JP2011036504A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】演出用のプログラムおよび検査用のプログラムを記憶した制御ROM12、14と、制御ROM12、14に記憶されたプログラムを実行するCPU11、13と、所定のコマンドの入力を受け付けるためのインターフェイス21と、演出部材の制御信号を出力するためのインターフェイス23、26とを備える。CPU11、13は、インターフェイス21を介して検査用のプログラムの実行を指示するコマンドを受け付け、このコマンドにしたがって検査用プログラムを実行することによりCPU11、13および制御ROM12、14の検査を行う。そして、CPU11、13は、遊技機に設けられたランプ116、157の点滅を制御するランプ制御信号用のインターフェイス23、26を介して、検査結果を出力する。
【選択図】図3
Description
〔遊技機の基本構成〕
図1は、本実施形態に係るパチンコ遊技機100の概略正面図である。
同図に示す遊技機の一例としてのパチンコ遊技機100は、遊技者の指示操作により打ち出された遊技球が入賞すると賞球を払い出すように構成されたものである。このパチンコ遊技機100は、遊技球が打ち出される遊技盤110と、遊技盤110を囲む枠部材150と、を備えている。遊技盤110は、枠部材150に着脱自在に取り付けられている。
本実施形態では、遊技者により視認され易い遊技領域111の位置に、演出のための各種の画像を表示する画像表示部114が配設されている。この画像表示部114は、液晶ディスプレイ等による表示画面を備え、遊技者によるゲームの進行に伴い、例えば、図柄抽選結果(図柄変動結果)を遊技者に図柄により報知したり、キャラクタの登場やアイテムの出現による予告演出を表示したりする。
また、遊技盤110の前面に、演出を行う演出部材としての可動役物115および盤ランプ116を備えている。
なお、本実施形態では、遊技領域111に第1始動口121および第2始動口122が配設されているが、いずれか一方のみを配設する構成例や他の始動口を配設する構成例も考えられる。また、本実施形態では、遊技領域111に大入賞口125が1つ配設されているが、大入賞口125を複数配設する構成例も考えられる。
本実施形態では、遊技盤110の右下の位置に、抽選結果や保留数に関する表示を行う表示器130が配設されている。
また、枠部材150は、パチンコ遊技機100の遊技状態や状況を告知したり各種の演出を行ったりするスピーカ156および枠ランプ157を備えている。スピーカ156は、楽曲や音声、効果音による各種の演出を行い、また、枠ランプ157は、点灯点滅によるパターンや発光色の違い等で光による各種の演出を行う。なお、枠ランプ157については、光の照射方向を変更する演出を行うことを可能にする構成例が考えられる。
また、枠部材150は、遊技盤110を遊技者と隔てるための透明板(不図示)を備えている。
図2は、パチンコ遊技機の制御ユニットの全体構成を示す図である。
図2に示すように、制御ユニットは、メイン制御手段として、内部抽選および当選の判定等といった払い出す賞球数に関する各種制御を行う遊技制御部200を備えている。また、サブ制御手段として、演出を統括的に制御する演出制御部300と、画像および音響を用いた演出を制御する画像/音響制御部310と、各種のランプおよび可動役物を用いた演出を制御するランプ制御部320と、払出球の払い出し制御を行う払出制御部400と、を備えている。遊技制御部200、演出制御部300、画像/音響制御部310、ランプ制御部320、および払出制御部400各々は、遊技盤の後面に配設されたメイン基板としての遊技制御基板、さらにはサブ基板としての演出制御基板、画像制御基板、ランプ制御基板、および払出制御基板において個別に構成されている。
音響出力部520は、音響データを再生するコントローラとスピーカ(図1に示すスピーカ156)とを備え、音響データを画像/音響制御部310から受け取った音響データに基づいて、スピーカから楽曲や効果音、音声等を出力する。
図3は、本実施形態の演出制御ユニットのハードウェア構成を示す図である。
図3に示す演出制御ユニット10は、図2に示した演出制御部300、画像/音響制御部310、ランプ制御部320に対応している。図示の例では、演出制御ユニット10は、演出制御基板10aとランプ制御基板10bとを接続して構成される。演出制御基板10aは、図2に示した演出制御部300および画像/音響制御部310の機能を実現する。ランプ制御基板10bは、図2に示したランプ制御部320の機能を実現する。
次に、演出制御ユニット10の通常の動作(実機における遊技時の動作)について説明する。
