JPH11253432A - X線ct装置 - Google Patents
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- JPH11253432A JPH11253432A JP10063598A JP6359898A JPH11253432A JP H11253432 A JPH11253432 A JP H11253432A JP 10063598 A JP10063598 A JP 10063598A JP 6359898 A JP6359898 A JP 6359898A JP H11253432 A JPH11253432 A JP H11253432A
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- Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
Abstract
ロファイルの劣化を防止することのできるX線CT装置
を提供する。 【解決手段】 検出器23は、多チャンネルの検出素子
を有し且つ各チャンネル毎に被検体のスライス方向に複
数の検出素子列が配列され、被検体を透過した透過X線
を検出し、データ収集部27は、検出器23で検出され
た検出出力に基づく被検体の複数スライスの投影データ
を収集し、クロストーク補正部31は、収集された複数
スライスの投影データに対してスライス方向の複数の検
出素子列の各検出素子間における検出出力の流出入によ
るクロストークを補正し、画像再構成部45は、補正さ
れた複数スライスの投影データに基づき被検体の複数ス
ライスの画像を再構成する。
Description
り、特に、2次元状に配列された検出器を有し、被検体
の複数スライスの画像を再構成するX線CT装置に関す
る。
状のX線ビーム(ファンビーム)を発生するX線焦点1
01と、ファン状あるいは直線状に多数のチャンネル、
例えば1000チャンネルの検出素子を1列に並べた検
出器103とを有するシングルスライスCTが主流であ
る。
検体の周囲に回転させ、被検体を通過したX線強度のデ
ータ(投影データと称する)を収集する。1回転で例え
ば1000回投影データを収集し、このデータに基づい
て画像再構成する。
ら、図13(b)に示すように、検出器が1列ではな
く、被検体の体軸方向にも複数列、例えば、2列、4
列、あるいは100列配列された2次元検出器アレイ1
05を有するマルチスライスCTも提案されている。
1スキャン動作で複数スライス分の投影データをデータ
収集し、複数の断層画像(ボリュームデータ)を得るこ
とができる。
る。)とデータ収集装置(DAS)で構成されており、
図14に示すように、各検出素子110は、X線を光に
変換するシンチレータ111と、このシンチレータ11
1で得られた光を電荷に変換するフォトダイオード11
3とで構成される。そして、DAS115は、フォトダ
イオード113で得られた電荷を蓄積し、A/D変換に
よりディジタルデータに変換する。
チャンネル方向に素子間でX線、または光、または、電
荷の流出入によるクロストークが発生する。このクロス
トークの割合を示すためのクロストーク率は、素子のア
ライメントなど、さまざまな変動要因の影響で素子毎に
ばらつく。しかし、X線焦点の移動時にコリメータの陰
の影響を除去するため、不感領域があるので、変動要因
の影響が弱められる。このため、実際にはチャンネル方
向のクロストーク率のバラツキは小さい。
スライスCTにおいては、スライス方向(体軸方向、列
方向)にも素子間でクロストークが発生する。例えば、
図15に示すように、nチャンネルの検出素子がスライ
ス方向に6列配列された2次元検出器アレイにおいて、
例えば、1列の検出素子から2列の検出素子に矢印で示
すようにクロストークが発生する。同様に、他の列の検
出素子もスライス方向においてクロストークが発生す
る。このため、スライスプロファイルが劣化してしま
う。
方向に対しては、不感領域が小さいので、変動要因の影
響が強く出て、スライス方向の素子間のクロストーク率
のバラツキが大きい。例えば、1列目のjチャンネルか
ら2列目のjチャンネルへのクロストーク率が10%と
なり、1列目の(j+1)チャンネルから2列目の(j
+1)チャンネルへのクロストーク率が0%となること
がある。すなわち、クロストーク率がチャンネルによっ
て異なるので、パーシャルボリューム効果によるリング
が発生する。
つスライスプロファイルの劣化を防止することのできる
X線CT装置を提供することを課題とする。
するために以下の構成とした。本発明は、被検体に向け
て多方向からX線を曝射するX線源と、多チャンネルの
検出素子を有し且つ各チャンネル毎に被検体のスライス
方向に複数の検出素子列が配列され、被検体を透過した
透過X線を検出する検出手段と、この検出手段で検出さ
れた検出出力に基づく被検体の複数スライスの投影デー
タを収集する収集手段と、この収集手段で収集された複
数スライスの投影データに基づき被検体の複数スライス
の画像を再構成する再構成手段とを備えたX線CT装置
において、前記収集手段で収集された複数スライスの投
影データに対して前記スライス方向の前記複数の検出素
