JP2011048733A - オイル点検支援システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 ユーザによる自動車のエンジンオイルの自主的な点検の励行を支援するオイル点検支援システムを提供することを目的とする。
【解決手段】 オイル点検点検支援システムのレポート作成部からオイル点検管理部へ最新のオイル点検レポートが入力されると(S21:Yes)、その最新のオイル点検レポートに記録される点検日が、オイル点検DBに記憶される当該ユーザのオイル点検履歴の前回の点検日から3か月以上経過しているか否かをチェックし(S22)、その結果、3か月以上経過していれば(S22:Yes)、当該ユーザが定期的なオイル点検を実施したものと判断し、当該ユーザが定期的なオイル点検を実施していることへの特典として、オイル交換報告ポイントを当該ユーザに付与するため、オイル交換報告ポイント発行要求を、ポイント発行部へ出力する(S23)。
【選択図】 図8

Description

本発明は、自家用乗用車その他の自動車(以下単に「自動車」ともいう。)のユーザによる、その自動車の自主的なオイル点検の励行を支援するためのシステムに関するものである。
例えば、オイル点検を含めた自家用乗用車に関するユーザ(使用者、保有者の双方を含む。)による点検(いわゆる日常点検)は、自家用乗用車の走行距離、運行前の状態等から判断した適切な時期に行うことを要するものとされている。
特許第3773895号公報
しかしながら、このような自動車のユーザ点検については、その実施時期の決定がユーザの自主な判断に大きく左右されることから、適切な時期に実施されずにそのまま放置されていることが少なからず存在し、このことが自動車を安全に運行する際の問題となることがある。例えば、エンジンオイルの交換及びオイルフィルタの交換については、適切な時期になされずに放置されたまま相当期間経過しているケースが少なからず存在するものと考えられる。
また、自動車の自主的な点検整備を定期的に実施することの重要性、及び、オイル交換及びフィルタ交換などの消耗部品等の交換時期の自主管理の重要性について認識しているユーザでも、その作業が面倒かつ煩雑であることから、なかなか自主的に自動車の点検を実施できずにいる者も多数存在しているものと考えられる。
また、エンジンオイルやエンジンフィルタの減少又は劣化に伴う交換はユーザの責任において実施されるべきであるが、これらに関する知識に乏しいユーザにあっては、エンジンオイルやオイルフィルタの交換時期についての自主管理をできずに、結果、エンジンオイルやオイルフィルタの劣化に伴う自動車の性能低下を誘発することもある。
また、上記の自動車の点検整備項目の中でも、オイル点検並びにオイル交換及びフィルタ交換は比較的頻繁に行われるものであるが、これらの交換時期の判断指標となるべきオイル点検をどのように行うべきか、又は、オイル交換及びフィルタ交換に際して何を管理すべきかを忘れているユーザがいることも考えられる。
一方、自動車関連事業者にあっては、オイル交換時期やフィルタ交換時期を把握できれば、それらのタイミングを見計らって、自動車のユーザに対し、自己の自動車整備工場におけるオイル交換やフィルタ交換の実施を促すような勧誘活動を行うこともできるが、個々のユーザの自動車のオイル交換時期やフィルタ交換時期を把握するための適当な手段が存在しない。
また、ユーザに対するオイル交換やフィルタ交換に関する営業上の案内を適切なタイミングで自動車関連事業者から行うことができれば、ユーザにとってもオイル交換やフィルタ交換を行う絶好の機会となるため、より好ましいことではあるが、自動車関連事業者において個々のユーザのオイル交換時期やフィルタ交換時期を把握するできないために実現できずにいる。
そこで、本発明は、上述した各種の問題点を解決するにあたって、まず、第一に解決すべき課題としてユーザによる自動車の点検の促進を図るため、オイル点検の結果に関するオイル点検レポートをユーザに定期的に作成及び提出させることを通じて、オイル点検に対する意識を身近なものへと転換させ、更に、そのオイル点検レポートの提出に対する特典を付与することにより、ユーザによる自動車のエンジンオイルの自主的な点検の励行を支援するオイル点検支援システムを提供することを目的としている。
この目的を達成するために、請求項1のオイル点検支援システムは、ユーザにより操作されるレポート作成画面を有し、そのレポート作成画面のオイル点検項目毎の入力エリアへユーザにより実施されたオイル点検の結果を入力させて、その入力されたオイル点検の結果に基づいてオイル点検レポートを作成し、この作成したオイル点検レポートを出力するレポート作成手段と、そのレポート作成手段から入力されるオイル点検レポートの内容に基づいて生成される各ユーザのオイル点検履歴を記憶し、その各ユーザのオイル点検履歴を、最新のオイル点検レポートに基づいて更新するオイル点検管理手段と、そのオイル点検管理手段にオイル点検レポートが入力された場合に、そのオイル点検レポートの提出者であるユーザに対して所定の価値ポイントを付与する点検ポイント付与手段と、その点検ポイント付与手段により付与される価値ポイントをユーザ毎に蓄積するポイント蓄積手段と、そのポイント蓄積手段に蓄積される価値ポイントを、オイル交換若しくはフィルタ交換の少なくとも一方又はこれらの双方の実施に必要となる代金の一部又は全部に代えて支払うポイント支払手段とを備えている。
この請求項1のオイル点検支援システムによれば、レポート作成手段がユーザにより操作され、その操作によりユーザの実施したオイル点検の結果が、レポート作成画面のオイル点検項目毎の入力エリアに入力される。そして、オイル点検レポートは、入力されたオイル点検の結果に基づいてレポート作成手段により作成され、レポート作成手段によりオイル点検管理手段へ出力される。
オイル点検レポートの内容であるオイル点検の結果は、そのオイル点検レポートの作成者であるユーザのオイル点検履歴の作成及び更新に用いられる。各ユーザのオイル点検履歴は、オイル点検管理手段によりオイル点検レポートの内容に基づき生成され、そのオイル点検管理手段に記憶され、レポート作成手段から入力される最新のオイル点検レポートの内容に基づいてオイル点検管理手段により更新される。
そして、このオイル点検管理手段にオイル点検レポートが入力される場合には、当該オイル点検レポートの提出者であるユーザがオイル点検を定期的に実施していると判断して、点検ポイント付与手段よって、そのユーザに対して所定の価値ポイントが付与される。
この点検ポイント付与手段により付与される価値ポイントは、ユーザ毎にポイント蓄積手段により蓄積される。このポイント蓄積手段に蓄積される価値ポイントは、オイル交換若しくはフィルタ交換の少なくとも一方又はこれらの双方の実施に必要となる代金の一部又は全部に代えて、ポイント支払手段により支払われる。
請求項2のオイル点検支援システムは、請求項1のオイル点検支援システムにおいて、ユーザからの照会に応じて、そのユーザに関する前記オイル点検管理手段に記憶されるオイル点検履歴を、そのユーザに対して提供する点検履歴照会手段を備えている。
請求項3のオイル点検支援システムは、請求項1又は2のオイル点検支援システムにおいて、前記レポート作成手段は、ユーザが使用するユーザ端末機を備えるとともに、そのユーザ端末機の操作を介してレポート作成画面が操作されるものであり、そのユーザ端末機が携帯型の通信機器である。
請求項4のオイル点検支援システムは、請求項1から3のいずれかのオイル点検支援システムにおいて、前記オイル点検管理手段に記憶されるオイル点検履歴に基づいて生成される各ユーザについての次回オイル交換時期若しくは次回フィルタ交換時期の少なくとも一方又はその双方に関する情報である次回交換時期情報を記憶し、その各ユーザの次回交換時期情報を、最新のオイル点検履歴に基づいて更新する次回交換時期管理手段と、その次回交換時期管理手段に記憶される次回交換時期情報に基づき、次回オイル交換時期若しくは次回フィルタ交換時期の少なくとも一方又はその双方が到来したか否かを判断する交換タイミング判断手段と、その交換タイミング判断手段による判断の結果、次回オイル交換時期若しくは次回フィルタ交換時期の少なくとも一方又はその双方が到来している場合に、その旨と共に又はその旨に代えて、該当ユーザに対し、登録事業者でのオイル交換やフィルタ交換を勧誘する営業案内を告知する交換告知メッセージ手段と、その交換告知メッセージ手段から告知を受けたユーザがオイル交換若しくはフィルタ交換の少なくとも一方又はその双方の実施に必要となる商品の購入手続を登録事業者との間で行う購入手続手段と、その購入手続手段により購入手続がなされた商品の代金の一部又は全部を価値ポイントを用いて支払う旨の申し込みを受け付け、その支払いに用いる価値ポイント値の払い出しを要求するポイント払出要求を、前記ポイント蓄積手段へ出力するポイント支払受付手段とを備えており、前記ポイント支払手段は、そのポイント支払受付手段により申し込まれた価値ポイント値に等しい値の価値ポイントを、前記購入手続手段により購入手続がなされた商品の代金の一部又は全部に代えて、前記ポイント蓄積手段に蓄積される価値ポイントから支払うものである。なお、この請求項4記載の商品にはサービス(役務)を含めても良い。
