JP2011032070A - 屈曲防止用保護キャップ - Google Patents

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Abstract

【課題】ワイヤーロープなどの端部に二個のクランプ管でロープを強固に束ね止めして形成したシンブル付環状部の一部と、二個のクランプ管によるダブルクランプロープ束ね部とを被覆して損傷を防止する屈曲防止用保護キャップを提供すること。
【解決手段】キャップ体7を、ダブルクランプロープ束ね部6の二個のクランプ管4に対して当接若しくは近接状態に被覆する筒形状に形成すると共に、このダブルクランプロープ束ね部6近傍のメインロープ部2からシンブル付環状部5の基部途中部までを被覆し得る長さを有する筒形状に形成し、且つ前記キャップ体7を硬度を備えた素材で構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ワイヤーロープなどの端部に二個のクランプ管でロープを強固に束ね止めして形成したシンブル付環状部の一部と、二個のクランプ管によるダブルクランプロープ束ね部とを被覆して損傷を防止する屈曲防止用保護キャップに関するものである。
この種の保護キャップとして、出願人は、特許第2958517号(特許文献1)と特開2003−321188号(特許文献2)を特許出願している。
これらを簡単に説明すると、保護キャップをロープ合わせ部に近接したメインロープ部よりシンブル付環状部の途中までをくるむように被覆して保護できる形状に形成したもので、この先願によれば、吊上物の吊り作業中にやや傾いた角度でロープを引っ張った場合でもクランプ管とシンブルの上部とが保護キャップにより略一体となって傾くので、クランプ管の下端部とシンブルの上端部がメインロープ部の素線に当たることが排除され、メインロープ部の素線に亀裂が入ったり切断したりする危険が防止できると共に、シンブルを介して合わせたロープのむき出し端部が保護キャップにより被覆されているため、ロープ端部のイライラが直接手や指に触れて手や指などが損傷することが保護される上にクランプ管による束ね止め部が直接吊上物に当接して吊上物を傷めるおそれがないなどの効果を奏するもので、非常に実用的である。
特許第2958517号公報 特開2003−321188号公報
ところで、シンブル付環状部5に通常より高い強度が要求される場合には、図5,図6に示すようにシンブル1を介して合わせたロープ合わせ部3を、このロープ合わせ部3のロープの長さ方向に間隔を置いて被嵌した二個のクランプ管4で束ね止めすること(ダブルクランプロープ束ね部6)によって強度を向上させるということが、従来から行われている。
しかし、このように二個のクランプ管4を用いてロープ合わせ部3を束ね止めした場合には、クランプ管4一個での束ね止めの場合と同様にシンブル付環状部5がダブルクランプロープ束ね部6に対して斜めに傾くことによるロープ素線の損傷が懸念されるだけでなく(図5参照)、図6に示すように、二個のクランプ管4間に存するロープ合わせ部3がクランプ管4に対して斜めに傾くように屈曲すると、ロープの素線が局部的に伸びたり縮んだりして、或いはロープの素線がクランプ管4の端縁に接触したりして亀裂が入ったり切断したりする懸念があった。
本発明は、このような二個のクランプ管を用いて形成するシンブル付環状部の問題点に注目し、これを解決することのできる簡易構造の屈曲防止用保護キャップを提供するものである。
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