子列の各検出素子間における検出出力の流出入によるク
ロストークを補正する補正手段を備えることを特徴とす
る。
収集された複数スライスの投影データに対してスライス
方向の複数の検出素子列の各検出素子間における検出出
力の流出入によるクロストークを補正するので、パーシ
ャルリングを解消することができるとともに、スライス
プロファイルの劣化を防止することができる。
イス方向に対して細く絞ったX線を前記複数の検出素子
列の各列に順番に照射していくときに前記収集手段で収
集されたデータに基づきスライス方向のクロストークプ
ロファイルを測定する測定手段と、この測定手段で測定
されたクロストークプロファイルに基づきクロストーク
行列を算出する算出手段と、この算出手段で算出された
クロストーク行列を用いて前記収集手段で収集された実
際の複数スライスの投影データに対して前記クロストー
クを補正する補正実行手段とを備えることを特徴とす
る。
スライス方向に対して細く絞ったX線を複数の検出素子
列の各列に順番に照射していくときに収集手段で収集さ
れたデータに基づきスライス方向のクロストークプロフ
ァイルを測定し、算出手段は、測定手段で測定されたク
ロストークプロファイルに基づきクロストーク行列を算
出し、補正実行手段は、算出手段で算出されたクロスト
ーク行列を用いて収集手段で収集された実際の複数スラ
イスの投影データに対してクロストークを補正する。
施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
1の実施の形態のX線CT装置の概略構成を示すシステ
ム構成図である。図1において、第1の実施の形態のX
線CT装置10は、システム制御部11、操作部12、
架台・寝台制御部13、寝台移動部15、X線制御装置
17、高電圧発生装置19、X線ビーム発生源21、検
出器23、回転架台25、データ収集部27、収集デー
タ記憶装置29、クロストーク補正部31、画像再構成
部45、表示部47を有している。
源21を被検体の回りに回転させながらX線ビームを曝
射させるとともに、被検体を体軸方向に移動させて、被
検体を螺旋状にスキャンする(ヘリカルスキャン)もの
である。
置を用いて入力されたスライス厚、回転速度等のヘリカ
ルスキャン条件の内、回転速度とスライス厚とファン角
等を架台・寝台制御信号として架台・寝台制御部13に
対して出力する。システム制御部11は、X線ビーム発
生を制御するX線ビーム発生制御信号をX線制御装置1
7に対して出力する。
のタイミングを示す検出制御信号をデータ収集部27に
対して出力する。システム制御部11は、データ収集の
ためのデータ収集制御信号をデータ収集部27に対して
出力する。さらに、システム制御部11は、検出器23
のスライス方向のクロストークを補正するためのタイミ
ングを示す補正制御信号をクロストーク補正部31に対
して出力する。操作部12は、各種のデータを入力す
る。
11により出力された架台、寝台制御信号に基づき回転
架台25を回転させると共に、寝台移動信号を寝台移動
部15に対して出力する。
により出力された寝台移動信号に基づき、回転架台25
の1回転当たりの寝台15aの移動量を求め、この移動
量で寝台15aを移動させる。この寝台15aはスライ
ス方向に移動するようになっている。
により出力されたX線ビーム発生制御信号に基づき、高
電圧発生装置19による高電圧発生のタイミングを制御
する。高電圧発生装置19は、X線ビームを曝射させる
ための高電圧をX線制御部17からの制御信号に従って
X線ビーム発生源21に供給する。
19から供給された高電圧によってスライス方向に厚み
を持った扇状のX線ビームを被検体に向けて多方向から
曝射する。検出器23は、X線ビーム発生源21から曝
射され、被検体を透過したX線ビームを検出する。
に、多チャンネルの検出素子を有し且つスライス方向に
複数配列された2次元検出器アレイからなる。また、各
列については、従来のシングルスライスCT用検出器と
同様に1,000チャンネル程度の検出器がX線ビーム
発生源21の焦点を中心として円弧状に配置される。
検出器23とを保持する。また、回転架台25は、図示
しない架台回転機構により、X線ビーム発生源21と検
出器23との中間点を通る回転軸を中心にして回転され
る。
器23との対向配置を保ちながら、X線ビーム発生源2
1及び検出器23が被検体の周囲を回転するので、被検
体の複数スライス分の画像の再構成に要する被検体に関
する多方向の投影データを収集できる。
(R/R方式)と称される。なお、回転架台25として
は、このタイプに限定されず、360°にわたって検出
器が被検体の周囲に配列され、X線ビーム発生源21の
みが回転するいわゆる第4世代(R/S方式)であって
もよい。また、検出器に加えてX線ビーム発生源21も
360°にわたって被検体の周囲に配置されるいわゆる
第5世代(S/S方式)であってもよい。
により出力されたデータ収集制御信号に基づき、検出器
23の各検出器からの出力電流を増幅した後、デジタル
データに変換することによりX線パス毎のX線透過率に
反映した投影データを収集し出力する。収集データ記憶
装置29は、データ収集部27によって収集された複数
スライス分の投影データを記憶する。
