JP2011046523A - 給紙装置及びそれを備えた画像記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】給紙トレイ内の用紙が勢い余って傾斜分離板を乗り越えないものでありながら、給紙トレイに収容可能な用紙の枚数を減らすことなく、高さの低くできる給紙装置およびそれを備えた画像記録装置を提供する。
【解決手段】給紙トレイ3をハウジングに対して挿入方向下流側端部(給紙可能位置)に移動させるとき、摺接部材56が乗り上げ面55aに乗り上げ摺接し、引きバネ58の付勢力に抗して傾斜分離板21が起立し、被記録媒体規制体50の規制面50aが傾斜分離板21における分離面21aよりも後退して没する。他方、給紙トレイ3をハウジング2に対して挿入方向上流側に引き出すと、摺接部材56が乗り上げ面55aから離反して、傾斜分離板21が低くなる方向に(挿入方向下流側に)傾動し、且つ被記録媒体規制体50の規制面50aが傾斜分離板21における分離面21aに対して突出する。
【選択図】図7

Description

本発明は、プリンタ、複写機、ファクシミリ装置等に用いられる給紙トレイを備えた給紙装置に係り、より詳しくは、給紙トレイに被記録媒体(用紙等のシート)を収納するとき及び給紙トレイを画像記録装置の筐体に給紙トレイを装着するときに、被記録媒体(用紙等のシート材)が給紙トレイから迫り出すことを防止することの可能な画像記録装置に関するものである。
従来から、プリンタ、複写機、ファクシミリ装置等の画像記録装置において、ハウジング(装置筐体)の下部に給紙トレイ(給紙カセット)を略水平方向に挿抜可能に配置した構成が知られている。この画像記録装置では、給紙トレイの挿入方向下流側には分離部材を備えた傾斜分離板が設けられ、ハウジングの内部には、上下方向に回動自在にその基端部が軸支されたアーム体を有する、いわゆる振り子型の給紙ローラが備えられている。この構成によれば、上面が開放された給紙トレイに堆積収容された用紙の最上面に給紙ローラが押圧された状態で給紙ローラが回転駆動されることにより、用紙の端部が給紙トレイの給送方向下流側に設けられた傾斜分離板の傾斜面に突き当てられて、最上層のみの用紙が分離されるの。分離された用紙は、画像記録部に搬送され、画像記録部により用紙に画像が記録されるのである。
ところで、給紙トレイの収容部に多数枚の用紙を収納する場合、傾斜分離板と反対側(給送方向上流側)に配置された後端規制板を一旦用紙の後端縁から離れた側に位置させて多数枚の用紙を収納した後、当該堆積させた用紙の後端縁を後端規制板にて押し付けて、用紙の先端縁(給送方向上流側の端縁)が傾斜分離板に当接させる。その際の後端規制板の押し付け方向への移動力が強い場合、用紙が傾斜面を滑って傾斜分離板の上端を乗り越えるように登ってしまう。また、ユーザが用紙を収納する際の力が強いと、同様に用紙が傾斜分離板を登ってしまう。
そこで、上記不都合を解消するために、特許文献1では、傾斜分離板の一部に、用紙の先端縁を規制するためのストッパが設けられ、給紙トレイを画像記録装置本体から抜き出すときには、ストッパは用紙と当接位置となるように、傾斜分離板の傾斜面よりも突出する一方、給紙トレイを画像記録装置本体内にセットする(押し込む)と、ストッパは用紙との非当接位置となるように、傾斜分離板の傾斜面から退避させる構成が提案されている。
他方、特許文献2では、シートトレイ(以下給紙トレイという)の用紙送出方向下流側端に傾斜状の先端ガイド(以下、傾斜分離板という)と、これとは別に用紙の先端位置を規制するための位置規制ブロックとが設けられている。位置規制ブロックは、傾斜分離板の開口に対して出没可能に設けられ、画像記録装置の本体に対する給紙トレイの出入り動作に応じて、位置規制ブロックが出没するように連動する進退機構が設けられている。これにより、給紙トレイが画像形成装置から引き出されて用紙の補給が可能な状態では、位置規制ブロックの高摩擦面が傾斜分離板の傾斜面より突出して、用紙が傾斜分離板の傾斜面に沿って移動して傾斜分離板の上端に乗り上げてしまうセット不良を防止する。他方、給紙トレイが装置本体に完全に挿入されて用紙の送り出しが可能な状態では、位置規制ブロックの高摩擦面が傾斜分離板の傾斜面より後退することにより、画像形成部(画像記録部)への用紙の送り出しを円滑にできるようにすることが提案されている。
