JP2004303755A - 半導体装置の製造方法および半導体装置 - Google Patents

半導体装置の製造方法および半導体装置 Download PDF

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章浩 中原
Masahito Mitsui
昌仁 三井
Kenji Kobayashi
健治 小林
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Abstract

【課題】ショットキバリアダイオードの低容量化および高順方向電流化を同時に満たすことのできる技術を提供する。
【解決手段】p型の導電型を有する半導体基板1上に所定の膜厚および所定の不純物濃度でp型の導電型を有するエピタキシャル層2を形成し、エピタキシャル層2上に表面保護膜5を形成した後、表面保護膜5にエピタキシャル層2に達する開口部6を形成する。次いで、開口部6の底部にてエピタキシャル層2の表面にp型の導電型を有する不純物の導入によってp型半導体層7を形成した後、W膜からなり開口部6の底部でp型半導体層7と接触する金属膜8とAl膜からなる金属膜9を用いて金属電極10を形成する。
【選択図】 図10

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体装置の製造技術および半導体装置に関し、特に、ダイオード素子を有する半導体装置の製造に適用して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ショットキバリアダイオードは、たとえば携帯電話などの通信機器、ETC(Electronic Toll Collection)車載器およびBluetoothなどにおいて検波用として用いられている。また、ETC車載器は、ETCゲートから発信される情報信号(5.8GHzの搬送波で変調された信号)を受信してETCゲートへ車の情報信号を返信するパッシブ方式と、ETCゲートに車載器から情報信号を発信してETCゲートからの情報信号を受信するアクティブ方式との2仕様が主となっている。
【0003】
上記パッシブ方式のETC車載器においては、ETCゲートから発信される情報信号の受信回路に検波用としてショットキバリアダイオードが使用されている。この場合、検波用ショットキバリアダイオードは0Vバイアス状態での検波動作を行う必要がある。また、この検波用ショットキバリアダイオードが動作する周波数帯は5.8GHzの高周波数帯であり、低入力(−40dBm程度)時において1mV程度の検波出力の確保が求められる。そのため、検波用ショットキバリアダイオードには、低容量および高順方向電流の2点が求められる。
【0004】
ショットキバリアダイオードの製造技術としては、たとえばn型Si(シリコン)基板上に低濃度のn型エピタキシャル層を形成し、そのn型エピタキシャル層の表面に環状のp型ガードリング層を形成し、n型エピタキシャル層内部においてp型ガードリング層の内側にn型高濃度層を形成することにより、逆方向電流を増加させず、また耐圧を低下させることなく順方向電圧を小さくすることのできる技術がある(たとえば、特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開平8−64845号公報(第3−4頁、第1図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明者らは、ショットキバリアダイオードを低容量化および高順方向電流化することのできる技術について検討しており、その中で以下のような課題が存在することを見出した。
【0007】
たとえば、n型Si基板上に形成されたショットキバリアダイオードにおいては、n型Si基板上に形成されたn型エピタキシャル層の厚さおよび不純物濃度を固定とすると、ショットキバリアダイオードの容量は、n型エピタキシャル層とショットキ接合する金属電極の接合面積に比例し、順方向電流もその接合面積に比例する。そのため、ショットキバリアダイオードの低容量化および高順方向電流化を同時に満たすことが困難になっている。
【0008】
ショットキバリアダイオードは、Siと金属電極との仕事関数の差によって整流特性を得ており、その仕事関数差、エピタキシャル層とショットキ接合する金属電極の接合面積、エピタキシャル層の不純物濃度およびエピタキシャル層の厚さを調節することによって、ある程度はショットキバリアダイオードの低容量化および高順方向電流化を同時に満たすことが可能となる。しかしながら、容量値を固定する場合には、金属電極の接合面積、エピタキシャル層の不純物濃度およびエピタキシャル層の厚さを固定することになり、それに伴って順方向電流値も固定となってしまう。
【0009】
ここで、ショットキバリアダイオードの順方向電流値特性を調整できる項目は、仕事関数差となる。仕事関数差は金属電極の材料(たとえばTi(チタン)、Mo(モリブデン)またはW(タングステン)など)によって決定される。たとえばp型のSi基板上を用い、0Vバイアス状態での検波動作を行う検波用ショットキバリアダイオードを形成する場合、その検波用ショットキバリアダイオードの特性を得るためには、p型のSi基板に対して十分に仕事関数の低い金属を金属電極の材料として用いる必要がある。そのため、金属電極の材料としては、Ti、MoおよびWなどに比べて仕事関数が小さく、Siとの仕事関数差が大きい金属を用いる手段が考えられる。このような金属としては、たとえばAl(アルミニウム)およびPd(パラジウム)がある。