この請求項4のオイル点検支援システムによれば、請求項1から3のいずれかのオイル点検支援システムと同様に作用する上、オイル点検管理手段に記憶されるオイル点検履歴は、そのオイル点検履歴に係るユーザに関する次回交換時期情報の作成及び更新に用いられる。ここで、各ユーザの次回交換時期情報は、各ユーザについての次回オイル交換時期若しくは次回フィルタ交換時期の少なくとも一方又はその双方に関する情報である。
また、各ユーザの次回交換時期情報は、次回交換時期管理手段によってオイル点検管理手段に記憶される各ユーザのオイル点検履歴に基づき生成され、この次回交換時期管理手段に記憶され、オイル点検管理手段に記憶されている最新のオイル点検履歴に基づいて次回交換時期管理手段により更新される。
そして、この次回交換時期情報に基づき、次回オイル交換時期若しくは次回フィルタ交換時期の少なくとも一方又はその双方が到来したか否かが交換タイミング判断手段により判断される。その結果、次回オイル交換時期若しくは次回フィルタ交換時期の少なくとも一方又はその双方が到来していると判断される場合には、その旨と一緒に又はその旨に代えて、該当ユーザに対し、登録事業者でのオイル交換やフィルタ交換を勧誘する営業案内が、交換告知メッセージ手段により告知される。
ここで、交換告知メッセージ手段から告知を受けたユーザは、購入手続手段を介して、オイル交換若しくはフィルタ交換の少なくとも一方又はその双方の実施に必要となる商品の購入手続を、登録事業者との間で行える。しかも、購入手続手段により購入手続がなされた商品の代金の一部又は全部は、当該ユーザについてポイント蓄積手段に蓄積される価値ポイントを用いて支払うことができる。
価値ポイントを用いた支払いの申し込みはポイント支払受付手段により受け付けられ、この申し込みを受け付けたポイント支払手段により、その支払いに用いる価値ポイント値の払い出しを要求するポイント払出要求がポイント蓄積手段へと出力される。
ポイント払出要求がポイント蓄積手段へ入力されると、ポイント支払受付手段により申し込まれた価値ポイント値に等しい値の価値ポイントが、購入手続手段による購入代金の一部又は全部に代えて、ポイント支払手段によりポイント蓄積手段に蓄積される価値ポイントから支払われる。
請求項5のオイル点検支援システムは、請求項1から4のいずれかのオイル点検支援システムにおいて、ユーザがオイル交換若しくはフィルタ交換の少なくとも一方又はその双方の実施に必要となる商品の購入手続を登録事業者との間で行う購入手続手段と、その購入手続手段により購入手続が行われた場合、当該購入者であるユーザに対して所定の価値ポイントを付与する購入ポイント付与手段とを備えており、前記ポイント蓄積手段は、その購入ポイント付与手段により付与される価値ポイントをユーザ毎に蓄積するものである。なお、この請求項5記載の商品にはサービス(役務)を含めても良い。
この請求項5のオイル点検支援システムによれば、請求項1から4のいずれかのオイル点検支援システムと同様に作用する上、ユーザは、購入手続手段を介して、オイル交換若しくはフィルタ交換の少なくとも一方又はその双方の実施に必要となる商品の購入手続を、登録事業者との間で行える。この購入手続手段による購入手続が行われた場合、当該購入者であるユーザに対しては、所定の価値ポイントが購入ポイント付与手段により付与される。
この購入ポイント付与手段により付与される価値ポイントは、ユーザ毎にポイント蓄積手段により蓄積される。このポイント蓄積手段に蓄積された価値ポイントは、オイル交換若しくはフィルタ交換の少なくとも一方又はこれらの双方の実施に必要となる代金の一部又は全部に代えて、ポイント支払手段により支払われる。
請求項6のオイル点検支援システムは、請求項1から5のいずれかのオイル点検支援システムにおいて、前記レポート作成画面は、前記入力エリアとして、実際のオイルゲージにおけるオイルの付着した範囲を入力するためのオイルレベル値入力エリアを備えており、そのオイルレベル値入力エリアは、実際のオイルゲージ形状を模倣した表示領域であって、そのオイルレベル値入力エリアに入力されたオイルレベル値の大きさに応じて、擬似オイルの付着範囲が可変表示される仮想オイルゲージを備えている。
この請求項6のオイル点検支援システムによれば、請求項1から5のいずれかのオイル点検支援システムと同様に作用する上、レポート作成画面の入力エリアには、実際のオイルゲージの形状を模倣した仮想オイルゲージを有したオイルレベル値入力エリアがある。このオイルレベル値入力エリアによれば、レポート作成画面の操作に基づいて入力されたオイルレベル値の大きさに応じて、仮想オイルゲージに付着した擬似的なオイルを表わす擬似オイルの範囲(付着範囲)が変更されて表示される。
請求項1のオイル点検支援システムによれば、ユーザによりレポート作成手段が操作されることで、ユーザによるオイル点検の結果が、レポート作成画面の入力エリアへ入力されてオイル点検レポートが作成される。ユーザは、自ら行ったオイル点検の結果を、レポート作成画面に予め用意したオイル点検項目毎の入力エリアへ入力するだけで、簡易かつ手軽にオイル点検の記録であるオイル点検レポートを作成できるので、オイル点検の記録を労せずして行うことができるという効果がある。
また、このオイル点検レポートを定期的に作成して提出することによって、その特典として所定の価値ポイントがユーザに対して付与される。しかも、この価値ポイントは、オイル交換若しくはフィルタ交換の少なくとも一方又はこれらの双方の実施に必要となる代金の一部又は全部として使用できる。このことは、実質的上、オイル点検レポートの提出実績に基づいて、オイル交換やフィルタ交換の実施費用を軽減できるという付加価値をユーザに付与することとなり、これによりユーザによる定期的なオイル点検の励行を促進できるという効果がある。
また、レポート作成手段によれば、ユーザにより実施されたオイル点検の結果がレポート作成画面のオイル点検項目毎の入力エリアに入力されることでオイル点検レポートが作成されるので、例えば、オイル点検をどのように行うべきか、又は、オイル交換及びフィルタ交換に際して何を管理すべきかを忘れているユーザであっても、必要な点検項目を欠かすことなくオイル点検結果を記録することができるという効果がある。
請求項2のオイル点検支援システムによれば、請求項1のオイル点検支援システムの奏する効果に加え、ユーザからの照会に応じて当該ユーザにより実施されたオイル点検履歴が点検履歴照会手段により当該ユーザに提供されるので、ユーザは、このオイル点検履歴の照会結果から、過去のオイル点検結果を把握でき、オイル交換やフィルタ交換の適切な時期の判断するための資料とすることができるという効果がある。
請求項3のオイル点検支援システムによれば、請求項1又は2のオイル点検支援システムの奏する効果に加え、レポート作成手段の操作に用いられるユーザ端末機は、手軽に持ち運び及び携帯可能な携帯型通信機器であるので、オイル点検時にオイル点検レポートをその場で即座に作成でき、当該レポート作成の煩わしさを軽減でき、その上、ユーザによるエンジンオイルの自主点検の励行をより身近でかつ手軽なものにすることができるという効果がある。
請求項4のオイル点検支援システムによれば、請求項1から3のいずれかのオイル点検支援システムの奏する効果に加え、交換告知メッセージ手段による告知によって、ユーザは、適切なオイル交換時期若しくはフィルタ交換時期の少なくとも一方又はこれらの双方の適切なタイミングを知ることができるので、オイル交換やフィルタ交換の適切な時期の到来をユーザが知らずに放置してしまうことを防止でき、ユーザに対してオイル交換やフィルタ交換の実施を促すことができる。結果、自動車の安全運行を促進できるという効果がある。
また、このような交換告知メッセージ手段による告知があるので、ユーザはオイル交換時期及びフィルタ交換時期を自主管理する必要もなく、エンジンオイルやオイルフィルタが極度に劣化する以前にこれらの交換を意識することができ、かかる劣化に伴う自動車の性能低下を未然に防止するように働きかけることができるという効果がある。
また、上記した交換告知メッセージ手段による告知によれば、適切なオイル交換時期やフィルタ交換時期のタイミングに合わせ、ユーザに対し、登録事業者でのオイル交換やフィルタ交換の実施を促し勧誘する営業案内が行われる。これによって、登録事業者には営業活動や広告宣伝その他の広報活動の機会が提供され、ユーザには適切なタイミングでオイル交換やフィルタ交換を実施してくれる登録事業者を紹介できるという効果がある。
