JP2011038395A - 軌道系交通システムの分岐装置 - Google Patents

軌道系交通システムの分岐装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2011038395A
JP2011038395A JP2010159801A JP2010159801A JP2011038395A JP 2011038395 A JP2011038395 A JP 2011038395A JP 2010159801 A JP2010159801 A JP 2010159801A JP 2010159801 A JP2010159801 A JP 2010159801A JP 2011038395 A JP2011038395 A JP 2011038395A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
track
guide rail
vehicle
movable
traveling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2010159801A
Other languages
English (en)
Inventor
Haruo Masuda
治生 増田
Norihiro Takai
紀浩 高井
Hiroshi Suzuki
宏 鈴木
Shinichi Suzuki
進一 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IHI Corp filed Critical IHI Corp
Priority to JP2010159801A priority Critical patent/JP2011038395A/ja
Publication of JP2011038395A publication Critical patent/JP2011038395A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Railway Tracks (AREA)
  • Platform Screen Doors And Railroad Systems (AREA)

Abstract

【課題】受渡エリアにおける一の軌道から他の軌道に架けての幅を車両の3車幅分よりも小さくできる軌道系交通システムの分岐装置を提供する。
【解決手段】一の軌道1をその側部に設けられたガイドレール20に沿って走行する車両3を、そのまま一の軌道1を直進させるか或いは一の軌道1に隣り合って並設された他の軌道2に受け渡し、他の軌道2の側部に設けられたガイドレール20に沿って走行させるかを切り替える軌道系交通システムの分岐装置4であって、軌道1、2の分岐部分に、隣り合うガイドレール20を削除して受渡エリア26を設け、受渡エリア26に、各ガイドレール20の削除端部20aに繋げて可動ガイドレール20mを夫々配設し、各可動ガイドレール20mは、基端が削除端部20aに繋がる位置で水平面内回動可能に支持され、先端が反対側の軌道2内に侵入する受渡位置と軌道1、2から待避する直進位置とに移動するように回動する。
【選択図】図5

Description

本発明は、一の軌道を走行する車両を、そのまま直進させるか、或いは一の軌道に隣り合うように並設された他の軌道に受け渡して走行させるかを切り替える軌道系交通システムの分岐装置に関する。
軌道系交通システムとして、車両がゴムタイヤ等の走行輪で走行する軌道の側部に、軌道に沿ってガイドレールを敷設し、他方、車両にはガイドレールに接するガイドローラーを支持し、このガイドローラーが上記ガイドレールに案内されることで車両を軌道に沿って走行させるものが知られている(特許文献1)。
図1に示すように、このような軌道系交通システムにおいて、一の軌道1とこれに並行に敷設された他の軌道2とに車両3を逆方向に走行させるようにし、一の軌道1を走行する車両3がそのまま一の軌道1を直進するか或いは他の軌道2に受け渡されて走行するかを切り替え、他の軌道2を走行する車両がそのまま他の軌道2を直進するか或いは一の軌道1に受け渡されて走行するかを切り替える分岐装置4Jが知られている。
図1に示すように、この分岐装置4Jは、一の軌道1と他の軌道2との間にこれら軌道1、2同士を斜めに接続する分岐路5を有し、一の軌道1の直進部分における車幅方向の両側部には、図2に示すように、車両3に支持された外方規制ガイドローラー6が接する断面H型の外方規制ガイドレール7が敷設されている。外方規制ガイドレール7は車両3の車幅方向外方への移動を規制する。図1に示す車両3は、左右の外方規制ガイドローラー6が左右の外方規制ガイドレール7に夫々案内されつつ、軌道1を走行して分岐路5に近付く。なお、軌道1には、車両3の走行輪8が走行する走行面部9が、長手方向に沿って凸状に形成されている。
一の軌道1と他の軌道2とは同一の構成であるので、以下、一の軌道1の構成のみを説明する。
一の軌道1の直進部分から分岐路5に差し掛かる部分(移行部分)には、図3、図4に示すように、車幅方向の両側部に、上記外方規制ガイドレール7に加えて、車両3に支持された内方規制ガイドローラー10が接する断面L字型の内方規制ガイドレール11が敷設されている。内方規制ガイドレール11は車両3の車幅方向内方への移動を規制する。
図1に示すように、移行部分と直進部分との間において、内方規制ガイドレール11の一部が削除され、代わりに切替内方規制ガイドレール11aが配設されている。切替内方規制ガイドレール11aは、支点12を中心に水平面内で有効位置と無効位置とに回動し、有効位置のとき車両3の内方規制ガイドローラー10と係合し、無効位置のとき内方規制ガイドローラー10と係合しない。
