JP4532949B2 - 放射線ct撮影装置及び放射線ct撮影システム及びそれを用いた放射線ct撮影方法 - Google Patents

放射線ct撮影装置及び放射線ct撮影システム及びそれを用いた放射線ct撮影方法 Download PDF

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Description

本発明は、被写体の断層撮影を行う放射線CT撮影装置及び放射線CT撮影システム及びそれを用いた放射線CT撮影方法に関し、特に、2次元の放射線イメージセンサパネルを用いたコーンビーム放射線CT撮影装置するものである。更に、生体等の被写体を床面に立たせた状態、或いは座位の状態で対向した放射線源と放射線イメージセンサの間で回転させて撮影する被写体回転型コーンビーム放射線CT撮影装置に関するものである。
近年、医療の様々な分野でデジタル化が進んでいる。X線診断の分野でも、画像のデジタル化のために、入射するX線をシンチレータ(蛍光体)により可視光に変換し、更に撮像素子でかかる可視光像を撮像する2次元X線撮像装置が開発されてきている。デジタル化されたX線撮影装置のアナログ写真技術に対する利点として次の事項が挙げられる。即ち、フィルムレス化、画像処理による取得情報の拡大、データベース化等である。
X線静止画の分野では、2次元X線撮像装置としては、例えば、乳房撮影用、胸部撮影用には最大43cm×43cmのアモルファスシリコン(a−Si)を用いた大板の静止画撮像装置(フラットパネルディテクタ)が作られている。また、複数の単結晶撮像素子(シリコン撮像素子等)を用いて大板のX線撮像装置を構成する提案がある。単結晶撮像素子としてはシリコンを使ったCCD型撮像素子やMOS型撮像素子、CMOS型撮像素子等がある。
X線動画の分野では、入射するX線をシンチレータ(蛍光体)とI.I.(イメージインテンシファイア)により可視光に変換し、CCD型撮像素子を用いたTVカメラでかかる可視光像を撮像する2次元のデジタルX線透視装置やこのTVカメラをフラットパネルディテクタで置き換えたシステムも考案されている。
更に、X線CT撮影装置へのフラットパネルの応用も考えられている。従来、X線CT撮影装置では、寝台上に横になった被写体の周囲を対向して対になったX線管と検出器が回転しながら撮影する方法が一般的である。
特開2003−66149号公報には、複数の解像度をもった検出器を並べたマルチスライスX線CT撮影装置が開示されている(特許文献1)。これに対し、一般的な健常者を対象とした肺癌検診のために被写体を直立或いは座位の状態で回転させることができる回転台を設け、この回転台をX線源及びフラットパネルディテクタ等の2次元X線撮像装置に対して回転させながら撮影する装置が特開2000−217810号公報に開示されている(特許文献2)。
同公報のものでは、被写体を立位のまま素早く撮影を開始でき、次の被写体との交代も短時間で済み、全体の撮影時間を短縮することができる。更に、コーンビームを用いて高々1回転で撮影を行うので被写体の被曝を低減できる等の検診に適したシステムとして好適である。また、X線源とX線イメージセンサパネルを一体回転させるためのガントリーが不要となるので、X線源とX線イメージセンサパネルとの位置を自由に設定でき、計測時の拡大率や計測部位を変えることができる。また、X線源と回転台とX線イメージセンサパネルの幾何学的配置を正確に設定できさえすれば、X線CT撮影専用のX線源ではなく、一般撮影用のX線源を利用できる。新規のガントリーもX線源も不要でシステムのコストを押さえることができる。更に、システムの構成が簡単なので車載用に好都合である。
本発明で述べるコーンビーム放射線CT撮影装置の特徴として、検出器は被写体に対して回転軸上を相対的に回転するのみで、回転軸方向に移動することはない。そこで、被写体の関心領域全体を捉えることができる大板の2次元検出器があれば、たかだか一回の回転で全CT像を再構成する画像データを取得することができる。
被写体回転型コーンビームX線CT撮影装置においては、一般撮影用のX線源を利用することができる。しかしながら、X線源の問題として以下の点が指摘されている。
即ち、X線管球はターゲットに電子ビームを当て、X線を発生させる。ターゲットの材質がタングステンの場合、電子ビームの持つエネルギーのX線への変換効率は1%未満であり、残りの大部分は熱エネルギーへ変化する。このため、ターゲットは高温になるので、その対策として回転陽極が用いるのが一般的である。
回転陽極は円錐台の形状であり、この回転陽極側面に電子が衝突する。ターゲットで発生した熱の大部分は放射エネルギーとしてターゲットから周囲に放出されるが、発生熱の一部は熱伝導により回転シャフトを介して放出される。X線照射を繰り返すとX線管内のターゲットに蓄積される熱量が増大し、回転シャフト等の温度上昇をもたらす。ターゲットは、この温度上昇により熱膨張を起こすことが知られている。
この回転電極と陰極、そして電子ビームの飛翔方向の位置ずれにより、焦点位置がずれることになり、このような現象は温度変化や、経年変化、電極の磨耗等により発生することから、X線吸収データ収集の際の時間位置、つまり、X線曝射時点の違いにより、焦点位置が微妙に違ってくることを避けることができない。X線CT撮影の場合、X線源の焦点の位置と回転軸と検出器の幾何学的位置関係が非常に重要である。
また、焦点が移動することにより検出器の感度分布が変動することは、キャリブレーションエラーとなり、再構成画像上でアーチファクトの原因となる。そこで、このような焦点位置のずれに起因するX線検出器の検出出力の変化を補正する必要があり、そのためにX線強度を監視する意味でレファレンス検出器を用意してある。例えば、特開平8−154926号公報に一般的なマルチスライスX線CT撮影装置におけるレファレンス素子と補正について開示してある(特許文献3)。図11はその従来例を示す。図11中、5は上述のレファレンス検出器である。また、3は画像検出器、4は焦点、7は被写体、10はコリメータを示す。
特開2003−66149号公報 特開2000−217810号公報 特開平8−154926号公報
被写体回転型コーンビームX線CT撮影装置を医療用に使用する場合には、被写体となる被写体の拘束時間を極力短くすることが望まれている。被写体の同一姿勢の保持期間、即ち、計測に要する時間を短くするための方法として、被写体の回転速度を上げることが考えられる。しかし、高速に被写体を回転した場合には、被写体は回転感に異常を感じるいわゆる目が回った状態になってしまうので、被写体の1回転に要する時間が3〜5秒程度は必要と言われている。
