JP2011052645A - タービン - Google Patents

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Abstract

【課題】タービンの動翼とケーシング間の隙間からの流体のリークを効率的に低減することでタービン性能を向上することが可能なタービンを提供すること。
【解決手段】軸線周りに回転する軸体と、前記軸体の周面に周方向に配置される複数の動翼50と、前記動翼50を囲むように形成されたケーシング10と、前記ケーシング10内の前記動翼50の上流側に、前記ケーシング10の内周に周方向に配置される複数の静翼とを備え、前記静翼を通過した流体が前記動翼50を通過するように構成されたタービン1であって、前記動翼50と前記ケーシング10との間に形成される隙間Gdにおける前記流体のリークを抑制するシール部材17が形成され、前記隙間Gdの前記シール部材17の上流側には、前記静翼を通過した流体に圧力損失を発生させ、全圧低下させる周方向流れ邪魔板70が前記ケーシング10の内周側に延在して形成されていることを特徴とする。
【選択図】図3

Description

この発明は、ガスタービン、蒸気タービンをはじめとするタービンにおいて、動翼とケーシング間に形成される隙間から流体がリークするのを抑制することが可能なタービンに関する。
周知のように、タービンは、衝動タービンと反動タービンに分類することができ、衝動タービンは、ケーシング内を通過する高温ガス、蒸気等の流体の圧力エネルギーを静翼で速度エネルギーに変換し、この速度エネルギーを動翼で回転エネルギー(機械エネルギー)に変換するようになっており、反動タービンは、圧力エネルギーを動翼内でも速度エネルギーに変換し、動翼から噴出される流体の反動力を回転エネルギーに変換するようになっている。
これらタービンは、回転自在に支持された軸体の周面に周方向に配置され軸体から放射状に伸びる複数の動翼と、この動翼を囲むように形成されたケーシングとを備え、動翼の上流側のケーシング内に内周側に向かって伸びる複数の静翼が周方向に配置され、静翼を通過した流体を動翼に流して軸体を回転させるようになっている。
また、動翼とケーシングの間には、動翼がケーシングに対して回転するための隙間が形成されており、この隙間を通過する流体は動翼に回転力を付与しないため、この隙間を通過する流体の量を低減し、動翼にできるだけ多くの流体を流すことがタービンの性能向上のうえで重要である。
そこで、静翼を通過した後の流体が動翼とケーシング間の隙間を通過するのを低減するため、例えば、ケーシングの内周に動翼に向かって伸びるシールフィン等のシール部材を形成する場合がある。
そして、シール部材を構成するシールフィンを軸体の軸方向に複数配置するとともに、シールフィンの先端を高圧流体側はストレートに、低圧流体側はテーパとすることで、各シールフィンの下流側(低圧流体側)に渦流を発生させてシールフィンを通過する流体の量を低減する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2005−180278号公報
しかしながら、動翼の段数を少なくしてコストを低減したいというニーズが高まるなか、動翼の段数を少なくすると各動翼の上流側と下流側の圧力差が大きくなるため、将来的に動翼の段数を少なくしつつタービン性能を向上するためには、特許文献1に記載された技術では充分とはいいがたく、動翼とケーシング間に形成される隙間からの流体のリークをより効率的に低減させたいという技術的要請がある。
この発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、タービンの動翼とケーシング間の隙間からの流体のリークを効率的に低減することでタービン性能を向上することが可能なタービンを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
請求項1に記載の発明は、軸線周りに回転自在に支持された軸体と、前記軸体の周面に周方向に配置され前記軸体から放射状に伸びる複数の動翼と、前記動翼を囲むように形成されたケーシングと、前記ケーシング内の前記動翼の上流側に、前記ケーシングの内周に周方向に配置され前記ケーシングの内周側に伸びる複数の静翼とを備え、前記静翼を通過した流体が前記動翼を通過するように構成されたタービンであって、前記動翼と前記ケーシングとの間に形成される隙間における前記流体のリークを抑制するシール部材が形成され、前記隙間の前記シール部材の上流側には、前記静翼を通過した流体に圧力損失を発生させ、全圧低下させる周方向流れ邪魔板が前記ケーシングの内周側に延在して形成されていることを特徴とする。