しかも、ユーザにとっては、この交換告知メッセージ手段による告知を通じて、オイル交換やフィルタ交換に関する商品やサービスを提供する自動車整備工場などの登録事業者に関する情報を取得することができる。よって、オイル交換やフィルタ交換を自動車関連事業者に代行して貰う事業者を選別する際の有用な資料とすることができるという効果がある。
しかも、交換告知メッセージ手段による告知を受けたユーザは、購入手続手段によってオイル交換若しくはフィルタ交換の少なくとも一方又はその双方の実施に必要となる商品の購入手続を登録事業者との間で行うことができる。よって、ユーザに対して、交換告知メッセージ手段による告知後、即座に購入手続手段を用いてオイル交換やフィルタ交換に関する商品の購入手続が行える機会を提供することができ、より確実にオイル交換やフィルタ交換の実施を促すことができるという効果がある。
そのうえ、かかる購入手続手段による購入手続によれば、登録事業者に対する代金の一部又は全部を、購入者であるユーザがポイント蓄積手段に蓄積している価値ポイントを用いて支払うことができる。このことは、実質的上、オイル点検レポートの提出実績に基づいて、オイル交換やフィルタ交換の実施費用を軽減できるという付加価値をユーザに対して付与することとなり、これによりユーザによる定期的なオイル点検の励行を更に促進できるという効果がある。
請求項5のオイル点検支援システムによれば、請求項1から4のいずれかのオイル点検支援システムの奏する効果に加え、ユーザは、購入手続手段によってオイル交換若しくはフィルタ交換の少なくとも一方又はその双方の実施に必要となる商品の購入手続を登録事業者との間で行うことができる。よって、オイル交換やフィルタ交換に関する商品やサービスを提供する自動車整備工場を自ら探し出す手間を要することなく、オイル交換やフィルタ交換に関する必要な商品の購入手続を行うことができるという効果がある。
しかも、この購入手続手段による購入によれば、その購入者たるユーザに対して特典として付与される所定の価値ポイントを、オイル交換若しくはフィルタ交換の少なくとも一方又はこれらの双方の実施に必要となる代金の一部又は全部として使用できる。このことは、実質的上、購入手続手段を介した商品の購入手続に基づいて、オイル交換やフィルタ交換の実施費用を軽減できるという付加価値をユーザに対して付与することとなり、これによりユーザによる定期的なオイル点検の励行を更に促進できるという効果がある。
請求項6のオイル点検支援システムによれば、請求項1から5のいずれかのオイル点検支援システムの奏する効果に加え、オイルレベル値入力エリアに入力されたオイルレベル値の大きさは、仮想オイルゲージにおける擬似オイルの付着範囲という形態で再現されるので、実際のオイルゲージに付着したオイルの付着範囲と視覚的に比較照合することができる。したがって、オイルゲージの読み取りに不慣れなユーザであっても、自己のオイル位置の読み取りが適切か否かを再確認しながら、オイルゲージの読み取り結果の入力を容易に行うことができるという効果がある。
本発明の一実施例であるオイル点検支援システムの電気的構成を示したブロック図である。 オイル点検支援システムの機能ブロック図である。 オイル点検レポートの構成を示した概念図である。 (a)は、レベル選択ボタンの選択操作前のレポート作成画面の状態を示した図であり、(b)は、レベル選択ボタンの選択操作後のレポート作成画面の状態を示した図であり、(c)は、点検履歴照会結果の表示例を示した図である。 オイル点検データベースに記憶されるユーザ1人分のオイル点検履歴を例示したものである。 オイル交換データベースの一例を示した概念図である。 レポート作成処理に関するフローチャートである。 オイル点検履歴更新処理を示したフローチャートである。 (a)は、ポイント発行処理を示したフローチャートであり、(b)は、ポイント支払処理を示したフローチャートである。 次回交換時期更新処理を示したフローチャートである。
以下、本発明の好ましい実施の形態について、添付図面を参照して説明する。本実施形態のオイル点検支援システム1は、ユーザによる自動車のエンジンオイルの自主的な点検の励行とエンジンオイル及びオイルフィルタの交換とを支援するためのシステムである。
なお、本明細書では、ユーザの自動車におけるエンジンオイルに関する点検を「オイル点検」といい、当該エンジンオイルの交換を「オイル交換」といい、オイルフィルタの交換を「フィルタ交換」といい、上記したオイル点検に基づいて得られた各種情報についてのレポートを「オイル点検レポート」という。
[オイル点検支援システムの電気的構成]
図1は、本発明の一実施例であるオイル点検支援システム1の電気的構成を示したブロック図である。図1に示すように、オイル点検支援システム1は、そのハードウェアとして、主に、ユーザが使用するユーザ端末機2と、そのユーザ端末機2と電気通信回線網4を介して通信可能に接続される支援コンピュータ3と、後述する提携事業者により使用される事業者端末装置5とを備えている。
ここで、提携事業者とは、ユーザから支払われる代金の一部若しくは全部として後述する価値ポイントを使用することについて、本システム1の管理者との間で提携関係にある事業者であって、本システム1に予め登録されている商品提供者又はサービス提供者をいう。
この提携事業者には、自動車関連事業者が含まれており、その他にも、飲食品販売業、日用品販売業、飲食業、交通運輸業、その他の業種の事業者等が含まれている。自動車関連事業者は、オイル交換などの自動車整備を事業の一部に有するもの、例えば、カーディーラー、エンジンオイル等のカー用品販売店、ガソリンスタンドなどである。
また、提携事業者のうち自動車関連事業者であって、オイル交換若しくはフィルタ交換の少なくとも一方又はこれらの双方の実施に必要となる代金の一部又は全部として価値ポイントを使用することについて同意し、かつ、本システム1に予め特別に登録されているものを、本明細書にて「登録事業者」という。
[ユーザ端末機]
ユーザ端末機2は、表示デバイス25に各種画像を表示させる画像表示機能と、その画像表示機能により表示される各種画像に対する入力操作機能と、その入力操作の結果を支援コンピュータ3へ送信する通信機能とを備えており、例えば、携帯電話機その他の表示デバイス25及び入力操作デバイス26を有した携帯型通信機器が用いられる。
このようにユーザ端末機2は、手軽に持ち運び可能で携帯可能な携帯型通信機器であるので、オイル点検をしているその場で、オイル点検レポート50(図3参照。)を即座に作成及び提出でき、当該レポート作成の煩わしさを軽減でき、その上、ユーザによるエンジンオイルの自主点検の励行をより身近でかつ手軽なものにすることができる。
ユーザ端末機2は、CPU21、ROM22、RAM23、EEPROM24、表示デバイス25、入力操作デバイス26、通信インターフェイス27、その他の各種デバイス(図示せず。)を備えたコンピュータ機器であって、通信インターフェイス27を介して電気通信回線網4と接続されており、支援コンピュータ3との間で各種電子情報を通信可能となっている。
CPU21は、当該ユーザ端末機2における各種処理を実行する演算装置であり、ROM22は、OSなどの基本プログラムが記憶されている書き換え不能な不揮発性メモリである。また、RAM23は、ワークメモリとして利用される書き換え可能な揮発性メモリであり、EEPROM24は、書き換え可能な不揮発性メモリである。
表示デバイス25は、例えば、LCD(Liquid-Crystal-Display)、有機ELディスプレイなどの各種画像を表示するための映像表示器であり、その画面上にオイル点検レポート50の生成に必要となる各種情報の入力操作が行われるレポート作成画面60(図4(a)及び図4(b)参照。)も表示される。
入力操作デバイス26は、上記した表示デバイス25の画面表示に対して各種の入力操作を行うための入力操作用の機器であり、例えば、携帯電話機であれば、ダイヤ文字入力ボタン等の各種の入力ボタンが複数配列された操作パネルや、上記した表示デバイス25の画面に直接操作可能なタッチパネルがある。この入力操作デバイス26によって、表示デバイス25の画面上に表示されるレポート作成画面60に対する入力操作も行われる。
このように構成されたユーザ端末機2は、そのEEPROM24等に記憶される各種アプリケーションプログラムに従って各部を作動させることによって、オイル点検支援システム1の一部としての機能を発揮するものである。
特に、ユーザ端末機2は、後述するレポート作成部11の一部、点検履歴照会部13の一部、交換告知メッセージ部15の一部、オイル購入手続部16の一部、ポイント支払受付部19の一部、ポイント照会部20の一部としての機能を発揮するものである。
