JP2825450B2 - Ctスキャナ - Google Patents

Ctスキャナ

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JP2825450B2
JP2825450B2 JP6302405A JP30240594A JP2825450B2 JP 2825450 B2 JP2825450 B2 JP 2825450B2 JP 6302405 A JP6302405 A JP 6302405A JP 30240594 A JP30240594 A JP 30240594A JP 2825450 B2 JP2825450 B2 JP 2825450B2
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    • G01N2223/612Specific applications or type of materials biological material

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えば、被検体の断層面
の撮影に供されるCTスキャナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】医用診断装置等の一つとして広く用いら
れているCTスキャナは、例えば、図に示すように、
偏平で扇状に広がるファンビームを発生するX線管と、
このファンビームの広がり領域に亙り、多数の微小な放
射線検出素子を並べて構成したX線検出器とを被検体を
介して対峙して配設しており、この被検体位置を中心と
してX線管とX線検出器の対を回転移動させてX線スキ
ャンを行いながら、X線吸収データを収集することで、
被検体断層面の種々の方向についてのX線吸収データを
収集し、これを画像再構成処理することで、被検体の断
層像を得るものである。もちろん、この場合、X線管と
X線検出器の対を回転移動させずに、被検体自身を回転
させることでも結果は同じである。
【0003】この方式は第3世代方式のCTスキャナと
呼ばれるが、この他にも被検体位置を中心としてこれを
囲む円周上に全周に亙り、放射線検出素子を並べて構成
したリング状のX線検出器を用い、ファンビームを放射
するX線管を被検体位置を中心とし、かつ、X線検出器
に対向させながら一方向に回転走査することで被検体断
層面の種々の方向についてのX線吸収データを収集し、
画像再構成する第4世代、第4世代におけるX線管の回
転移動をなくすためにターゲットを円環状にして被検体
の周囲を取り巻き、このターゲットに照射される電子ビ
ームを偏向させることにより放射されるX線にてスキャ
ンする第5世代、ペンシルビームを放射するX線管とこ
れに対向するX線検出器を被検体に対してトラバースス
キャンと、ローテート(所定角度刻みの回転)を交互に
繰り返すことで被検体断層面の種々の方向についてのX
線吸収データを収集し、画像再構成する第1世代、ペン
シルビームの代わりに広がり角度の狭いファンビームを
放射するX線管とこれに対向すると共に、このファンビ
ームの広がり領域に亙り微小な放射線検出素子を複数並
べて構成したX線検出器とを被検体に対してトラバース
スキャンと、ローテートを交互に繰り返すことで被検体
断層面の種々の方向についてのX線吸収データを収集
し、画像再構成する第2世代など、種々の方式があるこ
とは良く知られている。
【0004】ここで、従来の第3世代方式のCTスキャ
ナに着目して、もう少し考察して見る。この種の装置は
に示す如く、ファンビームX線を放射するX線管球
51と、被検体Pの配置位置となる回転中心Oを介して
このX線管球51と対峙して配されるX線検出器52と
を有する。
【0005】X線検出器52はメイン検出器52aと、
レファレンス検出器52bとを有している。レファレン
ス検出器52bはメイン検出器52aの脇にあり、いず
れも微小な検出野を持つX線検出素子を多数個一列に並
べて構成してある。各X線検出素子はそれぞれ一つで1
チャネルとして扱われ、一度にX線検出素子数分のチャ
ネルのX線吸収データが得られる仕組みである。X線検
出器52はX線管球51の焦点位置からどのX線検出素
子も、同じ距離となるようにX線管球51の焦点位置か
ら所定の距離を半径として持つ円周上に配列されていて
円弧上となっている。なお、53はスリットであり、X
線管球51のX線放射口側に配されてX線管球51から
円錐状のX線束として放射されるX線をファンビームX
線となるように成形するものであってX線管球51と一
体に移動する。
【0006】そして、X線検出器52の各X線検出素子
からの検出信号を被検体Pにおける各投影方向からのX
線投影データとして各別に得るために、検出信号をディ
ジタルデータ化して保存するのがデータ収集系54であ
り、この収集データを用いて画像再構成処理するのが再
構成処理系55である。コントローラ56はシステムの
制御の中枢を担うものであり、回転走査駆動制御系57
はファンビームX線の被検体に対する照射方向(投影方
向)を変えるためにX線管球51とX線検出器52を回
転中心Oを中心に一体的に一方向に回転移動操作するも
のである。
【0007】X線制御系58はコントローラ56の制御
のもとに、設定された電圧/電流を発生してX線管球5
1に与え、所要の線量のX線を曝射させる高電圧制御部
であり、操作卓59は線量設定(印加電圧や電流の設
定)、再構成処理の各種指示、画像の操作等の各種操作
を実施するためのものである。
【0008】このような構成において、X線管球51か
らファンビームX線を曝射させながらX線管球51とX
線検出器52とを一方向に移動走査して被検体Pの断層
面についてファンビームX線によるX線吸収データを収
集する。そして、再構成処理系により、X線吸収に基づ
