JP2011054624A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2011054624A
JP2011054624A JP2009199926A JP2009199926A JP2011054624A JP 2011054624 A JP2011054624 A JP 2011054624A JP 2009199926 A JP2009199926 A JP 2009199926A JP 2009199926 A JP2009199926 A JP 2009199926A JP 2011054624 A JP2011054624 A JP 2011054624A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
semiconductor
silicon substrate
forming
aluminum
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009199926A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiji Mita
恵司 三田
Hiroyuki Sakai
浩之 酒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
System Solutions Co Ltd
On Semiconductor Niigata Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Semiconductor Co Ltd
Sanyo Semiconductor Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd, Sanyo Semiconductor Co Ltd, Sanyo Semiconductor Manufacturing Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP2009199926A priority Critical patent/JP2011054624A/ja
Publication of JP2011054624A publication Critical patent/JP2011054624A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Electrodes Of Semiconductors (AREA)
  • Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)

Abstract

【課題】従来の半導体装置では、基板裏面側のプラズマ処理により、基板表面側の電極が変色し、SiN膜がプラズマ処理されてしまう問題があった。
【解決手段】本発明の半導体装置では、シリコン基板2の裏面側に裏面電極13を配置し、その裏面電極13を構成するAl層14は、シリコン基板2上に直接配置される。そして、Al層14は、シリコン基板2とAlスパイクを形成することで、シリコン基板2と裏面電極13との接着性が向上される。この構造により、シリコン基板2へのプラズマ処理が不要となり、シリコン基板2の表面側のパッド電極12が変色し、ジャケット膜10がプラズマ処理されることを防止できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、裏面電極の接着性を向上させる半導体装置及びその製造方法に関する。
従来の半導体装置の製造方法の一実施例として、図6(A)〜図6(C)に示す製造方法が知られている。図6(A)〜図6(C)は、従来の半導体装置の製造方法を説明する断面図である。
先ず、図6(A)に示す如く、N型のシリコン基板(半導体ウエハ)31を準備し、シリコン基板31上面にN型のエピタキシャル層32を形成する。そして、エピタキシャル層32には、ベース領域としてのP型の拡散層33、エミッタ領域としてのN型の拡散層34等を形成し、NPNトランジスタを形成する。その後、エピタキシャル層32上面に絶縁層35を形成し、絶縁層35に形成されたコンタクトホールを介してベース電極36、エミッタ電極37を形成する。
次に、図6(B)に示す如く、バックグラインド工程にて、シリコン基板31をその裏面側から研削し、シリコン基板31を所望の膜厚とする。そして、例えば、フッ酸と硝酸の混合液から成るエッチャントを用い、シリコン基板31の裏面側をウエットエッチングする。その後、CFガスまたはCF+Oガスの雰囲気中にてプラズマ処理を行い、シリコン基板31の裏面側に凹凸を形成する。
次に、図6(C)に示す如く、シリコン基板31の裏面側からTi層、Ni層、Au層またはAg層を積層し、裏面電極38を形成する。尚、裏面電極38はNPNトランジスタのコレクタ電極として用いられる。最後に、シリコン基板(半導体ウエハ)31をスクライブラインに沿って切断し、個々の半導体チップが形成される(例えば、特許文献1参照。)。
特開平9−251965号公報(第2−3頁、第1−2図)
