JP2011054249A - 半導体記憶装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】データラッチが一つのセンスアンプを用いて、書き込みデータを破壊することなくフラグデータ読み出しを可能とした半導体記憶装置を提供する。
【解決手段】半導体記憶装置は、同時書き込み及び読み出しが行なわれる1ページ範囲に通常データ領域とフラグデータ領域とが割り付けられた不揮発性メモリセルアレイと、1ページ分のセンスアンプを有し、各センスアンプが書き込みデータを保持するデータラッチ11を備えたセンスアンプ回路とを備えて、データ書き込み時にフラグデータ領域のフラグデータ読み出しが行なわれる。センスアンプ回路によるフラグデータの読み出し時、フラグデータ領域対応のセンスアンプでは、読み出されたフラグデータがデータラッチ11に転送され、通常データ領域対応のセンスアンプでは、読み出されたセルデータに拘わらず前記データラッチ11が保持する書き込みデータが再書き込みされる。
【選択図】図3

Description

この発明は、不揮発性メモリセルアレイを有する半導体記憶装置に係り、特に書き込み時のフラグ読み出し制御を考慮したセンスアンプ回路方式に関する。
電気的書き換え可能な不揮発性メモリセルを複数個直列接続してNANDセルユニット(NANDストリング)を構成するNAND型フラッシュメモリは、大容量化により需要がますます増えている。
近年の大容量NAND型フラッシュメモリでは、通常データ領域の外にフラグデータ領域を用意し、ここに例えばプロテクト情報を書き込んで特定のブロックを書込み禁止にする、といった手法が用いられる(例えば、特許文献1参照)。
NAND型フラッシュメモリの通常の書き込みコマンドシーケンスでは、書き込みコマンド入力、アドレス入力、書き込みデータ入力及び書き込み実行コマンド入力がこの順に行なわれ、書き込み実行コマンド入力後に、内部書き込み動作開始に先立ってフラグデータ読み出し動作が行われる。このような書き込みコマンドシーケンスで上述のプロテクトフラグ機能を実現するためには、フラグデータ読み出し時、すでにロードされている書き込みデータが破壊されないようにすることが必要である。
書き込みデータを保持しながら、フラグデータを読み出し可能とするためには、例えばセンスアンプが複数のデータラッチを備えればよい。
多値データ記憶(MLC:Multi Level Cell)方式の場合には、第1ページ書き込みデータを保持し、これを参照しながら第2ページデータ書き込みを行なうという必要性から、通常センスアンプが複数のデータラッチを備える(例えば、特許文献2参照)。このようなセンスアンプであれば、書き込みデータを破壊することなく、フラグデータを読み出すことが可能である。
しかし、2値データ記憶(SLC:Single Level Cell)方式では、単純にはセンスアンプは一つしかデータラッチを持たない(例えば、特許文献3参照)。このようなシンプルなセンスアンプでは、何らかの対策を講じないと、上述の書き込みコマンドシーケンスを適用したときに、書き込みデータが破壊されてしまう。
特開2007−323321号公報 特開2009−070501号公報 特開2005−116102号公報
この発明は、データラッチが一つのセンスアンプを用いて、書き込みデータを破壊することなくフラグデータ読み出しを可能とした半導体記憶装置を提供することを目的とする。
この発明の一態様による半導体記憶装置は、同時書き込み及び読み出しが行なわれる1ページ範囲に通常データ領域とフラグデータ領域とが割り付けられた不揮発性メモリセルアレイと、
1ページ分のセンスアンプを有し、各センスアンプが書き込みデータを保持するデータラッチを備えたセンスアンプ回路とを備え、
データ書き込み時、前記フラグデータ領域のフラグデータ読み出しが行なわれる半導体記憶装置であって、
前記センスアンプ回路によるフラグデータの読み出し時、前記フラグデータ領域対応のセンスアンプでは、読み出されたフラグデータが前記データラッチに転送され、前記通常データ領域対応のセンスアンプでは、読み出されたセルデータに拘わらず前記データラッチが保持する書き込みデータが再書き込みされる
ことを特徴とする。
