JP2011047162A - 防護堤及びその施工方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】耐衝撃性に優れ、かつ施工が容易である防護堤及びその施工方法を提供する。
【解決手段】盛土構造体と、盛土構造体内において高さ方向に所定の間隔を有して埋設された複数の盛土補強材と、盛土構造体の受撃面側に備えられた受撃体と、を備え、受撃体は、上部が開口していて略水平方向に連続して形成されている複数のセルを有する枠体を上下に積層するとともに、セルに中詰材を充填して構成されている、防護堤、及び該防護堤の施工方法とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、落石、土石流、雪崩などの大きな運動エネルギーを持つ落下物による被害を防止するための防護堤、及びその施工方法に関し、さらに詳しくは、従来の防護堤より施工性に優れた防護堤、及びその施工方法に関する。
山間部の斜面などには、落石、土石流、雪崩などの大きな運動エネルギーを持つ落下物による被害を防止するために、防護堤が備えられている。このような防護堤としては、従来、コンクリート製の擁壁が用いられていた。コンクリート製の擁壁は、自身の質量によって衝撃に対抗する。そのため、大きな衝撃に耐えるには、擁壁の質量を大きくする必要があり、その擁壁を設置する地盤には強力な支持力が要求されていた。地盤の強度が不足する場合には、別途、地盤改良の工事を行う必要があった。
このように、コンクリート製の擁壁は施工性及びコストの面で問題がある。そのため、現在は盛土中に補強材(例えば、ジオテキスタイル)を埋設してなる補強土壁と呼ばれるものを用いることがある。補強土壁の具体例としては、例えば、特許文献1に開示されている衝撃吸収用堤体が挙げられる。特許文献1には、盛土の内部に補強材をほぼ水平方向に複数枚間隙をおいて配置してなる抵抗体と、筒状の袋体に砂などを封入し、地面に対してほぼ垂直に立てた姿勢で抵抗体の山側に設置される複数の伝達体と、筒状の袋体に砂などを封入し、地面に対してほぼ平行な姿勢で抵抗体の山側に積み上げられた受撃体と、を備えた衝撃吸収用堤体が開示されている。
特開2004−11224号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示されている衝撃吸収用堤体などでは、構造が複雑であり、施工性が悪かった。具体的には、抵抗体を作製した後でなければ伝達体や受撃体を設置することができず、施工に手間がかかるといった問題や、袋体に砂などを封入した受撃体や伝達体を作製すること自体に手間がかかるという問題があった。また、それらの袋体を紫外線から保護するために防護マットを被せることがあり、かかる場合は緑化が困難になるという問題もあった。
そこで、本発明は、耐衝撃性に優れ、かつ施工が容易な防護堤及びその施工方法を提供することを課題とする。
以下、本発明について説明する。なお、本発明の理解を容易にするために添付図面の参照符号を括弧書きにて付記するが、それにより本発明が図面の形態に限定されるものではない。
第1の本発明は、盛土構造体(10)と、盛土構造体内において高さ方向に所定の間隔を有して埋設された複数の盛土補強材(1、1、…)と、盛土構造体の受撃面側に備えられた受撃体(20)と、を備え、受撃体は、上部が開口していて略水平方向に連続して形成されている複数のセル(22、22、…)を有する枠体(21)を上下に積層するとともに、セルに中詰材(23、23、…)を充填して構成されている、防護堤(100、200、300)である。