憶装置29に記憶された複数スライス分の投影データに
よる2次元データ基づき、検出器23のスライス方向
(列方向)のクロストークに対してクロストーク補正処
理を施す。なお、チャンネル方向のクロストークはリン
グにならないので無視する。
31で補正された複数スライス分の投影データに基づい
て被検体の複数の断層画像(複数スライス像)を再構成
する。表示部47は、画像再構成部45により再構成さ
れた被検体の複数の断層画像を図示しないモニタ上に表
示する。
成を説明する。第1の実施の形態のクロストーク補正部
31は、6×6行列とこの行列の逆行列とによりスライ
ス方向のクロストークを補正することを特徴とする。ク
ロストーク補正部31は、プロファイル測定部35、補
正行列算出部37、補正実行部39を有する。
ルにおいて、複数列の検出器23のm列の検出素子のデ
ータがm列以外の検出素子に入射することにより発生す
るクロストーク量/クロストークの割合を測定する。
15aに乗せていない状態で、X線ビーム発生源21が
検出器23のスライス方向に対して細く絞ったX線ビー
ムを各列に順番に照射していくときにデータ収集部27
で収集されたデータを収集データ記憶装置29を介して
入力し、収集されたデータに基づきスライス方向のクロ
ストークプロファイルを測定する。
部35で測定されたクロストークプロファイルに基づき
6×6行列をクロストーク行列として算出し、算出され
たクロストーク行列の逆行列をクロストーク補正行列と
して算出する。
方向に対して6列に対応するX線ビームを照射したとき
にデータ収集部27で収集された6列の実際のデータを
収集データ記憶装置29を介して入力し、補正行列算出
部37で算出されたクロストーク補正行列を用いて6列
の実際のデータに対してクロストーク補正を施し、真の
データを求める。すなわち、逆行列を作成して、検出素
子のフォトダイオード出力から真の入射量を推定する。
形態のX線CT装置の動作を図面を参照して説明する。
図2は、検出器のスライス方向に対して細く絞ったX線
ビームを各列毎に順番に照射していく様子を示す図であ
る。図3は、スライス方向のクロストークプロファイル
を示す図である。図4は、第1の実施の形態のクロスト
ーク補正処理を示すフローチャートである。
トーク補正に先立って、事前処理としてクロストーク補
正行列の算出を説明する。最初に、X線ビーム発生源2
1は、細く絞ったX線ビームを発生し、被検体を寝台1
5aに乗せていない状態で、検出器23のスライス方向
に対して細く絞ったX線ビームを各列毎に順番に照射し
ていく(ステップS11)。
方向にnチャンネルあり、且つスライス方向に6列配列
されている2次元検出器23に対して、細く絞ったX線
ビーム(図2では、X線ビームが照射されたX線照射領
域を斜線部分で示した。)を第1列から第6列まで順番
に照射していく。
クロストークデータを収集して収集データ記憶装置29
を介してプロファイル測定部35に出力する。プロファ
イル測定部35は、検出器23のスライス方向に対して
細く絞ったX線ビームを各列毎に順番に照射していった
ときに、データ収集部27で収集されたクロストークデ
ータに基づくスライス方向のクロストークプロファイル
を測定する(ステップS13)。
は、縦軸が検出器23の第1列から第6列までの各列に
おけるX線照射位置を示し、横軸が出力を示している。
例えば、図2に示すように検出器23の第2列に細く絞
ったX線ビーム(斜線部分)が照射された場合には、第
2列の検出素子から出力D22が得られるとともに、第1
列の検出素子から出力D21が得られ、且つ第3列の検出
素子から出力D23が得られる。
21、及び第3列の検出素子からの出力D23は、第2列か
らのクロストーク量であり、このクロストーク量が測定
される。
他の列の検出素子の出力が他の列以外の検出素子に入射
することにより発生するクロストーク量/クロストーク
の割合が測定される。
ル測定部35で測定されたクロストークプロファイルに
基づき6×6行列をクロストーク行列として算出する
(ステップS15)。
表す行列を行列[a]とし、クロストークが有る場合の
実際の出力を表す行列を行列[b]とすると、以下に示
す式(1)が成立する。
列と呼ぶ。クロストーク行列[XT]は次のようにして
求める。例えば、2列目の検出素子にX線ビームが照射
された場合には、真の出力a2を“1”とし、a1,a3
〜a6を“0”とする。この場合、第2列の出力D22、
第2列から第1列への出力D21、第2列から第3列への
出力D23に基づき、例えば、XT21が“0.1”とな
り、XT22が“0.8”となり、XT23が“0.1”と
なる。なお、XT24からXT26までのそれぞれの値は、
“0”となる。
24,XT25,XT26のそれぞれの値は、2列目の検出素
子にX線ビームが照射された場合における各列の出力値
を表す係数であり、XT21,XT22,XT23,XT24,
XT25,XT26の係数の総和は、例えば、“1”に正規
化することができる。
前述した第2列におけるXTの算出方法と同様な算出方
法で求めることができる。
クロストーク行列の逆行列をクロストーク補正行列とし
て算出する(ステップS17)。ここで、クロストーク
行列の逆行列[XTC]をクロストーク補正行列として