当然、X線源をその間放射せねばならず、前述の焦点移動が問題となってくる。しかも、一般撮影用のX線源では長時間の連続撮影に対する対策は施されていないので、X線CT撮影専用のX線源に比べその問題は大きい。また、既存のX線源を利用するので履歴がさまざまであり、経年変化、電極の磨耗等も装置毎に異なるのでX線源毎に対応しなければならないという問題があった。更に、一般撮影用のX線源には上述のレファレンス検出器は備わっていないので、システムを組む場合別途用意し、設置しなければなかった。
これに対し、特許文献1のものでは、固定の解像度しか得ることができない。特許文献2には被写体回転型コーンビームX線CT撮影装置におけるX線源の焦点移動による問題については何も開示されていない。特許文献3における焦点移動の検出方法には、ビーム検出の精度について開示されておらず、メイン検出器と全く同じものを用いているので、メイン検出と同じ列幅でしかビームの検出を行うことができなかった。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされたもので、その目的は、撮影中に任意の解像度で撮影できる放射線CT撮影装置及び放射線CT撮影システム及びそれを用いた放射線CT撮影方法を提供することにある。更に、撮影中における放射線源の変動を、特別な検出器を用いずに検出し、その検出量に応じて補正を行うことが可能な放射線CT撮影装置及び放射線CT撮影システム及びそれを用いた放射線CT撮影方法を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するため、撮像素子を有する放射線イメージセンサパネルを有し、前記撮像素子は、2次元に配列した複数の画素と、複数の解像度を設定する解像度設定手段と、被写体の画像信号を読み出す画像信号取得手段と、補正用信号を読み出す補正用信号取得手段とを有する放射線CT撮影装置において、前記撮像素子は、一括露光を行う画像信号蓄積手段を有し、前記補正用信号取得手段は、前記画像信号蓄積手段に蓄積された画像信号から、前記画像信号取得手段より高い解像度で非破壊読み出しを行う手段であることを特徴とする。
本発明によれば、撮影中における放射線源の変動を、特別な検出器を用いずに検出し、その検出量に応じて補正を行うことが可能となる。
次に、発明を実施するための最良の形態について説明する。なお、以下の実施形態では全図において同一機能を有するものは同一符号を付し、その重複説明は省略する。
(第1の実施形態)
図1は本発明による被写体回転型コーンビーム放射線CT撮影装置の第1の実施形態の概略構成を説明する図、図2はそのシステムのブロック図である。図中109はX線発生装置(X線源)、108はX線源用電源、104はエッジブロック、Xは照射された連続X線、107は被写体、102は回転装置(回転台)、Pは回転装置の回転軸、103はロータリーエンコーダ、101はX線イメージセンサパネル、105は撮影制御装置、106は表示装置である。なお、本実施形態では放射線としてX線を用いているが、α線、β線、γ線等を用いることができる。これは、全ての実施形態において同様である。
X線発生装置109は、一般撮影用の装置を利用し、連続X線モードで使用する。撮影制御装置105は管電圧、管電流、照射時間を設定し、照射の開始と停止を制御するのみである。X線発生装置109と回転台102とX線イメージセンサパネル101の幾何学的配置は厳密に設定する。X線焦点からX線イメージセンサパネル101に下ろした垂線が回転軸を通るように設定する。X線焦点と回転台102の回転軸Pとの距離をL、回転軸PとX線イメージセンサパネル101との距離をMとし、LとMを変えることによってプロジェクション画像の拡大率、コーンビームのコーン角Φを設定することができる。回転台102とX線イメージセンサパネル101は可動式で幾何学的配置を決定した後その場所に固定する。
回転装置102は撮影制御装置105からの回転制御信号に基づいて回転部分を連続回転させる装置である。回転部分には被写体を回転中に保持するための保持装置(不図示)が設置されている。回転装置102の回転角度を計測し、撮影制御装置105に出力するロータリーエンコーダ103が設けられている。フルスキャンで1回転360度を1000プロジェクションで撮影する場合、1プロジェクション当たり0.36度毎に信号を発生する。
撮影制御装置105は図2に示すようにX線イメージセンサパネル101から出力されたプロジェクション画像データを格納する画像データメモリ203、補正データを保存する補正データメモリ204、画像処理部202、装置制御部207、蓄積時間制御部208、蓄積時間算出カウンタ209、回転装置制御部206からなっている。X線イメージセンサパネル101はA/D変換器201、駆動部205を含んでいる。
撮影制御装置105は、観察者から入力された撮影条件に基づいてX線発生装置109からのX線照射を制御すると共に、X線イメージセンサパネル101の視野モードの制御、画素数とフレームレートの制御を行う。また、撮影制御装置105はロータリーエンコーダ103からの信号に基づいて蓄積時間制御部208によりエッジブロック104とX線イメージセンサパネル101の蓄積時間を制御する。
画像処理部202は、ガンマ補正、画像歪み補正、対数変換及びX線イメージセンサパネル101の感度むら補正等の前処理、前処理後のプロジェクション画像(投影データ)をもとに被写体107の3次元的なX線吸収係数分布である3次元X線分布像を生成する再構成、3次元X線分布像に対して周知のボリュームレンダリング処理或いは最大値投影処理等の画像処理を施し、3次元X線分布像からX線断層像或いは3次元的な2次元像である3次元X線画像の生成を行う。
被写体回転型コーンビームX線CT撮影装置では、前述のように1回転360度を5秒とし、1000プロジェクションでフルスキャン撮影をすると、1プロジェクション当たり5msの時間(200フレーム/secの速度)となり、X線源をパルス駆動することが困難になってくる。特に、一般撮影用のX線源を使う場合には、応答の管電流の立ち上がり、立ち下りの悪さから安定的なパルスX線を照射することが困難になる。そこで、本実施形態では連続X線を用いる構成としている。また、コーンビームX線を使った撮影では、この5msの間に全ての領域で時間遅れのない画像を取得する必要がある。
本実施形態では、X線源109とX線イメージセンサパネル101の間にX線源109の焦点移動を検出するためのエッジブロック104が設置されている。これは、回転台102上の被写体107を透過するX線を遮らない位置に設置されている。このエッジブロック104の投影はX線イメージセンサパネル101のエッジ検出領域301で検出される。エッジ検出領域は特殊な領域ではなく、X線イメージセンサパネル101の仮想的な領域であり、X線源109、エッジブロック104、X線イメージセンサパネル101の位置関係で自由に設定できる。
