JP6293461B2 - 放射線焦点位置検出方法および放射線検出装置並びに放射線断層撮影装置 - Google Patents

放射線焦点位置検出方法および放射線検出装置並びに放射線断層撮影装置 Download PDF

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Description

本発明は、放射線焦点位置検出方法および放射線検出装置並びに放射線断層撮影装置に関し、詳しくは、放射線源の放射線焦点の位置ずれを高分解能に検出する技術に関する。
マルチスライス(multi-slice)X線CT装置など、多列検出器を有する放射線断層撮影装置において、放射線源の放射線焦点の位置精度は、取得画像を高画質に維持する上で、非常に重要である。放射線焦点の位置誤差は、データ(data)収集系のジオメトリ(geometry)を大きく狂わすことになり、取得画像の高分解能領域において、深刻なアーチファクト(artifact)を生じ得る。特に、近年の放射線検出装置では、検出素子に入射する散乱放射線をより低減すべく、コリメータ(collimator)板がチャネル(channel)方向およびスライス(slice)方向に配列された2次元コリメータを使用する場合が多い。この場合、放射線焦点の位置誤差による悪影響は、さらに深刻なものとなる。
従来、放射線源の温度変化による放射線焦点の移動は、ほぼ避けられないものとして存在している。その対応策として、放射線焦点の位置や移動量が、例えば、放射線検出器のレファレンスチャネルすなわち参照用検出素子群における放射線検出信号のプロファイル(profile)を基に検出され、その検出された情報を基に、投影データの補正(例えば、特許文献1,図8〜13等)や、放射線の照射方向の制御(例えば、特許文献2,図10等)が行われている。
特開平6−169914号公報 特開平8−280659号公報
しかし、近年は、検出素子やコリメータ板が非常に微細化しており、上記のような一般的な従来の手法では、放射線焦点の位置や移動量を十分な分解能で検出することが難しくなってきている。
このような事情により、放射線源の放射線焦点の位置ずれを高分解能に検出することができる技術が望まれている。
第1の観点の発明は、
放射線断層撮影装置における放射線源の焦点の位置ずれを検出する放射線焦点位置検出方法であって、
チャネル方向およびスライス方向に配列された複数の検出素子を含む放射線検出器における第1および第2の検出素子領域の互いに近接する側の一部同士を覆うように、放射線吸収体を設けるステップ(step)と、
前記第1および第2の検出素子領域における検出素子により検出された放射線の強度に基づいて、前記焦点の位置または基準位置からの移動量を特定するステップとを有する放射線焦点位置検出方法を提供する。
第2の観点の発明は、
前記第1および第2の検出素子領域の近接方向における前記放射線吸収体の幅が、前記検出素子を区分するためのコリメータ板の板厚より広い上記第1の観点の放射線焦点位置検出方法を提供する。
第3の観点の発明は、
前記第1および第2の検出素子領域が、スライス方向において互いに近接している上記第1の観点または第2の観点の放射線焦点位置検出方法を提供する。
第4の観点の発明は、
前記第1および第2の検出素子領域が、前記複数の検出素子のチャネル方向における端部近傍に位置している上記第1の観点から第3の観点のいずれか一つの観点の放射線焦点位置検出方法を提供する。
第5の観点の発明は、
前記第1および第2の検出素子領域が、前記複数の検出素子のスライス方向における中央近傍に位置している上記第1の観点から第4の観点のいずれか一つの観点の放射線焦点位置検出方法を提供する。
第6の観点の発明は、
前記第1および第2の検出素子領域が、前記放射線検出器におけるレファレンスチャネルである上記第1の観点から第5の観点のいずれか一つの観点の放射線焦点位置検出方法を提供する。
第7の観点の発明は、
前記第1および第2の検出素子領域が、それぞれ、2つ以上の検出素子の領域を含んでいる上記第1の観点から第6の観点のいずれか一つの観点の放射線焦点位置検出方法を提供する。
第8の観点の発明は、
前記第1および第2の検出素子領域が、互いに隣接しており、それぞれが隣接方向において検出素子1つ分の幅を有しており、
前記放射線吸収体が、前記隣接方向において検出素子1つ分の幅の50%〜150%の幅を有している上記第1の観点から第6の観点のいずれか一つの観点の放射線焦点位置検出方法を提供する。
第9の観点の発明は、
前記放射線吸収体が、前記第1および第2の検出素子領域の検出面から前記放射線源に向かう方向へ10mm〜100mmの位置に設けられている上記第1の観点から第8の観点のいずれか一つの観点の放射線焦点位置検出方法を提供する。