第1の本発明及び以下に説明する第2の本発明(以下、これらをまとめて単に「本発明」ということがある。)において「盛土構造体」とは、盛土材を盛り上げて構成される堰堤状の構造体を意味する。なお、本発明に用いることができる「盛土材」は、特に限定されるものではなく、従来用いられていたものを用いることができる。例えば、砂質土や粘性土などの現地発生土などを用いることができる。また、「盛土補強材」とは、盛土構造体に埋設させて該盛土構造体を補強することができる部材であって、従来の盛土構造体に用いられているものであれば特に限定されない。さらに、「受撃面側」とは、本発明の防護堤を落石、土石流、雪崩などの落下物による被害を防止するために用いる場合に、それらが落下してきて衝突する側を意味する。すなわち、通常は山側を意味する。また、「上部が開口していて略水平方向に連続して形成されている複数のセルを有する枠体」とは、水平に設置した際に、少なくとも上側が開口している筒状のセルが水平方向に複数連続して備えられているものを意味する。
第1の本発明の防護堤(100、200、300)において、複数の盛土補強材(1、1、…)に、3軸方向に特に強い引っ張り強度を有するジオテキスタイルからなるトラス構造補強材(1a、1a、…)が含まれていることが好ましい。
本発明において「3軸方向に特に強い強度を有するジオテキスタイルからなるトラス構造補強材」とは、水平に設置した際に、水平面において3軸方向に特に強い引っ張り強度を有している結果、全方向(360度)に強度を擬似的に有するトラス構造を備える補強材を意味し、具体例としては、特開2004−44374号公報に開示されているジオグリットを挙げることができる。
第1の本発明の防護堤(100、200、300)において、複数の盛土補強材(1、1、…)が、敷設時に横断方向に特に強い強度を有するジオテキスタイルからなる横断方向補強材(1b、1b、…)と、トラス構造補強材(1a、1a、…)とであり、鉛直方向において、横断方向補強材同士の間に、1枚以上のトラス構造補強材が埋設されていることが好ましい。
本発明において「横断方向」とは、盛土構造体の一方の法面から他方の法面に向かう方向を意味する。上記のように、横断方向補強材とトラス構造補強材とを用いることによって、横断方向に盛土材を拘束する力を備えつつ、落石などによる衝撃を広範囲に分散させる効果を有する防護堤を提供することができる。
第1の本発明の防護堤(100、200、300)において、受撃体(20)の受撃面側と天面側とが衝撃吸収マットまたは衝撃吸収シートで覆われていることが好ましい。
本発明において「衝撃吸収マット」または「衝撃吸収シート」とは、本発明の防護堤が落石、土石流、雪崩などの落下物による衝撃を受けた際にその衝撃をある程度分散できるものであって、その衝撃を受けた際に受撃体から中詰材が飛び出ることを抑制できる、マット状またはシート状のものであれば特に限定されない。そのような衝撃吸収マットまたは衝撃吸収シートとしては、例えば、上記したトラス構造補強材や、PROPEX社製のLANDLOK300などを挙げることができる。
第1の本発明の防護堤(200)において、受撃体(20)が、鉛直方向の断面視において補強材(28)に包まれていることが好ましい。また、該補強材が、3軸方向に特に強い引っ張り強度を有するジオテキスタイルからなるトラス構造補強材であることがより好ましい。
第2の本発明は、盛土構造体(10)と、盛土構造体内において高さ方向に所定の間隔を有して埋設された複数の盛土補強材(1、1、…)と、上部が開口していて略水平方向に連続して形成されている複数のセル(22、22、…)を有する枠体(21)を上下に積層するとともに、セルに中詰材(23、23、…)を充填して構成されている受撃体(20)と、を備える防護堤(100、200、300)の施工方法であって、盛土構造体作製工程(S1)と受撃体作製工程(S2)とを備えており、盛土構造体作製工程は、盛土補強材を略水平に敷設する、補強材敷設工程(S11)、及び、敷設した盛土補強材の上に盛土材(2)を乗せて締め固める、締め固め工程(S12)を備え、補強材敷設工程及び締め固め工程を経て得られる構造体の高さが所定の高さになるまで補強材敷設工程及び締め固め工程を繰り返す工程であり、受撃体作製工程は、盛土構造体の受撃面側に枠体を略水平に敷設する、枠体敷設工程(S21)、及び、枠体のセルに中詰材を充填する、中詰材充填工程(S22)を備え、枠体敷設工程及び中詰材充填工程を経て得られる層(27、27、…)を上下に積層した高さが所定の高さになるまで枠体敷設工程及び中詰材充填工程を繰り返す工程であり、盛土構造体作製工程と受撃体作製工程とを並行して行う、防護堤の施工方法である。