【0010】
しかしながら、上記金属電極としてAlを用いた場合には、Al原子がSi原子より小さいことから、金属電極となるAl膜とSi基板との間でシリサイド層を形成しようとするとAl原子がSi原子間に入り込んでしまい、均一なシリサイド層の形成が困難になる。このシリサイド層の形成により、金属電極とSi基板との仕事関数差が生み出され、ショットキバリアダイオードの順方向電流値特性が決定されることから、シリサイド層が均一に形成できないことによって所望の順方向電流値特性のショットキバリアダイオードが形成できなくなってしまう問題がある。また、Al膜とSi基板との反応速度が早いことからAlがSi基板方向にスパイクしてしまい、所望の順方向電流値特性のショットキバリアダイオードが形成できなくなってしまう問題もある。
【0011】
一方、Pdは、たとえばスパッタリング法で成膜した後に縮む方向の応力が大きく、酸化シリコン膜との反応が少ない金属である。このようなPdを上記金属電極の材料として用いた場合には、金属電極とSi基板との接合部に接している酸化シリコン膜の端部に大きな応力が働く。そのため、その酸化シリコン膜の端部にクラックが発生し、逆方向電流が増大してしまう。つまり、ショットキバリアダイオードの高順方向電流化を達成できなくなってしまう問題がある。
【0012】
本発明の目的は、ショットキバリアダイオードの低容量化および高順方向電流化を同時に満たすことのできる技術を提供することにある。
【0013】
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
【0015】
すなわち、本発明は、以下の工程を含む。
(a)第1導電型のシリコンからなる半導体基板上に第1導電型の不純物を含むエピタキシャル層を形成する工程と、
(b)前記エピタキシャル層上に第1絶縁膜を形成する工程と、
(c)前記第1絶縁膜に前記エピタキシャル層に達する開口部を形成する工程と、
(d)前記開口部から第1導電型の不純物を前記エピタキシャル層に導入し、前記開口部の底部にて前記エピタキシャル層の表面に第1導電型の第1半導体層を形成する工程と、
(e)前記第1半導体層の存在下で、前記開口部の内部を含む前記第1絶縁膜上に金属膜を成膜し、前記金属膜をパターニングすることによって金属電極を形成する工程。
【0016】
また、本発明は、以下の(a)〜(e)を含む。
(a)第1導電型の半導体基板上に形成され第1導電型の不純物を含むエピタキシャル層と、
(b)前記エピタキシャル層上に形成された第1絶縁膜と、
(c)前記第1絶縁膜に形成され前記エピタキシャル層に達する開口部と、
(d)前記開口部の底部にて前記エピタキシャル層の表面に形成された第1導電型の第1半導体層と、
(e)前記開口部の内部を含む前記第1絶縁膜上にてパターニングされた金属膜からなり、前記開口部の底部にて前記第1半導体層と接触する金属電極。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の機能を有する部材には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
【0018】
また、以下の実施の形態においては、平面図であっても部材の構成をわかりやすくするためにハッチングを付す場合がある。
【0019】
(実施の形態1)
本実施の形態1の半導体装置であるショットキバリアダイオードの製造工程について図1〜図14を用いて説明する。
【0020】
まず、図1に示すように、p型(第1導電型)の導電型を有する不純物(たとえばB(ホウ素))が高濃度(1×1020個/cm程度)にドーピングされた厚さ数百μmのp型シリコンからなる半導体基板1を用意する。続いて、気相成長法を用いて半導体基板1上にp型の導電型を有するエピタキシャル層2を形成する。このエピタキシャル層2の膜厚、エピタキシャル層2に含まれるp型の導電型を有する不純物の濃度および後述するカソード電極とエピタキシャル層2との接触面積を所定の値に固定することにより、本実施の形態1のショットキバリアダイオードの容量値を固定することができる。また、エピタキシャル層2の膜厚、エピタキシャル層2に含まれるp型の導電型を有する不純物の濃度およびカソード電極とエピタキシャル層2との接触面積を適当な値に設定することにより、本実施の形態1のショットキバリアダイオードの容量値を低化させることができる。ここで、本実施の形態においては、エピタキシャル層2の膜厚は2〜3μm程度とし、エピタキシャル層2に含まれるp型の導電型を有する不純物の濃度は1×1017個/cm程度とすることを例示できる。
【0021】