求めると、以下の式(2)が成立する。
ある。以上の処理により、予めクロストーク補正行列を
求めておく。なお、このクロストーク補正行列は、X線
CT装置が設置されたときに、一度算出しておけばよ
い。あるいは他の方法で算出したクロストーク補正行列
の係数を外部から与えても良い。
3からデータを収集する(ステップS19)。この場合
には、X線ビーム発生源21と検出器23とが、被検体
の周囲を回転すると、データ収集部27は、被検体の投
影データを6列の検出器23から収集し、収集された被
検体の6列(6スライス分)の実際のデータは、収集デ
ータ記憶装置29を介してクロストーク補正部31内の
補正実行部39に入力される。
7で収集された6列の実際のデータを入力し、補正行列
算出部37で算出されたクロストーク補正行列を用いて
6列の実際のデータに対してクロストーク補正を施し、
真のデータを求める(ステップS21)。
の行列[b]に代入する。そして、クロストークが有る
場合における実際の出力(データ)bからクロストーク
が無い場合における真の出力aが求められる。
ストークを補正することができるので、パーシャルリン
グを解消することができ、且つスライスプロファイルの
劣化を防止することができる。
毎に独立に行う。すなわち、検出器23がnチャンネル
×6列検出器からなる場合には、nチャンネル個のクロ
ストーク補正行列[XTC]を算出して、チャンネル毎
に別々のクロストーク補正行列を用いてクロストークを
補正すればよい。
目から5列目の4列の検出器のデータを画像の再構成に
用いて、外側の1列目及び6列目の1列ずつの検出器の
データは、クロストーク補正のみに用いるデータであ
り、画像の再構成には使用しない。
トーク行列の近似的逆行列であっても良い。また、クロ
ストークを完全に除去しないようにクロストーク行列
[XT]の代わりに、以下の式(3)を用いてクロスト
ーク行列[XT′]を求め、そのクロストーク行列[X
T′]の逆行列を用いても良い。
CT装置の第2の実施の形態を説明する。図5は、本発
明のX線CT装置の第2の実施の形態の概略構成を示す
システム構成図である。第2の実施の形態のX線CT装
置は、第1の実施の形態のX線CT装置に対してクロス
トーク補正部31bの構成が異なるのみでその他の構成
は同一構成であるので、同一部分には同一符号を付す
る。第2の実施の形態は、6×6行列と4列の検出器の
収集データとを用いてスライス方向のクロストークを補
正することを特徴とする。
ル測定部35、補正行列算出部37、補正実行部39b
を有する。補正実行部39bは、未測定推定部41bを
有する。プロファイル測定部35、及び補正行列算出部
37の処理は、第1の実施の形態のそれらと同一処理で
あるので、その説明を省略する。
6列の検出器23の内の内側の4列の検出器しかデータ
を収集しない場合に、収集された4列のデータと、補正
行列算出部37で算出されたクロストーク行列とに基づ
き、測定されていない未測定データを測定された4つの
データから推定する。
で算出されたクロストーク補正行列を用いて、収集され
た4列のデータと未測定推定部41bで推定されたデー
タとからなる6列のデータに対してクロストーク補正を
施し真のデータを求める。
X線CT装置によれば、予め事前処理としてプロファイ
ル測定部35が6列の検出器23のクロストークプロフ
ァイルを測定し、補正行列算出部37が6列の検出器2
3のクロストークプロファイルに基づき、6×6行列の
クロストーク行列とこのクロストーク行列の逆行列であ
るクロストーク補正行列を算出しておく。
3の内の内側の2列目から5列目までの4列の検出器か
らのデータをデータ収集部27で収集し、収集された4
列のデータは、収集データ記憶装置29を介して未測定
推定部41bに入力される。
列の行列で、測定したデータ(収集された4列のデー
タ)から測定していないデータ(1列目及び6列目のデ
ータ)を式(4)を用いて推定する。
2列目のデータから1列目のデータを推定し、重み係数
wt6を用いて5列目のデータから6列目のデータを推定
する。なお、未測定データの推定法は式(4)に限定さ
れず、その他の推定法を用いても良い。
部37で算出されたクロストーク補正行列を用いて、収
集された4列のデータと未測定推定部41bで推定され
た2列のデータとからなる6列のデータに対して、前述
した式(2)を用いて、クロストーク補正を施し、真の
データを求める。
器23の内の4列の検出器のデータしか収集できない場
合であっても、未測定データを測定されたデータから推
定して、スライス方向のクロストーク補正を行なうこと
ができる。
CT装置の第3の実施の形態を説明する。図7は、本発
明のX線CT装置の第3の実施の形態の概略構成を示す
システム構成図である。第3の実施の形態のX線CT装
置は、第1の実施の形態のX線CT装置に対してクロス
トーク補正部31cの構成が異なるのみでその他の構成
は同一構成であるので、同一部分には同一符号を付す
る。第3の実施の形態は、6×6行列を4×4行列で近
似することにより、スライス方向のクロストークを補正
することを特徴とする。
ル測定部35、近似補正行列算出部37c、補正実行部
39cを有する。プロファイル測定部35の処理は、第
