JP2011035525A - プリント配線基板及びプリント配線方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】送信側LSIから受信側LSIに高速信号を伝送するプリント配線の配線パターンを形成する際に、プリント配線に設けられたスルーホールやパッド、コネクタ等による容量性反射の影響を低減し、波形歪みの低減や伝送性能の向上を図ることができるようにする。
【解決手段】送信側LSIチップ21から受信側LSIチップ22に信号を伝送する伝送路をプリント配線13a、13bで形成する際に、そのインピーダンスを一定に保ちつつ、送信側LSIチップ21の近傍の線幅が太く、受信側LSIチップ22の近傍の線幅が細くなるようにプリント配線13a、13bの配線パターンを形成している。これにより、プリント配線13a、13bに設けられたスルーホール14a、14bによる容量性反射の影響を低減させ、波形歪みの低減や伝送性能の向上を図ることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、送信側LSI(大規模集積回路:Large Scale Integration)チップ及び受信側LSIチップを実装し、送信側LSIチップと受信側LSIチップとの間で高速信号を伝送するプリント配線基板及びプリント配線方法に関するもので、特に、プリント配線の配線パターンの途中にあるスルーホール、パッド、コネクタ等による容量性反射が生じる場合の波形歪みの低減や伝送性能の向上に関する。
ギガビット毎秒以上の高速伝送においては、プリント配線基板上に配置されたLSIチップ間で信号を伝送する場合に、送信側LSIチップから受信側LSIチップまでの伝送路(プリント配線)のインピーダンスを整合させ、反射波の影響が生じないようにする必要がある。信号伝送路の不整合は、信号伝送効率を低下させると共に、波形歪みが生じさせ、ノイズの原因となる。また、ギガビット毎秒以上の高速伝送においては、配線パターンの誘電体損失等により、信号の減衰が生じる。このような線路の損失はプリント配線の線幅で決まり、線幅が太いほど、信号の減衰は小さくなる。
特許文献1には、接続される負荷と信号伝送路との特性インピーダンスが異なっていても反射が生じにくく、表皮効果の影響が顕著に現れる周波数帯の信号が伝送されても反射を生じ難くするために、異なる特性インピーダンスの間を伝送する伝送路をプリント配線基板上で実現する場合に、線幅を漸次増加又は減少させてインピーダンスを滑らかに変化させるようにしたものが記載されている。
また、特許文献2には、インピーダンスの不整合により生じた反射を吸収すると共に、信号の減衰を抑圧するために、コネクタが実装されるコネクタ実装領域外で配線部の線幅を段階的に広げて特性インピーダンスを段階的の増加させるようにしたものが記載されている。
特開2008−64780号公報 特開2006−245291号公報
上述のように、LSIチップ間で高速信号を伝送する場合、インピーダンスを整合させることで、反射波による影響を軽減できる。しかしながら、LSIチップを実装する端子ピンの部分にはスルーホールやパッドによる容量が生じる。また、プリント配線にスルーホールやパッド、コネクタを設けると、スルーホールやパッド、コネクタによる容量が生じる。LSIチップとプリント配線との間のインピーダンスの整合を図っても、このような容量が生じていると、これらの容量による反射が生じる。
すなわち、送信側LSIチップから受信側LSIチップに到達した信号は、受信側LSIチップで反射し、送信側に戻り、その反射波は伝送路中にあるスルーホールやパッド、コネクタ等による容量で再度反射し、受信側LSIチップに戻る。このような反射波が生じると、入力信号の品質が悪化し、伝送エラーの原因となる。
特許文献1や特許文献2では、配線パターンの線幅を徐々に変化させて、LSIチップとプリント配線との間のインピーダンスを整合させるもので、このようなスルーホールやパッド、コネクタにより生じる容量による反射波について、考慮されていない。このような反射を避けるために、プリント配線にスルーホールやパッド、コネクタ等を設けないようにすると、LSIチップ間の実装構造が限定されてしまう。
上述の課題を鑑み、本発明は、プリント配線に設けられたスルーホールやパッド、コネクタ等による容量性反射の影響を低減し、波形歪みの低減や伝送性能の向上を図ることができるプリント配線基板及びプリント配線方法を提供することを目的とする。