本実施形態ではX線源焦点の移動は回転軸方向のみを仮定しているが、水平方向の移動も検出する場合にはエッジの形を工夫すればよい。つまり、X線に対して高いコントラストを有するタングステンや鉛等で球状や円錐状とすればよい。
図4(a)を用いて焦点移動の影響を説明する。撮影が始まり回転陽極402が熱を帯びると図中の破線のように熱膨張を起こす。その結果、電子ビームの当たる焦点は図4(a)に示すように移動する。焦点から発したX線がエッジブロック104のエッジに当たってX線イメージセンサパネル101上に作るプロジェクション画像は、焦点移動に伴って図のように移動することになる。401は回転シャフトを示す。本実施形態はこの移動量Sを精度よく検出する構造と方法を提供するものである。
図4(b)はX線イメージセンサパネル101上の移動量Sを精度よく検出する原理を描いたものである。CT画像を取る場合は全画面4×4画素の解像度を使う。しかしながら、この解像度ではエッジ部分の移動を精度よく検出するのは難しい。そこで、1×1の解像度でエッジ部のみを検出する。本実施形態では、CT画像取得になんら悪影響を与えない焦点移動検出を実現するものである。
本実施形態では、このX線源焦点の移動を正確に検出するために、以下に述べる構造と駆動方法を有するX線イメージセンサパネル101を使用している。図5は136mm×136mmのCMOS型撮像素子501を、一枚の基台上に9個の撮像素子を2次元的に貼り合わせることにより408mm×408mmの大面積を実現したX線イメージセンサパネルを示す。CMOS型撮像素子を用いているので全ての素子から共通の時間に蓄積した電荷を高信号対ノイズ比(S/N)で読み出せるようにしている。
なお、本発明でいう撮像素子とは、複数の画素が2次元に配列された撮像素子パネルをいう。このCMOS撮像素子パネル501は後述するように全面が画素領域になっており、複数の撮像素子パネルを基台上に貼り合わせることによって、画像上つなぎ目のない大面積の撮像装置を実現することができる。原理的にその大きさに制限はない。また、所望の撮像面積を一つの撮像素子パネルで形成できる場合は、一つの撮像素子パネルでもいいことはもちろんである。
図6は図5のA−A線における断面図を示す。シンチレータ602はユウロピウム、テルビウム等を付活性体として用いたGdSやCsI等から構成されている。X線はシンチレータ602に当たって可視光に変換され、撮像素子で検出される。シンチレータ602はその発光波長が撮像素子の感度に適合するように選択するのが好ましい。外部処理基板605は撮像素子の電源、クロック等を供給し、又、撮像素子から信号を取り出して処理する回路を有する基板である。フレキシブル基板603は各撮像素子と外部処理基板との電気的接続を行う。
9枚の撮像素子501は基台604上に実質的に撮像素子間に隙間ができないように貼り合わされており、実質的に隙間ができないこととは、つなぎ目に画素欠陥が生じず、9枚の撮像素子により形成される画像に撮像素子間の欠落ができないということである。撮像素子のクロック等や電源の入力や撮像素子からの信号の出力は、撮像素子の端部における外部端子703(図7参照)に接続されたフレキシブル基板603を通して、撮像素子の裏側に配置された外部処理基板605との間で行う。
フレキシブル基板603の厚さはサイズに対して十分薄く撮像素子の間の隙間を通しても、画像上の欠陥は生じない。各撮像素子からの出力は並列に読み出される。後述する撮像素子の一括露光とこの並列読み出しにより、時間的、空間的に繋ぎ目のない、また、プロジェクション毎に時間遅れのない高品質の画像を200フレーム/sec以上の高速で取得することができる。
X線イメージセンサを構成する1個の撮像素子を図7に示す。現在主流の8インチウエハ704からCMOSプロセスによって136mm×136mmのCMOS型撮像素子基板501を1枚取りで作成する。医療用のX線CT撮影装置では画素の大きさは、500μm×500μm〜1mm×1mm程度に大きくてよい。本実施形態では診断に必要な画素の大きさよりも小さい160μm×160μmとしている。
それぞれの画素には解像度変更のスイッチが設置され、診断用のデータは4×4画素つまり640μm×640μmの解像度で出力、X線源の焦点移動の検出は160μm×160μmの解像度で出力できる構造と読み出し方を提供することにある。701は垂直シフトレジスタ、702は水平シフトレジスタ、703は外部端子を示す。
図8は本実施形態の撮像素子の構成を示す概略図である。本実施形態では垂直シフトレジスタ701と水平シフトレジスタ702が撮像素子の有効領域に配置され、撮像素子内に複数の画素が垂直、水平方向に2次元に配置されている。また、1つのラインを処理するシフトレジスタの1ブロックが1ピッチ内に収まるように配置されており、これらのブロックを並べて一連の垂直シフトレジスタブロックとし、水平シフトレジスタブロックとする。
これらのブロックは垂直方向、水平方向に直線状に伸びている。808は画素加算用のADDスイッチSW11、809は画素加算用のADDスイッチSW10、810は画素加算用のADDスイッチSW12である。図8では説明の簡単化のため2×2画素加算の場合の光信号用スイッチ配置のみを示す。ノイズ信号用スイッチも同様である。本実施形態での4×4画素加算についても考え方は同様である。また一部配線等を省略している。
更に、少なくとも受光領域は全画素で等しい面積とする。図8においては1画素回路の面積、1画素回路内の受光領域の面積はセル間で等しい。また、全てのセル間で受光領域の面積を等しくするのが好ましいが、撮像素子端部にある1ライン内のセル内における受光領域の面積はスライス用のマージンをとるために、内部にあるセル内の受光領域の面積とは異なることはありうる。また、図8において、外部端子703上にバンプ801が設けられ、このバンプ801には静電気から内部回路を保護するための保護抵抗802と保護ダイオード803が接続されている。この外部端子は前述のようにフレキシブル基板603との接続に用いられる。805はレイアウト上のセル境界、806は信号線を示す。
図9は垂直シフトレジスタの単位ブロック(一行を選択し駆動するための単位)を1領域(1セル)に1画素回路と共に配置した様子を示す。1画素回路は図10に示す。単位ブロックと画素回路の面積は、模式図のため実際の素子レイアウトを反映していない。垂直シフトレジスタはリセット信号ΦRES、クランプ信号ΦCL、選択信号ΦSEL1を作成するためにスタティック型シフトレジスタと転送ゲートで構成した簡単な回路を示す。
これらはクロック信号線(不図示)からの信号により駆動される。シフトレジスタの回路構成は、この限りではなく、加算や間引き読み出し等の様々な駆動方法により任意の回路構成をとることができる。簡単のため、制御線はこの3本のみを示している。各画素からの光信号とノイズ信号は2本の信号出力線で列走査回路(水平シフトレジスタ、マルチプレクサ)を介して差動アンプに出力される。