第2の本発明の防護堤(100、200、300)の施工方法において、複数の盛土補強材(1、1、…)のうち、少なくとも1つに3軸方向に特に強い引っ張り強度を有するジオテキスタイルからなるトラス構造補強材(1a、1a、…)を用いることが好ましい。
第2の本発明の防護堤(100、200、300)の施工方法において、複数の盛土補強材(1、1、…)が、敷設時に横断方向に特に強い強度を有するジオテキスタイルからなる横断方向補強材(1b、1b、…)と、トラス構造補強材(1a、1a、…)とであり、鉛直方向において、横断方向補強材同士の間に、1枚以上のトラス構造補強材を埋設することが好ましい。
第2の本発明の防護堤(100、200、300)の施工方法において、鉛直方向の断面視において、受撃体(20)の受撃面側と天面側とを覆う衝撃吸収マットまたは衝撃吸収シートを設置する工程を備えることが好ましい。
第2の本発明の防護堤(100、200、300)の施工方法において、鉛直方向の断面視において補強材(28)で受撃体を包む工程を備えることが好ましい。また、該補強材を、3軸方向に特に強い引っ張り強度を有するジオテキスタイルとすることがより好ましい。
本発明によれば、耐衝撃性に優れ、かつ施工が容易な防護堤及びその施工方法を提供することができる。
本発明の防護堤の鉛直断面を概略的に示す図である。 盛土補強材に用いることができるジオテキスタイルの一部を概略的に示す上面図である。 図2に示したジオテキスタイルの強度を概略的に示す図である。 本発明に用いることができる枠体の展張前の姿勢を概略的に示す斜視図である。 図4に示した枠体の展張時の姿勢を概略的に示す斜視図である。 本発明の防護堤の鉛直断面を概略的に示す図である。 本発明の防護堤の鉛直断面を概略的に示す図である。 本発明の防護堤の施工方法に備えられる工程を概略的に示したフローチャートである。 補強材28で受撃体20を包む工程を説明するための図である。
上記したように、従来の防護堤は構造が複雑であり施工性が悪かった。一方、本発明によれば、受撃体と盛土構造体とを並行して作製することができるため、容易に防護堤を構築することができる。また、従来の防護堤は受撃体などを構成する袋体を紫外線から保護するために防護マットが必要であったが、この防護マットによって緑化することが困難になっていた。一方、本発明によれば、防護マットが必要なくなるため、緑化することが困難になるという問題が生じない。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。なお、本実施形態は、本発明を実施するための一形態に過ぎず、本発明は本実施形態によって限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更実施の形態が可能である。
1.防護堤
図1は、本発明の防護堤100の鉛直断面を概略的に示す図である。図1及びその他の図において、図面が煩雑になるのを防ぐため、一部符号を省略している場合がある。
図1に示すように、防護堤100は、盛土構造体10と、盛土構造体10内において高さ方向に所定の間隔を有して埋設された複数の補強材1、1、…と、受撃体20とを備えている。以下、本発明の防護堤に備えられる主な構成要素について説明する。
(盛土構造体10)
盛土構造体10は、盛土材2、2、…を盛って締め固められたものであり、後に詳述する盛土補強材1、1、…が埋設される。盛土材2、2、…は、従来の盛土材として用いられているものであれば特に限定されることなく使用でき、例えば、砂質土や粘性土などの現地発生土などを用いることができる。