第10の観点の発明は、
前記第1および第2の検出素子領域の近接方向における前記放射線吸収体の中心位置が、前記第1および第2の検出素子領域の間の中間位置である上記第1の観点から第9の観点のいずれか一つの観点の放射線焦点位置検出方法を提供する。
第11の観点の発明は、
チャネル方向およびスライス方向に配列された複数の検出素子を含む放射線検出器と、
前記放射線検出器における第1および第2の検出素子領域の互いに近接する側の一部同士を覆うように設けられた放射線吸収体とを備えた放射線検出装置を提供する。
第12の観点の発明は、
前記第1および第2の検出素子領域の近接方向における前記放射線吸収体の幅が、前記検出素子を区分するためのコリメータ板の板厚より広い上記第11の観点の放射線検出装置を提供する。
第13の観点の発明は、
前記第1および第2の検出素子領域が、スライス方向において互いに近接している上記第11の観点または第12の観点の放射線検出装置を提供する。
第14の観点の発明は、
前記第1および第2の検出素子領域が、互いに隣接しており、それぞれが隣接方向において検出素子1つ分の幅を有しており、
前記放射線吸収体が、前記隣接方向において検出素子1つ分の幅の50%〜150%の幅を有している上記第11の観点から第13の観点のいずれか一つの観点の放射線検出装置を提供する。
第15の観点の発明は、
前記第1および第2の検出素子領域の近接方向における前記放射線吸収体の中心位置が、前記第1および第2の検出素子領域の間の中間位置である上記第11の観点から第14の観点のいずれか一つの観点の放射線検出装置を提供する。
第16の観点の発明は、
放射線源と、
チャネル方向およびスライス方向に配列された複数の検出素子を含む放射線検出器と、
前記放射線検出器における第1および第2の検出素子領域の互いに近接する側の一部同士を覆うように設けられた放射線吸収体と、
前記放射線源の焦点から照射され、前記第1および第2の検出素子領域における検出素子により検出された放射線の強度に基づいて、前記焦点の位置または基準位置からの移動量を特定する特定手段とを備えた放射線断層撮影装置を提供する。
第17の観点の発明は、
前記第1および第2の検出素子領域の近接方向における前記放射線吸収体の幅が、前記検出素子を区分するためのコリメータ板の板厚より広い上記第16の観点の放射線断層撮影装置を提供する。
第18の観点の発明は、
前記第1および第2の検出素子領域が、スライス方向において互いに近接している上記第16の観点または第17の観点の放射線断層撮影装置を提供する。
第19の観点の発明は、
前記第1および第2の検出素子領域が、互いに隣接しており、それぞれが隣接方向において検出素子1つ分の幅を有しており、
前記放射線吸収体が、前記隣接方向において検出素子1つ分の幅の50%〜150%の幅を有している上記第16の観点から第18の観点のいずれか一つの観点の放射線断層撮影装置を提供する。
第20の観点の発明は、
前記第1および第2の検出素子領域の近接方向における前記放射線吸収体の中心位置が、前記第1および第2の検出素子領域の間の中間位置である上記第16の観点から第19の観点のいずれか一つの観点の放射線断層撮影装置を提供する。
上記観点の発明によれば、X線吸収体が、第1および第2の検出素子領域の互いに近接する側の一部同士を覆うように設けられている。そのため、放射線源の放射線焦点の位置によって、第1の検出素子領域のうち放射線が照射される領域と、第2の検出素子領域のうち放射線が照射される領域との割合が定まり、放射線焦点が移動すると、その割合が大きく変化する。これにより、第1および第2の検出素子領域により検出された放射線の強度に基づいて、放射線焦点の位置ずれを高分解能に検出することができる。
発明の実施形態に係るX線CT装置の構成を概略的に示す図である。 X線検出装置の構成例を示す図である。 X線検出装置の構成例を示す図である。 第1実施形態に係るX線検出装置の一部拡大図(X線吸収体の周辺図)である。 第1実施形態に係るX線検出装置の一部拡大図(X線吸収体の周辺図)である。 X線焦点が基準位置にあるときのX線吸収体によるX線遮蔽の様子を示す図である。 X線焦点が基準位置から−z方向に移動したときのX線吸収体によるX線遮蔽の様子を示す図である。 X線焦点が基準位置から+z方向に移動したときのX線吸収体によるX線遮蔽の様子を示す図である。 X線吸収体で検出面が一部遮蔽された2つの検出素子で受けるX線量の比とX線焦点の位置との関係を示すグラフである。 X線CT装置における処理の流れを示すフロー(flow)図である。 第2実施形態に係るX線検出装置の一部拡大図(X線吸収体の周辺図)である。 第2実施形態に係るX線検出装置の一部拡大図(X線吸収体の周辺図)である。