以上の分岐装置4Jによれば、図1の一の軌道1における右端の車両3は、図中、上側の切替内方規制ガイドレール11aを有効位置とし、下側の切替内方規制ガイドレール11aを無効位置とすることで、上側の切替内方規制ガイドレール11aに案内されて直進し(図3参照)、これとは逆に、図1における上側の切替内方規制ガイドレール11aを無効位置とし、下側の切替内方規制ガイドレール11aを有効位置とすることで、下側の切替内方規制ガイドレール11aに案内されて分岐路5に案内される(図4参照)。
図1に示す分岐路5に案内された車両3は、分岐路5の走行途中で、図中、下側のガイドレール7、11から上側のガイドレール7、11にガイドが受け渡され、他の軌道2に進入することになる。なお、車両3が分岐路5から他の軌道2に進入する前に、他の軌道2の図1における下側の切替内方規制ガイドレール11aを無効位置としておき、車両3の内方規制ガイドローラー10との干渉を避けるようにする。
特公昭61−40801号公報
ところで、上述の分岐装置4Jにおいては、図1に示すように、一の軌道1と他の軌道2との間に、これらを斜めに繋ぐ分岐路5を路面に固定して設置しているので、その受渡エリア13において、車両3の3車幅分の幅が必要となる。
すなわち、図1に示す受渡エリア13においては、図中、上側の一の軌道1にて車両3の1車幅が必要となり、下側の他の軌道2にて車両3の1車幅が必要となり、それら軌道1、2間の分岐路5にて、車両3の略1車幅分の幅が必要となるため、合計で車両3の3車幅分の幅が必要となってしまう。
そこで、本発明の目的は、受渡エリアにおける一の軌道から他の軌道に架けての必要幅を車両の3車幅分よりも大幅に小さくでき、省スペース化を推進できる軌道系交通システムの分岐装置を提供することにある。
上記目的を達成するために第1の発明は、一の軌道をその側部に設けられたガイドレールに沿って走行する車両を、そのまま一の軌道を直進させるか或いは一の軌道に隣り合って並設された他の軌道に受け渡し、他の軌道の側部に設けられたガイドレールに沿って走行させるかを切り替える軌道系交通システムの分岐装置であって、一の軌道と他の軌道との分岐部分に、一の軌道と他の軌道との隣り合うガイドレールを削除して受渡エリアを設け、該受渡エリアに、一の軌道のガイドレールの削除端部に繋がる一の可動ガイドレールを配設すると共に、他の軌道のガイドレールの削除端部に繋がる他の可動ガイドレールを配設し、一の可動ガイドレールは、基端が一の軌道のガイドレールの削除端部に繋がる位置で水平面内回動可能に支持され、先端が他の軌道内に侵入する受渡位置と他の軌道及び一の軌道から待避する直進位置とに移動するように回動し、他の可動ガイドレールは、基端が他の軌道のガイドレールの削除端部に繋がる位置で水平面内回動可能に支持され、先端が一の軌道内に侵入する受渡位置と一の軌道及び他の軌道から待避する直進位置とに移動するように回動するものである。
第2の発明は、上記一の可動ガイドレールは、上記車両に支持された外方規制ガイドローラーが接して上記車両の車幅方向外方への移動を規制する可動外方規制ガイドレールと、上記車両に支持された内方規制ガイドローラーが接して上記車両の車幅方向内方への移動を規制する可動内方規制ガイドレールとを有し、上記他の可動ガイドレールは、上記車両に支持された外方規制ガイドローラーが接して上記車両の車幅方向外方への移動を規制する可動外方規制ガイドレールと、上記車両に支持された内方規制ガイドローラーが接して上記車両の車幅方向内方への移動を規制する可動内方規制ガイドレールとを有するものである。
第3の発明は、上記一の可動ガイドレールを、その基端を回動中心として先端が上記受渡位置又は上記直進位置となるように回動させる回動装置と、上記他の可動ガイドレールを、その基端を回動中心として先端が上記受渡位置又は上記直進位置となるように回動させる回動装置とを備えたものである。
第4の発明は、上記第3の発明において、上記回動装置が、上記車両の走行輪が走行する走行面部の走行面と面一の上面を有し、当該走行面部に設けられた溝部を介して当該走行面部と交差してスライド可能に配設されると共に上記可動ガイドレールに固定されるスライダと、上記スライダを上面と上記走行面部の走行面とが面一とされた状態でスライドさせる駆動部とを備えるものである。
第5の発明は、上記第3の発明において、上記車両の走行輪が走行する走行面部の走行面あるいは当該走行面と面一とされた台車走行面上を走行すると共に上記可動ガイドレールを支持する台車を備えるものである。
第6の発明は、上記第5の発明において、上記可動ガイドレールの先端が受渡位置あるいは直進位置である場合に上記台車を固定する固定装置を備えるものである。
本発明に係る軌道系交通システムの分岐装置によれば、受渡エリアにおける一の軌道から他の軌道に架けての必要幅を車両の3車幅分よりも大幅に小さくでき、省スペース化を推進できる。
従来例を示す軌道系交通システムの分岐装置の平面図である。 図1のII−II線断面図である。 図1のIII−III線断面図である。 図1のIV−IV線断面図である。 本発明の一実施形態を示す軌道系交通システムの分岐装置の受渡時の平面図である。 図5のVI−VI線断面図である。 図5のVII−VII線断面図である。 図5の部分拡大透視図である。 図8のIX−IX線断面図である。 図5のX−X線断面図である。 本発明の一実施形態を示す軌道系交通システムの分岐装置の直進時の平面図である。 図11のXII−XII線断面図である。 本発明の第2の実施形態である軌道系交通システムの分岐装置の平面図である。 図13のA−A線断面図である。 本発明の第3の実施形態である軌道系交通システムの分岐装置の平面図である。 図15のB−B線矢視図である。
