JP6195337B2 - X線ct装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、X線CT装置に関する。
従来のX線CT(コンピュータ断層撮影)装置としては、X線管から被検体に照射され、被検体を透過したX線をX線検出器により検出して、投影データを収集し、収集した投影データから画像を再構成するものがある(例えば、特許文献1)。
X線管は、X線を出射する出射面を有するアノードと、フィラメントを有するカソードとを有している。出射面から被検体の体軸方向に広がるようにコーン角を有するX線が被検体に対して照射される。X線が照射される側から出射面を見たときの見かけ上の大きさである実効焦点の大きさを焦点サイズという場合がある。
焦点サイズは、アノード側から見た場合と、カソード側から見た場合とで異なる。出射面は、アノード側で焦点サイズが小さくなるように、かつ、アノードからカソードに向かって焦点サイズが大きくなるように構成されている。
X線検出器は、体軸方向及びそれに直交する水平方向の二次元方向にX線検出素子が配列され、配列の態様により、均等型、ハイブリッド型、及び、不均等型がある。
均等型のX線検出器は、被検体の体軸方向にX線検出素子が均一に配列されている。X線検出素子の体軸方向の大きさを検出器サイズという場合がある。
ハイブリッド型では、X線検出器の体軸方向の中心部に、小さな検出器サイズのX線検出素子が複数列配され、その前後に大きな検出器サイズのX線検出素子が所定列ずつ配されている。
不均等型では、小さな検出器サイズから大きな検出器サイズまでのX線検出素子が前後対称に配列されている。
なお、小さな焦点サイズの焦点から出射され、被検体を透過したX線が大きな検出器サイズのX線検出素子により検出されるのでは、撮影時に高分解能を得ることができず、小さな検出器サイズのX線検出素子を十分に生かすことができない。以下の説明で、分解能の高低は、相対的に定められるものである。
特開2009−28065号公報
しかしながら、均等型のX線検出器では、撮影時に高分解能を効率よく得るために、X線検出器の全てのX線検出素子に小さな検出器サイズを用いたのでは、非効率であるという問題点があった。
また、ハイブリッド型のX線検出器では、中心部の複数列の小さな検出器サイズのX線検出素子と小さな焦点サイズの焦点とが必ずしも対応せず、小さな検出器サイズのX線検出素子を十分に生かすことができないという問題点があった。
さらに、不均等型のX線検出器もハイブリッド型と同様に、小さな検出器サイズのX線検出素子を十分に生かすことができないという問題点があった。
本実施形態は、撮影時に高分解能を効率よく得ることが可能であり、さらに、小さな検出器サイズのX線検出素子を十分に生かすことが可能なX線CT装置を提供することを目的とする。
本実施形態に係るX線CT装置は、天板に載置された被検体に対してX線管とX線検出器とを被検体の回りに回転させ、X線管から広がるようにコーン角を有するX線が被検体に対して照射され、被検体を透過しX線検出器により検出されたX線に基づき被検体の画像を取得する。X線管は、X線の出射面を有し、X線が照射される側から出射面を見た点である実効焦点のサイズがコーン角の一端において小さくなるように、かつ、コーン角の他端に向かって実効焦点のサイズが大きくなる構成にされる。X線検出器は、区分けされた少なくとも二つの範囲を有する。一方の範囲は、X線管から照射されたX線を検出する小さなサイズのX線検出素子が配列された小検出範囲を有する。他方の範囲は、X線管から照射されたX線を検出する大きなサイズのX線検出素子が配列された大検出範囲を有する。小検出範囲へのX線照射に際して実効焦点のサイズを小さくするように構成される制御手段を有する。
第1実施形態に係るX線CT装置の構成を示すブロック図。 X線管の概念図。 体軸方向の一端側に小検出範囲を有するX線検出器を示す図。 第2モードでCTスキャンするときのX線検出器の図。 X線CT装置の動作を示すフローチャート。 比較例に係る均等型のX線検出器を示す図。 比較例に係るハイブリッド型のX線検出器を示す図。 第2実施形態において、小さな焦点サイズの焦点に小検出範囲を対応させるように移動されたX線検出器を示す図。 大きな焦点サイズの焦点に大検出範囲を対応させるように移動されたX線検出器を示す図。 第3実施形態において、X線管に対して傾けられたX線検出器を示す図。 変化する焦点サイズを示す図。 傾けられたX線検出器、及び、傾けられる前のX線検出器を示す図。 中検出範囲が設けられたX線検出器を示す図。 架台をチルトさせたときの図。 図14に示す姿勢から体軸と平行な姿勢に回転させたX線検出器を示す図。 第4実施形態において、X線管の出射面を反時計回りの方向に傾けたときの図。 X線管の出射面を時計回りの方向に傾けたときの図。 第5実施形態において、X線管の出射面をZ2の方向に移動させたときの図。 X線管の出射面をZ1の方向に移動させたときの図。 X線管の出射面をX線検出器に対し相対的に移動させたときの図。