この発明によると、データラッチが一つのセンスアンプを用いて、書き込みデータを破壊することなくフラグデータ読み出しを可能とした半導体記憶装置を提供することができる。
この発明の実施の形態によるNAND型フラッシュメモリの構成を示す図である。 同フラッシュメモリのメモリセルアレイを示す図である。 同フラッシュメモリのセンスアンプを示す図である。 同フラッシュメモリの書き込みコマンドシーケンスを示す図である。 同フラッシュメモリの1ページデータ構成を示す図である。 同フラッシュメモリのフラグデータ読み出し動作タイミング図である。 同じくフラグデータ読み出し時の通常データ領域とフラグデータ領域のセンスアンプ各ノードのデータ変化を示す図である。 同じくフラグデータ読み出し時に書き込みデータPdataが保持される様子を示す真理値表である。
以下、図面を参照して、この発明の実施の形態を説明する。
図1は、実施の形態によるNAND型フラッシュメモリの全体構成の概略であり、図2はそのメモリセルアレイ1の等価回路を示す。NAND型フラッシュメモリの基本単位であるNANDセルユニット(NANDストリング)NUは、直列接続された複数のメモリセルM0−M31とその両端に配置された二つの選択トランジスタS1,S2を基本とする。
NANDストリングNUは、その一端が選択トランジスタS1を介してビット線BL(BLe又はBLo)に接続され、他端が選択トランジスタS2を介して、メモリアレイ1内で共通のソース線CELSRCに接続される。
メモリセルは例えば、N型ソース/ドレイン拡散層を有し、電荷蓄積層としての浮遊ゲートと制御ゲートの積層ゲートを有するMOSトランジスタである。この浮遊ゲートに保持する電荷量を書き込み動作、消去動作で変化させることにより、メモリセルのしきい値を変化させて、データを不揮発に記憶させる。
NANDストリングNU内の各メモリセルの制御ゲートは別々のワード線WL0−WL31に接続され、選択ゲートトランジスタS1,S2のゲートはそれぞれ選択ゲート線SGD,SGSに接続される。
ワード線WL0−WL31及び選択ゲート線SGD,SGSを共有するNANDストリングの集合は、データ一括消去の単位となるブロックBLKを構成する。通常図示のように、ビット線の方向に複数のブロックBLK0,BLK1,…,BLKnが配列される。
ロウデコーダ2は、アドレスに従ってブロックを選択し、選択ブロック内のワード線WL0−WL31及び選択ゲート線SGD,SGSを選択駆動する。
センスアンプ回路3は、1ページ分のセンスアンプS/Aを有する。センスアンプ回路2とセルアレイ1の間では、1ページ単位で読み出し/書き込みデータが一括転送される。カラムデコーダ4は、そのような書き込み/読み出しデータを1カラムずつ選択する。これにより、読み出し/書き込みデータDataについて、センスアンプ回路2と外部I/O端子の間で、シリアルデータ転送がなされる。
NAND型フラッシュメモリは、種々の動作をコマンドCMD入力を伴って実現している。コマンドCMDは、I/Oバッファ6を介して、内部コントローラ5に取り込まれ、デコードされて回路動作制御に供される。内部コントローラ5は、外部制御信号(チップイネーブルCEn,書き込みイネーブルWEn,読み出しイネーブルREn,アドレスラッチイネーブルALE又はコマンドラッチイネーブルCLE等)と、データIO端子から与えられるコマンドCMDにより制御されて、書き込み、読み出し又は消去の内部動作制御を行なうことになる。
アドレスAddは、I/Oバッファ6を介してアドレスレジスタ7に取り込まれ、ロウデコーダ2及びカラムデコーダ4に転送されて、アドレス選択が行われる。
高電圧発生回路8は、内部コントローラ5に制御されて、書き込み電圧、書き込みパス電圧、読み出しパス電圧その他、ロウデコーダ2やセンスアンプ回路3に必要な高電圧(昇圧電圧)を発生する。
図2は、偶数番のビット線BLeと隣接する奇数番のビット線BLoとが一つのセンスアンプSAを共有する例を示している。書き込みまたは読み出し時、選択信号BLSe,BLSoにより駆動される選択トランジスタSTにより、偶数番ビット線BLeと奇数番ビット線BLoが選択的にセンスアンプSAに接続される。このとき非選択ビット線は、シールド線として機能させることにより、ビット線間の干渉が防止される。