く上記断層面の画像を再構成する。
【0009】X線管球の焦点からX線検出器52の各X
線検出素子の検出視野内に至る個々のX線の通路をX線
パスと呼ぶが、被検体の断面についてあらゆる方向から
のX線パスについて検出したX線吸収データをそのパス
位置対応に重ね合わせることで断層像を再構成するのが
X線CTスキャナの基本的原理であり、どのX線パスに
おいても被検体を介さない状態でのX線強度は常に同じ
であることが精度の良い再構成画像を得るに必要な条件
となる。
【0010】しかし、現実には諸々の条件により、X線
管球から曝射されるファンビームX線X線は強度変化す
ることが避けられないので、被検体Pを通らないX線パ
スでのX線強度をレファレンス検出器52bで検出して
変動を監視し、メイン検出器52aの各X線検出素子の
検出出力変動をこのレファレンス検出器52bでの検出
出力対応に補正してX線強度の変動分の影響のないよう
にしている。
【0011】ここで、被検体を輪切りにする輪切りの単
位をスライスと呼び、1枚の再構成画像を得る際の輪切
りの厚みをスライス厚(スライス幅)と呼ぶ。そして、
メイン検出器52aを構成するX線線検出素子が1列で
あれば、一度に検出できる被検体の断層面はその1列の
X線検出素子の検出視野を通る範囲であり、この場合、
輪切りの単位は1枚のみとなって1スライスの検出器と
いうことになる。
【0012】そして、このようなX線線検出素子が1列
のみの構成のX線検出器を備えた従来のCTスキャナで
は被検体に照射されるX線の強度の変動に対して、被検
体を透過した後のX線を検出するメイン検出器とは別の
レファレンス用検出器により、被検体に照射されるX線
強度を測定し、その測定値を用いて計算で補正する手法
が採用されている。
【0013】すなわち、X線管球は円錐台の形状の回転
陽極側面(斜面)に陰極から電子ビームを当て、X線を
発生させる。回転陽極におけるこの電子ビームの衝突点
がX線管球の焦点であり、電子ビームの回転陽極の斜面
衝突位置がずれるとX線発生点の位置、つまり、焦点が
移動することとなる。X線管球の場合、この回転電極と
陰極、そして電子ビームの飛翔方向の位置ずれにより、
焦点位置がずれることになり、このような現象は温度変
化や、経年変化、電極の磨耗等により発生することか
ら、X線吸収データ収集の際の時間位置、つまり、ファ
ンビームX線曝射時点の違いにより、焦点位置が微妙に
違ってくることを避けることができない。そこで、この
ような焦点位置のずれに起因するメインX線検出器の検
出出力の変化を補正する必要があり、そのためにX線強
度を監視する意味でレファレンス検出器52bを用意し
てある。
【0014】X線ビームはX線管球のX線放射口側に配
置されたスリット53を介して出射され、メインX線検
出器へ到達することになるので、X線管球の焦点から放
射されたX線はこのスリット53位置を支点に、照射域
は実際の焦点移動と反対方向に移動することとなる。こ
の結果、X線検出器の各検出素子の検出視野から逸れる
方向に移動することになり、検出出力はそれに伴い変動
することになるものの、1列構成のメインX線検出器で
は、該メインX線検出器を構成する各検出素子に対する
入射X線はいずれもその傾向が同じであるから、レファ
レンス検出器52bの検出出力に基づくメインX線検出
器の各チャネルからの出力を計算で補正することで足り
る。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】X線検出素子が1列の
構成のX線検出器を備えた従来のCTスキャナでは、照
射するファンビームX線の体軸方向(スライス厚方向で
もある)の厚みは、X線管球における焦点移動に伴うX
線検出器検出面上での線量分布の移動を含めても、X線
検出器の体軸方向の大きさよりも小さいため、X線検出
器に入射する被検体透過X線のトータルとしての線量変
化は、X線検出素子内での入射位置が変化することがあ
っても、1つのレファレンス検出器の出力で補正するこ
とができる。(但し、体軸方向のX線検出器への入射位
置の変化と、X線検出器の体軸方向の感度プロファイル
のチャネル間ばらつきに伴うアーティファクトはレファ
レンス補正では除去できない。)しかし、マルチスライ
スCTスキャナにおけるマルチスライス検出器になる
と、X線検出器全体に納まるようにX線ビームの厚み
(ファンビームX線のビーム厚)を設定している関係
で、X線ビーム厚はX線検出器の1つの素子よりも遥か
に大きくなり、そのため、X線管球の焦点移動等が生ず
ると特定の列のX線検出素子に入射する被検体透過X線
トータル線量が大きくなったり、逆に、別の列では小さ
くなったりする。
【0016】そのため、つぎのような問題が生じる。す
なわち、マルチスライスCTスキャナでは再構成画像の
実効スライス厚を狭くするために、1つのスライスの再
構成に、異なる列のX線検出素子のデータを使用する必
要がある。このとき、上述のように特定の列の出力が大
きかったり、あるいは小さかったりすると、たとえ、X
線検出器の体軸方向感度プロファイルにチャネル間のば
らつきがなかったとしても、再構成画像にアーティファ
クト(偽像)が発生することになるという点である。ア
ーティファクトは、再構成画像の質を低下させ、見にく
い画像とすることから、焦点移動に伴うマルチスライス
CTスキャナでのこのような現象を改善する手立てが要
求される。
【0017】そこで、この発明の目的とするところは、
マルチスライスCTスキャナにおいて、焦点移動等を原
因とするX線検出器面上での線量プロファイルの変化に
よる各列の検出素子の出力変化を補正し、再構成画像に
おけるアーティファクトの発生を防止できるようにした
CTスキャナを提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は次のように構成する。すなわち、被検体の