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、信号を出力する送信側回路チップの送信端を装着する送信端パッドと、前記信号を受信する受信側回路チップの受信端を装着する受信端パッドと、前記送信端パッドと前記受信端パッドとを接続するプリント配線とを有し、前記プリント配線の配線パターンは、そのインピーダンスを一定に保ちつつ、前記送信端パッドの近傍の線幅が太く、前記受信端パッドの近傍の線幅が細くなるように形成されている、ことを特徴とする。
また、本発明は、プリント配線基板のプリント配線方法であって、信号を出力する送信側回路チップの送信端を装着する送信端パッド及び前記信号を受信する受信側回路チップの受信端を装着する受信端パッドを形成し、前記送信端パッドと前記受信端パッドとを接続するプリント配線を形成し、前記プリント配線の配線パターンは、そのインピーダンスを一定に保ちつつ、前記送信側回路チップの近傍の線幅が太く、前記受信側回路チップの近傍の線幅が細いことを特徴とする。
本発明によれば、送信側回路チップから受信側回路チップに信号を伝送するプリント配線を形成する際に、そのインピーダンスを一定に保ちつつ、送信側回路チップの近傍の線幅を太くし、受信側回路チップの近傍の線幅を細くするようにしている。これにより、プリント配線に設けられたスルーホールやパッド、コネクタ等による容量性反射の影響を低減させ、波形歪みの低減や伝送性能の向上を図ることができる。
本発明の第1の実施形態のプリント配線基板におけるパターンの説明図である。 本発明の第1の実施形態のプリント配線基板に実装された回路の説明に用いる回路図である。 本発明の原理構成の説明に用いる回路図である。 容量性の反射波の影響の説明に用いる波形図である。 本発明の第2の実施形態のプリント配線基板におけるパターンの説明図である。 本発明の第3の実施形態のプリント配線基板におけるパターンの説明図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の第1の実施形態のプリント配線基板10の一例を示すものである。
図1において、プリント配線基板10上には、パッド11a及び11b(送信端パッド)、パッド12a及び12b(受信端パッド)、プリント配線13a及び13bが形成されている。パッド11a及び11bは、送信側LSIチップ21の平衡出力の送信端のピンを装着するためのパッドである。パッド12a及び12bは、受信側LSIチップ22の平衡入力の受信端のピンを装着するためのパッドである。プリント配線13a及び13bの配線パターンは、送信側LSIチップ21からの差動信号を受信側LSIチップ22に伝送するための平衡伝送路を形成するパターンである。また、プリント配線13a及び13bには、スルーホール14a及び14bが設けられる。プリント配線13a及び13bの配線パターンは、インピーダンスを一定に保ちつつ、送信側LSIチップ21の近傍の部分では線幅が太く、受信側LSIチップ22の近傍の部分では線幅が細くなるように形成されている。
パッド11a及び11bには、送信側LSIチップ21の送信端のピンが装着される。パッド12a及び12bには、受信側LSIチップ22の受信端のピンが装着される。送信側LSIチップ21の送信端のピンからは、高速(例えばギガビット毎秒以上)の差動信号が出力される。この差動信号は、プリント配線13a及び13bを介して、送信側LSIチップ21の送信端のピンから受信側LSIチップ22の受信端のピンへ入力される。
プリント配線13a及び13bの配線パターンは、送信側LSIチップ21の近傍の部分と受信側LSIチップ22の近傍の部分とで線幅が異なっているが、プリント配線13a及び13bのインピーダンスは、送信側LSIチップ21及び受信側LSIチップ22と整合するように、同一に保たれている。すなわち、プリント配線13a及び13bのような平衡伝送路のインピーダンスは、プリント配線13a及び13bの線幅Wと、プリント配線13aとプリント配線13bとの間隔Sとにより制御することが可能である。線幅Wを太くした場合には配線間隔Sを広くし、線幅Wを細くした場合には配線間隔Sを狭くすることで、線幅が異なってもプリント配線13a及び13bのインピーダンスを同一に保つ配線パターンを形成することが可能である。
