JP2011056283A - 遊技装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】リール装置40の円筒周面41の一部に透過表示部43を設ける。リール装置40内部には、図柄などの画像を表示可能な画像表示装置47を設置する。この画像表示装置47の表示する画像は、上記透過表示部43を透して遊技者に視認される。
【選択図】図1
Description
ところが、特許第2641767号公報に記載されているように、円筒周面の一部に液晶表示装置等の画像表示装置を備え付け、この画像表示装置に様々な図柄を画像として表示させることで、リール装置の円筒周面に描くことのできる図柄の個数を超えた図柄の表示が可能となった。
かかる問題点に鑑み、本発明は、以下に記す目的を有する。
第1の発明は、円筒周面を均一な構造としつつ画像表示装置を用いて表示可能な図柄の数を増やし、画像表示装置を、円筒周面の回転を妨げることなしに制御基板と電気的に接続することを目的とする。
第2の参考発明は、第1の参考発明の目的に加え、画像表示装置の表示する図柄と、円筒周面に描かれた図柄とが円筒周面上で等しい価値を有するようにすることを目的とする。
第3の参考発明は、第1又は第2の参考発明の目的に加え、画像表示装置の表示する図柄に、円筒周面に描かれた図柄と遊技上で等しい価値を持たせることを目的とする。
第4の参考発明は、第3の参考発明の目的に加え、画像表示装置の表示する図柄によって様々な演出を可能にすることを目的とする。
第7の参考発明は、第1、第2、第3、第4、第5又は第6の参考発明の目的に加え、遊技上の判定結果に応じてその都度画像表示装置に表示させる画像そのものを選択することで遊技の興趣を増すことを目的とする。
第8の参考発明は、第7の参考発明の目的に加え、特定の判定結果が得られた場合にそれ以外の場合とは異なる画像を画像表示装置に表示させることを可能にすることで、遊技の興趣をより増すことを目的とする。
第10の参考発明は、第1、第2、第3、第4、第5又は第6の参考発明の目的に加え、遊技上の判定結果に応じてその都度画像表示装置に表示させる画像のパターンを選択することで遊技の興趣を増すことを目的とする。
第11の参考発明は、第10の参考発明の目的に加え、上記判定結果によっては特定の図柄が表示される頻度が高まることで変化ある遊技性を提供することを特徴とする。
第13の参考発明は、第12の参考発明の目的に加え、上記途中経過によっては特定の図柄が表示される頻度が高まることで変化ある遊技性を提供することを目的とする。
上記の課題に鑑み、第1の発明は、モーター45により回転する円筒周面41を有するとともにこの円筒周面41に回転方向に沿って複数の図柄が描かれているリール装置40を複数備えるとともに、上記各リール装置40の円筒周面41の一部を遊技者に視認せしめる表示窓30とを備えた遊技装置であって、上記複数のリール装置40のうち少なくとも一のリール装置40の内部における前記表示窓30に対応する部位には当該リール装置40の円筒周面41内面に近接して画像を外方に向かって表示する画像表示装置47が設けられるとともに、当該リール装置40の円筒周面41には少なくとも一の透過表示部43が設けられ、前記画像表示装置47が表示する画像が上記透過表示部43を透して前記表示窓30から遊技者に視認され、前記画像表示装置47は、前記遊技装置内に設けられた支持枠44に固定して設けられているとともに、前記遊技装置内には制御基板が設けられ、前記画像表示装置47に接続される信号線は、前記支持枠44を経由して前記制御基板に至ることを特徴とする。
第1の参考発明は、モーター45により回転する円筒周面41を有するとともにこの円筒周面41に回転方向に沿って複数の図柄が描かれているリール装置40を複数備えるとともに、上記各リール装置40の円筒周面41の一部を遊技者に視認せしめる表示窓30とを備えた遊技装置であって、上記複数のリール装置40のうち少なくとも一のリール装置40の内部における前記表示窓30に対応する部位には当該リール装置40の円筒周面41内面に近接して画像を外方に向かって表示する画像表示装置47が設けられるとともに、当該リール装置40の円筒周面41には少なくとも一の透過表示部43が設けられ、前記画像表示装置47が表示する画像が上記透過表示部43を透して前記表示窓30から遊技者に視認されることを特徴とする。
「円筒周面に沿って複数の図柄が描かれている」とは、円筒周面41の任意の一箇所を切断して一本の帯にすることを想定した場合、この帯の長さ方向に沿って一列に図柄が描かれていることを意味する。また、「描かれている」とは、円筒周面41上に図柄が視覚的に表されていることを意味し、具体的にどのようにして図柄が表されているかに関する限定は特にない。たとえば、あらかじめ形成された円筒の側面に、図柄を表したシール又はテープを貼付することとしても良い。また、円筒形に成型されたプラスチック板の表面に図柄を直接印刷することで、円筒周面41を形成することとしてもよい。
「画像表示装置」とは、液晶、7セグメント発光ダイオード、ドットマトリクス発光ダイオード等により画像を表示する装置をいう。この画像表示装置47は、その画像を表示する部分は表示窓30の方向を向くように設置されるが、その間に円筒周面41が介在することにより、表示窓30から直に視認することは不可能となっている。
本発明に係る遊技装置は、たとえば以下のように作用する。
まず、所定の契機により複数のリール装置40が作動することで円筒周面41が回転する。この回転により、リール装置40の円筒周面41に描かれている図柄が、前記表示窓30の一辺から現れるとともに他辺から消え去る。
すなわち、円筒周面41の一部が上記透過表示部43となっており、円筒周面41の回転によりこの透過表示部43が画像表示装置47の前を通過することで、画像表示装置47が表示する画像が透過表示部43を透して視認されることとなる。これにより、画像表示装置47が表示する画像が透過表示部43に表示されているものと遊技上擬制することが可能となる。また、本来一の図柄のみが表示される部分を透過表示部43とすることで、当該部分が遊技上複数種類の図柄として取り扱われることも可能となり、実質的に表示可能な図柄の数を増すことが可能となる。
(第2の参考発明)
また、第2の参考発明は、第1の参考発明の特徴に加え、前記図柄の各々は、前記円筒周面41を周方向にほぼ等間隔に分割した表示領域42内に描かれているとともに、前記透過表示部43は上記表示領域42の少なくとも一において図柄の代わりに設けられていることを特徴とする。
(第3の参考発明)
更に、第3の参考発明は、第1又は第2の参考発明の特徴に加え、前記円筒周面41には複数種類の図柄が描かれているとともに、前記画像表示装置47に表示される画像には上記図柄の少なくとも一種類と等価値のものが含まれていることを特徴とする。
上記により、画像表示装置47の表示する図柄を、円筒周面41に描かれた図柄と遊技上同一のものとして取り扱うことが可能となる。
また、第4の参考発明は、第1、第2又は第3の参考発明の特徴に加え、前記画像表示装置47に表示される画像には、前記複数種類の図柄とは異なる図柄が含まれていることを特徴とする。
すなわち、画像表示装置47に表示される画像には、遊技上図柄として取り扱われないものが含まれることとなっている。これにより、画像表示装置47による、様々な演出や情報表示が可能となる。
(第5の参考発明)
更に、第5の参考発明は、第1、第2、第3又は第4の参考発明の特徴に加え、前記透過表示部43には、スモーク処理が施されていることを特徴とする。
上記により、画像表示装置47自体の存在を遊技者に意識させないことが可能となっている。
(第6の参考発明)
また、第6の参考発明は、第1、第2、第3又は第4の参考発明の特徴に加え、前記透過表示部43には、ハーフミラー処理処理が施されていることを特徴とする。
上記により、画像表示装置47自体の存在を遊技者に意識させないことが可能となっている。
(第7の参考発明)
更に、第7の参考発明は、第1、第2、第3、第4、第5又は第6の参考発明の特徴に加え、乱数発生手段50と、前記モーター45の回転を開始させる回転開始手段と、上記回転開始手段の作動を契機として上記乱数発生手段50から乱数を抽出する乱数抽出手段61と、各々の乱数の値に一意的に対応する判定結果が記録されている判定テーブルと、前記乱数抽出手段61が抽出した乱数を上記判定テーブルと参照して対応する判定結果を取得する当たり判定手段62と、上記当たり判定手段62により取得された判定結果に従って前記各リール装置40の停止位置を制御する停止制御手段67と、前記画像表示装置47に表示される図柄を表す図柄データが複数記録されている図柄データテーブル87と、上記当たり判定手段62により取得された判定結果に従って上記図柄データテーブル87から図柄データを選択する図柄データ選択手段66と、上記図柄データ選択手段66により選択された図柄データに従って前記画像表示装置47に図柄を表示させる表示制御手段68とを有することを特徴とする。
また、遊技装置の制御プログラムにおいて、たとえば0から319までの数値をソフトウェアリセットごとに加算するようにした場合に、この数値を乱数として用いることもできる。この場合、遊技装置の制御を司るCPU等の制御部が、上記乱数発生手段50として機能することとなる。
「乱数抽出手段」とは、上記回転開始手段の作動を契機として上記乱数発生手段50から乱数を抽出する手段をいう。たとえば、スロットマシンにおいては、スタートレバーが操作された時点の乱数が抽出される。また、弾球遊技機においては、特定入賞口への入賞を検出した時点の乱数が抽出される。なお、遊技装置の制御を司るCPUに制御プログラムの所定の一部を実行させることで、この乱数抽出手段61として機能させることが可能である。