断層面に対してその周囲の種々の方向からファンビーム
放射線を放射してその透過放射線強度を測定することに
より投影データを得、これを再構成演算処理することに
より、前記被検体の断層面各位置の情報を得るCTスキ
ャナにおいて、被検体の複数の断層面にそれぞれ対応し
て検出素子列を複数並べて2次元配列構成とし、透過放
射線強度を測定するメイン検出器と、このメイン検出器
の前記被検体断層面厚み方向に対する配列幅より狭い厚
みのファンビーム放射線を放射する放射線源と、前記被
検体断層面厚み方向に対する分解能を持ち、メイン検出
器に入射する線量の前記厚み方向のプロファイルを測定
するプロファイル検出器と、このプロファイル検出器に
て検出されたプロファイルの変化対応に前記メイン検出
器の検出データについて補正して投影データを得る補正
手段とを備えて構成した。
【0019】また、補正手段はプロファイル検出器の出
力データに基づいてメイン検出器における被検体断層面
に沿う列の検出素子群毎に照射線量補正を行うようにし
た。更には、プロファイル検出器は被検体断層面厚み方
向についてその検出素子の素子数と分布幅をメイン検出
器と同じとすると共に、被検体を通らないX線パスを検
出パスとするようにした。
【0020】
【作用】上記のように本発明の装置は、透過放射線強度
を測定するメイン検出器は被検体の複数の断層面にそれ
ぞれ対応して検出素子列を複数並べて複数列構成とした
2次元配列としてあり、放射線源からはこのメイン検出
器に対し、上記被検体の断層面の厚み方向配列幅より狭
い厚みのファンビーム放射線を放射するようにする。メ
イン検出器の脇には被検体断層面厚み方向に対する分解
能を持ち、メイン検出器に入射する線量の前記被検体断
層面厚み方向プロファイルを測定するプロファイル検出
器があり、補正手段はこのプロファイル検出器にて検出
されたプロファイルの変化対応に前記メイン検出器の検
出データについて補正して投影データを得る。
【0021】このように、マルチスライス・メイン検出
器に対し、被検体断層面厚み方向の検出素子配列幅より
狭い厚みのファンビーム放射線(X線)を使用したこと
でファンビーム放射線の全照射域がマルチスライス・メ
イン検出器に完全に納まるようにしてあり、そして、プ
ロファイル検出器により、このマルチスライス・メイン
検出器の入射放射線のプロファイルを検出してファンビ
ーム放射線が焦点移動してもマルチスライス・メイン検
出器への入射放射線全体のプロファイルの変化を監視し
て、このプロファイルの変化対応にマルチスライス・メ
イン検出器の検出データについて補正を施こすことがで
きるようにした。
【0022】また、このマルチスライス・メイン検出器
と同じ列数で同じスライス厚方向配列幅を有すると共
に、被検体を通らない放射線(X線パス)を検出パスと
するプロファイル検出器を用いたことにより、ファンビ
ーム放射線が焦点移動してもマルチスライス・メイン検
出器への入射放射線全体のプロファイルの変化が監視で
きるようになり、このプロファイルの変化対応にマルチ
スライス・メイン検出器の検出データについて補正を施
こすことができるようになるものである。そのため、X
線管球の焦点位置移動が生じてもこれを適確に把握して
補正を施すことができ、アーティファクトの無い良質の
画像が得られるCTスキャナが得られるものである。
【0023】また、補正手段はプロファイル検出器の出
力データに基づいてメイン検出器の列毎に照射線量補正
(検出線量補正)を行うようにしたことでスライス位置
対応に精度良く線量補正できるから、精度の良い放射線
強度データを得ることができるようになり、良質の投影
データを取得できるのでアーティファクトの無い良質の
画像が得られるCTスキャナが得られるものである。更
には、プロファイル検出器はメイン検出器と同じ列数で
同じスライス厚方向配列幅を有すると共に、被検体を通
らないX線パスを検出パスとするようにしたことで、こ
れも良質の投影データを取得できるのでアーティファク
トの無い良質の画像が得られる効果がある。
【0024】そのため、マルチスライスCTにおいて、
焦点移動等を原因とする検出器面上での線量プロファイ
ルの変化による各列の検出素子の出力変化を補正し、再
構成画像におけるアーティファクトの発生を防止できる
ようにしたCTスキャナを提供することができる。
【0025】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参
照して説明する。本発明では従来のレファレンス検出器
に加え、あるいはレファレンス検出器に代えて、体軸方
向(スライス厚方向)の線量プロファイルを測定するプ
ロファイル検出器を備え、そのプロファイル測定データ
によりマルチスライス検出器の各列毎にレファレンス補
正(照射線量補正)をかける。プロファイル測定検出器
は、メイン検出器と同じ列数を備えたもの(メイン検出
器と同じブロックを使う)が最も簡単であるが、メイン
検出器上でのプロファイルを推定できるものであれば、
列数、大きさ、取付(焦点からの距離)などが同じ必要
はない。このようにすると、体軸方向線量のプロファイ
ルの変化による影響を除去できる。
【0026】(第1の実施例)第1の実施例ではマルチ
スライス型のメイン検出器について、ファンビームX線
がこのメイン検出器の全スライス位置に入射するように
せずに、原理的には少なくとも両端のスライス位置にあ
るものについては、X線ビームが入射しないようにX線
光学系を設定しておくようにしたものである。
【0027】本装置においては、図1に示すように、X
線検出素子(放射線検出素子)を複数列、複数行配列し
た構成の1システムのマルチスライス・メイン(mai
n)検出器3の近隣、もしくは検出器3に隣接させてプ