従来の半導体装置の製造方法では、バックグラインド工程にてシリコン基板31が所望の膜厚となるように研削する。そして、バックグラインド工程でのシリコン基板31のダメージやシリコン屑等を除去するため、シリコン基板31の裏面側をウエットエッチングする。この工程により、シリコン基板31の裏面側ではバックグラインド工程時の凹凸が除去され、鏡面に近い状態となる。そして、この状態のシリコン基板31の裏面側に裏面電極38を形成すると、裏面電極38とシリコン基板31との接着性が悪く、剥離し易いという問題が発生する。そこで、ウエットエッチング後、シリコン基板31の裏面側にプラズマ処理を行うことで、シリコン基板31の裏面側に再び凹凸を形成し、裏面電極38との接着性を向上させる。尚、バックグラインド工程後、ウエットエッチングを行うことなく裏面電極38を形成する場合もある。この場合においても、バックグラインド工程時の凹凸は小さく、裏面電極38が剥離し易いという問題が発生する。
ここで、プラズマ処理は、CFガス等のフロン系ガスの雰囲気中にて行われる。そして、特に、シリコン基板31の厚みを薄くする製造方法の場合には、プラズマ処理装置内にシリコン基板(半導体ウエハ)31を固定する際に、シリコン基板(半導体ウエハ)31が歪み易く、前述した雰囲気ガスが歪んだ領域からシリコン基板31の表面側へと回り込んでしまう。その結果、回り込んだ雰囲気ガスにより、シリコン基板31表面側の電極36、37が変色する問題が発生する。更に、絶縁層35の表面に半導体チップの耐湿性を向上させるSiN膜を用いる場合には、シリコン基板31の表面側まで雰囲気ガスが回り込むことで、SiN膜がプラズマ処理されてしまう問題が発生する。
また、プラズマ処理に用いられるCFガス等のフロン系ガスは、地球温暖化の原因物質として注目されており、そもそもその使用自体を控えたいという要望がある。
上述した各事情に鑑みて成されたものであり、本発明の半導体装置は、半導体層の一主面側に形成される絶縁層と、前記絶縁層上に形成され、前記半導体層に形成される半導体素子と電気的に接続する配線層と、前記配線層を被覆し、前記絶縁層上に形成される耐湿層と、前記耐湿層に形成された開口領域から前記配線層の一部が露出し形成される電極と、前記半導体層の他の主面側に形成される裏面電極とを有し、前記裏面電極を構成し、前記半導体層と直接接続するアルミ層は、前記半導体層と反応し、アルミスパイクを形成することを特徴とする。
また、本発明の半導体装置の製造方法は、半導体層に半導体素子を形成し、前記半導体層の一主面上に絶縁層を形成し、前記絶縁層上に前記半導体素子と電気的に接続する配線層を形成する工程と、前記配線層を被覆するように前記絶縁層上に耐湿層を形成し、前記耐湿層に開口領域を形成し、前記開口領域から前記配線層の一部を露出させ電極を形成する工程と、前記半導体層の他の主面側から研削した後、前記半導体層の研削面にプラズマ処理を行うことなく、前記半導体層の他の主面側に裏面電極を構成するアルミ層を形成し、前記半導体層に熱処理を加え、前記半導体層と前記アルミ層とを化学反応させアルミスパイクを形成する工程とを有することを特徴とする。
本発明では、裏面電極を構成するAl層がシリコン基板とAlスパイクを形成することで、裏面電極の接着性が向上される。
また、本発明では、裏面電極が多層の金属層から成り、その金属層の相互間の金属反応が抑制されることで、裏面電極の品質劣化が防止される。
また、本発明では、裏面電極のAl層とCr層間にアルミナ層が配置されることで、Cu層のCuがAl層へと拡散することを更に防止できる。
また、本発明では、熱処理によりAlスパイクを形成し、シリコン基板と裏面電極との接着性を向上させることで、フロン系ガスを用いたプラズマ処理を省略できる。
また、本発明では、フロン系ガスを用いたプラズマ処理を省略することで、地球温暖化対策が実現される。
また、本発明では、Alスパイクを形成した後、シリコン基板の温度を低下させることで、裏面電極での合金層化を防止できる。
また、本発明では、裏面電極を形成する際の作業温度を低くすることで、裏面電極での合金層化を防止できる。
本発明の実施の形態における半導体装置を説明する(A)断面図、(B)断面図である。 本発明の実施の形態における半導体装置を説明する断面図である。 本発明の実施の形態における半導体装置の製造方法を説明する断面図である。 本発明の実施の形態における半導体装置の製造方法を説明する断面図である。 本発明の実施の形態における半導体装置の製造方法を説明する断面図である。 従来の実施の形態における半導体装置の製造方法を説明する(A)断面図、(B)断面図、(C)断面図である。
以下に、本発明の実施の形態である半導体装置について説明する。図1(A)及び(B)は、半導体装置を説明する断面図である。図2は、半導体装置を説明する断面図である。尚、半導体装置1は、デスクリート型の半導体チップの場合でも、IC(Integrated Circuit)型の半導体チップの場合でも良い。また、半導体装置1は、WLP(Wafer Level Package)構造の場合でも良い。
図1(A)に示す如く、シリコン基板2の表面側には、絶縁処理用の絶縁層3が形成される。図示していないが、シリコン基板2には拡散領域によりトランジスタ等の半導体素子が形成される。また、絶縁層3としては、例えば、シリコン酸化膜、NSG(Nondoped Silicate Glass)膜、BPSG(Boron Phospho Silicate Glass)膜等の少なくとも1層が選択される。尚、シリコン基板2としては、単結晶基板でなるもの、単結晶基板上にエピタキシャル層が形成されるものが考えられる。また、シリコン基板2の代わりに、化合物半導体基板であってもよい。