「停止制御手段」とは、上記当たり判定手段62により取得された判定結果に従って、各リール装置40の停止を制御する手段をいう。たとえば、弾球遊技機の場合であれば、当該判定結果に係る図柄の組合せが表示窓30に現れるように、各リール装置40を停止させることとなる。また、スロットマシンの場合であれば、特定の図柄を揃えるように、又は揃えないように、各リール装置40を停止させることとなる。なお、遊技装置の制御を司るCPUに制御プログラムの所定の一部を実行させることで、この停止制御手段67として機能させることが可能である。
「図柄データテーブル」とは、画像表示装置47に表示される可能性のある図柄に係る上記図柄データの全てが記録されているデータテーブルをいう。なお、このデータテーブルにおいては、個々の図柄データには、たとえばアドレス番号のような固有の識別記号が与えられていることが望ましい。
「図柄データ選択手段」とは、前記判定結果に従って、上記図柄データテーブル87から一の又は複数の図柄データを選択する手段をいう。たとえば、個々の図柄データには上記のように固有の識別番号が与えられている場合には、この図柄データ取得手段が、判定結果に従って一意的に、又はいくつかの識別番号の候補の中から抽選で、一の又は複数の識別番号を選択することができる。そして、この決定された識別番号に対応する図柄データを上記図柄データテーブル87から取得することができる。ここで、「選択」には、選択可能な図柄データが一のみで実質的に選択の余地がない場合も含まれることとする。なお、遊技装置の制御を司るCPUに制御プログラムの所定の一部を実行させることで、この図柄データ選択手段66として機能させることが可能である。
上記により、画像表示装置47に表示される図柄に係る図柄データが、遊技上の判定結果に応じてその都度選択されることとなり、これにより遊技の興趣が増すこととなる。
(第8の参考発明)
また、第8の参考発明は、第7の参考発明の特徴に加え、所定の判定結果が前記当たり判定手段62により取得された場合にのみ選択される図柄データが複数記録されている特別図柄データテーブル88を備え、前記図柄データ選択手段66は、上記所定の判定結果が前記当たり判定手段62により取得された場合に上記特別図柄データテーブル88から図柄データを選択することを特徴とする。
「特別図柄データテーブル」とは、遊技データとして、所定の判定結果が得られた場合にのみ画像表示装置47に表示される可能性のある図柄を示すデータである「特別図柄データ」が記録されているデータテーブルをいう。
すなわち、上記所定の判定結果が取得された場合には、特別図柄データテーブル88から図柄データが選択され、前記表示制御手段68はこの図柄データに従って画像表示装置47に画像を表示させることとなっている。
(第9の参考発明)
更に、第9の参考発明は、第8の参考発明の特徴に加え、前記図柄データ選択手段66は、前記所定の判定結果が前記当たり判定手段62により取得された場合に前記図柄データテーブル87からも図柄データを選択可能であることを特徴とする。
すなわち、第8の参考発明のように、前記所定の判定結果が得られた場合であっても、特別図柄データテーブル88から図柄データを選択せずに、図柄データテーブル87から図柄データを選択することが可能となっている。また、特別図柄データテーブル88及び図柄データテーブル87の双方から図柄データを選択することも可能となっている。
上記により、バラエティーに富む図柄データの取得が可能となり、変化ある遊技性を提供することが可能となっている。
(第10の参考発明)
また、第10の参考発明は、第1、第2、第3、第4、第5又は第6の参考発明の特徴に加え、乱数発生手段50と、前記モーター45の回転を開始させる回転開始手段と、上記回転開始手段の作動を契機として上記乱数発生手段50から乱数を抽出する乱数抽出手段61と、各々の乱数の値に一意的に対応する判定結果が記録されている判定テーブルと、前記乱数抽出手段61が抽出した乱数を上記判定テーブルと参照して対応する判定結果を取得する当たり判定手段62と、上記当たり判定手段62により取得された判定結果に従って前記各リール装置40の停止位置を制御する停止制御手段67と、前記画像表示装置47に表示される図柄を表す図柄データが複数記録されている図柄データテーブル87と、前記画像表示装置47に表示される図柄の種類及び順序を表す表示パターンが複数記録されている表示パターンテーブル85と、上記当たり判定手段62により取得された判定結果に従って上記表示パターンテーブル85から一の表示パターンを選択する表示パターン選択手段65と、上記表示パターン選択手段65により選択された表示パターンに従って前記図柄データテーブル87から図柄データを取得して前記画像表示装置47に図柄を表示させる表示制御手段68とを有することを特徴とする。
また、遊技装置の制御プログラムにおいて、たとえば0から319までの数値をソフトウェアリセットごとに加算するようにした場合に、この数値を乱数として用いることもできる。この場合、遊技装置の制御を司るCPU等の制御部が、上記乱数発生手段50として機能することとなる。
「乱数抽出手段」とは、上記回転開始手段の作動を契機として上記乱数発生手段50から乱数を抽出する手段をいう。たとえば、スロットマシンにおいては、スタートレバーが操作された時点の乱数が抽出される。また、弾球遊技機においては、特定入賞口への入賞を検出した時点の乱数が抽出される。なお、遊技装置の制御を司るCPUに制御プログラムの所定の一部を実行させることで、この乱数抽出手段61として機能させることが可能である。
「停止制御手段」とは、上記当たり判定手段62により取得された判定結果に従って、各リール装置40の停止を制御する手段をいう。たとえば、弾球遊技機の場合であれば、当該判定結果に係る図柄の組合せが表示窓30に現れるように、各リール装置40を停止させることとなる。また、スロットマシンの場合であれば、特定の図柄を揃えるように、又は揃えないように、各リール装置40を停止させることとなる。なお、遊技装置の制御を司るCPUに制御プログラムの所定の一部を実行させることで、この停止制御手段67として機能させることが可能である。
「図柄データテーブル」とは、画像表示装置47に表示される可能性のある図柄に係る上記図柄データの全てが記録されているデータテーブルをいう。なお、この図柄データテーブル87においては、個々の図柄データには、たとえばアドレス番号のような固有の識別記号が与えられていることが望ましい。
「表示パターン」とは、画像表示装置47に表示される図柄の種類及び順序をいう。たとえば、個々の図柄データには上記のように固有の識別番号が与えられている場合には、この表示パターンは、図柄データの識別番号の組合せとして表現することができる。この組合せには、ただ一の図柄のみから成るものも含まれる。なお、上記「順序」には、複数種類の図柄がランダムに出現するようなものも含まれるものとする。
「表示パターン選択手段」とは、前記判定結果に従って、上記図柄データテーブル87から一の又は複数の図柄データを選択する手段をいう。たとえば、個々の表示パターンには上記のように固有の識別番号が与えられている場合には、この表示パターン取得手段が、判定結果に従って一意的に、又はいくつかの識別番号の候補の中から抽選で、一の表示パターンの識別番号を選択することができる。そして、この選択された識別番号に対応する表示パターンを上記表示パターンテーブル85から取得することができる。ここで、「選択」には、選択可能な図柄データが一のみで実質的に選択の余地がない場合も含まれることとする。なお、遊技装置の制御を司るCPUに制御プログラムの所定の一部を実行させることで、この図柄データ選択手段66として機能させることが可能である。
(第11の参考発明)
更に、第11の参考発明は、第10の参考発明の特徴に加え、前記表示パターンには、一の図柄の種類の出現頻度が他の図柄の種類の出現頻度とは異なるものが含まれることを特徴とする。
たとえば、表示パターンには、前記第10の参考発明の説明で述べたように図柄データの識別番号の組合せが記載されている場合に、ある表示パターンでは二種類の図柄が出現するものとすると、そのうちの一方の図柄に係る識別番号が二つ続けて記載され、それに続いて他方の図柄に係る識別番号が一つ記載されているときには、上記一方の図柄の出現頻度は他方の2倍となる。
(第12の参考発明)
また、第12の参考発明は、第10又は第11の参考発明の特徴に加え、前記複数のリール装置40のうち一部又は全部のリール装置40の回転が停止した際に前記表示窓30に停止表示されている図柄の組合せが所定のものであるか否かを判別する組合せ判別手段69と、前記一部又は全部のリール装置40の回転が停止した際に前記表示窓30に停止表示されている図柄の組合せが所定のものである場合にのみ選択される表示パターンが複数記録されている特別表示パターンテーブル86とを備え、前記表示パターン選択手段65は上記組合せ判別手段69による判断が肯定的である場合に上記特別表示パターンテーブル86から一の表示パターンを選択することを特徴とする。
なお、上記にいうリールの「停止」とは、完全に静止している状態のみを意味するのではない。たとえば、ステッピングモーターをリール装置40の動力として使用する場合において、数ステップ分だけ正回転及び逆回転を繰り返すことによりリールが揺れているような、いわゆる「揺れ変動」を演出の一部として行うことがある。このように、リールが静止してはいないものの、図柄の停止位置の変更を伴わないような状態をも上記の「停止」に含むものとする。
本発明においては、前記表示制御手段68は、前記表示パターン選択手段65が選択した特別表示パターンに従って、前記図柄データテーブル87から図柄データを取得して、画像表示装置47に当該図柄データに係る図柄を画像で表示させる手段をいう。たとえば、個々の図柄データには上記のように固有の識別番号が与えられている場合には、この表示制御手段68が、選択された特別表示パターンに記載された識別番号に対応する図柄データを前記図柄データテーブル87から取得することができる。そして、取得された表示パターンによっては、たとえば、一の図柄のみを表示させ続けたり、また、複数の図柄を規則的に又はランダムに順次表示させたりすることができる。なお、遊技装置の制御を司るCPUに制御プログラムの所定の一部を実行させることで、この表示制御手段68として機能させることが可能である。
