JP2011011652A - 軌道系交通システムの分岐装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】一の軌道から他の軌道に架けての必要幅を車両の3車幅分よりも大幅に小さくできる軌道系交通システムの分岐装置を提供する。
【解決手段】一の軌道1を走行する車両3をそのまま直進させるか他の軌道2に受け渡すかを切り替える軌道系交通システムの分岐装置4であって、車両3に支持されたガイドローラー14と、一の軌道1の両側部の内の他の軌道2に近い側に敷設されガイドローラー14用の溝15を有する第1ガイドレール16と、他の軌道2の両側部の内の一の軌道1から遠い側に敷設されガイドローラー14用の溝15を有する第2ガイドレール17と、第1ガイドレール16の削除端部16aと第2ガイドレール17の削除端部17aとを滑らかに繋ぐように屈曲形成されガイドローラー14用の溝15を有する分岐直進切替ガイドレール18とを備え、分岐直進切替ガイドレール18は、その溝15が削除端部16a、17aの溝15と繋がる有効位置と路面に没入する無効位置との間で昇降可能である。
【選択図】図5

Description

本発明は、一の軌道を走行する車両を、そのまま直進させるか、或いは一の軌道に隣り合うように並設された他の軌道に受け渡して走行させるかを切り替える軌道系交通システムの分岐装置に関する。
軌道系交通システムとして、車両がゴムタイヤ等の走行輪で走行する軌道の側部に、軌道に沿ってガイドレールを敷設し、他方、車両にはガイドレールに接するガイドローラーを支持し、このガイドローラーが上記ガイドレールに案内されることで車両を軌道に沿って走行させるものが知られている(特許文献1)。
図1に示すように、このような軌道系交通システムにおいて、一の軌道1とこれに並行に敷設された他の軌道2とに車両3を原則的には逆方向に走行させるようにし、一の軌道1を走行する車両3がそのまま一の軌道1を直進するか或いは他の軌道2に受け渡されて走行するかを切り替え、他の軌道2を走行する車両がそのまま他の軌道2を直進するか或いは一の軌道1に受け渡されて走行するかを切り替える分岐装置4Jが知られている。
この分岐装置4Jは、一の軌道1と他の軌道2との間にこれら軌道1、2同士を斜めに接続する分岐路5を有し、一の軌道1の直進部分における車幅方向の両側部には、図2に示すように、車両3に支持された外方規制ガイドローラー6が接する断面H型の外方規制ガイドレール7が敷設されている。外方規制ガイドレール7は車両3の車幅方向外方への移動を規制する。図1に示す車両3は、左右の外方規制ガイドローラー6が左右の外方規制ガイドレール7に夫々案内されつつ、軌道1を走行して分岐路5に近付く。なお、軌道1には、車両3の走行輪8が走行する走行面部9が、長手方向に沿って凸状に形成されている。
一の軌道1と他の軌道2とは同一の構成であるので、以下、一の軌道1の構成のみを説明する。
一の軌道1の直進部分から分岐路5に差し掛かる部分(移行部分)には、図3、図4に示すように、車幅方向の両側部に、上記外方規制ガイドレール7に加えて、車両3に支持された内方規制ガイドローラー10が接する断面L字型の内方規制ガイドレール11が敷設されている。内方規制ガイドレール11は車両3の車幅方向内方への移動を規制する。
図1に示すように、移行部分と直進部分との間において、内方規制ガイドレール11の一部が削除され、代わりに切替内方規制ガイドレール11aが配設されている。切替内方規制ガイドレール11aは、支点12を中心に水平面内で有効位置と無効位置とに回動し、有効位置のとき車両3の内方規制ガイドローラー10と係合し、無効位置のとき内方規制ガイドローラー10と係合しない。