ロファイル検出器5を配設する。1システムのマルチス
ライス・メイン検出器3は図2に示すような検出器ブロ
ック2を図3に示すようにマトリックス状に複数個整列
配置して構成したものである。
【0028】検出器ブロック2は、図2に示すように微
小な放射線検出素子1をチャネル方向、スライス厚方向
に複数(チャネル方向:n,スライス厚方向:m)個を
整列配列した構成である(n×mのマトリックス構
成)。1つの放射線検出素子1は検出視野面積が小さ
く、1素子で1チャネル分に相当するものである。
【0029】すなわち、最小単位である放射線検出素子
1を図2に示すように、チャネル方向にn個、スライス
厚方向にm個配列したものが検出器ブロック2であり、
このような複数検出素子構成の検出器ブロック2を複数
作成し、これを図3に示すように、さらにチャネル方
向、スライス厚方向に複数(チャネル方向:a,スライ
ス厚方向:b)配列して構成したものがマルチスライス
・メイン検出器3である。
【0030】マルチスライス・メイン検出器3は被検体
透過後のX線を検出するために設けられるものであり、
従って、マルチスライス・メイン検出器3は被検体位置
Oを中心とする所定の円軌道上をX線管と対向して同期
的に回転移動されるが、X線管からのファンビームを受
けてその強度を検出することから、X線管から各検出素
子間での距離が同じとなるよう、X線管の焦点位置を中
心とする円軌跡上にその放射線入射面側が沿った湾曲面
になるように配列されている。そして、これにより、マ
ルチスライス・メイン検出器3を構成する全ての検出素
子において、被検体の介在しない状態でのX線入射条件
が等しくなるようにしている。
【0031】このように、被検体透過後のX線を検出す
るために設けられるマルチスライス・メイン検出器3
は、1システムあたり上記の構成の場合、合計N(=n
×a)チャネル、M(=m×b)スライスとなる。但
し、n,m,a,bは自然数(nおよびmは2以上)
ある。
【0032】また、本装置ではマルチスライス・メイン
検出器3の近隣にプロファイル検出器5を配置している
が、このプロファイル検出器5も上記n×m個構成の検
出器ブロック2を用いる。マルチスライス・メイン検出
器3とは別に設けられているこのプロファイル検出器5
は、X線管球におけるそのX線焦点4からの距離がマル
チスライス・メイン検出器3と同じ距離の円周上であ
り、かつ、図1(a),(b)に示すように、マルチス
ライス・メイン検出器3のチャネル方向の延長線上の片
側(あるいは両側)に、マルチスライス・メイン検出器
3とスライス厚方向の位置を合わせて、スライス厚方向
にb個配置して構成したものである。
【0033】なお、図1はプロファイル検出器5をマル
チスライス・メイン検出器3の片側に配置した構成を示
しており、かつ、マルチスライス・メイン検出器3から
所定間隙を置いて配置した構成を示しているが、間隙を
詰めて隣接構成としても良く、また、両側に配置する構
成とするようにしても良い。プロファイル検出器5はX
線管球より照射されるX線の強度分布を測定するために
設けたものであり、チャネル方向の個数(チャネル数)
について特に制限はしない。下記に述べるように、必要
なS/N(信号/雑音比)を確保するチャネルの数を上
回るようにすると云う条件を満たせば用は足りる。な
お、プロファイル検出器5には、被検体7にかからない
ようなX線パスXPp を確保した方がよい
【0034】また、図1(b)に示すように、プロファ
イル検出器5には、その放射線入射面側にコリメータ8
を設けてあり、X線管の放射口側にはX線照射域を制限
する上部スリット10が設けてあり、従って、プロファ
イル検出器5はこのコリメータ8によって被検体からの
散乱線が除去され、また、必要ならば本件出願人が別途
提案した散乱線補正の処理を施すことなどによって、よ
り散乱線の影響のない、あるいはより影響の小さい状態
とした上で、上部スリット10によって限定され、か
つ、被検体透過後にマルチスライス・メイン検出器3に
入射しているX線の対軸方向線量プロファイル9が測定
できるようになっている(図4参照)。
【0035】このように、基本設計では合計Mスライス
(slice)分の被検体断面それぞれについて、その
透過X線強度を一度に検出できるように本実施例のX線
検出装置を構成するメイン検出器3およびプロファイル
検出器5は構成されているが、使用にあたっては図1
(b)をB方向からみた図である図4に示すように、検
出器全体のスライス幅よりも小さい範囲にX線ビームが
入射するよう、X線光学系が設計されている。
【0036】すなわち、M(=m×b)スライス分の検
出素子配列構造としてあるものの、実際にはMスライス
分、全てにX線ビームが入射するようにはしてなく、図
4に示すようにこれより少ないNスライス分の検出素子
にのみ、X線ビームが入射するように構成してある。そ
して、これにより、X線プロファイルが監視できるよう
にしてある。
【0037】ここで、マルチスライス・メイン検出器3
とプロファイル検出器5について予め補正データ収集を
行い、これら検出器の補正データを得ておき、収集デー
タの正規化に使用する。そして、実際の撮影のための被
検体スキャンにおける収集データをこの補正データに基
づいて補正して正規化し、被検体スキャンにおける各ス
ライス位置でのX線強度の変動はそのときのプロファイ
ル検出器5の対応する検出素子の出力を用いて行う。
【0038】この場合、補正データ収集時でのX線管球
の焦点4がf1の位置であったとして、この後に被検体
スキャン時との間でX線管球の焦点移動が起こり、f2
の位置になったとする。すると、検出器3,5に入射す
るX線ビームのプロファイルが点線9´のように、移動
する。すなわち、X線管球の焦点4が初めf1の位置に
あったものが時間経過と共にf2位置に偏移してしまっ