[支援コンピュータ]
支援コンピュータ3は、他の外部機器から送信されてくる電子情報を受信する通信機能と、その通信機能により受信した電子情報を記憶、保存及び管理するデータベース(以下「DB」と略記する。)機能と、これらの電子情報に基づいて各種の演算処理及び制御処理を行う演算制御機能とを備えている。
支援コンピュータ3は、CPU31、ROM32、RAM33、EEPROM34、表示デバイス35、入力操作デバイス36、通信インターフェイス37を備えており、更に、現在時刻及び現日付(現在時刻が属する日付。以下同じ。)を計時する回路である時計回路38、大容量の外部記憶媒体であるハードディスク39、その他の各種デバイス(図示せず。)を備えたコンピュータ機器であって、通信インターフェイス37を介して電気通信回線網4と接続されており、上記した複数のユーザ端末機2と通信可能となっている。
CPU31は、当該支援コンピュータ4における各種処理を実行する演算装置であり、ROM32は、OSなどの基本プログラムが記憶されている書き換え不能な不揮発性メモリである。また、RAM33は、ワークメモリとして利用される書き換え可能な揮発性メモリであり、EEPROM34は、書き換え可能な不揮発性メモリである。
表示デバイス35は、例えば、LCD(Liquid-Crystal-Display)、有機ELディスプレイ、CRT、PDP(Plasma-Display-Panel)などの各種画像を表示するための映像表示器である。入力操作デバイス26は、上記した表示デバイス35の画面表示に対して各種の入力操作を行うための入力操作用の機器であり、複数のキーが配設されたキーボード、マウスなどのポインティングデバイス、上記した表示デバイス35の画面に直接操作可能なタッチパネルがある。
このように構成された支援コンピュータ3は、そのハードディスク39にアプリケーションプログラムが記憶されており、この各種アプリケーションプログラムがCPU31により実行されることによって、後述するオイル点検支援システム1の各部としての機能を発揮するものである。
特に、支援コンピュータ3は、後述するレポート作成部11の一部、オイル点検管理部12、点検履歴照会部13の一部、次回交換時期管理部14、交換告知メッセージ部15の一部、オイル購入手続部16の一部、ポイント発行部17、ポイント蓄積部18、ポイント支払受付部19の一部、ポイント照会部20の一部としての機能を発揮するものである。
[事業者端末装置]
事業者端末装置5は、支援コンピュータ3と同様な構成を有するコンピュータ機器であり、支援コンピュータ3から送信されくる各種情報を通信インターフェイスにより受信する通信機能と、その受信した各種情報を表示デバイスに表示する表示機能とが備わっている。
[オイル点検支援システムの機能的構成]
図2は、オイル点検支援システム1の機能ブロック図である。図2に示すように、オイル点検支援システム1は、レポート作成部11と、オイル点検管理部12と、点検履歴照会部13と、次回交換時期管理部14と、交換告知メッセージ部15と、オイル購入手続部16と、ポイント発行部17と、ポイント蓄積部18と、ポイント支払受付部19と、ポイント照会部20と、をそれぞれ備えている。
[レポート作成部]
レポート作成部11は、ユーザが実施したオイル点検の結果に基づいてオイル点検レポート50を作成し、この作成したオイル点検レポート50をオイル点検管理部12へ出力(提出)する機能ユニットである。
このレポート作成部11は、ユーザ端末機2の入力操作デバイス26の操作に基づいて、そのユーザ端末機2の表示デバイス25に表示されるレポート作成画面60を作動し、入力操作デバイス26の操作に応じてオイル点検に関連する各種項目をレポート作成画面60の各入力エリア61〜64(図4参照。)へ入力させ、かつ、その入力内容を各入力エリア61〜64に表示する。
また、レポート作成部11は、レポート作成画面60の送信ボタン65の操作に基づき、各入力エリア61〜64の入力内容に基づきオイル点検レポート50を作成する。オイル点検レポート50は、ユーザが自動車のエンジンオイルを交換した直後に実施されるオイル点検によって得られた各オイル点検項目に関する点検結果を報告するため、レポート作成部11により生成される電子情報である(図3参照。)。
[オイル点検管理部]
オイル点検管理部12は、レポート作成部11を介して提出される各ユーザからのオイル点検レポート50に基づき、各ユーザのオイル点検履歴の蓄積、検索、更新その他の管理処理を行う機能ユニットである。各ユーザのオイル点検履歴は、このオイル点検管理部12に備わるオイル点検DB12aに、ユーザ毎に識別可能な状態で記憶されている(図5参照。)。
このオイル点検管理部12は、レポート作成部11からオイル点検レポート50が入力されると、そのオイル点検レポート50に基づき、オイル点検DB12aに記憶される該当ユーザのオイル点検履歴を更新する。また、この更新処理が完了すると、当該ユーザのオイル点検履歴の更新済み通知(本明細書にて「オイル点検履歴更新通知」という。)を、次回交換時期管理部14へ出力する。
また、オイル点検管理部12では、オイル点検レポート50がレポート作成部11から入力された場合、そのオイル点検レポート50が所定条件を満たすものであるとき、当該オイル点検レポート50の作成者であるユーザにオイル交換報告ポイントを発行するため、ポイント発行部17に対してオイル交換報告ポイント発行要求を出力する。
オイル交換報告ポイントは、数ヶ月単位の期間を周期として定期的なオイル点検を励行したユーザに対して特典として付与される価値ポイントであり、例えば、3か月以上の期間を周期とした定期的なオイル点検を、ユーザに促すことを目的として付与されるものである。また、オイル交換報告ポイント発行要求は、このオイル交換報告ポイントの発行をポイント発行部17に対して要求する指令である。
ここで、価値ポイントは、提携事業者に支払われる代金の一部又は全部として貨幣の代わりに利用できるものであり、特に、登録事業者に対して支払われるオイル交換若しくはフィルタ交換の少なくとも一方又はこれらの双方の実施に必要となる代金の一部又は全部として、例えば、エンジンオイル、オイルフィルタその他の商品又はサービス(以下「エンジンオイル等」ともいう。)の代金の一部又は全部として利用できるものである。
[点検履歴照会部]
点検履歴照会部13は、ユーザからの照会要求に応じて、そのユーザのオイル点検履歴を提供する機能ユニットである。この点検履歴照会部13は、ユーザ端末機2の入力操作デバイス26が操作されることで、オイル点検管理部12に対して点検履歴照会要求を出力する一方、その照会結果としてオイル点検管理部12から出力されてきた点検履歴照会結果70をユーザ端末機2の表示デバイス25に表示する(図4(c)参照。)。これにより、各ユーザは、自己のオイル点検履歴を確認することができる。
[次回交換時期管理部]
次回交換時期管理部14は、オイル点検管理部12のオイル点検DB12aに記憶されるオイル点検履歴に基づき、エンジンオイルやオイルフィルタに関する次回の交換時期に関する情報(本明細書にて「次回交換時期情報」という。)を、ユーザ毎に管理する機能ユニットである。この各ユーザの次回交換時期情報は、この次回交換時期管理部14に備わる次回交換時期DB14aに、ユーザ毎に識別可能な状態で記憶されている(図6参照。)
また、次回交換時期管理部14は、オイル点検管理部12からオイル点検履歴更新通知があった場合に、そのオイル点検履歴更新通知で指定された該当ユーザに関する最新のオイル点検履歴を、オイル点検DB12aから検索抽出し、これに基づいて当該ユーザの次回交換時期情報の更新を適宜実行するものである。
さらに、次回交換時期管理部14は、毎日指定時刻になると、次回交換時期DB14aに記憶される次回交換時期情報に基づき、ユーザ毎に、次回オイル交換時期が到来したか否かと、次回フィルタ交換時期が到来したか否かとをそれぞれ判断し、その結果、次回オイル交換時期が到来している場合にその旨を告知するメッセージの出力指令(本明細書にて「オイル交換告知指令」という。)を交換告知メッセージ部15へ出力し、次回フィルタ交換時期が到来している場合にその旨を告知するメッセージの出力指令(本明細書にて「フィルタ交換告知指令」という。)を交換告知メッセージ部15へ出力する。
[交換告知メッセージ部]
交換告知メッセージ部15は、次回交換時期管理部14から出力されるオイル交換告知指令若しくはフィルタ交換告知指令の少なくとも一方又はこれらの双方に基づき、該当ユーザに対し、オイル交換時期若しくはフィルタ交換時期の少なくとも一方又はこれらの双方が到来した旨を告知するためのメッセージ(本明細書において「交換告知メッセージ」という。)を、出力する機能ユニットである。