次に、熱酸化法を用いてエピタキシャル層2の表面に膜厚100nm程度の酸化シリコン膜3を形成する。続いて、CVD(Chemical Vapor Deposition)法を用いてその酸化シリコン膜3上に膜厚2400nm程度のPSG(Phospho Silicate Glass)膜4を堆積することにより、酸化シリコン膜3およびPSG膜4からなる表面保護膜(第1絶縁膜)5を形成する。
【0022】
次に、図2に示すように、フォトリソグラフィ技術によりパターニングされたフォトレジスト膜(図示は省略)をマスクとして表面保護膜5をエッチングし、エピタキシャル層2に達する開口部6を形成する。この開口部6の底面積が後述するカソード電極とエピタキシャル層との接触面積となるものであり、前述したように、この接触面積を適当な値に設定することにより、本実施の形態1のショットキバリアダイオードを低容量化することが可能となる。また、開口部6の底面積は所定の値で固定するものであり、直径5〜15μm程度の平面円形とすることを例示できる。
【0023】
次に、図3に示すように、開口部6の内部を含む表面保護膜5上の全面に、たとえば膜厚30nm程度の酸化シリコン膜7Aを堆積する。次いで、図4に示すように、表面保護膜5をマスクとしてエピタキシャル層2にp型の導電型を有する不純物、たとえばBF(二フッ化ホウ素)またはB(ホウ素)を導入することにより、エピタキシャル層2の表面にp型半導体層(第1半導体層)7を形成する。この時、導入する不純物の量が多すぎる(たとえば1×1015個/cm程度)と、後の工程において開口部6内に形成される表面電極とエピタキシャル層2(p型半導体層7)とがショットキー接触ではなくオーミック接合になってしまう不具合が懸念される。そこで、本実施の形態1では、ショットキー接触とするために不純物の導入量は、1×1011個/cm〜1×1014個/cm程度とすることを例示できる。
【0024】
p型半導体層7の形成後、図5および図6に示すように、酸化シリコン膜7Aを除去する。なお、図6は、図5中のA−A線に沿った断面図である。本実施の形態1においては、図5に示すように、平面において表面保護膜5とp型半導体層7とが重なる領域(第1領域)OLAが形成される。
【0025】
次に、図7に示すように、開口部6内を含む表面保護膜5上に金属膜(第1金属膜)8を形成する。この金属膜8としては、たとえばCVD法によって堆積した膜厚200nm程度のW(タングステン)膜を例示することができる。この時、金属膜8とp型半導体層7との界面では、金属膜8の堆積時の熱によって金属膜8を形成する金属とエピタキシャル層2を形成するシリコンとが反応し、シリサイド層(図示は省略)が形成される。このシリサイド層が形成されることにより、金属膜8とエピタキシャル層2(p型半導体層7)とのショットキー接合を実現できる。
【0026】
次に、図8および図9に示すように、フォトレジスト膜をマスクとしたエッチングによりその金属膜8をパターニングした後、金属膜8上を含む表面保護膜5上に金属膜9を形成する。この金属膜9としては、たとえばスパッタリング法によって堆積した膜厚200nm程度のAl(アルミニウム)膜を例示することができる。次いで、フォトレジスト膜をマスクとしたエッチングによりその金属膜9をパターニングすることによって、開口部6の底部にてエピタキシャル層2(p型半導体層7)と接触する金属電極(カソード電極)10を形成する。
【0027】
上記金属膜9を形成するAl原子は、エピタキシャル層2を形成するSi原子よりも小さい。そのため、金属膜9のみで金属電極10を形成した場合には、Al原子がエピタキシャル層2(金属電極10とp型半導体層7との接触面)に拡散し、所望の特性のショットキバリアダイオードが形成できなくなってしまう不具合が懸念される。一方、前述したように、上記金属膜8としてW膜を用いることにより、金属膜9を形成するAl原子がエピタキシャル層2へ拡散してしまうことを防ぐバリアメタル膜として金属膜8を機能させることが可能となる。
【0028】
次に、図10に示すように、半導体基板1上に窒化シリコン膜および酸化シリコン膜を順次堆積することによって表面最終保護膜11を形成する。続いて、フォトリソグラフィ技術によってパターニングされたフォトレジスト膜(図示は省略)をマスクとして表面最終保護膜11をエッチングすることにより、金属電極10に達する開口部12を形成する。
【0029】
次に、たとえば半導体基板1の裏面をグラインディングによって研削し、後述するパッケージ形態に合わせて半導体基板1を薄くする。続いて、半導体基板1の裏面をウェットエッチングした後、半導体基板1を洗浄する。次いで、たとえばスパッタリング法を用いて半導体基板1の裏面にAg(銀)膜を堆積することによって裏面電極(アノード電極)13を形成する。なお、本実施の形態においては、裏面電極13がAg膜である場合を例示するが、Au(金)/Sb(アンチモン)/Auからなる多層膜であっても良い。ここまでの工程により、本実施の形態1のショットキバリアダイオード14を形成することができる。
【0030】