(第13の参考発明)
更に、第13の参考発明は、第12の参考発明の特徴に加え、前記特別表示パターンには、一の図柄の種類の出現頻度が他の図柄の種類の出現頻度とは異なるものが含まれることを特徴とする。
たとえば、特別表示パターンには、前記第12の参考発明の説明で述べたように図柄データの識別番号の組合せが記載されている場合に、ある特別表示パターンでは二種類の図柄が出現するものとすると、そのうちの一方の図柄に係る識別番号が二つ続けて記載され、それに続いて他方の図柄に係る識別番号が一つ記載されているときには、上記一方の図柄の出現頻度は他方の2倍となる。
すなわち、第1の発明の説明によると、円筒周面を均一な構造としつつ画像表示装置を用いて表示可能な図柄の数を増やし、画像表示装置を、円筒周面の回転を妨げることなしに制御基板と電気的に接続することが可能となる。
第1の参考発明の説明によると、円筒周面を均一な構造としつつ、画像表示装置を用いて表示可能な図柄の数を増やすことが可能となる。
第2の参考発明の説明によると、第1の参考発明の効果に加え、画像表示装置の表示する図柄と、円筒周面に描かれた図柄とが円筒周面上で等しい価値を有するようにすることが可能となる。
第4の参考発明の説明によると、第3の参考発明の効果に加え、画像表示装置の表示する図柄によって様々な演出を可能にすることが可能となる。
第5及び第6の参考発明の説明によると、第1、第2、第3又は第4の参考発明の効果に加え、画像表示装置自体の存在を遊技者に意識させないことが可能となる。
第7の参考発明の説明によると、第1、第2、第3、第4、第5又は第6の参考発明の効果に加え、遊技上の判定結果に応じてその都度画像表示装置に表示させる画像そのものを選択することで遊技の興趣を増すことが可能となる。
第9の参考発明の説明によると、第8の参考発明の効果に加え、上記特定の判定結果が得られた場合であってもそれ以外の場合と同じ画像を画像表示装置に表示させることを可能にすることで、変化ある遊技性を提供することが可能となる。
第10の参考発明の説明によると、第1、第2、第3、第4、第5又は第6の参考発明の効果に加え、遊技上の判定結果に応じてその都度画像表示装置に表示させる画像のパターンを選択することで遊技の興趣を増すことが可能となる。
第12の参考発明の説明によると、第10又は第11の参考発明の効果に加え、遊技の途中経過に応じてその都度画像表示装置に表示させる画像のパターンを選択することで遊技の興趣をより増すことが可能となる。
第13の参考発明の説明によると、第12の参考発明の効果に加え、上記途中経過によっては特定の図柄が表示される頻度が高まることで変化ある遊技性を提供することが可能となる。
以下、本発明の第一の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
(1−1)外観
第一の実施の形態においては、本発明に係る遊技装置は弾球遊技機10となっている。図2は、本実施の形態に係る弾球遊技機10の盤面11の外観を正面図で示したものである。
盤面11のほぼ中央には、表示窓30が設けられる。この表示窓30から、3個のリール装置40、すなわち左から左リール40a、中リール40b及び右リール40cの一部が視認される。各リール装置40の円筒周面41は、周方向に沿ってほぼ21等分され、その各々が表示領域42となっている(図1参照)。各表示領域42には、「0」から「9」までの十種類の数字及び星印から成る図柄のうちの一つが転写されているか、又は、これらの図柄のいずれも転写されていない、スモーク処理のなされた透過表示部43が設けられている。各リール装置40の表示領域42には以下の表1に示すような図柄又は透過表示部43(以下、「図柄等」とする。)が表されている。
各リール装置40は図2において図柄が上から下へ流れるように回転する。したがって、上記表1における図柄等は、表示領域42の番号の昇順に従って、各リール装置40上で図2の右方視で時計回りに描かれることとなっている。
表示窓30の縦幅は、上記表示領域42の3個分となっている。この表示窓30には、水平に3本及び斜めに2本の入賞ラインが描かれている。すなわち、水平の入賞ラインとして、上段の3個の表示領域42にわたる上段ライン31、中段の3個の表示領域42にわたる中段ライン32及び下段の3個の表示領域42にわたる下段ライン33の3本の入賞ラインがある。また、斜めの入賞ラインとして、左リール40aの上段、中リール40bの中段及び右リール40cの下段の3個の表示領域42にわたる右下ライン34並びに左リール40aの下段、中リール40bの中段及び右リール40cの上段の3個の表示領域42にわたる右上ライン35がある。
上記表示窓30の下方には、遊技球が入賞可能な幅の開口部を有する始動口13が設けられている。この始動口13には、一対の回動可能な部材を有する拡大装置13aが設けられる。これらの各部材は、下部に回動軸を、また、上部に回動端を有している。すなわち、拡大装置13aは、各部材の回動端を開閉させるように回動可能となっている。この拡大装置13aは、通常時は遊技球1個は通過し得るが2個は同時には通過し得ない程度の幅を保っている。そして、所定の条件が満たされると、右側の部材は右方へ、また、左側の部材は左方へそれぞれ回動することで、落下してくる遊技球を拾うような形となる。その結果、始動口13への入賞が通常時に比べ容易となる。また、この始動口13には、遊技球の入賞を検知する図示しないセンサーが設けられている。
前記表示窓30の左側には、遊技球が通過可能なスルーチャッカー18が設けられる。このスルーチャッカー18には、遊技球の通過を検知する図示しないセンサーが設けられている。
盤面11には、上記以外にも、遊技球の落下方向に変化を付けるための風車及び釘(図示せず)が設けられている。また、盤面11の前面は、図示しないガラス板で覆われている。更に、盤面11の下方には図示しない弾球ハンドル、賞球払出口、球受け皿が位置している。
(1−2)リール構造
図1は、本実施の形態におけるリール装置40の構造を斜視図で示したものである。支持枠44に取り付けられたモーター45の回転軸45aに、リール枠46が取り付けられる。これにより、リール枠46は、モーター45の駆動により回転軸45aを中心に、図1中の右方視で反時計回りに回転する。なお、このモーター45はステッピングモーターにより構成されており、ステップ数によって回転制御が可能となっている。
円筒周面41の内部には、ドットマトリクス発光ダイオードによって画像を表示可能な画像表示装置47が設けられている。このドットマトリクス発光ダイオードによる表示部分は、表示領域42の大きさとほぼ一致し、縦方向に3個連続して設けられている。この画像表示装置47は、前記支持枠44に固定して設けられている。そして、リール装置40が盤面11背部に設置されたときに、前記表示窓30に位置するように設けられている。また、画像表示装置47に接続される信号線47dは、前記支持枠44を経由して制御基板へ至る。この信号線47dにより、画像表示装置47は、円筒周面41の回転を妨げることなしに制御基板と電気的に接続されることとなっている。
上記画像表示装置47は、各リール装置40に設けられる。そして、左リール40a、中リール40b及び右リール40cに設けられる画像表示装置47をそれぞれ左画像表示装置47a、中画像表示装置47b及び右画像表示装置47cと称する。
円筒周面41の一部を外側及び内側から挟むようにして、センサーユニット48が設けられている。一方、円筒周面41の一部には、透明なスリット49aが設けられている。そして、センサーユニット48の発光部48aから発射された光線は、上記スリット49aを通って受光部48bへ達する。一方、スリット49a以外の部分をこの光線が透過することはない。すなわち、センサーユニット48及びスリット49aは、円筒周面41の位置決めのために使用される。
この弾球遊技機10における遊技の概要は、以下の通りである。
まず、前記弾球ハンドルを遊技者が操作することで、盤面11に遊技球が弾球される。この遊技球は、前記各風車や釘等に接触しながら、盤面11を落下する。そして、落下の過程で各入賞口15、15、15、15のいずれかに入賞すると、一の入賞につき前記賞球払出口から5球の賞球が遊技者に払い出される。
遊技球がスルーチャッカー18を通過すると、普通図柄表示装置16において普通図柄が変動を開始する。そして、通常の場合、変動が開始してから30秒が経過すると、変動の開始時点で既に決定されている所定の普通図柄が停止表示される。この停止表示される普通図柄が「7」であるときには、拡大装置13aが0.5秒間作動し、始動口13の幅が拡大することで、始動口13への入賞が容易となる。また、停止表示される普通図柄が「5」又は「6」のときには拡大装置13aは作動しないが、この場合でも、始動口13への入賞は可能である。なお、普通図柄表示装置16における変動表示の最中に遊技球がスルーチャッカー18を通過した場合には、普通保留ランプが最大4個まで点灯することとなっている。すなわち、この普通保留ランプの点灯個数に相当する回数だけ、以後の普通図柄表示装置16の作動が保証されることとなっている。
大当たり遊技においては、普段は閉鎖している大入賞口14aが開放する。大入賞口14aへの入賞があると、一の入賞につき前記賞球払出口から15球の賞球が遊技者に払い出される。この大入賞口14aは、開放して30秒経過するか、又は10球の入賞があるかのいずれかにより一旦閉鎖する。そして、この大入賞口14aが開放している間に、この大入賞口14aの内部に設けられている図示しないVゾーンへの入賞があると、大入賞口14aは一旦閉鎖した後、再度開放することとなっている。これにより、大入賞口14aの開放は、最大16回連続することが可能となっている。また、大入賞口14aが16回開放し終えるか、又は大入賞口14aの開放中に上記Vゾーンへの入賞がなかった場合には、この大当たり遊技は終了する。