以下、本発明の実施形態について説明する。なお、これにより本発明は限定されない。
(第1実施形態)
図1は、発明の実施形態に係るX線CT装置の構成を概略的に示す図である。
X線CT装置100は、操作コンソール(console)1と、撮影テーブル(table)10と、走査ガントリ(gantry)20とを具備している。
操作コンソール1は、操作者からの入力を受け付ける入力装置2と、被検体の撮影を行うための各部の制御や画像を生成するためのデータ処理などを行う中央処理装置3と、走査ガントリ20で取得したデータを収集するデータ収集バッファ(buffer)5と、画像を表示するモニタ(monitor)6と、プログラム(program)やデータなどを記憶する記憶装置7とを具備している。
撮影テーブル10は、被検体40を載せて走査ガントリ20の開口部Bに入れ出しするクレードル(cradle)12を具備している。クレードル12は、撮影テーブル10に内蔵するモータ(motor)で昇降および水平直線移動される。なお、ここでは、被検体40の体軸方向すなわちクレードル12の水平直線移動方向をz方向、鉛直方向をy方向、z方向およびy方向に垂直な水平方向をx方向とする。
走査ガントリ20は、開口部Bの周りを回転可能に支持された円環状の回転部15を有する。回転部15には、X線管21と、X線管21を制御するX線コントローラ(controller)22と、X線管21から発生したX線81をファンビーム(fan beam)或いはコーンビーム(cone beam)に整形するアパーチャ(aperture)23と、被検体40を透過したX線81を検出するX線検出装置24と、X線検出装置24の出力をX線投影データに変換して収集するDAS(Data Acquisition System)25と、X線コントローラ22,アパーチャ23,DAS25の制御を行う回転部コントローラ26とが搭載されている。走査ガントリ20は、制御信号などを操作コンソール1や撮影テーブル10と通信する制御コントローラ29を備えている。回転部15は、これを支持する部分とスリップリング(slip ring)30を介して電気的に接続されている。なお、DASは、データ収集装置ともいう。
X線管21およびX線検出装置24は、被検体40が載置される撮影空間、すなわち走査ガントリ20の開口部Bを挟んで互いに対向して配置されている。回転部15が回転すると、X線管21およびX線検出装置24は、その位置関係を維持したまま、被検体40の周りを回転する。X線管21から放射されアパーチャ23で整形されたファンビーム或いはコーンビームのX線81は、被検体40を透過し、X線検出装置24の検出面に照射される。このファンビーム或いはコーンビームのX線81のxy平面における広がり方向をチャネル方向(CH方向)、z方向における広がり方向もしくはz方向そのものをスライス方向(SL方向)という。
ここで、X線検出装置24の構成について詳しく説明する。
図2に、X線検出装置の構成例を示す。図2(a)は、X線管21側から見たときの図(正面図)、図2(b)は、z方向に見たときの図(側面図)である。
図2に示すように、X線検出装置24は、X線検出器27と、コリメータ装置28とを備えている。
X線検出器27は、検出素子271が、CH方向およびSL方向にマトリクス(matrix)状に配列された構成である。各検出素子271は、その検出面がX線管21のX線焦点21fを向くように緩やかな曲面に沿って載置されている。本例では、X線検出器27は、検出素子271が、例えば1000チャネル×128列で配列されている。また、検出素子271の検出面は、幅が約1.025mmの略正方形状である。なお、図2では、便宜上、検出素子271の数を実際より少なくして描いてある。
コリメータ装置28は、X線検出器27の検出面側に設けられており、複数のコリメータ板281により構成されている。複数のコリメータ板281は、X線検出器27の検出素子271をCH方向に区分するように設けられている。また、各コリメータ板281は、その板面がX線焦点21fからのX線の放射方向と平行になるように設けられている。コリメータ板281のI方向の幅は、例えば、20mm程度であり、コリメータ板281の板厚は、例えば0.2mm程度である。
図2に示すように、X線検出器27には、メイン(main)領域Mとレファレンス(reference)領域Rとがある。レファレンス領域Rは、X線検出器27のCH方向における少なくとも一方の端部にあり、通常、被検体40を透過しないX線が照射される領域である。メイン領域Mは、このレファレンス領域R以外の領域である。メイン領域Mの検出素子271による検出データは、画像再構成に用いられる。レファレンス領域Rの検出素子271による検出データは、メイン領域Mの検出データの補正に用いられる。