次に、半導体基板1をダイシングによって切断し、ショットキバリアダイオード14を単位素子に分割した後、個々のショットキバリアダイオード14を樹脂により封止しパッケージングする。このパッケージングにおいては、図11および図12に示すように、リード15にショットキバリアダイオード14の裏面電極13(図11中での図示は省略)を接続する。続いて、金属電極10(図11中での図示は省略)をボンディングワイヤ16を介してリード17と電気的に接続する。次いで、リード15の内端部、リード17の内端部、ショットキバリアダイオード14およびボンディングワイヤ16を封止用樹脂18により封止することにより、リード15の外端部およびリード17の外端部を実装用に外部に露出させたパッケージを形成する。この時、封止用樹脂18の外周部には、カラーバンド等の極性識別マーク19が形成される。
【0031】
上記のショットキバリアダイオードのパッケージは、たとえば図13および図14に示すように、はんだ20を用いてリード15、17をそれぞれ実装基板21上に形成された所定の電極(図示は省略)に電気的に接続することで実装することができる。なお、図14は、図13中のB−B線に沿った断面図である。
【0032】
図15は、本実施の形態1のショットキバリアダイオードの順方向電圧に対する順方向電流特性IF1と、p型半導体層7(たとえば図9参照)を設けていないショットキバリアダイオードにおける順方向電圧に対する順方向電流特性IF2とを示したものである。なお、図15は、本発明者らが実験により得た結果を示すものである。
【0033】
上記したように、本実施の形態のショットキバリアダイオードにおいては、開口部6の底部にてエピタキシャル層2と金属電極10とがp型半導体層7を介して接合(ショットキ接合)している。このようなp型半導体層7を形成することによって、エピタキシャル層2の表面における不純物濃度を上げ、金属電極10とエピタキシャル層2との間の仕事関数差を大きくすることができる。それにより、図11に示すように、本実施の形態1のショットキバリアダイオードは、同一の順方向電圧の場合において、p型半導体層7を形成していないショットキバリアダイオードより大きな順方向電流を得ることができる。
【0034】
図16は、パッシブ方式のETC車載器が有する受信回路中に含まれる検波回路の一例の概略を示した回路図である。この検波回路は、アンテナANT、アンテナANTからの受信波とアンテナANTへの送信波を分離するアンテナ分波器DUP、出力電力を検出し、参照電圧と比較して負帰還をかけて出力電力を一定の電力にする自動電力制御回路HPA、送信電力増幅器HPA、ショットキバリダイオードD1およびインダクタL1などから形成されている。このショットキバリアダイオードD1が動作する周波数帯は、たとえば5.8GHzの高周波数帯である。また、図12は、この検波回路におけるショットキバリアダイオードD1として、本実施の形態1のショットキバリアダイオードを用いた場合とp型半導体層7を設けていないショットキバリアダイオードを用いた場合とについて、それぞれの前記受信回路への入力電圧に対する検波出力特性VD1、VD2を示したものである。なお、図12は、本発明者らが実験により得た結果を示すものである。
【0035】
図1を用いて前述したように、エピタキシャル層2の膜厚、エピタキシャル層2に含まれるp型の導電型を有する不純物の濃度および表面電極10とエピタキシャル層2(p型半導体層7)との接触面積を適当な値に設定することにより、本実施の形態1のショットキバリアダイオードの容量値を低下させることができるので、本実施の形態1のショットキバリアダイオードにおいては、高順方向電流化および低容量化を同時に実現することが可能となる。その結果、図17に示すように、検波用として本実施の形態1のショットキバリアダイオードを含む前記受信回路においては、p型半導体層7を形成していないショットキバリアダイオードを用いた受信回路より検波出力を向上することができる。特に、パッシブ方式のETC車載器においては、約−40dBm程度の低入力時において1mV程度以上の検波出力が求められるが、図17に示したように、検波用として本実施の形態1のショットキバリアダイオードを用いた受信回路を形成した場合には、約−40dBm程度の低入力時において1mV程度以上の検波出力が得られていることから、この条件を満たすことが可能となる。
【0036】
また、本実施の形態1のショットキバリアダイオードは、上記パッシブ方式のETC車載器のみならず、3GHz〜10GHz程度の高周波数帯で動作する、たとえば携帯電話などの通信機器Bluetoothなどにおける検波回路にて用いることにより、パッシブ方式のETC車載器における検波回路にて用いた場合と同様の効果を得ることができる。
【0037】
(実施の形態2)
次に、本実施の形態2の半導体装置であるショットキバリアダイオードの製造工程について図18〜図23を用いて説明する。
【0038】
本実施の形態2のショットキバリアダイオードの製造工程は、前記実施の形態1にて図5および図6を用いて説明した工程までは同様である。その後、図18に示すように、開口部6の内部を含む表面保護膜5上の全面に、たとえばスパッタリング法にて膜厚20nm〜30nm程度のPd(パラジウム)膜8Aを堆積する。このPd膜8Aのスパッタリング法による堆積は、たとえば200℃程度の高温雰囲気中にて行う。Pd膜8Aの堆積中においては、その高温雰囲気の熱によって開口部6の底部にて堆積中のPd膜8Aとエピタキシャル層2を形成するシリコンとが反応することから、図19に示すように、エピタキシャル層2の表面にPdシリサイド層(第1化合物層)8Bが形成される。その後、Pd膜8Aを選択的にエッチングすることにより、開口部6の内部を含む表面保護膜5上からPd膜8Aを除去し、開口部6の底部にPdシリサイド層8Bを残す。