(1−4)機能ブロック
以下、本実施の形態におけるリール装置40及び画像表示装置47の制御に係る部分の機能を図3の機能ブロック図を参照しつつ説明する。
本実施の形態に係る弾球遊技機10においては、処理手段としてのCPU60が、記憶手段としてのROM80に記録された制御プログラムを実行することで、弾球遊技機10の制御を司る。これによりCPU60は乱数抽出手段61、当たり判定手段62、停止図柄決定手段63、停止パターン選択手段64、表示パターン選択手段65、停止制御手段67及び表示制御手段68として機能する。ROM80にはまた、CPU60による制御の過程で必要とされる様々な遊技情報も記録されている。この遊技情報の一部として、当たり判定テーブル81、当たり図柄判定テーブル82、ハズレ図柄判定テーブル83、停止パターンテーブル84、表示パターンテーブル85、特別表示パターンテーブル86及び図柄データテーブル87が設けられている。
乱数発生手段50は、CPU60による処理とは無関係に1秒間に七百万回程度パルスを発生する発信部と、このパルスを認識して加算するカウンタとから構成される。すなわち、このカウンタに加算されていく数値が乱数値として取り扱われる。カウンタは、0から始まる数値を1ずつ加算し、16383に達すると再び数値を0に戻しそこからまた1ずつ加算する。
(1−4−2)RAM
CPU60のRAM70上に設けられる判定乱数記憶領域71、当たり乱数記憶領域72、ハズレ乱数記憶領域73及び停止乱数記憶領域74には、遊技の過程で上記乱数発生手段50から抽出された乱数が一時的に記憶される。
乱数抽出手段61は、回転開始手段としての始動口13への遊技球の入賞を認識して、乱数発生手段50から当該入賞時における乱数値を抽出し、この乱数値を判定乱数としてRAM70上の判定乱数記憶領域71に記憶させる。ここで、「判定乱数」とは、「当たり」か「ハズレ」かの判定に用いられる乱数をいう。
また、乱数抽出手段61は、リール装置40の回転の開始に先立って、1個の乱数を抽出し、これを当たり乱数としてRAM70上の当たり乱数記憶領域72に記憶させる。ここで、「当たり乱数」とは、「当たり」の場合に表示窓30に停止表示される停止図柄の決定に用いられる乱数をいう。
加えて、乱数抽出手段61は、リール装置40の回転の開始に先立って、上記の当たり乱数及びハズレ乱数とは別個に1個の乱数を抽出し、これを停止乱数としてRAM70上の停止乱数記憶領域74に記憶させる。ここで、「停止乱数」とは、各リール装置40の停止の態様を表す「停止パターン」の選択に用いられる乱数をいう。
当たり判定手段62は、上記判定乱数記憶領域71に記憶されている判定乱数を、ROM80上の当たり判定テーブル81と比較して、「当たり」か「ハズレ」かを判定する。ここで、当たり判定テーブル81には、以下の表2に示すように、0から16383までの乱数値のそれぞれが、「当たり」に対応するか又は「ハズレ」に対応するかのいずれかの判定結果が記録されている。
(1−4−5)停止図柄決定手段
停止図柄決定手段63は、前記当たり判定手段62による結果に従って、表示窓30に停止表示される停止図柄を決定する。
一方、停止図柄決定手段63は、「ハズレ」の判定結果が得られた場合は、ハズレ乱数記憶領域73に記憶されているハズレ乱数をROM80上のハズレ図柄判定テーブル83と比較して、該当する図柄を決定する。ここで、ハズレ図柄判定テーブル83には、以下の表4に示すように、0から16383までの乱数値のそれぞれが、いずれのハズレ図柄に対応するかが記録されている。
(1−4−6)停止パターン選択手段
停止パターン選択手段64は、停止図柄決定手段63によって決定された停止図柄に応じて、ROM80上の停止パターンテーブル84から一の停止パターンを選択する。ここで、停止パターンテーブル84には、以下の表5に示すように、0から16383までの乱数値のそれぞれが、いずれの停止パターンに対応するかが記録されている。
また、「表示部に停止図柄」とは、表示窓30に透過表示部43を停止させ、その透過表示部43に停止図柄の一部(又は全部)を表示させる停止パターンを意味する。
更に、「表示部使用せず」とは、停止図柄が停止表示される入賞ライン上には透過表示部43を停止させない停止パターンを意味する。
なお、各停止パターンは、停止図柄がどの入賞ライン上に表示されるか、透過表示部43が停止される場合にはどのリールに何個停止されるか、等について更に細分化されているが上記表5では省略する。
(1−4−7)図柄データテーブル
前記各画像表示装置47に表示される個々の図柄を表すための図柄データはROM80上の図柄データテーブル87に記録されている。この図柄データテーブル87においては、個々の図柄データにはアドレス番号が付与されており、一のアドレス番号から一の図柄データが特定されることとなっている。
表示パターン選択手段65は、各画像表示装置47に表示される図柄の種類及びその出現順が記録された「表示パターン」を、停止図柄及び停止パターンに応じて選択する。本実施の形態には、この表示パターンが記録されているテーブルとして、表示パターンテーブル85と特別表示パターンテーブル86とが設けられている。
(1−4−8−1)表示パターンテーブル
表示パターンテーブル85には、リーチの発生の有無にかかわらず選択される可能性のある表示パターンが、下記の表6に示すように7通り含まれている。
(1−4−8−2)特別表示パターンテーブル
特別表示パターンテーブル86には、リーチ時に画像表示装置47に表示される可能性のある図柄の種類及びその表示順が記録されている。本実施の形態においては、下記の表7に示すようなシングルリーチ時に出現可能な7通りの表示パターン、及び、下記の表8に示すようなダブルリーチ時に出現可能な7通りの表示パターンが用意されている。なお、トリプルリーチ時の表示パターンも特別表示パターンテーブル86として用意されてはいるが、ここでは省略する。
停止制御手段67は、前記停止パターン選択手段64が選択した停止パターンに従って、左リール40a、中リール40b及び右リール40cのそれぞれの回転及び停止を制御する。
(1−4−10)表示制御手段
表示制御手段68は、前記表示パターン選択手段65が選択した表示パターンに従って、該当する図柄データをアドレス番号によって図柄データテーブル87から取得する。そして取得した図柄データに従って当該図柄を左画像表示装置47a、中画像表示装置47b及び右画像表示装置47cのうちの一、二又は全てに表示させる。また、表示制御手段68は、各画像表示装置47ごとに異なる画像を表示させることが可能である。
(1−5)処理手順
以下、本実施の形態におけるリール装置40及び画像表示装置47の制御に関する処理手順について、図4から図6までのフローチャートを参照しつつ説明する。
処理手順は、図4に示す保留球数の加算処理と、図5及び図6に示す保留球数の減算処理とに分けられる。この二つの処理は同時に並行して行われ、一方の処理で変化した保留球数は、他方の処理において影響を与えることとなっている。
加算処理においては、まず、図4のS100に示す段階において、始動口13への入賞をCPU60が認識したか否かが判断される。認識していない間は、認識するまでこの段階が繰り返される。一方、認識した場合は、S110に示す段階へ進む。
S110に示す段階においては、乱数抽出手段61が、入賞を認識した時点の乱数発生手段50が示す乱数値を判定乱数として抽出する。そして、S120に示す段階へ進む。
S120に示す段階においては、保留球数が4に達しているか否かが判断される。達している場合には、これ以上の保留球数の加算は行われずにS150に示す段階へ進み、所定の賞球払出処理が行われた後、本処理は終了する。すなわち、保留球数が4に達している場合には、抽出された判定乱数はもはや使用されることはない。なお、本処理の終了後、ソフトウェアリセットを経て直ちに再びS100に示す段階から本処理が開始されることとなっている。
S130に示す段階においては、保留球数に1が加算される。ここで加算された保留球数は、後述の図5のS210に示す段階に影響を与えることとなる。そして、S140に示す段階へ進む。
S140に示す段階においては、前記S110に示す段階で抽出された判定乱数が、判定乱数記憶領域71に記憶される。なお、この判定乱数記憶領域71には、保留球数に対応して、最大4個の判定乱数が、その抽出された順序を認識可能な形式で記憶されることとなっている。
(1−5−2)減算処理
減算処理においては、まず、図5のS200に示す段階において、現に大当たり遊技が進行中であるか否かが判断される。現に進行中である場合には、当該大当たり遊技が終了するまで本段階が繰り返される。一方、大当たり遊技が進行中でない場合には、S205に示す段階へ進む。
S210に示す段階においては、保留球数が1以上であるか否かが判断される。1以上でない場合、すなわち0の場合は、本処理は終了する。なお、本処理の終了後、ソフトウェアリセットを経て直ちに再びS200に示す段階から本処理が開始されることとなっている。
一方、保留球数が1以上である場合には、S220に示す段階へ進む。
S230に示す段階においては、乱数抽出手段61は、乱数発生手段50から前記判定乱数とは別の乱数を抽出し、これを当たり乱数として当たり乱数記憶領域72に記憶させる。なお、当たり乱数とは、後述の当たり判定の際に当たりと判定された場合に、表示窓30に停止される当たり図柄の種類を決定するのに用いられる乱数をいう。