このセンスアンプ方式の場合は、1ワード線と全偶数番ビット線BLeにより選択されるメモリセルが同時書き込みまたは読み出しの単位である1ページ(偶数ページ)を構成し、1ワード線と全奇数番ビット線BLoにより選択されるメモリセルが同時書き込みまたは読み出しの単位である他の1ページ(奇数ページ)を構成する。
図3は、一つのセンスアンプSAの構成例を示す。TCAPがセンスノードであり、これはクランプ用NMOSトランジスタQ1を介し、ビット線選択トランジスタSTを介してビット線BLe(BLo)に接続される。ビット線選択トランジスタSTは、高耐圧トランジスタである。
キャパシタCを介して接地されたセンスノードTCAPは、転送用NMOSトランジスタQ3を介してデータラッチ11のデータノードDL1に接続されている。データラッチ11は、書き込み/読み出しデータを保持するためのもので、クロックトインバータの入出力を交差接続して構成されている。
データラッチ11のデータノードDL1,DL1nは、カラム選択信号CSLにより駆動されるNMOSトランジスタQ7,Q8を介して、データ線IO,IOnに接続されている。データノードDL1nにはリセット用NMOSトランジスタQ4が接続されている。
センスノードTCAPには、ドレインを電圧供給端子(VPRE)に接続したプリチャージ用NMOSトランジスタQ2のソースが接続されている。これは、読み出し時ビット線プリチャージを行なうためのプリチャージ回路13を構成する。
VPRE端子とセンスノードTCAPとの間に、データラッチ11のデータノードDL1,DL1nで制御されるNMOSトランジスタQ6とPMOSトランジスタQP1からなるCMOSスイッチと、制御信号PRE1で駆動される転送トランジスタQ5が直列に接続されている。この部分は、データラッチ11の保持データとセンスノードTCAPの読み出しデータとの間でOR論理によりデータラッチ11のデータ書き戻しを行なうための書き戻し回路12を構成している。
図4は、データ書き込み時のコマンドシーケンスを示している。書き込み時、データ入力コマンドに続いてアドレスと書き込みデータを順次入力し、次に書き込み実行コマンドを入力する。これにより、内部コントローラ5のシーケンス制御による自動的な書き込み動作が行われる。具体的な内部動作として、書き込み動作に先立って、フラグデータ読み出し動作が行われる。セルアレイの書き込み及び読み出しは、ページ単位で行われる。
図5は、フラッシュメモリの1ページデータのカラム構成例を示している。1ページは、メインカラムが例えば、2kバイトあり、そのほかにECCデータ等の冗長カラムが例えば32バイト用意されている。これらの通常(データ)領域とは別に、更に例えば1バイトのフラグデータを保持するためのフラグ(データ)領域が用意されている。
フラグデータ領域は、通常データ領域と同様には書き込みアクセスできず、特定のコマンドシーケンスにより、ユーザーが特定ブロックを指定してプロテクト情報を書き込むことが可能とされている領域である。
前述のようにセルアレイでは、ブロック内の1ページが同時に読み出し又は書き込みされるが、図4に示した書き込みコマンドシーケンスを適用するためには、センスアンプ回路が保持している書き込みデータを破壊することなく、フラグデータ読み出しを行なえることが必要になる。
この実施の形態のセンスアンプSAは、データラッチが一つのシンプルなものであるが、フラグデータ読み出し時、書き戻し回路12を利用した論理演算により、通常データ領域ではデータラッチが保持する書き込みデータがそのまま更新即ち再書込みされ、フラグ領域ではフラグデータが読み出されるように、制御される。
以下にそのフラグデータ読み出し動作を具体的に説明する。
図6は、フラグデータ読み出しの動作タイミング図であり、図7はその各動作ステップでの主要ノード(データノードDL1,センスノードTCAP及びビット線BL)のデータ状態を、通常データ領域とフラグデータ領域について示している。
図7において、“Pdata”は、センスアンプSAにロードされた書き込みデータであり、“Rdata”は、フラグデータ読み出し動作により通常データ領域で読み出されるセルデータであり、“RdataF”は、同じくフラグ領域で読み出されるセルデータ即ちフラグデータである。