以上の分岐装置4Jによれば、図1の一の軌道1における右端の車両3は、図中、上側の切替内方規制ガイドレール11aを有効位置とし、下側の切替内方規制ガイドレール11aを無効位置とすることで、上側の切替内方規制ガイドレール11aに案内されて直進し(図3参照)、これとは逆に、図1における上側の切替内方規制ガイドレール11aを無効位置とし、下側の切替内方規制ガイドレール11aを有効位置とすることで、下側の切替内方規制ガイドレール11aに案内されて分岐路5に案内される(図4参照)。
図1に示す分岐路5に案内された車両3は、分岐路5の走行途中で、図中、下側のガイドレール7、11から上側のガイドレール7、11にガイドが受け渡され、他の軌道2に進入することになる。なお、車両3が分岐路5から他の軌道2に進入する前に、他の軌道2の図1における下側の切替内方規制ガイドレール11aを無効位置としておき、車両3の内方規制ガイドローラー10との干渉を避けるようにする。
特公昭61−40801号公報
ところで、上述の分岐装置4Jにおいては、図1に示すように、一の軌道1と他の軌道2との間に、これらを斜めに繋ぐ分岐路5を路面に固定して設置しているので、その受渡エリア13において、車両3の3車幅分の幅が必要となる。
すなわち、図1に示す受渡エリア13においては、図中、上側の一の軌道1にて車両3の1車幅が必要となり、下側の他の軌道2にて車両3の1車幅が必要となり、それら軌道1、2間の分岐路5にて、車両3の略1車幅分の幅が必要となるため、合計で車両3の3車幅分の幅が必要となってしまう。
そこで、本発明の目的は、受渡エリアにおける一の軌道から他の軌道に架けての必要幅を車両の3車幅分よりも大幅に小さくでき、省スペース化を推進できる軌道系交通システムの分岐装置を提供することにある。
上記目的を達成するために請求項1に係る発明は、一の軌道を走行する車両を、そのまま一の軌道を直進させるか、或いは一の軌道に隣り合って並設された他の軌道に受け渡して走行させるかを切り替える軌道系交通システムの分岐装置であって、車両の両側部に支持され、鉛直軸回りに回転可能なガイドローラーと、一の軌道の両側部の内の他の軌道に近い側に敷設され、上記ガイドローラーが上方から挿入される溝が長手方向に沿って形成された第1ガイドレールと、他の軌道の両側部の内の一の軌道から遠い側に敷設され、上記ガイドローラーが上方から挿入される溝が長手方向に沿って形成された第2ガイドレールと、一の軌道と他の軌道との分岐部分に、上記第1ガイドレールと上記第2ガイドレールとを削除して形成された受渡エリアと、該受渡エリアに敷設され、上記第1ガイドレールの削除端部と上記第2ガイドレールの削除端部とを滑らかに繋ぐように屈曲形成され、上記ガイドローラーが上方から挿入される溝が長手方向に沿って形成された分岐直進切替ガイドレールとを備え、該分岐直進切替ガイドレールは、その溝が上記第1及び第2ガイドレールの各削除端部の溝と繋がる有効位置と路面に没入する無効位置との間で、昇降可能となっているものである。
請求項2に係る発明は、一の軌道の両側部の内の他の軌道から遠い側に敷設され、端部が上記第1ガイドレールと側面視重合する第3ガイドレールと、一の軌道の両側部の内の他の軌道に近い側に敷設され、端部が上記第3ガイドレールと側面視重合する第4ガイドレールと、他の軌道の両側部の内の一の軌道に近い側に敷設され、端部が上記第2ガイドレールと側面視重合する第5ガイドレールと、他の軌道の両側部の内の一の軌道から遠い側に敷設され、端部が上記第5ガイドレールと側面視重合する第6ガイドレールとを備え、これら第3〜第6ガイドレールは、夫々、上記ガイドローラーが上方から挿入される長手方向に沿った溝を有し、上記第3及び第5ガイドレールは、各溝が上記ガイドローラーが係合可能な有効位置と路面に没入する無効位置との間で、夫々昇降可能である請求項1に記載の軌道系交通システムの分岐装置である。
本発明に係る軌道系交通システムの分岐装置によれば、受渡エリアにおける一の軌道から他の軌道に架けての必要幅を車両の3車幅分よりも大幅に小さくでき、省スペース化を推進できる。