この発明に係るタービンによれば、静翼を通過して周方向流速成分が増加した流体が、静翼の下流側とされシール部材の上流側とされる位置に配置され、ケーシングの内周側に延在する周方向流れ邪魔板によって流体の周方向の流れが妨げられ、流体の周方向流速成分が効率的に低下する。また、周方向流れ邪魔板により、流体に渦流や乱流が発生した場合には流体の圧力損失が増大して全圧が低下する。ここで、動翼とケーシングの間に形成される隙間を通じてのリーク流量は、リーク流量=係数×隙間の流路断面積×(上流側の流体圧力−下流側の流体圧力)で表されるので、隙間のシール部材上流側における流体の全圧を低下させるとリーク流量が低下する。
その結果、シール部材の周囲の隙間を通じて下流側に流体がリークするのを効率的に抑制して、タービンの性能を向上することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のタービンであって、前記周方向流れ邪魔板は、前記軸線を含む面内に形成されていることを特徴とする。
この発明に係るタービンによれば、周方向流れ邪魔板が、軸線を含む面内に形成されているので、周方向流れ邪魔板に流体の周方向の流れが妨げられ、この部材近傍の流れにせん断渦や乱れが発生することで、圧力損失を増大させて、全圧を効率的に低下させることが可能となる。これにより、動翼とケーシングの間に形成される隙間を通じて流体が下流側にリークするのを効率的に抑制して、タービンの性能を向上することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載のタービンであって、前記周方向流れ邪魔板は、前記軸線の軸方向における流体の下流側が、前記軸線を含む面よりも前記軸体の回転方向後方側に向かって形成されていることを特徴とする。
この発明に係るタービンによれば、周方向流れ邪魔板が、軸線の軸方向における流体の下流側が軸体の軸線を含む面よりも軸体の回転方向後方側に向かって傾斜し、又曲線をなすように形成することで、流体の周方向流れに加えて半径方向外向きの流速成分に対する渦流や乱れを発生させて全圧を効率的に低下させることが可能となる。
また、周方向流れ邪魔板に接触した場合に、タービンの径方向に形成される線周りに周回するせん断渦と、軸線に沿う方向の線周りに周回するせん断渦の双方が形成されやすくなるので、隙間のシール部材上流側における流体の圧力損失を増大させて全圧が効率的に低下される。その結果、動翼とケーシングの間に形成される隙間を通じて流体が下流側にリークするのを効率的に抑制して、タービンの性能を向上することができる。
なお、せん断渦を効率的に発生させるうえで、周方向流れ邪魔板を、流体の平均速度ベクトル(Vθ、V、V)に垂直に配置することが好適である。(Vθ:周方向流速成分、V:半径方向流速成分、V:軸線方向流速成分)
請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のタービンであって、前記周方向流れ邪魔板は、板状体により構成されていることを特徴とする。
この発明に係るタービンによれば、周方向流れ邪魔板が、板状体により構成されているので、周方向流れ邪魔板の後方への流体の周方向流れを効率的に抑制することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のタービンであって、前記周方向流れ邪魔板は、開口部が形成された板状体により構成されていることを特徴とする。
この発明に係るタービンによれば、周方向流れ邪魔板が、開口部が形成された板状体により構成されているので、板状体部分と接触した流体は周方向の流れが妨げられて流体の周方向流速成分が低下するとともに、開口部を通過した流体には開口部の下流側にせん断渦が形成されて、隙間のシール部材上流側における流体の圧力損失が増大して全圧が効率的に低下する。その結果、動翼とケーシング間の隙間からのリークを効率的に低下させて、タービンの性能を向上することができる。
請求項6に記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のタービンであって、前記周方向流れ邪魔板は、複数の孔が形成された多孔板状体により構成されていることを特徴とする。
この発明に係るタービンによれば、周方向流れ邪魔板が複数の孔が形成された多孔板状体により構成されているので、流体受面の広い範囲にわたって流体の周方向流れを遮られると共に、孔を通って多孔板状体の背後に流れた流体には、孔の下流側に多数のせん断渦や乱れが発生するため、隙間のシール部材上流側における流体の圧力損失が増大して全圧が低下する。その結果、動翼とケーシング間の隙間からのリークを効率的に低下させて、タービンの性能を向上することができる。
請求項7に記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のタービンであって、前記周方向流れ邪魔板は、網状体により構成されていることを特徴とする。
