JP6034673B2 - 軌陸車 - Google Patents

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Description

本発明は、軌陸車に関し、特に、道路上及び軌道上を同一のゴムタイヤで走行可能な軌陸車に関する。
従来、道路上と軌道(レール)上の両方を走行可能な作業車は、一般に、軌陸車と呼ばれており、道路上を走行するためのゴムタイヤと、軌道上を走行するための鉄輪と、を有している。かかる軌陸車は、道路上を走行する場合には鉄輪を退避させてゴムタイヤを使用し、軌道上を走行する場合には鉄輪を下方に突き出して鉄輪を使用するように構成されている。
また、近年、鉄道と道路とのシームレス化を図るための交通システム用の車両として、軌道走行用のゴム製駆動輪を備えたデュアルモード車両が開発されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載されたデュアルモード車両は、車体の前後に車軸を介して設けられた道路走行用の前後ゴムタイヤと、前記後ゴムタイヤと同一軸心上に設けられた軌道走行用のゴム製駆動輪と、車体の前後に設けられた昇降自在な軌道走行用の前後ガイド輪と、を備えている。かかるデュアルモード車両では、前後ガイド輪によって前ゴムタイヤを持ち上げた状態で車体をレール上で案内し、道路走行用の後ゴムタイヤの内側に配置された軌道走行用のゴム製駆動輪によって駆動力を得ている。
特開2005−53394号公報
しかしながら、上述した従来の軌陸車では、道路走行用及び軌道走行用の駆動装置を装備しており、車両コストが高くなり易い、メンテナンスコストが高くなり易い、車両の軽量化が困難である等の問題があった。
また、上述したデュアルモード車両では、前後ガイド輪によって前ゴムタイヤを持ち上げた状態で走行することから、前後ガイド輪や軌道走行用のゴム製駆動輪に負荷がかかり易く、さらに、車体を持ち上げるための昇降装置が必要となる。したがって、依然として、従来の軌陸車と同様の問題が生じていた。
本発明は、上述した問題点に鑑み創案されたものであり、車両及びメンテナンスのコストダウン及び車両の軽量化を図ることができる軌陸車を提供することを目的とする。
本発明によれば、前輪及び後輪を有する車体に所定の作業装置を装備して道路及び軌道上の両方を走行する軌陸車において、前記道路及び前記軌道上の両方を走行可能となるように前記前輪及び前記後輪に装着されるゴムタイヤと、前記前輪の前方及び前記後輪の後方における前記車体又は前記作業装置に出没可能に配置されたガイド板と、を有し、前記ガイド板は、道路走行時には前記道路と干渉しない位置に退避し、軌道走行時には前記軌道の内側に沿って配置される位置に出現するように構成されているとともに、前記ガイド板は、前記車体の左右方向に延伸したガイド板支持ロッドの両端に配置されたガイド板ホルダーに緩衝材として機能するライナーを介して締結具によって交換可能に固定されるように構成されている、ことを特徴とする軌陸車が提供される。

前記ガイド板は、前記車体又は前記作業装置に接続された駆動手段により旋回又は昇降されることによって出没可能に構成されていてもよい。また、前記ガイド板は、前記軌道よりも柔らかい材質によって構成されていてもよい。また、前記ガイド板の断面形状は、前記軌道上を走行する鉄輪の外周部の断面形状に近似していてもよい。また、前記ガイド板の前後方向長さは、前記軌道上を走行する鉄輪が前記軌道と干渉する前後方向長さに略等しくなるように構成されていてもよい。
上述した本発明に係る軌陸車によれば、道路上を走行するゴムタイヤを使用して、そのまま軌道上を走行させるようにしたことから、軌道走行用の駆動装置を別途装備する必要がなく、かつ、ガイド板に車体重量を負荷させる必要がなく、車両及びメンテナンスのコストダウン及び車両の軽量化を図ることができる。
また、ガイド板は、駆動手段により旋回又は昇降させることによって容易に出没可能に構成することができる。また、ガイド板を軌道よりも柔らかい材質で構成することにより軌道の損傷を抑制することができる。また、ガイド板の断面形状を鉄輪の外周部の断面形状と近似させることにより、軌道の分岐部(ポイント部)のトングレールへの乗り上がりを抑制することができる。また、ガイド板の前後方向長さを鉄輪の軌道と干渉する前後方向長さと略等しくすることにより、軌道の分岐部(ポイント部)を円滑に走行することができる。