以下、X線CT装置の各種実施形態について図面を参照して説明する。
[第1実施形態]
第1実施形態に係るX線CT装置の構成について図1を参照して説明する。図1は、X線CT装置の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、X線CT装置1は、架台(ガントリ)10とコンソール30とを有している。
架台10は、回転フレーム12、X線管16、コリメータ17、X線検出器18、回転駆動部20、高電圧発生部22、及び、データ収集回路(DAS)26を有している。
架台10の本体は、円環又は円板状の回転フレーム12を回転可能に支持する。回転フレーム12の内周側には、天板14に載置された被検体Pが挿入されるスキャン領域が形成される。
図示しない寝台には、天板14を長手方向(被検体Pの体軸方向)に沿って移動させるように天板移動手段24が設けられている。また、寝台には、天板14を鉛直方向(上下方向)に沿ってスライドさせる昇降手段(図示省略)が設けられている。
ここで、XYZ直交座標系を定義する。Z軸は、回転フレーム12の回転軸に規定される。天板14は、長手方向がZ軸方向に平行するように配置される。したがって、被検体Pの体軸は、Z軸と平行になる。X軸は、水平方向の軸に規定され、Y軸は、鉛直方向の軸に規定される。
なお、X線CT装置1には、X線管16とX線検出器18等とが1体となって被検体の周囲を回転するROTATE/ROTATEタイプや、リング状に多数の検出素子が配列され、X線管16のみが被検体の周囲を回転するSTATIONARY/ROTATEタイプ等様々なタイプがあるが、いずれのタイプでも本実施形態は適用可能である。X線CT装置1をここでは、ROTATE/ROTATEタイプとして説明する。
回転フレーム12には、X線管16、コリメータ17、及びX線検出器18が設けられている。
回転フレーム12は、回転駆動部20からの駆動信号の供給を受けてX線管16、及びX線検出器18を連続回転させる。
X線管16は、高電圧発生部22から高電圧の印加とフィラメント電流の供給とを受けてX線を発生する。
X線管16とX線検出器18とは、天板14に載置された被検体Pを挟んで対向するように配置されている。
(X線管)
図2は、X線管16の概念図である。図2に示すように、X線管16は、X線を出射する出射面(ターゲット)162を有するアノード161と、フィラメント164を有するカソード163とを有している。出射面162から被検体の体軸方向に広がるようにコーン角(図2に”β”で示す)を有するX線が被検体に対して照射される。図2にハッチングを付して示す焦点サイズ(実効焦点Fの大きさ)は、アノード161に近い所から見た場合と、カソード163に近い所から見た場合とで異なる。なお、以下の説明では、コーン角の広がりが体軸方向であるものを示すが、体軸方向に限定されないことは言うまでもない。
図2に示すように、出射面は、カソード163の方向に対し所定の角度を成す平面であるので、アノード161側で焦点サイズが小さくなるように、かつ、アノード161からカソード163に向かってに焦点サイズが大きくなるように構成されている。図2に、小さな焦点サイズの焦点、大きな焦点サイズの焦点、及び、中程度の焦点サイズの焦点を、それぞれ”F1”、”F2”及び”F3”で示す。
なお、焦点サイズが小さくなるアノード161側を、コーン角βの一端側、または、Z1(図2に示す)側という場合がある。また、焦点サイズが大きくなるカソード163側を、コーン角βの他端側、または、Z2(図2に示す)側という場合がある。
(コリメータ)
図1に示すように、コリメータ17は、X線が通過する開口171を有し、開口171の範囲及び位置を調整することにより、被検体に対して照射されるX線の進路を制限するように構成されている。
(X線検出器)
図3は、体軸方向(Z方向)の一端側に小検出範囲181を有するハイブリッド型のX線検出器18を示す図である。ここで、小検出範囲181とは、小さな検出器サイズのX線検出素子が所定列配された範囲をいう。また、大検出範囲182とは、大きな検出器サイズのX線検出素子が所定列配された範囲をいう。
図3に示すように、X線検出器18の一端側(Z1側)に小検出範囲181が配され、X線検出器18の中央部及び他端側(Z2側)に大検出範囲182が配されている。
小検出範囲181には、体軸方向の大きさである検出器サイズが例えば0.5mmのX線検出素子(小さな検出器サイズのX線検出素子)が用いられている。小検出範囲181は、X軸方向に複数のX線検出素子が配置されたX線検出素子群をZ軸(体軸)方向に所定数列に配置して構成されている。なお、このようにZ軸(体軸)方向にX線検出素子が配列されるとき、この配列方向を長手方向という場合がある。