この発明に係るタービンによれば、周方向流れ邪魔板は、網状体により構成されているので、網目から後方に流出した流体に多数の細かいせん断渦が形成されやすく、その結果、流体の周方向流速成分が低下するとともに隙間のシール部材上流側における流体の圧力損失が増大して全圧が効率的に低下する。
この発明に係るタービンによれば、静翼を通過した流体の周方向流速成分を効率的に低下させて隙間のシール部材上流側における流体の全圧を低下させることが可能とされるので、動翼とケーシング間の隙間から流体がリークするのを効率的に抑制することができる。
その結果、タービンの性能を向上することができる。
本発明の第1の実施形態に係る蒸気タービンの概略構成を示す断面図である。 第1の実施形態に係る蒸気タービンを軸方向から見た概略構成を示す図であり、図1のA−A断面を示す図である。 第1の実施形態に係る蒸気タービンの要部拡大断面図であり、図1における要部Iの拡大断面図である。 第1の実施形態に係るタービンの概略構成を示す部分断面図であり、図3におけるB−B断面を示す図である。 本発明の第2の実施形態の概略構成を示す部分断面図であり、図3におけるB−B断面を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係る蒸気タービンの要部拡大断面図であり、図1における要部Iの拡大断面図である。 第3の実施形態に係る蒸気タービンの周方向流れ邪魔板の効果を示す図である。 本発明の第4の実施形態に係る蒸気タービンの要部拡大断面図であり、図1における要部Iの拡大断面図である。 本発明の第5の実施形態に係る蒸気タービンの要部拡大断面図であり、図1における要部Iの拡大断面図である。
(第1の実施形態)
以下、図1から図4を参照して、本発明の第1の実施形態について説明する。
図1から図4は、この発明の第1の実施形態に係る蒸気タービン(タービン)を示す図である。
蒸気タービン1は、図1に示すように、ケーシング10と、ケーシング10に流入する蒸気Sの量と圧力を調整する調整弁20と、ケーシング10の内方に回転自在に設けられ、動力を図示しない発電機等の機械に伝達する軸体30と、ケーシング10に保持された静翼40と、軸体30に設けられた動翼50と、軸体30を軸回りに回転可能に支持する軸受部60とを備えている。
ケーシング10内周の各静翼40の下流側には、図2に示すように、周方向流れ邪魔板70がケーシング10の内周側に向かって延出して溶接により固定されている。
周方向流れ邪魔板70は、例えば、静翼40と同数とされ、静翼40と同じピッチで配置されている。なお、周方向流れ邪魔板70を、静翼40と同数又は静翼40の整数倍とするかどうか、また、静翼40と同ピッチとするかどうかは任意に設定可能である。
なお、図2は、蒸気タービン1の図1のA−A断面における断面を、軸体30の軸線O方向から見た図である。
ケーシング10は、内部空間が気密に封止されていると共に、蒸気Sの流路とされている。このケーシング10の内壁面には、軸体30が挿通されるリング状の仕切板外輪(静止環状体)11が強固に固定されている。
調整弁20は、ケーシング10の内部に複数個取り付けられており、それぞれ図示しないボイラから蒸気Sが流入する調整弁室21と、弁体22と、弁座23とを備えており、弁体22が弁座23から離れると蒸気流路が開いて、蒸気室24を介して蒸気Sがケーシング10の内部空間に流入するようになっている。
軸体30は、軸本体31と、この軸本体31の外周から径方向に延出した複数のディスク32とを備えている。この軸体30は、回転エネルギーを図示しない発電機等の機械に伝達するようになっている。
静翼40は、ケーシング10から内周側に向かって伸び、軸体30を囲繞するように放射状に多数配置される環状静翼群を構成しており、それぞれ上述した仕切板外輪11に保持されている。これら静翼40の径方向における内方側は、軸体30が挿通されたリング状の仕切板内輪14等で連結されている。
これら複数の静翼40からなる環状静翼群は、軸方向に間隔を空けて六つ形成されており、蒸気Sの圧力エネルギーを速度エネルギーに変換して、下流側に隣接する動翼50に流入させる。
動翼50は、軸体30が有するディスク32の外周部に強固に取り付けられ、各環状静翼群の下流側において、放射状に多数配置されて環状動翼群を構成している。
これら環状静翼群と環状動翼群とは、一組一段とされている。すなわち、蒸気タービン1は、六段に構成されている。このうち、最終段における動翼50の先端部は、周方向に隣接する動翼の先端部同士と連結されておりシュラウド51と呼ばれている。
シュラウド51は、図3に示すように、軸方向における中央部分が突出してステップ状に形成されたステップ部52(52A〜52C)を備えている。