図10は本実施形態の効果を実現するための1画素回路を示す。前述のように画素の大きさは160μm×160μmである。フォトダイオードPDにはダイナミックレンジ拡大用の容量C1をフォトダイオードPDと並列に設けている。M1は感度を切り替える切り替えスイッチである。フォトダイオード容量CPDは撮影時に最大感度となるよう最小容量に設計する。フォトダイオードPDが接続される増幅MOSトランジスタM4のゲート部容量も最小となるように設計してある。M2はフォトダイオードPDに蓄積された電荷を放電するためのリセットMOSトランジスタ(リセットスイッチ)、M3は画素アンプ1を選択するための選択MOSトランジスタ(選択スイッチ)、M4はソースフォロワとして機能する増幅MOSトランジスタ(画素アンプ1)である。
この画素アンプ1の後段にはクランプ回路が設けられている。このクランプ回路により光電変換部で発生するkTCノイズを除去する。ノイズ除去は次のような動作により行うことができる。即ち、スイッチM5をオンして増幅MOSトランジスタM7(画素アンプ2)側にあるクランプ容量CCLの電極を一定の電位にする。
この状態でリセットスイッチM2によりフォトダイオードPDをリセットすると、ノイズ成分が増幅MOSトランジスタM4(画素アンプ1)側にあるクランプ容量CCLの電極に蓄積される。スイッチM5をオフした後、フォトダイオードPDの信号電荷蓄積を行うと、画素アンプM4側にあるクランプ容量CCLの電極電位はフォトダイオードの信号(ノイズ成分を含む)からノイズ成分が引かれた分変動し、クランプ容量CCLの増幅MOSトランジスタM7(画素アンプ2)にもノイズ成分が除去された分電位が変動することになる。こうして、クランプ容量CCLにはノイズ成分が除去された信号が保持されることになる。
また、クランプ回路の後にサンプルホールド回路を設けている。M6は画素アンプ2を選択するための選択MOSトランジスタ(選択スイッチ)である。M8は光信号蓄積用のサンプルホールド回路を構成するサンプルMOSトランジスタスイッチ、CH1はホールドコンデンサである。M10はソースフォロワとして機能する増幅MOSトランジスタ(画素アンプ3)、M9は画素アンプ3を選択するための選択MOSトランジスタ(選択スイッチ)である。更に、M11はノイズ信号蓄積用のサンプルホールド回路を構成するサンプルMOSトランジスタスイッチ、CH2はホールドコンデンサである。M13はソースフォロワとして機能する増幅MOSトランジスタ(画素アンプ3)であり、M12は画素アンプ3を選択するための選択MOSトランジスタ(選択スイッチ)である。
垂直出力線の長さ方向に隣接して配列される画素同士は、画素の容量CH1、2と画素アンプ3、4のゲートとの間で、加算用スイッチSW10、12(図8では画像信号用のスイッチと配線のみを示す)を介して接続されている。また、垂直出力線の長さ方向と垂直な方向に隣接して配列される画素同士は、画素の容量CH1、2と画素アンプ3、4のゲートとの間で、スイッチSW11(図8では画像信号用のスイッチと配線のみを示す)を介して接続されている。これは、本実施形態においては、後述するようにサンプルホールド回路にホールドされた画像信号を加算することが特徴であるので、この場所に加算用スイッチを設ける必要があるためである。
ADD信号をハイレベルにすることで、スイッチSW10、11、12は全てオンになり、スイッチSW10、11、12で接続される16画素の接続点(容量CH1、2と画素アンプ3、4のゲートとの間)は共通に接続される。
一般に、CMOS型撮像素子等の増幅型撮像素子では、読み出し時の信号対ノイズ比(S/N)を改善するために内部に増幅手段(画素内アンプ)を設けて信号の利得を増大させている。この増幅手段として一般に用いられるMOSトランジスタのソースフォロワでは、MOSトランジスタの閾値Vthがばらつき易い。このばらつきは素子の設計及び製造に固有のものであり、画素毎、素子毎に変化するという点で悪質である。特に、X線撮像装置用の撮像素子は大型であり、素子内のばらつきが大きくなりがちである。また、複数枚の撮像素子を用いる場合、素子間のばらつきも大きい。このばらつきは、固定的な出力のばらつき、いわゆる固定パターンノイズ(FPN)、不均一なバックグラウンド画像として現われる。
また、MOSトランジスタには1/fノイズ(フリッカ・ノイズ)や熱雑音が発生し易く、これはランダムノイズであるため、ランダムなバックグラウンド画像を生じる。デバイス設計的にはMOSトランジスタのチャネル長をL、チャネル幅をWとすると、熱雑音は(L/W)・1/2に比例し、1/fノイズはL・Wに反比例するので、MOSトランジスタの雑音を小さくするにはチャネル長Lを最小とし、チャネル幅Wを大きく設定すればよいが、特に大きなノイズ源となるアンプとしてのソースフォロワのチャネル幅Wを大きく設定すると、ゲート・ドレイン間の寄生容量が大きくなり、ゲインを落としてしまい感度の低下を招いてしまうので実施が難しい。
本実施形態では、本質的に1/fノイズが小さいPMOSトランジスタを少なくともソースフォロワとして使用している。これによりNMOSトランジスタに比べ1/10程度の大きさに低減できる。また、シンチレータを通り抜けたX線が直接トランジスタに当たってもPMOSトランジスタはNMOSトランジスタに比べX線耐久性が強い(リーク電流増加、閾値Vth変動が少ない)ので更に好適である。
また、閾値Vthは温度によって指数関数的に変化してしまうので、撮影中に各ソースフォロワが1℃以下の温度差を持っても出力の変動として現われ、X線CT撮影の場合、このわずかの変動も補正エラーを起こし、リングアーチファクトの原因となる。そのため、サンプルホールド回路の二つのソースフォロワでは、後述するようにレイアウト的に閾値Vthのばらつきが極力ない配置構造とし、更に動作中に温度差が発生しない機構としなければならない。
そこで、前述のように画素内に光信号用とノイズ信号用のサンプルホールド回路を設け、光信号とノイズ信号を露光とは独立して保存すると共に、サンプルホールド回路からは同時に出力(各列2線出力)する構造としている。
また、容量CH1、2は大きくしても前段アンプが電圧出力のため電位が小さくなることはない。更に、加算用スイッチSWもしくは配線に浮遊容量があっても電位が低下することはない。
更に、容量CH1、2を大きくすることができるため、加算用スイッチもしくは配線でリーク電流があっても感度低下を招くことはないし、ノイズが増大することもない。また、別の効果として容量CHを大きくすることができるため、垂直出力線に出力するためのソースフォロワ用のMOSトランジスタ(M10、M13)も大きくできる。従来はこのMOSトランジスタを大きくするとMOSトランジスタのゲート容量が感度の低下を招くため大きくすることは困難であった。MOSトランジスタのショットノイズは(チャネル幅W)×(チャネル長L)の1/2乗に反比例するためMOSトランジスタのチャネル幅Wを大きくすれば垂直出力線に出力するためのソースフォロワのノイズを無視できるほど小さくすることができる。