盛土構造体10の法面の勾配は特に限定されないが、一般的には1:0.2から1:0.5程度である。なお、受撃体20が備えられる側の法面の勾配と対向する側の法面の勾配とは異なっていてもよい。
本発明の防護堤において、盛土構造体10の法面や天面の構成は特に限定されず、従来の公知のものを用いることができる。例えば、盛土構造体10の法面(受撃体20が備えられない側)にはエキスパンドメタルや金網などの壁面材を用いることができる。
(盛土補強材1)
防護堤100に備えられる盛土補強材1には、従来の盛土補強材を特に限定することなく用いることができるが、公知のジオグリッドなどのように引張強度が大きい樹脂製のネット状体が好適であり、金網など金属製のものも利用可能である。また、防護堤100が雪崩、落石、土砂崩落などによる衝撃を受けた際に、その衝撃を防護堤100内で広範囲に分散させることができるという観点からは、盛土補強材1として、図2に示すような、メッシュ開口部が略三角形となっており、3軸方向に特に強い引張強度を有している結果、全方向(360度)に強度を擬似的に有するトラス構造を有するジオテキスタイルからなるトラス構造補強材1a(例えば、特開2004−44374号公報に開示されているジオグリット。)を用いることが好ましい。なお、図2は、トラス構造補強材1aの一部を概略的に示す上面図である。
図2に示したトラス構造補強材1aの強度を図3に示す。図3において、同心円は強度を示しており、最外円の外側に記した数字は強度を有する方向(角度)を意味し、破線がトラス構造補強材1aの引張強度を示している。図3に示すように、トラス構造補強材1aは3軸方向(0°−180°と60°−240°と120°−300°)に特に強い強度を有している結果、全方向(360度)に強度を擬似的に有している。したがって、盛土補強材1としてトラス構造補強材1aを用いた場合、防護堤100が落石などによる衝撃を受けると、防護用堤体100内に埋設された盛土補強材1a、1a、…によって広い範囲から抵抗力が働き、広い範囲で、その衝撃を受け止めることができる。
さらに、本発明では、補強材1、1、…として、敷設時に横断方向に特に強い強度を有するジオテキスタイルからなる横断方向補強材1bと上記トラス構造補強材1aとを用いて、鉛直方向において、横断方向補強材1bと他の横断方向補強材1bと間に、1枚以上のトラス構造補強材1aが挟まれる位置関係となるように盛土構造体10に埋設することが好ましい。かかる形態とすることによって、横断方向補強材1bによって横断方向に盛土材2を拘束する力を備えつつ、トラス構造補強材1aによって落石などによる衝撃を広範囲に分散させる効果を有する防護堤100とすることができる。
(受撃体20)
受撃体20は、複数のセル22、22、…が連続して形成されている枠体21とセル22、22、…に充填された中詰材23、23、…とを備える層27、27、…を上下に積層して構成されている。受撃体20は、盛土構造体10の受撃面側に備えられる。
まず、枠体21について説明する。本発明に用いることができる枠体21は、複数のセル22、22、…を有しており、枠体21を水平に敷設した場合、セル22、22、…は、それぞれが開口部を上部に有した筒状となり、水平方向に連続して形成されている。枠体21の具体例について、図4及び図5を用いて説明する。図4は本発明に用いることができる枠体21の展張前の姿勢を概略的に示す斜視図であり、図5は図4に示した枠体21の展張時の姿勢を概略的に示す斜視図である。
枠体21は、上部が開口した複数のセル22、22、…、を備えており、該セル22、22、…、は、高分子材料からなる複数枚のストリップ材24、24、…が一定間隔で設けられた結合部位25、25、…にて結合されることで構成されている。枠体21は、運搬時などは図4に示すようにセル22、22、…、を閉じた姿勢とすることで運搬しやすくすることができ、敷設時には図4に示した姿勢から奥/手前方向に引いて展張することで、図5に示すように、セル22、22、…を開くことができる。