本発明の好適実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図5に示すように、本実施形態の前提となる軌道系交通システムは、一の軌道1と他の軌道2とが隣り合うように並行に敷設されており、各軌道1、2を車両3が原則的には矢印で示すように反対方向に走行するようになっている。
この軌道系交通システムの分岐装置4は、一の軌道1をその側部に設けられたガイドレール20に沿って走行する車両3を、そのまま一の軌道1を直進させるか或いは他の軌道2に受け渡して他の軌道2の側部に設けられたガイドレール20に沿って走行させるかを切り替えるものである。また、この分岐装置4は、他の軌道2をその側部に設けられたガイドレール20に沿って走行する車両3を、そのまま他の軌道2を直進させるか或いは一の軌道1に受け渡して一の軌道1の側部に設けられたガイドレール20に沿って走行させるかを切り替えることもできる。
一の軌道1と他の軌道2とは同一の構成であるので、以下、一の軌道1の構成のみを説明する。
図6に示すように、一の軌道(以下単に軌道と省略することもある)1の側部(他の軌道2側の側部)には、車両3を軌道1に沿って案内するガイドレール20が敷設されている。ガイドレール20は、車両3に支持された外方規制ガイドローラー6が接して車両3の車幅方向外方への移動を規制する外方規制ガイドレール(断面H型鋼)21と、車両3に支持された内方規制ガイドローラー10が接して車両3の車幅方向内方への移動を規制する内方規制ガイドレール(断面L字型鋼)22とを有する。
詳しくは、車両3には、上方から見て走行輪8を内包するようにコ字型に形成されたレバー23がコ字の中央部近傍にて水平面内回動可能に支持されており、そのレバー23の両端部に、鉛直下方に延出された支持軸24が設けられ、その支持軸24に、上記外方規制ガイドローラー6と内方規制ガイドローラー10とが回転可能に装着されている。走行輪8は、レバー23に連結されており、レバー23の回動に伴って転舵されるようになっている。
また、軌道1には、車両3の左右の走行輪8が走行する走行面部9が、軌道1の長手方向に沿って凸状に設けられている(図5のドット部分)。
上述のガイドレール20は、軌道1の直進部分の全域に敷設されていると共に、直進部分から分岐部分の入口を過ぎて他の軌道2に繋がる部分までカーブされて延長されている。
図5に示すように、一の軌道1には、他の軌道2から遠い側の側部にも、上述したガイドレール20と同様に、外方規制ガイドレール21と内方規制ガイドレール22とから成るガイドレール20が敷設されている。このガイドレール20は、直進部分の途中(分岐に差し掛かる部分)から分岐部分を過ぎて再び直進部分に至るまで直線状に延出されている。
図5、図7に示すように、軌道1の直進部分から分岐の入口に架けての部分においては、左右のガイドレール20の夫々の内方規制ガイドレール22が一部削除され、代わりに切替内方規制ガイドレール22aが夫々配設されている。左右の切替内方規制ガイドレール22aは、電動ジャッキ等の昇降装置25によって、内方規制ガイドローラー10に接する有効位置(図7左方に示す高い位置)と内方規制ガイドローラー10に接しない無効位置(図7右方に示す低い位置)とに、個々に昇降されるようになっている。有効位置の切替内方規制ガイドレール22aは、その前後の内方規制ガイドレール22の高さと等しくなってそれと繋がり、無効位置の切替内方規制ガイドレール22aは、その前後の内方規制ガイドレール22の高さよりも低くなって内方規制ガイドローラー10と係合しない。
かかる構成によれば、図5にて、一の軌道1の、図中、上側の切替内方規制ガイドレール22aを有効位置とし、下側の切替内方規制ガイドレール22aを無効位置とすると、車両3は直進する方向に案内され、上側の切替内方規制ガイドレール22aを無効位置とし、下側の切替内方規制ガイドレール22aを有効位置とすると、車両3は分岐する方向に案内される。分岐する方向に案内された車両3は、分岐装置4によって、他の軌道2に受け渡されることになる。
図5に示すように、分岐装置4は、一の軌道1と他の軌道2との分岐部分に、一の軌道1と他の軌道2との隣り合うガイドレール20を削除して受渡エリア26を設け、その受渡エリア26に、一の軌道1のガイドレール20の削除端部20aに繋がる一の可動ガイドレール20mを配設すると共に、他の軌道2のガイドレール20の削除端部20aに繋がる他の可動ガイドレール20mを配設することで概略構成されている。
一の可動ガイドレール20mは、基端が一の軌道1のガイドレール20の削除端部20aに繋がる位置でピンやヒンジ等の回動支持部材27により水平面内回動可能に支持され、先端が他の軌道2内に侵入する受渡位置(実線)と他の軌道2及び一の軌道1から待避する直進位置(一点鎖線)とに移動するように回動する。他の可動ガイドレール20mも、同様に、基端が他の軌道2のガイドレール20の削除端部20aに繋がる位置でピンやヒンジ等の回動支持部材27により水平面内回動可能に支持され、先端が一の軌道1内に
侵入する受渡位置(実線)と一の軌道1及び他の軌道2から待避する直進位置(一点鎖線)とに移動するように回動する。
一の軌道1のガイドレール20に繋がる一の可動ガイドレール20mと、他の軌道2のガイドレール20に繋がる他の可動ガイドレール20mとは同一の構成であるので、以下、一の可動ガイドレール20mの構成のみを説明する。
図5に示すように、一の可動ガイドレール(以下単に可動ガイドレールと省略することもある)20mは、削除端部20aにて外方規制ガイドレール21と繋がるように配設された可動外方規制ガイドレール21mと、削除端部20aにて内方規制ガイドレール22と繋がるように配設された可動内方規制ガイドレール22mとを有する。図5のX−X線断面図である図10に示すように、可動外方規制ガイドレール21mは、断面H型鋼からなり、車両3の外方規制ガイドローラー6が接することで、車両3の車幅方向外方への移動を規制し、可動内方規制ガイドレール22mは、断面L字型鋼からなり、車両3の内方規制ガイドローラー10が接することで、車両3の車幅方向内方への移動を規制する。