この交換告知メッセージ部15により出力される交換告知メッセージは、ユーザ端末機2において受信及び表示又は再生可能であって、支援コンピュータ3により自動送信可能な電気的又は電子的情報、例えば、電子メール、音声メッセージ、映像メッセージその他の電子通信回線(電話回線を含む。)を通じた送受信可能なものである。
また、交換告知メッセージには、ユーザに対してオイル交換時期若しくはフィルタ交換時期の少なくとも一方又はこれらの双方の到来を直接的に告知する内容が含まれることが好ましい。
ただし、この交換告知メッセージには、上記したオイル交換時期若しくはフィルタ交換時期の少なくとも一方又はこれらの双方の到来を告知する内容に代えて、又は、この内容とともに、登録事業者でのオイル交換若しくはフィルタ交換の少なくとも一方又はこれらの双方を勧めるような広告宣伝内容を含めるようにしても良い。
さすれば、オイル交換時期やフィルタ交換時期をユーザに対して告知するタイミングに合わせて、登録事業者でのオイル交換やフィルタ交換を勧誘する営業案内を行うことができるので、登録事業者の営業活動におけるより効果的な営業機会や広告宣伝機会を提供することができる。
そこで、交換告知メッセージ部15は、該当ユーザに対する交換告知メッセージが電子メールや双方向通信可能な映像メッセージである場合、その交換告知メッセージの一部分に、下記するオイル購入手続部16を操作するための操作画面であるオイル購入手続操作画面(図示せず。)を表示させるために操作されるオイル購入手続用の操作ボタンを備えている。
この交換告知メッセージ部15は、オイル購入手続用の操作ボタンがユーザ端末機2の入力操作デバイス26により操作されることで、下記するオイル購入手続部16に対してオイル購入手続操作画面の表示要求を出力する。すると、このオイル購入手続操作画面の表示要求を受けたオイル購入手続部16は、該当するユーザ端末機2の表示デバイス25にオイル購入手続操作画面を表示させる。
[オイル購入手続部]
オイル購入手続部16は、ユーザがオイル交換若しくはフィルタ交換の少なくとも一方又はその双方の実施に必要となる商品やサービスを、登録事業者から購入するために必要となる購入手続処理を行う機能ユニットである。このオイル購入手続部16によれば、ユーザ端末機2の入力操作デバイス26を介してオイル購入手続操作画面を操作することにより、上記登録事業者との間でエンジンオイル等の購入手続を行うことができる。また、かかる購入手続内容は、このオイル購入手続部16に記憶されるとともに、ユーザが購入手続を行った登録事業者の使用する事業者端末装置5へと送信される。
このオイル購入手続部16によれば、エンジンオイル等の購入手続処理において、例えば、ユーザは、エンジンオイルの銘柄や、購入するオイル容量(本明細書にて「購入オイル容量」という。)を指定することができ、この指定されたエンジンオイルの銘柄及びオイル容量が、ユーザ毎に識別可能な状態でオイル購入手続部16に記憶される。
ここで、購入手続がなされたオイル容量は1回のオイル交換で使用されるオイル量を越えても良く、1回のオイル交換で使い切れずに残ったオイル量については、残余オイル容量としてオイル購入手続部16に記憶され、この残余オイル容量に相当する量のエンジンオイルが次回以降のオイル交換に充当される。
また、このオイル購入手続部16では、エンジンオイル等の購入手続が行われた場合、当該購入手続者であるユーザに対し、かかる購入手続に伴う特典となる価値ポイントとして購入ポイントを発行するため、ポイント発行部17に対して購入ポイント発行要求が出力される。購入ポイント発行要求は、この購入ポイントの発行をポイント発行部17に対して要求する指令である。
[ポイント発行部]
ポイント発行部17は、オイル点検管理部12から出力されるオイル交換報告ポイント発行要求及び、オイル購入手続部16から出力される購入ポイント発行要求に基づき、価値ポイントの獲得者となるユーザに対し、オイル交換報告ポイント及び購入ポイントを発行する機能ユニットである。
[ポイント蓄積部]
ポイント蓄積部18は、各ユーザが保有する価値ポイントを蓄積し管理する機能ユニットであり、ユーザ毎に、その保有する価値ポイント(の値)を蓄積記憶するポイントエリア18aが設けられている。各ポイントエリア18aには、オイル交換報告ポイント発行要求及び購入ポイント発行要求に基づいて、ポイント発行部17により発行されるオイル交換報告ポイント及び購入ポイントを合計したポイント値が記憶される。
このポイント蓄積部18によれば、そこに蓄積されている価値ポイントがユーザにより利用される場合、下記するポイント支払受付部19を介してユーザから支払い要求のあった価値ポイントに等しい値分の価値ポイントが該当するユーザのポイントエリア18aから減算される。これによって、ポイントエリア18aに蓄積される価値ポイントを用いた代金の支払いが行われたこととなる。
[ポイント支払受付部]
ポイント支払受付部19は、各種の提携事業者に対する代金の一部又は全部としてポイント蓄積部18に蓄積されている価値ポイントを利用する場合、特に、上記したようにオイル購入手続部16によるエンジンオイル等の購入手続においてエンジンオイル等の代金の一部又は全部に代えて価値ポイントを登録事業者に支払う場合に、この価値ポイントを用いた支払い(本明細書にて「ポイント支払」という。)の申し込みを受け付ける機能ユニットである。
このポイント支払受付部19は、ユーザ端末機2の入力操作デバイス26を介してポイント支払用の操作画面(図示せず。)が操作され、この操作により、ユーザが価値ポイントを用いた支払いに使用することを希望するポイント値(本明細書にて「支払ポイント値」という。)の設定を行うことができる。
また、ポイント支払受付部19は、支払ポイント値に等しい価値ポイントの支払いを要求する指令(本明細書にて「ポイント支払要求」という。)を、ポイント蓄積部18に対して出力する。また、ポイント支払受付部19は、支払ポイント値を提携事業者の事業者端末装置5にも出力し、かかる支払ポイント値が代金の一部又は全部として充当されることを提携事業者に対して通知する。
この結果、提携事業者から販売提供される商品やサービス、特に、登録事業者から販売提供されるエンジンオイル等の代金の一部又は全部として、このポイント支払受付部19を介して価値ポイントを用いることができるようになるのである。
[ポイント照会部]
ポイント照会部20は、ユーザからの照会要求に応じて、当該ユーザのポイントエリア18aに蓄積記憶される価値ポイントの内容を提供する機能ユニットである。このポイント照会部20は、ユーザ端末機2の入力操作デバイス26が操作されることで、ポイント蓄積部18に対してポイント照会要求を出力する一方、その照会結果としてポイント蓄積部18から出力されてきたポイント照会結果をユーザ端末機2の表示デバイス25に表示する。これにより、各ユーザは、自己の価値ポイントの残高値などを確認することができる。
[オイル点検レポート]
図3は、オイル点検レポート50の構成を示した概念図である。図3に示すように、オイル点検レポート50には、その記録データとして、ユーザが使用する自動車のエンジンに装備されるオイルゲージ(オイルレベルゲージともいう。)の読み取り結果であるオイルレベル値が情報として含まれている。
この他にも、オイル点検レポート50には、オイル交換及びオイル点検の実施日である点検日、その点検時の自動車の総走行距離、その点検の際にオイルフィルタの交換を実施したか否かを表わすフィルタ交換情報などの各種情報が含まれている。
[レポート作成画面]
図4を参照して、レポート作成部11により作動されるレポート作成画面60について説明する。図4(a)は、レベル選択ボタン61cの選択操作前のレポート作成画面60の状態を示した図であり、図4(b)は、レベル選択ボタン61cの選択操作後のレポート作成画面60の状態を示した図である。
このレポート作成画面60は、オイル点検レポート50を作成するためにユーザ端末機2の表示デバイス25に表示される入力操作用の画面であり、ユーザ端末機2の入力操作デバイス26を介して各種の入力及び操作が行われる。なお、ユーザ端末機2は、レポート作成部11の一部として機能するものである。
図4に示すように、レポート作成画面60には、オイル点検項目に関する点検結果の入力エリアとなる、オイルレベル値入力エリア61と、点検日入力エリア62と、走行距離入力エリア63と、フィルタ交換入力エリア64と、送信ボタン65とが設けられている。なお、これらの各入力エリア61〜64及び送信ボタン65の操作は、いずれも上記した入力操作デバイス26の操作を介して行われる。