従来例を示す軌道系交通システムの分岐装置の平面図である。 図1のII−II線断面図である。 図1のIII−III線断面図である。 図1のIV−IV線断面図である。 本発明の一実施形態を示す軌道系交通システムの分岐装置の平面図である。 図5の部分拡大図である。 図6のガイドローラー及び第1ガイドレールを示す正面図である。 図5の分岐装置により、車両を一の軌道から他の軌道に受け渡す場合を示す平面図である。 図5の分岐装置により、車両を現在の走行軌道のまま直進させる場合を示す平面図である。
本発明の好適実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図5に示すように、本実施形態の前提となる軌道系交通システムは、一の軌道1と他の軌道2とが隣り合うように並行に敷設されており、各軌道1、2を車両3が原則的には矢印で示すように反対方向に走行するようになっている。
この軌道系交通システムの分岐装置4は、一の軌道1を走行する車両3を、そのまま一の軌道1を直進させるか或いは他の軌道2に受け渡して走行させるかを切り替えるものである。また、この分岐装置4は、他の軌道2を走行する車両3を、そのまま他の軌道2を直進させるか或いは一の軌道1に受け渡して走行させるかを切り替えることもできる。
かかる分岐装置4は、車両3の両側部に支持され、鉛直軸回りに回転可能なガイドローラー14と、一の軌道1の両側部の内の他の軌道2に近い側に敷設され、ガイドローラー14が上方から挿入される溝15が長手方向に沿って形成された第1ガイドレール16と、他の軌道2の両側部の内の一の軌道1から遠い側に敷設され、ガイドローラー14が上方から挿入される溝15が長手方向に沿って形成された第2ガイドレール17と、一の軌道1と他の軌道2との分岐部分に、第1ガイドレール16と第2ガイドレール17とを削除して形成された受渡エリア13と、受渡エリア13に敷設され、第1ガイドレール16の削除端部16aと第2ガイドレール17の削除端部17aとを滑らかに繋ぐように屈曲形成され、ガイドローラー14が上方から挿入される溝15が長手方向に沿って形成された分岐直進切替ガイドレール18とを備えている。分岐直進切替ガイドレール18は、その溝15が第1及び第2ガイドレール16、17の各削除端部16a、17aの溝15と繋がる有効位置と路面に没入する無効位置との間で、昇降可能(ハッチングで表す)となっており、図示しない昇降装置(電動ジャッキ等)により昇降される。
また、この分岐装置4は、一の軌道1の両側部の内の他の軌道2から遠い側に敷設され、端部が第1ガイドレール16と側面視重合する第3ガイドレール19と、一の軌道1の両側部の内の他の軌道2に近い側に敷設され、端部が第3ガイドレール19と側面視重合する第4ガイドレール20と、他の軌道2の両側部の内の一の軌道1に近い側に敷設され、端部が第2ガイドレール15と側面視重合する第5ガイドレール21と、他の軌道2の両側部の内の一の軌道1から遠い側に敷設され、端部が第5ガイドレール21と側面視重合する第6ガイドレール22とを備えている。これら第3〜第6ガイドレール19〜22は、夫々、ガイドローラー14が上方から挿入される長手方向に沿った溝15を有し、第3及び第5ガイドレール19、21は、各溝15が上記ガイドローラー14が係合可能な有効位置と路面に没入する無効位置との間で、夫々昇降可能(ハッチングで表す)となっており、図示しない昇降装置(電動ジャッキ等)により昇降される。
上記車両3、ガイドローラー14、第1〜第6ガイドレール16、17、19〜22、分岐直進切替ガイドレール18について、詳述する。なお、第2〜第6ガイドレール17、19〜22は、第1ガイドレール16と同様の断面形状であるので、第1ガイドレール16のみを説明し、第2〜第6ガイドレール17、19〜22の説明は省略する。