図5及びその部分拡大図である図8に示すように、一の軌道1の可動ガイドレール20m及び他の軌道2の可動ガイドレール20mは、夫々、回動装置30によって個々に基端の回動支持部材27を中心に回動され、先端が受渡位置と直進位置とに移動される。
一の軌道1の可動ガイドレール20m用の回動装置30と他の軌道2の可動ガイドレール20m用の回動装置30とは同一の構成であるので、以下、一の軌道1の可動ガイドレール20m用の回動装置30の構成のみを説明する。
図8〜図10に示すように、受渡エリア26における路面の下方には、回動装置30を収容するための収容空間(収容室)31が、一の軌道1側から他の軌道2側に架けてこれら軌道1、2を横切る方向に延出されて形成されている。回動装置30は、収容室31内に配設されたジャッキ(電動ジャッキ)32と、ジャッキ32の伸縮ロッド33に連結されたスライダ34と、スライダ34を案内するスライダガイド35と、スライダ34の上部に設けられ可動ガイドレール20m(可動外方規制ガイドレール21m、可動内方規制ガイドレール22m)を支持する金具36とを有する。
ジャッキ32は、一端が収容室31に鉛直軸回りに回動可能に支持されたシリンダ37と、シリンダ37の他端から突出されその突出長さが変化する伸縮ロッド33とを有する。スライダ34は、伸縮ロッド33の先端に鉛直軸回りに回動可能に連結された水平金具38と、水平金具38に取り付けられた鉛直板39と、鉛直板39に装着された複数のガイドローラー40とを有する。これらガイドローラー40は、図9に示すように鉛直板39の左右に配設され、図10に示すように鉛直板39の進退方向両端部に配設され、図9及び図10に示すように上下2段に配設されている。
上段のガイドローラー40と下段のガイドローラー40との間には、スライダガイド35のガイド板41が配置されている。通常、ガイド板41の上面には上段のガイドローラー40が接地し、下段のガイドローラー40はガイド板41の下面から離間している。ジャッキ32の伸縮ロッド33を伸縮作動させた際には、上段のガイドローラー40がガイド板41の上面に接し、下段のガイドローラー40がガイド板41の下面に接することで、スライダ34がスライダガイド35のガイド板41に沿って案内される。ガイド板41は、収容室31に設置された支持ブラケット42の水平フランジ43に、ボルトナットやネジ等の締結具によって装着されており、摩耗した際には交換可能となっている。
収容室31と路面とは、細長い開口44を介して連通されており、この開口44に、スライダ34の上部に設けられた金具36が挿通されている。開口44は、可動ガイドレール20mの回動支持部材27(図5参照)を中心とした円弧状のスリットから成り、この開口44に挿通された金具36には、可動ガイドレール20m(可動外方規制ガイドレール21m、可動内方規制ガイドレール22m)の先端側が支持されている。また、この開口44と同様に、スライダガイド35のガイド板41も円弧状に湾曲されており、スライダ34の鉛直板39も湾曲或いは平断面く字状に屈曲形成されている。
かかる回動装置30によれば、ジャッキ32の伸縮ロッド33を伸長させると、可動ガイドレール20mは、基端の回動支持部材27を中心に回動され、図5の実線、図8の一点鎖線、図10に示すように、先端が受渡位置に移動される。逆に、ジャッキ32の伸縮ロッド33を収縮させると、可動ガイドレール20mは、基端の回動支持部材27を中心に逆方向に回動され、図5の一点鎖線、図8の二点鎖線、図10、図11、図12に示すように、先端が直進位置に移動される。
以上の構成からなる軌道系交通システムの分岐装置4の作動を述べる。
先ず、図5において、一の軌道(図中、上側の軌道)1を右から左に走行する車両3を他の軌道2に受け渡す場合を述べる。
この場合、予め、図5における一の軌道1の図中、上側の切替内方規制ガイドレール22aを下降させて無効位置とし、下側の切替内方規制ガイドレール22aを上昇させて有効位置とし(図7参照)、図8に示す各ジャッキ32を伸長させて各可動ガイドレール20mを図5に実線で示すように受渡位置に回動させておく。これにより、一の軌道1の可動ガイドレール20mの先端が他の軌道2内に侵入し、他の軌道2の可動ガイドレール20mの先端が一の軌道1内に侵入した状態となって、これら可動ガイドレール20mによって分岐路45が形成される。
この結果、図5の一の軌道1の右端に位置する車両3は、直進部分では図6に示すように車幅方向片側のガイドレール20(外方規制ガイドレール21、内方規制ガイドレール22)に案内され、分岐部分の入口手前では図7に示すように一方の(図5の下側の)切替内方規制ガイドレール22aに案内され、分岐路45に進入すると図10に示すように受渡位置に回動された可動ガイドレール20m(可動外方規制ガイドレール21m、可動内方規制ガイドレール22m)に案内される。そして、車両が分岐路45の可動ガイドレール20mの中程まで進行すると、反対側(他の軌道2側)の可動ガイドレール20mに案内が受け渡され、以降、他の軌道2側のガイドレール20に案内されて他の軌道2を走行する。なお、車両3が分岐路45から他の軌道2の直進部分に進入する前に、他の軌道2の図5における下側の切替内方規制ガイドレール22aを無効位置としておき、その切替内方規制ガイドレール22aと車両3の内方規制ガイドローラー10との干渉を避けるようにする。