オイルレベル値入力エリア61は、オイルレベル値を入力するための入力エリアであり、自動車エンジンに装備される実際のオイルゲージの形状を模倣(象形)した仮想オイルゲージ61aが設けられている。また、この仮想オイルゲージ61aの上には、この仮想オイルゲージ61aに擬似的に付着するオイル(本明細書にて「擬似オイル」という。)の付着範囲を示す値であるオイルレベル値を指示する9本のレベル目盛61b,61b,・・・が設けられている。
また、この仮想オイルゲージ61aの横には、オイルレベル値を表わした「レベル0」〜「レベル9」の表示部が10個設けられており、かかる10個の「レベル0」〜「レベル9」の表示部自体が、この仮想オイルゲージ61aへの擬似オイルの付着範囲を選択するためのレベル選択ボタン61c,61c,・・・となっている。各レベル選択ボタン61cは、入力操作デバイス26を介して操作されるものであり、このレベル選択ボタン61cの操作がオイルレベル値の入力操作となる。
また、仮想オイルゲージ61aは、初期状態において、その輪郭線の内側領域(本明細書にて「ゲージ領域」という。)61a1全体が所定色(以下「初期設定色」という。)に設定されており、上記した10個のレベル選択ボタン61cの中の1つが選択されると、その選択されたレベル選択ボタン61cに対応するオイルレベル値を示すレベル目盛61b以下のゲージ領域61a1が初期設定色とは異なる色(本明細書にて「擬似オイル色」という。)に変更表示されるように構成されている(図4(b)参照)。
つまり、仮想オイルゲージ61aは、レベル選択ボタン61cにより入力されるオイルレベル値の大きさに応じて、擬似オイルの付着範囲(擬似オイル色の表示範囲)が可変表示されるように構成されている。なお、本実施例における仮想オイルゲージ61aのゲージ領域61a1は、その初期設定色がレポート作成画面60の背景色と同一色の白色とされており、その擬似オイル色が、初期設定色とは異なる青色とされている。
このように構成されたオイルレベル値入力エリア61を用いたオイルレベル値の入力は、自動車に装備されている実際のオイルゲージに付着したオイルの付着範囲を、ユーザが目視により確認し、その目視したオイル付着範囲が、仮想オイルゲージ61aにおける先端(図4中の仮想オイルゲージ61aの下端)からどのレベル目盛61bまでの範囲に相当するのかをユーザが判断し、その判断の結果該当するレベル目盛61bに対応するレベル選択ボタン61cを入力操作デバイス26により選択操作することで行われる。
このようにしてオイルレベル値入力エリア61へのオイルレベル値の入力が行われると、仮想オイルゲージ61aのうち、ユーザにより選択されたレベル選択ボタン61cに対応するレベル目盛61b以下のゲージ領域61a1の色が、初期設定色(図4(a)参照)から擬似オイル色(図4(b)参照)へと変更される。
この仮想オイルゲージ61aのゲージ領域61a1に表示される擬似オイル色は、オイルゲージにオイルが付着した範囲を擬似的に表示したものであり、これによりユーザが視覚的に実際のオイルゲージの読み取り結果とオイルレベル値入力エリア61への入力結果とを仮想オイルゲージ61aを介して容易に照合でき、自己のオイル位置の読み取りが適切か否かを再確認することができる。
なお、仮想オイルゲージ61aの変色領域を目視して、実際のオイルゲージの読み取り又はその読み取り結果の入力が不適切であると判断した場合には、最も適切なレベル選択ボタン61cを再操作することにより、仮想オイルゲージ61aのゲージ領域61a1内に表示された擬似オイル色の範囲を適宜変更させることができる。
点検日入力エリア62は、上記した点検日が和暦で入力される入力欄であり、オイル点検日が「(現元号)aa年bb月cc日」である場合に「aabbcc」が入力される。例えば、オイル点検日が「平成21年6月15日」であるならば、点検日入力エリア62には「210615」と入力される。
走行距離入力エリア63は、上記した総走行距離の数値を入力するための入力欄であり、オイル点検が実施される自動車の総走行距離が単位[km]で入力される。例えば、オイル点検時における自動車の総走行距離が「25700km」であるならば、走行距離入力エリア63には「25700」と入力される。
フィルタ交換入力エリア64は、上記したフィルタ交換情報、即ち、今回のオイル点検時におけるフィルタ交換の有無を選択するための選択欄であり、当該フィルタ交換の有無が、「はいしました」又は「いいえしてません」のいずれかの欄をラジオボタン65aを介して選択することにより入力される。つまり、フィルタ交換入力エリア64の「はいしました」の欄が選択されれば、フィルタ交換情報は「有」となり、「いいえしてません」の欄が選択されれば、フィルタ交換情報は「無」となる。
送信ボタン65は、レポート作成部11によって、レポート作成画面60の各入力エリア61〜64に入力されたオイル点検の結果に関する各種情報に基づいてオイル点検レポート50を作成し、その作成されたオイル点検レポート50をオイル点検管理部12へ出力するために操作されるものである。具体的には、この送信ボタン65が操作されることにより、オイル点検レポート50がユーザ端末機2により作成されて支援コンピュータ3へ送信される。
[点検履歴照会結果]
図4(c)は、点検履歴照会結果70の表示例を示した図である。図4(c)に示すように、ユーザ端末の表示デバイス25に表示される点検履歴照会結果70は、点検日毎に、総走行距離、オイルレベル値、及び、フィルタ交換情報を表示したものであり、オイルレベル値については「レベル7」、「レベル5」などの文字表記71を用いて表示されている。
しかも、この点検履歴照会結果70には、オイルレベル値を表わす文字表記71とともに、オイルレベル値に対応するレベル目盛72a以下のゲージ領域72bが擬似オイル色を用いて表示された仮想レベルゲージ72が表示されている。このため、ユーザが点検履歴照会結果70を閲覧する場合に、仮想オイルゲージ72を目視することで、ユーザに対して過去に実施したオイル点検で読み取ったオイルレベル値の変化を視覚的に容易に把握することができる。
[ユーザのオイル点検履歴]
図5は、オイル点検DB12aに記憶されるユーザ1人分のオイル点検履歴を例示したものである。図5に示すように、オイル点検DB12aに記憶されるオイル点検履歴には、オイル点検レポート50に基づいて記録される、点検日、オイルレベル値、総走行距離、及び、フィルタ交換情報が、オイル点検の実施日である点検日毎に区別されて記録されている。
このようなオイル点検履歴は、ユーザ毎に識別可能な状態でオイル点検DB12aに記憶されており、各ユーザのオイル点検履歴は、例えば、ユーザ番号(図6参照。)に基づいて識別されるようになっている。ここで、ユーザ番号はユーザの識別コードであり、本システム1の各機能ユニットでは、かかるユーザ番号に基づいて各ユーザを判別する構成となっている。
[ユーザの次回交換時期DB]
図6は、次回交換時期DB14aの一例を示した概念図である。図6に示すように、次回交換時期DB14aには、各ユーザに関する次回交換時期情報が、ユーザ毎に区別して記憶されている。各ユーザの次回交換時期情報は、次回オイル交換時期若しくは次回フィルタ交換時期の少なくとも一方又はその双方に関する情報であり、これには、ユーザ名、ユーザ番号、車両登録記号及びプレートナンバー、並びに、次回オイル交換日及び次回フィルタ交換日が含まれている。
ここで、ユーザ名は、ユーザの氏名、変名、名称であり、車両登録記号は、当該ユーザが使用する自動車の自動車登録番号標(ナンバープレート)に表示される地名、分類番号及び自動車運送事業の用に供するかどうかの別等を表示する平仮名又はローマ字であり、プレートナンバーは当該自動車の自動車登録番号標の一連指定番号である。
また、次回オイル交換日は、ユーザが使用する自動車に関する次回のオイル交換の予定日となる年月日(日付)であり、次回フィルタ交換日は、ユーザが使用する自動車に関する次回のオイルフィルタ交換の予定日となる年月日(日付)である。
[オイル点検支援システムで実行される各種処理]
次に、上記のように構成されたオイル点検支援システム1の動作について、図7から図10のフローチャートを参照して説明する。なお、図7から図10のフローチャートは、いずれも1人のユーザに対する処理を示したものではあるが、当然のことながら、本システム1は、これらと同じ処理を、本システム1に登録された全てのユーザに対して実行するものである。
[レポート作成処理]
図7は、レポート作成処理に関するフローチャートである。図7に示すように、レポート作成処理は、レポート作成部11で実行される処理であり、この処理が実行される前提として、ユーザ端末機2の入力操作デバイス26の操作を介して、レポート作成画面60の表示要求がレポート作成部11に対して行われる。
このレポート作成処理では、まず、ユーザ端末機2の表示デバイス25にレポート作成画面60を表示し(S1)、ユーザ端末機2の入力操作デバイス26を介してレポート作成画面60の全ての入力エリア61〜64に必要情報(オイル点検項目)を、ユーザに入力させる。そして、かかるユーザによる入力操作中、レポート作成画面60のレベル選択ボタン61cの操作(S2)及び送信ボタン65の操作(S4)有無をチェックする。
