JP6000757B2 - X線ct装置 - Google Patents

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本発明の実施形態は、X線CT装置に関する。
X線CT装置は、被検体を挟んで対向配置されたX線源及びX線検出器を備えて構成されている。X線検出器は、体軸方向である天板の長手方向に直交する方向(チャンネル方向)に沿って、複数チャンネル(Mチャンネル)の検出素子を備えて構成されている。
X線検出器には種々のタイプが使用可能であるが、X線CT装置では、小型化が可能なシンチレーション検出器を用いるのが一般的である。このシンチレーション検出器の各検出素子は、シンチレータと、フォトダイオード(PD:Photo Diode)等の光センサとを備えている。シンチレータは、前段でコリメートされたX線を吸収し、その吸収により蛍光を発生する。PDは、蛍光を光センサによって電気信号に変換してデータ収集装置(DAS:Data Acquisition System)に出力する。
すなわち、X線CT装置によれば、X線源から被検体のある断面(以下スライス面と称す)に対して扇状にX線ビームを照射し、被検体のあるスライス面を透過したX線ビームをX線検出器の検出素子毎に電気信号に変換して透過データを収集するようになっている。
また、X線CT装置には、シングルスライスX線CT装置と、マルチスライスX線CT装置がある。上述したX線CT装置は、チャンネル方向に沿ってMチャンネルのX線検出器を備え、体軸方向には1列で構成されており、シングルスライスX線CT装置と呼ばれている。
これに対し、マルチスライスX線CT装置は、シングルスライスX線CT装置と比較して、X線検出器にMチャンネルの検出素子に加え、さらに被検体の体軸方向に沿って複数列(N列)の検出素子を備えて構成されている。すなわち、マルチスライスX線CT装置のX線検出器は、全体でMチャンネル×N列の検出素子を有するX線CT用二次元検出器として構成されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−237886号公報
ところで、同時収集方式で広カバレッジな検出器構造を作成しようとすると、配線数の問題からPDA(Photodiode Array)を這わして配線を出すことが難しく、検出素子の真下から配線を引き出す方法が取られていた。この場合の構造としては、検出素子とDASを一体化したモジュールを、チャンネル方向、列方向にタイリング配置するようになっていた。
また、DASの面積が大きい場合は、検出素子の裏面にDASを実装することが難しいため、DASを実装可能なスペースまで配線を引き回して繋げていた。ここで、従来技術として、図7のような構造が考えられていた。
DASの厚みによってチャンネル方向に隣り合う基板が収まらないので、従来技術の構造では、図7に示すように、DASを実装する位置を図7の紙面下方向にずらした構造になっていた。このため、チャンネル方向に進むに従い、検出素子からDASまでの配線長が長くなるため、チャンネル間のノイズレベルが異なっていた。
なお、DASチップは、DASを構成するチップであり、X線検出器で検出された検出されたデータに対して、増幅処理、A/D変換(アナログ/デジタル変換)などを施す。
図7に示す従来の検出モジュール95には、シンチレータ(図示せず)やフォトダイオード(図示せず)が載置された基板83と、2つのDASチップ91が載置された基板84と、2つのDASチップ92が載置された基板85と、2つのDASチップ93が載置された基板86とが設けられている。なお、DASチップが載置されていない基板の面はチャンネル方向Cを向いているものとする。
このように、図7に示す検出モジュール95は、1つの基板に2つのDASチップが載置され、3つの基板により6つのDASチップが搭載されたX線検出モジュールを構成している。ここで、配線長の違いを認識するために、この検出モジュール95の断面図を用いて説明する。
図8は、従来の検出モジュール95の断面を示す断面図である。
図8に示すように、フォトダイオード(図示せず)を有する基板83には、DASチップ91が載置された基板84と、DASチップ92が載置された基板85と、DASチップ93が載置された基板86とが、それぞれ配線を介して接続されている。