更に別の効果としてクランプ回路からの出力を受けるソースフォロワのMOSトランジスタ(画素アンプ2)のショットノイズや1/fノイズも低減することができる。このMOSトランジスタのゲート容量の影響を少なくするため、大きさを小さくすることが望まれるため、ある程度ショットノイズや1/fノイズが発生してしまう。
1×1画素で読み出す場合は、このノイズが出力に出てしまうが、4×4画素加算でプロジェクション画像を読み出す場合には、このノイズを持った個別画素の電位を加算用スイッチSWにより平均化できるのでノイズ電圧は小さくなる。個々のランダムノイズを平均化するため、16画素の平均の場合は1/16の1/2乗、つまり1/4にノイズが減じられることになる。本発明のように本画像をたとえば4×4画素加算で読み、焦点移動を解像度の高い1×1画素で読み出す場合、本画像ではノイズを少なく、焦点移動検出では解像度を優先させて画像データを出力することができるので、このような画素内の容量間を接続する加算スイッチの配置は好適である。
本実施形態では16画素を加算しているが、もっと多くの画素を加算する構成であれば更にこの効果が大きくなることは明らかである。
前述のように連続X線を用いたコーンビームX線CT撮影においては、各プロジェクション画像は全画面を同一時刻、同一蓄積時間で駆動させて取得する必要がある。そのために各画素内にメモリを設ける構造をとる。同一時刻、同一蓄積時間でのあるプロジェクション画像信号を画素内メモリに保存し、次のプロジェクション画像を取得している間に、保存したプロジェクションデータを並列読み出しにより高速に読み出すことができる。このように画像信号を露光と独立に保存させるための手段(画素内メモリ)として、このサンプルホールド回路はまず機能する。前述の撮像素子の並列読み出しと合わせ、これらの構造と機能により従来実現できなかった大面積でのコーンビームX線CT撮影を実現できる。
更にノイズ除去の機能を持たせている。光信号とノイズ信号は非常に速い時間差で、画素アンプ1からサンプルホールド回路に取り込まれるので、低周波数で大きい1/fノイズを無視することができる。
また、この回路を利用して画素アンプでの熱ノイズ、1/fノイズ、FPNを除去している。2つのサンプルホールド回路素子のばらつきは、コンデンサを極力画素内の近傍に配置し、出力のソースフォロワは、これを通常のMOS回路レイアウトで用いられるクロス配置とし、閾値Vthのばらつきを極力減らす工夫を行うことで極力減らしている。このようにこのサンプルホールド回路は一括露光のための画素毎の蓄積手段として働き、またノイズ除去のための手段としても働く。
本実施形態では、各プロジェクション画像取得時刻の制御を、ロータリーエンコーダ103から出力される角度信号を用いて行う。読み出し用のスイッチとリセットスイッチはロータリーエンコーダ103からの角度信号に基づいて蓄積時間制御部208により作成されたパルス信号により駆動される。ロータリーエンコーダ103から出力される角度信号は蓄積時間制御部208に送られ、この信号に基づいて一括リセットのタイミングと、一括露光の動作タイミングパルスが作成される。これらの動作タイミングとサンプルホールド回路の動作タイミングを制御し、各プロジェクション画像内で時間遅れが生じないように、また1プロジェクションの角度に対する蓄積時間の間プロジェクション画像信号が蓄積され、出力される。これにより、たとえ回転台に回転むらがあったとしても正確に決められた1プロジェクション当たりの回転角に応じた時間のプロジェクション画像を取得することができる。
X線CT画像は、回転台102の1プロジェクションの回転角度に応じた蓄積時間に対応して取得される。この時、ADD信号を常にローレベルとし、スイッチSW10、SW11、SW12をオフ状態としておく。この蓄積動作は全画素で独立に行う。これは本実施形態の特徴の1つである。全画素で1プロジェクションの画像を取得し、これをサンプルホールド回路に保存する。
本読み出しを行う前に画像の中でエッジ検出エリアに対応する画像信号を1×1の解像度で、読み出す。図4に示すようにX線源焦点の移動が起こると、エッジブロック104のエッジの画像もX線イメージセンサパネル101上を移動する。エッジブロック104を一般撮影用のX線源側に新たにつけるのは、避けるのは好ましくないので、エッジブロックは回転装置に付属で設置する。この場合、L1<L2となる。CT撮影の場合はコーン角を小さくしたいので、L2はかなりL1より長くなる傾向がある。L2=2m、L1=1mとすると、一般にX線源焦点移動は500μmから1mm程度の規模で起こるので、X線イメージセンサパネル上の移動は250μmから500μm程度となる。
X線CT撮影に用いられる通常の画素の大きさでは精度よく、この焦点移動を検出することができない。よって本発明ではX線源焦点の移動に対応するエッジの位置変化を160μmのピッチという高解像度で取得する。当然画素の大きさを160μmより小さくし、エッジの検出をより正確にすることはできる。
本実施形態の主旨は、X線CT撮影画像の画素の大きさより、解像度の高い画素の大きさとすることで、より高い解像度でX線焦点の移動を正確に検出することである。但し、この際、本画像に何ら影響を与えないように非破壊読み出しをすることを特徴とする。また、この時、本画像との違いは解像度だけであり、それ以外は同一時刻から同一蓄積時間内で蓄積した画像データを使っている。そのために画素内のサンプルホールド内のデータを利用する。これを非破壊読み出しするための手段が、図10におけるトランジスタM10、M13を含むソースフォロワ回路である。画素内にサンプルホールド回路を設け、その後に非破壊読み出し手段としてのソースフォロワ回路を設けたことを特徴とする。
限定領域内を全画素読みするだけなので、全体の画像読み取りに影響しない程度の高速度で読み出すことができる。また、画素加算を行う前の画像信号を非破壊読み出しするので、蓄積された画像信号自体は全く影響を受けない。このようにしてエッジ検出部の読み出しを行った後、ADD信号を本読み出し、つまり、このプロジェクション画像を出力するときADD信号をハイレベルにすることで、スイッチSW10、11、12は全てオンになり、スイッチSW10、11、12で接続される接続点(容量CH1、2と画素アンプ3、4のゲートとの間)は共通に接続され4×4画素加算で出力される。