配線層4が、絶縁層3に形成されたコンタクトホール5を介して前述した半導体素子と電気的に接続する。配線層4は、3層構造から成り、バリアメタル膜上に金属膜が形成され、その金属膜上に反射防止膜が形成される。そして、バリアメタル膜は、例えば、チタン(Ti)やチタンナイトライド(TiN)等の高融点金属から成る。また、金属膜は、例えば、アルミニウム(Al)膜やアルミニウム−シリコン−銅(Al−Si−Cu)膜等のAlを主体とする合金膜から成る。また、反射防止膜は、例えば、TiN、チタンタングステン(TiW)等の高融点金属から成る。そして、配線層4の膜厚は、例えば、0.4〜3.0μmである。尚、配線層4は、銅を主材料として形成される場合でも良い。
シールリング層6が、半導体装置1の外周領域に形成される。シールリング層5は、半導体ウエハ(図示せず)から個々の半導体装置1へと個片化する際に、絶縁層3へのクラックや絶縁層の捲き上がりの進行を防止する。尚、図示したように、多層配線層構造の場合には、シーリング層6も多層構造となる。
絶縁層7が、配線層4を被覆するように絶縁層3上に形成される。そして、配線層8が、絶縁層7上面にパターン配置される。配線層8は、絶縁層7に形成されたコンタクトホール9を介して配線層4と電気的に接続する。尚、絶縁層7や配線層8を構成する材料は、それぞれ絶縁層3や配線層4と同様である。
ジャケット層10が、絶縁層7上に形成される。ジャケット層10はSiN膜により形成され、絶縁層3、7内への水分の浸入を防止し、配線層4、8等の腐食を防止する。そして、開口領域11が、配線層8上のジャケット層10に形成され、開口領域11から露出する配線層8の一部がパッド電極12として用いられる。
裏面電極13が、シリコン基板2の裏面側に形成される。裏面電極13は、シリコン基板2の裏面側からAl層14、Cr層15、Cu層16及びAu層17が積層して形成される。そして、前述した金属層14〜17は、例えば、蒸着法やスパッタリング法により形成され、Al層14は1000Å程度、Cr層15は400Å程度、Cu層16は8000Å程度、Au層17は600Å程度の膜厚を有する。
次に、図1(B)では、シリコン基板2と裏面電極13との接続領域の拡大断面図を示す。シリコン基板2の裏面には、Al層14がシリコン基板2と直接接続して形成される。詳細は製造方法の説明にて記載するが、シリコン基板2の裏面上に直接Al層14を形成し、300℃〜500℃の熱処理を加え、シリコン基板2とAl層14とを反応させる。この反応により、丸印18にて示すように、シリコン基板2側にはシリコンがAl層14に溶解することによりAlスパイクが形成される。その結果、シリコン基板2の裏面側は、ウエットエッチング処理により鏡面に近い状態、あるいはバックグラインド時の凹凸が若干残る状態となっているが、Alスパイクの形成によりシリコン基板2とAl層14との強固な接着性が実現される。更に、このAlスパイクの領域は、SiとAlとの合金化領域となり、自然酸化膜も存在することなく、良好な電気的接触が実現され、低抵抗化が図られる。
この構造により、シリコン基板2の裏面側にCFガス等のフロン系ガスを用いたプラズマ処理を行うことなく、シリコン基板2とAl層14との強固な接着性が実現される。そして、フロン系ガスがシリコン基板2の表面側へと回り込むこともなく、パッド電極12が変色することもなく、また、ジャケット膜10がプラズマ処理されてしまうこともない。更に、フロン系ガスの使用を控えることで、地球温暖化対策も実現できる。
次に、シリコン基板2の裏面側では、Al層14上面にCr層15、Cu層16及びAu層17が順次積層される。このとき、それぞれの金属層15〜17を堆積する際の作業温度を220℃以下にて行うことで、それぞれの金属層14〜17間相互の金属反応を抑制し、裏面電極13の多層の金属層構造を維持する。この構造により、裏面電極13が変色し、その耐湿性、電気的特性が劣化することを防止する。
例えば、Cu層16のCuが、Au層17へと拡散し、Au層17内のAuとCuとが金属反応し合金層となることを防止する。Cuが裏面電極13の表面に現れることで裏面電極13表面が酸化し、その耐湿性、電気的特性や接着性が劣化するからである。
また、Cr層15はバリア層として用いられ、Al層14とCu層16との間にCr層15を配置することで、Al層14内にCuが拡散することを防止する。
次に、図2では、裏面電極19のその他の構造を示す。尚、図2では、図1(A)及び(B)に示す構成部材と同一の部材には同一の符番を付し、重複した説明を省略する。
図示したように、シリコン基板2の裏面には、例えば、500Å程度のAl層20がシリコン基板2と直接接続して形成される。そして、ベーク炉にて300℃〜500℃の熱処理を1時間程度加え、シリコン基板2とAl層20とを反応させる。この反応により、丸印21にて示すように、シリコン基板2側には、シリコンがAl層14に溶解することによりAlスパイクが形成される。その後、Al層20上にAl層22(500Å程度)、Cr層15、Cu層16及びAu層17が、順次積層して形成され、裏面電極19が形成される。