大検出範囲182には、検出器サイズが例えば1.0mmのX線検出素子(大きな検出器サイズのX線検出素子)が用いられている。大検出範囲182は、X軸方向に複数のX線検出素子が配置されたX線検出素子群をZ軸(体軸)方向に多列に配置して構成されている。
被検体における撮影領域をずらしかつ撮影するステップアンドショット型のX線CT装置では、天板14を体軸方向に所定の送り量ずつ移動させる毎に、X線(コーンビーム)を被検体Pに照射させる。
天板移動手段24は、コンソール30内のスキャン制御部41による制御に従って天板14を所定の送り量ずつ移動させる。
被検体へのX線の照射時間間隔は、例えば、1秒に10回である。高電圧発生部22は、コンソール30内のスキャン制御部41による制御に従ってX線管16に高電圧を印加し、フィラメント電流を供給する。
X線検出器18は、X線管16から発生され撮影領域を透過したX線を検出し、検出されたX線の強度に応じた信号を生成する。X線検出器18には、データ収集回路(DAS)26が接続されている。
データ収集回路26は、スキャン制御部41による制御に従ってX線検出器18から電流信号を収集する。データ収集回路26は、収集された電流信号を増幅し、増幅された電流信号をデジタル変換することによって、デジタル信号である投影データを生成する。投影データは、生成されるたびに非接触データ伝送部(図示省略)を介してコンソール30に供給される。CTスキャンが繰り返されることで、時系列の投影データが生成され、コンソール30に供給される。
図1に示すように、コンソール30は、前処理部31、再構成部32、システム制御部40、スキャン制御部41、操作部44、表示部45、及び、記憶部46を有している。なお、システム制御部40及びスキャン制御部41を制御手段という場合がある。
前処理部31は、データ収集回路26からリアルタイムに供給される投影データに対数変換や感度補正等の前処理を施す。前処理により画像再構成に利用される投影データが生成される。
再構成部32は、前処理が施された投影データに基づいて、被検体Pに関するCT画像データをリアルタイムで発生する。換言すれば、再構成部32は、時系列の投影データに基づいて時系列のCT画像データ(CT値)を再構成する。
X線CT装置により利用される画像再構成法には、フルスキャン法とハーフスキャン法とがある。フルスキャン法では、1スライスのCT画像のデータを再構成するために、被検体の周囲1周、すなわち約2π[rad]分の投影データが必要である。また、ハーフスキャン法では、1スライスの画像データを再構成するために、π+α[rad](α:ファン角)分の投影データが必要である。本実施形態は、フルスキャン法とハーフスキャン法とのいずれの方法も適用可能である。
システム制御部40は、X線CT装置1の中枢として機能する。具体的には、システム制御部40は、記憶部46に記憶されている制御プログラムを読み出してメモリ上に展開し、展開された制御プログラムに従って各部を制御する。これによりシステム制御部40は、CTスキャンを実行させることができる。
スキャンモードの例としては、高分解能の撮影に制限するための第1モードと、低分解能の撮影に制限するための第2モードと、それらの制限が解除される第3モードとがある。第1モードから第3モードの各モードとコリメータ17の開口171の範囲及び位置とは対応付けられ、データベースとしてシステム制御部40の内部メモリまたは記憶部46に記憶されている。システム制御部40は、第1モードから第3モードの入力を受けて、対応するコリメータ17の開口171の範囲及び位置をスキャン制御部41に出力する。
スキャン制御部41は、CTスキャンを実行するために架台10(コリメータ17、回転駆動部20、高電圧発生部22、天板移動手段24、及びデータ収集回路26)を制御する。
スキャン制御部41は、システム制御部40から出力された開口171の範囲及び位置を受けて、コリメータ17を制御する。
システム制御部40が第1モードを受けたとき、スキャン制御部41は、開口171の位置を初期位置(中心線:図3に示す一点鎖線)からZ1方向に所定量移動させ、かつ、開口171の範囲を初期値から小さくするようにコリメータ17を制御する。それにより、Z1側に配される小検出範囲(小さな検出サイズのX線検出素子)181と、Z1側の小さな焦点サイズの焦点F1とが対応する。そのため、小さな検出器サイズのX線検出素子を十分に生かすことが可能となり、さらに、撮影時に高分解能を効率よく得ることができる。
また、スキャン制御部41は、所定の送り量(例えば、小検出範囲181のZ方向の幅に対応した量)を天板移動手段24に出力する。天板移動手段24は、送り量ずつ天板14を移動させる。所定量ずつ移動された被検体に対して小さな焦点サイズの焦点F1からX線が照射され、小検出範囲181により検出されることにより、高分解能で被検体を撮影することができる。