このとき、レベル選択ボタン61cの操作がなければ(S2:No)、送信ボタン65の操作チェックはなされず、このレベル選択ボタン61cの操作チェックを繰り返す(S2:No)。一方、いずれかのレベル選択ボタン61cの操作があれば(S2:Yes)、かかるレベル選択ボタン61cの選択操作により、オイルレベル値入力エリア61へのオイルレベル値の入力が行われたこととなるので、その選択されたレベル選択ボタン61cに対応するレベル目盛61b以下のゲージ領域61a1内の色を、初期設定色(図4(a)参照)から擬似オイル色(図4(b)参照)へと変更する(S3)。
つまり、このように選択操作されたレベル選択ボタン61cに対応するオイルレベル値に合わせて、仮想オイルゲージ61aのゲージ領域61a1内を擬似オイル色とすることで、レポート作成画面60上でオイルゲージに付着したオイルの範囲が仮想的に再現表示されるのである。これによって、オイル点検レポート50の作成を行うユーザは、自己が現実のオイル点検で観察したオイルレベルゲージのオイル付着具合を、仮想オイルゲージ61aの表示状態を通じて視覚的に再確認できるものとなる。
また、オイルレベル値入力エリア61へ入力されるオイルレベル値は、仮想オイルゲージ61aのレベル目盛61bと、各レベル目盛61bに対応するレベル選択ボタン61cが表わす「レベル0」〜「レベル9」とによって表わされる。例えば、擬似オイル色となったゲージ領域61a1の上端が「レベル3」のレベル目盛61b及びレベル選択ボタン61cするものであれば、入力されたオイルレベル値は「レベル3」であることを意味する。
S3の処理後は、オイルレベル値入力エリア61を除く他の入力エリア62〜64への入力操作が行われて、送信ボタン65が操作されるまで待機する(S4:No)。そして、送信ボタン65の操作がなされれば(S4:Yes)、レポート作成画面60内の全入力エリア61〜64に必要情報が入力されているかをチェックし(S5)、入力されていれば(S5:Yes)、このレポート作成画面60により入力されたオイルレベル値、点検日、総走行距離及びフィルタ交換情報を記録したオイル点検レポート50を作成し(S6)、これをオイル点検管理部12へ出力して(S7)、レポート作成処理を終了する。
ただし、送信ボタン65の操作後(S4:Yes)の全入力エリア61〜64の再チェック(S5)において、全入力エリア61〜64に必要情報が入力されていなければ(S5:No)、入力エリア61〜64の中に未入力のものがある旨をユーザ端末機2の表示デバイス25に表示し(S8)、この処理をS2まで戻して、S2〜S5までの処理を再実行する。
[オイル点検履歴更新処理]
図8は、オイル点検履歴更新処理を示したフローチャートである。図8に示すように、オイル点検履歴更新処理は、オイル点検管理部12で実行される処理であり、レポート作成部11から最新のオイル点検レポート50が入力されるまで待機している(S21:No)。
そして、最新のオイル点検レポート50が入力されると(S21:Yes)、当該オイル点検レポート50の提出者であるユーザにより定期的なオイル点検が実施されたか否かを判断するため、S21で入力を確認した最新(今回)のオイル点検レポート50に記録される点検日が、オイル点検DB12aに記憶される当該ユーザのオイル点検履歴の最新点検日(前回の点検日)から3か月以上経過しているか否かをチェックする(S22)。
そして、このチェックの結果、今回のオイル点検レポート50に記録される点検日が前回の点検日から3か月以上経過していれば(S22:Yes)、当該ユーザが定期的なオイル点検を実施したものと判断し、当該ユーザが定期的なオイル点検を実施していることへの特典として、オイル交換報告ポイントを当該ユーザに付与するため、オイル交換報告ポイント発行要求を、ポイント発行部17へ出力する(S23)。
また、このオイル交換報告ポイント発行要求の出力(S23)後は、S21で入力された最新のオイル点検レポート50の内容に基づいて、オイル点検DB12aに記憶される該当ユーザのオイル点検履歴を更新する(S24)。これにより、オイル点検DB12aに記憶される当該ユーザのオイル点検履歴には、最新のオイル点検レポート50の内容が加えられる。
そして、オイル点検DB12aの更新(S24)後は、オイル点検管理部12においてオイル点検DB12aの更新があったことを次回交換時期管理部14へ通知するため、オイル点検履歴更新通知を次回交換時期管理部14へ出力する(S25)。そして、この後は、処理をS21へ移行し、再び、次の最新のオイル点検レポート50が入力されるまで待機する(S21:No)。
一方、S22のチェックの結果、今回のオイル点検レポート50に記録される点検日が前回の点検日から3か月以上経過していない場合(S22:No)は、S21で入力された最新のオイル点検レポート50を入力ミスと判断して、処理をS21へ移行し、次の最新のオイル点検レポート50が入力されるまで待機する(S21:No)。
[ポイント発行処理]
図9(a)は、ポイント発行処理を示したフローチャートである。図9(a)に示すように、ポイント発行処理は、ポイント発行部17において実行される処理であり、まず、オイル交換報告ポイント発行要求又は購入ポイント発行要求のいずれかが入力されるまで待機する(S31:No)。
そして、オイル交換報告ポイント発行要求が入力されると(S31:Yes,S32:「オイル交換報告ポイント発行要求」)、このオイル交換報告ポイント発行要求で指定された該当ユーザに対し、オイル交換報告ポイントとして250ポイントを、ポイント蓄積部18にある当該ユーザのポイントエリア18aに加算する(S33)。
一方、購入ポイント発行要求が入力されると(S31:Yes,S32:「購入ポイント発行要求」)、この購入ポイント発行要求で指定された該当ユーザに対し、購入ポイントとして、オイル交換若しくはフィルタ交換の少なくとも一方又はこれらの双方の実施に必要な商品やサービスの代金の3%の金額を1円当たり1ポイントとして換算した値の価値ポイントを、ポイント蓄積部18にある当該ユーザのポイントエリア18aに加算する(S34)。
そして、オイル交換報告ポイント発行要求、又は、購入ポイント発行要求のいずれかをユーザに対して付与した後は、処理をS31へ移行して、次のポイント発行要求があるまで待機する(S31:No)。
[ポイント支払処理]
図9(b)は、ポイント支払処理を示したフローチャートである。図9(b)に示すように、ポイント支払処理は、ポイント蓄積部18で実行される処理であり、提携事業者又は登録事業者に支払われる代金の一部又は全部として価値ポイントを使用する場合に実行される。例えば、オイル購入手続部16によるエンジンオイル等の購入手続において、エンジンオイル等の代金に代えて価値ポイントを登録事業者に支払う場合に実行される。
ポイント支払処理では、まず、ポイント支払要求がポイント支払受付部19から入力されるまで待機している(S41:No)。そして、ポイント支払要求が入力されると(S41:Yes)、そのポイント支払要求で指定されたユーザについて、そのポイント支払要求で指定された支払ポイント値に等しい価値ポイントを、ポイント蓄積部18の該当ユーザのポイントエリア18aから減算する(S42)。これにより、該当ユーザの保有する価値ポイントを用いたポイント支払が行われたこととなる。
そして、上記ポイント支払要求に基づいて支払ポイント値に等しい価値ポイントを該当ユーザのポイントエリア18aから減算した(S42)後は、処理をS41へ移行して、次のポイント支払要求があるまで待機する(S41:No)。
[次回交換時期更新処理]
図10は、次回交換時期更新処理を示したフローチャートである。図10に示すように、次回交換時期更新処理は、次回交換時期管理部14で実行される処理であり、オイル点検管理部12から最新のオイル点検履歴更新通知が入力されるまで待機している(S51:No)。
そして、最新のオイル点検履歴更新通知が入力されると(S51:Yes)、上記したように、このことは最新のオイル点検レポート50が入力されたことを意味し、かつ、最新のオイル点検が実施されたことを意味するので、次回交換時期DB14aに記憶される該当ユーザの次回オイル交換日を更新する必要がある。
そこで、S51で入力されたオイル点検履歴更新通知において指定されたユーザに関する最新のオイル点検履歴を、そのオイル点検DB12aから検索抽出して(S52)、次回交換時期DB14aに記憶される該当ユーザの次回オイル交換日を更新する(S53)。具体的には、該当ユーザの次回オイル交換日を、S52の処理で検索抽出した当該ユーザのオイル点検履歴に含まれる最新の点検日の6か月後の日付に書き換える(S53)。