この時の解像度は640μm×640μmであり、X線CT画像にとって好適なものとなっている。前述の撮像素子の並列読み出し、サンプルホールド回路を使った一括露光、4×4画素加算により200フレーム/secを超える高速度で、40cm×40cmを超える大面積の画像を取得することができる。
本実施形態によれば、蓄積動作時の解像度は本読み出しより解像度を高くするが、エッジ検出のためには最高解像度がよい。つまり、撮像素子の最小画素単位で行うのが好適である。
次に、本実施形態の具体的な動作の説明を行う。光電変換はフォトダイオードPDで行う。露光は一括露光であり、各撮像素子の全画素で同一のタイミング、期間で行う。よって、撮像素子間、走査線間での画像の時間的ズレは一切生じない。ロータリーエンコーダ103からN番目のプロジェクションの始まり角度に対応する信号が蓄積時間制御部に送られ、同時に蓄積時間制御部から全画素一括で信号ΦSH1をハイレベルとし、サンプルスイッチM8をオンすることで前のプロジェクションで蓄積されたノイズの除去されている光信号を画素アンプ2(M7)を通して容量CH1に一括転送する。
全画素一括で信号ΦRESをハイレベルとし、リセットスイッチM2をオンすることでフォトダイオード容量CPDがリセットされる。リセットが終了した時点からN番目のプロジェクションに対応する信号蓄積が始まる。信号ΦSH1は蓄積時間制御部により制御され、その他の信号は、ΦSH1に応じて決定されるので、フォトダイオードでの信号蓄積はプロジェクションごとに制御されることになる。
同時に信号ΦCLをハイレベルとし、クランプスイッチM5をオンすることでクランプ容量CCLを基準電圧にセットする。また、同時に全画素一括で信号ΦSH2をハイレベルとし、サンプルスイッチM11をオンすることで基準電圧に設定されたときのノイズ信号を容量CH2に転送する。
次いで、全画素一括で信号ΦSH2をローレベルとし、光信号、ノイズ信号のサンプルホールド回路への転送保持を終了する。この段階でN番目のプロジェクションの画像信号がサンプルホールド容量に、1×1の状態で蓄積されている。
次に、エッジ検出エリア領域に対応する選択信号SEL2がハイレベルとなって、対応する画素の選択スイッチM9、M12をオンすることで負荷電流源と画素アンプ3、4(M10、M13)で構成されるソースフォロワ回路を動作状態とする。これにより、ホールド容量CH1、CH2に保持された光信号とノイズ信号とを画素アンプ3,4を通して同時にノイズ信号出力線と光信号出力線に出力される。
各垂直出力線に出力された信号は、各選択信号がそれぞれハイレベルの間に水平走査回路(Mux)によりエッジ検出エリア領域に対応する垂直信号線が選択されて出力信号(out)として出力される。この時の読み出しは非破壊読み出しを行うので、この読み出しの前後で容量CH1、2にホールドされた信号は何ら影響を受けない。更に、限定領域を高速に読み出すので、画像信号の本読み出しには何ら影響を与えない。
次に、ADD信号をハイレベルとし、スイッチSW10、SW11、SW12をオン状態とする。すると、各画素の容量CHの電位は4×4画素つまり16画素単位で加算前の、各画素における容量CHの電位の平均電位となる。
次に、シフトレジスタ(SR)から出力される選択信号SEL2が4行毎に順次ハイレベルとなって、各選択信号が印加される水平方向に配列された画素群からそれぞれ垂直出力線に、容量CHにホールドされた信号が増幅されて出力される。この時、容量CH1、2の電位は16画素単位で同電位なので、全行の選択信号SEL2をハイレベルとする必要はない。
各垂直出力線に出力された信号は、各選択信号がそれぞれハイレベルの間に水平走査回路(Mux)により3本飛ばしで選択されて、16画素の平均出力が出力信号(out)として出力される。
画像データを本読み出しする場合は、加算モードで読み出しを行い、全画素の1/16に相当する出力のみ出力するため、読み出し速度を約16倍にすることができる。
本実施形態では走査回路としてシフトレジスタではなく、n対2デコーダを使用することもできる。この場合、デコーダの入力に順次インクリメントするカウンタの出力を接続することによりシフトレジスタと同様に順次走査することが可能となり、一方、デコーダの入力に画像を得たい領域のアドレスを入力することにより、ランダム走査による任意の領域の画像を得ることができる。有効領域内の各領域(セル)内に配置する共通処理回路とは、最終信号出力アンプ、シリアル・パラレル変換マルチプレクサ、バッファ、各種ゲート回路等の複数を一括して共通に処理する回路を意味する。
本実施形態においては、各撮像素子内、撮像素子間で受光領域を均一サイズ、且つ、重心を等ピッチの配置にすることで、シフトレジスタ等を有効領域に配置しても各撮像素子間、撮像素子内での感度ばらつきや、受光領域の重心のばらつきを生じないので、タイル貼りした構成でも実質的に繋ぎ目のない画像を得ることができる。また、撮像素子の周辺にデッドスペースが生じないので、撮像素子全面が有効領域となる。
これらの撮像素子をタイル状に実質的に隙間がないように並べることで、大面積の撮像装置を形成できる。更に、前述のような回路構成とすることで実質的に時間的、空間的に繋ぎ目のない大面積の画像を得ることができる。画素の大きさは十分大きいので、有効画素領域にシフトレジスタを配置しても画素内にサンプルホールドのような回路を配置しても十分大きい開口率を実現できるので、何等問題とならない。
また、本実施形態では、シフトレジスタを有効領域内に配置するので、シンチレータを抜けたX線が直接シフトレジスタに当たるが、シフトレジスタとしてスタティックシフトレジスタを用いることでX線による影響を受けないようにしている。シフトレジスタ回路はパルス信号を順次転送するのに用いられる。即ち、原理的にスタティック型はX線の影響を比較的受けにくいので、本実施形態のようにX線が直接当たる場所に用いることができる。従って、スタティック型シフトレジスタを用いれば、X線ダメージやエラーの少ない、信頼性が向上した撮像装置を実現できる。
更に、本実施形態では撮像素子としてCMOS型撮像素子を用いているので、消費電力が少なく、大面積の撮像装置を構成する場合に好適である。なお、撮像素子内にマルチプレクサを作り込むのは、撮像素子での動作を早くするためである。また、撮像素子からは電極パッドを経由して外部に信号を取り出すが、この電極パッドの周りには大きな浮遊容量がある。従って、電極パッドの前段にアンプを設けることにより信号の伝送特性を補償することができる。
本実施形態では、完全転送ではないので光電変換部のリセット時にkTCノイズが発生してしまうが、回路的にこのkTCノイズ(リセットノイズ)を除去することは光電変換装置の高S/N化の重要なポイントとなる。そのため、本実施形態ではクランプ回路を画素毎に設ける構成としている。kTCノイズ除去のためにクランプ回路を用いることは公知である。画素のサイズが比較的小さく完全転送が可能な場合は光電変換部でのkTCノイズは発生しないのでこの限りではない。