また、乱数抽出手段61は、上記当たり乱数とは別に、乱数発生手段50から乱数を3個抽出し、これらをハズレ乱数としてハズレ乱数記憶領域73に記憶させる。なお、ハズレ乱数とは、後述の当たり判定の際にハズレと判定された場合に、表示窓30に停止されるハズレ図柄の種類を決定するのに用いられる乱数をいう。この3個の乱数はそれぞれ左リール40a、中リール40b及び右リール40cに対応することとなっている。
S240に示す段階においては、当たり判定手段62が、前記判定乱数記憶領域71に最先に記憶されている判定乱数を取得する。なお、ここで取得された判定乱数は、判定乱数記憶領域71から消去される。そして、S250に示す段階に進む。
S250に示す段階においては、当たり判定手段62が、上記S240に示す段階で取得された判定乱数を、当たり判定テーブル81と比較して、「当たり」であるか又は「ハズレ」であるかを判断する。
判定結果が「当たり」である場合には、S260に示す段階へ進む。この段階においては、停止図柄決定手段63が、当たり乱数記憶領域72に記憶されている当たり乱数を、当たり図柄判定テーブル82と比較して、該当する当たり図柄が停止図柄として決定される。なお、このS260に示す段階に進んだ場合には、ハズレ乱数は使用されないこととなる。そして、図6のS300に示す段階へ進む。
図6のS300に示す段階においては、停止パターン選択手段64が、停止乱数記憶領域74に記憶されている停止乱数を取得する。そして、この停止乱数を当たり図柄に係る停止パターンテーブル84と比較して、該当する停止パターンを選択する。そして、S305に示す段階へ進む。
S340に示す段階においては、表示パターン選択手段65によって、特別表示パターンテーブル86から表示パターンを選択するか否かが判断される。判断が否定的な場合は、S350に示す段階へ進む。一方、判断が肯定的な場合は、S360に示す段階へ進む。
S350に示す段階においては、表示パターン選択手段65によって、表示パターンテーブル85から表示パターンが選択される。そして、S380に示す段階へ進む。
(1−5−2−2)「ハズレ」の場合
一方、図5のS250に示す段階における判定結果が「ハズレ」である場合には、S270に示す段階へ進む。この段階においては、停止図柄決定手段63が、ハズレ乱数記憶領域73に記憶されているハズレ乱数を、ハズレ図柄判定テーブル83と比較して、該当するハズレ図柄が停止図柄として決定される。なお、このS270に示す段階に進んだ場合には当たり乱数は使用されないこととなる。そして、図6のS310に示す段階へ進む。
(1−5−2−2−1)リーチハズレ図柄の場合
S320に示す段階においては、停止パターン選択手段64が、停止乱数記憶領域74に記憶されている停止乱数を取得する。そして、この停止乱数をリーチハズレ図柄に係る停止パターンテーブル84と比較して、該当する停止パターンを選択する。そして、S325に示す段階に進む。
S340に示す段階においては、表示パターン選択手段65によって、特別表示パターンテーブル86から表示パターンを選択するか否かが判断される。判断が否定的な場合は、S350に示す段階へ進む。一方、判断が肯定的な場合は、S360に示す段階へ進む。
S350に示す段階においては、表示パターン選択手段65によって、表示パターンテーブル85から表示パターンが選択される。そして、S380に示す段階へ進む。
(1−5−2−2−2)通常ハズレ図柄の場合
S330に示す段階においては、停止パターン選択手段64が、停止乱数記憶領域74に記憶されている停止乱数を取得する。そして、この停止乱数を通常ハズレ図柄に係る停止パターンテーブル84と比較して、該当する停止パターンを選択する。そして、S335に示す段階に進む。
S335に示す段階においては、選択された停止パターンが、停止図柄の一部(又は全部)を透過表示部43を透して停止表示するものであるか否かが判断される。そうである場合には、S350に示す段階へ進む。一方、そうでない場合には、S370に示す段階へ進む。
(1−5−3)停止処理及び表示処理
(1−5−3−1)表示パターンが選択されない場合
停止図柄として、当たり図柄、リーチハズレ図柄又は通常ハズレ図柄のいずれが決定された場合であっても、表示パターンが選択されない場合がある。この場合は、S370に示す段階に至ることとなる。
S370に示す段階においては、停止制御手段67が、選択された停止パターンに従って、各リール装置40の停止制御を行う。その例を、図7を参照しつつ説明する。
処理開始前は、前回処理の停止図柄が表示窓30に停止している(図7A)。
そして、処理が開始されると、停止制御手段67は各リール装置40を作動させ、表示窓30において図柄が上から下へ流れるように各円筒周面41が回転する(図7B)。なお、この間に、各画像表示装置47において表示パターンに従った画像表示を行わせることは可能である。この場合には、透過表示部43の通過の際に当該画像が一瞬見えることとなる。
停止制御手段67は次に、停止図柄の「9」が上段に来るように右リール40cを停止させる(図7D)。
停止制御手段67は最後に、停止図柄の「8」が中段に来るように中リール40bを停止させる。これにより右上ライン35に停止図柄の「2,8,9」が停止表示される(図7E)。
なお、停止図柄としてリーチハズレ図柄又は当たり図柄が停止表示される場合であっても、上記のような透過表示部43が停止されない停止パターンが選択される可能性がある。
(1−5−3−2)表示パターンが選択される場合
一方、表示パターンが選択された場合には、S380に示す段階に至ることとなる。以下、停止図柄と表示パターンとの組合せの例によって説明する。
(1−5−3−2−1)通常ハズレ図柄
停止図柄が通常ハズレ図柄であって、表示パターンテーブル85から表示パターンが選択された場合の例を、図8を参照しつつ説明する。
処理開始前から処理の開始までは前記(1−5−3−1)に示した例と同様である(図7A及び図7B参照)。
停止制御手段67は最初に、停止図柄の「3」が上段に来るように左リール40aを停止させる(図8A)。
停止制御手段67は最後に、透過表示部43が上段に来るように中リール40bを停止させる(図8C)。
ここで、表示制御手段68は、前記表6のパターン1に従い、中画像表示装置47bにリールの回転を模した画像表示を実行させることにより、その模様が透過表示を透して視認されることとなる(図8D)。
そして、表示制御手段68は、低速回転を経て(図8E)、最終的に中画像表示装置47bに停止図柄の「7」を停止表示させる。従って最終的に上段ライン31に停止図柄の「3,7,8」が停止表示される(図8F)。
停止図柄がリーチハズレ図柄であって、表示パターンテーブル85から表示パターンが選択された場合の例を、図9を参照しつつ説明する。
図9に示す例では、停止図柄として「1,2,1」のリーチハズレ図柄が決定されるとともに、下段ライン33にこの停止図柄が停止表示される停止パターンが選択され、かつ、前記表6に示す表示パターンテーブル85からパターン2の表示パターンが選択されたものとする。
処理開始前から処理の開始までは前記(1−5−3−1)に示した例と同様である(図7A及び図7B参照)。
停止制御手段67は次に、停止図柄の「1」が下段に来るように右リール40cを停止させる(図9B)。
停止制御手段67は最後に、透過表示部43が上段、中段及び下段に来るように中リール40bを停止させる(図9C)。
ここで、表示制御手段68は、前記表6のパターン2に従い、中画像表示装置47bにリールの回転を模した画像表示を実行させることにより、その模様が透過表示を透して視認されることとなる(図9D)。
(1−5−3−2−3)リーチハズレ図柄、特別表示パターンテーブル
停止図柄がリーチハズレ図柄であって、特別表示パターンテーブル86から表示パターンが選択された場合の例を、図10を参照しつつ説明する。
図10に示す例では、停止図柄として「5,5,星印」のリーチハズレ図柄が決定されるとともに、下段ライン33にこの停止図柄が停止表示される停止パターンが選択され、かつ、前記表7に示す特別表示パターンテーブル86からパターン3の表示パターンが選択されたものとする。
停止制御手段67は最初に、停止図柄の「5」が下段に来るように左リール40aを停止させる(図10A)。
停止制御手段67は次に、透過表示部43が上段、中段及び下段に来るように右リール40cを停止させる(図10B)。
停止制御手段67は最後に、停止図柄の「5」が下段に来るように中リール40bを停止させる(図10C)。
そして、表示制御手段68は、低速回転を経て(図10E)、最終的に右画像表示装置47cの下段に停止図柄の「星印」を停止表示させる。同時に、中段及び上段には「5」をそれぞれ表7のパターン3に従って停止表示させる。従って最終的に下段ライン33に停止図柄の「5,5,星印」が停止表示される(図10F)。
(1−5−3−2−4)当たり図柄、表示パターンテーブル
停止図柄が当たり図柄であって、表示パターンテーブル85から表示パターンが選択された場合の例を、図11を参照しつつ説明する。
処理開始前から処理の開始までは前記(1−5−3−1)に示した例と同様である(図7A及び図7B参照)。
停止制御手段67は最初に、停止図柄の「6」が中段に来るように左リール40aを停止させる(図11A)。
停止制御手段67は最後に、透過表示部43が上段、中段及び下段に来るように中リール40bを停止させる(図11C)。
ここで、表示制御手段68は、前記表6のパターン7に従い、中画像表示装置47bにリールの回転を模した画像表示を実行させることにより、その模様が透過表示を透して視認されることとなる(図11D)。
そして、表示制御手段68は、低速回転を経て(図11E)、最終的に中画像表示装置47bの中段に停止図柄の「6」を停止表示させる。同時に、下段及び上段には「5」及び「7」をそれぞれ表6のパターン7に従って停止表示させる。従って最終的に中段ライン32に停止図柄の「6,6,6」が停止表示される(図11F)。