上記のような構成を有する画像記録装置では、給紙トレイ内に堆積させた用紙の最上層の用紙の表面に当接し、回転することで用紙を画像記録部へ給紙する給紙ローラとそれを支持し上下揺動可能なアーム体とを有する給紙機構を備えている。そして、装置本体に対して給紙トレイを挿抜する際に、給紙ローラやアーム体が傾斜分離板の上端と干渉しないように最大限上昇位置まで持ち上げられるような構成を有している(例えば、特許文献3参照)。
特開2001−2266号公報(図3〜図7等参照) 特開2003−176043号公報(図9、図10等参照) 特開2007−62965号公報(図9〜図15等参照)
しかしながら、上記のような構成を有する画像記録装置では、上記傾斜分離板の高さは、給紙(分離)作用を確実にするため、給紙トレイ内に収容される用紙の最大収容高さより高くする必要がある。従って、給紙トレイ内に収容する用紙の枚数(堆積枚数)を多くしようとすると、上記傾斜分離板の高さが高くなる。そして、上記の干渉を無くすには、傾斜分離板を含む給紙トレイが、給紙ローラやアーム体を有する給紙機構より下方となるよう、給紙トレイを収容する部分の高さを必然的に高くしなければならず、画像記録装置全体が嵩高くなる(コンパクトにできない)という問題があった。
本発明は、上記の従来の課題を解決すべくなされたものであり、ユーザが給紙トレイに用紙を収納する時や、給紙トレイを装置本体内に押し込む時に、用紙が勢い余って傾斜分離板を乗り越える(はみ出す、迫り出す)ことのないものでありながら、給紙トレイに収容可能な用紙の堆積高さを低くすることなく、ひいては用紙の堆積枚数を減らすことなく、高さの低くできる給紙装置およびその給紙装置を備えた画像記録装置を提供することを目的とするものである。
前記目的を達成するため、請求項1に記載の発明の給紙装置は、装置筐体内に、被記録媒体を堆積させて収容可能な上面開放状の収容部を有する給紙トレイと、当該給紙トレイに堆積された被記録媒体の最上層から一枚ずつ被記録媒体を所定の給送方向へと給紙するための給送手段とを有する給紙装置であって、前記給紙トレイは、前記装置筐体に対して挿抜可能であり、被記録媒体を堆積する底板と、分離部材を有し、前記給紙トレイの給送方向下流側の位置に、上部側が下部側よりも前記給送方向下流側に位置して傾斜した傾斜分離板と、を備え、前記傾斜分離板は、当該下部側を中心として回動可能であり、前記給紙トレイには、被記録媒体の給送方向先端を規制する被記録媒体規制体が配置され、前記給紙トレイの挿抜動に応じて前記傾斜分離板を回動させ、前記被記録媒体規制体を前記傾斜分離板における前記分離面に対して出没させる連係手段が備えられているものである。
上述のように、請求項1に記載の発明によれば、収容する用紙量を多くするために傾斜分離板を高くしたとしても、傾斜板が下端部を中心に回動可能となっており、給紙トレイには、前記傾斜分離板における分離面に対して出没可能な被記録媒体規制体が配置され、前記給紙トレイの挿抜動に応じて、前記傾斜分離板を回動させ前記被記録媒体規制体を前記傾斜分離板における前記分離面に対して出没させる連係手段が備えられているため、給紙トレイの挿抜時に、給送手段と傾斜分離板とが干渉しない。さらに、例えば、装置本体内から給紙トレイを引き出すときには、連係手段により傾斜分離板が傾動して被記録媒体規制体が傾斜分離板における分離面に対して突出する。逆に、被記録媒体(用紙)の補給などのために、給紙トレイに用紙を堆積させた後に、当該給紙トレイを装置本体内に挿入するときにも、被記録媒体規制体が傾斜分離板における分離面に対して突出した状態となる。従って、給紙トレイ内の用紙の挿入方向の下流側端縁は被記録媒体規制体に当接しているので、当該給紙トレイに用紙を収納したり、給紙トレイを装置筐体に押し込んでも、用紙の一部が回動した状態の傾斜分離板を乗り越える(はみ出す)ことがなく、用紙を保持できる。また、被記録媒体が堆積された給紙トレイを装置本体内であるトレイ収納部内にセットした状態では、被記録媒体規制体の規制面が傾斜分離板における分離面に対して後退(没した)状態となるので、給送手段にて給紙するときに、複数枚の用紙の先端縁(挿入方向の下流側端縁)を傾斜分離板における分離面にて衝突させながら 1枚ずつに分離、給紙するという給紙機能を発揮させることができる。
請求項2に記載の発明によれば、給紙トレイが給紙位置にある時には、被記録媒体規制体によって用紙先端が規制されないため、給送動作が円滑に行われる。また、傾斜分離板が給送手段と対向する位置より給送方向下流側に給紙トレイが引き出された時には、被記録媒体規制体によって用紙が給紙トレイ外に滑りだしてしまうのを防止できる。
請求項3に記載の発明によれば、給紙トレイを装置筐体に対して挿抜するという作業だけで、傾斜分離板を傾動させて、被記録媒体規制体が傾斜分離板における分離面に対して出没させることが可能となる。また、連係手段を小型で、且つ最小構成部品としながら、必要な機能を充足させることができる。