図2に示すように、本例では、コリメータ板281は、検出素子271をCH方向に1ライン(line)ずつ区分するように、検出素子271間の境界に設けられている。
また、図2に示すように、X線検出器27のCH方向における端部であって、SL方向における中央部近傍である位置には、X線吸収体50が取り付けられている。以下、このX線吸収体50について詳細に説明する。
図3は、第1実施形態に係るX線検出装置の一部拡大図である。図3(a)は、X線吸収体50の周辺をX線管21側から見たときの図(正面図)、図3(b)は、X線吸収体50の周辺をz方向に見たときの図(側面図)である。
ここで、X線検出器27を構成する個々の検出素子271を、チャネル番号および列番号により識別することにする。チャネル番号は、X線検出器27における−CH方向から+CH方向に向かって、1,2,・・・,1000とする。列番号は、X線検出器27におけるSL方向の中央から+z方向に向かって、A1,A2,・・・,A64とし、SL方向の中央から−z方向に向かって、B1,B2,・・・,B64とする。また、チャネル番号i,列番号jの検出素子271を、検出素子271(i,j)で表す。
X線検出器27の−CH方向の端部におけるSL方向の中央部近傍には、チャネル番号1,列番号A1の検出素子271(1,A1)と、チャネル番号1,列番号B1の検出素子271(1,B1)とが、SL方向に隣接して配置されている。
X線吸収体50は、これらの検出素子271(1,A1)の検出面(第1の検出素子領域の検出面)と、検出素子271(1,B1)の検出面(第2の検出素子領域の検出面)とに照射されるX線のうち、これらの検出面のSL方向における互いに近接する側の一部同士に照射されるX線を遮蔽するように設けられている。つまり、X線吸収体50は、X線照射方向(I方向)に見て、検出素子271(1,A1)の検出面と、検出素子271(1,B1)の検出面との境界の近傍部分を覆うように配置されている。本例では、X線吸収体50は、そのSL方向における中心位置50cが、これらの検出素子271(1,A1),271(1,B1)の検出面間の中間位置すなわち境界に位置するように、取り付けられている。
X線吸収体50は、X線照射方向(I方向)を板厚方向とする板形状を有しており、そのX線を遮蔽する部分は、X線照射方向(I方向)に見て、略矩形状を有している。X線吸収体50のSL方向の幅は、コリメータ板281の板厚より大きく、例えば、検出素子1つ分の幅の50%〜150%であり、本例では、検出素子1つ分の幅の90%程度である。X線吸収体50の板厚は、例えば、0.1mm〜1mmであり、本例では、0.2mm程度である。X線吸収体50のX線照射方向(I方向)の位置は、例えば、検出素子271の検出面からX線管21のX線焦点21fに向かって高さ10mm〜100mmの位置にあり、本例では、高さ30mm程度の位置である。X線吸収体50のCH方向における外側の端部は、検出素子271を支持するフレーム(frame)241に、スペーサ(spacer)55等を介してネジ56でネジ止めされ固定されている。これにより、X線焦点21fが設計上の適正な基準位置z0にある場合、これら検出素子271の検出面のうち略半分ずつが、照射されるX線81に対して遮蔽される状態になる。なお、X線吸収体50は、例えば、タングステン(tungsten)やモリブデン(molybdenum)などの重金属により構成されている。
ここで、X線焦点移動の検出およびX線投影データの補正の方法について説明する。
図4〜図6は、X線焦点の位置によって異なるX線遮蔽の様子を示す図である。
いま、X線焦点21fの位置をz方向に変えて、検出素子271(1,A1)と検出素子271(1,B1)の検出面にX線を照射することを考える。
まず、図4に示すように、X線焦点21fが基準位置z0にあるとき、すなわち、z方向位置誤差ZE=0であるときに、X線焦点からX線を照射した場合を考える。この場合、検出素子271(1,A1)の検出面のうちX線が照射される領域(以下、X線照射領域という)σと、検出素子271(1,B1)のX線照射領域σとは、略等しい。
次に、図5に示すように、X線焦点21fが、基準位置z0から−z方向に移動した位置z1にあるときに、すなわち、z方向位置誤差ZE=−α(α>0)であるとき、X線焦点21fからX線81を照射する場合を考える。この場合、X線焦点21fが基準位置z0にあるときと比較すると、検出素子271(1,A1)のX線照射領域σは減少し、検出素子271(1,B1)のX線照射領域は増大する。つまり、検出素子271(1,A1)のX線照射領域σは、検出素子271(1,B1)のX線照射領域σより小さくなる。また、基準位置z0から−z方向への移動量αが大きくなるほど、検出素子271(1,A1)のX線照射領域σは減少していき、検出素子271(1,B1)のX線照射領域σは増大していく。