1の実施の形態のそれと同一処理であるので、その説明
を省略する。
ル測定部35で測定されたクロストークプロファイルに
基づき6×6行列をクロストーク行列として算出し、算
出されたクロストーク行列の逆行列をクロストーク補正
行列として算出し、算出された6×6のクロストーク補
正行列を、収集すべき4列のデータ位置に合わせて4×
4のクロストーク近似補正行列に近似する近似処理を行
う。
列の検出器23の内の内側の4列の検出器しかデータを
収集しない場合に、近似補正行列算出部37cで算出さ
れたクロストーク近似補正行列を用いて、収集された4
列のデータに対してクロストーク補正を施し、真のデー
タを求める。
X線CT装置によれば、予め事前処理としてプロファイ
ル測定部35が6列の検出器23のクロストークプロフ
ァイルを測定する。
ファイル測定部35で測定されたクロストークプロファ
イルに基づき6×6行列をクロストーク行列として算出
し、算出されたクロストーク行列の逆行列をクロストー
ク補正行列として算出し、算出された6×6のクロスト
ーク補正行列[XTC]を収集すべき4列のデータ位置
に合わせて4×4のクロストーク近似補正行列[XT
C′]に近似する。あるいは他の方法で算出したクロス
トーク補正行列の係数を外部から与えても良い。
目から5列目までの4列の検出器からのデータをデータ
収集部27で収集し、収集された4列のデータは、収集
データ記憶装置29を介して補正実行部39cに入力さ
れる。
4列のデータと近似補正行列算出部37cからの4×4
のクロストーク近似補正行列[XTC′]とを用いて、
式(5)のように4列のデータに対してクロストーク補
正を施し、真のデータを求める。
列目から5列目の検出器から収集された4列のデータで
あり、wt1,wt6は、重み係数である。また、XTC′
2jの値は、6×6の行列[XTC]の1列目のXTC1j
と重み係数wt1とに関連付けされ、XTC′5jの値は、
6×6の行列[XTC]の6列目のXTC6jと重み係数
wt6とに関連付けされている。
TC35,XTC42,XTC43,XTC44,XTC45のそ
れぞれの値は、第1の実施の形態で説明した式(2)に
おける対応するものと同じである。
器23の内の4列の検出器のデータしか収集できない場
合であっても、6×6のクロストーク補正行列を収集す
べき4列のデータ位置に合わせて、4×4のクロストー
ク近似補正行列に近似し、4×4のクロストーク近似補
正行列を用いて、4列のデータに対してクロストーク補
正を施し、真のデータを求めることができる。
CT装置の第4の実施の形態を説明する。図8は、本発
明のX線CT装置の第4の実施の形態の主要部の構成図
である。第4の実施の形態のX線CT装置は、第1の実
施の形態のX線CT装置に対してコリメータ51、及び
コリメータ制御部53を追加した点が異なる。
された検出器23が設けられている(図8では、1チャ
ンネル分を示している。)。コリメータ51は、検出器
23のX線ビーム入射側に設けられ、スライス方向に沿
って移動可能な2枚のX線遮蔽板を有し、移動可能な2
枚のX線遮蔽板によりデータを収集すべき4列の検出器
にX線ビームを入射させる。
11からのコリメータ制御信号により、収集すべき4列
の検出器に応じて2枚のX線遮蔽板相互間のコリメータ
幅wdを制御する。
ば、コリメータ51の2枚のX線遮蔽板を移動させて、
データを収集すべき4列の検出器、例えばm列,(m+
1)列,(m+2)列,(m+3)列の検出器にX線ビ
ームを入射するように、コリメータ幅wdが調整される
ので、(m−1)列,(m+4)列等の外側の検出器に
入射されるX線ビームは、非常に少なくなる。
なX線ビームを遮蔽するので、外側の検出器から内側の
検出器へのクロストークを大幅に低減することができ
る。また、4列マルチスライスCTで4列のデータを収
集する第2の実施の形態や第3の実施の形態に第4の実
施の形態を適用すれば、その効果は大である。
CT装置の第5の実施の形態を説明する。図9は、本発
明のX線CT装置の第5の実施の形態の主要部の構成図
である。第5の実施の形態では、束ねモードに応じて検
出器23へのX線入射をコリメートすることを特徴とす
る。第5の実施の形態のX線CT装置は、第1の実施の
形態のX線CT装置に対してコリメータ51、コリメー
タ制御部53、検出器23の代わりに2次元検出器2
4、スイッチ群26、データ収集部27の代わりにDA
S28を追加した点が異なる。コリメータ51、コリメ
ータ制御部53の構成は、第4の実施の形態で説明した
ので、ここでは、その説明は省略する。
に並べられており、seg方向(スライス方向)のスラ
イス厚は、中央の素子から端部の素子に向けてピッチが
広がるように不均等に形成されている。
の素子列の構成を図10に示す。図10では、第1チャ
ンネルの素子列11a1について示している。各チャン
ネルの素子列は、中央に基本セグメント(1mmスライ
ス厚のセグメント)を8セグメント(seg1a1〜s
eg1a8)、2mmセグメント(2mmスライス厚の
セグメント)を4セグメント(seg2a1〜seg2
a4)、4mmセグメント(4mmスライス厚のセグメ
ント)を4セグメント(seg4a1〜seg4a
4)、8mmセグメント(8mmスライス厚のセグメン