請求項4に記載の発明によれば、給送手段に対して傾斜分離板が衝突するなどの干渉が発生することなく、給紙トレイの収容部の高さが、給紙位置に装着した状態の傾斜分離板の高さよりも低く設計された装置本体から、円滑に給紙トレイを出し入れすることができる。
請求項5に記載の発明によれば、給送手段は、一般的に、給紙トレイにおける前記被記録媒体の幅方向の一部に対応して配置されているものであるから、その部分に対してのみ傾斜分離板が回動可能であれば良い。その他の個所の傾斜分離板が給紙トレイに対して固定されることで、回動部分が小さくでき、安定的に可動させることが可能となる。また、給紙トレイ全体の剛性も確保できる。
請求項6に記載の発明によれば、用紙の先端縁が被記録媒体規制体の規制面に対して滑りだすのを確実に防止できる。
請求項7に記載の発明によれば、傾斜分離板の傾動状態を安定的に保持できるため、給紙トレイの挿抜時に傾斜分離板が不用意に傾動せず、給送手段と傾斜分離板との干渉が防止できるという効果を奏する。
請求項8に記載の発明によれば、給紙トレイ内に被記録媒体が確実に保持されるため、画像記録部まで確実に搬送され、画像記録が行われる。
本発明の一実施形態である多機能型の画像記録装置の全体斜視図である。 記録部及び給紙装置の左右中央部の側断面図である。 画像記録装置および給紙トレイの一部切欠き概略平面図である。 給紙トレイの要部分解斜視図であり、(A)は給紙トレイから傾斜分離板を除いた状態の後収容部、(B)は傾斜分離板を用紙と接触する表面側から見た斜視図、(C)は傾斜分離板を用紙と接触しない裏面側から見た斜視図、(D)は装置本体の奥側端の斜視図である。 給紙トレイの斜視図であり、(A)は給紙作用可能な状態の斜視図、(B)は傾斜分離板が給送方向下流側に倒れた状態の斜視図である。 (A)及び(B)は給紙トレイおよび画像記録装置の要部断面図である。 (A)及び(B)は作用説明のための要部断面図である。 可動する傾斜分離板および画像記録装置の第2実施例を示す概略平面図である。
[多機能装置1の基本構造]
図1に示すように、本発明の一実施形態である多機能型の画像記録装置としての多機能装置1におけるハウジング2(請求項でいう装置筐体に相当)の前側(図1において手前側)には開口部2aが開口されている。そして、その開口部2aには被記録媒体としての用紙Pを堆積状態で収容する上面開放状の給紙トレイ3がX軸線方向に沿って挿抜可能に装着されている。なお、給紙トレイ3に収容される被記録媒体は、以下便宜上用紙Pと述べることとするが、被記録媒体は普通紙のみならず、はがきや封筒等の厚紙や光沢紙等の特殊紙、さらには樹脂フィルム等も含む概念である。その給紙トレイ3の上面に排紙トレイ33が装着されている。以下、一例としての合成樹脂製のハウジング2の開口部2aがある側を前(手前)とし、これを基準に装置の後(奥、背面)、左右、とする。また、前述したように、多機能装置1の前後方向をX軸方向、左右方向をY軸方向とする。なお、この「挿抜」とは、給紙トレイ3がハウジング2に対して着脱可能なもののみならず、ハウジング2から給紙トレイ3の大部分を引出した状態でも、ハウジング2に対して給紙トレイ3が外れない(着脱不能な)ものも含む趣旨である。
合成樹脂製のハウジング2の上部には、コピー機能やファクシミリ機能における原稿読取などのための画像読取装置5が配置されている。画像読取装置5は図示しない枢軸部を介してハウジング2の一側端に対して上下方向に開閉するように回動可能に構成されている。また、画像読取装置5の上面は原稿載置用のガラス板(不図示)で構成されており、このガラス板は、画像読取装置5の後端に対して枢軸を中心に上下方向に回動可能な原稿カバー体6で覆われている。原稿カバー体6を上側に開けてガラス板の上に原稿を載置し、ガラス板の下方において主走査方向に往復移動する原稿読取り用のスキャナ(例えばCIS:Contact Image Sensor)によって原稿の画像が読取られる。
ハウジング2の上面であって原稿カバー体6の前方には、各種操作ボタンを備えた操作パネル部7と、操作手順や実行中の処理の状態を表示するための液晶表示装置8とが設けられている。各種操作ボタンとしては、スタートボタンや、ストップボタンなどを含み、これらの操作ボタンを押下することにより、各種の操作が行われる。また、多機能装置1の設定状態や各種の操作メッセージなどが必要に応じて表示される。