図8は、通常データ領域について、データラッチ11が保持する書き込みデータPdataの“0”,“1”が、フラグデータ読み出し動作によりそのまま更新される様子を示す真理値表である。Pdataの欄及びDL1の欄は、ロードされた書込みデータPdataである。TCAP及びBLの欄は、(f)読み出し(ビット線センス)動作の結果のセンスノードTCAPとビット線BLの状態を示す。Rdataは、プリチャージされたビット線の読み出しセルデータ即ち、Rdata=“0”または“1”であり、通常領域のプリチャージされないビット線BL及び対応センスノードTCAPは、0のままであることを示している。TCAPorDL1の欄は、最終的な(h)読み出しの結果のデータノードDL1のデータ状態を示している。
図7に示すように、(a)書き込みデータロードにより、1ページの書き込みデータPdataがデータ線IO,IOnを通して各センスアンプSAのデータラッチ11にロードされる。このときフラグ領域のデータラッチはX(unknown)である。
このデータロード後、(b)書き込み実行コマンドが入力されると、コントローラ5のシーケンス制御により、自動的にフラグデータ読み出し動作が行われる。具体的には、(c)フラグセット1が行なわれ、以下(d)〜(h)のフラグ読み出し動作が行なわれる。図6の(d)〜(h)の回路動作は、図7のそれに対応する。
(c)フラグセット1は、フラグ領域のセンスアンプSAのデータラッチに制御データ“1”(DL1=Vdd)をセットする動作であり、図6ではタイミングt1の前の動作であって、省略されている。これは、フラグ読み出しのための、フラグ領域のビット線に対する選択的プリチャージ用のデータとなる。
(d)読み出し(選択的ビット線プリチャージ)動作では、データノードDL1のデータをセンスノードTCAPに転送し、これによりクランプ用トランジスタQ1を介して選択的にビット線プリチャージを行なう。具体的には図6に示すように、タイミングt1で転送トランジスタQ3のゲートBLC1に、Vsg(Vthの低下なく、Vddを転送できるゲート電圧)を与え、タイミングt2でクランプ用トランジスタQ1のゲートBLCLPにVclamp(ビット線充電電圧を0.6Vとすれば、0.6+Vth)に立ち上げ、タイミングt3で選択トランジスタSTのゲートBLSe(又はBLSo)をVsgh(Vth低下なく、Vddを転送できる電圧)に立ち上げる。
これにより、フラグ領域では、(c)フラグセット1で設定された制御データ(DL1=“1”(=Vdd))に基づいて、ビット線プリチャージが行なわれる。通常データ領域では、Pdata=“1”(=Vdd)のビット線のみ、プリチャージが行なわれる。
次の(e)読み出し(ビット線放電)動作は、選択ページのセルデータによるビット線放電動作である。即ち選択ワード線に0V、非選択ワード線に読み出しパス電圧を与えた状態で、選択セルのデータに応じてビット線を放電させる。このときセンスアンプは切り離す。選択メモリセルがオンのときは、ビット線が放電され、オフのときは放電されず、セルデータがビット線BLに現れる。
通常データ領域では、書き込みデータPdataが“1”のビット線では、セルデータRdata(0又は1)が読み出され、Pdataが“0”のビット線は、充電されないままの0(Vss)である。フラグ領域は、DL1=“1”によりビット線プリチャージが行なわれているので、フラグデータRdataF(0又は1)が読み出される。
次の(f)読み出し(ビット線センス)動作は、ビット線電位をセンスノードTCAPの容量を使ってセンスする動作である。即ちタイミングt7でクランプ用トランジスタQ1のゲートにセンス用電圧Vsen(例えば、ビット線を0.5Vでセンスする場合は、Vsen=0.5+Vth)を与える。
ビット線がプリチャージレベルから放電して0.5V以下になった場合は、トランジスタQ1はオンして、センスノードTCAPは、ビット線と同電位まで放電される。ビット線が0.5V以上の場合は、トランジスタQ1がオフであり、センスノードTCAPはVddのままである。
次の(g)読み出し(フラグセット0)動作は、フラグ領域のセンスアンプSAのデータラッチに制御データ“0”(DL1=Vss)をセットする動作である。具体的には、フラグ領域について、カラム選択信号CSLを“1”として、データ線IO,IOnを介してフラグ領域のセンスアンプのみに、DL1=Vssをセットする。