【0039】
ここで、Pdは、たとえばTi、MoおよびWなどに比べてSiより十分に仕事関数の低い金属である。このようなPdを用いて上記Pdシリサイド層8Bを形成することにより、本実施の形態2のショットキバリアダイオードの高順方向電流化を実現することができる。
【0040】
次に、図20に示すように、前記実施の形態1において図7を用いて説明した工程と同様の工程により、金属膜8を堆積およびパターニングする。続いて、図21および図22に示すように、前記実施の形態1において図8および図9を用いて説明した工程と同様の工程により、金属膜9を堆積およびパターニングすることによって、金属電極10を形成する。なお、図22は、図21中のA−A線に沿った断面図である。
【0041】
ところで、金属電極10を形成するのに十分な膜厚で上記Pd膜8A(図18参照)を堆積し、Pdシリサイド層8Bの形成後に除去することなくPd膜8AのパターニングによってPd膜8Aのみから金属電極10を形成した場合には、Pd膜8Aの縮む方向での応力が大きく、Pd膜8Aと酸化シリコン膜3との反応が少ないことから、開口部6内にて酸化シリコン膜3の端部に大きな応力が働く。それにより、その酸化シリコン膜3の端部にクラックが発生し、ショットキバリアダイオードにおいては逆方向電流が増大してしまうことが懸念される。そこで、上記したように、Pdシリサイド層8Bの形成後にPd膜8Aを除去し、W膜からなる金属膜8とAl膜からなる金属膜9とから金属電極10を形成することにより、開口部6内にて酸化シリコン膜3の端部にクラックが発生してしまう不具合を防ぐことができる。すなわち、本実施の形態2のショットキバリアダイオードにおいては、逆方向電流が増大してしまうことを防ぐことができるので、順方向電流特性が不安定になってしまう不具合を防ぐことが可能となる。
【0042】
次に、図23に示すように、前記実施の形態1において図10を用いて説明した工程と同様の工程を経ることにより、本実施の形態2のショットキバリアダイオード14Aを形成することができる。このような本実施の形態2のショットキバリアダイオード14Aは、前記実施の形態1にて図13および図14を用いて説明した手段と同様の手段によりパッケージングすることができる。また、パッケージング後においては、前記実施の形態1にて図15を用いて説明した手段と同様の手段により実装基板へ実装することができる。
【0043】
上記の本実施の形態2のショットキバリアダイオード14Aによれば、たとえばTi、MoおよびWなどに比べてSiより十分に仕事関数の低い金属であるPdを用いて形成されたPdシリサイド層8Bおよび前記実施の形態1にて説明したp型半導体層7を介して金属電極10とエピタキシャル層2とが接合(ショットキ接合)している。前記実施の形態1において説明したように、p型半導体層7形成する際の不純物の導入量が多すぎると、表面電極10とエピタキシャル層2(p型半導体層7)とがショットキー接触ではなくオーミック接合になってしまう不具合が懸念される。そのため、その不純物の導入量には限界が生じてしまうことになる。そこで、本実施の形態2のように、p型半導体層7に加えてPdシリサイド層8Bを形成することにより、p型半導体層7のみを形成した場合に比べて、表面電極10とエピタキシャル層2との間でより大きな仕事関数差を得ることが可能となる。すなわち、本実施の形態2によれば、前記実施の形態1に比べて、表面電極10とエピタキシャル層2との間における仕事関数差の調整をしやすくすることが可能となる。
【0044】
上記のような本実施の形態2のショットキバリアダイオード14Aにおいても、前記実施の形態1のショットキバリアダイオード14(図10参照)と同様の効果を得ることができる。
【0045】
(実施の形態3)
次に、本実施の形態3のショットキバリアダイオードについて図24〜図26を用いて説明する。なお、図25は、図24中のA−A線に沿った断面図である。
【0046】
図24および図25に示すように、本実施の形態3のショットキバリアダイオードは、前記実施の形態1で説明したショットキバリアダイオードをフェイスダウンボンディングによる実装基板への実装を可能としたものである。
【0047】
前記実施の形態1で説明した半導体基板1(図1および図2参照)およびエピタキシャル層2(図1および図2参照)と同様の半導体基板1およびエピタキシャル層2上では酸化シリコン膜3A、3BおよびPSG膜4がパターニングされて表面保護膜(第1絶縁膜)5を形成している。また、このような酸化シリコン膜3A、3BおよびPSG膜4のパターニングによって、表面保護膜5には開口部6、6Aが形成されている。開口部6の底面積は、後述するカソード電極とエピタキシャル層との接触面積となるものであり、この接触面積を適当な値に設定することにより、本実施の形態3のショットキバリアダイオードを低容量化することが可能となる。また、開口部6の底面積は所定の値で固定するものである。一方、開口部6Aの底面積は、後述するアノード電極とエピタキシャル層との接触面積となるものであり、カソード電極とエピタキシャル層との接触面積より大きくなるように形成されている。それにより、限られたチップサイズの範囲内で可能な限りショットキバリアダイオードの高周波抵抗を小さくできるので、本実施の形態3のショットキバリアダイオードの高周波特性を向上することが可能となる。