たことで、X線ビームはX線管球のX線放射口側に配置
されたスリット10を介して出射される関係上、このス
リット10位置を支点に、照射域は実際の焦点移動と反
対方向に移動することとなる。この結果、被検体スキャ
ン時では例えば、A列では補正データの収集時よりX線
の入射線量が減少し(斜線部が減少量)、B列では反対
に増加するといった具合になる。
【0039】この列毎の入射線量の変化は、スライス位
置が対応するように配列されるマルチスライス・メイン
検出器3とプロファイル検出器5とで同じように発生す
る。すなわち、マルチスライス・メイン検出器3におけ
るA列に相当するプロファイル検出器(A´とする)の
出力データも、マルチスライス・メイン検出器3のA列
の出力と同じに変化する。B列、C列…その他も同様で
ある。
【0040】従って、マルチスライス・メイン検出器3
の全ての列について、プロファイル検出器5での対応す
る列の検出器の出力データとの比を求めることにより、
時間経過に伴う補正データ収集時と被検体スキャン時で
のX線管球の焦点位置移動による各列毎のX線強度の変
化を補正して補正データ収集時と同じ入射線量に換算す
ることが可能になる。
【0041】このような原理を利用した本装置の具体的
な構成例をつぎに説明する。図5は本装置のシステム構
成をブロック図で示したものである。図中20はスリッ
ト、21はX線管球、22はマルチスライス・メイン検
出器、23はレファレンス検出器(プロファイル検出
器)であり、これら検出器22,23はいずれも図1乃
至図3で説明したマルチスライス・メイン検出器3およ
びレファレンス検出器5と構成は同じである。メイン検
出器22、レファレンス検出器23にはX線管球21か
らのX線ビームがスライス厚方向についてこれら検出器
22,23の全てではなく、両端のいくつかのスライス
位置対応の検出器領域には入射しないようにこれらとX
線管球21、スリット20の位置関係を設定してある。
【0042】24はマルチスライス・メイン検出器用の
データ収集装置、25はレファレンス検出器用のデータ
収集装置、26はデータ処理装置、27は記憶装置、2
8は補助記憶装置、29は再構成装置、30は表示装
置、31はホストコントローラ、32は高圧発生装置で
ある。この他、図示しないが、X線管球21とマルチス
ライス・メイン検出器22を所定の円軌道に沿って移動
させる駆動機構やその制御系、また、システムを操作す
る操作卓も当然備えている。
【0043】マルチスライス・メイン検出器用のデータ
収集装置24はマルチスライス・メイン検出器22の各
スライス位置,各チャネル位置対応のX線検出素子の検
出したX線強度対応の検出信号をそれぞれデータに変換
してスライス位置別チャネルデータ(スライス位置別X
線パス別のデータ)を得るものであり、レファレンス検
出器用のデータ収集装置25はレファレンス検出器23
の各スライス位置,各チャネル位置対応のX線検出素子
の検出したX線強度対応の検出信号をそれぞれデータに
変換してスライス位置別のレファレンスデータを得るも
のであり、データ処理装置26はこのレファレンスデー
タを用いてスライス位置別チャネルデータの補正や正規
化等の各種前処理を行う装置である。
【0044】記憶装置27はこの前処理済みのスライス
位置別チャネルデータを記憶する装置であり、再構成装
置29はこの記憶装置27の記憶データをもとに、X線
吸収の情報に基づく画像を再構成する装置であり、補助
記憶装置28はその再構成された画像データ等を保持す
る記憶装置である。表示装置30はこの再構成された画
像の表示や、各種コマンド入力のための操作画面表示、
データ入力画面表示等に使用される画像や文字表示可能
なディスプレイである。
【0045】ホストコントローラ31はシステム全体の
制御の中枢を担う装置であり、高圧発生装置32はX線
管球21に対するX線発生用の所要高圧電力を供給する
装置であって、所要電圧の他、電流の制御も行う。
【0046】この他、図示しないが、X線管球21とX
線検出装置(マルチスライス・メイン検出器22および
レファレンス検出器23)を被検体を中心に回転駆動走
査する走査駆動系や、各種の操作を行う操作卓がある
が、図では省略してある。
【0047】このような構成において、X線管球21と
マルチスライス・メイン検出器22およびプロファイル
検出器23を被検体Pを介して所定方向に回転移動走査
させながらX線管球21よりファンビームX線を曝射さ
せ被検体断面のX線吸収データ収集を行う。この動作を
行う前に補正データ収集のため、被検体を置かない状態
(空気のみ)、そして被検体の代わりに水を配置して水
データについてそれぞれ同様のX線吸収データの収集を
行っておく。
【0048】マルチスライス・メイン検出器22および
プロファイル検出器(レファレンス検出器)23から得
られたX線吸収データは、それぞれに対応するマルチス
ライス・メイン検出器用のデータ収集装置24、レファ
レンス検出器用のデータ収集装置25に送られ、ここで
それぞれチャネル別にデータ化される。これらデータは
データ処理装置26を介して記憶装置27に補正データ
として記憶される。
【0049】上述したように、プロファイル検出器23
は、被検体PにかからないようなX線パスXPが確保さ
れている。また、検出器23には、コリメータによって
被検体Pからの散乱線を除去したり、別の提案に示すよ
うな散乱線補正によって、散乱線の影響のない状態で、
スリット20によって限定され、かつ、被検体透過後に
メイン検出器22に入射しているX線ビームの被検体対
軸方向線量プロファイル(図4の9)が測定できるよう
になっている。
【0050】この結果、合計Mスライス分の性能を有す
るメイン検出器22には、図4に示した如く、検出器全
体のスライス幅LMよりも小さい範囲にX線ビームが入
