチップを共有することを特徴とする請求項に記載のX線CT装置。
  8. 前記第1の接続部は、前記1つのX線検出素子毎に、異なるアンプで信号処理されるように前記複数のX線検出素子と前記アンプユニットとを接続し、
    前記第2の接続部は、前記1つのX線検出素子毎に、異なるAD変換器で信号処理されるように前記アンプユニットと前記AD変換器ユニットとを接続することを特徴とする請求項に記載のX線CT装置。
  9. 前記複数のアンプチップの各アンプチップに相当する前記第1の数のX線検出素子からなるグループのうち前記第2の数のX線検出素子に相当する一部グループを、前記複数のADチップの各ADチップに相当する前記第2の数のX線検出素子からなるグループとすることを特徴とする請求項に記載のX線CT装置。
  10. 前記複数のアンプチップの各アンプチップに相当する前記第1の数のX線検出素子からなるグループ内の1つのX線検出素子を、他のグループ内の1つのX線検出素子と組み合わせることで、前記複数のADチップの各ADチップに相当する前記第2の数のX線検出素子からなるグループを形成することを特徴とする請求項に記載のX線CT装置。
  11. 前記隣り合う複数のX線検出素子からなるグループが、前記1つのアンプチップを共有し、1つのADチップを共有することを特徴とする請求項に記載のX線CT装置。
  12. 前記複数のアンプチップの各アンプチップに相当する前記第1の数のX線検出素子からなるグループ内の1つのX線検出素子を、他のグループ内の1つのX線検出素子と組み合わせることで、前記複数のADチップの各ADチップに相当する前記第2の数のX線検出素子からなるグループを形成することを特徴とする請求項11に記載のX線CT装置。
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