【0048】
開口部6の底部において、エピタキシャル層2の表面には前記実施の形態1にて説明したp型半導体層7(図5および図6参照)と同様のp型半導体層(第1半導体層)7が形成されている。本実施の形態3においても、平面において表面保護膜5とp型半導体層7とが重なる領域(第1領域)OLAが形成されている。
【0049】
開口部6内では、前記実施の形態1で説明した金属膜(第1金属膜)8(図7参照)と同様の金属膜がパターニングされることによって、エピタキシャル層2(p型半導体層7)と接触する金属電極(カソード電極)10Aが形成されている。また、開口部6A内では、たとえばシリコンを含むAl膜がパターニングされることによって、エピタキシャル層2と接触する金属電極(アノード電極)10Bが形成されている。
【0050】
上記のような金属電極10A、10B上には、前記実施の形態1で説明した表面最終保護膜11(図10参照)と同様の表面最終保護膜11が形成されている。この表面最終保護膜11には、金属電極10Aに達する開口部12Aおよび金属電極10Bに達する開口部12Bが形成されている。このような開口部12A、12B内においては、たとえば下層から膜厚300nm程度のTi膜および膜厚150nm程度のNi(ニッケル)膜の積層によりバンプ電極用下地膜UBM1、UBM2がそれぞれ形成されている。このようなバンプ電極用下地膜UBM上には、たとえば下層から膜厚20μm程度のNi膜および膜厚2μm程度のAu膜の積層によりバンプ電極BMP1、BMP2がそれぞれ形成されている。
【0051】
上記のようなバンプ電極BMP1、BMP2が形成された状況下で、半導体基板1上にはバンプ電極BMP1、BMP2が埋まりきらないような膜厚のポリイミド樹脂膜PIが塗布されている。また、バンプ電極BMP1、BMP2の上面においては、そのポリイミド樹脂膜PIは除去されている。
【0052】
上記のような本実施の形態3のショットキバリアダイオードは、図26に示すように、バンプ電極BMP1、BMP2をそれぞれ実装基板21上に形成された所定の電極(図示は省略)に電気的に接続(フェイスダウンボンディング)することで実装することができる。
【0053】
上記の本実施の形態3のショットキバリアダイオードは、前記実施の形態1にて用いたリード15、17およびボンディングワイヤ16(図11参照)は用いていない。また、実装基板21へ実装する際にも、フェイスダウンボンディングにより直接実装するので、たとえばレジンなどでの封止は行わない。さらに、顧客の要求する仕様に合わせて半導体基板1の厚さを任意に薄くすることができる。そのため、本実施の形態3のショットキバリアダイオードは、前記実施の形態1のショットキバリアダイオードに比べて高さ方向(半導体基板1の厚さ方向)および平面方向にて小型化することができる。
【0054】
また、図27に示すように、本実施の形態3においても、開口部6の底部にて、金属電極(カソード電極)10Aとエピタキシャル層2(p型半導体層7)との界面にPdシリサイド層(第1化合物層)8Bを形成してもよい。それにより、本実施の形態3においても、ショットキバリアダイオードの高順方向電流化を実現することができる。
【0055】
上記のような本実施の形態3のショットキバリアダイオードによっても、前記実施の形態1のショットキバリアダイオードおよび前記実施の形態2のショットキバリアダイオードと同様の効果を得ることができる。
【0056】
以上、本発明者によってなされた発明を発明の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
【0057】
たとえば、前記実施の形態においては、p型のエピタキシャル層と接合する金属電極をW膜とAl膜とから形成する場合について示したが、W膜の代わりにAl原子の半導体基板(エピタキシャル層)への拡散を防止できる金属膜、たとえばTi膜を用いてもよい。
【0058】
また、前記実施の形態においては、エピタキシャル層と接触する表面電極をW膜とAl膜との積層膜から形成する場合について示したが、W、Ti、Mo、PdおよびV(バナジウム)などのような金属のうち、選択された2種類以上の金属からなる積層膜または混合膜から形成してもよい。
【0059】
また、前記実施の形態においては、p型の導電型を有する半導体基板を用いてショットキバリアダイオードを形成する場合について説明したが、n型の導電型を有する半導体基板を用いてショットキバリアダイオードを形成してもよい。その場合、他の部材で導電型を有するものについては前記実施の形態で示した導電型とは逆の導電型であるn型の導電型を有するものを用い、導入する不純物としてはAs(ヒ素)またはP(リン)を例示することができる。