高分解能の撮影に対し、低分解能であっても被検体を広範囲で撮影したい場合がある。大検出範囲182を用いることにより、低分解能で広範囲の撮影が可能となる。
図4は、第2モードでCTスキャンするときのX線検出器18の図である。図4に互いに対応する大検出範囲(大きな検出サイズのX線検出素子)182と大きな焦点サイズの焦点F2とを示す。X線が検出される範囲の大きさにおいて、大検出範囲182は、小検出範囲181に比べ広い。
システム制御部40が第2モードを受けたとき、スキャン制御部41は、開口171の位置を初期位置(中心線:図4に示す一点鎖線)からZ2方向に所定量移動させ、かつ、開口171の範囲を初期値から小さくするようにコリメータ17を制御する。それにより、Z2側に配される大検出範囲182と、Z2側の大きな焦点サイズの焦点F2とが対応する。
また、スキャン制御部41は、所定の送り量(例えば、大検出範囲182のZ方向の幅に対応した量)を天板移動手段24に出力する。天板移動手段24は、送り量ずつ天板14を移動させる。所定量ずつ移動された被検体に対して大きな焦点サイズの焦点F2からX線が照射され、大検出範囲182により検出されることにより、低分解能で広範囲の撮影をすることができる。
操作部44は、操作者からの各種指令や情報入力を受け付ける。例えば、操作部44は、ユーザにより入力デバイスを介して、スキャンモードを入力する。入力デバイスとしては、キーボードやマウス、スイッチ等が利用可能である。
表示部45は、CT画像を表示デバイスに表示する。表示デバイスとしては、例えばCRTディスプレイや、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ、プラズマディスプレイ等が利用可能である。
記憶部46は、投影データやCT画像のデータを記憶する。また、記憶部46は、制御プログラムを予め記憶する。
〔動作〕
次に、X線CT装置1により実行されるCTスキャンついて図5を参照して説明する。図5は、X線CT装置1の動作を示すフローチャートである。なお、ここでは、操作部44の操作により、第1モードがシステム制御部40に入力されたとして説明する。
(S101:開口の範囲等を求める)
システム制御部40は、入力された第1モードに対応するコリメータ17の開口171の範囲及び位置を求め、求めた開口171の範囲等をスキャン制御部41に出力する。
(S102:開口を制御する)
システム制御部40に第1モードが入力されたとき、スキャン制御部41は、第1モードに対応するコリメータ17の開口171の範囲及び位置に基づき、コリメータ17を制御する。開口171の範囲及び位置が調整されることにより、小検出範囲(小さな検出器サイズのX線検出素子)181と小さな焦点サイズの焦点F1とを対応させることが可能となる。
(S103:X線撮影)
小検出範囲181は、小さな焦点サイズの焦点F1から出射され、被検体を透過したX線を検出する。それにより、撮影時に高分解能を得ることができる。
(S104:再構成)
DAS26は、小検出範囲181により検出されたX線から投影データを収集する。再構成部32は、投影データに基づいて画像を再構成する。それにより、高解像度の画像を取得することができる。
ここで、図3に示すX線検出器18の比較例を挙げて説明する。図6は、比較例に係る均等型のX線検出器18を示す図である。図6に示すように、均等型のX線検出器18は、1.0mmの大きな検出器サイズのX線検出素子がX−Z方向に均一に配列されている。すなわち、X線検出器18の全体が大検出範囲182から構成されている。
図6に示すX線検出器18では、全体が大検出範囲182から構成されているため、開口171の範囲及び位置を調整しても、大検出範囲182と小さな焦点サイズの焦点F1とが対応さするが、大検出範囲182と小さな焦点サイズの焦点F1とを対応させても、撮影時に高分解能を得ることができない。
一方で、図6に示すX線検出器の全てのX線検出素子に小さな検出器サイズを用いたのでは、非効率である。
これに対して、図3に示すX線検出器18において、X線検出器18の一端側に小検出範囲181を設け、その小検出範囲181と小さな焦点サイズの焦点F1とを対応させることで、撮影時に高分解能を得ることができる。
次に、図3に示すX線検出器18について比較例を挙げて説明する。図7は、比較例に係るハイブリッド型のX線検出器18を示す図である。図7に示すように、X線検出器18の体軸方向の中心部に小検出範囲181が配列され、小検出範囲181の前後に大検出範囲182が配列されている。
X線検出器18の体軸方向(Z方向)の中心部に小検出範囲181が配される比較例のX線検出器18では、小検出範囲181には中程度の焦点サイズの焦点F3が対応していて、必ずしも小さな焦点サイズの焦点F1が対応せず、小さな検出器サイズのX線検出素子を十分に生かすことができない。
これに対して、図3に示すX線検出器18において、X線検出器18の一端側に小検出範囲181を設け、その小検出範囲181と小さな焦点サイズの焦点F1とを対応させたので、小さな検出器サイズのX線検出素子を十分に生かすことができる。