これは、次の動作でフラグ領域では書き戻し回路12をオフに保ち、センスノードTCAPに読み出されたフラグデータをそのままデータラッチに転送するための制御データとなる。このとき通常領域では、書き戻し回路12が書き込みデータPdataに従ってオン又はオフとなり、データラッチに書き込みデータが再書き込みされることになる。
即ち次の(h)読み出し動作は、通常データ領域の書き込みデータPdataを再現するための、DL1とTCAPの間のOR論理動作と、その演算結果をデータラッチに転送する動作となる。
タイミングt10で、VPREをVddに立上げ、PRE1をVsgに立ち上げて、書き戻し回路12の転送トランジスタQ5をオンにする。DL1が“0”(=Vss)の場合は、書き戻し回路12のトランジスタQ6,Qp1はオフであり、センスノードTCAPのデータは書き換えられない。DL1が“1”(=Vdd)の場合は書き戻し回路12がオンになり、センスノードTCAPが“1”で上書きされる。
従って、センスノードTCAPとデータノードDL1の間のOR論理の演算結果として、書き込みデータPdataがセンスノードTCAPに得られることになる。タイミングt12でSEN1,LAT1を立ち下げ、ラッチのクロックドインバータをオフし、t13でBLC1をVsgに立上げて転送トランジスタQ3をオンにすると、センスノードTCAPのデータはデータノードDL1に転送される。タイミングt14でSEN1、次いでLAT1の順にクロックドインバータをオンすれば、ラッチ完了となる。
図8に示したように、通常領域ではセンスノードTCAPとデータノードDL1のOR演算の結果は、書き込みデータPdataが“0”の場合は“0”、書き込みデータPdataが“1”の場合は、読み出されたセルデータに拘わらず“1”となり、結局書き込みデータPdataが壊れず保存されたことになる。
一方フラグ領域では、センスノードTCAPとデータノードDL1のOR演算結果は、フラグデータReadFとなる。即ち、制御データ(DL1=“0”)により書き戻し回路12がオフを保つから、センスノードTCAPの読み出しデータであるフラグデータReadFがそのままデータラッチに転送されることになる。
以上のようにこの実施の形態によるフラグデータ読み出し動作では、データラッチが一つのシンプルなセンスアンプを用いながら、予め入力された書き込みデータを壊さずにフラグ読み出しを実現できる。
読み出したプロテクト情報が“1”(書き込み禁止)でなければ、ロードされた書き込みデータPdataに基づいて書き込み動作が行われる。その書き込み及び書き込みベリファイの動作を簡単に説明すれば、次の通りである。
書き込み動作は、書き込みパルス電圧印加と書き込み状態を確認する書き込みベリファイ動作の繰り返しにより行われる。まず書き込みデータPdataに従って、選択ビット線を介してNANDストリングのチャネル電位が設定される。その後選択ワード線に書き込み電圧Vpgmを、非選択ワード線に書き込みパス電圧を与える。これにより、選択ワード線上の“0”書き込みセルでは浮遊ゲートに電子が注入されてしきい値が上昇し、“1”書き込みセル(書き込み禁止セル)では、フローティング状態のチャネルがブーストされて電子注入が行なわれない。非選択ワード線上の非選択セルでもチャネルがブーストされて書込みが行なわれないように、チャネル制御がなされる。
書き込みベリファイ読み出しでは、“0”書込みがなされたセル対応のビット線では、予めプリチャージされたビット線電位を保持し、“1”書込みがなされたセル及び“0”書き込み不十分のセル対応のビット線は放電される。これをセンスノードTCAPでセンスしてデータラッチ11に転送すると、“0”書き込み不十分のセル対応のデータラッチのみ、再度“0”データとなる。“1”書き込みセル対応のビット線は放電されるが、書き戻し回路12をオンにして読み出すことにより、再度“1”データが再現される。
こうして、“0”書き込み不十分のセルに対してのみ書き込み動作と書き込みベリファを繰り返すことができる。全ての“0”書き込みが十分になると、データラッチ11がオール“1”となるので、これを検知して書き込みを終了する。