図6、図7に示すように、車両3は、車幅方向に間隔が隔てられた走行輪23を有する台車24と、台車24が取り付けられる車体25とを有する。車両3が走行する軌道1には、車両3の左右の走行輪23が走行する走行面部1aが、軌道1の長手方向に沿って凸状に設けられている。なお、他の軌道2にも同様に走行面部が形成されている。
第1ガイドレール16は、車両3の車幅方向外方への移動を規制するための外方規制壁16aと、外方規制壁16aよりも車幅方向内方に配置され、車両3の車幅方向内方への移動を規制するための内方規制壁16bと、外方規制壁16a及び内方規制壁16bを繋ぐ連結部材16cとを有する。これら外方規制壁16a、内方規制壁16b及び連結部材16cは、ガイドローラー14が上方から挿入される溝15を構成する。
なお、連結部材16cは、第1ガイドレール16の長手方向に沿った板状のものに限られず、第1ガイドレール16の長手方向に間隔を隔てて複数配設されたロッド状或いはブラケット状のものでもよい。また、第1ガイドレール16は、本実施形態では断面H型鋼材が用いられているが、上方が開放されるように横倒しされた断面コ字状材でもよく、IビームやCチャンネル材等の溝を有する鋼材を利用してもよい。
ガイドローラー14は、上方から上記溝15に挿入されて外方規制壁16aにのみ接する外方規制ガイドローラー14aと、上方から上記溝15に挿入されると共に外方規制ガイドローラー14aよりも車幅方向内方に配置されて内方規制壁16bにのみ接する内方規制ガイドローラー14bとを有する。これら外方規制ガイドローラー14aと内方規制ガイドローラー14bとは、車両3の左右に支持されたレバー27に取り付けられている これらレバー27は、図6に示すように、車幅方向左右に配置されていて、夫々、車両3の走行輪23を内包するように平面視略コ字状に形成されており、コ字の中央部近傍の部分が、車体25の下部フレーム(台枠)25aに、ピン等の枢支部材28により水平面内回動可能に支持されている。左右のレバー27には、夫々、走行輪23が回転可能に支持されている。
レバー27の前端には前方に延出された前部延長部27xが形成され、レバー27の後端には後方に延出された後部延長部27yが形成されている。前部延長部27xには、外方規制ガイドローラー14aと内方規制ガイドローラー14bとが夫々回転可能に支持され、後部延長部27yにも、外方規制ガイドローラー14aと内方規制ガイドローラー14bとが夫々回転可能に支持されている。外方規制ガイドローラー14aと内方規制ガイドローラー14bとは、本実施形態では、同一直径を有すると共に同一水平面内に配置されている。
詳しくは、レバー27の前部延長部27xには、その下面から鉛直下方に延出された外方規制ガイドローラー用支持軸28aが設けられていると共に、それよりも前方且つ車幅方向内方に位置して同様に延出された内方規制ガイドローラー用支持軸28bが設けられている。このように、外方規制ガイドローラー用支持軸28aと内方規制ガイドローラー用支持軸28bとが車幅方向にずらされているため、外方規制ガイドローラー用支持軸28aに回転可能に支持された外方規制ガイドローラー14aは、外方規制壁16aとは接触するが内方規制壁16bと接触することはなく、内方規制ガイドローラー用支持軸28bに回転可能に支持された内方規制ガイドローラー14bは、内方規制壁16bとは接触するが外方規制壁16aと接触することはない。
これにより、外方規制ガイドローラー14aは、外方規制壁16aからのみ回転力が与えられて一方向にのみ回転することになり、内方規制ガイドローラー14bは、内方規制壁16bからのみ回転力が与えられて一方向にのみ回転することになる。よって、外方規制ガイドローラー14aは、外方規制壁16aのみならず内方規制壁16bにも接する可能性があって回転方向が切り替わるものと比べると、その軸受部の負担が軽くなり、耐久性が向上し、内方規制ガイドローラー14bは、内方規制壁16bのみならず外方規制壁16aにも接する可能性があって回転方向が切り替わるものと比べると、その軸受部の負担が軽くなり、耐久性が向上する。なお、外方規制ガイドローラー14aと内方規制ガイドローラー14bとの前後の位置関係は入れ替えてもよい。