図8では、チャンネル方向Cに沿って、基板83に、基板84と、基板85と、基板86とを実装することが可能となっているが、基板83の両端において、基板83からDASチップ91までの配線長と基板83からDASチップ93までの配線長とが、異なっている。
このように、従来の検出モジュール95では、チャンネル方向Cにおける配線長が異なっていたので、チャンネル数が増加することにより、アーチフェクトの原因となるノイズのレベルが、X線検出器からDASチップまでの配線長の長さに依存して均一ではなかった。
本実施形態によれば、本実施形態に係るX線CT装置は、X線を照射するX線源と、被検体を透過したX線を検出し、検出したX線を電気信号に変換するX線検出器と、変換された電気信号をアナログ信号からデジタル信号に変換する変換素子が搭載されたデータ収集基板と、変換素子により変換されたデジタル信号から被検体の断層画像を再構成する画像処理部と、を備え、データ収集基板は、一部に切り欠きが設けられた第1および第2の基板を有し、第1の基板に搭載された変換素子が第2の基板の切り欠けに対向して設けられることを特徴とする。
本実施形態のX線CT装置を示すハードウェア構成図。 本実施形態に係るX線管及びX線検出器の構成を示す説明図。 本実施形態に係るDASの一部を構成する検出モジュールを示す説明図。 本実施形態に係る検出モジュールについて、DASチップ(または基板)の平面側を正面として見た場合の構成と、その側面から見た構成について、説明する説明図。 本実施形態に係る検出モジュールを複数接合させることにより、1つのモジュールを構成する場合を示した説明図。 本実施形態に係るX線CT装置によりX線を照射して、所望のスライス像の画像データを生成する画像データ生成処理を示したフローチャート。 従来のX線CT装置におけるDASチップが載置された検出モジュールにおいて配線長が異なることを説明した説明図。 従来の検出モジュールの断面を示す断面図。
本発明に係るX線CT装置の実施形態について、以下に示す添付図面を参照して、説明する。
本実施形態のX線CT装置には、X線管とX線検出器とが一体として被検体の周囲を回転する回転/回転(ROTATE/ROTATE)タイプと、リング状に多数の検出素子がアレイされ、X線管のみが被検体の周囲を回転する固定/回転(STATIONARY/ROTATE)タイプ等様々なタイプがあり、いずれのタイプでも本発明を適用可能である。ここでは、現在、主流を占めている回転/回転タイプとして説明する。
また、入射X線を電荷に変換するメカニズムは、シンチレータ等の蛍光体でX線を光に変換し、さらにその光をフォトダイオード等の光電変換素子で電荷に変換する間接変換方式と、X線による半導体内の電子正孔対の生成及びその電極への移動すなわち光導電現象を利用した直接変換方式とがあり、いずれのタイプでも本発明を適用可能である。本実施形態では、現在主流を占めている間接変換方式を用いたX線CT装置として説明する。
加えて、近年では、X線管とX線検出器との複数のペアを回転リングに搭載したいわゆる多管球型のX線CT装置の製品化が進み、その周辺技術の開発が進んでいる。本実施形態のX線CT装置では、従来からの一管球型のX線CT装置であっても、多管球型のX線CT装置であってもいずれにも適用可能である。ここでは、一管球型のX線CT装置として説明する。
図1は、本実施形態のX線CT装置1を示すハードウェア構成図である。
図1に示すX線CT装置1は、スキャナ装置11及び画像処理装置12から構成されている。X線CT装置1のスキャナ装置11は、通常は検査室に設置され、被検体(人体)Oの撮影部位に関するX線の透過データを生成するために構成されている。一方、画像処理装置12は、通常は検査室に隣接する制御室に設置され、透過データを基に投影データを生成して再構成画像の生成・表示を行なうために構成されている。
X線CT装置1のスキャナ装置11は、X線源としてのX線管21、X線検出器(シンチレーション検出器)22、絞り23、DAS(Data Acquisition System)24、回転部25、コントローラ26、高電圧電源27、絞り駆動装置28、回転駆動装置29、天板30及び天板駆動装置(寝台装置)31を備えている。
X線管21は、高電圧電源27から供給された管電圧に応じてX線をX線検出器22に向かって照射するようになっている。X線管21から照射されるX線により、ファンビームX線やコーンビームX線が形成される。