一方、図6に示すように、X線焦点21fが、基準位置Z0から+z方向に移動した位置z2にあるときに、すなわち、z方向位置誤差ZE=+α(α>0)であるとき、X線焦点21fからX線81を照射する場合を考える。この場合、X線焦点21fが基準位置z0にあるときと比較すると、検出素子271(1,A1)のX線照射領域σは増大し、検出素子271(1,B1)のX線照射領域σは減少する。つまり、検出素子271(1,A1)のX線照射領域σは、検出素子271(1,B1)のX線照射領域σより大きくなる。また、基準位置z0から+z方向への移動量αが大きくなるほど、検出素子271(1,A1)のX線照射領域σは増大していき、検出素子271(1,B1)のX線照射領域σは減少していく。
実際に、検出素子271(1,A1),検出素子271(1,B1)のそれぞれの検出面で受けるX線量の比Q(1,B1)/Q(1,A1)を、z方向位置誤差ZEごとにプロット(plot)すると、例えば、図7に示すようなグラフ(graph)が得られる。このグラフから分かるように、X線焦点21fの位置変動(X線照射角度の変動)は、検出素子271(1,A1),検出素子271(1,B1)の検出面で受けるX線81のX線量Q(1,A1),Q(1,B1)に反映される。したがって、検出素子271(1,A1),検出素子271(1,B1)の検出面で受けるX線81のX線量Q(1,A1),Q(1,B1)のバランス、例えば、検出素子271(1,A1)の検出面で受けるX線81のX線量Q(1,A1)に対する検出素子271(1,B1)の検出面で受けるX線81のX線量Q(1,B1)の比rは、図7に示すように、単調増加関数となり、このX線量比rとz方向位置誤差ZEとが、一対一で対応することとなる。
この図7で示すようなX線量比rとz方向位置誤差ZEとの関係を、X線検出器27全体の関数テーブル(table)T1として予め取得しておく。そして、それと同時に、X線検出器27の個々の検出素子271(i,j)について、z方向位置誤差ZEに対する出力応答を固有のテーブルT2(i,j)として求めておく。このようにすれば、撮影時にX線焦点21fの位置が変動したとしても、その位置を検出素子271(1,A1),271(1,B1)の出力と関数テーブルT1とを用いて求めることができる。そして、その求めたX線焦点21fの位置をテーブルT2(i,j)に適用することによって、すべての検出素子271の補正係数を個別にかつリアルタイム(real time)に提供することができる。
本例では、上記の原理に基づき、予め、メイン領域Mにおける各位置(i,j)の検出素子271(i,j)ごとに、z方向位置誤差ZEに応じた検出データの変化を調べる。その結果から、X線焦点の位置の変動による検出データの影響をキャンセル(cancel)するための補正係数kを、z方向位置誤差ZEの関数k(i,j,ZE)として求め、これを記憶させておく。また、上記の関数テーブルT1も記憶させておく。
そして、収集された各ビュー(view)vのX線投影データPvごとに、検出素子271(1,A1),271(1,B1)の出力からX線量比rvを求め、これを関数テーブルT1に適用して、ビューvに対応するX線焦点21fの位置を求める。処理対象となるビューvのX線投影データPvを構成する各検出素子271(i,j)による検出データpv(i,j)を、補正係数k(i,j,ZE)を用いて補正する。
これより、本実施形態に係るX線CT装置における処理の流れについて説明する。
図8は、本実施形態に係るX線CT装置における処理の流れを示すフロー図である。
ステップS1では、被検体のスキャン(scan)を行って、複数ビューvのX線投影データPを収集する。
ステップS2では、処理対象とするX線投影データのビューvaを選択する。
ステップS3では、選択されたビューvaのX線投影データP(va)における検出素子271(1,A1),271(1,B1)の検出信号値からX線量比rを求める。
ステップS4では、X線量比rを関数テーブルT1に適用して、ビューvaに対応するX線焦点のz方向位置誤差ZE(va)を求める。
ステップS5では、処理対象とする検出データのチャネル位置(m,n)を選択する。
ステップS6では、選択されたビューvaおよびチャネル位置(m,n)の検出データp(va,m,n)を、補正係数k(m,n,ZE(va))を用いて補正する。
ステップS7では、次に選択するチャネル位置があるかを判定する。ある場合にはステップS4に戻り、新たなチャネル位置を選択する。ない場合には、次のステップS8に進む。
ステップS8では、次に選択するビューがあるかを判定する。ある場合には、ステップS2に戻り、新たなビューを選択する。ない場合には、次のステップS9に進む。