【0060】
上記の実施の形態によって得られる代表的な効果を簡単に説明すれば以下の通りである。
(1)第1導電型のシリコンからなる半導体基板上に所定の膜厚および所定の不純物濃度で第1導電型のエピタキシャル層を形成し、そのエピタキシャル層と接触する金属電極を形成し、エピタキシャル層と金属電極との接触部にパラジウムとシリコンとの化合物からなる第1化合物層を形成することによってショットキバリアダイオードを形成するので、ショットキバリアダイオードの高順方向電流化および低容量化を同時に実現することができる。
(2)ショットキバリアダイオードにおいて、高順方向電流化および低容量化を同時に実現することができるので、パッシブ方式のETC車載器が有する受信回路中に検波用としてショットキバリアダイオードを用いた場合には、入力電圧が低い場合でも高い検波出力を得ることができる。
【0061】
【発明の効果】
本願によって開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下の通りである。
【0062】
すなわち、ショットキバリアダイオードの高順方向電流化および低容量化を同時に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1である半導体装置の製造方法を説明する要部断面図である。
【図2】図1に続く半導体装置の製造工程中の要部断面図である。
【図3】図2に続く半導体装置の製造工程中の要部断面図である。
【図4】図3に続く半導体装置の製造工程中の要部断面図である。
【図5】本発明の一実施の形態である半導体装置の製造工程中の要部平面図である。
【図6】図4に続く半導体装置の製造工程中の要部断面図である。
【図7】図6に続く半導体装置の製造工程中の要部断面図である。
【図8】本発明の実施の形態1である半導体装置の製造工程中の要部平面図である。
【図9】図7に続く半導体装置の製造工程中の要部断面図である。
【図10】図9に続く半導体装置の製造工程中の要部断面図である。
【図11】本発明の実施の形態1である半導体装置の製造工程中の要部断面図である。
【図12】本発明の実施の形態1である半導体装置の製造工程中の要部平面図である。
【図13】本発明の実施の形態1の半導体装置であるショットキバリアダイオードを実装基板へ実装した際の要部平面図である。
【図14】本発明の実施の形態1の半導体装置であるショットキバリアダイオードを実装基板へ実装した際の要部断面図である。
【図15】本発明の実施の形態1の半導体装置であるショットキバリアダイオードおよび従来のショットキバリアダイオードの順方向特性を示す説明図である。
【図16】本発明の実施の形態1の半導体装置であるショットキバリアダイオードを含む検波回路の回路図である。
【図17】本発明の実施の形態1の半導体装置であるショットキバリアダイオードおよび従来のショットキバリアダイオードの検波出力を示す説明図である。
【図18】本発明の実施の形態2である半導体装置の製造工程中の要部断面図である。
【図19】図18に続く半導体装置の製造工程中の要部断面図である。
【図20】図19に続く半導体装置の製造工程中の要部断面図である。
【図21】本発明の実施の形態2である半導体装置の製造工程中の要部平面図である。
【図22】図20に続く半導体装置の製造工程中の要部断面図である。
【図23】図22に続く半導体装置の製造工程中の要部断面図である。
【図24】本発明の実施の形態3である半導体装置の要部平面図である。
【図25】本発明の実施の形態3である半導体装置の要部断面図である。
【図26】本発明の実施の形態3の半導体装置であるショットキバリアダイオードを実装基板へ実装した際の要部断面図である。
【図27】本発明の実施の形態3である半導体装置の要部断面図である。
【符号の説明】
1 半導体基板
2 エピタキシャル層
3、3A、3B 酸化シリコン膜
4 PSG膜
5 表面保護膜(第1絶縁膜)
6、6A 開口部
7 p型半導体層(第1半導体層)
7A 酸化シリコン膜
8 金属膜(第1金属膜)
8A Pd膜
8B Pdシリサイド層(第1化合物層)
9 金属膜
10、10A 金属電極(カソード電極)
10B 金属電極(アノード電極)
11 表面最終保護膜
12、12A、12B 開口部
13 裏面電極(アノード電極)
14、14A ショットキバリアダイオード
15 リード
16 ボンディングワイヤ
17 リード
18 封止用樹脂
19 極性識別マーク
20 はんだ
21 実装基板
ANT アンテナ
BMP1、BMP2 バンプ電極
D1 ショットキバリアダイオード
DUP アンテナ分波器
HPA 自動電力制御回路
IF1、IF2 順方向電流特性
L1 インダクタ
OLA 領域(第1領域)
PI ポリイミド樹脂膜
UBM1、UBM2 バンプ電極用下地膜
VD1、VD2 検波出力特性

Claims (17)

  1. (a)第1導電型のシリコンからなる半導体基板上に第1導電型の不純物を含むエピタキシャル層を形成する工程、
    (b)前記エピタキシャル層上に第1絶縁膜を形成する工程、
    (c)前記第1絶縁膜に前記エピタキシャル層に達する開口部を形成する工程、