また、層27の排水性を向上させるという観点からは、ストリップ材24に適宜、複数の孔26、26、…を設けることが好ましい。
なお、本発明に用いる枠体21は、使用状況に応じて適当な高さのものを選択できる。また、枠体21の幅(図1の奥/手前方向の長さ)は特に限定されず、防護堤100の大きさに合わせて複数の枠体21を並列または連結して用いることができる。さらに、枠体21の奥行き(図1の左右方向の長さ)も特に限定されず、防護堤100が受けると想定される衝撃の大きさに応じて選択することができる。すなわち、防護堤100が受けると想定される衝撃が大きいほど受撃体20の奥行きを長くすることが好ましく、その際、1つの枠体21の奥行きを長くすることで受撃体20の奥行きを長くしてもよく、複数の枠体21を並列させることで受撃体20の奥行きを長くしてもよい。
このような枠体21の具体例としては、東京インキ株式会社製の「テラセル(登録商標)」などを挙げることができる。
図5に示すように、枠体21を展張した後、セル22、22、…に中詰材23を充填することで、層27が形成される。中詰材23としては、防護堤100が衝撃を受けた際にその衝撃を分散させやすいものであれば特に限定されず、例えば、砕石などの礫材料の他、砂質土や粘性土などの現地発生土などを用いることができる。
なお、受撃体20の下部には、コンクリートなどからなる基礎40を設けても良い。基礎地盤が軟弱な場合や凹凸がある場合に、基礎40を設けることによって受撃体20の不等沈下の防止や不陸の調整を行うことができる。
(その他の構成)
図6に示した本発明の防護堤200のように、より耐衝撃性を向上させるという観点からは、受撃体20を包む補強材28を備えていることが好ましい。図6は、補強材28を備えた本発明の防護堤200の鉛直断面を概略的に示す図である。図6において、図1に示した防護堤100と同様の構成のものには同符号を付している。
防護堤200のように、受撃体20を補強材28で包むことによって、防護堤200が受撃体20側に衝撃を受けた際、補強材28が該衝撃を分散させ、防護堤200の損傷を抑制することができる。受撃体20が受けた衝撃をより分散させるという観点からは、補強材28として、トラス構造補強材を用いることが好ましい。
また、図7に示した本発明の防護堤300のように、盛土構造体10と受撃体20との間に伝達体30を備えることによって、耐衝撃性を向上させることもできる。図7は、伝達体30を備えた本発明の防護堤300の鉛直断面を概略的に示す図である。図7において、図1に示した防護堤100と同様の構成のものには同符号を付している。
伝達体30を構成するものとしては、例えば、砂、砕石、礫質土等の現地発生土等が挙げられる。落石などの衝突によるエネルギーは伝達体30が変形することによって吸収されるため、伝達体30を構成するものとしては、単粒度の砕石が好ましい。このような伝達体30を備えることによって、受撃体20が受けた衝撃を伝達体30で緩和して盛土構造体10に伝えることができる。
さらに、本発明の防護堤の耐衝撃性を向上させる、本発明の防護堤が落石、土石流、雪崩などの落下物による衝撃を受けた際に受撃体から中詰材が飛び出ることを抑制するなどの観点からは、受撃体の受撃面側と天面側とを衝撃吸収マット(不図示)または衝撃吸収シート(不図示)で覆うことが好ましい。衝撃吸収マットや衝撃吸収シートは、本発明の防護堤が落石、土石流、雪崩などの落下物による衝撃を受けた際にその衝撃をある程度分散できるものであって、その衝撃を受けた際に受撃体から中詰材が飛び出ることを抑制できる、マット状またはシート状のものであれば特に限定されない。そのような衝撃吸収マットまたは衝撃吸収シートとしては、例えば、上記したトラス構造補強材や、PROPEX社製のLANDLOK300などを挙げることができる。
2.防護堤の施工方法
