JP2958517B2 - 保護キャップ - Google Patents

保護キャップ

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JP2958517B2
JP2958517B2 JP12575597A JP12575597A JP2958517B2 JP 2958517 B2 JP2958517 B2 JP 2958517B2 JP 12575597 A JP12575597 A JP 12575597A JP 12575597 A JP12575597 A JP 12575597A JP 2958517 B2 JP2958517 B2 JP 2958517B2
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JP
Japan
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rope
thimble
protective cap
power lock
fitted
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JP12575597A
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JPH10316356A (ja
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勝通 伊藤
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Itoi Seisakusho KK
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Itoi Seisakusho KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は玉掛け用ロープなど
のロープ端部のシンブル付パワーロック部の損傷を保護
する保護キャップに係わるものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】ロープ
端に設けるアイ部などのロープの止め方には種々の方法
が行われているが、このうちシンブルを介して合わせた
ロープ部に特殊な金属で形成した金属リングをはめて圧
縮止めにするシンブル付パワーロック法による止め方が
広く実施されている。そしてこのシンブル付パワーロッ
ク部に近接したメーンロープ部より金属リングの途中ま
でに、図3のように肉厚の合成樹脂製の保護キャップを
被嵌してロープ掛け中ロープ端部にむき出しになったロ
ープ素線のイライラによる手や指の損傷を保護したり、
ロープ端部やロープの合わせ目から雨水が侵入すること
を排除して危険なロープ素線の発錆を防いでいた。しか
しこの場合、吊り上げ作業中やや傾いた角度でロープを
引っ張った場合など、シンブル付パワーロック部の金属
リングの下端肉径端部とシンブルの上端内径端部がロー
プの外径に当接し、ロープの素線が局部的に伸びてロー
プ部のストランドが緩んでロープがほつれたり、当接が
繰り返されているうちにロープの素線に亀裂が入ったり
切断したりする危険があった。
【0003】発明者は肉厚弾性合成樹脂体で形成した保
護キャップを、シンブルを介して合わせた部分に近接し
たメーンロープ部よりシンブル付パワーロック部の途中
までの部分をくるむように被嵌することにより上記欠点
を解決した保護キャップを提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
【0005】シンブルaを介して合わせたロープ部bを
金属リングcで圧縮止めにしたロープ端部のシンブル付
パワーロック部1の損傷を保護する保護キャップAであ
って、この保護キャップAをロープを合わせた部分に近
接したメーンロープ部2よりシンブル付パワーロック部
1の途中までを肉厚弾性合成樹脂体でくるむように被嵌
して保護できる形状に形成したことを特徴とする保護キ
ャップに係るものである。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を作用効果を
示して実施の一例である図面に基づいて説明する。
【0007】ロープを合わせた部分に近接したメーンロ
ープ部1よりシンブル付パワーロック部1の途中までを
肉厚弾性合成樹脂体で形成した保護キャップAでくるむ
ように被嵌したので、吊り作業中やや傾いた角度でロー
プを引っ張った場合でも金属リングcとシンブルaの上
部とが保護キャップAによりほぼ一体となって傾くので
金属リングcの下端部とシンブルaの上端部がメーンロ
ープの素線に当たることが排除され、メーンロープの素
線に亀裂が入ったり切断したりする危険が防止できると
共に、シンブルaを介して合わせたロープのむき出し端
部が該保護キャップAにより被嵌されているため、ロー
プ端部のイライラが直接手や指などに触れて手や指など
が損傷することが保護され、また、ロープ端部やロープ
の合わせ目より雨水が侵入してロープの素線の発錆を防
止できる。
【0008】
【実施例】添付図面は本発明に好適な実施の一例を図示
したもので、シンブルaを介して合わせたロープ部bを
金属リングcで圧縮止めにしたロープ端部のシンブル付
パワーロック部1の損傷を保護する保護キャップAであ
って、この保護キャップAをロープを合わせた部分に近
接したメーンロープ部2よりシンブル付パワーロック部
1の途中までを肉厚弾性合成樹脂体でくるむように被嵌
して保護できる形状に形成する。
【0009】図示した保護キャップAは肉厚弾性合成樹
脂体の上端部の内径がメーンロープの外径を被嵌し、保
護キャップAの内径の途中がほぼ金属リングcの外径を
被嵌し、これに連設する保護キャップAの下部内形がシ
ンブルaを介して合わせたロープ部bの途中までを被嵌
する形状に形成する。
【0010】玉掛けロープなどを製作するときは、まず
所定長さのメーンロープの両端部に本保護キャップAの
上端部を挿し込み、夫々のメーンロープの両端部をシン
ブルaに巻回してその先端部をメーンロープに合わせ、
この二本のロープをステンレス合金鋼などの特殊金属で
形成した金属リングcをはめて圧縮止めにしてシンブル
付パワーロック部1を形成し、このシンブル付パワーロ
ック部1に保護キャップaを呼び戻してシンブル付パワ
ーロック部1を保護する。
【0011】
【発明の効果】ロープを合わせた部分に近接したメーン
ロープ部よりシンブル付パワーロック部の途中までを肉
厚弾性合成樹脂体で形成した保護キャップでくるむよう
に被嵌したので、吊り作業中やや傾いた角度でロープを
引っ張った場合でも金属リングとシンブルの上部とが保
護キャップによりほぼ一体となりって傾くので金属リン
グの下端部とシンブルの上端部がメーンロープの素線に
当たることが排除され、メーンロープの素線に亀裂が入
ったり切断したりする危険が防止できると共に、シンブ
ルを介して合わせたロープのむき出し端部が該保護キャ
ップにより被嵌されているため、ロープ端部のイライラ
が直接手や指などに触れて手や指などが損傷することが
保護され、また、ロープ端部やロープの合わせ目より雨
水が侵入してロープの素線の発錆を防止できるうえにパ
ワーロック部が直接吊上物に当接して吊上物を傷めるお
それのない実用的で秀れた効果を発揮する玉掛け用のア
イ部のシンブル付パワーロック部の保護キャップとな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の一部を切欠いた正面図であ
る。
【図2】上記の分解斜視図である。
【図3】従来の保護キャップの一部を切欠いた正面図で
ある。
【符号の説明】
1 シンブル付パワーロック部 2 メーンロープ部 A 保護キャップ a シンブル b ロープ部 c 金属リング

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シンブルを介して合わせたロープ部を金
    属リングで圧縮止めにしたロープ端部のシンブル付パワ
    ーロック部の損傷を保護する保護キャップであって、こ
    の保護キャップをロープを合わせた部分に近接したメー
    ンロープ部よりシンブル付パワーロック部の途中までを
    肉厚弾性合成樹脂体でくるむように被嵌して保護できる
    形状に形成したことを特徴とする保護キャップ。
JP12575597A 1997-05-15 1997-05-15 保護キャップ Expired - Lifetime JP2958517B2 (ja)

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