射するようになるが、そのときの検出器に入射するX線
ビームのプロファイルは検出器23により検出でき、監
視できることになる。
【0051】ここで、補正データ収集時と、被検体スキ
ャン時との間でX線管球の焦点移動が起こる(移動時の
焦点f2)と、検出器に入射するX線ビームのプロファ
イルが図4における点線9´のように移動することにな
り、そのため、例えば、補正データの収集時より入射線
量が減少し(斜線部が減少量)、B列では反対に増加す
る。
【0052】この列毎の入射線量の変化は、メイン検出
器22(図4では3)とプロファイル検出器23(図4
では5)とで同じように発生し、A列に相当するプロフ
ァイル検出器(A´とする)の出力データも、A列のメ
イン検出器22の出力と同じに変換する。(Bその他も
同様) 従って、マルチスライス・メイン検出器22の持つ全て
の列(検出器22自身の可能とする全てのスライス位
置)について、それぞれ対応するプロファイル検出器2
3の出力データとの比を求め、この比でデータの換算を
することにより、メイン検出器22の各列での入射X線
の検出データは、補正データ収集時と同じ入射線量のも
のとするように換算することができるようになる。
【0053】ゆえに、メイン検出器22における補正前
のiチャネル、jスライス位置での検出出力データをM
AINij、補正後をMAIN´ijとすると、つぎの
式により補正することができる。
【0054】MAIN´ij=MAINij*((PR
OFj)initial /(PROFj) object ) 但し、(PROFj)initial は補正データ収集時のj
列プロファイル検出器(レファレンス検出器)の出力デ
ータであり、(PROFj) object は被検体スキャン
時のj列プロファイル検出器(レファレンス検出器)の
出力データである。
【0055】従って、被検体スキャン時にメイン検出器
22より検出されたデータについて、レファレンス検出
器23の出力をプロファイル検出出力として利用して上
述のような演算による補正をデータ処理装置26にて行
わせることで、本CTスキャナではX線ビームのプロフ
ァイルの変化に対して補正データ収集時の特性と同じに
なるように補正することが可能になる。
【0056】本装置では検出器ブロック2を使用してい
るため、図6に示すようにプロファイル検出器(レファ
レンス検出器)23は一つの列に対して複数のチャネル
を備えた構成となっているが、線量プロファイルの測定
においては、列毎に複数のチャネルのデータを束ねて、
一つの列のデータとして使用する。図6では、6列×8
チャネル(ch)のプロファイル検出器23を例にして
おり、例えば、2列目(C列)のデータは、斜線部分を
束ねて1つのデータとする。データは検出器ブロック2
の改造等により、ハード的に束ねても良いし、個々のデ
ータとして収集した後、計算で束ねても構わない。プロ
ファイル検出器用のX線パスを確保したり、チャネル
(ch)方向にデータを束ねることにより、1列分のデ
ータのS/Nを向上することができる。
【0057】こうして得た各種補正用データ及び被写体
のX線吸収データは図5におけるデータ処理装置26に
より、図7に示す如き処理が行われることによって補正
済みの投影データになる。すなわち、被検体スキャン時
において収集したX線吸収データ(投影データ)につい
てのオフセット補正が行われ、また、各投影データにつ
いて対数変換した後、プロファイル検出器23からの各
スライス位置(列位置)対応のX線強度データによりプ
ロファイル変化対応に補正してから、水透過X線強度の
データを用いて水に対する吸収率の差を求める水補正を
行った後、補正済みの投影データである補正済み投影デ
ータとして出力される。この補正済み投影データは記憶
装置27に記憶される。
【0058】そして、被検体断面のこの補正済み投影デ
ータは再構成装置29により再構成演算処理を行い、再
構成すると焦点移動の影響がない状態のデータで画像再
構成されるかたちとなるから、アーティファクトのない
良質の断面像が観察できることになる。
【0059】なお、被検体位置に何も置かない状態での
補正データ収集時(オールエア(ALL−Air)の補
正データ収集時)に、プロファイル検出器23の出力デ
ータと、メイン検出器22上でのプロファイルとの関係
の情報を収集しておき、この情報を被検体のX線透過デ
ータの収集であるオブジェクト収集時のプロファイル推
定に使用することもできる。例えば、プロファイル検出
器23の出力データと、メイン検出器22上でのプロフ
ァイルとの関係の情報をオールエアの補正データ収集時
に収集しておき、プロファイル検出器23による現実の
プロファイル検出デ−タに基づくオブジェクト収集時の
データ補正に利用するなどすると、実際に則した補正が
可能になる。
【0060】また、プロファイル検出器23はスライス
の厚み方向であるセグメント方向に対して、メイン検出
器22より少ない数のセグメントに検出野を分割された
構成とし、データ処理装置26は、メイン検出器22よ
り少ない数のセグメントで分割されたこのプロファイル
検出器23の出力データから、メイン検出器上でのプロ
ファイルを推定する構成とすることも可能である。
【0061】以上は、マルチスライス・メイン検出器の
スライス厚方向配列幅より狭い厚みのファンビームX線
を使用し、このマルチスライス・メイン検出器と同じ列
数で同じスライス厚方向配列幅(列方向配列幅)を有す
ると共に、被検体を通らないX線パスを検出パスとする
プロファイル検出器(レファレンス検出器)を設け、こ
のプロファイル検出器にてプロファイルの変化を監視
し、このプロファイルの変化対応にマルチスライス・メ
イン検出器の検出データについて補正を施こす構成とし
たものである。そのため、X線管球の焦点位置移動が生