    (d)前記開口部から第1導電型の不純物を前記エピタキシャル層に導入し、前記開口部の底部にて前記エピタキシャル層の表面に第1導電型の第1半導体層を形成する工程、
    (e)前記第1半導体層の存在下で、前記開口部の内部を含む前記第1絶縁膜上に金属膜を成膜し、前記金属膜をパターニングすることによって金属電極を形成する工程、
    を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 請求項1記載の半導体装置の製造方法において、前記(d)工程にて前記不純物は前記第1絶縁膜をマスクとして導入することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 請求項1記載の半導体装置の製造方法において、前記金属膜はタングステン、チタン、モリブデン、パラジウムおよびバナジウムのうちの選択された2種類以上の積層膜または混合膜から形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. 請求項3記載の半導体装置の製造方法において、前記半導体基板はp型のシリコンを主成分とすることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 請求項1記載の半導体装置の製造方法において、前記(d)工程は、前記第1半導体層の存在下で、前記開口部の内部を含む前記第1絶縁膜上にパラジウム膜を堆積し、前記開口部の底部にパラジウムとシリコンとの化合物からなる第1化合物層を形成した後に前記パラジウム膜を除去する工程を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  6. 請求項1記載の半導体装置の製造方法において、前記金属膜はアルミニウム膜および第1金属膜を含み、前記(e)工程は、
    (e1)前記開口部の内部を含む前記第1絶縁膜上に前記第1金属膜を成膜し、前記第1金属膜をパターニングする工程、
    (e2)パターニングされた前記第1金属膜の存在下で、前記第1金属膜および前記第1絶縁膜上に前記アルミニウム膜を成膜し、前記アルミニウム膜をパターニングすることによって前記金属電極を形成する工程、
    を含み、前記第1金属膜は、前記アルミニウム膜から前記金属電極と前記第1半導体層との接触面へのアルミニウム原子の拡散を防止できる金属膜であることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  7. 請求項6記載の半導体装置の製造方法において、前記第1金属膜はタングステンまたはチタンを主成分とすることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  8. 請求項7記載の半導体装置の製造方法において、前記半導体基板はp型のシリコンを主成分とすることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  9. 第1導電型の半導体基板上に形成され第1導電型の不純物を含むエピタキシャル層と、前記エピタキシャル層上に形成された第1絶縁膜と、前記第1絶縁膜に形成され前記エピタキシャル層に達する開口部と、前記開口部の底部にて前記エピタキシャル層の表面に形成された第1導電型の第1半導体層と、前記開口部の内部を含む前記第1絶縁膜上にてパターニングされた金属膜からなり、前記開口部の底部にて前記第1半導体層と接触する金属電極とを含むことを特徴とする半導体装置。
  10. 請求項9記載の半導体装置において、前記金属膜はタングステン、チタン、モリブデン、パラジウムおよびバナジウムのうちの選択された2種類以上の積層膜または混合膜から形成されていることを特徴とする半導体装置。
  11. 請求項10記載の半導体装置において、前記半導体基板はp型のシリコンを主成分とすることを特徴とする半導体装置。
  12. 請求項9記載の半導体装置において、前記開口部の底部にて前記第1半導体層上に形成されたパラジウムとシリコンとの化合物からなる第1化合物層を含むことを特徴とする半導体装置。
  13. 請求項9記載の半導体装置において、前記金属電極は下層から第1金属膜およびアルミニウム膜が積層された積層膜から形成され、前記第1金属膜は前記アルミニウム膜から前記金属電極と前記第1化合物層との接触面へのアルミニウム原子の拡散を防止できる金属膜であることを特徴とする半導体装置。
  14. 請求項13記載の半導体装置において、前記第1金属膜はタングステンまたはチタンを主成分とすることを特徴とする半導体装置。
  15. 請求項14記載の半導体装置において、前記半導体基板はp型のシリコンを主成分とすることを特徴とする半導体装置。
  16. 請求項9記載の半導体装置において、平面において前記第1絶縁膜と前記第1半導体層とが重なった第1領域を有することを特徴とする半導体装置。
  17. 請求項9記載の半導体装置において、3GHz〜10GHzの周波数で動作する回路中にて用いることを特徴とする半導体装置。
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