シンブル1を介して折り返したロープ端部をメインロープ部2に平行に合わせたロープ合わせ部3を、このロープ合わせ部3のロープ長さ方向に間隔を置いて被嵌した二個の金属製クランプ管4で束ね止めすることによってロープ端部に形成したシンブル付環状部5の一部と、このシンブル付環状部5に隣接する前記二個のクランプ管4によるダブルクランプロープ束ね部6とを被覆して保護する屈曲防止用保護キャップであって、キャップ体7は、前記ダブルクランプロープ束ね部6の二個のクランプ管4に対して当接若しくは近接状態に被覆する筒形状に形成すると共に、このダブルクランプロープ束ね部6近傍のメインロープ部2から前記シンブル付環状部5の基部途中部までを被覆し得る長さを有する筒形状に形成し、且つ前記キャップ体7は、前記ダブルクランプロープ束ね部6の前記二個のクランプ管4に対して、この二個のクランプ管4間で前記ロープ合わせ部3が屈曲傾動することを防止すると共に、前記シンブル付環状部5側に位置するロープ端側クランプ管4に対して、このシンブル付環状部5が屈曲傾動することを防止する硬度を備えた素材で構成したことを特徴とする屈曲防止用保護キャップに係るものである。
また、前記キャップ体7は、前記ダブルクランプロープ束ね部6のロープ中央側に位置する前記クランプ管4を被覆する側の内部形状を、このクランプ管4の外径寸法よりやや径小となる径小圧入部8に形成すると共に、前記シンブル付環状部4側に位置するクランプ管4を被覆する側の内部形状を、このクランプ管4の外径寸法よりやや径大となる径大挿通部9に形成して、このキャップ体7の前記径大挿通部9から前記ダブルクランプロープ束ね部6のロープ中央側のクランプ管4を挿入して前記径小圧入部8に圧入装着すると、シンブル付環状部5側のクランプ管4が前記径大挿通部9に非圧入状態で挿入配置する構成としたことを特徴とする請求項1記載の屈曲防止用保護キャップに係るものである。
また、前記キャップ体7は、前記径大挿通部9から前記ダブルクランプロープ束ね部6のロープ中央側に位置するクランプ管4を挿入して前記径小圧入部8に圧入装着した際に、このキャップ体7の前記シンブル付環状部5側に位置する端部が前記シンブル付環状部5の基部途中部までを被覆する形状に構成したことを特徴とする請求項2記載の屈曲防止用保護キャップに係るものである。
また、前記キャップ体7は、硬質合成樹脂製若しくは硬質合成ゴム製としたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の屈曲防止用保護キャップに係るものである。
また、前記キャップ体7は、前記二個のクランプ管4間の前記ロープ合わせ部3を被覆する部位が最も肉厚となる筒形状に形成したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の屈曲防止用保護キャップに係るものである。
本発明は上述のように構成したから、硬度を備えた素材で構成した筒状のキャップ体でダブルクランプロープ束ね部近傍のメインロープ部からシンブル付環状部の基部途中部までを被覆することができ、これにより二個の金属製クランプ管間のロープ合わせ部が二個のクランプ管に対して屈曲傾動することも、シンブル付環状部側に位置するクランプ管に対して、このシンブル付環状部が屈曲傾動することも防止できるので、二個のクランプ管間で(ロープ合わせ部の)メインロープ部が局部的に伸びたり縮んだりすることが防止されると共に、クランプ管の両端縁に素線が当たることも排除されて、メインロープ部の素線に亀裂が入ったり切断したりする危険を防止でき、しかもロープ端部のイライラが直接手や指に触れて手や指などが損傷することも保護される上にクランプ管による束ね止め部(ダブルクランプロープ束ね部)が直接吊上物に当接して吊上物を傷めるおそれもないなど、極めて実用性に優れた簡易構造の画期的な屈曲防止用保護キャップとなる。
また、請求項2記載の発明においては、キャップ体先端側の径大挿通部からダブルクランプロープ束ね部のロープ中央側クランプ管を容易に挿入することができ、この径大挿通部に挿入したダブルクランプロープ束ね部のロープ中央側クランプ管を更に奥へと挿入することで径小圧入部に圧入してキャップ体を被覆状態で位置決めすることができる極めて装着性に優れ、実用性に優れた構成の屈曲防止用保護キャップとなる。
また、請求項3記載の発明においては、確実にダブルクランプロープ束ね部近傍のメインロープ部からシンブル付環状部の基部途中部までを被覆して位置決めできる一層実用性に優れた構成の屈曲防止用保護キャップとなる。
また、請求項4記載の発明においては、前記作用・効果を確実に発揮するキャップ体を簡易に設計実現可能となる一層実用性に優れた構成の屈曲防止用保護キャップとなる。