以上により、車両3が一の軌道1から他の軌道2に受け渡される。
次に、図5において、一の軌道1の右端に位置する車両3をそのまま一の軌道1を直進させる場合を述べる。
この場合、予め、一の軌道1の図5における上側の切替内方規制ガイドレール22aを上昇させて有効位置とし、下側の切替内方規制ガイドレール22aを下降させて無効位置とし、図8に示す各ジャッキ32を収縮させて各可動ガイドレール20mを図5に一点鎖線、図11に実線で示すように直進位置に回動させておく。
すると、図5、図11の一の軌道1の右端に位置する車両3は、直進部分では図6に示すように車幅方向片側のガイドレール20(外方規制ガイドレール21、内方規制ガイドレール22)に案内され、分岐部分の入口手前では一方の(図11の上側の)切替内方規制ガイドレール22aに案内され、そのまま上側のガイドレール20に案内されて一の軌道1を直進する。
このとき、一の軌道1の可動ガイドレール20m、他の軌道2の可動ガイドレール20mは、夫々、一の軌道1及び他の軌道2から待避した状態となっているため、一の軌道1を走行する車両3と干渉することはなく、他の軌道2を走行する車両3とも干渉することはない。
以上により、車両3が一の軌道1をそのまま直進することになる。
なお、これまでの説明では、図5において、車両3が一の軌道1の右端から他の軌道2に受け渡されて左方に進行する場合と、一の軌道1をそのまま左方に直進する場合とを述べたが、逆に、車両3が他の軌道2の左端から一の軌道1に受け渡されて右方に進行する場合と、他の軌道2をそのまま右方に直進する場合とについては、同様であるので説明を省略する。
本実施形態に係る軌道系交通システムの分岐装置4によれば、車両3を一の軌道1と他の軌道2との間で受け渡す場合には、図5に示すように、各軌道1、2の可動ガイドレール20mを夫々受渡位置に回動させ、各軌道1、2の可動ガイドレール20mの先端を反対側の軌道2、1内に侵入させて、これら可動ガイドレール20mにより分岐路45を形成するので、分岐路45の一部が各軌道1、2に侵入した状態となり、受渡エリア26において、一の軌道1と他の軌道2とが占める並設方向の幅を、車両3の3車幅分よりも狭くできる。
すなわち、車両3を双方の軌道1、2の間で受け渡す場合には、各軌道1、2を直進する領域に可動ガイドレール20mの先端が飛び出ていても、車両3が直進しない以上干渉することはないため、各軌道1、2の可動ガイドレール20mの先端を反対側の軌道2、1内に侵入させて、これら可動ガイドレール20mにより分岐路45を形成しても全く支障がない。この結果、受渡エリア45における双方の軌道1、2の幅方向の間隔、ピッチを可及的に狭めることができ、省スペース化を推進できる。
具体的には、図1に示すように分岐路5が路面に固定して設置されていた従来例では、受渡エリア13における双方の軌道1、2を横断する方向の寸法が略3車幅部分が必要であったところ、本実施形態では、各可動ガイドレール20mを回動させて一部が各軌道1、2に侵入させて分岐路45を形成しているので、受渡エリア26の寸法を略2.1車幅分程度にまで狭くでき、大幅な省スペース化を推進できる。
また、車両3を現在走行中の軌道1(又は2)をそのまま直進させる場合には、図11に示すように、各軌道1、2の可動ガイドレール20mを夫々直進位置に回動させることで各軌道1、2から待避させているので、これら直進位置の可動ガイドレール20mが各軌道1、2を走行する車両3と干渉することはない。
本発明は、上記実施形態には限定されない。
本実施形態では、図5に示すように、各軌道1、2の直進部分においては、車幅方向の片側のみに内方規制ガイドレール(断面L字型鋼)22と外方規制ガイドレール(断面H型鋼)21からなるガイドレール20を敷設して片側ガイド方式としたが、各軌道1、2
の直進部分において、車幅方向の両側に外方規制ガイドレール21のみを敷設して、両側ガイド方式としてもよい。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
図13は、本第2の実施形態の軌道系交通システムの分岐装置4Aの平面図である。また、図14は、図13のA−A線断面図である。
なお、本第2の実施形態の軌道系システムの分岐装置4Aの説明にあたり、上記実施形態の軌道系システムの分岐装置4と同様の部分については、同一の符号を付してその説明を省略あるいは簡略化する。
本第2の実施形態の軌道系交通システムの分岐装置4Aは、上述の回動装置30に換えて、回動装置100を備えている。
この回動装置100は、上述の回動装置30と同様に、可動ガイドレール20mの先端が受渡位置あるいは直進位置となるように可動ガイドレール20mを回動させるものであり、スライダ110と、ジャッキ32(駆動部)とを備えている。
スライダ110は、図14に示すように、走行面部9の走行面9aと面一の上面111を有し、図13に示すように、走行面部9に設けられた溝部9bを介して走行面部9と交差してスライド可能に配設されるものである。
より詳細には、溝部9bは、凸条の走行面部9が設けられる床部140の上面141と底面がほぼ同じ高さとなる深さで設けられている。
そして、走行面部9が設けられる可動ガイドレール20mの回動半径に合わせて湾曲されたレール130が、床部140の上面141と溝部9bの底面を通って敷設されている。つまり、レール130は、走行面部9に設けられる溝部9bを介して走行面部9と交差して敷設されている。
スライダ110は、図14に示すように、レール130に当接する複数のローラ112を備えており、当該ローラ112が転がることによってレール130に沿って水平にスライドし、これによって溝部9bを介して走行面部9と交差してスライドする。