また、本実施形態では一括露光でkTCノイズを除去できるように一括露光用のサンプルホールド回路の前段にクランプ回路を設けている。更に光電変換部のリセット時の固定パターンノイズ(FPN)除去も可能であり、更なる感度の向上が図れる。
また、ダイナミックレンジを大きくするためには容量CPDが大きい方が良いが、そうすると信号電圧が下がってしまうので、S/Nが下がってしまう。撮影時の最高感度を維持しながら静止画撮影時のダイナミックレンジを広げるために、感度(ダイナミックレンジ)切り替え回路を設け、容量と切り替えスイッチを本実施形態では各画素に設けている。静止画撮影時は容量が増えるのでS/Nが悪くなってしまうが、S/Nをよくするためには、特にkTCノイズを除去するクランプ回路が必要である。
次に、本実施形態の被写体回転型コーンビームX線CT撮影装置における被写体1回転分のプロジェクション画像の収集手順を説明する。まず、観察者が被写体107を保持装置に固定する。次に、観察者が図示しない操作卓から計測の開始を指示すると、撮影制御装置105からの制御信号に従って、プロジェクション画像(投影データ)の計測が開始され、回転装置102が回転を開始する。この時、ロータリーエンコーダ103から撮影制御装置105に回転角度が出力される。
撮影制御装置105は、回転装置102の回転角が所定の角度に達したことを検出した場合、X線発生装置109から直ちに連続X線を照射させる。X線発生装置109からのX線の照射と共に、撮影制御装置105はX線イメージセンサパネル101を制御して、被写体107のプロジェクション画像を取得する。
デジタル化されたプロジェクション画像である投影データとして撮影制御装置105に出力される。撮影制御装置105は、X線イメージセンサパネル101で撮影されたプロジェクション画像を回転装置102の回転角、即ち、投影角と共に収集し、データメモリ203に格納し、引き続き所定の角度毎に行い、1回転分のプロジェクション画像の撮影が終了する。
全周分のプロジェクション画像の撮影(収集)が終了したならば、撮影制御装置105は回転装置102の回転を終了する。画像処理装置202では、画像データメモリに保存されたプロジェクション画像を、既に補正データメモリに保存されていた補正データを用いて、各プロジェクション画像のガンマ補正、画像歪み補正、対数変換及びX線イメージセンサパネルの感度むら補正等の前処理を行う。更に、プロジェクション画像に基づいて3次元X線分布像を再構成する。更に、3次元X線分布像に対して周知のボリュームレンダリング処理或いは最大値投影処理等の画像処理を施し、3次元X線分布像から3次元的な2次元像である3次元X線像を生成し、表示画面106上に3次元X線像を表示する。
次に、作用効果を説明すると、特別な焦点移動検出器は必要ない。X線イメージセンサパネルがそのまま利用できる。X線源側に検出器を用意しなくとも良い。X線源は一般撮影室のものを利用する場合好都合である。
X線イメージセンサパネルは非破壊的にモード切り替え(解像度切り替え)できるので、焦点移動を検出する場合、高解像度設定として、本画像取得時に対して解像度を自由に変えることができるため、より正確に焦点移動を検出できる。本実施形態の場合は、一括露光で蓄積した後のデータを利用する。よって、画素メモリ(サンプルホールド回路)の後に非破壊読み手段が必要となる。サンプルホールド回路に溜まっているデータは破壊されいので、本読み出しと非破壊読み出しのデータは、解像度以外は同じ値となる。ノイズ等の付加はない。共通の蓄積時間をもつ画像データを、解像度を変えて(ノイズ等は変えず)非破壊で読み出すことができる。通常の非破壊読み出しの場合は、フォトダイオードPDの変動する信号を読む(露光量をモニタするためなど)等の使い方をするが、本実施形態ではこれとは異なる読み方となる。
焦点移動を検出する場所は限られているので、局所的に非破壊読み出しとすることで高速に読み出せる。また、実際の測定速度を犠牲にすることはない。ランダムアクセス、非破壊読み出しができるので、X線イメージセンサパネルの任意の素抜け部分を選択できる。ROIが、予め分かっている時は、被曝を減らすために絞りを設ける。この時もそのROIの中の素抜け部分を任意に選択できる。焦点移動を示すエッジは適宜位置を調整する場合には、それに応じてパネルの検出場所を任意に変更できる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態は、コリメータをX線イメージセンサパネル101上のエッジ検出領域に設置する形態である。X線イメージセンサパネル101の動作は第1の実施形態と同じである。図3に示すように、プロジェクション画像には被写体の投影画像のない部分、巣抜け部分がある。この巣抜け部分のうち点線で囲まれた領域を、レファレンス信号検出部110として利用する。この領域は本スキャンの前に非常に弱いX線を照射して巣抜け部を検出し、決定する。レファレンス信号検出部を決定した後、被写体からの散乱線除去用コリメータをX線イメージセンサパネルの当該場所に設定する。グリッドを兼用してもよい。その他の構成は第1の実施形態と同様である。
本実施形態では、散乱線をなくすためコリメータを使うので、エッジのボケを押さえることができる。高解像度、非破壊読み出しと相まって高精度に焦点の移動を検出できる。また、このコリメータとエッジを兼用することも可能である。更に、L2が近くなるので、より解像度が求められるが本発明のX線イメージセンサパネルでは、このわずかなエッジの動きも検出できる。
(第3の実施形態)
第3の実施形態では、被写体回転型コーンビームX線CT撮影システムにおいて、既存の一般撮影用のX線発生装置109に回転台102とX線イメージセンサパネル101を設定する場合、これらの幾何学的配置は厳密に決定する。X線発生装置109と回転台102とX線イメージセンサパネル101は可動式で幾何学的配置を決定した後、その場所に固定する。コーンビームX線CT撮影装置では、コーン角が大きくなると、再構成時の誤差が大きくなるので、一般にコーン角Φは10度以下とする。
一般撮影室の大きさ等により、その配置にはさまざまな可能性がある。X線焦点と回転台102の回転軸Pとの距離をL、回転軸とX線イメージセンサパネル101との距離Mとすると、LとMが設置毎に変わる場合もある。その場合には、プロジェクション画像の拡大率が変わってしまう。従来のX線CT用の検出器は解像度が固定されており、拡大率が変化に対応することができない。本実施形態では、解像度を任意に変更できるX線イメージセンサパネルを利用する。この基本構成は第1の実施形態に用いたX線イメージセンサパネルと同様である。解像度の変更は画素加算のモードを変えることにより任意に設定できる。1×1、2×2、3×3、4×4、5×5を基本モードとして持つ。その他は第1の実施形態と同様である。