また、請求項5記載の発明においては、二個のクランプ管間のロープ合わせ部の、二個のクランプ管に対する屈曲傾動を一層良好に防止できる極めて実用性に優れた構成の屈曲防止用保護キャップとなる。
本実施例の使用状態を示すキャップ体を切り欠いた説明正面図である。 本実施例を示す説明正断面図である。 本実施例のキャップ体をシンブル付環状部の基部途中部とダブルクランプロープ束ね部とに装着しようとする状態を示す説明斜視図である。 本実施例のキャップ体をシンブル付環状部の基部途中部とダブルクランプロープ束ね部とに装着しようとする状態を示すキャップ体を切り欠いた説明正面図である。 シンブル付環状部が、ダブルクランプロープ束ね部に対して斜めに傾くように屈曲した状態を示す説明正面図である。 ダブルクランプロープ束ね部の二個のクランプ管間に存するロープ合わせ部が、クランプ管に対して斜めに傾くように屈曲した状態を示す説明正面図である。
好適と考える本発明の実施形態(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいて本発明の作用を示して簡単に説明する。
本発明の屈曲防止用保護キャップは、例えば、玉掛けロープのように、シンブル1を介して折り返したロープ端部をメインロープ部2に平行に合わせたロープ合わせ部3を、このロープ合わせ部3のロープ長さ方向に間隔を置いて被嵌した二個の金属製クランプ管4で束ね止めすることによってロープ端部にシンブル付環状部5を形成したものに対して使用するものである。
即ち、本発明の筒形状のキャップ体7は、ダブルクランプロープ束ね部6の二個のクランプ管4に対して当接若しくは近接状態に被覆すると共に、このダブルクランプロープ束ね部6近傍のメインロープ部2からシンブル付環状部5の基部途中部までを被覆することができる。
すると、硬度のある素材で構成されたキャップ体7は、例えばこのシンブル付環状部5付のロープで吊上物を吊り作業中にメインロープ部2が傾いた角度で引っ張られた場合でも、二個のクランプ管4間のロープ合わせ部3が二個のクランプ管4に対して屈曲傾動することを防止して、二個のクランプ管4と二個のクランプ管4間のロープ合わせ部3とを略一直線状に保持すると共に、シンブル付環状部5側に位置するクランプ管4に対してこのシンブル付環状部5が屈曲傾動することを防止して、このシンブル付環状部5と前記ダブルクランプロープ束ね部6とを略一直線状に保持することになる。
従って、キャップ体7によりシンブル付環状部5とダブルクランプロープ束ね部6とが略一直線状を保ったままキャップ体7と略一体となって傾くので、メインロープ部2が局部的に伸びたり縮んだりすることが防止されると共に、クランプ管4の両端縁にロープの素線が当たることが排除されて、メインロープ部2の素線に亀裂が入ったり切断したりする危険を防止できる。
更に、ロープ端部のイライラが直接手や指に触れて手や指などが損傷することが保護される上にクランプ管4による束ね止め部(ダブルクランプロープ束ね部6)が直接吊上物に当接して吊上物を傷めるおそれもない。
また、本発明のキャップ体7は、硬度のある素材を用いて、ダブルクランプロープ束ね部6の二個のクランプ管4に対して当接若しくは近接状態に被覆すると共に、ダブルクランプロープ束ね部6近傍のメインロープ部2からシンブル付環状部5の基部途中部までを被覆し得る筒形状に形成するだけの簡易構造のため、量産性に優れ、安価に設計実現可能である。
本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。
本実施例は、シンブル1を介して折り返したロープ(ワイヤーロープ)端部をメインロープ部2に平行に合わせたロープ合わせ部3を、このロープ合わせ部3のロープ長さ方向に間隔を置いて被嵌した二個の金属製クランプ管4で束ね止めすることによってロープ端部に形成したシンブル付環状部5の一部と、このシンブル付環状部5に隣接する前記二個のクランプ管4によるダブルクランプロープ束ね部6とを被覆して保護する屈曲防止用保護キャップであって、硬質なキャップ体7を、ダブルクランプロープ束ね部6近傍のメインロープ部2から前記シンブル付環状部5の基部途中部までを被覆し得る長さを有する筒形状に形成している。