本発明の第一実施形態に係る軌陸車を示す側面図であり、(A)は道路走行時、(B)は軌道走行時、を示している。 ガイド板の駆動手段を示す詳細説明図であり、(A)は図1(B)におけるA−A矢視図、(B)は図1(B)におけるB−B矢視図、を示している。 ガイド板の詳細説明図であり、(A)は断面図、(B)は側面図、を示している。 本発明の第二実施形態に係る軌陸車を示す側面図であり、(A)は道路走行時、(B)は軌道走行時、を示している。 本発明の第三実施形態に係る軌陸車を示す側面図であり、(A)は道路走行時、(B)は軌道走行時、を示している。
以下、本発明に係る軌陸車の実施形態について、図1〜図5を用いて説明する。ここで、図1は、本発明の第一実施形態に係る軌陸車を示す側面図であり、(A)は道路走行時、(B)は軌道走行時、を示している。図2は、ガイド板の駆動手段を示す詳細説明図であり、(A)は図1(B)におけるA−A矢視図、(B)は図1(B)におけるB−B矢視図、を示している。図3は、ガイド板の詳細説明図であり、(A)は断面図、(B)は側面図、を示している。
本発明の第一実施形態に係る軌陸車1は、図1(A)及び(B)に示したように、前輪11及び後輪12を有する車体13に所定の作業装置14を装備して道路G及び軌道R上の両方を走行する軌陸車であって、道路G及び軌道R上の両方を走行可能となるように前輪11及び後輪12に装着されるゴムタイヤ2と、前輪11の前方における作業装置14に出没可能に配置された第一ガイド板31(ガイド板3)と、後輪12の後方における車体13に出没可能に配置された第二ガイド板32(ガイド板3)と、を有し、ガイド板3(第一ガイド板31及び第二ガイド板32)は、道路走行時には道路Gと干渉しない位置に退避し、軌道走行時には軌道Rの内側に沿って配置される位置に出現するように構成されている。
図示した軌陸車1は、車体13の前方に作業装置14としての除雪装置を装備した軌陸除雪車である。ただし、本実施形態に係る軌陸車1は、軌陸除雪車に限定されるものではなく、作業装置14として、架線や軌道のメンテナンスを行うための保守点検装置や高所作業を行うための昇降装置等を備えたものも含む広い概念である。また、作業装置14は、その種類によって、車体13の前方に配置されたり、後方に配置されたり、車体13上に載置されたりする。
前輪11及び後輪12は、通常の車両と同様に、エンジン(図示せず)に連結されたプロペラシャフト(図示せず)により駆動されるドライブシャフト(図示せず)の両端に接続された車輪によって構成されており、いわゆる四輪の走行装置を構成している。そして、前輪11及び後輪12は、上述したように、ゴムタイヤ2によって構成されている。
ゴムタイヤ2は、作業装置14を装備した状態で舗装された道路G上を走行可能なものであればよく、通常の市販されているゴムタイヤから選択することができる。また、前輪11及び後輪12の各車輪が複数のホイールを並設したものであれば、各車輪について複数のゴムタイヤ2を配置するようにしてもよい。また、前輪11及び後輪12のトレッド(左右の車輪の中心間距離)は、軌間(レールの間隔)に合わせて設定される。このとき、各車輪が複数のゴムタイヤ2を有する場合には、内側のゴムタイヤ2同士又は外側のゴムタイヤ2同士のいずれかのトレッドを軌間に合わせて設定するようにすればよい。
ゴムタイヤ2の剛性、弾力性、材質、厚さ等の条件は、軌陸車1の重量、道路G上での走行条件、道路G上での作業条件、軌道Rの幅(ゴムタイヤ2との設置面積)、軌道R上での走行条件、軌道R上での作業条件等により適宜設定される。なお、ゴムタイヤ2は、一定の幅を有している又は幅の太いものを意図的に使用することにより、複数の軌間に対応することもできるが、軌間の大きさに合わせて車輪(ホイール)やゴムタイヤ2を履き替えるようにしてもよい。
ガイド板3は、軌陸車1が脱輪せずに軌道Rに沿って走行できるように車体13を案内する機能を有する。本実施形態に係る軌陸車1は、道路G上を走行するゴムタイヤ2のまま、軌道R上を走行させるようにしたものである。すなわち、道路G上を走行する前輪11及び後輪12の四輪走行のまま、軌道R上も走行させるようにしたものである。したがって、軌陸車1の重量は、前輪11及び後輪12のゴムタイヤ2で受けることとなり、ガイド板3では重量を負担する必要はない。
かかるガイド板3は、軌道R上を転動するものではなく、軌道Rの内側に沿って摺動する部品である。例えば、軌道走行時において、軌陸車1のステアリング操作を行わないように操舵機能をロックした場合には、軌陸車1は、ガイド板3が軌道Rの内側に沿って摺動することによって、軌陸車1が軌道R上を走行することとなる。したがって、ガイド板3は、軌道Rからの反力を受けて軌陸車1の走行方向を制御できるだけの剛性が求められるとともに、軌道Rを損傷させない程度の柔らかさが必要である。すなわち、ガイド板3は、軌道Rよりも柔らかい材質によって構成されていることが好ましい。