じてもこれを適確に把握して補正を施すことができ、ア
ーティファクトの無い良質の画像が得られるCTスキャ
ナが得られるものである。
【0062】(第2の実施例)以上は、メイン検出器と
プロファイル検出器とを同じ仕様のものを流用すること
を想定して実施例を示したが、同じものでなくとも、ト
ータルとして同じスライス数を持ったものであれば、焦
点からの距離を調整して配置することにより、メイン検
出器の対応する列のプロファイルを検出することができ
る。
【0063】逆にいうと、メイン検出器と同じ配列円周
上に実装スペースが確保できない等の理由で、X線管球
焦点からの距離を変えたいといった要求が生じる場合も
ある。例えば、図8(a)に示す如き構成とした場合で
あり、この例ではプロファイル検出器(レファレンス検
出器)23はメイン検出器22より大幅にX線管球21
寄りの配置である。
【0064】このような場合、光学的位置関係からプロ
ファイル検出器23に入射するX線ビームの強さと、各
スライス幅はメイン検出器22と異なっているが、X線
管球21の焦点からの距離に対応してプロファイル検出
器23のスライスピッチを図8(b)に示すように調整
すれば、第1の実施例の構成の場合と同じ効果が得られ
る。すなわち、焦点位置より所定角度を以て広がるX線
ビームの幾何学的関係から、プロファイル検出器23の
スライスピッチSP1a がX線管球21の焦点からの距離
に対応してメイン検出器22のスライスピッチSP1b に
一致するように調整すれば良い。さらに、メイン検出器
上のでのプロファイルを許容される精度で推定できる範
囲であれば、メイン検出器よりもスライス数が少なくと
も十分効果が得られる。
【0065】この結果、X線管球焦点位置からみて、プ
ロファイル検出器23が配置される半径に対して、メイ
ン検出器22が配置される半径が異なる場合にあっても
本発明は適用できるものであり、X線管球の焦点位置移
動が生じてもこれを適確に把握して補正を施すことがで
き、アーティファクトの無い良質の画像が得られるCT
スキャナが得られるものである。
【0066】
【0067】
【0068】
【0069】
【0070】
【0071】なお、種々実施例を説明たが、本発明は上
述の実施例に制限されるものではなく、例えば、X線管
球を線源として利用する構成の他に、他の放射線源を利
用することも可能であるなど、種々変形して実施し得
る。
【0072】
【発明の効果】以上、詳述したように本発明によれば、
マルチスライス・メイン検出器のスライス厚方向配列幅
より狭い厚みのファンビームX線を使用し、このマルチ
スライス・メイン検出器と同じ列数で同じスライス厚方
向配列幅を有すると共に、被検体を通らないX線パスを
検出パスとするプロファイル検出器を設け、このプロフ
ァイル検出器にてプロファイルの変化を監視し、このプ
ロファイルの変化対応にマルチスライス・メイン検出器
の検出データについて補正を施こす構成としたから、X
線管球の焦点位置移動が生じてもこれを適確に把握して
補正を施すことができ、アーティファクトの無い良質の
画像が得られるCTスキャナが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を説明するための図であって、
本発明の第1の実施例の要部構成を示す図。
【図2】本発明の実施例を説明するための図であって、
本発明の第1の実施例における検出器ブロックの構成例
を説明するための図。
【図3】本発明の実施例を説明するための図であって、
本発明の第1の実施例におけるマルチスライス・メイン
検出器の構成例を説明するための図。
【図4】本発明の実施例を説明するための図であって、
マルチスライス・メイン検出器に入射するX線ビームの
X線管球焦点移動に基づく入射領域移動と本発明の第1
の実施例におけるマルチスライス・メイン検出器の入射
領域の関係を説明するための図。
【図5】本発明の実施例を説明するための図であって、
本発明の第1の実施例におけるマルチスライス・メイン
検出器を使用したCTスキャナの具体的なシステム構成
例を示すブロック図。
【図6】本発明の実施例を説明するための図であって、
プロファイル検出器の列方向のX線検出素子群の検出出
力を束ねる範囲を示す図。
【図7】本発明の実施例を説明するための図であって、
データ処理装置におけるデータ前処理の流れを示すフロ
ーチャート。
【図8】本発明の実施例を説明するための図であって、
本発明の第2の実施例におけるマルチスライス・メイン
検出器とプロファイル検出器の配置例を説明するための
図。
【図9】従来構成を説明するための図。
【符号の説明】
2…検出器ブロック 3,22…マルチスライス・メイン(main)検出器 4…X線管球の焦点 5,23…プロファイル検出器(レファレンス検出器) 7,P…被検体 9…X線の対軸方向線量プロファイル 10…上部スリット 20…スリット 21…X線管球 24…マルチスライス・メイン検出器用のデータ収集装
置 25…レファレンス検出器用のデータ収集装置 26…データ処理装置 27…記憶装置 28…補助記憶装置 29…再構成装置 30…表示装置 31…ホストコントローラ 32…高圧発生装置
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−169914(JP,A) 特開 昭55−29382(JP,A) 特開 昭59−222134(JP,A) 特公 昭63−2607(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61B 6/03

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検体の複数スライスに放射線を照射す
    る照射手段と、 前記複数スライスに対応する複数行の検出器からなり、