具体的には、キャップ体7は、図1〜図3に示すように、正面から見て細身な樽形を呈する肉厚な円筒状体に構成している。また、このキャップ体7は、硬質合成樹脂製(或いは硬質合成ゴム製でも良い。)として一体成形している。
また、このキャップ体7は、その長さ方向(図面の上下方向)の中程部分、即ち前記二個のクランプ管4間の前記ロープ合わせ部3を被覆する部位が最も肉厚となる筒形状に形成して、このキャップ体7の中程部位が最も高強度を発揮して、二個のクランプ管4間のロープ合わせ部3が二個のクランプ管4に対して屈曲傾動することを良好に防止できる構成としている。
また、本実施例では、このキャップ体7の、前記ダブルクランプロープ束ね部6近傍のメインロープ部2を被覆するロープ中央側の端部(図面の上端部)を、キャップ体7の内方へ凹設してこの凹設部10をメインロープ配設部10とし、このメインロープ配設部10の凹設内面を外側程径大となる形状に形成して、このメインロープ配設部10とこのメインロープ配設部10内に配設したメインロープ部2の全周との間に隙間11を生じるように構成している。
具体的に説明すると、筒状のキャップ体7のロープ中央側の端部の内部形状を前記メインロープ部2を被覆し得且つ外側程次第に径大となってメインロープ部2の全周との間に隙間11を生じる形状に形成して前記メインロープ配設部10を構成している。
そして、この外側程径大となるメインロープ配設部10内に配設されたメインロープ部2は、全周にメインロープ配設部10との隙間11が生じているため、この隙間11分だけメインロープ配設部10に負担(負荷)をかけずに自由に屈曲作動可能となる構成としている。
また、この筒状キャップ体7の前記シンブル付環状部5を被覆するロープ端側の端部(図面の下端部)の内部形状を、前記シンブル付環状部5の基部途中部に当接して位置決め状態で被覆し得るハの字形に末広がる(外側程広がる)形状の環状部用被覆部13に形成している。
また、本実施例では、キャップ体7は、前記ダブルクランプロープ束ね部6のロープ中央側に位置する前記クランプ管4を被覆する側の内部形状を、このクランプ管4の外径寸法よりやや径小となる径小圧入部8に形成すると共に、前記シンブル付環状部4側に位置するクランプ管4を被覆する側の内部形状を、このクランプ管4の外径寸法よりやや径大となる径大挿通部9に形成して、このキャップ体7の前記径大挿通部9から前記ダブルクランプロープ束ね部6のロープ中央側のクランプ管4を挿入して前記径小圧入部8に圧入装着すると、シンブル付環状部5側のクランプ管4が前記径大挿通部9に非圧入状態で挿入配置する構成としている。
具体的には、この筒状のキャップ体7の内穴部の形状を、このキャップ体7の長さ方向の中程の段差部12を境にして、この段差部12から前記メインロープ配設部10に至るまでの範囲を前記クランプ管4の外径寸法よりやや径小となる円穴形状の径小圧入部8に形成する一方、段差部12から前記環状部用被覆部13に至るまで範囲をクランプ管4の外径寸法よりやや径大となる円穴形状の径大挿通部9に形成している。
また、本実施例では、前記径大挿通部9から前記ダブルクランプロープ束ね部6のロープ中央側に位置するクランプ管4を挿入して前記径小圧入部8に圧入装着した際に、このキャップ体7の前記シンブル付環状部5側に位置するロープ端側の先端部が前記シンブル付環状部5の基部途中部までを被覆するように、前記キャップ体7の形状及び長さ寸法、並びに径小圧入部8と径大挿通部9との形成位置及び形成範囲を設定構成している。
本実施例の使用方法を説明すると、例えば、ダブルクランプロープ束ね部6を有する玉掛けロープなどを製作するときに、先ず、所定長さのメインロープ部2の両端部を、キャップ体7の基端部のメインロープ配設部10に挿し込んで環状部用被覆部13から突出させ、この夫々のメインロープ部2の両端部をシンブル1に巻回してその先端部をメインロープ部2に合わせ、このロープ合わせ部3をそのロープ長さ方向に間隔を置いてステンレス合金鋼などの特殊金属で形成したクランプ管4を被嵌して束ね止め(圧縮止め)してシンブル付環状部5を形成し、このシンブル付環状部5にキャップ体7を呼び戻してダブルクランプロープ束ね部6とシンブル付環状部5の基部途中部を保護する。