次に、図2〜図6等を参照して記録部10及び給紙装置12について説明する。図2は記録部10及び給紙装置12の側断面図である。
[記録部]
記録部10(請求項にいう画像記録部)における記録ヘッド14が下面側に搭載されたキャリッジ13は、用紙P搬送方向(矢印A方向)の上流側の第1ガイド部材15及び下流側の第2ガイド部材16に跨がって摺動自在に支持(搭載)されており、図2の紙面に垂直な方向である主走査方向(Y軸方向)に往復移動可能となっている。
キャリッジ13を往復移動させるために、用紙P搬送方向の下流側に配置された第2ガイド部材16の上面には、主走査方向に延びるように配置されたタイミングベルト(図示せず)がプーリ(図示せず)に巻回されており、そのタイミングベルトを駆動するCR(キャリッジ)モータ(図示せず)は第2ガイド部材16の下面に固定されている。
キャリッジ13に搭載されている記録ヘッド14の下面と対峙するようにY軸方向に延びる扁平板状のプラテン17は、前記両ガイド部材15、16の間であって、メインフレーム(不図示)の底板の上方に固定されている。プラテン17とハウジング2の底板59(図7(A)、図7(B)参照)との間が後述する給紙トレイ3を収納し、且つ挿抜できるトレイ収納部となる。ハウジング2の底板59は給紙トレイ3の底部3aの少なくとも一部を支持する。
また、プラテン17を挟んで搬送方向Aにおける上流側には、用紙Pを記録ヘッド14の下面に送るためのレジストローラ(搬送ローラ)対18が配置されており、プラテン17の下流側には記録済みの用紙Pを、給紙トレイ3の上面に設けられた排紙トレイ部33上に搬送するための排紙ローラ対19が配置されている。プラテン17は、レジストローラ(搬送ローラ)対18によって搬送されてきた用紙Pと記録ヘッド14との間隙を一定にするように用紙Pを支持するのである。
[給紙装置]
次に、給紙装置12の構成について詳述する。合成樹脂材の射出成形品である給紙トレイ3の収容部は、後収容部3bとこの後収容部3bに対して進退移動可能に連結された前収容部3dとからなる。後収容部3bに対して前収容部3dを後退させて全長(X軸方向の長さ)を長くした状態で、給紙トレイ3の収容部に収容可能な用紙Pの最大サイズはリーガルサイズである。この場合、リーガルサイズの用紙Pは、その長辺がX軸方向に沿い、短辺がY軸方向に沿うように後収容部3bと前収容部3dとにわたって、その内部に堆積収容される。また、A4サイズの用紙Pを堆積収容するときには、前収容部3dを後収容部3b内に押し込み、給紙トレイ3の長さ寸法を短くして使用する。給紙トレイ3内の用紙Pは、後述する給送手段20とUターン状の内外径の搬送路体22、23とを介して1枚ずつ記録部10に給送される。
後収容部3bは、底部3aと左右両側板3cと給送方向(X軸方向に沿った方向)の下流側端(給紙トレイ3の挿入方向の下流側端でもあり、奥側でもある)に配置される傾斜分離板21とが備えられている。同じく底板及び左右両側板(共に図示せず)を有する前収容部3dの前端には把手部3fが設けられている。この給紙トレイ3への用紙Pの最大堆積量は、実施形態では普通紙で150枚程度、堆積高さはほぼ15mm程度とする。
合成樹脂材の射出成形品である排紙トレイ33は、後収容部3bに上下回動可能に連結されている。排紙トレイ33は水平状態(図3参照)にて前収容部3dの左右両側板に載置されて、この前収容部3dと共に開口部2aから引き出して延ばすことができる構成である。なお、本実施例においては、排紙トレイ部33の給紙トレイ3の挿入方向の下流側端に、補助トレイ部30が一体的に形成されており、補助トレイ部30には、葉書などの小サイズの用紙を複数枚堆積収容可能である。補助トレイ部30を傾斜分離板21の表面(分離面21a)に接近させた状態で、給送手段20により、記録部10へ用紙Pを搬送可能となっている。
傾斜分離板21は、給紙トレイ3の給送方向下流側に設けられており、上端側が下流側に向かうよう傾斜している。この傾斜分離板21の傾斜角度は、用紙Pの給送を妨げない角度に設定されている。また、傾斜分離板21における分離面21a(表面)のうち、左右中心部には、分離部材として、金属片からなり、上下方向に適宜間隔にて分離面21a(表面)から突出する分離爪57が設けられている。(図4(B)参照)。なお、傾斜分離板21の詳細な構成については、後述する。
給紙トレイ3における前収容部3dには、給紙トレイ3内の用紙Pの給送方向と平行な側縁を案内し、且つ位置決めするための一対のサイドガイド41が備えられている(図3、図4(A)及び図8参照)。他方、前収容部3dには、用紙Pの後端縁に当接するようにX軸方向に沿って移動調節可能なリヤガイド37(図2及び図5(A)参照)が設けられている。但し、図4は排紙トレイ部33及びリヤガイド37を除去した状態の後収容部3bを示す。