X線検出器22は、体軸方向である天板の長手方向に直交する方向(チャンネル方向)に複数(M)チャンネル、スライス方向(列方向)に複数(N)列の検出素子を有する2次元アレイ型のX線検出器(マルチスライス型検出器ともいう。)である。X線検出器22は、X線管21から照射され、被検体Oを透過したX線を検出するようになっている。
絞り23は、絞り駆動装置28によって、X線管21から照射されるX線のスライス方向の照射範囲を調整する。すなわち、絞り23は、絞り駆動装置28によって絞り23の開口を調整することにより、スライス方向のX線照射範囲を変更するようになっている。
DAS24は、X線検出器22の各検出素子が検出する透過データの電気信号を電圧信号に変換して増幅し、さらにデジタル信号に変換するようになっている。DAS24の出力データ(生データ)は、コントローラ26を介して画像処理装置12に供給される。
回転部25は、スキャナ装置11の架台(図示しない)に収容され、X線管21、X線検出器22、絞り23及びDAS24を一体として保持するようになっている。回転部25は、X線管21とX線検出器22とを対向させた状態で、X線管21、X線検出器22、絞り23及びDAS24を一体として、被検体Oの周りを回転するように構成されている。
コントローラ26は、CPU(Central Processing Unit)及びメモリによって構成されている。コントローラ26は、画像処理装置12から入力された制御信号に基づいて、X線検出器22、DAS24、高電圧電源27、絞り駆動装置28、回転駆動装置29、及び天板駆動装置31等の制御を行ない、スキャンを実行させるようになっている。
高電圧電源27は、コントローラ26による制御により、X線の照射に必要な電力をX線管21に供給するようになっている。
絞り駆動装置28は、コントローラ26による制御により、絞り23におけるX線のスライス方向の照射範囲を調整するための駆動を行うようになっている。
回転駆動装置29は、コントローラ26による制御により、回転部25がその位置関係を維持した状態で開口部の周りを回転するように回転部25を回転させる。
天板30は、被検体Oを載置するようになっている。
天板駆動装置31は、コントローラ26による制御により、天板30をz軸方向に沿って移動させるように駆動する。回転部25の中央部分は開口を有し、その開口部の天板30に載置された被検体Oが、z軸方向に沿って挿入される。
X線CT装置1の画像処理装置12は、スキャナ装置11のDAS24から入力された生データに対して、対数変換処理や感度補正等の補正処理(前処理)を行ない、投影データを生成するようになっている。
また、画像処理装置12は、前処理された投影データに対して、散乱線の除去処理を行なう。画像処理装置12は、X線照射範囲内の投影データの値に基づいて散乱線の除去を行なうものであり、散乱線補正を行なう対象の投影データ、またはその隣接投影データの値の大きさから推定された散乱線を、対象となる投影データから減じて散乱線補正を行なう。画像処理装置12は、補正された投影データを基に、再構成画像を生成するようになっている。
また、画像処理装置12は、コンピュータをベースとして構成されており、病院基幹のLAN(Local Area Network)等のネットワークNと相互通信可能である。また、画像処理装置12は、図示しないが、CPU、メモリ、HDD(Hard Disc Drive)、入力装置及び表示装置等の基本的なハードウェアから構成される。
次に、本実施形態に係るX線管21及びX線検出器22の構成について説明する。
図2は、本実施形態に係るX線管21及びX線検出器22の構成を示す説明図である。
図2に示すように、X線管21とX線検出器22は、被検体Oの体軸方向(スライス方向A)とほぼ垂直な平面内であるチャンネル方向Cに、回転運動できるような位置に対向配置されている。
X線検出器22は、プリント配線板(PCB:Printed Circuit Board)で形成された基板43上に、複数のX線検出素子40をチャンネル方向C及びスライス方向Aに配置して構成されている。近年では、X線検出素子40の多列化が進んでおり、X線検出器22の回転方向であるチャンネル方向Cのみならず、X線検出器22の回転軸方向であるスライス方向AにおけるX線検出素子40の数が増加する傾向にある。
図2では、幅BiのX線検出素子40をスライス方向Aにi列配置した例を示している。そして、スライス方向AにおけるX線検出素子40の列数iの増加に伴ってX線検出器22の列方向におけるX線のcone角θが大きくなっている。