この際、キャップ体7の径大挿通部9へとダブルクランプロープ束ね部6のロープ中央側クランプ管4を容易に挿入することができ、引き続いてこの径大挿通部9に挿入したダブルクランプロープ束ね部6のロープ中央側クランプ管4を更に奥へと挿入していくと、このロープ中央側クランプ管4が径小圧入部8に到達したところで挿入抵抗が生じるが、この挿入抵抗に抗してロープ中央側クランプ管4を径小圧入部8に圧入してシンブル付環状部5の基部途中部を環状部用被覆部13で被覆すると、ロープ中央側クランプ管4の外周面と径小圧入部8の内周面との圧接摩擦抵抗によりキャップ体7がダブルクランプロープ束ね部6とシンブル付環状部5の基部途中部とを被覆した状態で位置決められることになる。
尚、本発明は、本実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
1 シンブル
2 メインロープ部
3 ロープ合わせ部
4 クランプ管
5 シンブル付環状部
6 ダブルクランプロープ束ね部
7 キャップ体
8 径小圧入部
9 径大挿通部

Claims (5)

  1. シンブルを介して折り返したロープ端部をメインロープ部に平行に合わせたロープ合わせ部を、このロープ合わせ部のロープ長さ方向に間隔を置いて被嵌した二個の金属製クランプ管で束ね止めすることによってロープ端部に形成したシンブル付環状部の一部と、このシンブル付環状部に隣接する前記二個のクランプ管によるダブルクランプロープ束ね部とを被覆して保護する屈曲防止用保護キャップであって、キャップ体は、前記ダブルクランプロープ束ね部の二個のクランプ管に対して当接若しくは近接状態に被覆する筒形状に形成すると共に、このダブルクランプロープ束ね部近傍のメインロープ部から前記シンブル付環状部の基部途中部までを被覆し得る長さを有する筒形状に形成し、且つ前記キャップ体は、前記ダブルクランプロープ束ね部の前記二個のクランプ管に対して、この二個のクランプ管間で前記ロープ合わせ部が屈曲傾動することを防止すると共に、前記シンブル付環状部側に位置するロープ端側クランプ管に対して、このシンブル付環状部が屈曲傾動することを防止する硬度を備えた素材で構成したことを特徴とする屈曲防止用保護キャップ。
  2. 前記キャップ体は、前記ダブルクランプロープ束ね部のロープ中央側に位置する前記クランプ管を被覆する側の内部形状を、このクランプ管の外径寸法よりやや径小となる径小圧入部に形成すると共に、前記シンブル付環状部側に位置するクランプ管を被覆する側の内部形状を、このクランプ管の外径寸法よりやや径大となる径大挿通部に形成して、このキャップ体の前記径大挿通部から前記ダブルクランプロープ束ね部のロープ中央側のクランプ管を挿入して前記径小圧入部に圧入装着すると、シンブル付環状部側のクランプ管が前記径大挿通部に非圧入状態で挿入配置する構成としたことを特徴とする請求項1記載の屈曲防止用保護キャップ。
  3. 前記キャップ体は、前記径大挿通部から前記ダブルクランプロープ束ね部のロープ中央側に位置するクランプ管を挿入して前記径小圧入部に圧入装着した際に、このキャップ体の前記シンブル付環状部側に位置する端部が前記シンブル付環状部の基部途中部までを被覆する形状に構成したことを特徴とする請求項2記載の屈曲防止用保護キャップ。
  4. 前記キャップ体は、硬質合成樹脂製若しくは硬質合成ゴム製としたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の屈曲防止用保護キャップ。
  5. 前記キャップ体は、前記二個のクランプ管間の前記ロープ合わせ部を被覆する部位が最も肉厚となる筒形状に形成したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の屈曲防止用保護キャップ。
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