JPH053058A - プラグ付線 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】家庭及び工場などで頻繁に使用するプラグ付線
の構造に新しい機能を追加して取扱い性を向上させると
共に、断線を防止し火災などの危険を防止するプラグ付
線を提供する。 【構成】プラグ付線の内外部にリード線が断線しないた
めの補強体を設け、プラグ母体とリード線が連成しリー
ド線が断線しないように構成し、また、プラグ母体には
鍔等を設ける。 【効果】この発明は主に家庭や工場でのプラグ付線の使
用は一般にプラグ母体を手でつまみプラグ刃を相手差込
み口から抜くことが常識とされているが、プラグ母体が
小さいので、この行為がおこなわれず、プラグ母体でな
くリード線を引き張ってコンセント等からプラグ刃を抜
く行為がおこなわれる。そのため、コード線が長いとこ
ろから引張って外れると非常に便利になる。また、リー
ド線の断線やその為に生じる火災等の発生の危険を防止
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】

【産業上の利用分野】この発明は電気配線接続器である
プラグ付線の苛酷取扱いにおいて、構造を補強補充し安
全性を増して取扱いを便利にするものである。

【従来の技術】プラグ付線のプラグ母体を相手差込み口
に差込み差抜きするには、プラグ母体のみで行うように
なっていた。

【発明が解決しようとする課題】電気配線接続器である
プラグ付線は従来はプラグ母体を手でにぎり相手差込み
口に差込み差抜くことが一般におこなわれているが、プ
ラグ母体が小さいのでうっかりしてコード線を引張るこ
とがある。その際にプラグの刃とリード線の接続部間に
引抜き力がかかる構造であるので、リード線が損傷し電
源が通じなくなったり、リード線の断線部間での電源シ
ョートによるアークで火災をまねく危険もあった。本発
明の目的はプラグ付線を引張っても損傷することなく、
安全性を増したプラグ付線を提供するにある。

【課題を解決するための手段】プラグ付線のプラグの刃
とリード線との接続部間において、プラグの刃とリード
線に張力が加わらないように、プラグの刃とリード線を
接続するプラグ付線に補強体を装備することによって、
コード線、又は、リード線を引張ってプラグ付線が損傷
しないようにしたものである。

【作用】プラグ母体とリード線部間とを補強する補強体
を配備すると、リード線、及び、リード線とプラグの刃
の間には張力が加わらなくなるのでリード線、又は、コ
ード線部分を引張ってもリード線が切れる恐れはなくな
る。

【実施例】本発明を図１で説明すると補強体１の内部、
又は、補強体１の外周に被覆を有したリード線６を設け
る。補強体１とプラグ母体７に設ける補強体１と補強体
２は少なくとも一体に設けて、プラグ母体７はリード線
６とプラグ刃５を保護してプラグ付線の構造を構成す
る。このようにするとリード線６と刃５の接続部分を保
護してリード線６と刃５には引張る力は加わらないよう
補強体１はリード線６が伸びるまえに補強体１に引張力
が加わるようになる。また、補強体１、及び、補強体２
は伸びないような材料を選び引張力は補強体１で受ける
ようにする。このように補強体１の周囲を引張ると引張
力は補強体１の部分に加わるので、リード線６は損傷し
ないので、リード線は断線などを起すことのない安全性
に優れたプラグ付線を得ることができる。図３は図１の
応用実施例を示すもので、リード線６ａと補強体１ａの
外周囲にコード体３ａを設けたもので、コード体３ａは
プラグ母体７ａと連結すると同時にコード体３ａの内部
のリード線６ａは刃５ａとも接続してプラグ付線の構造
を構成する。図３においても図１で説明したように張張
力はリード線６ａに加わらないように補強体１ａを設け
る。補強体１ａは伸びないようなものを使用し刃５ａと
付着し、更にコード線６ａ部分に付着するように設けて
おいて、コード体３ａに引力が加わらず補強体１ａに引
力が加わるようにする。図４は本発明の他の応用例であ
って、図３ではコード体３ａの内部に補強体１ａを設け
たが、図４ではコード線３ｂの外周を補強体１ｂで覆っ
て、補強体１ｂに引張力が加わるようにしておけば補強
体１ｂの部分のどの部分を引張っても引力がコード体３
ｂに加わらないプラグ付線が得られ、プラグ付線の損傷
による人身及び火災などの被害を防止することができ
る。補強体は合成樹脂，金属等で線状に設けることもで
きるが補強体は鎖状に設けることもできる。コード線に
対し補強体をどの程度まで長く設けるかは自由である。
補強体の最端部には凸出部４，４ａ，４ｂ、または、色
表示等で使用者が明らかに判断できるような工夫を施す
ようにする。図４に於いて、プラグ母体７ｂに少なくと
も一体にプラグ母体７ｂの周囲に鍔８等を設けておく
と、補強体１ｂの最端部を引張った時に従来のプラグ母
体ではプラグ母体の刃の部分が飛びはねて顔などに当り
負傷する恐れがあったのを本発明では防止することもで
きる。更に、相手差込み口にプラグ刃を差込んだ時に、
従来は不体裁に見えたので、その部分を鍔等で覆うよう
にすれば、プラグ使用時の美的感覚をよくして、電気器
具のデザインの向上にも役立つことができる。

【発明の効果】この発明のプラグ付線に補強体と鍔等を
設けることによって、従来おこなわれていたプラグ母体
をつまみ引き抜く行為をおこなわずにリード線に補強体
があればどの部分を引張っても事故を未然に防止し、使
用上便利にもなって、更に、電気器具のデザインをよく
することに役立つことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】プラグ付線の要部断面図。

【図２】図１のプラグ付線の側面図。

【図３】図１の応用実施例を示すプラグ付線の要部断面
図。

【図４】図１，図３の他の応用実施例を示すプラグ付線
の要部断面図。

【符号の説明】

１，１ａ，１ｂ，２，２ａ，２ｂ…補強体、３ａ，３ｂ
…コード体、４，４ａ，４ｂ…凸出部、５，５ａ，５ｂ
…刃、６，６ａ，６ｂ…リード線、７，７ａ，７ｂ…プ
ラグ母体、８…鍔。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】プラグ付線において、プラグ母体を相手差
   込み口から引抜くことにおいて、コード体、又は、リー
   ド線に引張力が加わらないように補強体を設けたことを
   特徴とするプラグ付線。
2. 【請求項２】プラグ付線において、プラグ母体とコード
   線を結合することを補強体を用いておこなうことを特徴
   とするプラグ付線。
3. 【請求項３】プラグ付線において、プラグ母体に鍔等を
   設けることを特徴とするプラグ付線。