このように次回オイル交換日の更新処理をした場合(S53)、S52の処理でオイル点検DB12aから検索抽出した該当ユーザに関する最新のオイル点検履歴の中に含まれるフィルタ交換情報の内容を判断し(S54)、最新のオイル点検でフィルタ交換が実施されたか否かを判断する。
この判断の結果、フィルタ交換情報の内容が「有」ならば(S54:「有」)、最新のオイル点検でフィルタ交換が実施されたものと判断し、次回交換時期DB14aに記憶される該当ユーザの次回フィルタ交換日を更新する(S55)。具体的には、該当ユーザの次回フィルタ交換日を、S52の処理で検索抽出した当該ユーザのオイル点検履歴に含まれる最新の点検日の6か月後の日付に書き換える(S55)、次のオイル点検履歴更新通知があるまで待機する(S51:No)。
一方、フィルタ交換情報の内容が「無」ならば(S54:「無」)、最新のオイル点検でフィルタ交換が不実施であったものと判断されるので、次回フィルタ交換日を更新する必要がないため、S55による次回フィルタ交換日の更新処理をスキップした後、次のオイル点検履歴更新通知があるまで待機する(S51:No)。
以上、本実施例に基づいて説明したが、念のため、上記実施例の記載事項と本願請求項の記載事項との対応関係について説明する。ただし、ここに記載していない対応関係については、後述する「符号の説明」の欄に示すものとする。まず、請求項1の点検ポイント付与手段の一部としては、図8のS21及びS22のYesの分岐及びS23、並びに、図9(a)のS31のYesの分岐、S32の「オイル交換報告ポイント発行要求」の分岐及びS33の処理、が該当する。また、請求項1又は2のポイント支払手段の一部としては、図9(b)のS41のYesの分岐及びS42の処理が該当する。また、請求項4又は5の購入ポイント付与手段の一部としては、図9(a)のS31のYesの分岐、S32の「購入ポイント発行要求」の分岐及びS34の処理が該当する。
以上、実施例に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できるものである。本実施例において使用した具体的な数値、例えば、上記した図7から図10の各フローチャートの説明で用いた具体的な数値は、あくまでも一例であって適宜変更しても良い。
また、例えば、レポート作成画面には、オイル点検時のオイルゲージに付着していた実際のオイルの色を入力させる入力エリアを設け、その入力エリアに入力されたオイル色を、オイル点検レポートに記録するようにし、オイル点検DBに記録しても良い。また、かかる場合には、上記した次回交換時期更新処理におけるS55の処理後に、このオイル色に基づいて次回フィルタ交換日を補正する処理を追加しても良い。
1 オイル点検支援システム
2 ユーザ端末機(ユーザ端末機、レポート作成部の一部)
11 レポート作成部(レポート作成手段)
12 オイル点検管理部(オイル点検管理手段、点検ポイント付与手段の一部、購入ポイント付与手段の一部)
13 点検履歴照会部(点検履歴照会手段)
14 次回交換時期管理部(次回交換時期管理手段、交換タイミング判断手段、交換告知メッセージ手段の一部)
15 交換告知メッセージ部(交換告知メッセージ手段)
16 オイル購入手続部(購入手続手段)
17 ポイント発行部(点検ポイント付与手段の一部、購入ポイント付与手段の一部)
18 ポイント蓄積部(ポイント蓄積手段、ポイント支払手段)
19 ポイント支払受付部(ポイント支払受付手段)
50 オイル点検レポート
60 レポート作成画面(レポート作成部の一部)
61 オイルレベル値入力エリア(入力エリア)
61a 仮想オイルゲージ
62 点検日入力エリア(入力エリア)
63 走行距離入力エリア(入力エリア)
64 フィルタ交換入力エリア(入力エリア)

Claims (6)

  1. ユーザにより操作されるレポート作成画面を有し、そのレポート作成画面のオイル点検項目毎の入力エリアへユーザにより実施されたオイル点検の結果を入力させて、その入力されたオイル点検の結果に基づいてオイル点検レポートを作成し、この作成したオイル点検レポートを出力するレポート作成手段と、
    そのレポート作成手段から入力されるオイル点検レポートの内容に基づいて生成される各ユーザのオイル点検履歴を記憶し、その各ユーザのオイル点検履歴を、最新のオイル点検レポートに基づいて更新するオイル点検管理手段と、
    そのオイル点検管理手段にオイル点検レポートが入力された場合に、そのオイル点検レポートの提出者であるユーザに対して所定の価値ポイントを付与する点検ポイント付与手段と、
    その点検ポイント付与手段により付与される価値ポイントをユーザ毎に蓄積するポイント蓄積手段と、
    そのポイント蓄積手段に蓄積される価値ポイントを、オイル交換若しくはフィルタ交換の少なくとも一方又はこれらの双方の実施に必要となる代金の一部又は全部に代えて支払うポイント支払手段とを備えていることを特徴とするオイル点検支援システム。
  2. ユーザからの照会に応じて、そのユーザに関する前記オイル点検管理手段に記憶されるオイル点検履歴を、そのユーザに対して提供する点検履歴照会手段を備えていることを特徴とする請求項1記載のオイル点検支援システム。
  3. 前記レポート作成手段は、ユーザが使用するユーザ端末機を備えるとともに、そのユーザ端末機の操作を介してレポート作成画面が操作されるものであり、そのユーザ端末機が携帯型の通信機器であることを特徴とする請求項1又は2に記載のオイル点検支援システム。
  4. 前記オイル点検管理手段に記憶されるオイル点検履歴に基づいて生成される各ユーザについての次回オイル交換時期若しくは次回フィルタ交換時期の少なくとも一方又はその双方に関する情報である次回交換時期情報を記憶し、その各ユーザの次回交換時期情報を、最新のオイル点検履歴に基づいて更新する次回交換時期管理手段と、
    その次回交換時期管理手段に記憶される次回交換時期情報に基づき、次回オイル交換時期若しくは次回フィルタ交換時期の少なくとも一方又はその双方が到来したか否かを判断する交換タイミング判断手段と、
    その交換タイミング判断手段による判断の結果、次回オイル交換時期若しくは次回フィルタ交換時期の少なくとも一方又はその双方が到来している場合に、その旨と共に又はその旨に代えて、該当ユーザに対し、登録事業者でのオイル交換やフィルタ交換を勧誘する営業案内を告知する交換告知メッセージ手段と、
    その交換告知メッセージ手段から告知を受けたユーザがオイル交換若しくはフィルタ交換の少なくとも一方又はその双方の実施に必要となる商品の購入手続を登録事業者との間で行う購入手続手段と、
    その購入手続手段により購入手続がなされた商品の代金の一部又は全部を価値ポイントを用いて支払う旨の申し込みを受け付け、その支払いに用いる価値ポイント値の払い出しを要求するポイント払出要求を、前記ポイント蓄積手段へ出力するポイント支払受付手段とを備えており、
    前記ポイント支払手段は、そのポイント支払受付手段により申し込まれた価値ポイント値に等しい値の価値ポイントを、前記購入手続手段により購入手続がなされた商品の代金の一部又は全部に代えて、前記ポイント蓄積手段に蓄積される価値ポイントから支払うものであることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のオイル点検支援システム。
  5. ユーザがオイル交換若しくはフィルタ交換の少なくとも一方又はその双方の実施に必要となる商品の購入手続を登録事業者との間で行う購入手続手段と、
    その購入手続手段により購入手続が行われた場合、当該購入者であるユーザに対して所定の価値ポイントを付与する購入ポイント付与手段とを備えており、
    前記ポイント蓄積手段は、その購入ポイント付与手段により付与される価値ポイントをユーザ毎に蓄積するものであることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のオイル点検支援システム。
  6. 前記レポート作成画面は、前記入力エリアとして、実際のオイルゲージにおけるオイルの付着した範囲を入力するためのオイルレベル値入力エリアを備えており、
    そのオイルレベル値入力エリアは、実際のオイルゲージ形状を模倣した表示領域であって、そのオイルレベル値入力エリアに入力されたオイルレベル値の大きさに応じて、擬似オイルの付着範囲が可変表示される仮想オイルゲージを備えていることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のオイル点検支援システム。
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