一対のサイドガイド41は、給紙トレイ3の左右両側板3cの間の底板3a上にて用紙Pの給送方向(X軸方向、副走査方向でもある)と直交する方向(Y軸方向、主走査方向である)に広狭移動(広狭スライド)可能に設けられている。これらは公知のラック・ピニオンを用いた構成であり、一方のサイドガイド41を移動させると他方のサイドガイド41も移動する。一対のサイドガイド41により、給紙トレイ3の幅方向(用紙Pの給送方向と直交する方向)の中心線と用紙Pの幅方向の中心線とを一致させることができる。すなわち、用紙Pを給紙トレイ3のセンター位置に合わせることができる。
[給送手段]
次に、図2及び図3を参照しながら、給送手段(給紙ローラユニットともいう)20の構造について説明する。実施形態では、給送手段20における合成樹脂製のアーム体20cは傾斜分離板21に近づくように延びて駆動軸39を中心にして上下回動可能となっている。アーム体20cの先端部には、左右一対の給紙ローラ20aが配置されており、駆動軸39からアーム体20cに設けられた歯車伝達機構(不図示)を介して給紙ローラ20aを回転駆動する。歯車伝達機構は複数個の伝達用の歯車及び遊星歯車を備えている。なお、実施例における一対の給紙ローラ20aは、給紙トレイ3におけるY軸方向の中心線を挟んで左右対称位置に設けられている(図3参照)。
給紙トレイ3から用紙Pを1枚ずつ分離にして給送するときには、給送モータ(不図示)が回転して駆動軸39を回転(図2で反時計廻り方向)させ、歯車伝達機構を介してアーム体20cは下向き方向に付勢される。そして、アーム体20cの先端部の給紙ローラ20aが給紙トレイ3に堆積された用紙Pの最上面に押圧され、且つアーム体20cに設けられた歯車伝達機構を介して給紙ローラ20aは用紙Pを給送する方向(図2で時計廻り方向)に回転される。そして、傾斜分離板21の分離面21aに設けられた分離爪57と協働し、給紙トレイ3に収容された用紙P1枚のみを分離し、給紙する。
[給送手段の退避手段]
次に、給紙トレイ3をハウジング2に対して、略水平方向に挿抜するときに、アーム体20cと給紙ローラ20aである給送手段20が給紙トレイ3の先端部(傾斜分離板21)に衝突(干渉)して挿抜不能にならないようにするための退避手段について説明する。退避手段は、アーム体20cに設けられた作動体としてのカムフォロアと、挿抜する給紙トレイ3の少なくとも一側板3cの上面に形成されて上記カムフォロアが摺接する誘導体としてのカム部44とからなる。この構成は公知のものであり、例えば、特許文献3(特開2007−624965号等)に記載されている。
図2〜図4に示す実施例では、アーム体20cの基部寄り部位に、駆動軸39の軸線と平行状に延びるカムフォロアとしてのウイング43がY軸方向に沿って延びるように一体的に設けられている。
他方、上述したとおり、給紙トレイ3の一方の側板3c(上記ウイング43の延びる側に対応する)の上面には、当該給紙トレイ3の挿抜方向であるX軸方向に沿って高さが変化するカム部44が形成されている(図4(A)参照)。このカム部44は、給紙トレイ3の傾斜分離板21に近い側での高さは高く且つ実質上水平状の第1部分44aと、この第1部分44aの給送方向上流側に形成されるV型の第2部分44bとからなる。
この構成により、例えば、図2のように、傾斜分離板21がUターン状の搬送経路体22、23の下端の位置に隣接するように給紙トレイ3がハウジング2に押し込まれ、用紙Pが給紙可能となる給紙位置に装着された状態では、ウイング43はカム部44における第2部分44bの最低高さの個所に対向して配置される。その状態では、給紙ローラ20aが給紙トレイ3の底板3aまたは堆積された用紙Pの最上面に当接し得るように、アーム体20cは先端側が給送方向下流側に向けて下方に傾斜する姿勢となる。
上記の状態から、給紙トレイ3をハウジング2から引き出すとき、まずウイング43がV型の第2部分44bに摺接しながら押し上げられる。これにより、アーム体20cも押し上げられる。給紙ローラ20a及びアーム体20cからなる給送手段20の下端が傾斜分離板21の上端よりも上に位置する状態で、給紙トレイ3を引き出せば、且つ給紙ローラ20aは傾斜分離板21の上端縁に引っかかることなく乗り越えることができる。