なお、この例では、プリント配線基板10上には、パッド11a及び11b、パッド12a及び12b、プリント配線13a及び13bのみが図示されているが、勿論、プリント配線基板10上には、他の種々の電子部品が装着できる。また、ここでは、送信側LSIチップ21の送信端から、受信側LSIチップ22の受信端までの伝送路のパターンのみを図示しているが、勿論、送信側LSIチップ21及び受信側LSIチップ22は、他の多数の端子ピンを有しており、そのための多数の配線パターンを有している。また、ここでは、プリント配線13a及び13bには、スルーホール14a及び14bのみ設けられているが、さらに多くのスルーホールやパッド、コネクタ等を設けることができる。
図2は、図1に示すようにプリント配線基板10上の実装した構成を回路図で示したものである。図2に示すように、図1に示したプリント配線基板10上の構成を回路図で示すと、送信側LSIチップ21の平衡出力の送信端と、受信側LSIチップ22の平衡入力の受信端との間を、プリント配線13a及び13bからなる平衡伝送の伝送路を介して接続した構成となる。
前述したように、送信側LSIチップ21の送信端から受信側LSIチップ22の受信端までの間の伝送路では、インピーダンスの整合が図られている。しかしながら、図2に示すように、送信側LSIチップ21の送信端にはパッド11a及び11b等による容量C41a及びC41bが生じる。また、受信側LSIチップ22の受信端にはパッド12a及び12b等による容量C42a及びC42bが生じる。また、プリント配線13a及び13bには、スルーホール14a及び14bによる容量C43a及びC43bが生じる。このため、これら容量C41a及びC41b、容量C42a及びC42b、容量C43a及びC43bによる反射が生じる。このような容量性反射があると、波形歪みを生じさせる。
そこで、この実施形態では、図1に示したように、プリント配線13a及び13bのインピーダンスを一定に保ちつつ、プリント配線13a及び13bの配線パターンを、送信側LSIチップ21の近傍の部分の線幅が太く、受信側LSIチップ22の近傍の部分の線幅が細くなるように形成することで、容量性反射波による歪みが軽減させている。このことについて、以下に説明する。
図3は、本発明の原理構成を示すものである。図3において、送信側LSIチップ1及び受信側LSIチップ2は図1及び図2における送信側LSIチップ21及び受信側LSIチップ22と対応し、伝送路3は図1及び図2におけるプリント配線13a及び13bに対応している。なお、図1及び図2では、伝送路は平衡伝送路であるが、ここでは、説明を簡単とするために、伝送路3は不平衡伝送路としている。
また、伝送路3にはスルーホールやパッド、コネクタが設けられている。ここでは、送信側LSIチップ1の送信端(a点)から受信側LSIチップ2の受信端(c点)の中点(b点)に、スルーホールやパッド、コネクタ等が設けられているものとする。
送信側LSIチップ1の送信端(a点)には、パッド等による容量C1が生じる。同様に、受信側LSIチップ2の受信端(c点)にはパッド等による容量C2が生じる。また、伝送路3の中点のb点には、スルーホールやパッド、コネクタ等による容量C3が生じる。
送信側LSIチップ1と受信側LSIチップ2との間で高速信号を伝送する場合、インピーダンスの不整合があると、反射波の影響を受ける。このため、送信側LSIチップ1のインピーダンスと、伝送路3のインピーダンスと、受信側LSIチップ2のインピーダンスとを整合させる必要がある。ここでは、送信側LSIチップ1の出力インピーダンスと、受信側LSIチップ2の入力インピーダンスと、伝送路3のインピーダンスは、全て整合されているものとする。
インピーダンスが整合されていれば、反射波による影響は殆ど生じない。しかしながら、上述のように、送信側LSIチップ1の送信端(a点)には容量C1が生じ、受信側LSIチップ2の受信端(c点)には容量C2が生じ、伝送路3の中点のb点には容量C3が生じており、これらの容量C1、C2、C3により反射が生じる。
つまり、図3において、矢印A1で示すように、送信側LSIチップ1の送信端から送信された信号は、伝送路3を介して受信側LSIチップ2の受信端に入力されると共に、c点で容量C2により反射され、c点からb点に向けて反射波が生じ、この反射波は、伝送路3中のb点の容量C3により再び反射され、受信側LSIチップ2に戻ってくる。このように、伝送路3中に容量C3が生じていると、b点とc点での反射が生じ、この反射波の影響により、受信側LSIチップ2の入力波形に歪みが生じる。