ステップS9では、補正された複数ビューのX線投影データに基づいて画像再構成を行う。
ステップS10では、再構成画像を表示する。
以上、このような本実施形態によれば、SL方向において、X線吸収体50が、検出素子271(1,A1),271(1,B1)の検出面の互いに近接する側の一部同士を覆うように、すなわち、照射されるX線81を遮蔽するように設けられている。そのため、X線焦点21fの位置によって、検出素子271(1,A1)の検出面のうちX線81が照射される領域σと、検出素子271(1,B1)の検出面のうちX線81が照射される領域σとの割合が定まり、X線焦点21fが移動すると、その割合が大きく変化する。これにより、これらの検出素子により検出されたX線強度(検出信号)に基づいて、X線焦点21fの位置や移動量を高分解能に検出することができる。
ちなみに、X線吸収体50のSL方向の幅が、コリメータ板281の板厚程度であると、X線焦点21fが移動しても、検出素子271(1,A1)にて検出されるX線のX線量Qと、検出素子271(1,B1)にて検出されるX線のX線量Qとの間に有意な差が出にくい。つまり、X線焦点21fの位置を高分解能に検出することが難しい。本実施形態では、その幅をコリメータ板281の板厚より幅広としているので、X線焦点21fの移動による検出面でのX線量Qの変化を、より積極的に大きく作り出すことができ、X線焦点21fの移動をより高い分解能で検出することができる。
(第2実施形態)
図9は、第2実施形態に係るX線検出装置の一部拡大図である。図9(a)は、X線管21側から見たときの図(正面図)、図9(b)は、z方向に見たときの図(側面図)である。
なお、ここでは、図9に示すように、検出素子271(1,A2)の検出面と検出素子271(2,A2)の検出面とを合わせて第1の検出面D1(第1の検出素子領域の検出面)とし、検出素子271(1,A1)の検出面と検出素子271(2,A1)の検出面とを合わせて第2の検出面D2(第2の検出素子領域の検出面)とする。また、検出素子271(1,B1)の検出面と検出素子271(2,B1)の検出面とを合わせて第3の検出面D3(第1の検出素子領域の検出面)とし、検出素子271(1,B2)の検出面と検出素子271(2,B2)の検出面とを合わせて第4の検出面D4(第2の検出素子領域の検出面)とする。
図9に示すように、本実施形態におけるX線吸収体51は、第1のX線吸収部52と第2のX線吸収部53とを有している。第1のX線吸収部52は、第1の検出面D1と第2の検出面D2とに照射されるX線81のうち、これら第1および第2の検出面D1,D2のSL方向における互いに近接する側の一部同士に照射されるX線81を遮蔽する。つまり、第1のX線吸収部52は、第1の検出面D1と第2の検出面D2との間を覆うように配置されている。また、第2のX線吸収部53は、第3の検出面D3と第4の検出面D4とに照射されるX線のうち、これら第3および第4の検出面D3,D4のSL方向における互いに近接する側の一部同士に照射されるX線81を遮蔽する。つまり、第2のX線吸収部53は、第3の検出面D3と第4の検出面D4との間を覆うように配置されている。第1および第2のX線吸収部52,53は、いずれも、そのSL方向における幅が検出素子1つ分の幅の90%程度であり、X線照射方向(I方向)に見て略矩形状である。
本例では、X線吸収体51は、第1のX線吸収部52のSL方向における中心位置52cが、第1の検出面D1と第2の検出面D2との間の中間位置に位置し、第2のX線吸収部53のSL方向における中心位置53cが、第3の検出面D3と第4の検出面D4との間の中間位置に位置するよう、形成され、取り付けられている。また、本例では、第1のX線吸収部52と第2のX線吸収部53とは、一体的に形成されている。X線吸収体51は、これらの検出面からX線照射方向(I方向)において高さ30mmの位置に配置されている。
このような構成においても、上述した原理により、第1〜第4の検出面D1〜D4において検出されたX線81のX線量Qに基づいて、X線焦点21fの位置を検出したり、X線投影データpを補正したりすることができる。例えば、第1の検出面D1および第3の検出面D3において検出されたX線81の総X線量Qt(または平均X線量Qa)と、第2の検出面D2および第4の検出面D4において検出されたX線81の総X線量Qt(または平均X線量Qa)との比に基づいて、X線焦点21fの位置を検出したり、X線投影データpを補正したりすることができる。また例えば、第1の検出面D1において検出されたX線81の総X線量Qt(または平均X線量Qa)と、第2の検出面D2において検出されたX線81の総X線量Qt(または平均X線量Qa)との比と、第3の検出面D3において検出されたX線81の総X線量Qt(または平均X線量Qa)と、第4の検出面D4において検出されたX線81の総X線量Qt(または平均X線量Qa)との比とに基づいて、X線焦点21fの位置を検出したり、X線投影データpを補正したりすることができる。