[第2実施形態]
前記第1実施形態では、体軸方向(Z方向)の一端側に小検出範囲181が配されたX線検出器18を示し、その小検出範囲181に小さな焦点サイズの焦点F1を対応させた。それにより、撮影時に高分解能を得ることが可能となった。また、比較例として、体軸方向の中心部に小検出範囲181が配されたハイブリッド型のX線検出器18を示し、その小検出範囲181に中程度の焦点サイズの焦点F3を対応させた。それにより、撮影時に高分解能を得ることができなかった。
図7に示す比較例に係るハイブリッド型のX線検出器18は、移動しないように回転フレーム12に固定されている。しかし、このようなハイブリッド型のX線検出器18であっても、撮影時に高分解能を得るために、小さな焦点サイズの焦点F1に小検出範囲181が対応するようにX線検出器18を体軸方向(Z方向)に移動可能に構成する。
次に、第2実施形態に係るX線CT装置について図8及び図9を参照して説明する。なお、第2実施形態においては、第1実施形態と異なる構成について主に説明し、同じ構成の説明を省略する。
X線検出器18を体軸方向に移動させるための手段の一例を簡単に説明する。移動手段は、第1レール、第2レール、ラック、ピニオン、及び、モータを有する。第1レールは回転フレーム12に固定される。第2フレームは第1フレームに体軸方向へ案内可能に嵌め込まれる。第2フレームにはX線検出器18が設けられる。ラックは回転フレーム12またはX線検出器18の一方に固定され、体軸方向に延ばされる。モータは回転フレーム12またはX線検出器18の他方に設けられる。ピニオンは、ラックに噛み合わされ、モータにより回転する。
移動手段においては、ピニオンは、モータの回転によりラックと噛み合いながら体軸方向に相対移動する。そのため、第2フレームは、第1フレームの案内により体軸方向に移動する。それにより、X線検出器18を体軸方向に移動させる。モータの回転を停止すると、ピニオンがラックに噛み合わされているので、第1レールと第2レールとの相対移動が阻止される。それにより、X線検出器18を所定の位置(例えば、後述する第1位置、第2位置)に拘束する。
図8は、小さな焦点サイズの焦点に小検出範囲を対応させるように移動されたX線検出器を示す図である。
図8に示すように、X線検出器18は、体軸方向(Z方向)の中心部に小検出範囲181が配されている。また、小検出範囲181の前後に大検出範囲182が配されている。
X線検出器18は、体軸方向(Z方向)に移動可能に構成されている。撮影時に高分解能を得るための第1モードに対応して、X線検出器18の第1位置D1が予め定められている。撮影時に低分解能を得るための第2モードに対応して、X線検出器18の第2位置D2が予め定められている。
(動作:第1モード)
システム制御部40は、第1モードの入力を受けて、第1位置D1をスキャン制御部41に出力する。スキャン制御部41は、第1位置D1に基づいてX線検出器18を移動させる。
また、システム制御部40は、第1モードの入力を受けて、コリメータ17の開口171の範囲及び位置をスキャン制御部41に出力する。スキャン制御部41は、開口171の範囲及び位置に基づいてコリメータ17を移動させる。
スキャン制御部41がX線検出器18及びコリメータ17を制御することで、小さな焦点サイズの焦点F1と小検出範囲181とが対応する。小検出範囲181は、小さな焦点サイズの焦点F1から出射され、被検体を透過したX線を検出する。それにより、撮影時に高分解能を得ることができる。
(動作:第2モード)
図9は、大きな焦点サイズの焦点に大検出範囲を対応させるように移動されたX線検出器を示す図である。
システム制御部40は、第2モードの入力を受けて、第2位置D2をスキャン制御部41に出力する。スキャン制御部41は、第2位置D2に基づいてX線検出器18を移動させる。
また、システム制御部40は、第2モードの入力を受けて、コリメータ17の開口171の範囲及び位置をスキャン制御部41に出力する。スキャン制御部41は、開口171の範囲及び位置に基づいてコリメータ17を移動させる。
スキャン制御部41がX線検出器18及びコリメータ17を制御することで、大きな焦点サイズの焦点F2と大検出範囲182とが対応する。大検出範囲182は、大きな焦点サイズの焦点F2から出射され、被検体を透過したX線を検出する。それにより、撮影時に低分解能を得ることができる。
[第3実施形態]
図6に示す均等型のX線検出器18では、その全部が大検出範囲182により構成されているそのため、小さな焦点サイズの焦点F1と対応するX線検出素子の検出器サイズが大きいため、撮影時に高分解能を得ることができなかった。これに対して、X線検出器18をX線管16に対して傾けることにより、検出器サイズを小さくすることが可能となる。