逆に、給紙トレイ3をハウジング2内に挿入するときは、給紙トレイ3の先端部の傾斜分離板21の上端縁にて作動体を介してアーム体20cを押し上げる。これにより、給送手段20が傾斜分離板21の上端縁を乗り越えると、給紙トレイ3の引出し時の逆の動作で、カムフォロアであるウイング43が給紙トレイ3のカム部44に沿って移動し、カム部44の高さが低くなる箇所では、図2のように、アーム体20cとその給紙ローラ20aが底部3aに近くなるように、下降できるのである。
[用紙のずれ動き防止手段(用紙のはみ出し防止手段)]
はみ出し防止手段は、ハウジング2(装置本体)への給紙トレイ3の挿抜時(特に挿入時)や、給紙トレイ3への用紙収納時に、用紙Pが不用意にずれ移動せず、特に、給紙トレイ3に堆積された用紙Pの給送方向下流側への迫り出し(はみ出し)を阻止するためのものである。
第1実施例では、図4(A)〜図4(D)、図5(A)、図5(B)、及び図6(A)、図6(B)に示すように、傾斜分離板21は、その下部側を中心として、給紙トレイ3に対して回動可能に構成されている。他方、給紙トレイ3には、傾斜分離板21における分離面21aに対して給紙トレイ3の挿入方向(用紙Pの給送方向でもある)に出没可能な被記録媒体規制体50が固定配置されている。そして、ハウジング2と傾斜分離板21とには、給紙トレイ3の挿抜動に応じて、傾斜分離板21が傾動して被記録媒体規制体50の規制面50aが傾斜分離板21における分離面21aに対して出没するための連係手段が備えられている。
より詳しくは、左右に長い傾斜分離板21の両端における下部側に回動支点となるピン51が水平状に一体的に形成されており、この両ピン51が給紙トレイ3の左右側板3cに形成された軸穴52に回動自在に装着されている(図4(A)〜図4(C)参照)。
被記録媒体規制体50は給紙トレイ3の側面からの投影方向において、三角形状に形成されて給紙トレイ3の底板3aから上向きに突出している。被記録媒体規制体50の斜面が規制面50aとなるもので、規制面50aには、摩擦抵抗の大きい部材が固定されるか、または表面処理されている。その場合、規制面50aは、傾斜分離板21における分離面21a及び分離爪57による用紙Pに対する抵抗摩擦よりも大きくなるように形成されている。なお、被記録媒体規制体50は他の形状に形成されていても良く、また、規制面50aのように、面状でなくても良い。すなわち、傾斜分離板よりも抵抗摩擦が大きく、傾斜分離板の回動に伴って、出没可能であればよい。
被記録媒体規制体50は、用紙幅方向(図4のY軸方向)に沿って複数(実施例では、給紙トレイ3の左右中心線を挟んで中央寄り部位に対称位置に2つ)設けられている。他方、傾斜分離板21には、各被記録媒体規制体50の配置位置に対応させて、被記録媒体規制体50の少なくとも規制面50aが通過できる窓孔53が形成されている。その場合、傾斜分離板21が窓孔53の個所で分離しないように、窓孔53の一部(例えば、上端部)で連結片54にて連結されている。なお、窓孔53の上下方向中途部に連結片54を設け、各被記録媒体規制体50の規制面50aには連結片54が嵌まる切欠き凹所を形成する。
連係手段は、ハウジング2に設けられ、乗り上げ面55aを有したガイド部材55と、傾斜分離板21に設けられ、ガイド部材55の乗り上げ面55aに摺接可能な摺接部材56とを備えている。給紙トレイ3がハウジング2に対して挿入方向下流側端部(給紙可能位置)に移動されるとき、摺接部材56が乗り上げ面55aに乗り上げ摺接して傾斜分離板21はその高さが高くなるように上部側が給送方向上流側に向かって起立し、被記録媒体規制体50の少なくとも規制面50aが傾斜分離板21における分離面21aよりも後退して没する。他方、給紙トレイ3がハウジング2に対して挿入方向上流側に移動される(引き出す)と、摺接部材56が乗り上げ面55aから離反して、傾斜分離板21が低くなる方向に上部側が(給送方向下流側に)傾動し、且つ被記録媒体規制体50の規制面50aが傾斜分離板21における分離面21aに対して突出するように構成されている。
より詳しくは、ガイド部材55はハウジング2における底板59の奥側に一体的に形成されており、乗り上げ面55aのうち挿入方向上流側に隣接して、摺接部材56を誘導する傾斜案内面55bが一体的に形成されている(図4(D)、図6(A)及び図6(B)参照)。他方、摺接部材56は傾斜分離板21の裏面である、用紙Pと接触する面の裏側に斜め下向きに延びるように一体的に形成されている。上記ガイド部材55と、摺接部材56とは、用紙P幅方向(Y軸方向)において同じ位置に設けられており、摺接可能となっている。なお、乗り上げ面55a及び傾斜案内面55bは、面状でなくてももちろん良い。