    被検体を透過した放射線を検出し複数スライスの放射線
    透過データを出力する検出手段と、前記照射手段から前記検出手段までの距離と等しく配置
    され、かつ前記検出手段より少ない複数の検出器と、こ
    の検出器の各行からの出力を補間して前記検出手段の各
    行における放射線の強度を求める手段とからなり、 前記
    照射手段から照射される放射線のスライス方向の強度分
    布を前記各行における放射線強度に基づいて測定する測
    定手段と、 この測定手段で測定された強度分布に応じて前記検出手
    段から出力される放射線透過データをスライス毎に補正
    する手段とを有することを特徴とするCTスキャナ。
  2. 【請求項2】 被検体の複数スライスに放射線を照射す
    る照射手段と、 前記複数スライスに対応する複数行の検出器からなり、
    被検体を透過した放射線を検出し複数スライスの放射線
    透過データを出力する検出手段と、 前記照射手段から前記検出手段までの距離と異なる距離
    に配置され、かつ前記検出手段と同じ複数行の検出器で
    あって、かつこの検出器の行ピッチが前記照射手段から
    前記検出手段までの距離と前記照射手段から当該検出器
    までの距離との比、及び前記検出手段の検出器の行ピッ
    チに応じて設定される強度分布測定用検出器を有し、前
    記照射手段から照射される放射線のスライス方向の強度
    分布を当該強度分布測定用検出器からの出力に基づき測
    定する測定手段と、 この測定手段で測定された強度分布に応じて前記検出手
    段から出力される放射線透過データをスライス毎に補正
    する手段とを有することを特徴とする CTスキャナ。
  3. 【請求項3】 被検体の複数スライスに放射線を照射す
    る照射手段と、 前記複数スライスに対応する複数行の検出器からなり、
    被検体を透過した放射線を検出し複数スライスの放射線
    透過データを出力する検出手段と、 前記照射手段から照射される放射線のスライス方向の強
    度分布を測定する測定手段と、 この測定手段で測定された強度分布に応じて前記検出手
    段から出力される放射線透過データをスライス毎に補正
    する手段とを具備し、 前記検出手段と前記強度分布測定手段は所定サイズのマ
    トリクス配置された検出素子ブロックを適宜配列して構
    成され、 前記検出手段は各検出素子毎に放射線透過データを出力
    し、前記強度分布測定手段は各行毎に強度データを出力
    することを特徴とするCTスキャナ。
  4. 【請求項4】 前記強度分布測定手段は、通常は被検体
    を通らないパスにて測定するものである請求項1乃至3
    のいずれかに記載のCTスキャナ。
  5. 【請求項5】 前記強度分布測定手段は、前記照射手段
    から前記検出手段までの距離と等しく配置され、かつ前
    記検出手段と同じ複数行の検出器からなる請求項記載
    のCTスキャナ。
  6. 【請求項6】 前記強度分布測定手段は、前記検出手段
    と同じ複数行で、かつ行ピッチが同一の検出器からなる
    請求項1乃至3のいずれかに記載のCTスキャナ。
  7. 【請求項7】 前記強度分布測定手段は、前記検出手段
    よりも前記照射手段に近い距離に有り、前記検出手段と
    同じ複数行の検出器からなり、 さらに前記強度分布測定手段の行ピッチは前記検出手段
    の行ピッチよりも小さく設定される請求項記載のCT
    スキャナ。
  8. 【請求項8】 前記検出手段と前記強度分布測定手段は
    同一の基板上に隣接して形成される請求項1または3に
    記載のCTスキャナ。
  9. 【請求項9】 前記検出手段と前記強度分布測定手段は
    同一の基板上に間隔を開けて形成される請求項1または
    3に記載のCTスキャナ。
  10. 【請求項10】 前記検出手段と前記強度分布測定手段
    は別々の基板上に形成され、両基板は隣接して配置され
    る請求項2または3に記載のCTスキャナ。
  11. 【請求項11】 前記検出手段と前記強度分布測定手段
    は別々の基板上に形成され、両基板は間隔を開けて配置
    される請求項2または3に記載のCTスキャナ。
  12. 【請求項12】 前記強度分布測定手段は前記検出手段
    の各行の検出器の延長線上の一端に設けられる請求項1
    乃至3のいずれかに記載のCTスキャナ。
  13. 【請求項13】 前記強度分布測定手段は前記検出手段
    の各行の検出器の延長線上の両端に設けられる請求項1
    乃至3のいずれかに記載のCTスキャナ。
  14. 【請求項14】 前記強度分布測定手段は前記照射手段
    を向き、被検体を透過した放射線を排除するコリメータ
    を具備する請求項1乃至3のいずれかに記載のCTスキ
    ャナ。
  15. 【請求項15】 前記補正手段は各行毎に前記強度分布
    測定手段の出力の基準値PROF(initial )と現在値
    (object)との比を求め、前記検出手段の現在値MAI
    Nの補正値MAIN’をこの比に応じて以下の式に基づ
    き補正する MAIN’=MAIN×PROF(initial )/PROF(object) 請求項1乃至3のいずれかに記載のCTスキャナ。
  16. 【請求項16】 前記検出手段は被検体断層面に沿う方
    向の検出素子列毎に複数のチャネルのデータを束ねるこ
    とにより、前記各行毎の強度データを求めることを特徴
    とする請求項3に記載のCTスキャナ。
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