図8は、本発明の防護堤の施工方法に備えられる工程を概略的に示したフローチャートである。本発明の防護堤の施工方法は、上記した本発明の防護堤を施工できる方法であって、図8に示すように、盛土構造体作製工程S1(以下、単に「工程S1」という。)と受撃体作製工程S2(以下、単に「工程S2」という。)と備えており、これらの工程を並行して行う。以下、図面を参照しつつ、本発明の防護堤の施工方法に備えられる各工程について説明する。
<工程S1>
工程S1は、補強材敷設工程S11(以下、単に「工程S11」という。)及び締め固め工程S12(以下、単に「工程S12」という。)を備えており、工程S11及び工程S12を経て得られる構造体の高さが所定の高さになるまで工程S11工程及び工程S12を繰り返す工程である。
(工程S11)
工程S11は、地盤50上に、又は後に説明する締め固め工程S12の後に盛土材2の上に、盛土補強材1を敷設する工程である。地盤50又は盛土材2の上に盛土補強材1を固定する方法は特に限定されず、従来の公知の方法を用いることができる。
(工程S12)
工程S12は、盛土補強材1の上に、盛土材2を乗せて締め固める工程である。盛土補強材1、1、…は、通常、鉛直方向において30cm、60cm、又は1.2mの間隔で埋設される。したがって、工程S12では、締め固め後の盛土材2の高さ(地盤50又は該盛土材2の下側に敷設された盛土補強材1からの高さ)が30cm、60cm、又は1.2m程度になるように盛土材2を乗せて締め固める。ただし、本発明において盛土補強材1、1、…が埋設される間隔は上記間隔に限定されない。
工程S11及び工程S12を経て得られる構造体の高さが所定の高さになるまで工程S11及び工程S12を繰り返し行うことで、鉛直方向に所定の間隔を有して複数の盛土補強材1、1、…が埋設された盛土構造体10が施工される。上記したように、本発明の防護堤では、その複数の盛土補強材1、1、…に、トラス構造補強材1aが含まれていることが好ましい。そのため、繰り返し行われる工程S11のうち、少なくとも1回は、トラス構造補強材1aを用いて行う。また、盛土補強材1、1、…が、横断方向補強材1bと、トラス構造補強材1aとであり、鉛直方向において、横断方向補強材1bと他の横断方向補強材1bと間に、1枚以上のトラス構造補強材1aが挟まれる位置関係となるように埋設させることが好ましい。すなわち、横断方向補強材1bを用いて工程S11を1回行った後は、少なくとも1回はトラス構造補強材1aを用いて工程S11を行い、その後、さらに横断方向補強材1bを用いて工程S11を行うことが好ましい。
好ましい形態をより具体的に説明すると、横断方向補強材1bを用いて工程S11を行った後、締め固め後の盛土材2の高さが約30cmになるように工程S12を行い、その後、トラス構造補強材1aを用いて工程S11を行い、さらに締め固め後の盛土材2の高さが約30cmになるように工程S12を行うという工程を、工程S11及び工程S12を経て得られる構造体の高さが所定高さまで繰り返し行うことが好ましい。
なお、本発明の防護堤の施工方法において、盛土構造体10の法面の構成及び天面の構成は特に限定されず、従来の公知の方法によって施工することができる。
<工程S2>
工程S2は、枠体敷設工程S21(以下、単に「工程S21」という。)及び中詰材充填工程S22(以下、単に「工程S22」という。)を備えており、工程S21及び工程S22を経て得られる層27を上下に積層した高さが所定の高さになるまで工程S21及び工程S22を繰り返す工程である。
(工程S21)
工程S21は、盛土構造体10の受撃面側に枠体21を略水平に敷設する工程である。枠体21は、展張した姿勢で敷設する(図5参照。)。防護堤100の説明において説明したように、枠体21の敷設数は、防護堤の大きさや防護堤が受けると想定される衝撃の大きさに応じて適宜決定される。すなわち、枠体21の幅方向(図1の奥/手前方向)の敷設数は防護堤(盛土構造体)の幅方向(図1の奥/手前方向)に応じて決められ、枠体21の奥行き方向(図1の左右方向)の敷設数は防護堤が受けると想定される衝撃の大きさに応じて決められる。