さらに、ピン51を中心に回動可能な傾斜分離板21は、給紙トレイ3における奥板などと傾斜分離板21の裏面との間に装架した引きバネ58等の付勢手段により、挿入方向下流側に向かって倒れる方向に付勢されている(図6(A)及び図6(B)参照)。もちろん、引きバネ58等の付勢手段を設けず、傾斜分離板21がその自重で倒れる構成としても良い。しかしながら、付勢手段を設けることによって、より安定して傾斜分離板21が給送方向下流側に倒れた状態を保つことができる。
上記の構成により、図7(A)のように、給紙トレイ3がハウジング2のトレイ収納部へ装着され、用紙Pを給紙可能な給紙位置から若干引き出された状態では、アーム体20cは実質的に水平状態である。そして、この状態でハウジング2の開口部2aから用紙Pを給紙トレイ3に対して補給することができる。
この状態では、図6(A)及び図7(A)に示すように、傾斜分離板21は、引きバネ58等の付勢手段により、挿入方向下流側に向かって倒れる方向に付勢されている。そして、摺接部材56はガイド部材55より低い給紙トレイ3の底板3a上に摺接しているので、傾斜分離板21は、ピン51を中心に回動し、傾斜分離板21の上端部までの高さは低くなる。従って、傾斜分離板21と給紙トレイの底板とのなす角度が大きくなり、用紙Pは傾斜分離板21から給紙トレイ3外へ滑りだしやすくなる。しかしながら、傾斜分離板21が回動することで、被記録媒体規制体50の規制面50aが傾斜分離板21における分離面21aに対して突出することになる。従って、給紙トレイ3に堆積収容された用紙Pの先端縁(給紙トレイ3の挿入方向下流側端縁)が摩擦抵抗の大きい規制面50aに規制されて、用紙Pが不用意にずれ移動せず、特に、当該給紙トレイ3の装置筐体への挿入や当該給紙トレイ3へ用紙Pを補給する際に給紙トレイ3に堆積された用紙Pの給送方向下流側への迫り出し(はみ出し)を、阻止することができる。
次いで、図7(B)のように、用紙Pが堆積された給紙トレイ3をハウジング2内のトレイ収納部内に押し込む。そうすると、図5(B)、図6(B)及び図7(B)に示すように、傾斜分離板21に設けられた摺接部材56が、装置本体側に設けられたガイド部材55の傾斜案内面55bとまず摺接する。さらに給紙トレイ3が押し込まれると、乗り上げ面55aに摺接部材56が乗り上げ摺接する。これに伴って、傾斜分離板21は、ピン51を中心に、その高さが高くなる方向、すなわち、上部側が給送方向下流側に向かってに回動(起立)し、被記録媒体規制体50の規制面50aが傾斜分離板21における分離面21aよりも後退して没する。この状態では、給送手段20の給紙ローラ20aが給紙トレイ3に堆積収容された用紙Pの最上層に当接し、給紙ローラ20aを所定方向に回転させることで、分離面21a、特に分離爪57との協働作用により用紙Pが1枚ずつに分離され、記録部10に用紙Pが給送できるのである。その際に、分離面21aよりも被記録媒体規制体50が用紙P側よりも退避した位置にあるため、用紙Pの給送を妨げることがない。なお、連係手段の構成は上記に限らず、給紙トレイ3の給紙位置への挿入に伴って、傾斜分離板21を回動させる構成であれば、本発明に適用可能である。また、その配置も自由に設定できる。
図8は、はみ出し防止手段における傾斜分離板21の第2実施例を示す。この実施例では、回動可能な傾斜分離板21は、給紙トレイ3における用紙Pの幅方向(Y軸方向)の一部に対応して設けられている。例えば、給紙トレイ3の左右方向の中心線に、用紙Pの幅方向の中心を合わせる、いわゆるセンター合わせの形態では、回動可能な傾斜分離板21は給紙トレイ3の幅方向の中心側に配置され、回動しない固定傾斜分離板60は給紙トレイ3左右側板3cに近い側に設けられている。回動する部分が小さくなることから、より安定した回動動作が可能となる。また、給紙トレイ3全体の剛性も確保しやすい。なお、固定傾斜分離板60の高さは、用紙Pの最大堆積高さ程度まであれば良い。その場合も、被記録媒体規制体50は、給紙トレイ3に収容可能ないずれのサイズの用紙Pの幅方向に延びる端縁に当接可能に配置されている。例えば、幅寸法の小さい葉書に対しても対応できるように、給紙トレイ3の幅方向の中心に近い側に被記録媒体規制体50が配置されるべきである。なお、上記各実施例において、被記録媒体規制体50は1つでも良いし、3つ以上の複数であっても良い。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。給紙トレイ3は、すべてが装置筐体から引き出される構成ではなく、途中まで引き出される構成でも良い。その場合、傾斜分離板21の高さは、引き出し位置における傾斜分離板21と対向する給送手段の高さよりも低ければ良い。また、上記装置は、給紙装置のみで構成され、画像記録装置は別で設けられていても良い。