停止図柄が当たり図柄であって、特別表示パターンテーブル86から表示パターンが選択された場合の例を、図12及び図13を参照しつつ説明する。
図12及び図13に示す例では、停止図柄として「5,5,5」の当たり図柄が決定されるとともに、右下ライン34にこの停止図柄が停止表示される停止パターンが選択され、かつ、前記表8に示す特別表示パターンテーブル86からパターン7の表示パターンが選択されたものとする。
処理開始前から処理の開始までは前記(1−5−3−1)に示した例と同様である(図7A及び図7B参照)。
停止制御手段67は次に、停止図柄の「5」が下段に来るように右リール40cを停止させる(図12B)。
停止制御手段67は最後に、透過表示部43が上段及び中段に、並びに「9」が下段に来るように中リール40bを停止させる(図12C)。
ここで、表示制御手段68は、前記表8のパターン7に従い、左画像表示装置47a及び中画像表示装置47bにリールの回転を模した画像表示を実行させることにより、その模様が透過表示を透して視認されることとなる(図12D)。
最終的に、表示制御手段68は、低速回転を経て(図13A)、中画像表示装置47bの中段に停止図柄の「5」を停止表示させる。同時に、上段には「7」を表8のパターン7に従って停止表示させる。従って最終的に右下段ライン33に停止図柄の「5,5,5」が停止表示される(図13B)。
停止図柄が当たり図柄であって、透過表示部43の停止後再変動する停止パターンが選択された場合(前記表5参照)の例を、図14を参照しつつ説明する。
図14に示す例では、停止図柄として「7,7,7」の当たり図柄が中段ライン32に停止表示されることとする。
処理開始前から処理の開始までは前記(1−5−3−1)に示した例と同様である(図7A及び図7B参照)。
停止制御手段67は最初に、停止図柄の「7」が中段に来るように左リール40aを停止させる(図14A)。
停止制御手段67は最後に、透過表示部43が上段、中段及び下段に来るように中リール40bを停止させる(図14C)。
ここで、表示制御手段68は、演出に係る文字を中画像表示装置47bに表示させる。これにより中リール40bに停止している透過表示部43を通じて、演出に係る文字が視認されることとなる(図14D)。
そして、停止制御手段67は、再び中リール40bを回転させる(図14E)。すなわち、これが再変動である。
上記の各パターンの例に示すように停止処理及び表示処理が行われると、本処理は終了する。本処理の終了後、ソフトウェアリセットを経て直ちに再び図5のS200に示す段階から本処理が開始されることとなる。
(2)第二の実施の形態
以下、本発明の第二の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
第二の実施の形態においては、本発明に係る遊技装置は弾球遊技機10となっている。本実施の形態に係る弾球遊技機10の外観は、前記図2に示すとおり、第一の実施の形態と同様である。したがって、その説明は前記第一の実施の形態と同じである。
(2−2)リール構造
本実施の形態におけるリール装置40は、前記図1に示すとおり、上述の第一の実施の形態と同様である。したがって、その説明は前記第一の実施の形態と同じである。
(2−3)遊技概要
本実施の形態に係る弾球遊技機10における遊技の概要は、前記第一の実施の形態と同様である。
以下、本実施の形態におけるリール装置40及び画像表示装置47の制御に係る部分の機能を図15の機能ブロック図を参照しつつ説明する。
本実施の形態に係る弾球遊技機10においては、処理手段としてのCPU60が、記憶手段としてのROM80に記録された制御プログラムを実行することで、弾球遊技機10の制御を司る。これによりCPU60は乱数抽出手段61、当たり判定手段62、停止図柄決定手段63、停止パターン選択手段64、図柄データ選択手段66、停止制御手段67及び表示制御手段68として機能する。ROM80にはまた、CPU60による制御の過程で必要とされる様々な遊技情報も記録されている。この遊技情報の一部として、当たり判定テーブル81、当たり図柄判定テーブル82、ハズレ図柄判定テーブル83、停止パターンテーブル84、図柄データテーブル87及び特別図柄データテーブル88が設けられている。
乱数発生手段50については、前記第一の実施の形態と同様である。
(2−4−2)RAM
RAM70についても、前記第一の実施の形態と同様である。
(2−4−3)乱数抽出手段
乱数抽出手段61についても、前記第一の実施の形態と同様である。
(2−4−4)当たり判定手段
当たり判定手段62についても、前記第一の実施の形態と同様である。
停止図柄決定手段63についても、前記第一の実施の形態と同様である。
(2−4−6)停止パターン選択手段
停止パターン選択手段64についても、前記第一の実施の形態と同様である。
(2−4−7)図柄データテーブル
前記各画像表示装置47に表示される個々の図柄を表すための図柄データはROM80上の図柄データテーブル87に記録されている。この図柄データテーブル87には、リールの円筒周面41に描かれている種類の図柄に係る図柄データが含まれている。この図柄データテーブル87においては、個々の図柄データにはアドレス番号が付与されており、一のアドレス番号から一の図柄データが特定されることとなっている。
前記各画像表示装置47に表示される図柄のうち、たとえば前記リーチ状態のように特別な状態でのみ表示される可能性のある図柄を表すための図柄データはROM80上の特別図柄データテーブル88に記録されている。この特別図柄データテーブル88には、リールの円筒周面41に描かれている種類の図柄のみならず、入賞には直接関与しない、所定の演出にのみ使用される図柄に係る図柄データも含まれている。この特別図柄データテーブル88においては、個々の図柄データにはアドレス番号が付与されており、一のアドレス番号から一の図柄データが特定されることとなっているのは上記図柄データテーブル87と同様である。
図柄データ選択手段66は、各画像表示装置47に表示される図柄を表す図柄データを、停止図柄及び停止パターンに応じて選択する。すなわち、画像表示装置47を作動させるたびに、図柄データそのものを選択することとなっている。ここで、個々の図柄データには上述のようにアドレス番号が付与されているため、図柄データ選択手段66は実際には図柄データのアドレス番号を選択することで、実質的に図柄データを選択することとなっている。
図柄データ選択手段66により選択される図柄データは、停止図柄及び停止パターンに応じて、一種類であることもあり、また、複数種類であることもある。更に、図柄データ選択手段66は、前記リーチ状態のような特別の場合に限り前記特別図柄データテーブル88から図柄データを選択することが可能であるが、この場合であっても、図柄データテーブル87から図柄データを選択することもあり、また、図柄データテーブル87及び特別図柄データテーブル88の両方から図柄データを選択することもある。
停止制御手段67については、前記第一の実施の形態と同様である。
(2−4−11)表示制御手段
表示制御手段68は、表示制御手段68は、前記図柄データ選択手段66が選択した図柄データに従って、当該図柄を左画像表示装置47a、中画像表示装置47b及び右画像表示装置47cのうちの一、二又は全てに表示させる。また、表示制御手段68は、各画像表示装置47ごとに異なる画像を表示させることが可能である。
表示制御手段68は、各リールの停止時のみならず、回転継続時においても各画像表示装置47に画像を表示させることが可能である。この場合、各リールの回転によって透過表示部43が表示窓30を通過する際に、画像表示装置47が表示する画像が透過表示部43を透して視認可能となっている。
以下、本実施の形態におけるリール装置40及び画像表示装置47の制御に関する処理手順について、図4、図5及び図16のフローチャートを参照しつつ説明する。
処理手順は、図4に示す保留球数の加算処理と、図5及び図16に示す保留球数の減算処理とに分けられる。この二つの処理は同時に並行して行われ、一方の処理で変化した保留球数は、他方の処理において影響を与えることとなっている。
(2−5−1)加算処理
加算処理については、図4に示すフローチャートに従い、前記第一の実施の形態と同様に実施される。
減算処理についても、図5のS250に示す段階までは、前記第一の実施の形態と同様に実施される。
(2−5−2−1)「当たり」の場合
判定結果が「当たり」である場合には、S260に示す段階へ進む。この段階においては、停止図柄決定手段63が、当たり乱数記憶領域72に記憶されている当たり乱数を、当たり図柄判定テーブル82と比較して、該当する当たり図柄が停止図柄として決定される。なお、このS260に示す段階に進んだ場合には、ハズレ乱数は使用されないこととなる。そして、図16のS400に示す段階へ進む。
S405に示す段階においては、選択された停止パターンが、停止図柄の一部(又は全部)を透過表示部43を透して停止表示するものであるか否かが判断される。そうである場合には、S440に示す段階へ進む。一方、そうでない場合には、S470に示す段階へ進む。
S440に示す段階においては、図柄データ選択手段66によって、特別図柄データテーブル88から図柄データを選択するか否かが判断される。判断が否定的な場合は、S450に示す段階へ進む。一方、判断が肯定的な場合は、S460に示す段階へ進む。
一方、S460に示す段階においては、図柄データ選択手段66によって、特別図柄データテーブル88から図柄データが選択される。そして、S480に示す段階へ進む。
(2−5−2−2)「ハズレ」の場合
一方、図5のS250に示す段階における判定結果が「ハズレ」である場合には、S270に示す段階へ進む。この段階においては、停止図柄決定手段63が、ハズレ乱数記憶領域73に記憶されているハズレ乱数を、ハズレ図柄判定テーブル83と比較して、該当するハズレ図柄が停止図柄として決定される。なお、このS270に示す段階に進んだ場合には当たり乱数は使用されないこととなる。そして、図16のS410に示す段階へ進む。