各X線検出素子40は、シンチレータ41とフォトダイオード42で構成されており、X線を検出して電気信号に変換する機能を備えている。通常、シンチレータ41とフォトダイオード42の素子数は等しい。
シンチレータ41は、X線検出素子40に入射したX線を光に変換して、フォトダイオード42にその光を供給する機能を有している。
フォトダイオード42は、シンチレータ41から受けた光を電気信号に変換する機能を有し、変換した電気信号をDAS24に出力するようになっている。
このように、本実施形態に係るX線検出器22は、X線を検出すると電気信号に変換し、DAS24に出力するようになっている。
このため、上述したDAS24(図1)は、X線検出器22から電気信号として出力されたX線検出データに対し、増幅、積分処理、A/D変換処理等の処理を施すことにより、各X線検出素子40にそれぞれ対応する生データを生成する機能と、生成した生データを画像処理装置12に出力する機能を備えている。
次に、本実施形態に係るDAS24の一部を構成する検出モジュール52について説明する。
図3は、本実施形態に係るDAS24の一部を構成する検出モジュール52を示す説明図である。
図3(A)では、一例として、1つの基板50に2つのDASチップ60が載置され、その基板50には切り欠けが設けられた例を示している。
図3(B)では、2つのDASチップ60が載置された基板50と2つのDASチップ61が載置された基板51が、互いにDASチップ60の載置された面とDASチップ61の載置された面が向かい合わせとなるように、対向配置されている。
図3(C)では、基板50と基板51が嵌め込まれ、1つの検出モジュール52が形成されている。具体的には、基板50の切り欠けに、基板51のDASチップ61が収納され、基板51の切り欠けに、基板50のDASチップ60が収納されている。すなわち、基板51のDASチップ61が基板50の切り欠けに対向して設けられ、基板50のDASチップ60が基板51の切り欠けに対向して設けられている。
また、図3(A)〜(C)で示した基板50、51は、同基板のX線入射側端面に設けられた電極90、91と、同基板にマウントされたDASチップ60、61の入力端をつなぐ配線を持った多層基板である。基板50、51の端面に設けられた電極90、91は、X線検出器22の基板43に設けられたBGA(Ball Grid Array)などを用いて、電極同士を接続させるものである。
図3に示すように、基板50と基板51により1つの検出モジュール52が構成され、この検出モジュール52を複数個タイリング配置することによって、DAS24が形成される。なお、図3の例では、4つのDASチップ60、61により1つの検出モジュール52が形成されるようになっているが、DASチップの個数はこれに限定されるものではなく、任意の個数のDASチップ60を基板50に載置して、1つの検出モジュール52を形成することができる。
次に、図3に示した検出モジュール52について、DASチップ60(または基板50)の平面側を正面として見た場合の構成と、側面から見た構成について説明する。
図4は、本実施形態に係る検出モジュール58について、DASチップ60(または基板50)の平面側を正面として見た場合の構成と、その側面から見た構成について、説明する説明図である。
図4(A)は、図3に示した検出モジュール52について、DASチップ60(または基板50)の平面側を正面としてみた場合の構成を示す構成図である。図4(A)では、基板51の切り欠けに、基板50のDASチップ60が収納されている。また、基板50の切り欠けに、基板51のDASチップ61が収納されている。なお、検出モジュール52と同様の構成を有する検出モジュール55が、紙面に対して裏側に検出モジュール52と並んで設けられているものとする。
図4(B)は、検出モジュール52と検出モジュール55が接合され、1つの検出モジュール58を構成した場合の側面から見た構成図である。検出モジュール52は、基板50に載置された2つのDASチップ60と、基板51に載置された2つのDASチップ61により、4つのDASチップを搭載している。また、検出モジュール55は、基板53に載置された2つのDASチップ63と、基板54に載置された2つのDASチップ62により、4つのDASチップを搭載している。
このように、検出モジュール52と検出モジュール55から1つの検出モジュール58を構成する場合には、8個のDASチップ60〜63を搭載することができる。