2 装置筐体としてのハウジング
3 給紙トレイ
3a 底部
20 給送手段としての給紙ローラユニット
20a 給紙ローラ
20c アーム体
21 傾斜分離板
21a 分離面
50 被記録媒体規制体
50a 規制面
55 ガイド部材
55a 乗り上げ面
56 摺接部材

Claims (8)

  1. 装置筐体内に、被記録媒体を堆積させて収容可能な上面開放状の収容部を有する給紙トレイと、
    当該給紙トレイに堆積された被記録媒体の最上層から一枚ずつ被記録媒体を所定の給送方向へと給紙するための給送手段とを有する給紙装置であって、
    前記給紙トレイは、前記装置筐体に対して挿抜可能であり、被記録媒体を堆積する底板と、分離部材を有し、前記給紙トレイの給送方向下流側の位置に、上部側が下部側よりも前記給送方向下流側に位置して傾斜した傾斜分離板と、を備え、
    前記傾斜分離板は、当該下部側を中心として回動可能であり、
    前記給紙トレイには、被記録媒体の給送方向先端を規制する被記録媒体規制体が配置され、
    前記給紙トレイの挿抜動に応じて前記傾斜分離板を回動させ、前記被記録媒体規制体を前記傾斜分離板における前記分離面に対して出没させる連係手段が備えられていることを特徴とする給紙記録装置。
  2. 前記給紙トレイが前記装置筐体に対して装着され、前記給送手段によって被記録媒体が給紙可能となる給紙位置にて、前記傾斜分離板の前記分離面は、前記被記録媒体規制体よりも被記録媒体側に位置し、
    前記傾斜分離板が前記給送手段と対向する位置およびそれより前記給送方向上流側に給紙トレイがあるときは、前記給紙位置にあるときよりも、前記傾斜分離板の上部側が給送方向下流側に傾動し、前記被記録媒体規制体は、前記傾斜分離板の前記分離面よりも被記録媒体側に位置することを特徴とする請求項1に記載の給紙装置。
  3. 前記連係手段は、前記装置筐体に設けられ、乗り上げ部を有したガイド部材と、前記傾斜分離板に設けられ、前記ガイド部材の乗り上げ部に摺接可能な摺接部材とを備え、
    前記給紙トレイが前記装置筐体に対して挿入されるとき、前記摺接部材が前記乗り上げ部に乗り上げ摺接して前記傾斜分離板の上部側が前記給送方向下流側に傾動し、且つ被記録媒体規制体が前記傾斜分離板における分離面よりも被記録媒体側から退避する一方、前記給紙トレイが前記装置筐体に対して引きだされると、前記摺接部材が前記乗り上げ部から離反して、前記傾斜分離板の上部側が前記給送方向下流側に傾動し、且つ被記録媒体規制体が傾斜分離板における分離面に対して突出するように構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の給紙装置。
  4. 前記給送手段が前記給紙トレイの前記底板に対して昇降可能であり、前記傾斜分離板の上端の位置が、上昇位置における前記給送手段の下端より低い位置まで前記傾斜分離板が傾動することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の給紙装置。
  5. 前記回動可能な傾斜分離板は、前記給紙トレイにおける前記被記録媒体の前記給送方向と直交する幅方向の一部に対応して設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の給紙装置。
  6. 前記被記録媒体規制体の前記被記録媒体との当接部は、前記傾斜分離板における前記分離面よりも摩擦抵抗が大きく形成されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の給紙装置。
  7. 前記回動可能な傾斜分離板を、前記上部側が前記給送方向下流側に倒れる方向に付勢する付勢手段を備えていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の給紙装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれかに記載の給紙装置と、
    前記給送手段により給紙された被記録媒体を搬送経路を介して搬送する搬送手段と、
    当該搬送手段により搬送された被記録媒体上に画像を記録可能な画像記録部と、
    を備えたことを特徴とする画像記録装置。
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