図2に示す裏面電極19では、Al層20を形成した後にベーク炉にて熱処理を行うことで、点線23で示すようにAl層20、22間に薄いアルミナ層が形成される。しかしながら、Al層20、22は同一材料であり、その間にアルミナ層が介在しても両者の接着性を大幅に悪化させることもない。
尚、裏面電極19においても、裏面電極13と同様に、前述したシリコン基板2とAl層20との接着性向上や両者の良好な電気的接触、地球温暖化対策等の効果を得ることができる。
次に、本発明の実施の形態である半導体装置の製造方法について、図3〜図5を参照し説明する。図3〜図5は、本実施の形態における半導体装置の製造方法を説明する断面図である。尚、本実施の形態では、図1(A)に示す構造の製造方法を説明するため、同一の構成部材には同一の符番を付している。
先ず、図3に示す如く、シリコン基板(ウエハ)2を準備する。そして、シリコン基板2(エピタキシャル層が形成されている場合には、エピタキシャル層も含む)に拡散領域を形成し、半導体素子を形成する。その後、シリコン基板2の表面側に絶縁層3を形成する。尚、絶縁層3としては、シリコン酸化膜、NSG膜、BPSG膜等の少なくとも1層が選択される。
次に、シリコン基板2上に、例えば、蒸着法により、バリアメタル膜、金属膜及び反射防止膜を積層する。その後、前述したバリアメタル膜、金属膜及び反射防止膜をパターニングし、配線層4及びシールリング層6を形成する。次に、絶縁層3上に絶縁層7を形成する。配線層4の形成工程と同様に、絶縁層7上に配線層8を形成する。尚、絶縁層7と配線層8は、それぞれ絶縁層3と配線層4と同一材料から成る。
次に、絶縁層7上面にジャケット層10を形成する。ジャケット層10としては、例えば、シリコン窒化膜を3000〜10000Å程度堆積する。その後、ジャケット層10をパターニングし、配線層8上に開口領域11を形成する。そして、開口領域11から露出する配線層8の一部がパッド電極12として用いられる。
次に、図4に示す如く、バックグラインド工程にてシリコン基板(半導体ウエハ)2を薄膜化する。具体的には、バックグラインド装置(図示せず)のテーブル上へ設置されたシリコン基板2の裏面側に処理水を供給しながら、バックグラインド用砥石(図示せず)を回転させ、シリコン基板を研削する。そして、シリコン基板2の厚みは、例えば、450μm程度から150〜200μm程度となる。その後、例えば、フッ酸と硝酸の混合液から成るエッチャントを用い、シリコン基板2の裏面側をウエットエッチングし、バックグラインド工程時のダメージを除去する。そして、このウエットエッチングにより、シリコン基板2の裏面側は鏡面に近い状態、あるいはバックグラインド時の凹凸が若干残る状態となる。
次に、ウエットエッチング処理が成されたシリコン基板2の裏面側にプラズマ処理を行うことなく、シリコン基板2を蒸着装置(真空薄膜形成装置)内に配置する。蒸着装置内にて、シリコン基板2が300℃〜500℃まで加熱されるように熱処理を行い、シリコン基板2の裏面側にAl層14を形成する。そして、Al層14の堆積中あるいは堆積後に作業領域内の加熱を停止し、シリコン基板2を蒸着装置内に放置することで、シリコン基板2とAl層14とを反応させる。この反応により、図1(B)の丸印18にて示すように、シリコン基板2側にはAlスパイクが形成される。
次に、図5に示す如く、蒸着装置内にてシリコン基板2の温度が200℃以下になるまで冷却した後、シリコン基板2のAl層14上面にCr層15、Cu層16及びAu層17を順次堆積し、裏面電極13を形成する。このとき、堆積作業時の温度を220℃以下にて、前述した金属層15〜17を堆積することで、金属層14〜17間相互の合金化を防止できる。
最後に、シリコン基板(半導体ウエハ)2のスクライブ領域を切断し、個片化し、半導体装置1が完成する。
尚、本実施の形態では、シリコン基板(半導体ウエハ)をバックグラインド工程にて研削し薄くする場合について説明したが、この場合に限定するものではない。例えば、シリコン基板(半導体ウエハ)を準備された状態の膜厚にて使用し、その裏面側に裏面電極を形成する場合にも、前述した本願発明のAlスパイク構造を用いることで、同様な効果を得ることができる。
また、本実施の形態では、蒸着装置内にてシリコン基板(半導体ウエハ)2を加熱し、Alスパイクを形成する場合について説明したが、この場合に限定するものではない。例えば、シリコン基板(半導体ウエハ)2の裏面側にAl層14を形成した後、蒸着装置からシリコン基板2を取り出し、シリコン基板2をベーク炉内に配置する。そして、ベーク炉にてシリコン基板2に300℃〜500℃の熱処理を1時間程度加え、Alスパイクを形成する場合でも良い。
また、本実施の形態では、バックグラインド工程後にその研削面に対しウエットエッチングを行う場合について説明したが、この場合に限定するものではない。例えば、バックグラインド工程後にその研削面に対して直接Al層14を形成する場合でも良い。この場合には、Alスパイク及びバックグラインド時の凹凸によりAl層14とシリコン基板2との接着性が向上される。その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の変更が可能である。
1 半導体装置
2 シリコン基板
10 ジャケット膜
13 裏面電極
14 Al層
15 Cr層
16 Cu層
17 Au層