仕切板外輪11の軸方向下流側には、図3に示すように、仕切板外輪11の内周部から拡径されケーシング10の内周面を底部13とする円筒状の環状溝12が形成されており、環状溝12には、シュラウド51が収容され、底部13は、シュラウド51のステップ部52A、52B、52Cと隙間Gdを介して径方向に対向している。
この底部13には、図3に示すように、シュラウド51に向けて径方向に延出する三つのシールフィン17(17A〜17C)が設けられている。これら三つのシールフィン17(17A〜17C)については、後述する。
周方向流れ邪魔板70は、静翼40を通過した流体の周方向の流れを妨げるものであり、図3、図4に示すように、動翼50とケーシング10間に形成される隙間Gdの上流部に基端部を環状溝12の底部13に接続して配置されている。
また、この実施形態において、周方向流れ邪魔板70は、平板状に形成された板部材70Aとされている。
また、板部材70Aは、図4に示すように、軸線Oに沿うとともにタービン1の内周側が軸線Oに向かって延出され、軸線Oを含む面内に配置されている。
なお、図4は、タービン1の概略構成を示す部分断面図であり、図3におけるB−B断面を示す図である。
シールフィン17(17A〜17C)は、図3に示すように、それぞれステップ部52(52A〜52C)に向けて、底部13から内周側に延出しており、周方向に延びている。
これらシールフィン17(17A〜17C)は、ステップ部52(52A〜52C)と微小隙間m(mA〜mC)を径方向に形成している。
これら微小隙間m(mA〜mC)の各寸法は、ケーシング10や動翼50の熱伸び量や動翼50の遠心伸び量等を考慮して、シールフィン17(17A〜17C)と動翼50とが接触することがない範囲で設定されている。
軸受部60は、ジャーナル軸受装置61及びスラスト軸受装置62を備えており、軸体30を回転自在に支持している。
次に、上記の構成からなる蒸気タービン1の動作について、図を用いて説明する。
まず、調整弁20(図1参照)を開状態とすると、図示しないボイラから蒸気Sがケーシング10の内部空間に流入する。
ケーシング10の内部空間に流入した蒸気Sは、各段における環状静翼群と環状動翼群とを順次通過する。
各段の環状静翼群において静翼40を通過した蒸気Sのうち大部分の蒸気Sは、動翼50間に流入し、蒸気Sの速度エネルギーが回転エネルギーに変換されて軸体30に回転が付与される。
一方、蒸気Sのうち一部(例えば、約数%)の蒸気Sは、静翼40から流出した後、周方向成分が増大した状態で環状溝12に流入する。
環状溝12に流入した蒸気Sは、図4に示すように、板部材70Aと接触して周方向流速成分が低下させられる。
また、蒸気Sは、周方向流速等の条件によって、板部材70Aの回転方向Tの前方側においてせん断渦や乱れが発生されやすく、せん断渦や乱れが発生した場合には、蒸気Sに圧力損失が発生して、この領域(シールフィン17Aの軸方向上流側の空間)における圧力が低下する。
蒸気タービン1によれば、板部材70Aを用いて蒸気Sの流れを局所的なせん断渦により乱すことによって、微小隙間mAの上流側における蒸気Sの圧力損失が大きくなり圧力が低下するので、微小隙間mAから軸方向下流側への蒸気Sのリークが抑制される。
また、蒸気タービン1によれば、隙間Gdを介して蒸気Sが下流側にリークすることが抑制されるので、動翼50間を流れる蒸気Sが増加し、その結果、蒸気タービン1の性能を向上することができる。
なお、仕事を終えた排気蒸気は、排気室19を通って図示しない復水器に送られる。
よって、蒸気Sのエネルギーを効率よく回転エネルギーに変換することで、高性能な蒸気タービンを提供することができる。
また、板部材70Aの内周端は、動翼50のステップ部52Aよりも径方向外方に位置しているので、熱伸びや圧力差によりシュラウド51が相対的に上流側に変位したとしても、シュラウド51が板部材70Aに干渉するのを抑制することができる。
なお、シュラウド51をステップ状に形成するのに代えて、平坦状に形成してもよい。
(第2の実施形態)
次に、図5を参照して、この発明の第2の実施形態について説明する。
図5は、この発明の第2の実施形態に係る蒸気タービン2の概略構成を示す部分断面図であり、図3におけるB−B断面を示す図である。
蒸気タービン2の周方向流れ邪魔板70は、平板状に形成された板部材70Bからなり、板部材70Bは板部材70Aと同様の構成とされている。
蒸気タービン2が、蒸気タービン1と異なるのは、図5に示すように、板部材70Bの下流側が、軸体30の軸線Oを含む面よりも軸体30の回転方向Tの後方側(回転方向Tと反対側)に傾斜して形成されている点である。その結果、板部材70Bは、静翼40を通過した蒸気Sの流れ方向とほぼ直交する方向になっている。
なお、図5において、図1〜図4と同様の構成要素については、同一の符号を付し、説明を省略する。