そして、スライダ110の高さが、上面111が走行面部9の走行面9aと面一となるように設定されている。このため、スライダ110は、レール130に沿ってスライドしても、常に上面111が走行面部9の走行面9aと面一とされる。
このスライダ110の上面111には、図13に示すように、可動ガイドレール20mが固定されている。このスライダ110がレール130に沿ってスライドすることによって、当該スライダ110に固定された可動ガイドレール20mが回動する。
また、スライダ110の長さは、図13に示すように、可動ガイドレール20mがいかなる姿勢であっても、(すなわち可動ガイドレール20mの先端が受渡位置あるいは直進位置であっても)、常にスライダ110の一部が走行面部9の走行面9aを埋めるように設定されている。
さらにスライダ110の幅は、スライダ110がスライド可能な範囲で、できる限り溝部9bの幅に近づけてある。つまり、スライダ110と走行面部9との間の隙間が可能な限り小さくなるようにスライダ110の幅が設定されている。
そして、本第2の実施形態においてジャッキ32は、伸縮ロッド33がスライダ110に連結されており、スライダ110を上面111と走行面部9の走行面9aとが面一とされた状態でスライドさせる。
このように構成された本第2の実施形態の軌道系交通システムの分岐装置4Aによれば、ジャッキ32の伸縮ロッド33が伸縮することによってスライダ110がスライドし、これによって可動ガイドレール20mが回動する。
上記実施形態の軌道系交通システムの分岐装置4においては、回動装置30の金具36が通過するための開口44を走行面部9に対して設ける必要がある。この開口44の幅は、少なくとも金具36の厚さよりは大きくする必要がある。結果、走行面部9に形成される開口44の幅が広くなり、車両3の走行輪8が当該開口44を通過した際に車両3が揺れるおそれがある。
これに対して、本第2実施形態の軌道系交通システムの分岐装置4Aにおいては、走行面部9に開口44を設ける必要がなく、必要なのはスライダ110をスライド可能とするためのスライダ110と走行面部9との間の僅かな隙間だけである。このため、車両3が揺れることを抑止し、車両3の乗り心地を向上させることができる。また、開口44に対して異物が入り込むことを防止することができる。
なお、上記実施形態の軌道系交通システムの分岐装置4においても、例えば、金具36に固定されて移動すると共に、開口44を塞ぐ板部材等を別途設け、走行輪8が通過する領域において開口44を塞ぐようにすることで同様の効果を期待できる。
また、本第2の実施形態の軌道系交通システムの分岐装置4Aにおいては、構造が単純であるため、スライダ110の高さを低く抑えることができ、床部140に収容室31を設けることなく回動装置100を設置することができる。
したがって、収容室31に異物が入り込む恐れがなくなり、メンテナンスが容易となる。
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。
図15は、本第3の実施形態の軌道系交通システムの分岐装置4Bの平面図である。また、図16は、図15のB−B線矢視図である。なお、図15においては、本第3の実施形態の軌道系交通システムの分岐装置4Bの片方の可動ガイドレール側のみを図示している。
また、本第3の実施形態の軌道系システムの分岐装置4Bの説明にあたり、上記実施形態の軌道系システムの分岐装置4と同様の部分については、同一の符号を付してその説明を省略あるいは簡略化する。
本第3の実施形態の軌道系システムの分岐装置4Bは、上記実施形態における回動装置30に換えて回動装置200を備えると共に、台車300と、固定装置400と、支持台500とを備えている。
回動装置200は、可動ガイドレール20mの中央部に配置されており、可動ガイドレール20mの下方に設置されている。
この回動装置200は、図15に示すように、可動ガイドレール20mに固定されるラックギア201と、当該ラックギア201に噛合されて不図示のモータによって回転駆動されるピニオンギア202とを備えている。
そして、回動装置200は、不図示のモータによってピニオンギア202を回動されることによってラックギア201を移動し、これによって可動ガイドレール20mを回動する。
なお、回動装置200に換えてシリンダを設置し、このシリンダのロッドを可動ガイドレールに固定し、ロッドを伸縮することによって可動ガイドレール20mを回動させるようにしても良い。
台車300は、車両3の走行輪8が走行する走行面部9の走行面9aあるいは当該走行面9aと面一とされた台車走行面(支持台500の上面500a)上を走行可能とされており、可動ガイドレール20mを下方から支持している。
なお、台車300には、図16に示すように、車両3の移動方向に向けて水平に設けられた固定穴301が形成されている。
固定装置400は、可動ガイドレール20mの先端が受渡位置あるいは直進位置である場合に台車300を固定するものである。
この固定装置400は、走行面9aよりも下方に設けられたピットに収容されており、シリンダ設置部401と、土台402と、第1シリンダ403と、第2シリンダ404を備えている。
シリンダ設置部401は、台車300の固定穴301にロッドを挿し込む第2シリンダ404が設置される部品であり、土台402に対してヒンジを介して軸支されている。このシリンダ設置部401は、第1シリンダ403によって、第2シリンダ404を走行面9a上に突出させて台車300の固定穴301に対向させる固定姿勢と、第2シリンダ404を走行面9aの下方に収容する収容姿勢との間で回動可能とされている。
図15及び図16に示すように、固定装置400は、可動ガイドレール20mの先端が受渡位置とされた場合の台車300に接続可能な位置と、可動ガイドレール20mの先端が直進位置である場合の台車300に接続可能な位置との各々に設けられている。