なお、受信側LSIチップ2に伝わる反射は、上述のようなb点とc点での反射以外に、矢印A2で示すようなa点とc点での反射や、矢印A3で示すようなa点とb点での反射等あるが、いずれも反射波の伝播経路はb点とc点の反射よりも長く、減衰量が大きいため、その影響はb点とc点の反射波よりも小さくなる。
本発明では、このようなb点とc点との間の容量性反射波による影響を、プリント配線のインピーダンスを一定に保ち、当該プリント配線の配線パターンを、送信側LSIチップ1の近傍の線幅が太く、受信側LSIチップ2の近傍の線幅が細くなるように形成することで軽減させている。
つまり、伝送路3を同じ幅の配線パターンから形成し、伝送路3全体の減衰量を例えば−20dBとしたとする。この場合、容量C3が伝送路3の中点のb点にあるので、b点とc点との間の減衰量は−10dBとなる。前述したように、受信側LSIチップ2の受信端(c点)で反射した信号は、c点からb点を経て、容量C3で反射し、再度、b点からc点に戻ってくることになる。よって、この場合の反射波の減衰量は、
−10dB×2=−20dB
となる。すなわち、伝送路3全体の減衰量を例えば−20dBで一定とした場合、反射波は1/10(−20dB)の減衰を受けることになる。
これに対して、送信側LSIチップ1(a点)から容量C3(b点)までの減衰量を−8dBとし、容量C3(b点)から受信側LSIチップ2(c点)までの減衰量を−12dBとなるように伝送路3の配線パターンを形成したとする。この場合、伝送路3全体の減衰量は−20dBとなり、本来の信号の減衰量は上述の減衰量一定の場合と同じである。この場合、b点とc点との間の減衰量は−12dBであるので、c点からb点に経て、容量C3で反射し、再度、b点からc点に戻ってくる反射波の減衰量は、
−12dB×2=−24dB
となる。すなわち、a点とb点との間の減衰量を−8dBとし、b点とc点との間の減衰量を−12dBとすることで、反射波の減衰量は1/16(−24dB)の減衰となり、伝送路の減衰量を一定とした場合の反射波の減衰量(1/10(−20dB))に比べて反射波が約60%になり、本来の信号の減衰量を一定としたまま、反射波の減衰量を大きくすることができる。
このように、伝送路3におけるb点からc点までの減衰量をa点からb点までの減衰量より大きくすることで、受信側LSIチップ2の受信端(c点)に戻ってくる反射波の減衰量が大きくなり、反射波の影響を軽減できる。プリント配線基板上での減衰量は、配線パターンの幅により決まり、配線パターンの幅を太くすれば、減衰量は小さくなり、配線パターンの幅を細くすれば、減衰量は大きくなる。よって、プリント配線のインピーダンス整合を保ちつつ、プリント配線の配線パターンを、送信側LSIチップ1の近傍の線幅が太く、受信側LSIチップ2の近傍の線幅が細くなるように形成することで、反射波の影響による入力波形に歪みを軽減できることになる。
図4(A)及び図4(B)は、伝送路の配線パターンを同一幅とした場合と、送信側LSIチップ1の近傍の線幅が太く、受信側LSIチップ2の近傍の線幅が細くなるように配線パターンを形成した場合とで、受信側LSIチップ2の受信端の波形を比較したものである。図4(A)は、送信側LSIチップ1と受信側LSIチップ2との間の伝送路3を同一幅の配線パターンで形成したときの波形を示し、図4(B)は、送信側LSIチップ1と受信側LSIチップ2との間の伝送路3において、送信側LSIチップ1の近傍の線幅が太く、受信側LSIチップ2の近傍の線幅が細くなるように配線パターンを形成した場合の波形を示している。
前述したように、送信側LSIチップ1から受信側LSIチップ2に向けて送られた信号は、受信側LSIチップ2の受信端に入力されると共に、容量C2で反射され、c点からb点に経て、容量C3で反射され、再度、b点からc点に経て、受信側LSIチップの受端端(c点)に戻ってくる。したがって、図4(A)に示すように、b点とc点の2倍の伝搬遅延時間の後に、受信側LSIチップ2に反射波が入力されることになる。この反射波の影響により、受信側LSIチップ2の入力波形に歪みが生じる。送信側LSIチップ1の近傍の線幅が太く、受信側LSIチップ2の近傍の線幅が細くなるように配線パターンを形成すると、図4(B)に示すように、本来の信号成分は同一のまま、反射波が減衰され、反射波の影響による波形の歪みが軽減される。