ト)を4セグメント(seg8a1〜seg8a4)を
配列し、合計で20segである。
らのデータは、スイッチ群26を介して例えば各チャン
ネルの検出素子列11a1〜11a16のそれぞれ(2
0seg)に対して、20segより少ない8列分(8
スライス分)のデータ収集素子(DAS−1a1〜DA
S−8a1・・・DAS−1a16〜DAS−8a1
6)を有するDAS28に送られる。
T等のスイッチング素子を実装して構成されている。ま
た、DAS28のデータ収集素子は、2次元検出器24
の各検出素子と同様にアレイ状に配列されている。DA
S28の各データ収集素子(DAS−1a1〜DAS−
8a1・・・DAS−1a16〜DAS−8a16)
は、送られたデータに対して増幅処理やA/D変換処理
等を施して被検体の8スライス分の投影データを収集す
る。
ャンネルにおける20segの検出素子列11a1(s
eg1a1〜seg1a8、seg2a1〜seg2a
4、seg4a1〜seg4a4、seg8a1〜se
g8a4)と、第1チャンネルの検出素子列11a1に
対応するDAS28の8列分のデータ収集素子DAS−
1a1〜DAS−8a1とのスイッチ群26による接続
関係が図10に示されている。
チS11を介してDAS−1a1に接続され、スイッチ
S12〜S18を介してDAS−2a1〜DAS−8a
1に接続されている。スイッチS1Gを介してGNDに
接続されている。同様に、seg8a2は、スイッチS
21〜S2Gを介してDAS−1a1〜DAS−8a1
及びGNDに接続されている。同様にして、seg4a
1からseg8a4までのそれぞれが、8つのスイッチ
を介してDAS−1a1〜DAS−8a1に接続されて
いる。
れシステム制御部11から図示しない制御信号線が接続
され、制御信号線を介してシステム制御部11から送ら
れる制御信号に応じてスイッチS11〜S20Gは、個
別にオン/オフし、各セグメントseg1a1〜seg
1a8、seg2a1〜seg2a4、seg4a1〜
seg4a4、seg8a1〜seg8a4とDAS−
1a1〜DAS−8a1及びGNDとの接続または非接
続を個別に切り換え制御する。また、他のチャンネルも
同様に動作するようになっている。
件に基づいてスイッチ群26の各スイッチの切り換え制
御を行って2次元検出器24の各検出素子とDAS28
との接続を切り換えることにより、その検出素子で検出
されたデータを束ねて、スキャン条件に対応した複数ス
ライスのデータとしてDAS28に送るようになってい
る。
により、スイッチ群26を介してX線透過データを束ね
る束ねモード(収集モード)について説明する。ここで
は、2次元検出器24の例えば、第1チャンネル検出素
子列11a1で検出されたデータを束ねて、DAS−1
a1〜DAS−8a1に送る束ねモードのみについて説
明する。
場合のX線通過データのスイッチ群26による束ね方を
図11及び図12に示す。図11及び図12中、網掛け
部分が検出されたX線透過データを使用する検出素子の
範囲を示し、太線が束ねたX線透過データの切れ目を示
す。
のスライス厚(1mm)で8スライスを収集する場合に
おけるスイッチ群26によるX線透過データの束ね方を
示す。この場合には、システム制御部11は、入力され
たスライス厚条件(1mm)を含むスキャン条件に基づ
いてスイッチ群26のスイッチS11〜S20Gをオン
/オフ制御して、各検出素子列で検出されたX線透過デ
ータを束ねる。すなわち、seg1a1〜seg1a8
とDAS−1a1〜DAS−8a1とを接続するスイッ
チS71,S82,S93,S104,S115,S1
26,S137,S148がオンされ、それ以外のスイ
ッチはそれぞれオフされる。
a1のデータとして、1mm厚の8スライス(1mm−
slice×8−slice、1mmスライス厚モー
ド)のX線透過データを各DAS−1a1〜DAS−8
a1に送ることができる。
スライス厚条件(1mm)に応じたコリメータ制御信号
をコリメータ制御部53に出力し、コリメータ制御部5
3は、システム制御部11からのコリメータ制御信号に
より、8スライス(1mm−slice×8−slic
e)、すなわち、8mm幅に応じて2枚のX線遮蔽板相
互間のコリメータ幅wdを制御する。
て2mmスライス厚で8スライスを収集する場合におけ
るスイッチ群26によるX線透過データの束ね方を示
す。この場合には、システム制御部11は、入力された
スライス厚条件(2mm)を含むスキャン条件に基づい
てスイッチ群26のスイッチS11〜S20Gをオン/
オフ制御して、seg2a1をDAS−1a1、seg
2a2をDAS−2a1に接続し、seg1a1〜se
g1a2を束ねてDAS−3a1、seg1a3〜se
g1a4を束ねてDAS−4a1、seg1a5〜se
g1a6を束ねてDAS−5a1、seg1a7〜se
g1a8を束ねてDAS−6a1にそれぞれ接続する。
さらに、seg2a3をDAS−7a1、seg2a4
をDAS−8a1に接続する。
a1のデータとして、2mm厚の8スライス(2mm−
slice×8−slice、2mmスライス厚モー
ド)のX線透過データを各DAS−1a1〜DAS−8
a1に送ることができる。