上述したように、車体13の前方に配置されたガイド板3を第一ガイド板31と称し、車体13の後方に配置されたガイド板3を第二ガイド板32と称しているが、第一ガイド板31及び第二ガイド板32はその取り付け位置の違いによって、駆動機構やガイド板3の軌道Rと関与しない部分の形状が異なるだけである。図3(A)及び(B)に示したように、第一ガイド板31及び第二ガイド板32のガイド板3として機能する部分(軌道Rと関与する部分)の形状は共通している。
図3(A)に示したように、ガイド板3の断面形状は、軌道R上を走行する鉄輪Wの外周部の断面形状に近似していることが好ましい。ここで、鉄輪Wは、軌陸車1が従来と同様に、鉄輪Wのみで四輪走行する場合に必要とされる形状を有する仮想的なものであり、一点鎖線で図示している。一般に、鉄輪Wは、軌道Rの分岐部(ポイント部)におけるトングレールへの乗り上がりを抑制するように形成されていることから、ガイド板3も鉄輪Wと同じ断面形状に形成することにより、軌道Rの分岐部(ポイント部)におけるトングレールへの乗り上がりを抑制することができる。特に、ガイド板3の軌道Rの頂部よりも下の部分の形状を鉄輪Wの断面形状と近似させると効果的である。
また、鉄輪Wは軌道R上を転動し、ガイド板3は軌道Rの内側を摺動するものであることから、ガイド板3の軌道Rと接触する部分の形状を鉄輪Wの形状と近似させることによって、鉄輪Wと同様に軌道Rに沿って車体13を滑らかに案内することができる。
また、ガイド板3は、図2(A)及び(B)に示したように、左右のガイド板支持ロッド33の先端に配置されている。図3(A)に示したように、ガイド板支持ロッド33の先端には、ガイド板ホルダー34が接続されており、ガイド板3(第一ガイド板31、第二ガイド板32)はライナー35を介してボルト・ナット等の締結具36によってガイド板ホルダー34に接続されている。かかる構成により、ガイド板3が摩耗した場合であっても容易に交換することができる。なお、ライナー35は、ガイド板ホルダー34とガイド板13との間に配置された緩衝材としての機能を有している。
また、図3(B)に示したように、ガイド板3の前後方向長さL(軌道Rの延線方向の長さ)は、軌道R上を走行する鉄輪Wが軌道Rと干渉する前後方向長さに略等しくなるように構成されている。鉄輪Wは、図3(A)と同様に、仮想的なものである。鉄輪Wは、上述したように、車体を軌道Rに沿って走行可能かつ軌道Rの分岐部(ポイント部)を円滑に走行可能に構成されている。したがって、ガイド板3の前後方向長さLを、軌道R上を転動する鉄輪Wが軌道Rと干渉する前後方向長さと略等しくなるようにすることにより、ガイド板3に鉄輪Wと同様の機能を持たせることができ、軌道Rの分岐部(ポイント部)を円滑に走行することができる。
次に、ガイド板3の駆動手段について説明する。第一ガイド板31は、作業装置14の後部に接続された駆動手段41により旋回されることによって出没可能に構成されている。また、第二ガイド板32は、車体13の後部に接続された駆動手段42により旋回されることによって出没可能に構成されている。なお、説明の便宜上、図2(A)及び(B)において、車体13及び作業装置14の図を簡略化してある。
第一ガイド板31の駆動手段41は、図2(A)に示したように、例えば、左右のガイド板ホルダー34,34をそれぞれ回動可能に支持する一対のヒンジ部41a,41aと、一方(図の左側)のガイド板ホルダー34の先端部に回転可能に結合されたピン41bと、ピン41bをヒンジ部41a周りに回動させるアクチュエータ41cと、作業装置14の側面に固定されアクチュエータ41cを回動可能に支持するブラケット41dと、により構成される。
ヒンジ部41aは、作業装置14の両端部付近の下部に固定されており、その回転軸はガイド板支持ロッド33と平行となるように構成されている。図1(A)及び(B)に示したように、ヒンジ部41aは、例えば、ガイド板ホルダー34の角部近傍(図1(B)では左上)に接続される。一方、ピン41bは、ヒンジ部41aが接続された角部と隣接するガイド板ホルダー34の角部近傍(図1(B)では右上)に接続されている。したがって、アクチュエータ41cによりピン41bを押し引きすることによって、ガイド板ホルダー34をヒンジ部41a周りに回動させることができ、図1(A)及び(B)に示したように、第一ガイド板31の位置を変更することができる。