第2実施形態の場合、第1〜第4の検出面D1〜D4が、それぞれ複数の検出素子領域分であり、その場所も複数である。そのため、検出素子271の検出データに含まれるノイズ(noise)成分を低減したり、コリメータ板281の設置精度のバラツキによる影響を低減したりすることができる。つまり、SN比がより高い特徴量を基に、X線焦点21fの位置を検出したり、X線投影データpを補正したりすることができるようになり、その精度が高まる。
なお、上記実施形態によれば、従来と比較してハード(hard)的に追加するものが少ないので、部品コスト(cost)の増加もほとんどなく、製造の難易度が増大することもない。
また、上記実施形態によれば、上記のような補正アルゴリズム(algorithm)の追加により、コリメータ板281の設置精度のバラツキによる影響が抑えられるので、コリメータ板281の設置精度に係る仕様の緩和が可能となり、いわゆるスクラップコスト(scrap cost)の削減も期待できる。
なお、発明は、上記実施形態に限定されず、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
例えば、上記実施形態では、検出素子領域同士のX線量比rとX線焦点21fの位置との対応関係を求めておき、実測した検出信号値からX線量比rを求め、その対応関係を参照して、X線焦点21fの位置を求めているが、もちろん別の方法で求めてもよい。例えば、検出素子(1,A1)と検出素子(1,B1)との検出信号値のバランス(balance)を表す何らかの特徴量からX線焦点21fの位置を直接的または間接的に求める方法を用いてもよい。
また例えば、上記実施形態では、SL方向に隣接する検出素子271の検出信号値を基に、X線焦点21fのSL方向の移動を検出し、この焦点移動によるX線投影データpの変動を補正しているが、これと同様の構成を、CH方向に対して適用し、X線焦点21fのCH方向の移動を検出し、この焦点移動によるX線投影データpの変動を補正することもできる。あるいは、CH方向およびSL方向に対して同時に適用することもできる。
また例えば、上記実施形態では、被検体40の本スキャンにより得られたX線投影データpから特定の検出素子の検出データを取得し、これらを用いてX線焦点21fの位置を検出しているが、本スキャンとは異なるスキャン、例えば本スキャン前のエア・キャリブレーション(air-calibration)のためのスキャンを行う際に、上記特定の検出素子の検出データを取得しておき、これを用いてX線焦点21fの位置を検出してもよい。X線焦点21fは、概して時間的に緩やかに移動する場合が多いので、補正に用いる検出素子271の検出データを取得するタイミング(timing)と、画像再構成に用いるX線投影データpを取得するタイミングとが多少ずれていても、X線投影データpの補正は十分可能である。また、エア・キャリブレーションのためのスキャンの場合、撮影空間に被検体40が載置されていないので、散乱線による検出データへの影響を防ぐことができるという利点もある。
また例えば、上記実施形態は、X線CT装置であるが、発明は、X線CT装置とPETまたはSPECTとを組み合わせたPET−CT装置やSPECT−CT装置などにも適用可能である。

1 操作コンソール
2 入力装置
3 中央処理装置
5 データ収集バッファ
6 モニタ
7 記憶装置
10 撮影テーブル
12 クレードル
15 回転部
20 走査ガントリ
21 X線管
21f X線焦点
22 X線コントローラ
23 アパーチャ
24 X線検出装置
241 フレーム
25 DAS
26 回転部コントローラ
27 X線検出器
271 検出素子
28 コリメータ装置
281 コリメータ板
29 制御コントローラ
30 スリップリング
40 被検体
50,51 X線吸収体
52 第1のX線吸収部
53 第2のX線吸収部
55 スペーサ
56 ネジ
81 X線
100 X線CT装置
D1 第1の検出面
D2 第2の検出面
D3 第3の検出面
D4 第4の検出面
Z0 基準位置

Claims (19)

  1. 放射線断層撮影装置における放射線源の焦点の位置ずれを検出する放射線焦点位置検出方法であって、
    放射線検出器においてチャネル方向およびスライス方向に配列された複数の検出素子に含まれる第1および第2の検出素子の互いに近接する側の一部同士を覆うように、前記第1および第2の検出素子の検出面から放射線照射方向に離れた位置に放射線吸収体を設けるステップと、