なお、第3実施形態では、均等型のX線検出器18が用いられたX線CT装置1として説明するが、ハイブリッド型のX線検出器18が用いられてもよいことはいうまでもない。すなわち、小検出範囲181をX線管16に対して傾けることにより、その検出器サイズをより小さくすることが可能となる。
次に、第3実施形態に係るX線CT装置について図10から図12を参照して説明する。なお、第3実施形態においては、第1実施形態と異なる構成について主に説明し、同じ構成の説明を省略する。
X線検出器18を傾けるための手段の一例を簡単に説明する。傾動手段は、ベース、出力ギア、ピニオン、及び、モータを有する。ベースはX線検出器18に固定される。出力ギアは、ベースに固定されると共に、傾き中心に回転軸を有している。モータは回転フレーム12に固定される。ピニオンは、出力ギアに噛み合わされ、モータにより回転する。
傾動手段においては、ピニオンは、モータの回転により出力ギアを傾き中心に回転させる。そのため、ベース及びX線検出器18を傾き中心に傾かせる。モータの回転を停止すると、ピニオンが出力ギアに噛み合わされているので、ベースの傾きが阻止される。それにより、X線検出器18を所定の位置(例えば、後述する水平位置D3、傾き位置D4)に拘束する。
X線検出器18には、その全部が大検出範囲182により構成された均等型が用いられている。
図10は、X線管に対して傾けられたX線検出器18を示す図である。図10にX線検出器18が傾けられた角度を”θ”で示す。X線管16に対してX線検出器18が傾けられることにより、検出器サイズが小さくなる。
次に、検出器サイズの変化について図11を参照して説明する。図11は変化する焦点サイズを示す図である。
図11に示すように、X線検出器18が傾けられる前の検出サイズを”S”、Z方向に対して”θ”だけ傾けられたときの検出器サイズを”S’”とすると、”S’”は、次の式で表される。
S’=S*cosθ (1)
なお、ここでは、隣接するX線検出素子同士を仕切る部材の大きさは無視するものとする。
図12は、傾けられたX線検出器18を左側に示し、傾けられる前のX線検出器18を右側に示す図である。
X線検出器18が傾けられることにより、その検出器サイズが小さくなる。これは、傾けられる前の位置(図10にD3で示す水平位置)において、その全部が大検出範囲182で構成されたX線検出器18から、傾けられた後の位置(図10にD4で示す傾き位置)において、その全部が小検出範囲181で構成されたX線検出器18に代わることに相当する。
したがって、その小検出範囲181と小さな焦点サイズの焦点F1とを対応させることで、撮影時に高分解能を得ることができる。また、X線検出器18を小検出範囲181により構成せずとも、傾けられることにより、小検出範囲181を作り出すことが可能となる。
(動作:第2モード)
システム制御部40は、第2モードの入力を受けて、水平位置D3をスキャン制御部41に出力する。スキャン制御部41は、水平位置D3に基づいてX線検出器18を水平に傾ける。
また、システム制御部40は、第2モードの入力を受けて、コリメータ17の開口171の範囲及び位置をスキャン制御部41に出力する。スキャン制御部41は、開口171の範囲及び位置に基づいてコリメータ17を移動させる。
スキャン制御部41がX線検出器18及びコリメータ17を制御することで、大きな焦点サイズの焦点F2と大検出範囲182(図12で右側に示す大検出範囲)とが対応する。大検出範囲182は、大きな焦点サイズの焦点F2から出射され、被検体を透過したX線を検出する。それにより、撮影時に低分解能を得ることができる。
(動作:第1モード)
システム制御部40は、第1モードの入力を受けて、傾き位置D4をスキャン制御部41に出力する。スキャン制御部41は、傾き位置D4に基づいてX線検出器18を傾ける。
また、システム制御部40は、第1モードの入力を受けて、コリメータ17の開口171の範囲及び位置をスキャン制御部41に出力する。スキャン制御部41は、開口171の範囲及び位置に基づいてコリメータ17を移動させる。
スキャン制御部41がX線検出器18及びコリメータ17を制御することで、小さな焦点サイズの焦点F1と小検出範囲181(図12で左側に示す小検出範囲)とが対応する。小検出範囲181は、小さな焦点サイズの焦点F1から出射され、被検体を透過したX線を検出する。それにより、撮影時に高分解能を得ることができる。
前記実施形態の説明では、スキャンモードとして、高分解能の撮影に制限するための第1モード及び低分解能の撮影に制限するための第2モードについて説明した。それらの制限が解除される第3モードとしてもよい。第3モードにすることで、高分解能で撮影された投影データ及び、低分解能の撮影された投影データを得ることができ、それらの投影データを用いて所望の画像を再構成することが可能となる。