パチンコ遊技機100において遊技が行われると、主制御基板(遊技制御部200)から演出制御ユニット10の演出制御基板10aへ、遊技状態を示すコマンドが定期的に送信される。演出制御基板10aがこのコマンドを受信すると、まず、シスコン11が、受信コマンドからパチンコ遊技機100の遊技状態の情報を取得し、大当たり遊技状態、時短遊技状態、確変遊技状態等の遊技状態に応じて、実行する演出を設定する。そして、シスコン11(演出制御部300)は、設定した演出の実行を指示するコマンドを演出制御CPU13(画像/音響制御部310)およびランプ制御基板10bのランプ制御CPU24(ランプ制御部320)に送る。
VDP15は、演出制御CPU13の指示に基づいて、CGROM16から演出に用いる画像のデータを読み出す。そして、読み出したデータからビットマップ画像等の画像データをVRAM(Video RAM)上に生成し、LCDI/F22を介してLCD28へ出力する。
音IC17は、演出制御CPU13の指示に基づいて、音データROM19から演出に用いる音声のデータを音データRAM18へ読み込む。そして、音データRAM18からデータを読み出し、音声駆動基板I/F23を介して音声駆動基板29へ出力する。音声駆動基板29は、演出制御基板10aから受信したデータをアナログ信号に変換してスピーカ156へ送信し、楽曲や効果音、音声等を出力させる。
本実施形態は、演出制御ユニット10の検査において、少なくとも数値により検査結果を表すことができる検査に関して、その検査結果を表す数値を出力させる。この検査において、演出制御ユニット10は、検査治具(不図示)に接続される。具体的には、検査治具は、演出制御基板10aの主制御基板I/F21の入力端子および音声駆動基板I/F23の枠ランプ制御信号の出力端子に接続される。すなわち、演出制御ユニット10の検査においては、検査を実行するための検査コマンドが主制御基板I/F21から入力され、演出制御ユニット10内部で検査が実行された後、検査結果が音声駆動基板I/F23の枠ランプ制御信号の出力端子から出力される。
次に、検査時の演出制御ユニット10の動作について説明する。
本実施形態は、検査治具を演出制御ユニット10に接続して検査を行うが、検査自体は、演出制御ユニット10の各CPU(シスコン11、演出制御CPU13、ランプ制御CPU24)により実行される。制御ROM12、14、25には、それぞれ検査用のプログラムが格納されており、各CPU11、13、24がこれらのプログラムを実行することにより、各種の検査が行われる。また、検査のための動作全体はシスコン11により制御される。すなわち、検査の種類に応じて、シスコン11自体が検査を行う他、シスコン11の制御下で演出制御CPU13およびランプ制御CPU24が検査を行い、検査結果がシスコン11に集められる。
図4に示すように、演出制御ユニット10の検査を行う場合、まず検査治具が演出制御ユニット10に接続され、検査治具から検査コマンドが投入される。これを契機として、シスコン11が制御ROM12に格納されている検査用のプログラムを実行し、シスコン11の制御下で検査モードでの動作が開始される。本実施形態では、後述する種々の検査のためのコマンドが投入される。
次に、具体的な検査の例を挙げて演出制御ユニット10の動作を説明する。
以下では、音IC17の自己診断機能による検査、シスコン11、演出制御CPU13、VDP15によるチェックサム検査について、個別にコマンド・シーケンスを示して説明する。
図5に示す動作において、検査治具からの検査コマンドの投入に応じて、シスコン11が演出制御CPU13に検査コマンドを発行し、ループバックさせた後に改めて検査コマンドを演出制御CPU13およびランプ制御CPU24に送信するまでの動作は、図4に示した動作と同様である。このとき、図4を参照して説明したように、ランプ制御CPU24は、シスコン11から受け取った検査コマンドを枠ランプ制御信号の信号線から出力する。そして、検査コマンドは、演出制御基板10aに設けられた音声駆動基板I/F23の枠ランプ制御信号の出力端子から出力され、検査治具に送られる。
図6に示す動作において、検査治具からの検査コマンドの投入に応じて、シスコン11が演出制御CPU13に検査コマンドを発行し、ループバックさせた後に改めて検査コマンドを演出制御CPU13およびランプ制御CPU24に送信するまでの動作は、図4に示した動作と同様である。このとき、図4を参照して説明したように、ランプ制御CPU24は、シスコン11から受け取った検査コマンドを枠ランプ制御信号の信号線から出力する。そして、検査コマンドは、演出制御基板10aに設けられた音声駆動基板I/F23の枠ランプ制御信号の出力端子から出力され、検査治具に送られる。
すなわち、図4に示したように、まず、検査治具からの検査コマンドの投入に応じて、シスコン11が演出制御CPU13に検査コマンドを発行し、ループバックさせた後に改めて検査コマンドを演出制御CPU13およびランプ制御CPU24に送信する。このとき、ランプ制御CPU24は、シスコン11から受け取った検査コマンドを枠ランプ制御信号の信号線から出力する。そして、検査コマンドは、演出制御基板10aに設けられた音声駆動基板I/F23の枠ランプ制御信号の出力端子から出力され、検査治具に送られる。