Claims (8)

  1. 半導体層の一主面側に形成される絶縁層と、
    前記絶縁層上に形成され、前記半導体層に形成される半導体素子と電気的に接続する配線層と、
    前記配線層を被覆し、前記絶縁層上に形成される耐湿層と、
    前記耐湿層に形成された開口領域から前記配線層の一部が露出し形成される電極と、
    前記半導体層の他の主面側に形成される裏面電極とを有し、
    前記裏面電極を構成し、前記半導体層と直接接続するアルミ層は、前記半導体層と反応し、アルミスパイクを形成することを特徴とする半導体装置。
  2. 前記裏面電極は、前記アルミ層上にクロム層、銅層及び金層が積層した多層構造であることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記半導体層の他の主面は、ウエットエッチング処理された面であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の半導体装置。
  4. 半導体層に半導体素子を形成し、前記半導体層の一主面上に絶縁層を形成し、前記絶縁層上に前記半導体素子と電気的に接続する配線層を形成する工程と、
    前記配線層を被覆するように前記絶縁層上に耐湿層を形成し、前記耐湿層に開口領域を形成し、前記開口領域から前記配線層の一部を露出させ電極を形成する工程と、
    前記半導体層の他の主面側から研削した後、前記半導体層の研削面にプラズマ処理を行うことなく、前記半導体層の他の主面側に裏面電極を構成するアルミ層を形成し、前記半導体層に熱処理を加え、前記半導体層と前記アルミ層とを反応させアルミスパイクを形成する工程とを有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 前記アルミスパイクを形成する工程では、真空薄膜形成装置内にて300℃〜500℃の前記熱処理を加えることを特徴とする請求項4に記載の半導体装置の製造方法。
  6. 前記アルミスパイクを形成する工程では、ベーク炉にて300℃〜500℃の前記熱処理を加えることを特徴とする請求項4に記載の半導体装置の製造方法。
  7. 前記アルミ層上にクロム層、銅層及び金層を積層し前記裏面電極を形成する工程は、前記熱処理により上昇した前記半導体層の温度が、前記アルミ層、前記クロム層、前記銅層及び前記金層が相互に金属反応しない温度まで低下した後に行われることを特徴とする請求項4から請求項6のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
  8. 前記アルミ層上にクロム層、銅層及び金層を積層し前記裏面電極を形成する工程は、220℃以下の作業温度にて行われることを特徴とする請求項7に記載の半導体装置の製造方法。
JP2009199926A 2009-08-31 2009-08-31 半導体装置及びその製造方法 Pending JP2011054624A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009199926A JP2011054624A (ja) 2009-08-31 2009-08-31 半導体装置及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009199926A JP2011054624A (ja) 2009-08-31 2009-08-31 半導体装置及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011054624A true JP2011054624A (ja) 2011-03-17