(2−5−2−2−1)リーチハズレ図柄の場合
S420に示す段階においては、停止パターン選択手段64が、停止乱数記憶領域74に記憶されている停止乱数を取得する。そして、この停止乱数をリーチハズレ図柄に係る停止パターンテーブル84と比較して、該当する停止パターンを選択する。そして、S425に示す段階に進む。
S440に示す段階においては、図柄データ選択手段66によって、特別図柄データテーブル88から図柄データを選択するか否かが判断される。判断が否定的な場合は、S450に示す段階へ進む。一方、判断が肯定的な場合は、S460に示す段階へ進む。
S450に示す段階においては、図柄データ選択手段66によって、図柄データテーブル87から図柄データが選択される。そして、S480に示す段階へ進む。
(2−5−2−2−2)通常ハズレ図柄の場合
S430に示す段階においては、停止パターン選択手段64が、停止乱数記憶領域74に記憶されている停止乱数を取得する。そして、この停止乱数を通常ハズレ図柄に係る停止パターンテーブル84と比較して、該当する停止パターンを選択する。そして、S435に示す段階に進む。
S435に示す段階においては、選択された停止パターンが、停止図柄の一部(又は全部)を透過表示部43を透して停止表示するものであるか否かが判断される。そうである場合には、S450に示す段階へ進む。一方、そうでない場合には、S470に示す段階へ進む。
(2−5−3)停止処理及び表示処理
(2−5−3−1)図柄データが選択されない場合
停止図柄として、当たり図柄、リーチハズレ図柄又は通常ハズレ図柄のいずれが決定された場合であっても、図柄データが選択されない場合がある。この場合は、S470に示す段階に至ることとなる。
S470に示す段階においては、停止制御手段67が、選択された停止パターンに従って、各リール装置40の停止処理を行う。停止処理が行われると、本処理は終了する。なお、本処理の終了後、ソフトウェアリセットを経て直ちに再び図5のS200に示す段階から本処理が開始されることとなる。
一方、図柄データが選択された場合には、S480に示す段階に至ることとなる。
S480に示す段階においては、停止制御手段67が、選択された停止パターンに従って、各リール装置40の停止処理を行う。そして、表示制御手段68が、選択された図柄データに従って各画像表示装置47の表示処理を行う。停止処理及び表示処理が行われると、本処理は終了する。なお、本処理の終了後、ソフトウェアリセットを経て直ちに再び図5のS200に示す段階から本処理が開始されることとなる。
(3)第三の実施の形態
以下、本発明の第三の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
第三の実施の形態においては、本発明に係る遊技装置はスロットマシン20となっている。図17は、本実施の形態に係るスロットマシン20の外観を正面図で表したものである。
このスロットマシン20正面の中央よりやや上方には、表示窓30が設けられる。この表示窓30から、3個のリール装置40、すなわち左から左リール40a、中リール40b及び右リール40cの一部が視認される。各リール装置40の円筒周面41は、周方向に沿ってほぼ21等分され、その各々が表示領域42となっている(図18参照)。各表示領域42には、「7」、「BAR」、「チェリー」等の図柄のうちの一つが描かれているか、又は、これらの図柄のいずれも転写されていない、スモーク処理のなされた透過表示部43が設けられている。各リール装置40は図17において図柄が上から下へ流れるように回転する。
このスロットマシン20にはまた、メダル投入口21、クレジットを消費することでメダルを投入したのと同様の効果を生じさせるベットボタン22a及び最大ベットボタン22b、リール装置40の回転の開始に係る遊技開始手段であるスタートレバー23、各リール装置40の停止に係るストップボタン(左から、左ストップボタン24a、中ストップボタン24b及び右ストップボタン24c)、表示窓30に所定の図柄の組合せが表示される際にメダルが払い出されるメダル払出口25、現在のクレジットを示すクレジット表示部26、当該遊技の結果払い出されるメダル枚数を示すペイアウト表示部27、及びクレジットをメダルとして払い戻す精算ボタン28が設けられる。また、表示窓30の上方には、払出役一覧が表示される表示パネル29が設けられる。
図18は、本実施の形態におけるリール装置40の構造を斜視図で示したものである。支持枠44に取り付けられたモーター45の回転軸45aに、リール枠46が取り付けられる。これにより、リール枠46は、モーター45の駆動により回転軸45aを中心に、図18中の右方視で反時計回りに回転する。なお、このモーター45はステッピングモーターにより構成されており、ステップ数によって回転制御が可能となっている。
また、リール枠46の側面には、リールテープが湾曲されて固定されることで、同リールテープが円筒周面41を形成する。円筒周面41は周方向に沿ってほぼ21等分された表示領域42を有し、各表示領域42には図柄が印刷されているか、又はスモーク処理が施され透過表示部43となっているかのいずれかであることは既述の通りである。
更に、円筒周面41の内部には、発光部48aと受光部48bを備えたセンサーユニット48が設けられている。そして、円筒周面41の1回転ごとに上記発光部48aと受光部48bとの間を通過する遮光体49bがリール枠46に設けられている。このセンサーユニット48及び遮光体49bは、円筒周面41の位置決めのために使用される。
このスロットマシン20における遊技の概要は、以下の通りである。
まず、メダル投入口21から1枚から3枚までのメダルが投入される。又は、このメダル投入の代わりに、クレジットが蓄積されている場合には、ベットボタン22a又は最大ベットボタン22bのいずれかを押圧することで、メダルが投入されたものとみなされる。メダル投入枚数が多いほど、表示窓30における入賞ラインが増加することとなり、メダルの払い出しに係る図柄の組合せ(以下、「入賞図柄」とする。)が揃う確率が高くなる。
メダル投入後、スタートレバー23が操作されると、各リール装置40は回転を開始する。
また、入賞図柄のうち特定のものが有効な入賞ライン上に揃うと、所定枚数のメダルの払い出しに加え、次回以降の遊技が、特別遊技であるレギュラーボーナス(以下、「RB」と略す。)遊技となる。このような図柄の組合せを、「RB図柄」と称する。RB遊技中は、通常の遊技中に比べ、入賞図柄が入賞ライン上に揃いやすくなっている。RB遊技は、遊技12回を消化するか、又は8回入賞するかのいずれかにより終了する。
加えて、上記BB遊技が終了すると、所定の抽選が行われ、2分の1の確率で、以降の遊技が、特定遊技であるチャレンジタイム(以下、「CT」と略す。)遊技となる。CT遊技中は、通常の遊技とは異なるリール装置40の停止制御により、いわゆる「目押し」が可能となっている。ただし、上記のRB図柄及びBB図柄並びにいわゆるリプレイ図柄(メダルの払い出しはないが、メダルの投入を要さずに次回遊技が可能となるような図柄)は揃わないようになっている。CT遊技は、所定回数の遊技を消化するか、あるいはメダルが所定枚数増加するかのいずれかにより終了する。
以下、本実施の形態におけるリール装置40及び画像表示装置47の制御に係る部分の機能を図19の機能ブロック図を参照しつつ説明する。
本実施の形態に係るスロットマシン20においては、処理手段としてのCPU60が、記憶手段としてのROM80に記録された制御プログラムを実行することで、スロットマシン20の制御を司る。これによりCPU60は乱数抽出手段61、当たり判定手段62、停止制御手段67、組合せ判別手段69、表示パターン選択手段65及び表示制御手段68として機能する。ROM80にはまた、CPU60による制御の過程で必要とされる様々な遊技情報も記録されている。この遊技情報の一部として、当たり判定テーブル81、表示パターンテーブル85、特別表示パターンテーブル86及び図柄データテーブル87が設けられている。
乱数発生手段50は、CPU60による処理とは無関係に1秒間に七百万回程度パルスを発生する発信部と、このパルスを認識して加算するカウンタとから構成される。すなわち、このカウンタに加算されていく数値が乱数値として取り扱われる。カウンタは、0から始まる数値を1ずつ加算し、16383に達すると再び数値を0に戻しそこからまた1ずつ加算する。
(3−4−2)乱数抽出手段
乱数抽出手段61は、回転開始手段としてのスタートレバー23の作動を認識して、乱数発生手段50から当該作動時における乱数値を判定乱数として抽出する。ここで、「判定乱数」とは、フラグの成立の成否の判定に用いられる乱数をいう。なお、「フラグ」とは、スロットマシン20の制御において、入賞役が成立し得るか否かを示すパラメータをいう。
当たり判定手段62は、上記乱数抽出手段61が抽出した判定乱数を、ROM80上の当たり判定テーブル81と比較して、フラグの成立の成否を判定する。ここで、当たり判定テーブル81には、0から16383までの乱数値のそれぞれが、いずれの入賞役のフラグ成立に対応するか、又は、いずれのフラグも成立しないかのいずれかの判定結果が記録されている。
(3−4−4)停止制御手段
停止制御手段67は、左ストップボタン24a、中ストップボタン24b及び右ストップボタン24cの作動を認識して、それぞれ左リール40a、中リール40b及び右リール40cを、上記フラグの成否に応じて適切な位置で停止させる手段をいう。たとえば、ある入賞役についてフラグが成立している場合には、当該入賞役をなるべく完成させられるようにいわゆる引き込み制御を行うこととなっている。それと同時に、当該入賞役以外の入賞役は完成させないようにいわゆる蹴飛ばし制御を行うこととなっている。また、いかなるフラグも成立していない場合には、いかなる入賞役をも完成させないように同様の蹴飛ばし制御を行うこととなっている。