(工程S22)
工程S22は、枠体21のセル22、22、…に中詰材23、23、…を充填する工程である。中詰材23、23、…を構成するものは、既に説明した通りであるため、ここでは説明を省略する。
工程S21及び工程22を経て得られる層27を上下に積層した高さが所定の高さになるまで工程21及び工程22を繰り返すことによって、所定高さの受撃体20を作製することができる。なお、層27、27、…は、盛土構造体10の法面に沿うようにして、斜めに積層する。
本発明の防護堤の施工方法では、工程S1と工程S2とを並行して行う。すなわち、工程S11及び工程S12を繰り返して作製される構造体の高さと、工程S21及び工程S22を経て得られる層27を上下に積層した高さとをほぼ揃えつつ、盛土構造体10及び受撃体20を作製する。このようにして防護堤を作製することにより、従来の受撃体などを備えた防護堤に比べて容易に作製することができる。
(その他の工程)
本発明の防護堤は、図6に示した防護堤200のように、受撃体20が補強材28で包まれた形態とすることもできる。受撃体20を補強材28包むための工程について、図9を参照しつつ説明する。まず、図9(a)に示すように、最初の工程S21の前に補強材28の一端28a側を地盤50上に敷き、その上に工程S21及び工程S22を経て層27を形成する。このとき、補強材28の他端28b側は、工程S11及び工程S12を経て得られる構造体の上にくるように伸ばしておく。その後、図9(b)に示すように、補強材の他端28b側が工程S11及び工程S12を経て得られる構造体の上にくるように伸ばしておきつつ、工程S11、工程S12、工程S21及び工程S22を実行する。そして、最後に、図9(c)に示すように、補強材28の端28a及び端28bを連結することによって、受撃体20を補強材28で包むことができる。なお、補強材28は1枚で構成されている必要はなく、必要に応じて複数の補強材を連結させて補強材28とすることができる。
また、本発明の防護堤は、図7に示した防護堤300のように、盛土構造体10と受撃体20との間に伝達体30を備えた形態とすることもできる。盛土構造体10と受撃体20との間に伝達体30を備えた形態とする場合は、盛土構造体10と受撃体20との間に間隔を設け、該間隔に伝達体30を構成する材料を敷き詰める。すなわち、工程S11、工程S12、工程S21及び工程S22に並行して、工程S11及び工程S12を経て得られる構造体と工程S21及び工程S22を経て得られる層27との間に伝達体30を構成する材料を敷き詰める工程を行うことによって、盛土構造体10と受撃体20との間に伝達体30を備えた形態とすることができる。
さらに、本発明の防護堤は、上記したように受撃体の受撃面側と天面側とを衝撃吸収マットまたは衝撃吸収シートで覆うことが好ましい。衝撃吸収マットまたは衝撃吸収シートを設置する方法は、衝撃吸収マットまたは衝撃吸収シートが自然に外れないように固定できる方法であれば特に限定されない。例えば、受撃体を作製後、該受撃体の受撃面側と天面側とを衝撃吸収マットまたは衝撃吸収シートで覆い、該衝撃吸収マットまたは該衝撃吸収シートを杭などで受撃体に固定する方法が考えられる。
以上、現時点において実践的で好ましいと思われる実施形態に関連して本発明を説明したが、本発明は本願明細書中に開示された実施形態に限定されるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨あるいは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う防護堤、及び防護堤の施工方法もまた本発明の技術的範囲に包含されるものとして理解されなければならない。
1 盛土補強材
1a トラス構造補強材
1b 横断方向補強材
2 盛土材
10 盛土構造体