Family

ID=43943373

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009199926A Pending JP2011054624A (ja) 2009-08-31 2009-08-31 半導体装置及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2011054624A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112053936A (zh) * 2020-09-22 2020-12-08 广州粤芯半导体技术有限公司 晶圆背面粗糙化控制方法以及功率器件制造方法

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01318236A (ja) * 1988-06-17 1989-12-22 Sanyo Electric Co Ltd 半導体装置
JPH10163467A (ja) * 1996-11-27 1998-06-19 Hitachi Ltd 半導体装置及び電極形成方法
JPH10242075A (ja) * 1997-02-28 1998-09-11 Ricoh Co Ltd 半導体装置の製造方法
JP2004303755A (ja) * 2003-03-28 2004-10-28 Renesas Technology Corp 半導体装置の製造方法および半導体装置
JP2006156910A (ja) * 2004-12-01 2006-06-15 Denso Corp 半導体装置
JP2007335431A (ja) * 2006-06-12 2007-12-27 Toyota Motor Corp 半導体装置とその製造方法
WO2009122486A1 (ja) * 2008-03-31 2009-10-08 三菱電機株式会社 半導体装置

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01318236A (ja) * 1988-06-17 1989-12-22 Sanyo Electric Co Ltd 半導体装置
JPH10163467A (ja) * 1996-11-27 1998-06-19 Hitachi Ltd 半導体装置及び電極形成方法
JPH10242075A (ja) * 1997-02-28 1998-09-11 Ricoh Co Ltd 半導体装置の製造方法
JP2004303755A (ja) * 2003-03-28 2004-10-28 Renesas Technology Corp 半導体装置の製造方法および半導体装置
JP2006156910A (ja) * 2004-12-01 2006-06-15 Denso Corp 半導体装置
JP2007335431A (ja) * 2006-06-12 2007-12-27 Toyota Motor Corp 半導体装置とその製造方法
WO2009122486A1 (ja) * 2008-03-31 2009-10-08 三菱電機株式会社 半導体装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112053936A (zh) * 2020-09-22 2020-12-08 广州粤芯半导体技术有限公司 晶圆背面粗糙化控制方法以及功率器件制造方法
CN112053936B (zh) * 2020-09-22 2024-06-11 粤芯半导体技术股份有限公司 晶圆背面粗糙化控制方法以及功率器件制造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4690485B2 (ja) 半導体素子の製造方法
JP4815905B2 (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP3871607B2 (ja) 半導体素子およびその製造方法
JP5621334B2 (ja) 半導体装置および半導体装置の製造方法
US20030102526A1 (en) Backside metallization on sides of microelectronic dice for effective thermal contact with heat dissipation devices
US20100267175A1 (en) Manufacturing method of semiconductor device
CN105336718B (zh) 源极向下半导体器件及其制造方法
JP2008053291A (ja) SiC半導体素子およびその製造方法
JP3676185B2 (ja) 半導体装置
JP5609981B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP5593619B2 (ja) ショットキーバリアダイオードとその製造方法
JP4861072B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
JPH06252091A (ja) 半導体装置およびその製造方法
CN106575610B (zh) 碳化硅半导体装置的制造方法以及碳化硅半导体装置
JP2011054624A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JPH08172062A (ja) 半導体ウエハ及び半導体ウエハの製造方法
JP3208319B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JPH06177200A (ja) 半導体集積回路装置の形成方法
JPH08255769A (ja) 半導体装置の製造方法
JPH07153716A (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP3168400B2 (ja) 半導体装置および半導体装置の製造方法
JP2007266347A (ja) 半導体装置の製造方法
JPS61156872A (ja) 半導体装置
KR100883864B1 (ko) 반도체 소자의 제조 방법
JP2018049927A (ja) 炭化珪素半導体装置およびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20110324

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20110613

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120723

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20130218

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130408

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131025

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131029

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20140325