第二ガイド板32の駆動手段42は、図2(B)に示したように、例えば、左右のガイド板ホルダー34,34をそれぞれ回動可能に支持する一対のヒンジ部42a,42aと、一方(図の左側)のガイド板ホルダー34の上端部にピン結合されたリンク42bと、リンク42bをヒンジ部42a周りに回動させるアクチュエータ42cと、により構成される。
ヒンジ部42aは、車体13の後面に固定されており、その回転軸はガイド板支持ロッド33と平行となるように構成されている。図1(A)及び(B)に示したように、ヒンジ部42aは、例えば、ガイド板ホルダー34の頂部近傍に接続される。また、ガイド板ホルダー34の頂部には、リンク42bの一端が回転可能に接続されており、リンク42bの他端にはアクチュエータ42cの先端が回転可能に接続されている。したがって、アクチュエータ42cの先端を上下に移動させることによって、リンク42bの他端を上下に昇降させることができ、それに伴ってガイド板ホルダー34の頂部をヒンジ部42a周りに回動させることができ、図1(A)及び(B)に示したように、第二ガイド板32の位置を変更することができる。
上述した駆動手段41,42では、左右のガイド板3の一方のみを作動させるように構成されているが、左右のガイド板3の両方を同期させて作動させることができる一対の駆動手段を配置するようにしてもよい。また、第二ガイド板32の駆動手段42におけるリンク機構の構成は、単なる例示であって、かかる構成に限定されるものではない。なお、ガイド板ホルダー34の形状は、ガイド板3と駆動手段41,42とを連結可能な形状であれば、どのような形状であってもよく、ガイド板3の配置箇所や駆動手段41,42の配置箇所等の条件によって適宜変更することができる。
上述した本実施形態に係る軌陸車1では、図1(A)に示したように、道路G上を走行する場合には、第一ガイド板31の駆動手段41及び第二ガイド板32の駆動手段42を作動させて、ガイド板3(第一ガイド板31、第二ガイド板32)を道路Gと干渉しない位置に退避させておくことができ、ゴムタイヤ2を使用して道路G上を走行することができる。また、図1(B)に示したように、軌道R上を走行する場合には、第一ガイド板31の駆動手段41及び第二ガイド板32の駆動手段42を作動させて、ガイド板3(第一ガイド板31、第二ガイド板32)を軌道Rの内側に沿って配置される位置に出現させることができ、ゴムタイヤ2を使用して軌道R上を走行しつつ、ガイド板3(第一ガイド板31、第二ガイド板32)によって車体13及び作業装置14を案内することができる。
したがって、本実施形態に係る軌陸車1によれば、道路G上を走行するゴムタイヤ2を使用して、そのまま軌道R上を走行させることができ、道路走行用の駆動装置と軌道走行用の駆動装置とを兼用にすることができ、軌道走行用の駆動装置を別途装備する必要がなく、かつ、ガイド板3に車体重量を負荷させる必要がなく、車両及びメンテナンスのコストダウン及び車両の軽量化を図ることができる。
次に、上述した本発明の他の実施形態に係る軌陸車1について、図4及び図5を参照しつつ説明する。ここで、図4は、本発明の第二実施形態に係る軌陸車を示す側面図であり、(A)は道路走行時、(B)は軌道走行時、を示している。図5は、本発明の第三実施形態に係る軌陸車を示す側面図であり、(A)は道路走行時、(B)は軌道走行時、を示している。なお、上述した第一実施形態に係る軌陸車1と同一の構成要素については、同じ符号を付して重複した説明を省略する。
図4(A)及び(B)に示した第二実施形態に係る軌陸車1は、第一ガイド板31の駆動手段41及び第二ガイド板32の駆動手段42の構成を変更したものである。これらの駆動手段41,42は、それぞれのガイド板3(第一ガイド板31、第二ガイド板32)を上下に昇降させるアクチュエータ41c,42cによって構成されている。具体的には、アクチュエータ41cは作業装置14の側面に固定されており、先端部がガイド板ホルダー34に接続されている。また、アクチュエータ42cは車体13の後面に固定されており、先端部がガイド板ホルダー34に接続されている。
かかる構成によっても、上述した第一実施形態に係る軌陸車1と同様に、道路G上を走行する場合には、図4(A)に示したように、ガイド板3(第一ガイド板31、第二ガイド板32)を道路Gと干渉しない位置に退避させておくことができ、図4(B)に示したように、軌道R上を走行する場合には、ガイド板3(第一ガイド板31、第二ガイド板32)を軌道Rの内側に沿って配置される位置に出現させることができ、ゴムタイヤ2のまま道路G上及び軌道R上を走行させることができる。