組合せ判別手段69は、全てのリール装置40が停止した段階で、所定の入賞役が成立しているかどうかを判断する。また、全てのリール装置40が停止した段階で、表示窓30の透過表示部43が位置しているか否かを判断するとともに、その透過表示部43を用いて入賞役が成立可能か否かを判断する。
なお、本実施の形態では触れてはいないが、組合せ判別手段69は、各リール装置40のうち二つが停止した段階で、残りの一つの停止位置次第では表示窓30に入賞役が成立する可能性があるか否かを判断することとしても良い。
前記各画像表示装置47に表示される個々の図柄を表すための図柄データはROM80上の図柄データテーブル87に記録されている。この図柄データテーブル87においては、個々の図柄データにはアドレス番号が付与されており、一のアドレス番号から一の図柄データが特定されることとなっている。
(3−4−7)表示パターン選択手段
表示パターン選択手段65は、各画像表示装置47に表示される図柄の種類及びその出現順が記録された「表示パターン」を、上記組合せ判別手段69の判断に従って選択する。本実施の形態には、この表示パターンが記録されているテーブルとして、表示パターンテーブル85と特別表示パターンテーブル86とが設けられている。表示パターンテーブル85には、入賞役成立の可能性の有無にかかわらず選択される可能性のある表示パターンが記録されている。一方、特別表示パターンテーブル86には、入賞役成立の可能性がある場合にのみ選択され得る表示パターンが記録されている。また、特別表示パターンテーブル86には、入賞役の成否には無関係な、所定の演出の場合にのみ選択される表示パターンも記録されている。
表示制御手段68は、上記表示パターン選択手段65が選択した表示パターンに従って、該当する図柄データをアドレス番号によって図柄データテーブル87から取得する。そして取得した図柄データに従って左画像表示装置47a、中画像表示装置47b及び右画像表示装置47cのうちの一、二又は全てに表示させる。また、表示制御手段68は、各画像表示装置47ごとに異なる画像を表示させることが可能である。
表示制御手段68は、各リールの停止時のみならず、回転継続時においても各画像表示装置47に画像を表示させることが可能である。この場合、各リールの回転によって透過表示部43が表示窓30を通過する際に、画像表示装置47が表示する画像が透過表示部43を透して視認可能となっている。
以下、本実施の形態におけるリール装置40及び画像表示装置47の制御に関する処理手順について、図20及び図21のフローチャートを参照しつつ説明する。
処理が開始されると、まず、図20のS500に示す段階において、スタートレバー23の操作がされたか否かが判断される。されていないと判断された場合にはされたと判断されるまで本段階が繰り返される。一方、されたと判断された場合にはS510に示す段階へ進む。
S510に示す段階においては、乱数抽出手段61が、乱数発生手段50からスタートレバー23操作時の乱数値を判定乱数として抽出する。そして、S520に示す段階へ進む。
S530に示す段階においては、停止制御手段67が、左リール40a、中リール40b及び右リール40cの回転を開始させる。そして、S540に示す段階へ進む。
S540に示す段階においては、左ストップボタン24a、中ストップボタン24b及び右ストップボタン24cの全てが操作されて、左リール40a、中リール40b及び右リール40cの全てが停止しているか否かが判断される。停止していないと判断された場合は、停止していると判断されるまで本段階を繰り返す。一方、停止していると判断された場合は、S550に示す段階へ進む。
(3−5−1)図柄のみで入賞役が成立している場合
S560に示す段階においては、組合せ判別手段69が、表示窓30に透過表示部43が位置しているか否かを判別する。位置していない場合は、S590に示す段階へ進み当該入賞役に係る所定枚数のメダルの払い出し処理が行われてから、本処理を終了する。
S570に示す段階においては、表示パターン選択手段65が、特別表示パターンテーブル86から表示パターンを選択する。そして、S580に示す段階へ進む。
S580に示す段階においては、表示制御手段68が、選択した表示パターンに従って当該透過表示部43を透して画像表示装置47に画像を変動表示させた後、当該透過表示部43に、特定の演出に係る図柄を表示させる。そして、S590に示す段階へ進み当該入賞役に係る所定枚数のメダルの払い出し処理が行われてから、本処理を終了する。
S600に示す段階においては、組合せ判別手段69が、表示窓30に透過表示部43が位置しているか否かを判別する。位置していない場合は、透過表示部43を利用して入賞役を成立させることが不可能であるため、この段階で本処理を終了する。
一方、S600に示す段階において表示窓30に透過表示部43が位置していると判別された場合はS610に示す段階へ進む。
S610に示す段階においては、組合せ判別手段69が、図柄と透過表示部43との組合せで入賞役の成立が可能か否かを判別する。この判別結果が否定的である場合とは、透過表示部43を利用しても入賞役の成立が不可能である場合を意味する。この場合は、S620に示す段階へ進み、表示パターン選択手段65が、表示パターンテーブル85から表示パターンを選択する。そしてS630に示す段階へ進み、表示制御手段が、選択した表示パターンに従って画像表示装置47に画像を変動表示させ、最終的に入賞にならない図柄を表示させる。この画像表示装置47による画像の表示は、透過表示部43を透して遊技者に視認される。そして、この段階で本処理を終了する。
<1>同一入賞ライン上に同一種類の図柄2個と透過表示部43が1個、
<2>同一入賞ライン上に透過表示部43が2個と図柄1個、若しくは
<3>同一入賞ライン上に透過表示部43が3個が並んでいる場合か、又は、
<4>左リール40aに透過表示部43
が位置している場合をいう。なお、この<4>の状態は、いわゆるチェリー役(左リール40aに「チェリー」の図柄で停止すれば他のリールの図柄に関わりなく入賞)の成立の可能性を考慮したもので、上記<1>から<3>の状態において左リール40aに透過表示部43が位置しているものはこの<4>の条件にも該当するものとする。これらのいずれかに該当する場合は、図21のS700に示す段階へ進む。
S730に示す段階においては、成立可能な入賞役のフラグが成立しているか否かが判断される。成立していないと判断された場合は、図20のS630に示す段階へ進み、表示制御手段68が、選択した表示パターンに従って画像表示装置47に画像を変動表示させ、最終的に入賞にならない図柄を表示させる。この画像表示装置47による画像の表示は、透過表示部43を透して遊技者に視認される。そして、この段階で本処理を終了する。
なお、上述の処理が終了すると、ソフトウェアリセットを経て、再びS500に示す段階から処理が開始される。
11 盤面 12 特別保留ランプ
13 始動口
13a 拡大装置
14 アタッカーユニット
14a 大入賞口
15 入賞口 16 普通図柄表示装置
17 普通図柄保留ランプ 18 スルーチャッカー
19 アウト口
20 スロットマシン
21 メダル投入口
22a ベットボタン 22b 最大ベットボタン
23 スタートレバー
24a 左ストップボタン 24b 中ストップボタン
24c 右ストップボタン
25 メダル払出口 26 クレジット表示部
27 ペイアウト表示部 28 精算ボタン
29 表示パネル
30 表示窓
31 上段ライン 32 中段ライン
33 下段ライン 34 右下ライン
35 右上ライン
40 リール装置
40a 左リール 40b 中リール
40c 右リール
41 円筒周面 42 表示領域
43 透過表示部 44 支持枠
45 モーター
45a 回転軸
46 リール枠
47 画像表示装置
47a 左画像表示装置 47b 中画像表示装置
47c 右画像表示装置
47d 信号線
48 センサーユニット
48a 発光部 48b 受光部
49a スリット 49b 遮光体
50 乱数発生手段
60 CPU
61 乱数抽出手段 62 当たり判定手段
63 停止図柄決定手段
64 停止パターン選択手段 65 表示パターン選択手段
66 図柄データ選択手段 67 停止制御手段
68 表示制御手段 69 組合せ判別手段
70 RAM
71 判定乱数記憶領域 72 当たり乱数記憶領域
73 ハズレ乱数記憶領域 74 停止乱数記憶領域
80 ROM
81 当たり判定テーブル
82 当たり図柄判定テーブル
83 ハズレ図柄判定テーブル
84 停止パターンテーブル
85 表示パターンテーブル
86 特別表示パターンテーブル
87 図柄データテーブル
88 特別図柄データテーブル
Claims (1)
- モーターにより回転する円筒周面を有するとともにこの円筒周面に回転方向に沿って複数の図柄が描かれているリール装置を複数備えるとともに、
上記各リール装置の円筒周面の一部を遊技者に視認せしめる表示窓とを備えた遊技装置であって、
上記複数のリール装置のうち少なくとも一のリール装置の内部における前記表示窓に対応する部位には当該リール装置の円筒周面内面に近接して画像を外方に向かって表示する画像表示装置が設けられるとともに、
当該リール装置の円筒周面には少なくとも一の透過表示部が設けられ、
前記画像表示装置が表示する画像が上記透過表示部を透して前記表示窓から遊技者に視認され、
前記画像表示装置は、前記遊技装置内に設けられた支持枠に固定して設けられているとともに、前記遊技装置内には制御基板が設けられ、
前記画像表示装置に接続される信号線は、前記支持枠を経由して前記制御基板に至ることを特徴とする遊技装置。
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