図13は、中検出範囲183が設けられたX線検出器18を示す図である。前記実施形態では、スキャン制御部41がコリメータ17及びX線検出器18を制御することで、小さな焦点サイズの焦点F1と小検出範囲181とを対応させ、また、大きな焦点サイズの焦点F2と大検出範囲182とを対応させたものを示した。これに限らず、図13に示すように、小検出範囲181と大検出範囲182との中間の中検出範囲183を設け、焦点F1と焦点F2との間の中ぐらいの焦点サイズの焦点を、前記中検出範囲183と対応させるようにスキャン制御部41がコリメータ17等を制御するようにしてもよい。
図14は、架台10をチルトさせたときの図である。実施形態では、X線検出器18のみを傾けたものを示したが、図14に示すように、架台10をチルトさせることにより、体軸方向に対してX線管16、コリメータ17及びX線検出器18を全体的に傾けるようにしてもよい。それにより、小さな焦点サイズの焦点F1と小検出範囲181とを対応させることが可能となる。
さらに、図15に示すように、X線検出器18を図14に示す体軸(Z軸)に対して傾けられた姿勢から、体軸と平行な姿勢に回転させてもよい。このときにおいても、小さな焦点サイズの焦点F1と小検出範囲181とを対応させることが可能となる。
[第4実施形態]
次に、第4実施形態のX線CT装置について図16及び図17を参照して説明する。
第4実施形態では、第1実施形態と異なる構成について主に説明し、同じ構成については、その説明を省略する。
前記実施形態では、コリメータ17を制御することにより、小検出範囲181に小さな焦点サイズの焦点F1を対応させた構成を示すとともに、X線検出器18をX線管16に対して傾けることにより、検出器サイズを小さくする構成を示した。それにより、撮影時に高分解能を得ることが可能となる。すなわち、高分解能を得るために、いずれの構成も、X線管16以外のコリメータ17やX線検出器18を制御するものであった。
これに対し、第4実施形態では、X線管16の出射面162を傾けることにより、焦点サイズを焦点F1に変更させるように制御手段が構成される。出射面162を傾ける方法としては、アノード161をフィラメント164(図2参照)に対して傾斜させるか、また、フィラメント164と共に傾斜させればよい。なお、制御手段は、前述するように、システム制御部40及びスキャン制御部41に相当する。
図16はX線管16の出射面162を反時計回りの方向に傾けたときの図である。図16に示すように、出射面162を反時計回りの方向に傾けることにより、大きな焦点サイズの焦点F2となる。そして、焦点F2からのX線が大検出範囲182により検出される。焦点F2と大検出範囲182とを対応させる。それにより、CTスキャンで取得される投影データのノイズを低減し、画像の濃度差を明確にすることができる。
画像の濃度差を明確にした図16に示す状態から、画像の高解像度を得るためには、小さな焦点サイズの焦点F1と小検出範囲181とを対応させればよい。
図17は、X線管16の出射面162を時計回りの方向に傾けたときの図である。図17に示すように、出射面162を時計回りの方向に傾けることにより、小さな焦点サイズの焦点F1となる。そして、焦点F1からのX線が小検出範囲181により検出される。それにより、CTスキャンで取得される投影データに基づいて、画像の高解像度を得ることが可能となる。
なお、小検出範囲181や大検出範囲182などが配置されたハイブリッド型のX線検出器18を用い、出射面162を傾けることにより、出射面162からのX線を小検出範囲181や大検出範囲182で検出する構成を示したが、これに限らない。X線検出器18として、例えば、中検出範囲183を均一に配列した均等型のX線検出器18を用い、出射面162を傾けることで、焦点サイズを焦点F1や焦点F2に変更させることにより、所望の画像を得るようにしてもよい。
[第5実施形態]
次に、第5実施形態のX線CT装置について図18から図20を参照して説明する。
第5実施形態では、第1実施形態と異なる構成について主に説明し、同じ構成については、その説明を省略する。
前記第4実施形態では、高分解能を得るために、X線管16の出射面162を傾けることにより、焦点サイズを焦点F1に変更させるように制御手段が構成されるものを示した。
これに対して、第5実施形態では、出射面162を移動させることにより、小検出範囲181または大検出範囲182を選択するように制御手段が構成される。出射面162を移動させる方法としては、アノード161をフィラメント164(図2参照)に対して移動させるか、また、フィラメント164と共に移動させればよい。ここで、アノード161等を移動させる方向は、長手方向(Z軸(体軸)方向)である。
図18は、X線管の出射面をZ2の方向に移動させたときの図である。図18に示すように、出射面162をZ2の方向に移動させることにより、X線管16の出射面162からのX線が大検出範囲182により検出される。それにより、CTスキャンで取得される投影データのノイズを低減し、画像の濃度差を明確にすることができる。