図7に示す動作において、検査治具からの検査コマンドの投入に応じて、シスコン11が演出制御CPU13に検査コマンドを発行し、ループバックさせた後に改めて検査コマンドを演出制御CPU13およびランプ制御CPU24に送信するまでの動作は、図4に示した動作と同様である。このとき、図4を参照して説明したように、ランプ制御CPU24は、シスコン11から受け取った検査コマンドを枠ランプ制御信号の信号線から出力する。そして、検査コマンドは、演出制御基板10aに設けられた音声駆動基板I/F23の枠ランプ制御信号の出力端子から出力され、検査治具に送られる。
本実施形態では、ランプ制御CPU24から出力されるクロック同期シリアル信号をそのまま使用して検査結果のデータを出力する。信号の出力タイミングは、実機における遊技時にランプ制御CPU24が行う枠ランプ制御信号の出力と同一とする。
図8を参照すると、検査結果のデータにおいて、1バイト目(8ビット)は、コード(CODE)が出力され、2バイト目はデータ(DATA)が出力され、3バイト目以降で検査結果(図5では「結果」と記載)が出力される。このうち、1バイト目および2バイト目は、検査の種類を特定する情報である。すなわち、この1バイト目および2バイト目の情報により、上述した各種の検査における検査結果を出力することが、検査治具に通知される。そして、3バイト目以降には、1バイト目および2バイト目で特定される検査の検査結果が出力される。
Claims (8)
- 遊技状態に応じて種々の演出を行う遊技機であって、
演出用のプログラムおよび検査用のプログラムを記憶した記憶手段と、
前記記憶手段に記憶されたプログラムを実行する処理手段と、
所定のコマンドの入力を受け付けるための入力インターフェイス部と、
演出部材の制御信号を出力するための出力インターフェイス部とを備え、
前記処理手段は、
前記入力インターフェイス部を介して前記検査用のプログラムの実行を指示するコマンドを受け付け、
前記コマンドにしたがって前記検査用プログラムを実行することにより当該処理手段を構成するプロセッサおよび前記記憶手段を構成するメモリの検査を行い、
遊技機に設けられたランプの点滅を制御するランプ制御信号用の前記出力インターフェイス部を介して、検査結果を出力することを特徴とする遊技機。 - 前記処理手段は、遊技機の枠部材に設けられた枠ランプの点滅を制御するランプ制御信号用の前記出力インターフェイス部を介して、前記検査結果を出力することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
- 前記入力インターフェイス部として、遊技機の内部状態を制御する主制御部から出力されるコマンドを受け付けるためのインターフェイス部が用いられることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の遊技機。
- 前記処理手段は、前記ランプの点滅を制御する場合に用いるクロック同期シリアル信号によって、前記検査結果を出力することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の遊技機。
- 遊技状態に応じて種々の演出を行う遊技機であって、
演出用のプログラムおよび検査用のプログラムを記憶したメモリと、
前記メモリに記憶されたプログラムに基づいて演出制御を実行する第1のプロセッサと、
前記第1のプロセッサによる演出制御にしたがって演出部材を制御するための制御信号を出力する第2のプロセッサとを備え、
前記第1のプロセッサは、前記メモリに記憶された前記検査用のプログラムの実行を指示するコマンドを受け付け、当該コマンドにしたがって前記検査用プログラムを実行し、少なくとも前記メモリまたは当該第1のプロセッサの検査を行い、検査結果を前記第2のプロセッサへ送信し、
前記第2のプロセッサは、前記第1のプロセッサから取得した検査結果を表す出力信号を、前記制御信号の出力用のインターフェイスを介して出力することを特徴とする遊技機。 - 前記第2のプロセッサは、遊技機に設けられたランプの点滅を制御するランプ制御信号用の出力インターフェイスを介して、前記出力信号を出力することを特徴とする請求項5に記載の遊技機。
- 前記第2のプロセッサは、遊技機の枠部材に設けられた枠ランプの点滅を制御する枠ランプ制御信号用の出力インターフェイスを介して、前記出力信号を出力することを特徴とする請求項5に記載の遊技機。
- 前記第1のプロセッサは、少なくとも前記メモリのチェックサム検査を行い、検査結果を送信することを特徴とする請求項5乃至請求項7のいずれかに記載の遊技機。
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