そして、第2シリンダ404は、シリンダ設置部401が回動されて台車300の固定穴301に対向配置された際に、ロッドを伸張して台車300の固定穴301に挿し込むことによって台車300を固定する。
支持台500は、台車300が移動する範囲の走行面部9が設けられていない箇所に設置されており、その上面500aが走行面9aと面一とされた台車走行面とされている。
なお、台車300の移動範囲が走行面部9の走行面9aのみで済む場合には、支持台500を削除することも可能である。
以上のような本第3の実施形態の軌道系交通システムの分岐装置4Bによれば、台車300が走行面9aあるいは当該走行面9aと面一の台車走行面(支持台500の上面500a)を走行することによって、可動ガイドレール20mが回動される。このため、本第3の実施形態の軌道系交通システムの分岐装置4Bによれば、上記実施形態の軌道系交通システムの分岐装置4が備える回動装置30の金具36が通過するための開口44を走行面部9に対して設ける必要がなくなる。このため、車両3が揺れることを抑止し、車両3の乗り心地を向上させることができる。また、開口44に対して異物が入り込むことを防止することができる。
また、本第3の実施形態の軌道系交通システムの分岐装置4Bにおいては、可動ガイドレール20mの先端が受渡位置あるいは直進位置である場合に台車300を固定する固定装置400を備えている。
このため、車両3が分岐装置4Bを通過する際に、可動ガイドレール20mが揺れ、車両3が揺れることを防止することができる。
1 一の軌道
2 他の軌道
3 車両
4 分岐装置
20 ガイドレール
21 外方規制ガイドレール
22 内方規制ガイドレール
20a 削除端部
20m 可動ガイドレール
21m 可動外方規制ガイドレール
22m 可動内方規制ガイドレール
26 受渡エリア
27 回動支持部材
30 回動装置
32 ジャッキ(駆動部)
100 回動装置
110 スライダ
200 回動装置
300 台車
400 固定装置
500 支持台
500a 上面(台車走行面)

Claims (6)

  1. 一の軌道をその側部に設けられたガイドレールに沿って走行する車両を、そのまま一の軌道を直進させるか或いは一の軌道に隣り合って並設された他の軌道に受け渡し、他の軌道の側部に設けられたガイドレールに沿って走行させるかを切り替える軌道系交通システムの分岐装置であって、
    一の軌道と他の軌道との分岐部分に、一の軌道と他の軌道との隣り合うガイドレールを削除して受渡エリアを設け、
    該受渡エリアに、一の軌道のガイドレールの削除端部に繋がる一の可動ガイドレールを配設すると共に、他の軌道のガイドレールの削除端部に繋がる他の可動ガイドレールを配設し、
    一の可動ガイドレールは、基端が一の軌道のガイドレールの削除端部に繋がる位置で水平面内回動可能に支持され、先端が他の軌道内に侵入する受渡位置と他の軌道及び一の軌道から待避する直進位置とに移動するように回動し、
    他の可動ガイドレールは、基端が他の軌道のガイドレールの削除端部に繋がる位置で水平面内回動可能に支持され、先端が一の軌道内に侵入する受渡位置と一の軌道及び他の軌道から待避する直進位置とに移動するように回動する
    ことを特徴とする軌道系交通システムの分岐装置。
  2. 上記一の可動ガイドレールは、上記車両に支持された外方規制ガイドローラーが接して上記車両の車幅方向外方への移動を規制する可動外方規制ガイドレールと、上記車両に支持された内方規制ガイドローラーが接して上記車両の車幅方向内方への移動を規制する可動内方規制ガイドレールとを有し、
    上記他の可動ガイドレールは、上記車両に支持された外方規制ガイドローラーが接して上記車両の車幅方向外方への移動を規制する可動外方規制ガイドレールと、上記車両に支持された内方規制ガイドローラーが接して上記車両の車幅方向内方への移動を規制する可動内方規制ガイドレールとを有する
    請求項1に記載の軌道系交通システムの分岐装置。
  3. 上記一の可動ガイドレールを、その基端を回動中心として先端が上記受渡位置又は上記直進位置となるように回動させる回動装置と、
    上記他の可動ガイドレールを、その基端を回動中心として先端が上記受渡位置又は上記直進位置となるように回動させる回動装置と
    を備えた請求項1又は2に記載の軌道系交通システムの分岐装置。
  4. 上記回動装置は、
    上記車両の走行輪が走行する走行面部の走行面と面一の上面を有し、当該走行面部に設けられた溝部を介して当該走行面部と交差してスライド可能に配設されると共に上記可動ガイドレールに固定されるスライダと、
    上記スライダを上面と上記走行面部の走行面とが面一とされた状態でスライドさせる駆動部と
    を備えた請求項3記載の軌道系交通システムの分岐装置。
  5. 上記車両の走行輪が走行する走行面部の走行面あるいは当該走行面と面一とされた台車走行面上を走行すると共に上記可動ガイドレールを支持する台車を備えることを特徴とする請求項3記載の軌道系交通システムの分岐装置。
  6. 上記可動ガイドレールの先端が受渡位置あるいは直進位置である場合に上記台車を固定する固定装置を備えることを特徴とする請求項5記載の軌道系交通システムの分岐装置。
JP2010159801A 2009-07-14 2010-07-14 軌道系交通システムの分岐装置 Pending JP2011038395A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010159801A JP2011038395A (ja) 2009-07-14 2010-07-14 軌道系交通システムの分岐装置