以上説明したように、本発明の実施形態では、インピーダンスを一定に保ちつつ、プリント配線13a及び13bの配線パターンを、送信側LSIチップ21の近傍の線幅が太く、受信側LSIチップ22の近傍の線幅が細くなるように形成することで、伝送路中に設けられたスルーホールやパッド、コネクタによる反射波の影響を減少させることができる。なお、図1において、プリント配線13a及び13bの線幅を変化させる位置と、スルーホール14a、14bにより容量C43a及びC43bが生じる位置とを対応させることで、容量性反射による影響を効果的に低減させることができる。
図5は、本発明の第2の実施形態を示すものである。前述の第1の実施形態では、プリント配線13a及び13bの線幅を2段階に変化させているのに対して、この実施形態では、パッド111a及び111bとパッド112a及び112bとの間の配線パターン113a及び113bの線幅を複数段階(この例では3段階)に変化させている。他の構成については、前述の第1の実施形態と同様である。なお、配線パターン113a及び113bの線幅を段階に変化させる場合、線幅を変化させる位置と、スルーホールやパッド、コネクタ等により容量が生じる位置とを対応させると、容量性反射による影響を効果的に低減させることができる。
図6は、本発明の第3の実施形態を示すものである。前述の第1及び第2の実施形態では、プリント配線13a及び13bの線幅を段階的に変化させている。これに対して、この実施形態では、パッド211a及び211bとパッド212a及び212bとの間の配線パターン213a及び213bの線幅を連続的に変化させている。他の構成については、前述の第1及び第2の実施形態と同様であり、その説明を省略する。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で様々な変形や応用が可能である。
例えば、本発明では、プリント配線13a及び13bが差動信号を伝送する平衡伝送路であり、その線幅と差動信号線の間隔とによりインピーダンスを一定に保つ場合を説明したが、これに限られず、例えば、プリント配線の線幅と基板の絶縁層厚とによりインピーダンスを一定に保つようにしても良い。すなわち、線幅を太くした場合には絶縁層厚を厚くし、線幅を細くした場合には絶縁層厚を薄くすることで、線幅が異なっても同一のインピーダンスに保つことが可能である。
1:送信側LSIチップ
2:受信側LSIチップ
3:伝送路
10:プリント配線基板
11a,11b,12a,12b,111a,111b,112a,112b,211a,211b,212a,212b:パッド
13a,13b,113a,113b,213a,213b:プリント配線
14a,14b:スルーホール
21:送信側LSIチップ
22:受信側LSIチップ

Claims (6)

  1. 信号を出力する送信側回路チップの送信端を装着する送信端パッドと、
    前記信号を受信する受信側回路チップの受信端を装着する受信端パッドと、
    前記送信端パッドと前記受信端パッドとを接続するプリント配線とを有し、
    前記プリント配線の配線パターンは、そのインピーダンスを一定に保ちつつ、前記送信端パッドの近傍の線幅が太く、前記受信端パッドの近傍の線幅が細くなるように形成されている、
    ことを特徴とするプリント配線基板。
  2. 前記プリント配線の配線パターンは、その線幅を段階的に変化させることを特徴とする請求項1に記載のプリント配線基板。
  3. 前記プリント配線の配線パターン中にはスルーホール、パッド又はコネクタを有し、
    前記線幅を段階的に変化させる位置は、前記スルーホール、パッド又はコネクタにより生じる容量の位置に対応させることを特徴とする請求項2に記載のプリント配線基板。
  4. 前記プリント配線の配線パターンは、その線幅を連続的に変化させることを特徴とする請求項1に記載のプリント配線基板。
  5. 前記プリント配線の配線パターンは、差動信号を伝送する平衡伝送路であり、その線幅と差動信号線の間隔とにより前記インピーダンスを一定に保つことを特徴とする請求項1に記載のプリント配線基板。
  6. プリント配線基板のプリント配線方法であって、
    信号を出力する送信側回路チップの送信端を装着する送信端パッド及び前記信号を受信する受信側回路チップの受信端を装着する受信端パッドを形成し、
    前記送信端パッドと前記受信端パッドとを接続するプリント配線を形成し、
    前記プリント配線の配線パターンは、そのインピーダンスを一定に保ちつつ、前記送信側回路チップの近傍の線幅が太く、前記受信側回路チップの近傍の線幅が細い
    ことを特徴とするプリント配線方法。
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