スライス厚条件(2mm)に応じたコリメータ制御信号
をコリメータ制御部53に出力し、コリメータ制御部5
3は、システム制御部11からのコリメータ制御信号に
より、8スライス(2mm−slice×8−slic
e)、すなわち、16mm幅に応じて2枚のX線遮蔽板
相互間のコリメータ幅wdを制御する。
ように、第1チャンネルの検出素子列11a1のデータ
として、4mm厚の8スライス(4mm−slice×
8−slice、4mmスライス厚モード)のX線透過
データを各DAS−1a1〜DAS−8a1に送ること
ができる。このとき、コリメータ制御部53は、システ
ム制御部11からのコリメータ制御信号により、8スラ
イス(4mm−slice×8−slice)、すなわ
ち、32mm幅に応じて2枚のX線遮蔽板相互間のコリ
メータ幅wdを制御する。
ャンネルの検出素子列11a1のデータとして、8mm
厚の8スライス(8mm−slice×8−slic
e、8mmスライス厚モード)のX線透過データを各D
AS−1a1〜DAS−8a1に送ることができる。こ
のとき、コリメータ制御部53は、システム制御部11
からのコリメータ制御信号により、8スライス(8mm
−slice×8−slice)、すなわち、64mm
幅に応じて2枚のX線遮蔽板相互間のコリメータ幅wd
を制御する。
合わせて、例えば1mmスライス厚の8スライス分のデ
ータを収集すれば、体軸方向に高い分解能を有する画像
を生成することができる。また、設定されたスライス厚
条件に合わせて、例えば8mmスライス厚の8スライス
分のデータを収集すれば、体軸方向に沿ったワイドな撮
影領域を実現することができる。
ス厚モード、2mmスライス厚モード、4mmスライス
厚モード、8mmスライス厚モード等である。)に応じ
て、コリメータ51の幅やコリメート率などを調節する
ので、データ収集する列の外側に対するX線の入射を少
なくすることができる。
ロファイル測定部35が、クロストークプロファイルを
測定する際に、コリメータ53によりX線入射をコリメ
ートすれば、データ収集する列の外側に対するX線の入
射を少なくすることができるので、より正確なクロスト
ークプロファイルを測定することができる。
定部35が、クロストークプロファイルを測定し、且つ
補正行列算出部37がクロストーク行列[XT]あるい
は[XT′]′,クロストーク補正行列[XTC]を算
出すれば、各束ねモード毎に対応したクロストーク補正
を行うことができる。
されるものではない。第1の実施の形態乃至第4の実施
の形態では、クロストーク補正部を収集データ記憶装置
29の後に設けたが、例えば、クロストーク補正部を収
集データ記憶装置29の後に設ける代わりに、クロスト
ーク補正部を、データ収集部27と収集データ記憶装置
29との間に設けてもよい。
形態では、プロファイル測定部35、及び補正行列算出
部37をクロストーク補正部31に設けたが、例えば、
プロファイル測定部35、及び補正行列算出部37をク
ロストーク補正部31に設ける代わりに、プロファイル
測定部35、及び補正行列算出部37をシステム制御部
11内に設けても良い。
形態では、ヘリカルスキャンに本発明を適用したが、例
えば、本発明はコンベンショナルスキャンに適用するこ
とも可能である。
収集された複数スライスの投影データに対してスライス
方向の複数の検出素子列の各検出素子間における検出出
力の流出入によるクロストークを補正するので、パーシ
ャルリングを解消することができるとともに、スライス
プロファイルの劣化を防止することができる。
略構成を示すシステム構成図である。
ビームを各列毎に順番に照射していく様子を示す図であ
る。
す図である。
すフローチャートである。
略構成を示すシステム構成図である。
タの収集を示す図である。
略構成を示すシステム構成図である。
要部の構成図である。
要部の構成図である。
のスイッチ群の構成の一例を示す図である。
際のデータの束ね方を示すものであり、(A)は1mm
×8スライスを示し、(B)は2mm×8スライスを示
す図である。
際のデータの束ね方を示すものであり、(A)は4mm
×8スライスを示し、(B)は8mm×8スライスを示
す図である。
Tを示す図である。
図である。
作部、13…架台・寝台制御部、15…寝台移動部、1
7…X線制御装置、19…高電圧発生装置、21…X線
ビーム発生源、23…検出器、25…回転架台、27…
データ収集部、29…収集データ記憶装置、31…クロ
ストーク補正部、35…プロファイル測定部、37…補
正行列算出部、37c…近似補正行列算出部、39…補
正実行部、41b…未測定推定部、45…画像再構成
部、47…表示部、51…コリメータ、53…コリメー
タ制御部。
Claims (11)
- 【請求項1】 被検体に向けて多方向からX線を曝射す
るX線源と、多チャンネルの検出素子を有し且つ各チャ
ンネル毎に被検体のスライス方向に複数の検出素子列が
配列され、被検体を透過した透過X線を検出する検出手
段と、この検出手段で検出された検出出力に基づく被検
体の複数スライスの投影データを収集する収集手段と、
この収集手段で収集された複数スライスの投影データに
基づき被検体の複数スライスの画像を再構成する再構成