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009165455 2009-07-14
JP2010159801A JP2011038395A (ja) 2009-07-14 2010-07-14 軌道系交通システムの分岐装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011038395A true JP2011038395A (ja) 2011-02-24

Family

ID=43766420

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010159801A Pending JP2011038395A (ja) 2009-07-14 2010-07-14 軌道系交通システムの分岐装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2011038395A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013031630A1 (ja) * 2011-08-31 2013-03-07 三菱重工業株式会社 車両受渡装置及びこれを備えた軌道系交通システム
JP2013193506A (ja) * 2012-03-16 2013-09-30 West Japan Railway Co 電気転てつ機の回路制御器の塞ぎ板取付構造
JP2016101824A (ja) * 2014-11-27 2016-06-02 株式会社大気社 搬送システム
CN110565454A (zh) * 2019-10-12 2019-12-13 株洲中车特种装备科技有限公司 一种用于道岔的滑触线过渡接头

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013031630A1 (ja) * 2011-08-31 2013-03-07 三菱重工業株式会社 車両受渡装置及びこれを備えた軌道系交通システム
JP2013064312A (ja) * 2011-08-31 2013-04-11 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 車両受渡装置及びこれを備えた軌道系交通システム
CN103764913A (zh) * 2011-08-31 2014-04-30 三菱重工业株式会社 车辆换轨装置以及具有该车辆换轨装置的轨道系交通系统
US9353485B2 (en) 2011-08-31 2016-05-31 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Vehicle pick-up and delivery device and track-based transportation system provided therewith
CN103764913B (zh) * 2011-08-31 2016-06-15 三菱重工业株式会社 车辆换轨装置以及具有该车辆换轨装置的轨道系交通系统
JP2013193506A (ja) * 2012-03-16 2013-09-30 West Japan Railway Co 電気転てつ機の回路制御器の塞ぎ板取付構造
JP2016101824A (ja) * 2014-11-27 2016-06-02 株式会社大気社 搬送システム
CN110565454A (zh) * 2019-10-12 2019-12-13 株洲中车特种装备科技有限公司 一种用于道岔的滑触线过渡接头

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5713725B2 (ja) 分岐装置及び軌道系交通システム
US8813653B2 (en) Rail-guided cart system and branching control method for a rail-guided cart system
WO2018121496A1 (zh) 跨坐式轨道道岔
TWI385088B (zh) 軌道類車輛用之台車
JP2013064312A5 (ja)
JP2015161099A (ja) 交差軌道、及び転換装置
KR101417978B1 (ko) 철도 차량용 차륜 탈선 방지 구조
JP2011038395A (ja) 軌道系交通システムの分岐装置
KR100716808B1 (ko) 이송대차 시스템
JP2011011652A (ja) 軌道系交通システムの分岐装置
CN104153625A (zh) 地面无避让式载车板
JP4723469B2 (ja) シールド掘進機後方の坑内作業設備
JP5164929B2 (ja) 軌道車両の分岐装置
JP2011236586A (ja) 軌道用除雪車両
JP2011012466A (ja) 新交通システムの分岐装置
JP4925963B2 (ja) 分岐器における軌道逸脱防止装置
CN213013713U (zh) 一种平移式道岔
JP6411030B2 (ja) 分岐システム
JP4601813B2 (ja) 軌道車両の案内装置
JP2009184584A (ja) 搬送装置
JP4120882B2 (ja) 有軌道台車システム
JP2006347426A (ja) 軌道系車両の操舵案内装置
JP6034673B2 (ja) 軌陸車
JP2972905B2 (ja) 連続鋳造設備のタンディッシュ内の残鋼排滓方法およびタンディッシュ傾転装置
KR100375929B1 (ko) 경전철용 대차의 구조

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20120118