20 受撃体
21 枠体
22 セル
23 中詰材
24 ストリップ材
25 結合部位
26 孔
27 層
28 補強材
30 伝達体
40 基礎
50 地盤
100 防護堤

Claims (12)

  1. 盛土構造体と、前記盛土構造体内において高さ方向に所定の間隔を有して埋設された複数の盛土補強材と、前記盛土構造体の受撃面側に備えられた受撃体と、を備え、
    前記受撃体は、上部が開口していて略水平方向に連続して形成されている複数のセルを有する枠体を上下に積層するとともに、前記セルに中詰材を充填して構成されている、防護堤。
  2. 前記複数の盛土補強材に、3軸方向に特に強い引っ張り強度を有するジオテキスタイルからなるトラス構造補強材が含まれている、請求項1に記載の防護堤。
  3. 前記複数の盛土補強材が、敷設時に横断方向に特に強い強度を有するジオテキスタイルからなる横断方向補強材と、前記トラス構造補強材とであり、
    鉛直方向において、前記横断方向補強材同士の間に、1枚以上の前記トラス構造補強材が埋設されている、請求項2に記載の防護堤。
  4. 前記受撃体の受撃面側と天面側とが衝撃吸収マットまたは衝撃吸収シートで覆われた、請求項1〜3のいずれかに記載の防護堤。
  5. 前記受撃体が、鉛直方向の断面視において補強材に包まれている、請求項1〜4のいずれかに記載の防護堤。
  6. 前記受撃体を包む前記補強材が、3軸方向に特に強い引っ張り強度を有するジオテキスタイルからなるトラス構造補強材である、請求項5に記載の防護堤。
  7. 盛土構造体と、前記盛土構造体内において高さ方向に所定の間隔を有して埋設された複数の盛土補強材と、上部が開口していて略水平方向に連続して形成されている複数のセルを有する枠体を上下に積層するとともに、前記セルに中詰材を充填して構成されている受撃体と、を備える防護堤の施工方法であって、
    盛土構造体作製工程と受撃体作製工程とを備えており、
    前記盛土構造体作製工程は、前記盛土補強材を略水平に敷設する、補強材敷設工程、及び、敷設した前記盛土補強材の上に盛土材を乗せて締め固める、締め固め工程を備え、前記補強材敷設工程及び前記締め固め工程を経て得られる構造体の高さが所定の高さになるまで前記補強材敷設工程及び前記締め固め工程を繰り返す工程であり、
    前記受撃体作製工程は、前記盛土構造体の受撃面側に前記枠体を略水平に敷設する、枠体敷設工程、及び、前記枠体のセルに中詰材を充填する、中詰材充填工程を備え、前記枠体敷設工程及び前記中詰材充填工程を経て得られる層を上下に積層した高さが所定の高さになるまで前記枠体敷設工程及び前記中詰材充填工程を繰り返す工程であり、
    前記盛土構造体作製工程と前記受撃体作製工程とを並行して行う、防護堤の施工方法。
  8. 前記複数の盛土補強材のうち、少なくとも1つに3軸方向に特に強い引っ張り強度を有するジオテキスタイルからなるトラス構造補強材を用いる、請求項7に記載の防護堤。
  9. 前記複数の盛土補強材が、敷設時に横断方向に特に強い強度を有するジオテキスタイルからなる横断方向補強材と、前記トラス構造補強材とであり、
    鉛直方向において、前記横断方向補強材同士の間に、1枚以上の前記トラス構造補強材を埋設する、請求項8に記載の防護堤の施工方法。
  10. 鉛直方向の断面視において、前記受撃体の受撃面側と天面側とを覆う衝撃吸収マットまたは衝撃吸収シートを設置する工程を備える、請求項7〜9のいずれかに記載の防護堤の施工方法。
  11. 鉛直方向の断面視において補強材で前記受撃体を包む工程を備える、請求項7〜10のいずれかに記載の防護堤の施工方法。
  12. 前記受撃体を包む前記補強材を、3軸方向に特に強い引っ張り強度を有するジオテキスタイルからなるトラス構造補強材とする、請求項11に記載の防護堤の施工方法。
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