同様に、レバー27の後部延長部27yには、その下面から鉛直下方に延出された外方規制ガイドローラー用支持軸28aが設けられていると共に、それよりも後方且つ車幅方向内方に位置して同様に延出された内方規制ガイドローラー用支持軸28bが設けられており、外方規制ガイドローラー用支持軸28aには外方規制ガイドローラー14aが、内方規制ガイドローラー用支持軸28bには内方規制ガイドローラー14bが、夫々回転可能に支持されている。なお、外方規制ガイドローラー14aと内方規制ガイドローラー14bとの前後の位置関係は入れ替えてもよい。
左右のレバー27は、連結ロッド29を介して連結されており、この連結ロッド29と左右のレバー27とにより、平行リンクの如きリンク機構が形成されている。すなわち、連結ロッド29の両端部がピン30を介して左右のレバー27に回転可能に連結されていて、一方のレバー27が枢支部材28を中心に回動すると、これに連動して、他方のレバー27も枢支部材28を中心に回動するようになっている。これにより、カーブ走行時等に、一方のレバー27に支持されたガイドローラー14がガイドレール(カーブ部分では屈曲されている)16から反力を受け、そのレバー27が回動してそのレバー27に支持された走行輪23が転舵されると、他方のレバー27も同方向に回動され、他方のレバー27に支持された走行輪23も同じ方向に転舵される。
本実施形態に係る軌道系交通システムの分岐装置4の作用を述べる。
図5に示す、一の軌道1の右方の車両3を他の軌道2に受け渡す場合には、図8に示すように、分岐直進切替ガイドレール18を有効位置にリフトさせ(実線)、第3及び第5ガイドレール19、21を無効位置に下げる(一点鎖線)。
これにより、図8に示す、一の軌道1の右方の車両3は、その車幅方向左側のガイドローラー14が第1ガイドレール16から分岐直進切替ガイドレール18を介して第2ガイドレール17に案内されることになり、一の軌道1から他の軌道2に受け渡される。
ここで、車両3が第1ガイドレール16から分岐直進切替ガイドレール18に架けての部分を走行する際、第3ガイドレール19が無効位置に下げられているので、車両3の車幅方向右側のガイドローラー14が第3ガイドレール19と干渉することはない。また、車両3が分岐直進切替ガイドレール18に沿って走行して他の軌道2に進入する際、第5ガイドレール21が無効位置に下げられているので、車両3の車幅方向右側のガイドローラー14が第5ガイドレール21と干渉することはない。
よって、一の軌道1を走行する車両3は、適切に他の軌道2に受け渡される。
なお、この図8の状態においては、車両3を他の軌道2の左方から一の軌道1の右方に受け渡すことも勿論可能である。
これとは逆に、図5に示す、一の軌道1の右方の車両3をそのまま一の軌道1を直進させる場合には、図9に示すように、分岐直進切替ガイドレール18を無効位置に下げ(一点鎖線)、第3及び第5ガイドレール19、21を有効位置にリフトさせる(実線)。
これにより、図9に示す、一の軌道1の右方の車両3は、その車幅方向左側のガイドローラー14が第1ガイドレール16にガイドされた状態から、車幅方向右側のガイドローラー14が第3ガイドレール19にガイドされた状態となり、その後、車幅方向左側のガイドローラー14が第4ガイドレール20にガイドされた状態となって、一の軌道1をそのまま直進する。
また、この図9の状態においては、他の軌道2の左方の車両3は、その車幅方向右側のガイドローラー14が第2ガイドレール17にガイドされた状態から、車幅方向左側のガイドローラー14が第5ガイドレール21にガイドされた状態となり、その後、車幅方向右側のガイドローラー14が第6ガイドレール22にガイドされた状態となって、他の軌道2をそのまま直進する。