図3に示したデータラッチが一つのセンスアンプSAは、一例に過ぎない。上の実施の形態で説明したフラグデータ読み出し動作と実質同じ動作が実現できるならば、例えば書き戻し回路12等を適宜変更することができる。
また、図7に示した(g)読み出し(フラグセット0)の動作は、例えば(f)読み出し(ビット線センス)動作と並行させることもできる。
更に実施の形態では、フラグデータが1バイト(=1カラム)の場合を説明したが、フラグ領域が複数カラムであってもよい。その場合には、図6の(g)読み出し(フラグセット0)動作は、複数カラムについてカラム選択信号CSLを順次たち上げてフラグセットする動作となる。
1…メモリセルアレイ、2…ロウデコーダ、3…センスアンプ回路、4…カラムデコーダ、5…内部コントローラ、6…I/Oバッファ、7…アドレスレジスタ、8…高電圧発生回路、11…データラッチ、12…書き戻し回路、13…ビット線プリチャージ回路、NU…NANDセルユニット(NANDストリング)、M0−M31…不揮発性メモリセル、S1,S2…選択ゲートトランジスタ。

Claims (5)

  1. 同時書き込み及び読み出しが行なわれる1ページ範囲に通常データ領域とフラグデータ領域とが割り付けられた不揮発性メモリセルアレイと、
    1ページ分のセンスアンプを有し、各センスアンプが書き込みデータを保持するデータラッチを備えたセンスアンプ回路とを備え、
    データ書き込み時、前記フラグデータ領域のフラグデータ読み出しが行なわれる半導体記憶装置において、
    前記センスアンプ回路によるフラグデータの読み出し時、前記フラグデータ領域対応のセンスアンプでは、読み出されたフラグデータが前記データラッチに転送され、前記通常データ領域対応のセンスアンプでは、読み出されたセルデータに拘わらず前記データラッチが保持する書き込みデータが再書き込みされる
    ことを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 前記センスアンプ回路の各センスアンプは、前記メモリセルアレイのビット線及び前記データラッチに対して選択的に接続されるセンスノードと、前記データラッチが保持する書き込みデータを書き戻すための、前記センスノードに接続された書き戻し回路とを更に備え、
    前記センスアンプ回路によるフラグデータ読み出し動作として、
    (1)前記通常データ領域対応のセンスアンプでは、前記データラッチが保持する書き込みデータに応じて選択的にビット線プリチャージがなされ、同時に前記フラグデータ領域対応のセンスアンプは、データラッチにセットされた第1の制御データによりビット線プリチャージがなされ、
    (2)次に、プリチャージされたビット線でのセルデータ読み出し動作が行われ、
    (3)前記セルデータ読み出し動作の後又はそれと並行して、前記フラグデータ領域対応のセンスアンプのデータラッチに前記書き戻し回路をオフにする第2の制御データがセットされ、
    (4)次いで、前記通常データ領域対応のセンスアンプでは前記書き戻し回路により前記データラッチが保持する書き込みデータを書き戻す動作が行われ、同時に前記フラグデータ領域対応のセンスアンプでは、前記センスノードの読み出しフラグデータを前記データラッチに転送する動作が行われる
    請求項1記載の半導体記憶装置。
  3. 前記書き戻し回路は、一端が電圧供給端子に接続され、他端が第1の転送トランジスタを介して前記センスノードに接続されて、二つのゲート端子が前記データラッチの二つのデータノードにより同時に制御されるCMOSスイッチを有する
    請求項1記載の半導体記憶装置。
  4. 前記各センスアンプは、
    一端が電圧供給端子に接続され、他端が前記センスノードに接続されて制御信号により駆動されるプリチャージ用トランジスタを持つビット線プリチャージ回路と、
    前記データラッチと前記センスノードとの間に介在させた第2の転送トランジスタとを更に備えた
    請求項1記載の半導体記憶装置。
  5. 前記不揮発性メモリセルアレイは、複数の不揮発性メモリセルが直列接続されてNANDストリングを構成する
    請求項1記載の半導体記憶装置。
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