図5(A)及び(B)に示した第三実施形態に係る軌陸車1は、第一ガイド板31及び第二ガイド板32を車体13に配置したものである。軌陸車1が、架線や電線の保守点検用や高所作業用の車両である場合には、車体13の荷台の部分に作業装置14としての昇降装置が配置されており、車体13の前後に作業装置14が配置されていない場合もある。かかる場合には、第一ガイド板31及び第二ガイド板32の両方を車体13に配置するようにしてもよい。なお、駆動手段41,42の構成については、上述した第一実施形態における第二ガイド板32の駆動手段42と同じ構成であるため、ここでは詳細な説明を省略する。
かかる構成によっても、上述した第一実施形態に係る軌陸車1と同様に、道路G上を走行する場合には、図5(A)に示したように、ガイド板3(第一ガイド板31、第二ガイド板32)を道路Gと干渉しない位置に退避させておくことができ、図5(B)に示したように、軌道R上を走行する場合には、ガイド板3(第一ガイド板31、第二ガイド板32)を軌道Rの内側に沿って配置される位置に出現させることができ、ゴムタイヤ2のまま道路G上及び軌道R上を走行させることができる。
また、図示しないが、車体13の後方に作業装置14が配置されている場合には、第一ガイド板31を車体13に配置し、第二ガイド板32を作業装置14に配置するようにしてもよいし、車体13の前後に作業装置14が配置されている場合には、第一ガイド板31及び第二ガイド板32の両方を作業装置14に配置するようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、前輪11の前方に第一ガイド板31を配置し、後輪12の後方に第二ガイド板32を配置するようにしているが、前輪11と後輪12の間にガイド板3を配置するようにしてもよいし、必要に応じてガイド板3の個数を増減させるようにしてもよい。
本発明は上述した実施形態に限定されず、四輪走行以外(例えば、六輪走行等)の車両にも本実施形態に係る軌陸車1を適用することができる等、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更が可能であることは勿論である。
1 軌陸車
2 ゴムタイヤ
3 ガイド板
11 前輪
12 後輪
13 車体
14 作業装置
31 第一ガイド板
32 第二ガイド板
33 ガイド板支持ロッド
34 ガイド板ホルダー
35 ライナー
36 締結具
41,42 駆動手段
41a ヒンジ部
41b ピン
41c アクチュエータ
41d ブラケット
42a ヒンジ部
42b リンク
42c アクチュエータ

Claims (5)

  1. 前輪及び後輪を有する車体に所定の作業装置を装備して道路及び軌道上の両方を走行する軌陸車において、
    前記道路及び前記軌道上の両方を走行可能となるように前記前輪及び前記後輪に装着されるゴムタイヤと、
    前記前輪の前方及び前記後輪の後方における前記車体又は前記作業装置に出没可能に配置されたガイド板と、を有し、
    前記ガイド板は、道路走行時には前記道路と干渉しない位置に退避し、軌道走行時には前記軌道の内側に沿って配置される位置に出現するように構成されているとともに、
    前記ガイド板は、前記車体の左右方向に延伸したガイド板支持ロッドの両端に配置されたガイド板ホルダーに緩衝材として機能するライナーを介して締結具によって交換可能に固定されるように構成されている、
    ことを特徴とする軌陸車。
  2. 前記ガイド板は、前記車体又は前記作業装置に接続された駆動手段により旋回又は昇降されることによって出没可能に構成されている、ことを特徴とする請求項1に記載の軌陸車。
  3. 前記ガイド板は、前記軌道よりも柔らかい材質によって構成されている、ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の軌陸車。
  4. 前記ガイド板の断面形状は、前記軌道上を走行する鉄輪の外周部の断面形状に近似している、ことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の軌陸車。
  5. 前記ガイド板の前後方向長さは、前記軌道上を走行する鉄輪が前記軌道と干渉する前後方向長さに略等しくなるように構成されている、ことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の軌陸車。
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