本実施形態では、第1の実施形態で述べた作用効果を当然有し、加算モードの選択による画質への影響は起こらない。また、コーンビームX線CT撮影に好適な高感度、高速性も有する。X線発生装置109と回転台102とX線イメージセンサパネル101の幾何学的配置が決定した段階で、拡大率に合わせて加算モードを変更する。標準の設定は4×4とする。現実には上記5種類の加算モードの一つに合致するようにLとMを設定する。つまり、回転台の上にマーカーを設置し、この拡大率をX線イメージセンサパネルで測定しながら、LとMと加算モードの組み合わせのなかから最適なものを選ぶ。
また、グリッドを用いる場合には、グリッドの焦点との関係も考慮する。L、M決定後、最適なグリッドを選択してもよい。また、解像度は回転面方向と体軸方向で変えることも可能である。更に、上記方法で標準設定した解像度で撮影を開始し、撮影途中で解像度を変化させることも可能である。例えば、再構成後のコロナル画像とサジタル画像では必要とする情報量が異なるので、回転時点で解像度を最適化してプロジェクション画像を取得することができる。或いは、被写体の側面を測定中の解像度を落とし、情報量を減らすことで再構成時間を短縮することができる。前後面の画像より側面の画像の方が情報を減らしても、再構成後の影響が少ない。検診の場合は再構成の時間を短縮するのは重要な課題である。
本実施形態では、幾何学的配置によらず標準設定のX線CT画像を得ることができる。可動式システムに好適なコーンビームX線CT撮影装置を提供できる。
本発明による被写体回転型コーンビーム放射線CT撮影装置の第1の実施形態を示す概略図である。 本発明による被写体回転型コーンビーム放射線CT撮影装置の第1の実施形態を示すシステムブロック図である。 プロジェクション画像を説明する図である。 本発明の第1の実施形態による焦点移動検出を説明する図であり、(a)は焦点移動とエッジ画像の関係を示す図、(b)はエッジの動きを高解像度で検出する様子を示す図である。 本発明の第1の実施形態による放射線イメージセンサパネルを示す図である。 図5のA−A′線における断面図である。 本発明の第1の実施形態による撮像素子とその元となるウエハを示す平面図である。 本発明の第1の実施形態による画素の配列及び走査回路の配列を示す平面図である。 本発明の第1の実施形態による撮像素子内の1画素回路とシフトレジスタの単位ブロックの関係を示す図である。 本発明の第1の実施形態による撮像素子の1画素回路図である。 従来の放射線撮影システムを示す概念図である。
符号の説明
101 X線イメージセンサパネル
102 回転装置(回転台)
103 ロータリーエンコーダ
104 エッジブロック
105 撮影制御装置
106 表示装置
107 被写体
108 X線源電源
109 X線発生装置(X線源)
110 レファレンス信号検出部
201 A/D変換器
202 画像処理部
203 画像データメモリ
204 補正データメモリ
205 駆動部
206 回転制御部
207 装置制御部
208 蓄積時間制御部
209 蓄積時間カウンタ
301 エッジ検出領域
401 回転シャフト
402 回転陽極
501 撮像素子
601 接着層
602 シンチレータ
603 フレキシブル基板
604 基台
605 外部処理基板
701 垂直シフトレジスタ
702 水平シフトレジスタ
703 外部端子
801 バンプ
802 保護抵抗
803 保護ダイオード
804 チップ端部
806 信号線
808〜810 画素加算用ADDスイッチ

Claims (8)

  1. 撮像素子を有する放射線イメージセンサパネルを有し、
    前記撮像素子は、2次元に配列した複数の画素と、複数の解像度を設定する解像度設定手段と、被写体の画像信号を読み出す画像信号取得手段と、補正用信号を読み出す補正用信号取得手段とを有する放射線CT撮影装置において、
    前記撮像素子は、一括露光を行う画像信号蓄積手段を有し、
    前記補正用信号取得手段は、前記画像信号蓄積手段に蓄積された画像信号から、前記画像信号取得手段より高い解像度で非破壊読み出しを行う手段であることを特徴とする放射線CT撮影装置。
  2. 請求項1に記載の放射線CT撮影装置において、前記補正用信号取得手段は、前記被写体を透過しない放射線が照射された前記放射線イメージセンサパネル上の領域における放射線の変動を補正する信号を取得する手段であることを特徴とする放射線CT撮影装置。
  3. 請求項1又は2に記載の放射線CT撮影装置において、前記画像信号蓄積手段はサンプルホールド回路を有し、前記補正用信号取得手段は、前記サンプルホールド回路の信号出力側に接続されたソースフォロワ回路を有することを特徴とする放射線CT撮影装置。
  4. 請求項に記載の放射線CT撮影装置において、前記サンプルホールド回路は、画像信号用サンプルホールド回路とノイズ信号用サンプルホールド回路を有し、前記撮像素子は、前記画像信号と前記ノイズ信号を同時に読み出す手段を有することを特徴とする放射線CT撮影装置。
  5. 請求項3又は4に記載の放射線CT撮影装置において、それぞれの前記画素は、前記画像信号蓄積手段と前記非破壊読み出し手段とを有することを特徴とする放射線CT撮影装置。
  6. 請求項3から5のいずれか1項に記載の放射線CT撮影装置において、前記解像度設定手段は、複数の前記サンプルホールド回路を接続するスイッチ素子を有することを特徴とする放射線CT撮影装置。
  7. 放射線CT撮影システムにおいて、
    被写体に放射線を照射する放射線発生装置と、
    前記放射線発生装置の制御装置と、
    請求項1から6のいずれか1項に記載の放射線CT撮影装置と、
    を有することを特徴とする放射線CT撮影システム
  8. 放射線CT撮影方法において、
    被写体を回転させ、
    前記被写体に連続放射線を照射し、
    放射線イメージセンサパネルを用いて一括露光により前記被写体の2次元プロジェクション画像信号を取得し、
    前記放射線イメージセンサパネルの有する非破壊読み出し手段と第1の解像度と当該第1の解像度よりも高い解像度の第2の解像度とを設定する解像度設定手段とによって、前記2次元プロジェクション画像信号の一部を、前記第2の解像度で非破壊読み出しにより読み出し、
    前記第2の解像度で非破壊読み出しした前記画像信号を用いて前記放射線の焦点移動を検出し、
    前記2次元プロジェクション画像信号を前記第1の解像度で読み出し、
    前記検出された焦点移動量に応じて前記第1の解像度で読み出された前記2次元プロジェクション画像信号を補正することを特徴とする放射線CT撮影方法。
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