ここで、分岐直進切替ガイドレール18は、受渡エリア13の路面に没入されているので、車両3の走行の邪魔にならない。
よって、一の軌道1を走行する車両3は適切に一の軌道1を直進し、他の軌道2を走行する車両3は適切に他の軌道2を直進する。
以上述べたように、本実施形態に係る軌道系交通システムの分岐装置4によれば、車両3を一の軌道1と他の軌道2との間で受け渡すための分岐直進切替ガイドレール18を受渡エリア13の路面に出没可能に設けたので、分岐直進切替ガイドレール18を両軌道1、2を横切るように配置しても、かかる分岐直進切替ガイドレール18を路面に没入することで、分岐直進切替ガイドレール18が両軌道1、2を直進する車両3と干渉することを回避できる。
よって、受渡エリア13において、一の軌道1と他の軌道2とが占める並設方向の幅を、車両3の3車幅分よりも大幅に狭く、具体的には、両軌道1、2のストレート部分と同等の幅(車両3の2車幅分)にでき、大幅な省スペース化を推進できる。
1 一の軌道
2 他の軌道
3 車両
4 分岐装置
13 受渡エリア
14 ガイドローラー
15 溝
16 第1ガイドレール
16a 削除端部
17 第2ガイドレール
17a 削除端部
18 分岐直進切替ガイドレール
19 第3ガイドレール
20 第4ガイドレール
21 第5ガイドレール
22 第6ガイドレール

Claims (2)

  1. 一の軌道を走行する車両を、そのまま一の軌道を直進させるか、或いは一の軌道に隣り合って並設された他の軌道に受け渡して走行させるかを切り替える軌道系交通システムの分岐装置であって、
    車両の両側部に支持され、鉛直軸回りに回転可能なガイドローラーと、
    一の軌道の両側部の内の他の軌道に近い側に敷設され、上記ガイドローラーが上方から挿入される溝が長手方向に沿って形成された第1ガイドレールと、
    他の軌道の両側部の内の一の軌道から遠い側に敷設され、上記ガイドローラーが上方から挿入される溝が長手方向に沿って形成された第2ガイドレールと、
    一の軌道と他の軌道との分岐部分に、上記第1ガイドレールと上記第2ガイドレールとを削除して形成された受渡エリアと、
    該受渡エリアに敷設され、上記第1ガイドレールの削除端部と上記第2ガイドレールの削除端部とを滑らかに繋ぐように屈曲形成され、上記ガイドローラーが上方から挿入される溝が長手方向に沿って形成された分岐直進切替ガイドレールとを備え、
    該分岐直進切替ガイドレールは、その溝が上記第1及び第2ガイドレールの各削除端部の溝と繋がる有効位置と路面に没入する無効位置との間で、昇降可能である
    ことを特徴とする軌道系交通システムの分岐装置。
  2. 一の軌道の両側部の内の他の軌道から遠い側に敷設され、端部が上記第1ガイドレールと側面視重合する第3ガイドレールと、
    一の軌道の両側部の内の他の軌道に近い側に敷設され、端部が上記第3ガイドレールと側面視重合する第4ガイドレールと、
    他の軌道の両側部の内の一の軌道に近い側に敷設され、端部が上記第2ガイドレールと側面視重合する第5ガイドレールと、
    他の軌道の両側部の内の一の軌道から遠い側に敷設され、端部が上記第5ガイドレールと側面視重合する第6ガイドレールとを備え、
    これら第3〜第6ガイドレールは、夫々、上記ガイドローラーが上方から挿入される長手方向に沿った溝を有し、
    上記第3及び第5ガイドレールは、各溝が上記ガイドローラーが係合可能な有効位置と路面に没入する無効位置との間で、夫々昇降可能である
    請求項1に記載の軌道系交通システムの分岐装置。
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