図4(C)は、図4(B)で構成された検出モジュール58と、X線検出器22の一部を構成する基板43とを接続した場合の配線長Lを示した説明図である。図4(C)では、基板43から検出モジュール52及び検出モジュール55に搭載されているDASチップ60〜63までの配線長Lが、いずれも同一の配線長Lであることを示している。
なお、裏面入射型フォトダイオードのように、X線検出素子40(図2)が電極を持っている場合は、基板43を介さずに、検出モジュール52の基板の端面(図3(C)を参照)を、X線検出素子40(例えば、フォトダイード42)の電極に直接配線する方式を採用するようにしてもよい。
このように、基板50及び基板51に切り欠けを設けることにより、互いの切り欠けにDASチップを収納(対向配置)することができるので、X線検出器22から各DASチップまでの配線長を同一の配線長Lとすることができ、アーチフェクトの原因となるノイズのレベルの均一化を図ることができる。
また、基板50及び基板51に設けられた切り欠けの形状は、それぞれ同一の形状であることが望ましい。同一の形状とすることにより、基板50と基板51を接合する際に、切り欠け部分にDASチップを収納させ易く、かつ配線長Lを整えることができる。
図5は、本実施形態に係る検出モジュール52を複数接合させることにより、1つの検出モジュール70を構成する場合を示した説明図である。
図5に示すように、チャンネル方向Cに、基板50、基板51、基板53、基板54、基板56及び基板57によって検出モジュール70を形成するとともに、スライス方向Aに4列にて構成される検出モジュール70が形成されている。この場合、1つの基板50に2つのDASチップ60が載置されているので、24枚の基板によって48個のDASチップが搭載された検出モジュール70が形成されている。
図5に示す検出モジュール70は、基板50や基板51などのDASチップが載置された基板が、基板43からの配線長がそれぞれ同一の配線長LとなるようにX線検出器22を構成する基板43に接続されている。
これにより、本実施形態に係るDAS24は、従来技術に開示されていたDASチップを基板上に階段状に並べて実装する実装方法と対比して、X線検出器22からDAS24までの配線長を同一の配線長Lに整えることができるので、アーチフェクトの原因となるノイズのレベルの均一化を図ることができる。
なお、検出モジュール70は、任意の基板50の枚数により構成することができ、その構成された検出モジュールを複数個タイリングすることにより、本実施形態に係るDAS24を形成することができる。
次に、本実施形態に係るX線CT装置1の全体動作について、フローチャートを用いて説明する。
(画像データ生成処理)
図6は、本実施形態に係るX線CT装置1によりX線を照射して、所望のスライス像の画像データを生成する画像データ生成処理を示したフローチャートである。
図6に示すように、まず、X線CT装置1のX線管21とX線検出器22が被検体Oの周りを螺旋状に回転し、コントローラ26からの制御信号によって高電圧電源27から所定の管電圧による管電流がX線管21に供給される。これにより、X線管21の各回転位置から所望のエネルギのX線が、被検体Oに照射される(ステップS001)。
被検体Oを透過したX線は、X線検出器22の各X線検出素子40によって検出される。すなわち、シンチレータ41は、X線検出素子40に入射したX線を光に変換し、フォトダイオード42に供給する(ステップS003)。
フォトダイオード42は、シンチレータ41から供給された光を電気信号に変換する(ステップS005)。このように、X線検出素子40のシンチレータ41において検出されたX線検出データは電気信号に変換され、DAS24に収集される。
DAS24は、電気信号に変換されたX線検出データに対し、増幅、積分処理、A/D変換処理などの処理を施す(ステップS007)。これらの処理によって、DAS24は、X線検出素子40に対応する生データを生成する。
画像処理装置12は、DAS24によって生成された生データを取得する。画像処理装置12は、スキャナ装置11のDAS24から入力された生データに対して、対数変換処理や感度補正等の補正処理(前処理)を行ない、投影データを生成する。また、画像処理装置12は、前処理された投影データに対して散乱線の除去処理などを行ない、補正された投影データを基に再構成画像を生成する(ステップS009)。