タービン2によれば、板部材70Bが、下流側において軸体30の軸線Oを含む面よりも軸体30の回転方向Tの後方側(回転方向Tと反対側)に形成されているので、蒸気Sの流れ方向とほぼ直交する面で接触して周方向流れが低下するとともに、板部材70Bと接触した蒸気Sに、軸線Oの径方向における回転成分と、軸線O方向における回転成分の双方の回転成分を有するせん断渦や乱れが容易に形成されやすく、その結果、蒸気Sの圧力損失が大きくなり全圧が低下して、隙間Gdからのリーク流量を効率的に低下させることができる。
その結果、タービンの性能を向上することができる。
(第3の実施形態)
次に、図6を参照して、この発明の第3の実施形態について説明する。
図6は、この発明の第3の実施形態に係る蒸気タービン3の要部拡大断面図であり、図1における要部Iの拡大断面図である。
蒸気タービン3が、蒸気タービン1と異なるのは、周方向流れ邪魔板70が平板状に形成された板部材70Cからなり、板部材70Cの中央部に板部材70Cの流体受面の面積に対して開口率が50%とされ、板部材70Cの外形と相似形の開口部71が形成されている点である。
なお、図6において、図1〜図4と同様の構成要素については、同一の符号を付し、説明を省略する。
タービン3によれば、周方向流れ邪魔板70が平板状に形成された板部材70Cからなり、中央部に開口率が50%の開口部71が形成されているので、板部材70Cと接触した流体は周方向の流れが妨げられ、開口部71を通過した流体は開口部71の下流側にせん断渦や大きな乱れが形成されやすく、その結果、圧力損失が発生して微小隙間mAの上流側における蒸気Sの圧力が低下するので、隙間Gdからのリーク流量を効率的に低下させることができ、タービンの効率を向上することができる。
なお、図7は、板部材70Cの効果を示す図であり、横軸は板部材70Cの開口率(%)を、縦軸はタービン効率(改善率)を示している。なお、この数値解析例において、板部材70Cは、軸線Oを含む面内に配置されている。
板部材70Cによれば、開口率が大きくなるにつれて、タービンの効率は漸次上昇し、開口率が約50%のときにタービン効率の改善率が最高となる。また、開口率が50%を超えて100%に近づくにつれて改善率は、漸次ゼロに近づく。以上のように、開口率を約30%〜70%の範囲内に、好ましくは、50%近傍に設定して配置することが好適であるといえる。
(第4の実施形態)
次に、図8を参照して、この発明の第4の実施形態について説明する。
図8は、この発明の第4の実施形態に係る蒸気タービン4の要部拡大断面図であり、図1における要部Iの拡大断面図である。
蒸気タービン4が、蒸気タービン1と異なるのは、図8に示すように、周方向流れ邪魔板70が平板状に形成された多孔板部材70Dからなり、流体受面に多数の孔72が配列されている点である。
なお、図8において、図1〜図4と同様の構成要素については、同一の符号を付し、説明を省略する。
タービン4によれば、周方向流れ邪魔板70が多孔板部材(多孔板状体)70Dにより構成されているので、流体受面の広い範囲にわたって蒸気Sの周方向流れが遮られて蒸気Sの周方向流速が低下するとともに、孔72を通って多孔板部材70Dの背後に流れた蒸気Sにより孔72の下流側に多数のせん断渦や乱れが形成されるので、蒸気Sの圧力損失が増大することにより全圧が低下して、隙間Gdからのリーク流量を効率的に低下させることができる。
その結果、タービンの性能を向上することができる。
(第5の実施形態)
次に、図9を参照して、この発明の第5の実施形態について説明する。
図9は、この発明の第5の実施形態に係る蒸気タービン5の要部拡大断面図であり、図1における要部Iの拡大断面図である。
蒸気タービン5が、蒸気タービン1と異なるのは、図9に示すように、周方向流れ邪魔板70が、網状体70Eにより構成されている点である。
なお、図9において、図1〜図4と同様の構成要素については、同一の符号を付し、説明を省略する。
網状体70Eは、例えば、複数のステンレス線材を直交する方向に配列した網目構造を有する構成とされており、線材と線材の間を通じて蒸気Sが流通可能とされている。
タービン5によれば、周方向流れ邪魔板70が、網状体70Eにより構成されているので、網目を通じて網状体70Eの背後に流出した蒸気Sによって線材の背後に多数の渦流や乱れが形成されやすく、その結果、蒸気Sの圧力損失が増大することにより全圧が低下して、隙間Gdからのリーク流量を効率的に低下させることができる。
その結果、タービンの性能を向上することができる。
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、上述した実施の形態において示した動作手順、あるいは各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