画像の濃度差を明確にした図18に示す状態から、画像の高解像度を得るためには、出射面162からのX線が小検出範囲181により検出されるようにすれよい。
図19は、出射面162をZ1の方向に移動させたときの図である。図19に示すように、出射面162をZ1の方向に移動させることにより、出射面162からのX線が小検出範囲181により検出される。それにより、CTスキャンで取得される投影データに基づいて、画像の高解像度を得ることが可能となる。
なお、図18及び図19では、所望の画像を得るために、出射面162を移動させたものを示したが、これに限らず、出射面162をX線検出器18に対し相対的に移動させればよいことは言うまでもない。
図20は出射面をX線検出器に対し相対的に移動させたときの図である。例えば、画像の濃度差を明確にした図18に示す状態から、画像の高解像度を得るためには、X線検出器18をZ2の方向に移動させることにより、出射面162からのX線が小検出範囲181により検出される。それにより、CTスキャンで取得される投影データに基づいて、画像の高解像度を得ることが可能となる。この状態から、濃度差を明確にした画像を得るためには、X線検出器18をZ1の方向に移動させることにより、出射面162からのX線が小検出範囲181により検出される。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
1 X線CT装置
10 架台(ガントリ)
12 回転フレーム
14 天板
16 X線管
161 アノード
162 出射面(ターゲット)
163 カソード
164 フィラメント
17 コリメータ
18 X線検出器
181 小検出範囲
182 大検出範囲
183 中検出範囲
20 回転駆動部
22 高電圧発生部
24 天板移動手段
26 データ収集回路(DAS)
30 コンソール
31 前処理部
32 再構成部
40 システム制御部
41 スキャン制御部
44 操作部
45 表示部
46 記憶部

Claims (7)

  1. 天板に載置された被検体に対してX線管とX線検出器とを被検体の回りに回転させ、X線管から広がるようにコーン角を有するX線が被検体に対して照射され、被検体を透過しX線検出器により検出されたX線に基づき被検体の画像を取得するX線CT装置において、
    前記X線管は、X線の出射面を有し、X線が照射される側から前記出射面を見た点である実効焦点のサイズが前記コーン角の一端において小さくなるように、かつ、前記コーン角の他端に向かって実効焦点のサイズが大きくなる構成にされ、
    前記X線検出器は、区分けされた少なくとも二つの範囲を有し、
    一方の範囲は、前記X線管から照射されたX線を検出する小さなサイズのX線検出素子が配列された小検出範囲を有し、
    他方の範囲は、前記X線管から照射されたX線を検出する大きなサイズのX線検出素子が配列された大検出範囲を有し、
    前記小検出範囲へのX線照射に際して前記実効焦点のサイズを小さくするように構成される制御手段を有する
    ことを特徴とするX線CT装置。
  2. 前記制御手段は、前記小検出範囲を選択するとき、前記X線管の出射面を前記X線検出器に対して相対的に移動させる
    ことを特徴とする請求項1に記載のX線CT装置。
  3. 前記制御手段は、前記実効焦点のサイズを変更させるとき、前記出射面を傾ける
    ことを特徴とする請求項1に記載のX線CT装置。
  4. 前記小検出範囲は、長手方向の一端側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のX線CT装置。
  5. 前記小検出範囲は、長手方向の中央部に配置され、
    前記X線検出器は、前記小検出範囲で少なくとも前記一端側の小さなサイズの実効焦点から照射されたX線を検出する位置まで前記長手方向に移動するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のX線CT装置。
  6. 前記X線検出器の前記小検出範囲でX線を検出するときは、前記X線管に対して傾けられることにより、前記小検出範囲から見た前記実効焦点のサイズを小さくなるようにして検出することを特徴とする請求項1に記載のX線CT装置。
  7. 前記X線が通過する開口を有し、前記開口の範囲及び位置を調整することにより被検体に対するX線の進路を規制するコリメータと、
    前記X線検出器及び前記コリメータを制御することで、前記小さなサイズの実効焦点と前記小検出範囲とを対応させる前記制御手段と、
    をさらに有することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載のX線CT装置。
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