以上説明したように、本実施形態に係るX線CT装置1は、DAS24を構成する基板50や基板51の一部に切り欠けが設けられ、その切り欠けにDASチップ60やDASチップ61が収納されるように載置(すなわち対向配置)されているので、X線検出器22からDAS24までの配線長Lを略同一に揃えることができる。
このように、本実施形態に係るX線CT装置1は、X線検出器22からDAS24までの配線長Lをチャンネル方向Cにおいて略同一に揃えることができるので、ノイズの均一化を図ることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
また、本発明の実施形態では、フローチャートの各ステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理の例を示したが、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別実行される処理をも含むものである。
1 X線CT装置
3 コンピュータ装置
11 スキャナ装置
12 画像処理装置
21 X線管
22 X線検出器
25 回転部
26 コントローラ
27 高電圧電源
28 絞り駆動装置
29 回転駆動装置
30 天板
31 天板駆動装置
40 X線検出素子
41 シンチレータ
42 フォトダイオード
43 基板
50、51、53、54、56、57 基板
52、55、58 検出モジュール
60、61、62、63 DASチップ
70 検出モジュール
A スライス方向
C チャンネル方向

Claims (7)

  1. X線を照射するX線源と、
    被検体を透過したX線を検出し、前記検出したX線を電気信号に変換するX線検出器と、
    前記変換された電気信号をアナログ信号からデジタル信号に変換する変換素子が搭載されたデータ収集基板と、
    前記変換素子により変換されたデジタル信号から前記被検体の断層画像を再構成する画像処理部と、を備え、
    前記データ収集基板は、
    一部に切り欠きが設けられた第1および第2の基板を有し、前記第1の基板に搭載された変換素子が前記第2の基板の切り欠けに対向して設けられること
    を特徴とするX線CT装置。
  2. 前記データ収集基板は、
    前記第1の基板に入力される電気信号の入力端子から前記第1の基板に搭載された変換素子の入力端子までの配線長と、前記第2の基板に入力される電気信号の入力端子から前記第2の基板に搭載された変換素子の入力端子までの配線長とが、略均一の配線長となるように、前記第1の基板と前記第2の基板とが対向して配置される
    請求項1に記載のX線CT装置。
  3. 前記データ収集基板は、
    前記第1の基板に搭載された変換素子の載置された面が、前記第2の基板に搭載された変換素子の載置された面と対向するように配置される
    請求項1または2に記載のX線CT装置。
  4. 前記第1および第2の基板は、
    入力される電気信号の入力端子となる電極と変換素子の入力端子とを接続する配線を有する多層基板で構成され、
    前記電極は、
    前記第1および第2の基板の端面に設けられ、前記X線検出器を構成する基板に接続される
    請求項1から3のいずれか1項に記載のX線CT装置。
  5. 前記第1および第2の基板は、
    入力される電気信号の入力端子となる電極と変換素子の入力端子とを接続する配線を有する多層基板で構成され、
    前記電極は、
    前記第1および第2の基板の端面に設けられ、前記X線検出器が有する電極に接続される
    請求項1から3のいずれか1項に記載のX線CT装置。
  6. 前記第2の基板の切り欠きは、
    前記第1の基板の切り欠きと同一の形状である
    請求項1から5のいずれか1項に記載のX線CT装置。
  7. 前記X線検出器は、
    前記データ収集基板を構成する前記第1および第2の基板を含み、
    前記第1の基板に入力される電気信号の入力端子から前記第1の基板に搭載された変換素子の入力端子までの配線長と、前記第2の基板に入力される電気信号の入力端子から前記第2の基板に搭載された変換素子の入力端子までの配線長とが、略均一の配線長となる状態を維持しつつ、前記第1の基板と前記第2の基板とが一体として接合された検出モジュールを形成する
    請求項1から6のいずれか1項に記載のX線CT装置。
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