手段とを備えたX線CT装置において、 前記収集手段で収集された複数スライスの投影データに
対して前記スライス方向の前記複数の検出素子列の各検
出素子間における検出出力の流出入によるクロストーク
を補正する補正手段を備えることを特徴とするX線CT
装置。 - 【請求項2】 前記補正手段は、前記X線源がスライス
方向に対して細く絞ったX線を前記複数の検出素子列の
各列に順番に照射していくときに前記収集手段で収集さ
れたデータに基づきスライス方向のクロストークプロフ
ァイルを測定する測定手段と、 この測定手段で測定されたクロストークプロファイルに
基づきクロストーク行列を算出する算出手段と、 この算出手段で算出されたクロストーク行列を用いて前
記収集手段で収集された実際の複数スライスの投影デー
タに対して前記クロストークを補正する補正実行手段
と、を備えることを特徴とする請求項1記載のX線CT
装置。 - 【請求項3】 前記算出手段は、前記クロストークプロ
ファイルに基づき、前記複数の検出素子列の内の前記画
像の再構成利用列数に2を加算して得られた列数をNと
した場合にN×N行列を前記クロストーク行列として算
出し、 前記補正実行手段は、前記N×N行列によるクロストー
ク行列を用いて前記クロストークを補正することを特徴
とする請求項2記載のX線CT装置。 - 【請求項4】 前記算出手段は、前記クロストーク行列
に基づき前記実際の複数スライスの投影データから真の
複数スライスの投影データを求めるためのクロストーク
補正行列を算出し、 前記補正実行手段は、前記算出手段で算出されたクロス
トーク補正行列を用いて前記クロストークを補正するこ
とを特徴とする請求項3記載のX線CT装置。 - 【請求項5】 前記クロストーク補正行列は、前記クロ
ストーク行列の逆行列であることを特徴とする請求項4
記載のX線CT装置。 - 【請求項6】 前記クロストーク補正行列は、前記クロ
ストーク行列の近似的逆行列であることを特徴とする請
求項4記載のX線CT装置。 - 【請求項7】 前記補正実行手段は、前記収集手段が前
記複数の検出素子列の内の前記画像の再構成利用列数分
の投影データを収集する場合に、前記クロストーク補正
行列を用いて収集された前記再構成利用列数分の投影デ
ータに対して前記クロストークを補正することを特徴と
する請求項4記載のX線CT装置。 - 【請求項8】 前記補正手段は、前記収集手段が前記複
数の検出素子列の内の前記画像の再構成利用列数分の投
影データを収集する場合に、収集された再構成利用列数
分の投影データから収集されていない投影データを推定
する推定手段を備え、 前記補正実行手段は、前記クロストーク補正行列を用い
て収集された再構成利用列数分の投影データと前記推定
手段で推定された投影データに対して前記クロストーク
を補正することを特徴とする請求項4記載のX線CT装
置。 - 【請求項9】 前記算出手段は、前記収集手段が前記複
数の検出素子列の内の前記画像の再構成利用列数分の投
影データを収集する場合に、収集された再構成利用列数
分の投影データの配列に合わせて前記クロストーク補正
行列をクロストーク近似補正行列に近似し、 前記補正実行手段は、前記算出手段で得られたクロスト
ーク近似補正行列を用いて収集された再構成利用列数分
の投影データに対してクロストークを補正することを特
徴とする請求項4記載のX線CT装置。 - 【請求項10】 前記検出手段のX線入射側に設けら
れ、スライス方向に沿って移動可能な2枚のX線遮蔽板
を有するコリメータと、 前記複数の検出素子列の内の前記再構成利用列数に応じ
て前記2枚のX線遮蔽板相互間の幅を制御するコリメー
タ制御手段と、を備えることを特徴とする請求項3記載
のX線CT装置。 - 【請求項11】 多チャンネルの検出素子を有し且つ各
チャンネル毎に被検体のスライス方向に複数の検出素子
列が配列され、スライス方向の前記検出素子のピッチを
不均等に形成した検出手段と、この検出手段の検出信号
を収集してその検出信号に応じたディジタルデータを得
るデータ収集素子を前記スライス方向及びチャンネル方
向に対応させて複数個配列してなる収集手段とを備えた
X線CT装置において、 スライス厚条件の変化に応じて前記各検出素子を選択す
ることにより前記複数の検出素子列の束ね方を変化させ
て前記収集手段のスライス方向に対応するデータ収集素
子に接続する検出素子選択手段と、 前記検出手段のX線入射側に設けられ、スライス方向に
沿って移動可能な2枚のX線遮蔽板を有するコリメータ
と、 前記検出素子選択手段が前記スライス厚条件の変化に応
じて前記束ね方を変化させた場合にその束ね方を表す束
ねモードに応じて前記2枚のX線遮蔽板相互間の幅を制
御するコリメータ制御手段と、を備えることを特徴とす
るX線CT装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06359898A JP4194128B2 (ja) | 1998-03-13 | 1998-03-13 | X線ct装置 |
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ID=13233882
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