例えば、第3から第5の実施形態において、板部材70C、多孔板部材70D、網状体70Eを、第1の実施形態のように軸線Oを含む面内に配置するか、下流側が軸線Oを含む面内より軸体30の回転方向後方側に傾斜して配置するかは任意に設定可能である。
また、上記実施の形態においては、周方向流れ邪魔板70が、平板状に形成される場合について説明したが、例えば、曲面を有する構成としてもよい。
また、上記実施の形態においては、周方向流れ邪魔板70がケーシング10に溶接固定される場合について説明したが、ロー付やリベット、ボルト等で固定してもよいし、ケーシング10と一体成形してもよい。
また、周方向流れ邪魔板70が径方向に延出する場合について説明したが、流体の周方向流れに対してせん断渦や乱れを生成させて圧力損失を発生させるものであれば、周方向流れ邪魔板70は、内周側が径方向に対して回転方向Tの前方側又は後方側に傾斜した向きに配置してもよい。
また、上記実施の形態においては、タービンが蒸気タービンである場合について説明したが、蒸気タービンに代えて、ガスタービンに適用してもよい。
また、上述した実施の形態では、衝動タービンに本発明を適用した場合について説明したが、反動タービンに本発明を適用してもよい。
また、上述した実施の形態では、復水式の蒸気タービンに本発明を適用したが、他の型式の蒸気タービン、例えば、二段抽気タービン、抽気タービン、混気タービン等のタービン型式に本発明を適用することができる。
また、上述した実施の形態では、最終段の動翼50に本発明を適用したが、他の段の動翼50に本発明を適用してもよい。
また、上記実施の形態においては、シール部材が、ケーシング10の内周側に伸びるシールフィン17により構成される場合について説明したが、例えば、ラビリンス構造や、他の構成によるシール部材を用いてもよい。
この発明に係るタービンによれば、動翼とケーシングの間の流体のリークを低減することによりタービンの効率を向上することができるので、産業上利用可能である。
O 軸線
1、2、3、4、5 蒸気タービン(タービン)
10 ケーシング
17、17A、17B、17C シールフィン
30 軸体
40 静翼
50 動翼
70、70A、70B、70C 板部材(周方向流れ邪魔板)
70D 多孔板部材(周方向流れ邪魔板)
70E 網状体(周方向流れ邪魔板)

Claims (7)

  1. 軸線周りに回転自在に支持された軸体と、
    前記軸体の周面に周方向に配置され前記軸体から放射状に伸びる複数の動翼と、
    前記動翼を囲むように形成されたケーシングと、
    前記ケーシング内の前記動翼の上流側に、前記ケーシングの内周に周方向に配置され前記ケーシングの内周側に伸びる複数の静翼と、を備え、
    前記静翼を通過した流体が前記動翼を通過するように構成されたタービンであって、
    前記動翼と前記ケーシングとの間に形成される隙間における前記流体のリークを抑制するシール部材が形成され、前記隙間の前記シール部材の上流側には、前記静翼を通過した流体に圧力損失を発生させ、全圧低下させる周方向流れ邪魔板が前記ケーシングの内周側に延在して形成されていることを特徴とするタービン。
  2. 請求項1に記載のタービンであって、
    前記周方向流れ邪魔板は、
    前記軸線を含む面内に形成されていることを特徴とするタービン。
  3. 請求項1に記載のタービンであって、
    前記周方向流れ邪魔板は、
    前記軸線の軸方向における前記流体の下流側が、前記軸線を含む面よりも前記軸体の回転方向後方側に向かって形成されていることを特徴とするタービン。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のタービンであって、
    前記周方向流れ邪魔板は、
    板状体により構成されていることを特徴とするタービン。
  5. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のタービンであって、
    前記周方向流れ邪魔板は、
    開口部が形成された板状体により構成されていることを特徴とするタービン。
  6. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のタービンであって、
    前記周方向流れ邪魔板は、
    複数の孔が形成された多孔板状体により構成されていることを特徴とするタービン。
  7. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のタービンであって、
    前記周方向流れ邪魔板は、
    網状体により構成されていることを特徴とするタービン。
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