    前記第1および第2の検出素子により検出された放射線の強度に基づいて、前記焦点の位置または基準位置からの移動量を特定するステップとを有する放射線焦点位置検出方法。
  2. 前記第1および第2の検出素子の近接方向における前記放射線吸収体の幅は、前記検出素子を区分するためのコリメータ板の板厚より広い請求項1に記載の放射線焦点位置検出方法。
  3. 前記第1および第2の検出素子は、スライス方向において互いに近接している請求項1又は2に記載の放射線焦点位置検出方法。
  4. 前記第1および第2の検出素子は、前記複数の検出素子のチャネル方向における端部近傍に位置している請求項1から請求項のいずれか一項に記載の放射線焦点位置検出方法。
  5. 前記第1および第2の検出素子は、前記複数の検出素子のスライス方向における中央近傍に位置している請求項1から請求項のいずれか一項に記載の放射線焦点位置検出方法。
  6. 前記第1および第2の検出素子は、前記放射線検出器におけるレファレンスチャネルである請求項1から請求項のいずれか一項に記載の放射線焦点位置検出方法。
  7. 前記第1および第2の検出素子は、互いに隣接しており、それぞれが隣接方向において検出素子1つ分の幅を有しており、
    前記放射線吸収体は、前記隣接方向において検出素子1つ分の幅の50%〜150%の幅を有している請求項1から請求項のいずれか一項に記載の放射線焦点位置検出方法。
  8. 前記放射線吸収体は、前記第1および第2の検出素子の検出面から前記放射線源に向かう方向へ10mm〜100mmの位置に設けられている請求項1から請求項のいずれか一項に記載の放射線焦点位置検出方法。
  9. 前記第1および第2の検出素子の近接方向における前記放射線吸収体の中心位置は、前記第1および第2の検出素子の間の中間位置である請求項1から請求項のいずれか一項に記載の放射線焦点位置検出方法。
  10. チャネル方向およびスライス方向に配列された複数の検出素子を含む放射線検出器と、
    前記放射線検出器における前記複数の検出素子に含まれる第1および第2の検出素子の互いに近接する側の一部同士を覆うように、前記第1および第2の検出素子の検出面から放射線照射方向に離れた位置に設けられた放射線吸収体とを備えた放射線検出装置。
  11. 前記第1および第2の検出素子の近接方向における前記放射線吸収体の幅は、前記検出素子を区分するためのコリメータ板の板厚より広い請求項1に記載の放射線検出装置。
  12. 前記第1および第2の検出素子は、スライス方向において互いに近接している請求項10又は請求項1に記載の放射線検出装置。
  13. 前記第1および第2の検出素子は、互いに隣接しており、それぞれが隣接方向において検出素子1つ分の幅を有しており、
    前記放射線吸収体は、前記隣接方向において検出素子1つ分の幅の50%〜150%の幅を有している請求項1から請求項1のいずれか一項に記載の放射線検出装置。
  14. 前記第1および第2の検出素子の近接方向における前記放射線吸収体の中心位置は、前記第1および第2の検出素子の間の中間位置である請求項1から請求項1のいずれか一項に記載の放射線検出装置。
  15. 放射線源と、
    チャネル方向およびスライス方向に配列された複数の検出素子を含む放射線検出器と、
    前記放射線検出器における前記複数の検出素子に含まれる第1および第2の検出素子の互いに近接する側の一部同士を覆うように、前記第1および第2の検出素子の検出面から放射線照射方向に離れた位置に設けられた放射線吸収体と、
    前記放射線源の焦点から照射され、前記第1および第2の検出素子における検出素子により検出された放射線の強度に基づいて、前記焦点の位置または基準位置からの移動量を特定する特定手段とを備えた放射線断層撮影装置。
  16. 前記第1および第2の検出素子の近接方向における前記放射線吸収体の幅は、前記検出素子を区分するためのコリメータ板の板厚より広い請求項1に記載の放射線断層撮影装置。
  17. 前記第1および第2の検出素子は、スライス方向において互いに近接している請求項15又は請求項1に記載の放射線断層撮影装置。
  18. 前記第1および第2の検出素子は、互いに隣接しており、それぞれが隣接方向において検出素子1つ分の幅を有しており、
    前記放射線吸収体は、前記隣接方向において検出素子1つ分の幅の50%〜150%の幅を有している請求項1から請求項17のいずれか一項に記載の放射線断層撮影装置。
  19. 前記第1および第2の検出素子の近接方向における前記放射線吸収体の中心位置は、前記第1および第2の検出素子の間の中間位置である請求項1から請求項1のいずれか一項に記載の放射線断層撮影装置。
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